JP2004186639A - 基板処理装置 - Google Patents

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Hiroyuki Ogura
浩之 小椋
Hiroshi Matsui
博司 松井
Masao Tsuji
雅夫 辻
Eiji Nishimura
英司 西村
Satoshi Yamamoto
聡 山本
Eisaku Machida
英作 町田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】ホットプレートからクールプレートに基板を迅速かつ安全に搬送することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第2搬送機構12は、基板Wを保持する基板保持部71と、この基板保持部71を支持する支持部72と、この支持部72を鉛直方向を向く軸を中心に回転させる回転機構73と、基板保持部71を、回転機構73の駆動により回転する支持部72の回転中心から離隔した基板Wの受け渡し位置と、支持部72の回転中心に接近した回転位置との間で支持部72に対して往復移動させる移動機構74と、支持部72を昇降させる昇降機構と、支持部72が鉛直方向を向く軸を中心に回転するときに、基板保持部71に保持した基板Wを挟持する挟持機構76を備える。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体ウエハや液晶表示パネル用ガラス基板あるいは半導体製造装置用マスク基板等の基板を処理する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような基板処理装置は、基板を加熱するホットプレートと基板を冷却するクールプレートとを備えた熱処理部と、基板を薬液により処理する薬液処理部と、基板を熱処理部と薬液処理部との間で搬送する搬送機構とを備える。薬液処理部により薬液処理された基板は、ホットプレートにより一旦加熱された後、クールプレートにより常温まで冷却される構成となっている。
【0003】
このような基板処理装置においては、ホットプレートで加熱された後の基板は、基板を熱処理部と薬液処理部との間で搬送する搬送機構によりホットプレートに搬送される構成となっている。このため、各基板に対する処理時間が異なる場合等においては、ホットプレートによる基板の加熱処理が完了した時に搬送機構が他の基板の搬送を実行していることがあり、加熱処理後の基板を直ちにクールプレートに搬送することができない場合が生ずる。
【0004】
このような場合には、基板に対する熱履歴が異なることになり、基板を精度よく処理することが不可能となる。特に、薬液として化学増幅型レジストを使用し、この化学増幅型レジストを塗布した後の基板に対してポスト・エクスポージャー・ベーク(露光後の加熱処理)を行う場合においては、加熱時に酸が活性化して反応が促進することから、必要な加熱処理が実行された後には、速やかに基板を冷却しないと適切なパターンを得ることができないという問題がある。
【0005】
このため、基板を熱処理部と薬液処理部との間で搬送する搬送機構(以下、第1搬送機構という)とは別に、基板をホットプレートとクールプレートとの間で搬送する第2搬送機構とを備えた基板処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−270523号公報
【0007】
そして、この特許文献1に記載された基板処理装置においては、ホットプレートからクールプレートに基板を搬送する際に、基板を搬送する搬送アームを案内部材によりガイドして水平方向に移動させるようにした第2搬送機構を採用している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
基板を搬送する搬送アームを案内部材によりガイドして水平方向に長距離移動させた場合においては、熱処理部内において案内部材からパーティクルが発生して基板が汚染される可能性がある。また、搬送アームを水平方向に移動させるような第2搬送機構を使用した場合においては、搬送アームを高速に移動させることが困難であり、基板をホットプレートからクールプレートに速やかに移動させることができないという問題が発生する。
【0009】
このため、鉛直方向を向く軸を中心に回転する旋回式の第2搬送機構を利用して基板をホットプレートからクールプレートに搬送することも考えられる。
