JPH10214872A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JPH10214872A JPH10214872A JP1392597A JP1392597A JPH10214872A JP H10214872 A JPH10214872 A JP H10214872A JP 1392597 A JP1392597 A JP 1392597A JP 1392597 A JP1392597 A JP 1392597A JP H10214872 A JPH10214872 A JP H10214872A
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
つ、フットプリントの増大抑制およびスループットの向
上が可能な基板処理装置を提供する。 【解決手段】 基板処理装置の1つの搬送路には2つの
基板搬送ロボットTC、THが異なる高さ位置に配置さ
れている。基板の循環搬送に際しては、基板搬送ロボッ
トTCがスピンコータ(薬液処理部)SC1、SC3お
よびクールプレート(冷却処理部)CP1〜CP4にア
クセスする。一方、基板搬送ロボットTHは、ホットプ
レート(加熱処理部)HP1〜HP6およびクールプレ
ートCP1〜CP4にアクセスする。両基板搬送ロボッ
ト間の基板の受け渡しは、冷却処理部を介して行われる
ため、薬液処理部に暖められた基板搬送ロボットがアク
セスすることがなく、処理の均一性が維持される。
Description
晶ガラス基板などの薄板状基板(以下、単に「基板」と
称する)に対して加熱処理、冷却処理および薬液処理を
含む一連の処理を行う基板処理装置に関する。
おいては、加熱処理を行う加熱処理部、冷却処理を行う
冷却処理部および薬液処理を行う薬液処理部間で基板搬
送ロボットにより基板の循環搬送を行い、一連の基板処
理を達成している。
部とは、レジスト塗布を行うレジスト塗布処理部や露光
後の基板を現像する現像処理部であるが、これら薬液処
理部においては常温(室温)で処理が行われるのが一般
的であり、さらにその温度を所定温度に厳密に管理し、
安定させておくことが必須となっている。
搬送ロボットが基板を保持して薬液処理部にアクセスす
ると、暖められた基板搬送ロボットのアームが薬液処理
部に差し入れられるのに加えて、当該保持された基板も
暖められているため、基板の温度均一性が損なわれ、薬
液処理部で処理された基板の塗布膜の膜厚均一性や、現
像によるパターンの線幅均一性が得られなくなるという
処理不良の原因となる。
に、特開平7−78858号公報や特開平6−2369
15号公報の技術が提案されている。特開平7−788
58号公報に開示されている技術では、基板搬送ロボッ
トに冷却処理部と薬液処理部間の専用搬送アーム(加熱
処理部にアクセスしないアーム)を備えさせており、ま
た、特開平6−236915号公報に開示されている技
術では、冷却処理部と薬液処理部間の専用基板搬送ロボ
ットを備えさせている。いずれにおいても、薬液処理部
にアクセスする搬送アームが加熱処理部にアクセスする
ことはないため、基板が熱の影響受けず薬液処理部での
処理の均一性は確保されている。
来技術において、基板搬送ロボットに専用搬送アームを
備えた場合には、1台の基板搬送ロボットが全ての搬送
(上記以外に例えば、加熱処理部と冷却処理部との間で
の基板搬送)を受け持つ必要があるため、基板搬送ロボ
ットの負担が過大となり、その結果、基板処理装置全体
としてのスループットが抑制されるという問題がある。
板搬送ロボットを備えた場合には、2台の基板搬送ロボ
ットを設け、それぞれに基板の搬送を分担させているた
め、スループットは向上するが、基板搬送ロボットが増
えた分だけフットプリント(基板処理装置が平面的に占
有する面積)が増大する。特に、近年は、基板の径が3
00mm以上に大型化する傾向にあり、それに伴って基
板搬送ロボットも大型化せざるを得ない状況であるた
め、複数の基板搬送ロボットを備えることは著しいフッ
トプリントの増大となる。一方、基板処理装置は通常ク
リーンルームなどの特殊環境のスペースに設置されるこ
とが多く、このスペースは有限であるため、フットプリ
ントの増大はクリーンルームなどの有効利用の観点から
問題がある。
トの上下駆動にボールねじなどの回転によってロボット
を昇降させるいわゆるねじ送り機構を利用している。こ
の場合、基板処理装置の下部にねじを垂設する必要があ
るが、基板処理装置の下部は通常薬液の貯蔵タンクや廃
液処理ユニットが設置されるスペースであり、ここにね
じを設けると、それらの設置が著しく制約されることに
なる。
であり、薬液処理部における処理の均一性を維持しつ
つ、フットプリントの増大抑制およびスループットの向
