JPH09156870A - ゴンドラ装置におけるケージ吊り下げ装置移動レールの接続固定部材及びそれを用いたレール接続固定構造 - Google Patents

ゴンドラ装置におけるケージ吊り下げ装置移動レールの接続固定部材及びそれを用いたレール接続固定構造

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JPH09156870A
JPH09156870A JP34728095A JP34728095A JPH09156870A JP H09156870 A JPH09156870 A JP H09156870A JP 34728095 A JP34728095 A JP 34728095A JP 34728095 A JP34728095 A JP 34728095A JP H09156870 A JPH09156870 A JP H09156870A
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JP
Japan
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rail
fixed
building
fixing
cage
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JP34728095A
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Kunio Hayashi
国男 林
Takashi Matsumoto
隆 松本
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Nihon Bisoh Co Ltd
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Nihon Bisoh Co Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業者に高い技能を要することなく短い時間で
簡単に強固且つ精度良く施工することができ、確かな安
全保証が可能であると共に施工費用も低減できるゴンド
ラ装置におけるケージ吊り下げ装置移動レールの接続固
定部材及びそれを用いたレール接続固定構造を提供す
る。 【解決手段】クリップ20は、レールの腹部側面に沿う
側板部21の下部にレールの底部上面に当接する押圧部
27が形成されると共にこの押圧部27の側方に基礎プ
レートに当接する当接面28を備えた固定基部22が延
設され、側板部21と固定部22とが三角リブ24によ
って補強結合され、固定基部22が基礎プレートから鉛
直に立設されて当該固定基部22を貫通する締着ボルト
によって基礎プレートに固定されると共に、垂直板部2
1がレールの腹部に締着固定されてレールを基礎プレー
トに固定するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の屋上に配
設されたケージ吊り下げ装置が吊り下げロープ部材を介
してケージを吊り下げ、ケージ吊り下げ装置の移動によ
ってケージが水平方向に移動するように構成されたゴン
ドラ装置において、建築物の屋上に敷設され、ケージ吊
り下げ装置の備える上下のローラー部材が頭部に係合
し、当該ケージ吊り下げ装置を係合状態で移動案内する
レールの接続固定部材及びそれを用いたレール接続固定
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の外壁面の施工や補修等の作業を
する際に用いられるゴンドラ装置として、図11に示す
ように、外壁面より外側に至るアーム1Aを備えたケー
ジ吊り下げ装置1が建築物30の屋上に配設されると共
に、そのアーム1Aから垂下された吊り下げロープ2を
介して作業者が乗り込むケージ3を昇降可能に吊り下げ
支持され、ケージ吊り下げ装置1が建築物30の屋上に
敷設されたレール10に沿って移動することでケージ3
を水平方向に移動させるように構成されたものがある。
【0003】このようなゴンドラ装置のケージ吊り下げ
装置1は、図12にその一例の拡大図を示すようにレー
ル10に対して係合状態で案内され、突出するアーム1
Aを介してケージ3を吊り下げるために生ずる回転力に
よってもレール10から外れることのないようになって
いる。即ち、レール10の頭部13の上面と対応してレ
ール10の延設方向と直交する水平の回転軸で回転する
走行車輪1Bと、頭部13の側端と対応してレール10
の延設方向と直交する垂直の回転軸で回転するサイドロ
ーラー1Cと、頭部13の下面と対応してレール10の
延設方向と直交する水平の回転軸で回転するフックロー
ラー1Dとを備えており、レール10の頭部13の上面
に走行車輪1Bが載り、サイドローラー1Cがレール1
0の側端に当接することでレール10に沿う水平方向の