【0010】
しかしながら、基板を熱処理部と薬液処理部との間で搬送する第1搬送機構は、装置全体を小型化し、また、ホットプレートやクールプレートと間で確実に基板を受け渡しするため、通常、ホットプレートやクールプレートと接近した位置を走行する構成となっている。一方、鉛直方向を向く軸を中心に回転する旋回式の第2搬送機構を利用して基板をホットプレートからクールプレートに搬送した場合には、基板をホットプレートからクールプレートまで搬送する間に、第2搬送機構の一部が第1搬送機構の走行経路中に進入してしまう。このため、第1搬送機構と第2搬送機構とが衝突する可能性がある。
【0011】
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、ホットプレートからクールプレートに基板を迅速かつ安全に搬送することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板を加熱するホットプレートと基板を冷却するクールプレートとを備えた熱処理部と、基板を薬液により処理する薬液処理部と、基板を前記熱処理部と前記薬液処理部との間で搬送する第1搬送機構と、基板を前記ホットプレートと前記クールプレートとの間で搬送する第2搬送機構とを備えた基板処理装置において、前記第2搬送機構は、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部を支持する支持部と、前記支持部を鉛直方向を向く軸を中心に回転させる回転機構と、前記基板保持部を、前記回転機構の駆動により回転する前記支持部の回転中心から離隔した基板の受け渡し位置と、前記支持部の回転中心に接近した回転位置との間で、前記支持部に対して往復移動させる移動機構とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明は、基板を加熱するホットプレートと基板を冷却するクールプレートとを備えた熱処理部と、基板を薬液により処理する薬液処理部と、基板を前記ホットプレートに搬入するとともに前記クールプレートから搬出する第1搬送機構と、基板を前記ホットプレートから前記クールプレートまで搬送する第2搬送機構とを備えた基板処理装置において、前記第2搬送機構は、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部を支持する支持部と、前記支持部を鉛直方向を向く軸を中心に回転させる回転機構と、前記基板保持部を、前記回転機構の駆動により回転する前記支持部の回転中心から離隔した基板の受け渡し位置と、前記支持部の回転中心に接近した回転位置との間で、前記支持部に対して往復移動させる移動機構とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記第2搬送機構は、前記支持部を昇降させる昇降機構をさらに備えている。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記第2搬送機構は、前記支持部が鉛直方向を向く軸を中心に回転するときに、前記基板保持部に保持した基板を挟持する挟持機構を備えている。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の基板処理装置において、前記熱処理部を前記薬液処理部の上方に配置している。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る基板処理装置の熱処理部16を取り除いて見た平面概要図であり、図2はその熱処理部16付近を示す平面図である。また、図3は熱処理部17の平面図である。
【0018】
この基板処理装置は、複数枚の基板Wを収納したカセット10から処理を行うべき基板Wを1枚ずつ搬出するとともに処理を終えた基板Wを再度カセット10内に搬入するためのインデクサ部19と、基板Wに対する薬液処理を実行するための4個の薬液処理部15と、基板Wを加熱するホットプレート17と基板Wを冷却するクールプレート18とを備え基板Wに対する熱処理を実行する熱処理部16と、基板Wを薬液処理部15および熱処理部16の間で搬送するための第1搬送機構11と、基板Wをホットプレート17からクールプレート18へ搬送するための第2搬送機構12(図3参照)と、基板Wをインデクサ部19と第1搬送機構11との間で搬送するための第3搬送機構13とを備える。また、この基板処理装置の側方には、基板Wに対して露光を実行するための露光装置に基板Wを搬送するためのインターフェースIFが設置されている。
