JPH09162263A - 基板処理装置及びこれに用いる基板搬送装置 - Google Patents

基板処理装置及びこれに用いる基板搬送装置

Info

Publication number
JPH09162263A
JPH09162263A JP33796195A JP33796195A JPH09162263A JP H09162263 A JPH09162263 A JP H09162263A JP 33796195 A JP33796195 A JP 33796195A JP 33796195 A JP33796195 A JP 33796195A JP H09162263 A JPH09162263 A JP H09162263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
arm
arms
processing
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33796195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3539814B2 (ja
Inventor
Masanao Matsushita
正直 松下
Yoshimitsu Fukutomi
義光 福冨
Masaki Iwami
優樹 岩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP33796195A priority Critical patent/JP3539814B2/ja
Publication of JPH09162263A publication Critical patent/JPH09162263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3539814B2 publication Critical patent/JP3539814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの処理部のうちの少なくとも一方の処理
部の基板支持高さを調節することにより基板の入替え搬
送に要する高さ調節を効率よく行なって、装置のスルー
プットを向上させることができる基板処理装置を提供す
る。 【解決手段】 基板冷却部CPの支持ピン22は、第2
のエアシリンダ32を駆動することによって基板Wを冷
却処理する基板処理位置H1 から第1の待機位置H2
上昇される。この状態において、第3のエアシリンダ3
3を駆動することにより第1の待機位置H2 から、基板
搬送部の2つのアームの上下方向の配設間隔である所定
間隔の2倍だけ隔てた第2の待機位置H3 に上昇され
る。これらの第1の待機位置H2 と第2の待機位置H3
に支持ピン22の高さを調節することによりアームの位
置関係が入替えられたときのギャップを相殺する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、フ
ォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基
板、光ディスク用の基板等の基板に対して処理液を塗布
するなどの一連の処理を施す基板処理装置及びこれに用
いる基板搬送装置に係り、特に、2つの処理部に載置さ
れた2枚の基板を入替え搬送する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板処理装置として、例
えば、特開平7-201950号公報に記載されているような装
置が挙げられる。この装置は、熱処理された基板を所定
温度にまで冷却する基板冷却部と、冷却された基板に対
して処理液を塗布するための基板塗布部とからなる2つ
の処理部と、基板冷却部と基板塗布部に載置された2枚
の基板を入替え可能な基板搬送部とを備えている。この
装置の要部を示す平面図を図11に示し、以下に説明す
る。
【0003】図中、符号100は基板処理装置であり、
基板冷却部CPと基板塗布部SCとの間には基板冷却部
CPや基板塗布部SCに載置されている2枚の基板を入
替え可能に構成された基板搬送部TCを備えている。な
お、図12(a),(b)の模式図に示すように、基板
塗布部SCはその基板支持高さH0 (スピンチャックの
位置)が固定であるが、基板冷却部CPはその基板支持
高さが支持ピン110を昇降することにより、基板を冷
却する基板処理位置H1 と基板を受け渡す待機位置H2
とにわたり調節可能に構成されている。
【0004】また、基板搬送部TCは、図11の平面図
に示すように水平方向(図中の左右方向)に移動可能に
構成されており、図示しない他の基板熱処理部や基板冷
却部、基板塗布部などに対してもアクセス可能に構成さ
れている。この基板搬送部TCは、それぞれ基板を支持
するためのCの字状の基板支持部を有する2つのアーム
A1,A2を備えており、これらは上下方向に所定の間
隔dを隔てて、かつ、同じ方向に伸縮可能に配設されて
いる(図12(a))。これらのアームA1,A2は、
同じ方向に向かって交互に伸長/収縮するように構成さ
れており、例えば、まず、下側のアームA2を基板冷却
部CPに伸長させ、所定高さだけ基板搬送部TCを上昇
させて基板を受け取って、下側のアームA2を収縮さ
せ、基板搬送部TCを反対側に旋回させた後に、基板塗
布部SCに対して上側アームA1を伸長させ、所定高さ
だけ基板搬送部TCを上昇させて、基板塗布部SCの基
板を受け取って、上側のアームA1を収縮させることに
より、両処理部SC,CPから2枚の基板を受け取る。
次いで、基板冷却部CPから受け取った基板を保持して
いる下側のアームA2を伸長させ、所定高さだけ基板搬
送部TCを下降させて基板を基板塗布部SCに渡し、下
側のアームA2を収縮させ、基板搬送部TCを再び反対
側に旋回させた後に、基板冷却部CPに上側アームA1
を伸長させて、所定高さだけ下降させて基板を渡すこと
により基板冷却部CPと基板塗布部SCとの間で2枚の
基板を入替えることができるようになっている。
【0005】次に図12ないし図16を参照して、この
ように構成された基板処理装置100の動作について説
明する。なお、図12(a)に示すように、第1の基板
1は既に基板塗布部SCにおいて処理が完了してお
り、第2の基板W2 は既に基板冷却部CPにおいて冷却
処理が完了しており、さらに基板搬送部TCの2つのア
ームA1,A2はそれぞれ収縮した状態にあるものとし
て説明する。
【0006】基板冷却部CPは、その支持ピン110を
突出させることにより、基板処理位置H1 にあった基板
2 を待機位置H2 に上昇させる(図12(b))。基
板搬送部TCが下側のアームA2を伸長させると、その
アームA2は基板W2 の下面に進出する(図12
(c))。この状態で基板搬送部TCを所定距離L1
け上昇させ(図13(a))、その後にアームA2を収
縮させると基板W2 は基板冷却部CPから搬出される
(図13(b))。その状態で回転中心Pを軸にして基
板搬送部TCを旋回させることにより両アームA1,A
2を反対方向に向ける(図13(c))。そして、基板
搬送部TCを所定高さL2 だけ下降させ(図13
(d))、アームA1を伸長させることにより塗布処理
を終えた基板W1 の下面に進出させる(図14
(a))。この状態で基板搬送部TCを所定高さL3
け上昇させ(図14(b))、その後にアームA1を収
縮させると基板W1 は基板塗布部SCから搬出される
(図14(c))。
【0007】次に、基板W2 を支持しているアームW2
を基板塗布部SCに向けて伸長させ(図14(d))、
所定高さL4 だけ基板搬送部TCを下降させることによ
り、基板W2 を基板塗布部SCに載置する(図14
(e))。アームA2を収縮させ(図15(a))、そ