上が可能な基板処理装置を提供することを第1の目的と
する。
スを有効に利用することが可能な基板処理装置を提供す
ることを第2の目的とする。
るため、請求項1の発明は、基板に対して加熱処理、冷
却処理および薬液処理を含む一連の処理を行う基板処理
装置において、(a) 前記加熱処理を行う1つ以上の加熱
処理部を配列した加熱処理部列と、前記冷却処理を行う
1つ以上の冷却処理部を配列した冷却処理部列と、前記
薬液処理を行う1つ以上の薬液処理部を配列した薬液処
理部列とを鉛直方向に重なるように配設した多段処理部
列と、(b) 前記多段処理部列に沿って形成された搬送路
と、(c)前記搬送路に設けられ、前記薬液処理部列およ
び前記冷却処理部列に基板を搬送可能な第1基板搬送機
構と、(d) 前記搬送路において前記第1基板搬送機構と
は異なる高さに設けられ、前記冷却処理部列および前記
加熱処理部列に基板を搬送可能な第2基板搬送機構と、
を備え、前記第1基板搬送機構と前記第2基板搬送機構
との間の基板の受け渡しを前記冷却処理部列において行
わせている。
に係る基板処理装置において、前記第1基板搬送機構を
前記搬送路において下方より立設し、前記第2基板搬送
機構を前記搬送路において上方より懸吊している。
3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る基板
処理装置において、前記第1基板搬送機構および前記第
2基板搬送機構に、鉛直方向に伸縮するパンタグラフ構
造を含ませている。
実施の形態について詳細に説明する。
明に係る基板処理装置の概略平面配置図である。また、
図2は、図1の基板処理装置の模式的斜視図である。な
お、図1、図2および以下の各図には、その方向関係を
明確にするためXYZ直角座標系を付している。ここで
は、床面に平行な水平面をXY面とし、鉛直方向をZ方
向としている。そして、(+X)方向と(−X)方向と
を区別しない場合には単に「X方向」と呼ぶ(「Y」お
よび「Z」についても同様とする)。
の搬出入を行うインデクサIDと、基板の搬送が行われ
る搬送路Rと、第1処理部群Aと、第2処理部群Bとを
備えている。
納カセットを載置するとともに、当該カセットから基板
を払い出し又は格納する基板移載装置を備えている。そ
して、未処理基板を第1処理部群Aおよび第2処理部群
Bに供給するとともに、処理済み基板を収容する役割を
果たしている。また、インデクサIDには制御部10が
設けられており、当該制御部10は後述する基板搬送ロ
ボットの動作、種々の熱処理および薬液処理など基板処
理装置の動作を管理・制御している。なお、図2には、
図示の便宜上インデクサIDの記載は省略している。
基板搬送ロボットTH、TCが設けられている。これら
基板搬送ロボットTH、TCは、インデクサIDおよび
第1処理部群A、第2処理部群Bに含まれる各処理部間
における基板の循環搬送を担当する。ここで、基板搬送
ロボットTCは、搬送路Rにおいて下方より立設され、
また、基板搬送ロボットTHは、搬送路Rにおいて基板
搬送ロボットTCとは異なる高さに上方より懸吊されて
いる。そして、2台の基板搬送ロボットTH、TCは共
にX方向に移動自在であり、さらに高さ方向(Z方向)
駆動および回転駆動が可能に構成されている。なお、基
板搬送ロボットTH、TCの動作機構については後に説
明する。
送路Rを挟むようにして対向して設けられている。図3
は、図1のIII−III位置から(−Y)方向に見た基板処
理装置の概略側面配置図であり、第1処理部群Aの側面
構造を示している。図示の如く、第1処理部群Aは、上
から順に加熱処理部列HL、冷却処理部列CL、温湿調
コントロールユニットF、薬液処理部列LLを鉛直方向
に重なるように配設した多段処理部列である。また、第
2処理部群Bも第1処理部群Aとほぼ同様の構成であ
る。なお、ケミカルキャビネットCBは第1処理部群
A、第2処理部群Bおよび搬送路Rの全体における基底
部であり、レジストや現像液などの薬液を貯蔵する薬液
タンクや処理後の廃液を回収する廃液回収ユニットが配
設されるスペースである。
のホットプレート(加熱処理部)が水平方向(X方向)
および鉛直方向(Z方向)に2次元的に配列されてい
る。同様に、冷却処理部列CLにも複数のクールプレー
ト(冷却処理部)が水平方向(X方向)および鉛直方向
(Z方向)に2次元的に配列されている。ここで、ホッ
トプレートは基板に加熱処理を施すオーブンであり、ま
た、クールプレートは加熱された基板を冷却するための
冷却プレートである。
(X方向)にスピンコータ(回転式レジスト塗布装置)
SC1、SC2およびスピンデベロッパ(回転式現像装
置)SD1が1次元的に配列されている(図2参照)。
スピンコータおよびスピンデベロッパは、それぞれレジ