【0019】
なお、上述した4個の薬液処理部15のうち、2個の薬液処理部15aは、現像液により基板Wを現像処理するための現像処理ユニットとなっている。また、残りの2個の薬液処理部15bは、基板Wに対してレジストを塗布するためのレジスト塗布ユニットとなっている。この明細書においては、これらを総称する場合には薬液処理部15と呼称し、これらを区別する場合には現像処理ユニット15aまたはレジスト塗布ユニット15bと呼称する。なお、これらの現像処理ユニット15aおよびレジスト塗布ユニット15bの他に、基板Wを洗浄液により洗浄する洗浄処理ユニットを配設してもよい。
【0020】
インデクサ部19の側方に配置された第3搬送機構13は、インデクサ部19上に載置されたカセット10から処理を行うべき基板Wを取り出して基板処理装置の中央部に配設された第1搬送機構11に搬送し、あるいは、処理が完了した基板Wを第1搬送機構11から受け取って載置台に載置されたカセット10内に収納するためのものである。また、基板処理装置の中央部に配設された第1搬送機構11は、各薬液処理部15と各熱処理部16のホットプレート17およびクールプレート18とにアクセスして、これらとの間で基板Wの受け渡しをするためのものである。さらに、熱処理部17内に配設された第2搬送機構12は、第1搬送機構11によりホットプレート17上に搬送された基板Wを、熱処理完了後直ちにクールプレート18上に搬送するためのものである。
【0021】
先ず、第1搬送機構11の構成について説明する。図4はこの第1搬送機構11の要部を示す斜視図である。
【0022】
この第1搬送機構11は、基板Wを保持して搬送するための上下一対の基板搬送アーム5a、5bと、これらの基板搬送アーム5a、5bを互いに独立して水平方向(X方向)に移動させるための水平移動機構と、これらの基板搬送アーム5a、5bを同期して鉛直方向(Z方向)に移動させるための伸縮昇降機構と、これらの基板搬送アーム5a、5bを鉛直軸まわり(θ方向)に同期して回転させるための回転駆動機構とを備える。
【0023】
上述した伸縮昇降機構は、カバー24をカバー23内に、カバー23をカバー22内に、カバー22をカバー21内に、各々収納可能なテレスコピック型の多段入れ子構造を有する。基板搬送アーム5a、5bを下降させる際には、カバー24をカバー23内に、カバー23をカバー22内に、カバー22をカバー21内に、各々収納する。また、基板搬送アーム5a、5bを上昇させる際には、カバー24をカバー23内から、カバー23をカバー22内から、カバー22をカバー21内から、各々引き出すようにする。
【0024】
また、上述した回転駆動機構は、テレスコピック型の伸縮昇降機構を基台25に対してθ方向に回転させる構成を有する。なお、基台25には、カバー26が付設されている。
【0025】
図5および図6は、第1搬送機構11の動作を説明するための縦断面図である。なお、図5は伸縮昇降機構が伸長した状態を示しており、図6は伸縮昇降機構が収縮した状態を示している。
【0026】
上述したカバー22、23、24内には、各々プーリ27、28、29が取り付けられており、これらのプーリ27、28、29にはベルト31、32、33が掛架されている。そして、ベルト33の一端は、カバー26内に設けられた固定部材34の上部に固定されており、他端はカバー23に連結する昇降部材37の下部に固定されている。同様に、ベルト32の一端は、カバー24に連結する昇降部材38の上部に固定されており、他端はカバー22に連結する昇降部材36の下部に固定されている。さらに、ベルト31の一端は、カバー23に連結する昇降部材37の上部に固定されており、他端はカバー21に連結する昇降部材35の下部に固定されている。
【0027】
また、昇降部材38は、固定部材34を支持する回転テーブル41と、回転テーブル41上に配設されたモータ42の駆動により回転するボールネジ44を介して接続されている。
【0028】