の後に再び基板搬送部TCを回転中心Pを軸にして反対
方向に旋回させる(図15(b))。この状態で基板W
1 を支持しているアームA1を伸長させ(図15
(c))、基板搬送部TCを所定高さL5 だけ下降させ
ることにより基板W1 は待機位置H2 にある基板冷却部
CPの支持ピン110に載置される(図15(d))。
【0008】基板搬送部TCの両アームA1,A2を収
縮させるとともに、処理を終えた基板W1 は、基板冷却
部CPの支持ピン110に支持された状態で、図示しな
い他の基板搬送部により新たな基板W3 と交換される
(図16(a))。そして、支持ピン110が下降され
て基板W3 が冷却される処理位置H1 に載置されて冷却
処理が開始される(図16(b))。基板塗布部SCに
よる基板W2 に対する塗布処理が終了した後、再度上記
の処理を繰り返し行なうために基板搬送部TCが所定距
離L6 だけ上昇される(図16(b))。この上昇され
る所定距離L6 は、基板冷却部CPの処理位置H1 と待
機位置H2 との間隙にアームA2が進出可能となる高さ
に相当する距離である。そして、図12(a)に示した
状態から繰り返し実行することにより、順次に基板を処
理するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、塗布処理部SCにおける塗布処理が終
了した時点(図16(b))において、処理が終了した
基板W2 と基板W3 とを入替え搬送するために基板搬送
部TCの高さを所定距離L6 だけ調節する必要があるの
で、処理が終了した両基板W2 ,W3 を入替えて搬送す
るまでに空き時間が生じる。この空き時間は、順次に基
板を処理する際には無駄な時間となるので、基板処理装
置100のスループットが低下するという問題点があ
る。
【0010】また、この基板処理装置100の備えてい
る基板搬送部TCは、その両アームA1,A2が同じ方
向に向けて配設されているので、2つの処理部SC,C
P間で基板をほぼ同時に受渡すことができず、基板搬送
部TCの昇降回数や、基板搬送部TCのアームの伸縮回
数が増加して、基板の入替え搬送の工程数が極めて多く
なるという問題点がある。その結果、やはり上記と同様
に、基板処理装置100のスループットが低下するとい
う問題点がある。
【0011】また、このような基板処理装置100に用
いる基板搬送部(基板搬送装置)TCとしては、上述し
た問題点を回避するものとして、例えば、特開平4-2581
48号公報に記載されるものが提案されている。この基板
搬送装置TCは、図17の平面図に示すように、Cの字
状の基板支持部を有する2つのアームA1,A2が、互
いに逆方向に進退可能に、それぞれ異なる揺動軸P1
2 に取り付けられている。また、基板搬送装置TC自
体は、水平移動可能に(図中の上下方向)、かつ、回転
中心Pを軸として旋回可能に構成されている。そして、
両アームA1,A2をそれぞれの揺動軸P1 ,P2 を軸
として揺動することにより、基板搬送装置TC上の退避
位置(図中の二点鎖線)からその反対側に位置する基板
受渡し位置(図中の実線)に両アームA1,A2を進出
させ、所定高さ上昇(または下降)させることにより、
2つの処理部との間で2枚の基板をほぼ同時に受渡すこ
とができ、基板入替え搬送の工程数を低減することがで
きるように構成されている。
【0012】しかしながら、このように構成された基板
搬送装置TCは、揺動軸P1 ,P2を軸として揺動する
ので、それらの軸からある一定の長さを有する両アーム
A1,A2の先端部分での位置合わせ精度が必然的に悪
くなり、基板搬送時に重要となる先端部分での各処理部
との位置合わせが困難となるか、あるいは、その位置合
わせ精度を補うために両アームA1,A2の揺動による
位置合わせを低速で行う必要が生じて、搬送に係る工程
数を低減することはできても位置合わせのために基板搬
送のスループットが低下するという問題点がある。
【0013】さらに、この基板搬送装置TCは、両アー
ムA1,A2が揺動によって各処理部に対して進退する
ように構成されているので、図17から明らかなよう
に、各処理部の開口部へは斜め方向から両アームA1,
A2の各々の基板支持部が進退することになり、そのた
め各処理部への進退時に要する平面視での開口幅を大き
くする必要があるという問題点がある。
【0014】したがって、たとえ、このように構成され
た基板搬送装置TCを基板処理装置100に用いたとし
ても、基板搬送装置100のスループットを向上させる
には到らず、さらに、基板処理装置100の各処理部の
開口幅を大きくする改造が必要となって、上記のように
構成された基板搬送装置TCを上記基板処理装置100
に用いるのは不適切である。因みに、処理部の開口幅を
余分に拡げることは、基板搬送時におけるパーティクル
の進入や、熱雰囲気の保持性という点において問題とな
ることがある。
【0015】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、2つの処理部のうちの少なくとも一方
の処理部の基板支持高さを調節することにより基板の入
替え搬送に要する高さ調節を効率よく行なって、装置の
スループットを向上させることができる基板処理装置を
提供することを目的とする。
【0016】また、本発明の他の目的は、2つのアーム
を上下方向に積層して互いに異なる基板受渡し位置に直
線的に進退させることにより、基板搬送のスループット
を向上させることができて基板処理装置に用いるのに好
適な基板搬送装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の基板処理装置は、基板に所定の処
理を施す2つの処理部の間に配設され、前記2つの処理
部に載置されたそれぞれの基板を入替え可能な基板搬送
部を備えている基板処理装置において、前記基板搬送部
は、それぞれ基板を支持するための2つのアーム(上側
アームと下側アーム)が上下方向に所定間隔を隔てて配
設され、前記2つの処理部に対して前記両アームを伸長
させるとともに両アームを上昇(または下降)させて収
縮させた後、前記2つのアームの位置関係を入替えて両
アームを伸長させるとともに下降(または上昇)させて
収縮させる一連の動作を行なうことにより基板を前記2
つの処理部の間で入替え可能に構成され、前記2つの処
理部のうち少なくとも一方の処理部は、基板を処理する
際の基板処理位置と、前記基板処理位置より上に位置す
る第1の待機位置と、前記所定間隔とほぼ同じだけ前記
第1の待機位置より上に位置する第2の待機位置とにわ
たって基板を支持する高さを調節可能に構成されている
とともに、前記基板搬送部の両アームの伸長/収縮動作
および上昇/下降動作を制御するとともに、前記処理部
の基板支持高さを、基板処理位置と第2の待機位置とに
わたって調節する制御部を備えていることを特徴とする
ものである。
【0018】また、請求項2に記載の基板処理装置は、
請求項1に記載の基板処理装置において、前記2つの処
理部は、熱処理された基板を所定温度にまで冷却する基
板冷却部と、基板に薬液を供給して薬液処理を行う薬液
処理部とから構成されるとともに、前記基板冷却部は、
その支持ピンの高さが、基板を冷却するための基板処理
位置と、冷却した基板を前記基板搬送部に渡すための第
1の待機位置と、基板を前記基板搬送部から受け取るた
めの第2の待機位置とにわたって調節可能に構成されて
いることを特徴とするものである。
【0019】また、請求項3に記載の基板搬送装置は、
先端部にそれぞれ基板支持部を有する第1のアームと第
2のアームとを備え、前記両アームが退避位置と基板受
渡し位置とにわたって進退する基板搬送装置であって、
前記第1のアームおよび前記第2のアームをそれぞれ上
下方向に異なる高さで支持するアーム支持台と、前記ア
ーム支持台を水平面内で旋回駆動する旋回駆動手段と、