ストおよび現像液を使用しつつ所定の処理を行う処理部
であり、本明細書中ではこれらを総称して薬液処理部と
いう。
薬液処理部列LLの直上(薬液処理部列LLと冷却処理
部列CLとの間)に配置されており、温度および湿度が
調節された清浄な空気を各薬液処理部に供給する機能を
有している。この温湿調コントロールユニットFは直接
基板を処理するユニットではないが、薬液処理部に付随
する処理ユニットであり、本明細書中では第1処理部群
A(または第2処理部群B)に含めることとする。
向に見た基板処理装置の側面構成図である。図示のよう
に、この位置においては第1処理部群Aに上から順にホ
ットプレートHP1、HP2、HP3、クールプレート
CP1、CP2、温湿調コントロールユニットF、スピ
ンコータSC1が配置されている。また、同様に、この
位置において、第2処理部群Bには上から順にホットプ
レートHP4、HP5、HP6、クールプレートCP
3、CP4、温湿調コントロールユニットF、スピンコ
ータSC3が配置されている。そして、両処理部群の間
には2台の基板搬送ロボットTH、TCが設けられてい
る。図5は、基板搬送ロボットTCの動作機構を説明す
るための斜視図である。図4および図5を使用しつつ、
基板搬送ロボットTC、THの動作機構について説明す
る。
機構20とZ方向(鉛直方向)駆動機構30と回動機構
40とアームスライド機構50とを備えている。X方向
駆動機構20は、X方向に沿って平行に配置された一対
のガイドレール21と、X方向に沿って配置された螺軸
22と、基板搬送ロボットTCのベース部材55の下面
に設けられるとともに螺軸22に螺合されたナット部材
23と、ベース部材55の下面に設置されたモータ25
と、ナット部材23とモータ25とを連結するタイミン
グベルト24とから構成されている。なお、ガイドレー
ル21および螺軸22は、図示を省略する搬送路Rの両
端において固定支持されている。また、ベース部材55
は、ガイドレール21上においてX方向に摺動自在に支
持されている。したがって、モータ25を正逆方向に回
転させることによって、その回転がタイミングベルト2
4を介してナット部材23に伝達され、当該ナット部材
23が回転することでベース部材55がガイドレール2
1上をX方向に移動することとなる。
を有する駆動機構である(図5)。すなわち、モータ3
2の正逆回転によって螺軸33が回転し、当該螺軸33
に螺合された連結支持部材34が前後移動(X方向に移
動)する。そして、連結支持部材34の前後移動にとも
なって、その連結支持部材34の両端に連結された一対
のパンタグラフリンク31が屈伸駆動することとなる。
一対のパンタグラフリンク31の上端には支持台41が
連結支持されており、結果として、モータ32の正逆回
転がパンタグラフリンク31の屈伸駆動を介して支持台
41の昇降駆動(Z方向の駆動)に変換されることにな
る。
台41が昇降する様子を示す図である。図6(a)の状
態は、支持台41が上昇した状態であり、基板搬送ロボ
ットTCがクールプレートCP1(若しくはクールプレ
ートCP3又はそれらと同じ高さに位置するクールプレ
ート)にアクセスするときの状態である。一方、図6
(b)の状態は、支持台41が下降した状態であり、基
板搬送ロボットTCがスピンコータSC1(若しくはス
ピンコータSC3又はそれらと同じ高さに位置する薬液
処理部)にアクセスするときの状態である。
基台42が設けられており、それらによって回動機構4
0が構成されている。すなわち、アーム基台42に内蔵
されたモータの回転駆動によって、アーム基台42がZ
方向に平行な軸を回転軸としてθ方向に回動する。
構50を含んでおり、当該アーム基台42に設けられた
上下一対の搬送アーム51をそれぞれ独立に前後方向に
(アーム基台42に対して前後方向に)水平駆動するこ
とが可能である。
駆動機構を備えることによって各薬液処理部や冷却処理
部にアクセスし、それら各処理部との間で基板の受け渡
しを行うことが可能となる。具体的には、対象となる基
板処理部に対向する位置までX方向駆動機構20とZ方
向駆動機構30とによって移動し、回動機構40とアー
ムスライド機構50とを使用して搬送アーム51のうち
の一方を基板処理部内に差し入れる。その後、基板搬送
ロボットTCは、Z方向駆動機構30を利用して微量に
昇降することにより、基板を処理部から受け取り(又は
処理部に渡し)、再びアームスライド機構50によって
搬送アーム51を引き戻すことによって受け渡し動作を
行う。
列HL内の処理部にアクセスすることはなく、これにつ
いてはさらに後述する。
ボットTCとほぼ同様の駆動機構を有している。すなわ
ち、基板搬送ロボットTHはX方向駆動機構60を有し
ており、それ以外の駆動機構(Z方向駆動機構、回動機
