JPH09157582A - 防汚性基材 - Google Patents
防汚性基材Info
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- JPH09157582A JPH09157582A JP8231428A JP23142896A JPH09157582A JP H09157582 A JPH09157582 A JP H09157582A JP 8231428 A JP8231428 A JP 8231428A JP 23142896 A JP23142896 A JP 23142896A JP H09157582 A JPH09157582 A JP H09157582A
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Abstract
指紋に対する防汚性に優れた防汚性基材を提供する。 【解決手段】 基材の表面に、下記一般式(I)で表さ
れ、分子量が5×102〜1×105 であるケイ素含有
有機含フッ素ポリマーの層を形成したことを特徴とする
防汚性基材。 【化1】 式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Zは、
フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、c、
d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数を表
し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であり、
a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の存在
順序は、式中において限定されない。Yは、水素又は炭
素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素又は
ヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換
基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。
lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を表
す。nは、1以上の整数を表す。
Description
施した防汚性基材に関し、さらに詳しくは、本発明は、
基材の表面の汚れを防止してその利用価値を高めた防汚
性基材に関する。
部品、OA機器、家電製品等として汎用されている。こ
れらの基材表面は、車内、オフィス内、室内等に浮遊す
るゴミが付着したり、食品、機器用オイル等に混合され
ている拭き取りが困難な油状物質が付着したり、使用中
に人の手により指紋が付着して汚れるため、これらの汚
れを付着しにくくし、更には、いったん付着した汚れが
容易に除去できるような防汚のための工夫が必要とな
る。
平1−126244号公報等に、ガラス表面にポリジメ
チルシロキサン等の高分子物質を直接塗布するか、又は
処理剤に浸漬することによって塗膜を形成する技術が開
示されている。また、化学吸着法によってフッ素を含む
化学吸着単分子膜をガラス表面に形成させる技術も知ら
れている。
7−53913号公報に、亜鉛系メッキ被覆の上層にシ
リカゾルシランカップリング剤を配合したクロメート被
覆を形成せしめ、その上層にイソシアネート系塗料組成
物を用いて薄膜塗装をした有機複合メッキ鋼板に関する
技術が開示されている。
うな従来の処理手段では、油状の汚染物質に対する防汚
性が充分ではなかった。また、特に直接手を触れる基材
表面では、指紋が付着しやすく、その除去が困難になる
という問題点があった。
質に対する防汚性に優れ、特に指紋に対する防汚性に優
れた防汚性基材を提供することを目的とするものであ
る。
基材の表面に、下記一般式(I)で表され、数平均分子
量が5×102 〜1×105 であるケイ素含有有機含フ
ッ素ポリマーの層を形成したことを特徴とするものであ
る。
表す。Zは、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。
a、b、c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以
上の整数を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1
以上であり、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返
し単位の存在順序は、式中において限定されない。Y
は、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、
水素、臭素又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水
分解可能な置換基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化
水素基を表す。lは、0、1又は2を表す。mは、1、
2又は3を表す。nは、1以上の整数を表す。以下に本
発明を詳述する。
ては特に限定されず、例えば、ガラス、樹脂、金属、セ
ラミック、木材、陶磁器、石材、皮革等を挙げることが
できる。上記ガラス基材としては、各種ガラスで形成さ
れたものであれば特に限定されず、例えば、ショーウィ
ンドウ、鏡、水槽、窓ガラス、食器棚、ガラスケース等
の表面に使用されるガラス等を挙げることができる。
然樹脂ばかりでなく合成樹脂等を挙げることができる。
上記天然樹脂としては、例えば、セルロース、うるし等
を挙げることができる。上記合成樹脂としては、例え
ば、ポリアミド樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアミ
ドイミド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂等を挙げることができる。上
記金属基材としては、例えば、鉄、亜鉛、鉛、銅、アル
ミニウム等を挙げることができる。