前記第1のアームおよび前記第2のアームを、前記アー
ム支持台上の退避位置と、前記アーム支持台上から離れ
た、それぞれ異なる基板受渡し位置とにわたってそれぞ
れ直線的に進退駆動する進退駆動手段と、前記進退駆動
手段を介して前記両アームを共に前記退避位置に退避さ
せた状態にて、前記旋回駆動手段を介して前記アーム支
持台を旋回させる旋回制御手段と、を備えていることを
特徴とするものである。
【0020】また、請求項4に記載の基板搬送装置は、
請求項3に記載の基板搬送装置において、前記進退駆動
手段は、前記第1のアームおよび前記第2のアームを、
前記退避位置と、この退避位置を挟んだ反対方向の基板
受渡し位置とにわたってそれぞれ直線的に進退駆動する
ことを特徴とするものである。
【0021】
【作用】請求項1に記載の基板処理装置に係る発明の作
用は次のとおりである。基板搬送部は、制御部の制御に
よって2つのアームをほぼ同時に伸長するととともに、
両アームを上昇させ、例えば、一方の処理部に載置され
ている基板(第1の基板)を上側アームに移載し、他方
の処理部に載置されている基板(第2の基板)を下側ア
ームに移載する。そして両アームを収縮させる。次い
で、2つのアームの位置関係を入替えて両アームを伸長
させるとともに下降させ、両アームを収縮させることに
より、上側アームから他方の処理部に第1の基板を移載
し、下側アームから一方の処理部に第2の基板を移載す
ることができる。
【0022】このとき上側アームと下側アームとは上下
方向に所定間隔を隔てて配設されているために両アーム
の位置関係が入替わったときには、それぞれのアームの
高さが所定間隔だけ変位することになる。例えば、一方
の処理部には上側アームから下側アームに代わっている
ので、その処理部からみると所定間隔だけアームの高さ
が下降しており、他方の処理部には下側アームから上側
アームに代わっているので、その処理部からみると所定
間隔だけアームの高さが上昇していることになる。この
アーム高さの変位を、少なくとも一方の処理部の基板支
持高さを調節することによって相殺する。具体的には、
少なくとも一方の処理部の基板支持高さを、基板の処理
を行なう基板処理位置と、基板処理位置よりも上に位置
する第1の待機位置と、第1の待機位置よりも上に位置
する第2の待機位置とにわたって調節する。これにより
両アームの位置関係を入替えた際に生じるアーム高さの
変位を基板支持高さを調節することにより相殺すること
ができる。したがって、順次に基板を処理する際に、基
板搬送部の高さを再度調節することなく処理部の基板支
持高さを調節するだけで次の基板の入替え搬送を行なう
ことができ、効率よく基板入替えを行なうことができ
る。
【0023】また、請求項2に記載の基板処理装置に係
る発明の作用は次のとおりである。2つの処理部は、基
板に対する薬液処理の前処理である熱処理を施された基
板を所定温度にまで冷却するための基板冷却部と、冷却
された基板に対して薬液を供給して薬液処理を行う薬液
処理部とによって構成され、これらの間に位置する基板
搬送部により基板が順次に入替えられて順次に基板に薬
液の処理が施される。その基板冷却部は、基板を受け渡
す際の支持ピンの高さが、基板を冷却処理するための基
板処理位置と、冷却した基板を基板搬送部に渡すための
第1の待機位置と、基板を基板搬送部から受け取るため
の第2の待機位置とにわたって調節されるようになって
いる。したがって、基板入替え時に生じるアーム高さの
変位が基板冷却部の支持ピンの高さを調節することによ
り吸収されて、基板冷却部により冷却処理された基板と
薬液処理部により薬液処理された基板とを効率良く入替
えることができる。
【0024】また、請求項3に記載の基板搬送装置に係
る発明の作用は次のとおりである。上下方向に異なる高
さでアーム支持台に配設されている第1のアームおよび
第2のアームを、進退駆動手段によりそれらの退避位置
からそれぞれ異なる基板受渡し位置に直線的に進出さ
せ、2つの処理部にあるそれぞれの基板をほぼ同時にあ
るいは一定の時間差をもって一度に受け取ることができ
る。そして、旋回制御手段により進退駆動手段を介して
両アームを退避位置に移動させた後、旋回駆動手段を介
してアーム支持台を旋回させることにより、両アームの
位置関係を入れ換える。その後、進退駆動手段により両
アームを2つの処理部のそれぞれ異なる基板受渡し位置
に直線的に進出させ、2つの処理部に対してほぼ同時あ
るいはある一定の時間差をもって一度に基板を載置する
ことにより基板を入替え搬送することができる。そし
て、進退駆動手段により両アームを直線的に収縮させて
退避位置に退避させた後、2つの処理部の処理が完了し
たことに基づいて、再度上記の動作を繰り返す。このよ
うに2つの処理部のそれぞれ異なる基板受渡し位置に両
アームを進退させることにより、ほぼ同時あるいはある
一定の時間差をもって一度に2枚の基板を受渡しするこ
とができ、同じ方向に両アームが配設されている場合に
比較して昇降回数やアームの伸縮回数を低減できて、工
程数を少なくすることができる。また、進退駆動手段
は、両アームを直線的に進退駆動するので、それらを受
け入れる基板処理部の平面視における開口幅は、少なく
とも両アームの基板支持部の平面視における幅だけあれ
ばよく各処理部の開口部幅を拡げるなどの改造は不要で
あり、さらに、直線的に駆動するので揺動駆動する場合
に比較してそれらの先端部分における位置合わせ精度を
向上させることができる。
【0025】また、請求項4に記載の基板搬送装置に係
る発明の作用は次のとおりである。すなわち、第1のア
ームおよび第2のアームを、退避位置と、この退避位置
を挟んだ反対方向の基板受渡し位置とにわたって、すな
わち、ほぼ対向する位置にある2つの処理部にそれぞれ
直線的に進退駆動することにより、ほぼ同時あるいはあ
る一定の時間差をもって一度に2枚の基板を受け取るこ
とができるとともに、さらに旋回制御手段により旋回駆
動手段を介してアーム支持台を反対方向に向けて旋回さ
せることにより、両アームの位置関係を入替え、その状
態で両アームを進退させることにより2つの処理部にほ
ぼ同時あるいはある一定の時間差をもって一度に2枚の
基板を渡すことができる。したがって、基板搬送に係る
工程数を少なくすることができるとともに、2枚の基板
の入替え搬送における旋回制御手段による制御を簡略化
することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1および図2を参照し、基板に対
して一連の処理を施す基板処理装置について説明する。
なお、図1は基板処理装置の概略構成を示す平面図であ
り、図2は基板処理装置の概略縦断面図である。
【0027】図中、符号1は基板処理装置を示し、複数
枚の基板Wが収容されたカセット2はインデクサID上
に載置されるようになっている。インデクサIDにカセ
ット2が載置されるとカセット2から順次に基板Wが取
り出され、処理部群3,4に含まれる各処理部に循環搬
送されて一連の処理が自動的に行なわれるようになって
いる。処理部群3,4は、ほぼ並行して2列に配置され
ている。
【0028】処理部群3,4を挟んだインデクサIDの
対向位置には、循環の途中において基板Wをステッパー
などの外部装置と受け渡すために利用されるインターフ
ェイスIFBが配設されている。処理部群3は、基板に
熱処理を施す基板熱処理部HP(図2参照)および熱処
理された基板を冷却する基板冷却部CP1〜CP3を含
み、処理部群4は、熱処理以外の処理のみ、具体的に
は、基板に処理液(例えば、フォトレジスト液)を塗布
する基板塗布部SCや、ステッパーによる露光を終えた
基板の現像を行なう基板現像部SD1,SD2を含む。
なお、基板塗布部SCと基板現像部SD(1,2)は、
本発明の請求項2に記載の薬液処理部に相当する。ま