構、アームスライド機構)は、基板搬送ロボットTCと
同じである。
のX方向駆動機構60は、X方向に沿って平行に配置さ
れた一対のガイドレール61と、X方向に沿って配置さ
れた螺軸62と、基板搬送ロボットTCの台車67の下
面に設けられるとともに螺軸62に螺合されたナット部
材63と、台車67の下面に設置されたモータ65と、
ナット部材63とモータ65とを連結するタイミングベ
ルト64と、台車67の端部に設けられた車輪66とよ
り構成されている。ガイドレール61は第1処理部群A
の上面に付設されており、また、螺軸62は図示を省略
する第1処理部群Aの上部両端において固定支持されて
いる。ここで、台車67はガイドレール61上において
X方向に摺動自在に支持されるとともに、当該台車67
の端部を支持する車輪66は第2処理部群Bの上面をX
方向に走行自在とされている。したがって、モータ65
を正逆方向に回転させることによって、その回転がタイ
ミングベルト64を介してナット部材63に伝達され、
当該ナット部材63が回転することで台車67がガイド
レール61上をX方向に移動することとなる。
されている。そして、基板搬送ロボットTHにおけるベ
ース部材55より下方の((−Z)方向の)構成は、基
板搬送ロボットTCにおけるベース部材55より上方の
((+Z)方向の)構成と同様である。但し、搬送アー
ム51は、基板を保持できる向きに設置されている。し
たがって、基板搬送ロボットTHも、各駆動機構(X方
向駆動機構、Z方向駆動機構、回動機構、アームスライ
ド機構)を備えることとなり、各加熱処理部や冷却処理
部にアクセスし、それら各処理部との間で基板の受け渡
しを行うことが可能となる。
C、THの鉛直方向の駆動にパンタグラフ構造を有する
駆動機構を用いているため、鉛直方向駆動機構を搬送路
Rよりも上方または下方に設ける必要がなくなる。そし
て、その結果、基板処理装置の鉛直方向のスペースを有
効に利用することが可能となり、具体的には、ケミカル
キャビネットCB中のレイアウトを自由に設定すること
が可能となるとともに、基板処理装置の上方部分がクリ
ーンルームなどの設置場所の天井部分と干渉する懸念も
なくなる。
C、THの各駆動機構は、ここで説明したものに限定さ
れるものではない。例えば、X方向駆動機構について
は、ナット部材23(又はナット部材63)を回転でき
ないように固定しておき、螺軸22(又は螺軸62)を
回転させることによって各基板搬送ロボットをX方向に
駆動させるようにしてもよいし、また、螺軸とナット部
材とを用いるのではなく、プーリとベルトを用いたベル
ト送り機構を使用してもよく、その他の公知の手段を適
用することが可能である。さらに、Z方向駆動機構につ
いても、パンタグラフ構造に限定されず、その他の伸縮
昇降機構、例えばプーリとワイヤを用いた巻き掛け連動
機構を用いても、上記と同様の効果を得ることができ
る。
装置における基板処理手順について説明する。基板の処
理手順は基板の種類や目的に応じて自由に設定すること
が可能であり、作業者が予め制御部10(図1参照)を
介して設定入力しておく。ここでは、以下に示す表1に
従って処理が行われるものとする。
は制御部10によって管理、制御される。表1におい
て、搬送担当とは表中の各処理部間で基板の搬送を受け
持つ基板搬送ロボットである。以下、この表の順に従っ
て説明する。
は、まずホットプレートHP1において加熱処理である
「脱水ベーク」が行われる。脱水ベーク後の基板は基板
搬送ロボットTHによって取り出され、クールプレート
CP1に渡されて冷却される。冷却後の基板は、今度は
基板搬送ロボットTCによって取り出され、スピンコー
タSC1に搬入されて、レジスト塗布が行われる。な
お、スピンコータSC1に搬入不可能な場合は、他のス
ピンコータSC2、SC3又はSC4(図2参照)に搬
入するようにしてもよい。
ボットTCによって取り出され、次工程である「プリベ
ーク」を行うホットプレートHP2に渡されるが、ここ
で、基板搬送ロボットTCが直接ホットプレートHP2
にアクセスするのではなく、一旦クールプレートCP2
に基板を搬入し、その基板を基板搬送ロボットTHが取
り出した後にホットプレートHP2に搬入する。すなわ
ち、この場合、クールプレートCP2は、冷却処理部で
はなく、基板搬送ロボットTH、TC間における基板受
渡用のインターフェイスとしての機能を果たしているこ
とになる。
THによって取り出され、再度クールプレートCP3に
渡されて冷却される。冷却後の基板は基板搬送ロボット
TCによって取り出され、一旦装置外部のステッパー
(露光処理ユニット)に渡されて露光処理が行われる。
その後、装置に戻された基板は、基板搬送ロボットTC
により一旦クールプレートCP4に搬入された後、基板