このような構成を有する伸縮昇降機構において、基板搬送アーム5a、5bを上昇させる場合においては、モータ42の駆動により回転テーブル41に対して昇降部材38を上昇させる。昇降部材38が上昇すると、昇降部材38に取り付けられたプーリ29も上昇する。ここで、ベルト33の一端は固定部材34に固定されていることから、プーリ29が上昇すると、ベルト33に引き上げられるようにして昇降部材37が上昇する。昇降部材37が上昇すると、昇降部材37に取り付けられたプーリ28が上昇し、ベルト32に引き上げられるようにして昇降部材36が上昇する。同様に、昇降部材36が上昇すると、昇降部材36に取り付けられたプーリ27が上昇し、ベルト31に引き上げられるようにして昇降部材35が上昇する。
【0029】
一方、基板搬送アーム5a、5bを下降させる場合においては、モータ42の駆動により回転テーブル41に対して昇降部材38を下降させる。これにより、上述した動作と逆の動作により、各昇降部材31、32、33が連動して下降する。
【0030】
従って、モータ42の駆動により、基板搬送アーム5a、5bを同期して鉛直方向に移動させることが可能となる。
【0031】
上述した固定部材34を支持する回転テーブル41は、基台25に対してθ方向に回転自在となっている。そして、固定部材34と基台25との間には、モータ43を有する回転駆動機構が配設されている。このため、モータ43の駆動により固定部材34を回転テーブル41とともに基台25に対して回転させることで、基板搬送アーム5a、5bを鉛直軸まわりに同期して回転させることが可能となる。
【0032】
次に、上述した基板搬送アーム5a、5b、および、これらの基板搬送アーム5a、5bを互いに独立して水平方向に移動させるための水平移動機構の構成について説明する。図7は基板搬送アーム5a、5bの斜視図である。
【0033】
これらの基板搬送アーム5a、5bは、各々、基台50上方において、基板Wを保持するための基板保持部51と、第1連結部材52と、第2連結部材53とを備え、この第1、第2連結部材52、53が屈伸動作を行うことにより、基板保持部51を水平方向であるX方向に直進させる構成を有する。
【0034】
図8は、基板搬送アーム5aの内部構造を示す側断面図である。なお、基板搬送アーム5bも、この基板搬送アーム5aと同様の構造を有する。
【0035】
この基板搬送アーム5aは、基板Wを保持するための先端側に設けられた基板保持部51と、この基板保持部51を水平面内で回動自在に支持する第1連結部材52と、この第1連結部材52を水平面内で回動自在に支持する第2連結部材53と、この第2連結部材53を水平面内で回動させるモータ54を有する水平移動機構とを備える。
【0036】
基板保持部51の基端部には軸55が配設されており、この軸55にはプーリ61が固定されている。また、第1連結部材52の基端部には軸56が配設されており、この軸56には2個のプーリ62、63が固定されている。さらに、第2連結部材53の基端部にはモータ54と連結する軸57が配設されており、この軸57にはプーリ64が回転自在に装着されている。また、プーリ61とプーリ62との間には同期ベルト58が、プーリ63とプーリ64との間には同期ベルト59が、各々掛架されている。
【0037】
ここで、プーリ61の径とプーリ62の径とは2対1に設定され、プーリ63の径とプーリ64の径とは1対2に設定されている。また、軸55から軸56までの距離と軸56から軸57までの距離とは、いずれもRに設定されている。
【0038】
図9は、上述した構成を有する基板搬送アーム5a、5bの動作を概念的に説明する説明図である。
【0039】
モータ54の駆動により軸57を介して第2連結部材53を角度αだけ反時計回りの方向に回動させる。これにより、第2連結部材53の先端部に位置する軸56は、同期ベルト59およびプーリ63を介して駆動を受け、軸57の回転角度の2倍の角度β=2αだけ時計回りの方向に回転する。これによって、第1連結部材52の先端部に位置する軸55は、図9に示すX方向に直進する。
【0040】
このとき、軸55は、プーリ61、62および同期ベルト58により回転角を制御されている。ここで、第1連結部材52を基準とすると、軸55は軸56の1/2の角度γ=αだけ反時計回りの方向に回転することになるが、第1連結部材52自体も回転していることから、基板保持部51は基台50に対して同一姿勢を維持した状態でX方向に直進することになる。
【0041】