た、処理部群3は、図2に示すように、基板冷却部CP
1の上方に積層配置されており、装置の占有面積を抑制
している。
【0029】搬送ロボットTHは、処理部群3との基板
搬送のために配設されており、熱処理を行なう基板熱処
理部HP及び基板冷却部CP1〜CP3のみにアクセス
する。この搬送ロボットTHは、インデクサID付近か
らインターフェイスIFBまでの区間において処理部群
3に沿って移動可能に配設されており、さらに上下方向
に対しても移動可能に構成されている。
【0030】本発明の基板搬送部(基板搬送装置)に相
当する搬送ロボットTCは、処理部群3の各基板冷却部
CP1〜CP3と処理部群4との間での基板の入替え搬
送を行なうために配設されている。この搬送ロボットT
Cは、インデクサIDからインターフェイスIFBまで
の区間において、処理部群3,4に沿って移動可能に配
設されている。また、搬送ロボットTCは、互いにほぼ
同時に反対方向に進退可能な2つのアームA1,A2を
備えており、それぞれの先端部には基板を支持するため
のCの字状の基板支持部を有している。さらに、この搬
送ロボットTCは、後述するように、昇降も可能に構成
されるとともに垂直軸P周りの旋回も可能に構成されて
いる。
【0031】なお、インデクサIDおよびインターフェ
イスIFB内に設けられている各ロボット5は、インデ
クサID上のカセット2と搬送ロボットTHとの間、お
よび搬送ロボットTHとインターフェイスIFBとの間
で基板Wを受け渡す際にその中継ぎ搬送のために配設さ
れているものである。
【0032】このように構成された基板処理装置におい
ては、搬送ロボットTHと搬送ロボットTCとは直接的
には基板を受け渡すことがなく、基板冷却部CP1の受
渡し部6(図2を参照)を介して冷却処理を行った上で
間接的に基板を受け渡すように構成されており、熱処理
を行なう基板熱処理部HPに搬送ロボットTHがアクセ
スした際の熱が搬送ロボットTCに伝導することがない
ように構成されている。これにより搬送ロボットTCが
処理液を塗布された基板を搬送する際に、搬送ロボット
THから伝導した熱が基板に加わってその後の露光処理
などに悪影響を及ぼすことがないようになっている。
【0033】次に、図3を参照して、搬送ロボットTC
について説明する。なお、図3は、この搬送ロボットT
Cの駆動系を示す断面図である。
【0034】搬送ロボットTCは、箱状のフレーム10
を有しており、このフレーム10が図示しない昇降機構
および本発明の旋回駆動手段に相当する旋回機構によっ
て昇降および旋回可能に構成されている。なお、昇降機
構および旋回機構に関しては、従来から用いられている
周知の機構によって構成されているので、図示について
は省略している。フレーム10の上面には、対向して配
置されている各処理部群3,4に向かうように長細形状
の開口11が形成されている。これらの開口11には、
2つのアームA1,A2の基端部にその上端部付近が連
結された2つの可動支柱12が緩挿されている。可動支
柱12は、ガイドレール13に支持され、これに摺動し
つつ移動するようになっており、その底部は駆動ワイヤ
ー14の一部位に接続されている。なお、フレーム10
と、可動支柱12と、ガイドレール13とは、本発明に
おけるアーム支持台に相当する。
【0035】上記の駆動ワイヤー14は、2つの従動プ
ーリ15に張設されるとともに主動プーリ16に巻かれ
ている。主動プーリ16はモータ17によって回転駆動
されるようになっており、これによって可動支柱12が
従動プーリ15の間を移動してアームA2を進退駆動
(図中の実線が伸長した状態であり、二点鎖線が収縮し
た状態を示す)するようになっている。また、アームA
1とアームA2のそれぞれの開口11は、図1の平面図
に示すように、それらが収縮した際に他方の支柱12と
アームおよびそのCの字状の基板支持部とが干渉しない
ように、中心を挟んで両端側に形成されている。なお、
駆動ワイヤー14と、2つの従動プーリ15と、主動プ
ーリ16と、モータ17とは、本発明における進退駆動
手段に相当するものである。また、図1中に実線で示し
た伸長状態および二点鎖線で示した収縮状態は、それぞ
れ本発明における基板受渡し位置および退避位置に相当
する。
【0036】アームA1は、アームA2と同様な駆動機
構を備えているが、アームA2とは逆方向に進退駆動す
るようになっている。また、アームA1とアームA2
は、それぞれ可動支柱12の高さが異なっており、アー
ムA1はアームA2よりも所定間隔dだけ高くなるよう
に設けられている。なお、アームA1およびアームA2
は、本発明における上側アームと下側アームおよび第1
のアームと第2のアームに相当する。搬送ロボットTC
が処理部群3,4に沿って移動する際や、搬送ロボット
TCが両アームA1,A2の位置関係を入れ替えるため
に旋回する際には、図1の二点鎖線で示すように、両ア
ームA1,A2を収縮した状態で移動および旋回するよ
うになっている。これにより搬送ロボットTCの移動に
必要な基板処理装置1上のスペースを抑制することがで
き、基板処理装置1の省スペース化に寄与することがで
きる。
【0037】次に、図4を参照して、基板冷却部CP
(CP1〜CP3)について説明する。なお、図4は、
この基板冷却部CPの縦断面図を示している。
【0038】図中、符号20は、電子冷却による水冷ジ
ャケットを有するアルミプレートであり、基板Wを所定
温度(例えば、室温)にまで冷却する機能を有する。こ
のアルミプレート20の上面には平面視で正三角形をな
すように3つのボール21が埋め込まれており、その上
端部はアルミプレート20上面から若干突出するように
埋め込まれている。すなわち、このアルミプレート20
に基板Wは密着することがなく、微小な間隙をおいて冷
却される、いわゆるプロキシミティー式の冷却方式であ
る。これらのボール21の上端部は基板を冷却するため
の処理位置H1に相当する。
【0039】アルミプレート20のボール21の近辺に
は、これらと重複しないように、平面視で正三角形の頂
点の位置関係で3本の支持ピン22が昇降可能に配設さ
れている。これらの支持ピン22は、下端部を環状の連
結部材23によって連結されており、3本の支持ピン2
2は同時に昇降するようになっている。アルミプレート
20は、連結部材23の開口を通る支柱24によってそ
の中央部付近を支持されている。アルミプレート20
は、その周囲を、処理雰囲気を保持する容器25によっ
て囲われており、その上部には窒素などの不活性ガスを
供給するためのガス供給部26が形成されている。この
ガス供給部26から供給された不活性ガスは、アルミプ
レート20の下方であって、容器25の側面に形成され
た排気口27を通って排気される。基板の冷却処理の際
にはガス供給部26から不活性ガスが供給されて排気口
27を介してパージされるようになっている。
【0040】容器25の側面であって搬送ロボットTC
側(図の左側)には、基板を搬送するための開口28が
形成されている。なお、上述した搬送ロボットTCの両
アームA1,A2は、直線的に進退駆動されて開口28
を通って進退することになるので、開口28の平面視に
おける開口幅は少なくとも上記のアームA1,A2の平
面視における幅だけあればよい。また、開口28の反対
側であって搬送ロボットTH側(図の右側)には、開閉
自在の開口29が形成されている。この開口29の内側
には、シャッター30が昇降可能に配設されている。シ
ャッター30は、その下端部が水平方向に曲げられて第
1のエアシリンダ31のロッドに連結されている。熱処
理に係わる搬送ロボットTH側に開閉自在の開口29を
設けていることにより、熱を分離して冷却雰囲気を保つ
ことができる。また、シャッター30の水平方向に曲げ
られた部分の近傍には、連結部材23の押し上げにより
支持ピン22を上昇させるための、2段で構成された第