搬送ロボットTHにより取り出され、ホットプレートH
P3に搬入される。ホットプレートHP3では「ポスト
エクスプロージャーベーク(PEB)」が行われる。ホ
ットプレートHP3での「ポストエクスプロージャーベ
ーク(PEB)」が終了すると、基板は基板搬送ロボッ
トTHにより取り出され、冷却処理部列CLに含まれる
図示しないクールプレートCP5に渡されて冷却処理が
行われる。クールプレートCP5で冷却処理の終了した
基板は、基板搬送ロボットTCによりスピンデベロッパ
SD1に渡され現像処理が行われる。なお、スピンデベ
ロッパSD1に搬入不可能な場合は、スピンデベロッパ
SD2に搬入するようにしてもよい。そして、現像処理
後の基板は、基板搬送ロボットTCによって取り出さ
れ、一旦冷却処理部列CLに含まれる図示しないクール
プレートCP6に搬入された後、基板搬送ロボットTH
により取り出され、ホットプレートHP4に搬入され
る。ホットプレートHP4では「ポストベーク」が行わ
れる。ホットプレートHP4での「ポストベーク」が終
了すると、基板は基板搬送ロボットTHにより取り出さ
れ、そのまま冷却処理部列CLに含まれる図示しないク
ールプレートCP7に渡されて冷却処理が行われる。
る基板処理装置において、基板搬送ロボットTCは薬液
処理部列LLおよび冷却処理部列CLに含まれる処理部
にのみアクセスし、基板搬送ロボットTHは加熱処理部
列HLおよび冷却処理部列CLに含まれる処理部にのみ
アクセスする(図3参照)。換言すれば、基板搬送ロボ
ットTCが加熱処理部列HL内の処理部にアクセスする
ことはなく、また、逆に基板搬送ロボットTHが薬液処
理部列LL内の処理部にアクセスすることはない。すな
わち、基板搬送ロボットTCは「低温搬送ロボット」
と、基板搬送ロボットTHは「高温搬送ロボット」とし
てそれぞれの役割を位置付けることができる。
められた基板搬送ロボットTHが薬液処理部にアクセス
することはなく、また、薬液処理部にアクセスする基板
搬送ロボットTCが暖められることもないため、薬液処
理部において処理される基板は熱的な影響を受けること
なく、処理の均一性が確保される。
は、同一の搬送路Rにおいて2つの基板搬送ロボットT
C、THが冷却処理部列CLにアクセスするため、これ
らが干渉しないように、制御部10に搬送手順を管理さ
せている。
熱処理の場合(表1中の処理No.)は、基板搬送ロボ
ットTCが加熱処理部にアクセスできないため、クール
プレートを介して基板を基板搬送ロボットTHに渡して
いたが、このときに受け渡し専用インターフェイスを設
け、当該インターフェイスを介して受け渡しを行うよう
にしてもよい。但し、逆の場合、すなわち基板搬送ロボ
ットTHから基板搬送ロボットTCに基板が渡される場
合には、必ずクールプレートを介して行わなければなら
ない。
HL、冷却処理部列CL、薬液処理部列LLのそれぞれ
の構成が、水平方向(X方向)に同種の複数の処理部が
配列されたものとなっているが、それに限られるもので
はなく、各加熱処理部列HL、冷却処理部列CL、薬液
処理部列LLのそれぞれの構成を単一の処理部のみによ
って構成することもできる。
薬液処理部において処理される基板への熱的影響を防ぎ
つつ、さらに同一搬送路R上の異なる高さ位置に設けら
れた2つの基板搬送ロボットTH、TCが協働して基板
の循環搬送を行うため、フットプリントを増大させるこ
となく(基板搬送ロボットが1台の場合と同じフットプ
リント)、スループットを向上させることができる。
請求項2の発明によれば、搬送路に設けられ、薬液処理
部列および冷却処理部列に基板を搬送可能な第1基板搬
送機構と、その搬送路において第1基板搬送機構とは異
なる高さに設けられ、冷却処理部列および加熱処理部列
に基板を搬送可能な第2基板搬送機構と、を備え、第1
基板搬送機構と第2基板搬送機構との間の基板の受け渡
しが冷却処理部列において行われるため、加熱処理部に
アクセスして暖められた第2基板搬送機構が薬液処理部
にアクセスすることはなく、また、薬液処理部にアクセ
スする第1基板搬送機構が暖められることもないため、
薬液処理部において処理される基板への熱的影響を防ぐ
ことができる。さらに、同一搬送路上の異なる高さ位置
に設けられた2つの基板搬送機構が協働して基板の循環
搬送を行うため、フットプリントを増大させることな
く、スループットを向上させることができる。
搬送機構および第2基板搬送機構は鉛直方向に伸縮する
パンタグラフ構造を有しているため、鉛直方向駆動機構
を搬送路よりも上方または下方に設ける必要がなくな
り、その結果、基板処理装置の鉛直方向のスペースを有
効に利用することが可能となる。
ある。
板処理装置の概略側面配置図である。
処理装置の側面構成図である。
図である。
持台が昇降する様子を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基板に対して加熱処理、冷却処理および
薬液処理を含む一連の処理を行う基板処理装置であっ
て、 (a) 前記加熱処理を行う1つ以上の加熱処理部を配列し
た加熱処理部列と、前記冷却処理を行う1つ以上の冷却
処理部を配列した冷却処理部列と、前記薬液処理を行う
1つ以上の薬液処理部を配列した薬液処理部列とを鉛直
方向に重なるように配設した多段処理部列と、 (b) 前記多段処理部列に沿って形成された搬送路と、 (c) 前記搬送路に設けられ、前記薬液処理部列および前
記冷却処理部列に基板を搬送可能な第1基板搬送機構
と、 (d) 前記搬送路において前記第1基板搬送機構とは異な
る高さに設けられ、前記冷却処理部列および前記加熱処
理部列に基板を搬送可能な第2基板搬送機構と、を備
え、 前記第1基板搬送機構と前記第2基板搬送機構との間の
基板の受け渡しが前記冷却処理部列において行われるこ
とを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記第1基板搬送機構は、前記搬送路において下方より
立設され、 前記第2基板搬送機構は、前記搬送路において上方より
懸吊されることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の基板処理
装置において、 前記第1基板搬送機構および前記第2基板搬送機構は、
鉛直方向に伸縮するパンタグラフ構造を有していること
を特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1392597A JPH10214872A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1392597A JPH10214872A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 基板処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10214872A true JPH10214872A (ja) | 1998-08-11 |
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ID=11846772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1392597A Pending JPH10214872A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 基板処理装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH10214872A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002217267A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
SG111010A1 (en) * | 1999-10-06 | 2005-05-30 | Tokyo Electron Ltd | Substrate processing apparatus |
JP2009147236A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 真空処理装置 |
JP2011139086A (ja) * | 2002-07-22 | 2011-07-14 | Brooks Automation Inc | 基板処理装置 |
US8960099B2 (en) | 2002-07-22 | 2015-02-24 | Brooks Automation, Inc | Substrate processing apparatus |
US9570330B2 (en) | 2002-07-22 | 2017-02-14 | Brooks Automation, Inc. | Substrate processing apparatus |
JP2020088352A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理装置 |
JP2021082744A (ja) * | 2019-11-20 | 2021-05-27 | 株式会社ディスコ | 搬送路 |
-
1997
- 1997-01-28 JP JP1392597A patent/JPH10214872A/ja active Pending
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