変位を案内すると共に、フックローラー1Dがレール1
0の頭部13の下面に当接して走行車輪1Bのレール1
0からの離間を防ぐようになっているものである。
【0004】レール10は、上記のごとく係合しつつ案
内するものであるために一般走行路用のレールと比較し
て背が高く、建築物に強固に固定される。その固定構造
をそれぞれレールと直交する断面図である図13乃至図
15に示す。
【0005】即ち、図13は、建築物30の鉄骨38の
上にクッションゴム31を介して基礎プレート32がボ
ルト39によって締着され、この基礎プレート32の上
面にレール10がその基部12で溶接固定されたもの。
図14は、建築物30の鉄骨38へ束立て40した上
に、基礎プレート32がクッションゴム31を介してボ
ルト39によって締着され、この基礎プレート32の上
面にレール10がその基部12で溶接によって固定され
たもの。図15は、建築物30の上面(屋上面)に、基
礎プレート32がクッションゴム31を介してコンクリ
ートに埋設された基礎ボルト41によって締着され、こ
の基礎プレート32の上面にレール10がその基部12
で溶接によって固定されたものである。上記何れの固定
構造でも、基礎プレート32は建築物30の屋上にレー
ル10の配設経路の所々に設けられ、レール10はその
基部12で基礎プレート32に溶接によって固定されて
いるものである。
【0006】レール10は、所定長さのものが接続され
て用いられ、その接続部は基礎プレート配設位置と対応
するように設定され、図16に平面図を示すようにそれ
ぞれのレール10(接続レール10A,10B)がその
底部で基礎プレート32に溶接されると共に、対向する
端面の周囲が現場にて開先加工された後溶接され、頭部
の車輪当接面はグラインダーによって平滑に研削仕上げ
される。また、所定長さ(例えば25m)毎に、レール
10の温度変化による伸縮を許容するために図17に分
解斜視図を示すようなエキスパンション部が設けられて
いる。即ち、一方のレール10Bは基礎プレート32に
溶接固定され、他方のレール10Aは固定されることな
くレール10B及び基礎プレート32に溶接固定された
ガイド板51,52によって案内されて中心が一致した
状態で離接変位可能に結合されているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき構成のレールの接続固定構造は、レールを建築物
の屋上に配設した基礎プレートに溶接によって固定する
ものであるため、溶接部の強度を維持して安全を保証す
るために多くの溶接固定箇所(基礎プレート)が必要で
あり、高い技能を有する作業者を要すると共に溶接の管
理も非常に難しく、屋外作業となるために溶接作業が天
候によって左右されて作業効率が悪く、その間作業者を
拘束するために人件費が嵩むものであった。
【0008】また、レール自体には溶融亜鉛メッキ等の
防錆処理が施されているが、溶接による接合部はこのメ
ッキを剥離して溶接作業を行った後防錆処理を施す必要
があり、更に、溶接に伴ってレールに歪みが生じ、この
歪みによるレールの曲がりの矯正や平面出しに時間を要
し、その上溶接によって飛散する火花に対する養生も必
要であって、極めて面倒で多大な工数を要する。
【0009】即ち、溶接によってレールを固定している
ものであるために作業者に高い技能を必要とすると共に
作業効率が悪く時間を要し、極めて不合理なものであっ
た。
【0010】本発明は、上記解決課題に鑑みて成された
ものであって、作業者に高い技能を要することなく短い
時間で簡単に強固且つ精度良く施工することができ、確
かな安全保証が可能であると共に施工費用も低減できる
ゴンドラ装置におけるケージ吊り下げ装置移動レールの
接続固定部材及びそれを用いたレール接続固定構造を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明に係るゴンドラ装置におけるケージ吊り下げ装置移動
レールの接続固定部材は、建築物の屋上に配設されたケ
ージ吊り下げ装置が吊り下げロープ部材を介してケージ
を吊り下げ、前記ケージ吊り下げ装置の移動によって前
記ケージが水平方向に移動するように構成されたゴンド
ラ装置において、前記建築物の屋上に敷設され、前記ケ
ージ吊り下げ装置の備える上下のローラー部材が頭部に
係合し、当該ケージ吊り下げ装置を係合状態で移動案内
するレールを接続固定するものであって、前記レールの
腹部側面の高さ方向略全域にわたる高さの側板部の下部
に前記レールの底部上面に当接する押圧部が形成される
と共に、該押圧部の側方にレール設置面に当接する当接
面を備えた固定基部が延設され、前記側板部と前記固定
部とが補強リブ部材によってを補強結合され、該固定基
部が前記レール設置面に当該レール設置面に鉛直に植設
されて当該固定基部を貫通する固定ネジ部材によって固
定されると共に、前記側板部が前記レールの腹部に締着