2および第3のエアシリンダ32,33が独立して配設
されている。
【0041】このように構成された基板冷却部CPは、
第1のエアシリンダ31のロッドを伸長させることによ
り開口29を開放させて、この開口29を通して搬送ロ
ボットTHとの間で基板Wの受け渡しを行う。また、第
2のエアシリンダ32のロッドにより連結部材23を押
し上げ、支持ピン22を、基板処理位置H1 から第1の
待機位置H2 へと上昇させる。また、この状態で第3の
エアシリンダ33のロッドを伸長させることにより、さ
らに連結部材23を押し上げ、支持ピン22を、第1の
待機位置H2 から第2の待機位置H3 へと上昇させる。
また、上記の順序とは逆の順序で各エアシリンダのロッ
ドを収縮させることにより、第2の待機位置H3 から第
1の待機位置H2 を経て基板処理位置H1 へと支持ピン
22を下降させることができる。
【0042】なお、第1の待機位置H2 と第2の待機位
置H3 との間隔は、搬送ロボットTCが旋回した際に生
じる両アームA1,A2の高さ方向の変位を相殺するた
めに、上述したアームA1とアームA2との所定間隔d
に対して2dの間隔であることが好ましい。具体的に
は、第1の待機位置H2 は基板処理位置H1 から約13
mmの位置であり、第2の待機位置H3 は基板処理位置
1 から約33mmの位置である。よって第1の待機位
置H2 と第2の待機位置H3 との間隔は、約20mmで
ある。なお、これらの間隔は、アームA1とアームA2
との所定間隔dや、両アームA1,A2の先端部に形成
されている基板支持部の厚さ、あるいは基板塗布部SC
のスピンチャック40と基板冷却部CPの支持ピン22
との上下方向の位置関係や、基板Wを搬送ロボットTH
と基板塗布部SCおよび基板冷却部CPとの間で移載す
る際の昇降量などを勘案して設定されるものである。
【0043】また、基板塗布部SCは、図2に示すよう
に、高さ方向の位置が固定の、基板Wを吸着支持するス
ピンチャック40が回転モータに取り付けられており、
その周囲を処理液の飛散を防止する、昇降可能に構成さ
れた飛散防止カップ41によって囲われている。
【0044】上述した搬送ロボットTC、基板冷却部C
P1、基板塗布部SCは、図5に示すように、制御部5
0によって統括制御されるようになっており、制御部5
0はメモリ51に記憶されている循環経路や各処理部に
おける処理手順に基づいて各部の動作を後述するように
制御する。また、搬送ロボットTHや他のロボットも制
御部50によって制御されるようになっている。なお、
制御部50は、上述した搬送ロボットTCのモータ17
の回転制御も行っており、モータ17の回転を制御して
両アームA1,A2(第1のアームおよび第2のアー
ム)を退避位置に移動させた際に、図示しない旋回機構
(旋回駆動手段)を介してフレーム10(アーム支持
台)を旋回するようになっており、本発明における旋回
制御手段に相当するものである。
【0045】次に、図6ないし図10を参照して、基板
塗布部SCおよび基板冷却部CP1の2つの処理部と搬
送ロボットTCにおける基板の入替え搬送について詳細
な説明を行なう。なお、図6(a)に示すように、搬送
ロボットTCの各アームA1,A2は収縮した状態(退
避位置)にあり、基板塗布部SCには既に塗布処理を終
えた第1の基板W1 がスピンチャック40に載置され
(基板処理位置H0 )、基板冷却部CP1には既に冷却
処理を終えた第2の基板W2 が載置(基板処理位置
1 )されているものとして説明を始める。
【0046】まず、制御部50は、基板冷却部CP1の
第2のエアシリンダ32を動作させて支持ピン22を上
昇させる。これにより基板W2 は、第1の待機位置H2
に上昇される(図6(b))。
【0047】次いで、制御部50は、搬送ロボットTC
のモータ17を回転駆動して両アームA1,A2を伸長
させる。これによりアームA1は、基板処理部SCのス
ピンチャック40に支持されている第1の基板W1 の下
方に進出し、アームA2は、基板冷却部CP1の基板処
理位置H1 と第1の待機位置H2 との間隙に進出する
(図7(a))。すなわち、両アームA1,A2は、そ
れぞれの基板受渡し位置にほぼ同時に進出する。
【0048】この状態で制御部50は、図示しない昇降
機構を駆動して、搬送ロボットTCを上昇させる(図7
(b))。これにより第1の基板W1 は、スピンチャッ
ク40からアームA1に移載され、第2の基板W2 は、
第1の待機位置H2 にある支持ピン22からアームA2
に移載される。
【0049】次いで、制御部50は、モータ17を回転
駆動して両アームA1,A2を収縮させる。これにより
両アームA1,A2は、搬送ロボットTC上の退避位置
に退避する(図8(a))。さらに、制御部50は、図
示しない旋回機構を駆動して搬送ロボットTCを水平面
内で回転中心Pを中心に回転駆動し、両アームA1,A
2の位置関係を入替えるとともに、搬送ロボットTHを
アームA1が第2の待機位置H3 より高く位置するよう
に上昇させる。また、その際に基板冷却部CP1の第3
のエアシリンダ33のロッドを伸長させて、支持ピン2
2を上昇させる。これにより支持ピン22は、第1の待
機位置H2 より上に位置する第2の待機位置H3 に上昇
される(図8(b))。
【0050】この状態で搬送ロボットTCの両アームA
1,A2を伸長させると(図9(a))、冷却処理を終
えた第2の基板W2 はアームA2によってスピンチャッ
ク40(基板処理位置H0 )の若干上方の基板受渡し位
置に移動され、塗布処理を終えた第2の基板W2 はアー
ムA1によって第2の待機位置H3 の若干上方の基板受
渡し位置に移動される。そして、搬送ロボットTCを下
降することにより、第2の基板W2 はアームA2からス
ピンチャック40に移載され、第1の基板W1はアーム
A1から第2の待機位置H3 にある支持ピン22上に移
載される(図9(b))。このときの基板搬送部TCの
下降は、基板冷却部CP1の支持ピン22の高さが、基
板搬送部TCの旋回動作(図8(b))とともに第2の
待機位置H3 に調節されて、旋回動作に伴って生じるア
ームA1,A2の上下方向の変位(間隔)が相殺されて
いるので、長い距離を下降することなく上昇(図6
(b))した距離と同じ距離だけ下降すればよい。した
がって、基板搬送部TCの昇降動作を効率的に行なうこ
とができる。また、両アームA1,A2が互いに反対方
向に向けて進退するように構成されているので、ほぼ同
時に基板塗布部SCと基板冷却部CP1に対してアクセ
スすることができて、基板の入替え搬送の工程数を少な
くすることができる。
【0051】次いで、搬送ロボットTCの両アームA
1,A2を収縮する。このとき基板冷却部CP1には、
熱処理を終えた新たな基板(第3の基板)W3 を搬送ロ
ボットTHが支持して図中の右側から進入し、第2の待
機位置H3 にある第2の基板W2 を受け取るとともに、
第3の基板W3 を支持ピン22の上に移載する(図10
(a))。
【0052】制御部50は、搬送ロボットTCを回転中
心Pで旋回駆動し、両アームA1,A2の位置関係を再
度入替え、基板塗布部SCのスピンチャック40を回転
駆動して塗布処理を開始するとともに、基板冷却部CP
1の支持ピン22を下降させ、第3の基板W3 を基板処
理位置H1 に移動して冷却処理を開始する(図10
(b))。そして、図6(a)に示す状態から再度実行
することにより、順次に基板を処理してゆくことができ
る。
【0053】搬送ロボットTCの2つのアームA1,A
2とは、上下方向に所定間隔dだけずれた状態で配設さ
れているので、基板W1 ,W2 を受け取ったアームA
1,A2の位置関係を入替えることにより、各処理部S
C,CP1からみるとアーム高さが所定間隔dだけ変位
したことになるが、基板冷却部CP1の支持ピン22の