以上のように、第1搬送機構11は、基板Wを保持して搬送するための上下一対の基板搬送アーム5a、5bと、これらの基板搬送アーム5a、5bを互いに独立して水平方向に移動させるための水平移動機構と、これらの基板搬送アーム5a、5bを同期して鉛直方向に移動させるための伸縮昇降機構と、これらの基板搬送アーム5a、5bを鉛直軸まわりに同期して回転させるための回転駆動機構とを備え、基板保持部51に保持した基板Wを任意の基板処理ユニットに搬送することが可能な構成となっている。
【0042】
次に、第3搬送機構13の構成について説明する。図10は第3搬送機構13の要部を示す斜視図である。なお、第2搬送機構12の構成については、後程、詳細に説明する。
【0043】
この第3搬送機構13は、上述した第1搬送機構11における上下一対の基板搬送アーム5a、5bの代わりに、単一の基板搬送アーム5cを備える点のみが上述した第1搬送機構11と異なる。この第3搬送機構13は、図示しないモータの駆動により回転するボールネジ20の作用により、インデクサ部19に沿って配設された一対のガイド部材30に沿って往復移動可能となっている。
【0044】
以上のような構成を有する基板処理装置においては、インデクサ部19に載置されたカセット10内の基板Wのうちの1枚の基板Wが第3搬送機構13により取り出され、第1搬送機構11に受け渡される。第1搬送機構11はこの基板Wを熱処理部16のホットプレート17まで搬送する。また、第1搬送機構11は、熱処理部16において加熱処理および冷却処理がなされた基板Wをクールプレート18からレジスト塗布ユニット15bに搬送するとともに、レジストの塗布が終了した基板Wを熱処理部16のホットプレート17まで搬送する。そして、第1搬送機構11は、熱処理部16において加熱処理および冷却処理がなされた基板Wを、クールプレート18から露光装置に基板Wを搬送するためのインターフェースIFに受け渡す。
【0045】
また、第1搬送機構11は、インターフェースIFから露光が終了した基板Wを受け取り、熱処理部16のホットプレート17まで搬送する。また、第1搬送機構11は、熱処理部16において露光後の加熱処理および冷却処理がなされた基板Wをクールプレート18から現像処理ユニット15aに搬送するとともに、現像処理が終了した基板Wを熱処理部16のホットプレート17まで搬送する。そして、第1搬送機構11は、熱処理部16において加熱処理および冷却処理がなされた基板Wを、クールプレート18から第3搬送機構13に受け渡す。第3搬送機構13は、第1搬送機構11から受け取った基板Wを搬出用のカセット10に収納する。なお、上述した各工程の間に、基板Wを洗浄液で洗浄する洗浄工程を追加してもよい。
【0046】
上述したように、この基板処理装置においては、第1搬送機構11は熱処理部16におけるホットプレート17に基板Wを搬入し、クールプレート18から基板Wを搬出する。そして、熱処理部16におけるホットプレート17からクールプレート18への基板Wの搬送は、図3に示す第2搬送機構12により実行される。
【0047】
次に、この発明の特徴部分である第2搬送機構12の構成について説明する。図11は第2搬送機構12の側面図であり、図12はその平面図である。また、図13は第2搬送機構12における昇降機構75を示す正面図である。
【0048】
この第2搬送機構12は、基板Wを保持する基板保持部71と、この基板保持部71を支持する支持部72と、この支持部72を鉛直方向を向く軸を中心に回転させる回転機構73と、基板保持部71を、回転機構73の駆動により回転する支持部72の回転中心から離隔した基板Wの受け渡し位置と、支持部72の回転中心に接近した回転位置との間で支持部72に対して往復移動させる移動機構74と、支持部72を昇降させる昇降機構75と、支持部72が鉛直方向を向く軸を中心に回転するときに、基板保持部71に保持した基板Wを挟持する挟持機構76を備える。
【0049】
前記基板保持部71は、基板Wの側面と当接する状態で基板Wをその下面から保持する2個の保持部材80と、2個の保持部80とは逆側において基板Wをその下面から保持する1個の保持部材81とを備える。この基板保持部71は、ガイド機構82により支持部72に対して移動可能に保持されている。また、この支持部72は、回転機構73により、鉛直方向を向く軸を中心に回転する構成となっている。
【0050】