式(I)で表され、数平均分子量が5×102 〜1×1
05 であるケイ素含有有機含フッ素ポリマーの層を形成
する。上記一般式(I)で表される式中、Rf として
は、通常、有機含フッ素ポリマーを構成するパーフルオ
ロアルキル基であれば特に限定されず、例えば、炭素数
1〜16の直鎖状又は分岐状のものを挙げることができ
る。好ましくは、CF3−、C2 F5 −、C3 F7 −で
ある。
いしトリフルオロメチル基でもよい。上記一般式(I)
中のa、b、c、d、eは、ケイ素含有有機含フッ素ポ
リマーの主骨格を構成するパーフルオロポリエーテル鎖
の繰り返し単位数を表し、0又は1以上の整数でありa
+b+c+d+eが1以上であれば特に限定されない
が、それぞれ独立して、0〜200が好ましく、後述す
るケイ素含有有機含フッ素ポリマーの数平均分子量を考
慮すれば、より好ましくは、それぞれ独立して、0〜5
0である。a+b+c+d+eは、好ましくは、1〜1
00である。
繰り返し単位の存在順序は、便宜上一般式(I)中にお
いてはこの順に記載したが、通常のパーフルオロポリエ
ーテル鎖の構成に鑑み、これらの各繰り返し単位の結合
順序は、この順に限定されるものではない。
数1〜4のアルキル基を表す。上記炭素数1〜4のアル
キル基としては特に限定されず、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等を挙げることができ、直鎖状で
あっても分岐状であってもよい。上記一般式(I)のX
は、水素、臭素又はヨウ素を表す。Xが臭素又はヨウ素
である場合には、本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリ
マーはラジカル反応性が高くなるので、化学結合により
他の化合物と結合させるのには好都合である。
ポリエーテル鎖の構成する炭素とこれに結合するケイ素
との間に存在するアルキレン基の炭素数を表し、0、1
又は2であるが、より好ましくは、0である。
する置換基R1 の結合数を表し、1、2又は3である。
置換基R1 が結合していない部分には、当該ケイ素には
R2が結合する。
換基を表す。上記加水分解可能な置換基としては特に限
定されず、好ましいものとしては、例えば、ハロゲン、
−OR3 、−OCOR3 、−OC(R3 )=C(R4 )
2 、−ON=C(R3 )2 、−ON=CR5 [式中、R
3 は、脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基を表し、
R4 は、水素又は炭素数1〜4の脂肪族炭化水素基を表
し、R5 は、炭素数3〜6の2価の脂肪族炭化水素基を
表す。]等を挙げることができる。より好ましくは、塩
素、−OCH3 、−OC2 H5 である。
表す。上記1価の炭化水素基としては特に限定されず、
好ましいものとしては、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル等を挙げることができ、直鎖状であっても
分岐状であってもよい。上記一般式(I)中のnは、1
以上の整数を表し、特に上限はないが、本発明の目的を
達するためには、1〜10の整数であることが好まし
い。上記nは、一般式(I)中においては整数を表す
が、このような整数nを有する一般式(I)で表される
ポリマーの混合物として本発明に係るケイ素含有有機含
フッ素ポリマーが存在していてもよい。このように混合
物としてケイ素含有有機含フッ素ポリマーが存在する場
合には、上記nは、当該混合物中において平均値として
表すことができ、当該ケイ素含有有機含フッ素ポリマー
が混合物として存在する場合には、本発明の目的を考慮
すれば、nの平均値は、1.3〜3が好ましく、1.5
〜2.5が特に好ましい。
平均分子量は、5×102 〜1×105 である。5×1
02 未満では、ポリマーとしての性質を有しないので利
用価値がなく、1×105 を超えると加工性に乏しくな
るので、上記範囲に限定される。好ましくは、1×10
3 〜1×104 である。
ましいものとして、例えば、下記一般式(II)で表さ
れるもの等を挙げることができる。
X、R1 、R2 、l、m、nは、前記と同じ。] 上記一般式(II)中のpは、1以上の整数であれば特
に限定されないが、1〜200が好ましく、本発明のケ
イ素含有有機含フッ素ポリマーの数平均分子量を考慮す
れば、より好ましくは、1〜50である。
通常市販されているパーフルオロポリエーテルを原料と
して用い、末端に例えば、ヨウ素を導入した後、これ
に、例えば、下記一般式[式中、Y、R1 、R2 、l、
mは、前記と同じ。]で表されるビニルシラン化合物を
反応させること等により得ることができる。
用するにあたっては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化
チタン、カーボン、セメント等の微粉末充填剤、チタ
ン、アルミニウム、ケイ素等のアルコキシド、その他の
低分子量ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロ
エチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体等のフッ
素樹脂の微粉末等を、硬度調整剤又は増量剤等として添
加することができる。また、通常の架橋剤を更に加え
て、硬度調整を行うこともできる。
を形成するためには、ガラス基材又は樹脂基材の表面
に、上記ケイ素含有有機含フッ素ポリマーを塗布する方
法を採ることができる。上記塗布方法としては、例え
ば、スプレー塗装、スピン塗装、浸漬塗装、ロールコー
ト塗装、グラビアコート塗装、カーテンフロー塗装等を
挙げることができる。また、塗布する際には溶剤で希釈
する方が塗布し易い。このような溶剤としては特に限定
されず、例えば、パーフルオロヘキサン、パーフルオロ
メチルシクロヘキサン、パーフルオロ−1,3−ジメチ
ルシクロヘキサン、ジクロロペンタフルオロプロパン
(HCFC225)等を挙げることができる。
機含フッ素ポリマー層の厚みは特に限定されるものでは
ないが、0.001〜0.03μmが好ましい。0.0
01μm未満であると汚染防止効果が乏しくなり、0.