高さを2dの間隔分調節することにより変位を相殺する
ことができる。したがって、搬送ロボットTCの昇降距
離を短くすることができるとともに、基板の入替え搬送
を開始する初期の状態(図8(a))にするために、従
来例のように下降した搬送ロボットTCを再度上昇させ
る必要がなく、初期の状態から動作を行なうことができ
る。その結果、搬送ロボットTCの昇降動作に無駄がな
くなり、基板の入替え搬送を効率良く行なうことがで
き、順次に基板の処理を行なう際に基板処理装置1のス
ループットを向上させることが可能となる。
【0054】また、搬送ロボットTCの両アームA1,
A2は互いに反対方向に向けて配設されているので、ほ
ぼ同時に2つの処理部(基板塗布部SC,基板冷却部C
P1)に対してアクセスすることができる。したがっ
て、従来例として挙げた同じ方向に両アームが配設され
ている場合に比較して、搬送ロボットTCの昇降回数
と、アームの伸縮回数を大幅に少なくすることができ
る。因みに、従来例として挙げた図11の装置では、昇
降回数(上昇/下降のそれぞれを1回とする)が6回、
アームの伸縮回数(伸長/収縮のそれぞれを1回とす
る)が8回必要であるが、その一方、本実施例に係る搬
送ロボットTC(基板搬送装置)では、昇降回数が2回
であり、しかも旋回時にそれぞれ昇降するものであり、
またアームの伸縮回数が4回となっており、基板の入替
え搬送に要する工程数を極めて少なくすることができる
ことがわかる。その結果、搬送ロボットTCの基板の入
替え搬送に係るスループットを向上させることができ、
よって基板処理装置1のスループットを向上させること
ができる。
【0055】また、上記の従来の課題の欄で挙げた従来
例に係る基板搬送装置(図17を参照)を本実施例装置
に係る基板処理装置1に用いたとすると、まず、揺動に
よりアームが基板塗布部SCおよび基板冷却部CP1〜
CP3に進退することになるので、基板塗布部SCの開
口28の平面視における開口幅を拡げる改造を実施する
必要がある。このため基板冷却部CP内に、その拡げら
れた開口28を通って、処理に悪影響を及ぼすパーティ
クルが進入しやすくなったり、熱処理雰囲気の保持性が
低下するという問題が生じる。その一方、上述した搬送
ロボットTCによると、両アームA1,A2はそれぞれ
直線的に進退駆動されるので、上記開口28は少なくと
もアームの平面視における幅だけあればよく、上記のよ
うな問題が生じることがない。
【0056】さらに、上記従来の基板搬送装置は、揺動
により両アームをほぼ同時に反対方向に進退させるの
で、ほぼ同時に各処理部に両アームを進退させることが
でき、その結果、上述したような昇降回数およびアーム
の伸縮回数を低減できて工程数を少なくすることはでき
るが、両アームの進退機構の構造上、揺動軸P1 ,P2
からある長さだけ離れた先端部分に位置する基板支持部
と、各処理部の基板受渡し位置との位置合わせ精度を確
保することが困難となり、アームの進退駆動を低速で行
ってその精度を補う必要が生じて、その結果、基板搬送
に係るスループットを向上させることは不可能となる。
一方、上述した本実施例の搬送ロボットTCは、両アー
ムA1,A2を直線的に進退駆動するので、その先端部
分の基板支持部と、各処理部の基板受渡し位置との位置
合わせ精度を確保することができ、基板搬送に係るスル
ープットを向上させることができる。
【0057】以上のことから、上述したように構成され
る搬送ロボットTCは、上述したように構成されている
基板処理装置1に用いるのに好適である。
【0058】なお、上記の説明では、基板塗布部SCの
基板処理位置H0 は固定とし、基板冷却部CP1の支持
ピン22の高さを基板処理位置H1 ,第1の待機位置H
2 ,第2の待機位置H3 の3か所に調節可能な構成とし
たが、基板冷却部CP1の基板処理位置を固定として、
基板塗布装置SCの基板支持高さを3か所に調節可能な
構成としてもよい。
【0059】また、上述した実施例では、基板塗布部S
Cと基板冷却部CP1の2つの処理部を例に採って説明
したが、基板現像部SD1(SD2)と基板冷却部CP
2((CP3)との基板の入替え搬送においても同様の
効果を奏する。また、塗布と冷却の処理だけに限定され
るものではなく、種々の処理部の組合せにおいて同時に
基板を入替え搬送する装置であれば本発明の実施が可能
である。
【0060】また、上記の実施例では、搬送ロボットT
Cの両アームA1,A2が、ほぼ同時に基板塗布部SC
と基板冷却部CPに進退するように構成されているが、
一方のアームと他方のアームとをある一定の時間差をも
って進退駆動するようにしてもよい。例えば、基板塗布
部SCにおける基板への塗布処理が先に終了し、基板冷
却部CPにおける冷却処理がそれよりも後に終了したよ
うな場合には、先に終了した基板塗布部SC側の基板に
向けて一方のアームを先に進出させ、それより後に終了
した基板冷却部CP側の基板に向けて、ある一定時間後
に他方のアームを進出させるようにしてもよい。このよ
うに構成することにより、搬送ロボットの待機時間を有
効活用することができる。
【0061】また、上記実施例では、搬送ロボットTC
の両アームA1,A2を、ほぼ対向する位置にある基板
塗布部SCと、基板冷却部CPに対して進退可能なよう
に、互いに反対方向に向けて進退駆動されるように構成
されているが、本発明はこのような両アームの構成に限
定されるものではない。例えば、搬送ロボットTCから
みてある一定の角度をもって各処理部が配設されている
場合には、ほぼその角度と一致するように両アームを進
退可能に構成することによっても、上述した効果と同様
の効果を奏することができる。但し、このような場合に
は、上述した説明において、旋回に係る制御は上述した
よりも複雑化する。すなわち、ある一定の角度をもって
配設されている両アームを進退させることにより基板を
両処理部から受け取り、その後ある一定角度だけ搬送ロ
ボットTCを旋回させた後に、一方のアームを進退させ
て一方の処理部に移載し、その後上記旋回させた一定角
度のほぼ2倍の角度だけ逆方向に搬送ロボットTCを旋
回させて、他方のアームを他方の処理部に進退させて他
方の基板を移載することになる。しかしながら、このよ
うに構成されている場合であっても、従来例に係る基板
搬送装置(図11)に比較するとやはり上述したような
効果を奏することができる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、少なくとも一方の処理部の基
板支持高さを、基板の処理を行なう基板処理位置と、基
板処理位置よりも上に位置する第1の待機位置と、第1
の待機位置よりも上に位置する第2の待機位置とにわた
って調節することにより、両アームの位置関係を入替え
た際に生じるアーム高さの変位を一方の処理部の基板支
持高さを調節することにより相殺することができる。し
たがって、繰り返し基板を処理するに際して、再び基板
搬送部の高さを調節することなく処理部の基板支持高さ
を調節することにより次の基板の入替え搬送を行なうこ
とができ、効率よく基板入替えを行なうことができる。
その結果、順次に基板を処理する際に無駄な時間を少な
くすることができ、装置のスループットを向上させるこ
とができる。
【0063】また、請求項2に記載の発明によれば、基
板冷却部の支持ピンの高さが基板処理位置ないし第2の
待機位置にわたって調節可能に構成されているので、基
板冷却部と薬液処理部との間で基板の入替え搬送を行な
う際に、アーム高さの変位が基板冷却部により相殺され
て、基板冷却部により冷却された基板と薬液処理部によ
り薬液処理された基板とを効率良く入替え搬送すること
ができ、装置のスループットを向上させることができ
る。
【0064】また、請求項3に記載の発明によれば、そ
れぞれ異なる基板受渡し位置に両アームを進退させるこ