固定されて前記レールを前記レール設置面に固定するよ
うに構成されていることを特徴とする。
【0012】また、上記ゴンドラ装置におけるケージ吊
り下げ装置移動レールの接続固定部材を用いたレールの
固定構造は、建築物の屋上に防震部材とベース板部材を
介して配設されたレールの両側に、それぞれ上記接続固
定部材が配置され、それぞれの上記固定部が前記建築物
に鉛直に設けられた固定ネジ部材に締着されて上記押圧
部で前記レールの底部を前記ベース板上に押圧すると共
に、それぞれの上記側板部が前記レールの腹部を挟んで
結合ネジ部材によって共締め固定され、前記レールを前
記建築物に固定することを特徴とする。
【0013】また、上記ゴンドラ装置におけるケージ吊
り下げ装置移動レールの接続固定部材を用いたレールの
接続固定構造は、建築物の屋上に防震部材とベース板部
材を介して配設されたレールの接続部の両側に、それぞ
れ上記接続固定部材が前記接合レール間に跨って配置さ
れ、それぞれの上記固定部が前記建築物に鉛直に設けら
れた固定ネジ部材に締着されて上記押圧部で前記両レー
ルの底部を前記ベース板上に押圧すると共に、それぞれ
の上記側板部が前記両レールの腹部を挟んでそれぞれに
結合ネジ部材によって共締め固定され、前記両レールを
接続すると共に前記レールを前記建築物に固定すること
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るゴ
ンドラ装置におけるケージ吊り下げ装置移動レールの接
続固定部材としてのクリップ20によるレール10(1
0A,10B)の接続固定構造を示す斜視図、図2はそ
のA−A断面図である。尚、図1はレール10A,10
Bの接続部を示すが、接続部以外の部位も全く同様な構
造で固定することができるものである。
【0015】クリップ20は、図3に斜視図、図4にそ
のB−B断面図を示すように、垂直な板状の側板部21
の下端から固定基部22が側方に略水平に延設されると
共にその角部に逃げ23が設けられた断面形状略L字状
であり、所定長さに形成されている。また、その長手方
向両端部と長手方向を三等分する位置(即ち四カ所)
に、側板部と固定基部を結んで補強リブとしての三角リ
ブ24が設けられている。
【0016】側板部22は、レール10の腹部11と対
応する(頭部13の下面と底部12の上面との間に収容
可能な)高さであって、三角リブ24に挟まれた両端の
領域にそれぞれレール結合穴25が貫通形成されてい
る。三角リブ24の開始位置とレール結合穴25の位置
は、側板部22の高さ方向略中央とされて後述するレー
ル10を固定した状態で当該三角リブ24及びレール結
合穴25に挿通されるボルト頭がレール10に案内され
るケージ吊り下げ装置のローラーと干渉しないように設
定されている。尚、レール結合穴25は接続するレール
10A,10Bの温度による伸縮を許容可能なように水
平方向に所定長さの長穴となっている。
【0017】固定基部22には、三角リブ24に挟まれ
た各領域にそれぞれ締着穴26が貫通形成され、また、
その下面は、側板部22側(逃げ23と隣接する側)が
レール10の底部12の上面と対応する勾配の押圧部2
7とされると共に、外端縁に沿って水平な当接面28が
所定幅で形成されている。締着穴26は、当該クリップ
20の長手方向(レール10中心軸方向)と直交する方
向に所定長さの長穴となっている。
【0018】尚、三角リブ24,レール結合穴25及び
締着穴26の数は、上記例に限るものではなく、例えば
図5乃至図7に平面図を示すように適宜変更可能なもの
である。即ち、図5はレール結合穴26が上下二カ所合
計4カ所設けられると共に上下で長手方向にずらされて
いるもの、図6は三角リブ24が両端と中央の三カ所設
けられてレール結合穴25及び締着穴26は二カ所のも
の、図7は三角リブ24が両端のみに設けられたのもの
である。また、上記例は直線状のレール10を接続固定
するものであるが、図8乃至図10に示すように円弧状
のクリップ20を用いることで屈曲したレール10を接
続固定することができる。図8は三角リブ24が四カ所
のもの、図9は三角リブ24が三カ所のもの、図10は
三角リブ24が二カ所のものである。
【0019】次に、上記構成のクリップ20を用いたレ
ールの固定連結構成について説明する。
【0020】建築物30のレール敷設位置には、例えば
ネオプレンゴム等の弾性材によって所定厚さに形成され
た板状の防震部材としてのクッション材31が配設さ
れ、その上に所定厚さの鉄板である基礎プレート32が
配置され、建築物30に鉛直に植設された締着ボルト3
3がこれらクッション材31と基礎プレート32を貫通
して上方に突出配設されている。クッション材31及び
基礎プレート32は、レール10を挟んで配置される一
対のクリップ20の平面形状よりやや大きく設定され、
レール10の敷設方向に沿って所定間隔で所々に設けら
れているものである。尚、図1及び図2は、建築物30
の図示しない鉄骨上に束立てした上にレール10が敷設
された構成を例示したものであるが、鉄骨上に直接又は
コンクリート面上に敷設するものであっても同様に構成
することができるものである。
【0021】レール10は、基礎プレート32の上面に
載置状態で配置され、その両側に当該レール10の腹部
11を挟むように設けられた一対のクリップ20,20
によって固定されている。
【0022】クリップ20は、その固定部22の締着穴
26に挿通した固定ネジ部材としての締着ボルト33に
螺合したナット34によって基礎プレート32上に押圧
され、その固定基部22の当接面28が基礎プレート3
2の上面に当接すると共に押圧部27がレール10の底
部12の上面に当接して当該底部12を基礎プレート3
2上に押圧し、これによってレール10を基礎プレート
32上に押圧固定すると同時に当該クリップ20も固定
されている。
【0023】両クリップ20,20の側板部21,21
は、それぞれレール10の腹部11に密着し、一方のク
リップ20側からレール結合穴25とレール10の腹部
11を貫通し他方のクリップ20側に突出配設された結
合ネジ部材としての結合ボルト35に螺合したナット3
6によって腹部11(即ちレール10)に固定されてい
る。
【0024】即ち、クリップ20は、その側板部21が
レール10の腹部11に結合ボルト35とこれに螺合す
るナット36によって固定されると共に、固定基部22
が締着ボルト33とナット34によって基礎プレート3
2上(建築物30)に固定され、更に、その押圧部27
でレール10を基礎プレート32上に押圧しているもの
である。従って、レール10は、クリップ20を介して
建築物30と結合され、クリップ20の押圧部27によ
って基礎プレート32上に押圧されて固定されているも
のである。
【0025】クリップ20の側板部21の二個のレール
結合穴25は、それぞれ接続レール10A,10Bに対
応すると共に、固定基部22の押圧部27は接続レール
10A,10Bを同時に押圧し、従って、接続レール1
0A,10Bを建築物30へ固定すると同時に接続する
ことができるものである。
【0026】また、クリップ20の側板部21は、レー
ル10の腹部11の高さ方向略全域に位置するため、特
に接合部においてケージ吊り下げ装置によって作用する
曲げモーメントに抗してレール10の傾きを防ぐように
作用する。
【0027】上記構成の施工手順としては、建築物30
のレール敷設面にクッション材31と基礎プレート32
を配置し、その上にレール10及びクリップ20を仮配
置して全体の配置終了後、締着ボルト33及び結合ボル
ト35に螺合するナット34,36を仮締めし、レール
10の通り芯を出し、接続レール10A,10Bの対向
端面間に熱膨張によるエキスパンション寸法を確保しつ
つ各ナット34,36を本締めする。このように各接続
部にエキスパンション寸法を確保することで、一定距離
毎に複雑なエキスパンション部を構成する必要がなくな
ってレール敷設作業が極めて容易となる。
【0028】本構成によれば、事前テスト等によってク
リップ20及び当該クリップ20によるレール10の確
実な固定強度を把握することができ、施工時にはナット
34,36の締着トルクを管理することで強度保証が可
能となる。また、溶接のようにレール10に歪みを生ず
ることがないため、高精度に施工できる。
【0029】更に、施工現場でレール10に加工を施す
ことなくネジ締めのみによって施工できるために作業が
容易であって溶接等の特殊技能を必要としないと共に施
工後に防錆処理の必要がなく、施工現場を汚すことがな
いために養生が不要となると共に環境汚染の虞もなな
く、多少の雨であっても作業可能であるために作業進行
が天候に左右されることなく短時間で合理的に施工でき
るものである。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるゴンド
ラ装置におけるケージ吊り下げ装置移動レールの接続固
定部材及びそれを用いたレール接続固定構造によれば、
施工現場でレールに加工を施すことなくネジ締めのみに
よって施工できるために作業が容易であって溶接等の特
殊技能を必要としないと共に施工後に防錆処理の必要が
なく、施工現場を汚すことがないために養生が不要とな
ると共に環境汚染の虞もなく、多少の雨であっても作業
可能であるために作業進行が天候に左右されることなく
短時間で合理的に施工できる。
【0031】また、強固な接続固定が可能となると共
に、事前テスト等によって接続固定部材の強度及びそれ
によるレール固定強度が解るため、施工時には締着ネジ
の締め付けトルクを管理することで強度保証が可能とな
る。更に、溶接のようにレールに歪みを生じさせること
がないため、高精度に施工できるものである。
【0032】即ち、作業者に高い技能を要することなく
短い時間で簡単に強固且つ精度良く施工することがで
き、確かな安全保証が可能であると共に施工費用も低減
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴンドラ装置におけるケージ吊り
下げ装置移動レールの接続固定部材であるクリップによ
るレールの接続固定構造を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】クリップの外観斜視図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】三角リブ及び結合穴が異なる配置のクリップの
例を示す正面図である。
【図6】三角リブ及び結合穴が異なる配置のクリップの
例を示す正面図である。
【図7】三角リブ及び結合穴が異なる配置のクリップの
例を示す正面図である。
【図8】曲線状のレールに用いるクリップの例を示す斜
視図である。
【図9】曲線状のレールに用いるクリップの例を示す斜
視図である。
【図10】曲線状のレールに用いるクリップの例を示す
斜視図である。
【図11】ゴンドラ装置を示す外観図である。
【図12】ゴンドラ装置のレールとの係合状態を示す拡
大図である。
【図13】従来例としてのレール固定構造を示し、
(A)は断面図、(B)はその平面図である。
【図14】従来例としてのレール固定構造を示す断面図
である。
【図15】従来例としてのレール固定構造を示す断面図
である。
【図16】従来例としてのレール接合構造を示す断面図
である。
【図17】従来例としてのレールのエキスパンション部
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 レール 11 腹部 20 クリップ(接続固定部材) 21 側板部 22 固定基部 27 押圧部 28 当接部 30 建築物 32 基礎プレート(レール設置面) 33 締着ボルト(固定ネジ部材) 34 ナット(固定ネジ部材) 35 結合ボルト(結合ネジ部材) 36 ナット(結合ネジ部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の屋上に配設されたケージ吊り下げ
    装置が吊り下げロープ部材を介してケージを吊り下げ、
    前記ケージ吊り下げ装置の移動によって前記ケージが水
    平方向に移動するように構成されたゴンドラ装置におい
    て、前記建築物の屋上に敷設され、前記ケージ吊り下げ
    装置の備える上下のローラー部材が頭部に係合し、当該
    ケージ吊り下げ装置を係合状態で移動案内するレールを
    接続固定するものであって、 前記レールの腹部側面の高さ方向略全域にわたる高さの
    側板部の下部に前記レールの底部上面に当接する押圧部
    が形成されると共に、該押圧部の側方にレール設置面に
    当接する当接面を備えた固定基部が延設され、前記側板
    部と前記固定部とが補強リブ部材によって補強結合さ
    れ、前記固定基部が前記レール設置面に当該レール設置
    面に鉛直に植設されて当該固定基部を貫通する固定ネジ
    部材によって固定されると共に、前記側板部が前記レー
    ルの腹部に締着固定されて前記レールを前記レール設置
    面に固定するように構成されていることを特徴とするゴ
    ンドラ装置におけるケージ吊り下げ装置移動レールの接
    続固定部材。
  2. 【請求項2】建築物の屋上に防震部材とベース板部材を
    介して配設されたレールの両側に、それぞれ上記接続固
    定部材が配置され、それぞれの上記固定部が前記建築物
    に鉛直に設けられた固定ネジ部材に締着されて上記押圧
    部で前記レールの底部を前記ベース板上に押圧すると共
    に、それぞれの上記側板部が前記レールの腹部を挟んで
    結合ネジ部材によって共締め固定され、前記レールを前
    記建築物に固定することを特徴とする請求項1に記載の
    ゴンドラ装置におけるケージ吊り下げ装置移動レールの
    接続固定部材を用いたレールの固定構造。
  3. 【請求項3】建築物の屋上に防震部材とベース板部材を
    介して配設されたレールの接続部の両側に、それぞれ上
    記接続固定部材が前記接続レール間に跨って配置され、
    それぞれの上記固定部が前記建築物に鉛直に設けられた
    固定ネジ部材に締着されて上記押圧部で前記両レールの
    底部を前記ベース板上に押圧すると共に、それぞれの上
    記側板部が前記両レールの腹部を挟んでそれぞれに結合
    ネジ部材によって共締め固定され、前記両レールを接続
    すると共に前記レールを前記建築物に固定することを特
    徴とする請求項1に記載のゴンドラ装置におけるケージ
    吊り下げ装置移動レールの接続固定部材を用いたレール
    の接続固定構造。
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