支持部72には、モータ83により回転する駆動プーリ84と従動プーリ85とが配設されており、これらの駆動プーリ84および従動プーリ85間には、同期ベルト86が巻回されている。また、この同期ベルト86には、基板保持部81における基部88に連結する連結部87が固定されている。このため、基板保持部71は、モータ83の駆動により、回転機構73の駆動により回転する支持部72の回転中心から離隔した基板Wの受け渡し位置と、回転中心に接近した回転位置との間で、支持部72に対して往復移動する。これらのモータ83、駆動プーリ84、従動プーリ85および同期ベルト86等は、上述した移動機構74を構成する。
【0051】
図11および図13に示すように、支持部72にはラック部材89が付設されている。一方、回転機構73側には、モータ91の駆動により回転するピニオン92が配設されており、このピニオン92は支持部72に付設されたラック部材89と噛合している。このため、モータ91の駆動によりピニオン92を回転させることで、支持部72は基板保持部71とともに昇降する。なお、図11に示す符号93は、支持部材72の昇降動作を案内する一対のガイド部材である。これらのラック部材89、モータ91、ピニオン92およびガイド部材93は、支持部72を昇降させる昇降機構75を構成する。
【0052】
基板保持部71における保持部材81の近傍には、基板保持部71との間で基板Wを挟持するための挟持部94が配設されている。この挟持部94は、ガイド機構95の作用により基板保持部71本体に対してスライド可能な構成となっている。また、この挟持部94は、バネ96の作用により、当該挟持部94と保持部材81とが近接する方向に付勢されている。
【0053】
図11および図12に示すように、基板保持部71が基板Wの受け渡し位置に配置された状態では、挟持部94に連結する当接部材97(図12参照)が支持部72に連結するストッパ98と当接する。これにより挟持部94は、当接部材97を介し、バネ96の付勢力に抗して保持部80から離隔する方向に押圧される。このため、図11に示すように、一対の保持部80と挟持部94との距離は、基板Wの外径より大きくなる。一方、移動機構74により、基板保持部71が回転位置に向けて移動を開始すると、挟持部94に連結する当接部材97が支持部72に連結するストッパ98から離隔する。これにより、バネ96の作用で一対の保持部80が挟持部94に近接する方向に移動し、基板Wは、一対の保持部80と挟持部94との間に挟持される。これらの保持部80、挟持部94、バネ96、当接部材97およびストッパ98等は、基板保持部71に保持した基板Wを挟持する挟持機構76を構成する。
【0054】
図14は支持ピン100により基板Wの周縁部を支持した状態を示す概要図であり、図15はその部分拡大図である。
【0055】
図3および図11に示すように、ホットプレート17およびクールプレート18においては、基板Wは6本の昇降可能な支持ピン100により支持される。このとき、図15に示すように、この支持ピン100は、傾斜面から構成された基板Wの周縁部をその下方より支持する支持部102と、鉛直方向を向く規制面を有し基板Wの端縁に当接することにより当該基板Wの水平方向の位置を規制する位置規制部101とを備えている。
【0056】
次に、上述した第2搬送機構12を使用して、ホットプレート17において加熱処理が終了した基板Wをクールプレート18に搬送する搬送動作について説明する。
【0057】
第1搬送機構11によりホットプレート17に搬入された基板Wは、上昇位置にある支持ピン100上に載置される。この基板Wは、支持ピン100が下降することによりホットプレート17の表面に載置され、加熱処理がなされる。なお、例えば実開昭63−193833号公報に記載されたように、ホットプレート17の上面より微小高さ突出する球体を配設し、ホットプレート17上に、いわゆるプロキシミティギャップと称される微小な間隔を保って基板Wを近接支持させた状態で、基板Wを加熱するようにしてもよい。
【0058】
基板Wに対する熱処理が完了すれば、支持ピン100が基板Wを支持した状態で上昇する。この状態においては、基板Wは図3に示すホットプレート17の上方の位置Aに配置される。そして、第2搬送機構12における移動機構74により、基板保持部71を位置Aに配置された基板Wの下方の受け渡し位置まで移動させる。
【0059】
次に、第2搬送機構12における昇降機構75により、基板保持部71を上昇させる。これにより、支持ピン100に支持されていた基板Wが基板保持部71に保持される。この状態で、第2搬送機構12における移動機構74により、基板保持部71を回転位置に向けて支持部72の回転中心方向に移動させる。このときには、基板Wは一対の保持部80および挟持部94により挟持される。