とにより、ほぼ同時に2枚の基板を受渡しすることがで
き、同じ方向に両アームが配設されている場合に比較し
て昇降回数やアームの伸縮回数を低減できて、工程数を
少なくすることができる。また、進退駆動手段は、両ア
ームを直線的に進退駆動するので、それらを受け入れる
基板処理部の平面視における開口幅は、少なくとも両ア
ームの基板支持部の平面視における幅だけあればよく各
処理部の開口部幅を拡げるなどの改造は不要であり、さ
らに、両アームを直線的に駆動するので揺動駆動する場
合に比較してそれらの先端部分における位置合わせ精度
を向上させることができる。その結果、基板搬送に係る
スループットを向上させることができ、基板処理装置に
好適な基板搬送装置を提供することができる。
【0065】また、請求項4に記載の発明によれば、ほ
ぼ対向する位置にある2つの処理部にそれぞれ直線的に
両アームを進退駆動することにより、ほぼ同時に2枚の
基板を受け渡しすることができるので、基板の入替え搬
送に係るスループットを向上させることができ、特に対
向して配置された2つの処理部を備える基板処理装置に
好適な基板搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る基板処理装置の概略平面図であ
る。
【図2】基板処理装置の概略縦断面図である。
【図3】搬送ロボットの駆動系を示す断面図である。
【図4】基板冷却部の縦断面図である。
【図5】制御系を示すブロック図である。
【図6】入替え搬送を説明する模式図である。
【図7】入替え搬送を説明する模式図である。
【図8】入替え搬送を説明する模式図である。
【図9】入替え搬送を説明する模式図である。
【図10】入替え搬送を説明する模式図である。
【図11】従来例に係る基板処理装置の要部を示す平面
図である。
【図12】従来装置による基板の入替え搬送を説明する
模式図である。
【図13】従来装置による基板の入替え搬送を説明する
模式図である。
【図14】従来装置による基板の入替え搬送を説明する
模式図である。
【図15】従来装置による基板の入替え搬送を説明する
模式図である。
【図16】従来装置による基板の入替え搬送を説明する
模式図である。
【図17】従来例に係る基板搬送装置の概略構成を示す
平面図である。
【符号の説明】
W … 基板 1 … 基板処理装置 TC … 基板搬送部 A1,A2 … アーム d … 所定間隔 CP,CP1〜CP3 … 基板冷却部 22 … 支持ピン 31 … 第1のエアシリンダ 32 … 第2のエアシリンダ 33 … 第3のエアシリンダ H1 … 基板処理位置 H2 … 第1の待機位置 H3 … 第2の待機位置 SC … 基板塗布部 40 … スピンチャック 41 … 飛散防止カップ 50 … 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の処理を施す2つの処理部の
    間に配設され、前記2つの処理部に載置されたそれぞれ
    の基板を入替え可能な基板搬送部を備えている基板処理
    装置において、 前記基板搬送部は、それぞれ基板を支持するための2つ
    のアーム(上側アームと下側アーム)が上下方向に所定
    間隔を隔てて配設され、前記2つの処理部に対して前記
    両アームを伸長させるとともに両アームを上昇(または
    下降)させて収縮させた後、前記2つのアームの位置関
    係を入替えて両アームを伸長させるとともに下降(また
    は上昇)させて収縮させる一連の動作を行なうことによ
    り基板を前記2つの処理部の間で入替え可能に構成さ
    れ、 前記2つの処理部のうち少なくとも一方の処理部は、基
    板を処理する際の基板処理位置と、前記基板処理位置よ
    り上に位置する第1の待機位置と、前記第1の待機位置
    より上に位置する第2の待機位置とにわたって基板を支
    持する高さを調節可能に構成されているとともに、 前記基板搬送部の両アームの伸長/収縮動作および上昇
    /下降動作を制御するとともに、前記処理部の基板支持
    高さを、基板処理位置と第2の待機位置とにわたって調
    節する制御部を備えていることを特徴とする基板処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、前記2つの処理部は、熱処理された基板を所定温度
    にまで冷却する基板冷却部と、基板に薬液を供給して薬
    液処理を行う薬液処理部とから構成されるとともに、前
    記基板冷却部は、その支持ピンの高さが、基板を冷却す
    るための基板処理位置と、冷却した基板を前記基板搬送
    部に渡すための第1の待機位置と、基板を前記基板搬送
    部から受け取るための第2の待機位置とにわたって調節
    可能に構成されていることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 先端部にそれぞれ基板支持部を有する第
    1のアームと第2のアームとを備え、前記両アームが退
    避位置と基板受渡し位置とにわたって進退する基板搬送
    装置であって、 前記第1のアームおよび前記第2のアームをそれぞれ上
    下方向に異なる高さで支持するアーム支持台と、 前記アーム支持台を水平面内で旋回駆動する旋回駆動手
    段と、 前記第1のアームおよび前記第2のアームを、前記アー
    ム支持台上の退避位置と、前記アーム支持台上から離れ
    た、それぞれ異なる基板受渡し位置とにわたってそれぞ
    れ直線的に進退駆動する進退駆動手段と、 前記進退駆動手段を介して前記両アームを共に前記退避
    位置に退避させた状態にて、前記旋回駆動手段を介して
    前記アーム支持台を旋回させる旋回制御手段と、 を備えていることを特徴とする基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板搬送装置におい
    て、前記進退駆動手段は、前記第1のアームおよび前記
    第2のアームを、前記退避位置と、この退避位置を挟ん
    だ反対方向の基板受渡し位置とにわたってそれぞれ直線
    的に進退駆動することを特徴とする基板搬送装置。
JP33796195A 1995-10-05 1995-11-30 基板処理装置 Expired - Fee Related JP3539814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33796195A JP3539814B2 (ja) 1995-10-05 1995-11-30 基板処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-286829 1995-10-05
JP28682995 1995-10-05
JP33796195A JP3539814B2 (ja) 1995-10-05 1995-11-30 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09162263A true JPH09162263A (ja) 1997-06-20
JP3539814B2 JP3539814B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=26556472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33796195A Expired - Fee Related JP3539814B2 (ja) 1995-10-05 1995-11-30 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3539814B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000058623A (ja) * 1998-07-31 2000-02-25 Tokyo Electron Ltd 処理装置