03μmを超えると層が厚すぎて使用に障害が生じるの
で好ましくない。
脂製品、金属製品、セラミック製品等は、例えば、以下
に掲げるもの等の汚染されやすい部分に使用することが
できる。扇風機の羽根、電子レンジの扉、冷蔵庫の表面
等の家電製品;コピー機のコンタクトガラス、OHP本
体のミラー、OHPシート、キーボード、電話機、事務
机等の事務関連用品;グラス、食器棚の扉、鏡、窓ガラ
ス、電灯の傘、シャンデリア等の家庭用品;ショーウイ
ンド、電話ボックス、水槽のガラス等の建築材料;車両
ガラス、車体の塗装面等の車両部品;メガネフレーム、
水中メガネのガラス、ゴーグル、ヘルメット、時計の文
字盤のカバーガラス等の装身具;パチンコ台のガラス、
トランプ、麻雀パイ等の遊具;家具、ピアノ等の塗装
面。
飾品;水道蛇口、金管楽器、木管楽器、ゴルフクラブ、
扉の取っ手、ダンベル、刃物等の金属又はメッキ製品;
碍子、タイル、衛生陶器、食器、屋根瓦等のセラミック
材料;墓石、碁石、大理石等の石材;壁紙、ふすま紙、
書籍、ポスター、写真等の紙製品;財布、靴、鞄、時計
バンド、野球用グローブ等の皮革製品。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
2.0L4つ口フラスコ中に2617g(10.3モ
ル)のヨウ素、213.2g(1.54モル)の炭酸カ
リウム、及び、9000gのヘキサクロロ−1,3−ブ
タジエンを仕込み、系の温度を160℃に維持しながら
窒素気流下に、化学式F−(CF2 CF2 CF2 O)n
−CF2 CF2 COFで表されるω−フルオロポリパー
フルオロオキセタンアシルフルオライド(平均分子量3
900)4000g(1.03モル)を10mL/mi
nの速度で滴下した。
せ、20時間反応させた。反応終了後、系を冷却したの
ちカリウム塩を濾別し、2層に分離した液相から分液ロ
ートを用いて下層を分取した。これをアセトンを用いて
数回洗浄したのち、1Lのパーフルオロヘキサンに溶解
し、ガラスフイルターによって微細な不溶物を濾別し
た。得られた溶液から減圧下揮発分を完全に留去するこ
とによって3890g(収率95%)の化学式F−(C
F2 CF2 CF2 O)n −CF2 CF2 Iで表されるω
−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ素化物を得
た。赤外吸収スペクトルより、1890cm-1の−C
(=O)Fの吸収が完全に消失し、910cm-1に新た
に−CF2 Iの吸収が生じた。
00mL4つ口フラスコ中に合成例1にて合成した化学
式F−(CF2 CF2 CF2 O)n −CF2 CF2 Iで
表されるω−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ
素化物40gをヘキサフルオロテトラクロロブタン〔ダ
イフロンソルベントS−316(ダイキン工業社製)〕
80gに溶解したもの、及び、ジt−ブチルパーオキシ
ド1.5g(1×10-2モル)を仕込み、充分に系内を
窒素置換したのち、窒素気流下滴下ロートよりビニルト
リクロロシラン16.1g(0.10モル)を滴下し
た。滴下終了後系内の温度を120℃に昇温させ、4時
間反応させた。反応終了後減圧下揮発分を完全に留去す
ることによって末端にヨウ素を有するケイ素含有有機含
フッ素ポリマー(A)38.7g(収率90%)を得
た。
00mL4つ口フラスコ中に合成例2にて合成したケイ
素含有有機含フッ素ポリマー(A)34.4g(8×1
0-3モル)をパーフルオロヘキサン50gに溶解したも
のを仕込み、亜鉛2.1g(3.2×10-2モル)を強
攪拌分散させた。氷水浴で系を冷却し、窒素気流下無水
メタノール10gを滴下した。滴下終了後氷水浴を取り
除き、加熱還流下2時間反応させた。反応終了後不溶物
を濾別し、2層に分離した液相から分液ロートを用いて
下層を分取した。得られた溶液を無水メタノールを用い
て3回洗浄したのち、減圧下揮発分を完全に留去するこ
とによって、末端が水素化されたケイ素含有有機含フッ
素ポリマー(B)31.6g(収率92%)を得た。1
H−NMRより、1.2〜3.0ppmに下記の式の各
水素原子に由来する幅広い吸収体が現れた。内部標準と
してω−フルオロポリパーフルオロオキセタン水素化物
5.0モル%を添加し、下記の数式から重合度を計算す
ると2.0となった。
0.05 I :1.2〜3.0ppmの積分吸収強度 Is :内部標準物質の積分吸収強度 P :重合度
ル)としたこと以外は、合成例2と同様にして合成を行
ったところ、得られたケイ素含有有機含フッ素ポリマー
(C)を得た。
いたこと以外は、合成例3と同様にして合成を行った。
得られたケイ素含有有機含フッ素ポリマー(D)につい
て、合成例3と同様に重合度を計算したところ、1.0
であった。
プリング剤KBM7803〔C8 F17CH2 CH2 Si
(OCH3 )3 、信越化学社製〕(以下、単に「市販
品」という。)を、パーフルオロヘキサンの0.1重量
%溶液となした処理液を調製した。基材となるガラス板
を、使用前に水洗し、その後にメタノールとアセトンを
用いて充分に洗浄した。このようにして準備したガラス
板を処理液に10秒間ディッピングし、引き上げた後6
0分間風乾した。ついで5分間パーフルオロヘキサン中
で超音波洗浄を行って過剰の処理剤分子を除去した上
で、風乾し、各測定に供した。
を目視で判定した。 ○:指紋の付着が少なく、付いた指紋が目立たない ×:未処理のガラス板と同程度に指紋が付着する △:どちらとも判定しにくい (2)指紋拭取性は、指紋付着性の評価に用いた試料の
表面をキムワイプ(十條キンバリー社製)で一往復拭き
取り、指紋の取れ易さを目視判定した。 ○:指紋を完全に拭き取ることができる △:指紋の拭き取り跡が残る ×:指紋の拭き取り跡が広がり、除去することが困難で
ある (3)対水接触角の測定は接触角計(協和界面科学機械
社製CA−DT型)を用いて測定した。 それぞれの評価結果を表1に示した。
キサンの0.1重量%溶液となした処理液を調製した。
基材となるアルミニウム板〔0.5mmのJIS H
4000(A1050P)に規定されたもの〕を、使用
前に水洗し、その後にメタノールとアセトンを用いて充
分に洗浄した。このようにして準備したアルミニウム板
を処理液に10秒間ディッピングし、引き上げた後60
分間風乾した。ついで5分間パーフルオロヘキサン中で
超音波洗浄を行って過剰の処理剤分子を除去した上で、
風乾し、各測定に供した。 比較例3 別に無処理のアルミニウム板を用意した。
を、キムワイプ(十條キンバリー社製)を手に持って、
中位の強さで同じ表面に対して100往復拭き取り操作
を繰り返した。拭き取り操作前の対水接触角と拭き取り
操作終了後の対水接触角を測定した。対水接触角の測定
は接触角計(協和界面科学機械社製CA−DT型)を用
いて測定した。それぞれの評価結果を表2に示した。
なるので、特に指紋等に対する防汚性が極めて良好であ
り、ガラス、樹脂、金属、セラミック、木材、陶磁器、
石材、皮革等の基材に好適に適用することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 基材の表面に、下記一般式(I)で表さ
れ、数平均分子量が5×102 〜1×105 であるケイ
素含有有機含フッ素ポリマーの層を形成したことを特徴
とする防汚性基材。 【化1】 式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Zは、
フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、c、
d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数を表
し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であり、
a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の存在
順序は、式中において限定されない。Yは、水素又は炭
素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素又は
ヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換
基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。
lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を表
す。nは、1以上の整数を表す。 - 【請求項2】 ケイ素含有有機含フッ素ポリマーが、下
記一般式(II)で表され、数平均分子量が5×102
〜1×105 であるものである請求項1記載の防汚性基
材。 【化2】 式中、pは、1以上の整数を表す。Yは、水素又は炭素
数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素又はヨ
ウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換基
を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。l
は、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を表す。
nは、1以上の整数を表す。
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