【0060】
基板保持部71が回転位置に移動した状態では、基板Wは図3に示す位置Bに配置される。そして、第2搬送機構12における回転機構73により支持部72を回転させる。これにより、基板Wは図3に示す位置Cに配置される。この支持部72の回転動作は、水平移動とは異なり、迅速に実行される。そして、この支持部72の回転時には、基板Wは一対の保持部80および挟持部94により挟持されていることから、基板Wが基板保持部71から脱落することはない。
【0061】
次に、第2搬送機構12における移動機構74により、基板保持部71を受け渡し位置に移動させる。これにより、基板Wは図3に示すクールプレート18の上方の位置Dに配置される。この状態で、クールプレート18における支持ピン100を上昇させた後、第2搬送機構12における昇降機構75により、基板保持部71を下降させる。これにより、基板保持部71により保持されていた基板Wが支持ピン100上に支持される。続いて、第2搬送機構12における移動機構74により、基板保持部71を回転位置に再度移動させる。
【0062】
しかる後、支持ピン100が下降することにより基板Wがクールプレート18の表面に載置され、冷却処理がなされる。冷却処理が完了した基板Wは、上昇位置に移動した支持ピン100から第1搬送機構11に受け渡され、次の処理工程に向けて搬送される。
【0063】
この第2搬送機構においては、基板Wを支持部72の回転動作によりホットプレート17からクールプレート18まで搬送するときに、基板保持部71を基板Wとともに、一旦回転位置まで、支持部72の回転中心方向に移動させることから、搬送中の基板Wや基板保持部71が第1搬送機構11の走行経路中に進入することはない。このため、第1搬送機構11と第2搬送機構12とが衝突することを防止することが可能となる。
【0064】
なお、上述した実施形態においては、薬液処理部15として2個の現像処理ユニット15aと2個のレジスト塗布ユニット15bを備えた場合について説明したが、薬液処理部15としてその他の薬液を使用するものを採用してもよい。
【0065】
【発明の効果】
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、第2搬送機構が、基板を保持する基板保持部と、基板保持部を支持する支持部と、支持部を鉛直方向を向く軸を中心に回転させる回転機構と、基板保持部を回転機構の駆動により回転する支持部の回転中心から離隔した基板の受け渡し位置と支持部の回転中心に接近した回転位置との間で支持部に対して往復移動させる移動機構とを備えたことから、第1搬送機構と第2搬送機構の干渉を防止して、基板をホットプレートからクールプレートに基板を迅速かつ安全に搬送することが可能となる。
【0066】
請求項3に記載の発明によれば、第2搬送機構が支持部を昇降させる昇降機構を備えることから、基板をホットプレートまたはクールプレートとの間で速やかに受け渡すことが可能となる。
【0067】
請求項4に記載の発明によれば、第2搬送機構が、支持部が鉛直方向を向く軸を中心に回転するときに基板保持部に保持した基板を挟持する挟持機構を備えることから、基板が基板保持部から脱落することを防止して、基板を確実に搬送することが可能となる。
【0068】
請求項5に記載の発明によれば、熱処理部を薬液処理部の上方に配置することから、基板処理装置全体の設置スペースを小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理装置の熱処理部16を取り除いて見た平面概要図である。
【図2】この発明に係る基板処理装置の熱処理部16付近を示す平面図である。
【図3】熱処理部17の平面図である。
【図4】第1搬送機構11の要部を示す斜視図である。
【図5】第1搬送機構11の動作を説明するための縦断面図である。
【図6】第1搬送機構11の動作を説明するための縦断面図である。
【図7】基板搬送アーム5a、5bの斜視図である。
【図8】基板搬送アーム5aの内部構造を示す側断面図である。
【図9】基板搬送アーム5a、5bの動作を概念的に説明する説明図である。
【図10】第3搬送機構13の要部を示す斜視図である。
【図11】第2搬送機構12の側面図である。
【図12】第2搬送機構12の平面図である。
【図13】第2搬送機構12における昇降機構75を示す正面図である。
【図14】支持ピン100により基板Wの周縁部を支持した状態を示す概要図である。
【図15】支持ピン100により基板Wの周縁部を支持した状態を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
10 カセット
11 第1搬送機構
12 第2搬送機構
13 第3搬送機構
14 搬送部
15 薬液処理部
16 熱処理部
17 ホットプレート
18 クールプレート
19 インデクサ部
71 基板保持部
72 支持部
73 回転機構
74 移動機構
75 昇降機構
76 挟持機構
80 保持部材
81 保持部材
82 ガイド機構
83 モータ
84 駆動プーリ
85 従動プーリ
86 同期ベルト
88 基部
89 ラック部材
91 モータ
92 ピニオン
93 ガイド部材
94 挟持部
95 ガイド機構
96 バネ
97 当接部材
98 ストッパ
100 支持ピン
101 位置規制部
102 支持部
W 基板

Claims (5)

  1. 基板を加熱するホットプレートと基板を冷却するクールプレートとを備えた熱処理部と、基板を薬液により処理する薬液処理部と、基板を前記熱処理部と前記薬液処理部との間で搬送する第1搬送機構と、基板を前記ホットプレートと前記クールプレートとの間で搬送する第2搬送機構とを備えた基板処理装置において、
    前記第2搬送機構は、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部を支持する支持部と、
    前記支持部を鉛直方向を向く軸を中心に回転させる回転機構と、
    前記基板保持部を、前記回転機構の駆動により回転する前記支持部の回転中心から離隔した基板の受け渡し位置と、前記支持部の回転中心に接近した回転位置との間で、前記支持部に対して往復移動させる移動機構と、
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板を加熱するホットプレートと基板を冷却するクールプレートとを備えた熱処理部と、基板を薬液により処理する薬液処理部と、基板を前記ホットプレートに搬入するとともに前記クールプレートから搬出する第1搬送機構と、基板を前記ホットプレートから前記クールプレートまで搬送する第2搬送機構とを備えた基板処理装置において、
    前記第2搬送機構は、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部を支持する支持部と、
    前記支持部を鉛直方向を向く軸を中心に回転させる回転機構と、
    前記基板保持部を、前記回転機構の駆動により回転する前記支持部の回転中心から離隔した基板の受け渡し位置と、前記支持部の回転中心に接近した回転位置との間で、前記支持部に対して往復移動させる移動機構と、
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記第2搬送機構は、
    前記支持部を昇降させる昇降機構をさらに備える基板処理装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記第2搬送機構は、
    前記支持部が鉛直方向を向く軸を中心に回転するときに、前記基板保持部に保持した基板を挟持する挟持機構を備える基板処理装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記熱処理部を前記薬液処理部の上方に配置した基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010186850A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Yaskawa Electric Corp 基板把持ハンド、基板把持機構およびそれを備えた基板搬送装置、製造装置
CN104465470A (zh) * 2014-12-17 2015-03-25 常州信息职业技术学院 二极管自动梳条机
CN109368245A (zh) * 2018-10-17 2019-02-22 武汉德恒汽车装备有限公司 一种抓取搬运机构

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