JP2001127139A (ja) * 1999-09-16 2001-05-11 Applied Materials Inc 半導体処理装置用多面ロボットブレード
JP2003517717A (ja) * 1998-09-30 2003-05-27 ブルックス オートメーション インコーポレイテッド 基板搬送装置
WO2005022627A1 (ja) * 2003-09-01 2005-03-10 Tokyo Electron Limited 基板処理装置
JP2006019639A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Tadamoto Tamai 真空処理装置
CN100458515C (zh) * 2005-09-02 2009-02-04 东京毅力科创株式会社 负载锁定室单元
JP2011066445A (ja) * 2010-11-29 2011-03-31 Tokyo Electron Ltd 基板処理システムおよび基板搬送方法
WO2012111669A1 (ja) * 2011-02-17 2012-08-23 東京エレクトロン株式会社 被処理体の搬送方法及び被処理体処理装置
KR20160126907A (ko) * 2015-04-24 2016-11-02 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 웨이퍼 스와퍼

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000058623A (ja) * 1998-07-31 2000-02-25 Tokyo Electron Ltd 処理装置
JP4959053B2 (ja) * 1998-09-30 2012-06-20 ブルックス オートメーション インコーポレイテッド 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP2003517717A (ja) * 1998-09-30 2003-05-27 ブルックス オートメーション インコーポレイテッド 基板搬送装置
JP2001127139A (ja) * 1999-09-16 2001-05-11 Applied Materials Inc 半導体処理装置用多面ロボットブレード
JP4596619B2 (ja) * 1999-09-16 2010-12-08 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 基板処理システム、システム内で基板を移載する方法、基板処理システム用ロボットブレード、及び基板処理システム用ロボット
WO2005022627A1 (ja) * 2003-09-01 2005-03-10 Tokyo Electron Limited 基板処理装置
JP2005079409A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
KR100770232B1 (ko) * 2003-09-01 2007-10-26 동경 엘렉트론 주식회사 기판 처리 장치
CN100365794C (zh) * 2003-09-01 2008-01-30 东京毅力科创株式会社 基板处理装置
JP4493955B2 (ja) * 2003-09-01 2010-06-30 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置及び搬送ケース
US7874781B2 (en) 2003-09-01 2011-01-25 Tokyo Electron Limited Substrate processing apparatus
JP2006019639A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Tadamoto Tamai 真空処理装置
CN100458515C (zh) * 2005-09-02 2009-02-04 东京毅力科创株式会社 负载锁定室单元
TWI417978B (zh) * 2005-09-02 2013-12-01 Tokyo Electron Ltd A substrate processing device, a loading lock chamber unit, and a transporting device
JP2011066445A (ja) * 2010-11-29 2011-03-31 Tokyo Electron Ltd 基板処理システムおよび基板搬送方法
WO2012111669A1 (ja) * 2011-02-17 2012-08-23 東京エレクトロン株式会社 被処理体の搬送方法及び被処理体処理装置
JP2012174716A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Tokyo Electron Ltd 被処理体の搬送方法及び被処理体処理装置
KR20160126907A (ko) * 2015-04-24 2016-11-02 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 웨이퍼 스와퍼

Also Published As

Publication number Publication date
JP3539814B2 (ja) 2004-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2949547B2 (ja) 処理装置及び処理方法
JP3693783B2 (ja) 基板処理装置
KR101177965B1 (ko) 도포, 현상 장치 및 그 방법 그리고 기억매체
KR100646906B1 (ko) 기판처리장치 및 기판처리방법
US9082800B2 (en) Substrate treatment system, substrate transfer method and non-transitory computer-readable storage medium
JP4924186B2 (ja) 塗布、現像装置及びその方法並びに記憶媒体
JP3928902B2 (ja) 基板製造ラインおよび基板製造方法
JPH09162263A (ja) 基板処理装置及びこれに用いる基板搬送装置
JP3485990B2 (ja) 搬送方法及び搬送装置
JP2000306973A (ja) 処理システム
KR100557027B1 (ko) 기판전달장치 및 도포현상 처리시스템
JP3856125B2 (ja) 処理方法及び処理装置
JP3483693B2 (ja) 搬送装置,搬送方法及び処理システム
JP3911624B2 (ja) 処理システム
JP3559139B2 (ja) 基板処理装置
JP2003332192A5 (ja)
JP4164034B2 (ja) 基板処理装置
JP3778677B2 (ja) 基板処理装置
JPH10214872A (ja) 基板処理装置
JP2001005191A (ja) 現像処理方法および現像処理装置
JP2001168167A (ja) 処理システム及び処理方法
JPH10261692A (ja) 基板処理装置
KR20040106045A (ko) 기판 베이크 장치 및 그 방법
JPH1022359A (ja) 基板搬送装置
JP2004186639A (ja) 基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees