JPH09156184A - レーザ記録装置 - Google Patents

レーザ記録装置

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JPH09156184A
JPH09156184A JP7317684A JP31768495A JPH09156184A JP H09156184 A JPH09156184 A JP H09156184A JP 7317684 A JP7317684 A JP 7317684A JP 31768495 A JP31768495 A JP 31768495A JP H09156184 A JPH09156184 A JP H09156184A
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JP
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laser
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upper main
closing
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Application number
JP7317684A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Sakurai
紀之 桜井
Toshihiro Okabashi
俊裕 岡橋
Tadashi Taniguchi
匡 谷口
Koichi Matsumoto
公一 松本
Yoshiaki Masuda
佳昭 増田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上側本体の開閉動作を自動化することにより、
オペレータの負担を軽減するとともに、設計の自由度を
担保して装置の小型化を実現する。 【解決手段】原稿台11、スキャナ部12、レーザ露光
部13及び画像プロセス部14を備えた上側本体2を、
支点4において給紙部15、用紙搬送部16、定着部1
7及び中間貯留部18を備えた下側本体3に対して開閉
自在にし、ロック爪92aを含むロック機構により閉鎖
状態を維持し、このロック機構による閉鎖状態の維持を
解除したのちに開閉モータ5aを正逆転させて上側本体
2を開閉動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル複写
機やレーザプリンタ等のように、レーザ露光手段を用い
て電子写真法による画像形成を行うレーザ記録装置に関
し、特に、装置本体を上下2分割に開閉自在に構成した
所謂クラムシェル型のレーザ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを用いた複写機やプリ
ンタ等のレーザ記録装置では、帯電工程、露光工程及び
現像工程を経て感光体の表面に形成された現像剤画像を
転写工程において用紙上に転写し、さらに、定着工程に
おいて用紙上に画像を定着させる。このようにレーザ記
録装置では、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程
及び定着工程が順次実行されるとともに、これらの工程
の進捗状況に合わせて用紙を搬送する必要があり、装置
内部には、給紙部から感光体及び定着装置を経て排紙部
に至る用紙搬送路が形成されている。
【0003】また、用紙搬送路を構成するローラやベル
トの経時劣化や用紙の紙質の変化等により用紙搬送路中
においてジャム(紙詰まり)を生じる場合があり、ジャ
ムを生じた用紙を用紙搬送路から排除するジャム処理作
業を容易にすべく、装置本体を用紙搬送路を含む面で2
分割に構成し、上側本体を下側本体に対して開閉自在に
したクラムシェル型のレーザ記録装置がある。
【0004】ところが、クラムシェル型のレーザ記録装
置では、上側本体の開閉時の衝撃により、レーザ露光手
段の取付位置やレーザ走査手段の回転動作に誤差を生じ
たり、レーザ露光手段の破損を招く問題がある。
【0005】そごて、従来のクラムシェル型のレーザ記
録装置では、例えば、特開平2−13305号公報に開
示されているように、上側本体において枢動支軸を挟ん
で押上側と反対側にレーザ露光手段を配置し、レーザ露
光手段の重量が上側本体の開閉時にバランスウエイトと
して作用するように構成したものがあった。このように
構成することにより、開閉時における衝撃を緩和してレ
ーザ露光手段の取付位置やレーザ走査手段の回転動作の
誤差や、レーザ露光手段の破損を防止することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レーザ記録装置では、上側本体の開閉動作を手動操作に
より行っていたため、オペレータに大きな負担を強いる
だけでなく、開閉時の操作力が一定でないために装置の
各部に作用する外力の予測が難しく、設計時の強度計算
が困難になる問題があった。また、特開平2−1330
5号公報に開示された構成では、設計の自由度が制限さ
れ、スペース効率の向上による装置の小型化を実現する
ことができない。
【0007】この発明の目的は、上側本体の開閉動作を
自動化することにより、オペレータの負担を軽減すると
ともに、設計の自由度を担保して装置の小型化を実現で
きるレーザ記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、装置本体を上下2分割に構成するとともに、下側本
体に対して上側本体を開閉自在に支持し、レーザ露光手
段の状態に基づく判定結果に応じて上側本体を下側本体
に対して自動開閉する制御手段を設けたことを特徴とす
る。したがって、レーザ露光手段の状態に応じて上側本
体が自動的に開閉される。
【0009】請求項2に記載した発明は、下側本体に対
して上側本体を強制的に開閉動作させる手動操作手段を
備えたことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載した発明は、用紙の搬送状
態を判定する搬送状態判定手段を備え、前記制御手段
が、搬送状態判定手段の判定結果に基づいて上側本体を
下側本体に対して自動開閉することを特徴とする。
【0011】請求項4に記載した発明は、装置本体を上
下2分割に構成するとともに、下側本体に対して上側本
体を開閉自在に支持し、レーザ露光手段を構成するレー
ザ走査部の回転数を検出する回転検出手段を備え、回転
検出手段の検出結果が所定回転数以下であるか否かの判
断結果に応じて下側本体に対する上側本体の自動開閉動
作を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載した発明は、前記制御手段
が、回転検出手段の検出結果に応じて下側本体に対する
上側本体の開閉速度を制御することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の態様】以下にこの発明のレーザ記録装置
の一例としてディジタル複写機を例にあげて説明する。
図1は、この発明の実施形態であるディジタル複写機の
開放状態の構成を示す概略の正面断面図である。複写機
本体1は、上側本体2と下側本体3との上下2分割に構
成されており、上側本体2は、下側本体3に対して支点
4を中心に開閉自在にされている。上側本体2は、原稿
台11、スキャナ部12、レーザ露光部13及び画像プ
ロセス部14を備えている。原稿台11は、硬質透明ガ
ラス板により構成されている。スキャナ部12は、原稿
台11に載置された原稿の画像を光源21により走査
し、原稿における反射光をミラー22〜24及びレンズ
25を介してCCD26に配光して原稿の画像を読み取
る。レーザ露光部13は、レーザ照射装置31、ポリゴ
ンミラー32及びfθレンズ33を備えており、レーザ
照射装置から照射されたレーザ光を画像プロセス部14
の感光体ドラム41の表面に配光する。画像形成プロセ
ス部14は、感光体ドラム41の周囲に帯電器42、現
像器43、転写器44及びクリーナ45等を備え、周知
の電子写真法による画像形成プロセスを実行する。この
うち、転写器44は下側本体3に取り付けられている。
【0014】下側本体3は、給紙部15、用紙搬送部1
6、定着部17及び中間貯留部18を備えている。給紙
部15は、用紙を収納した給紙カセット51、及び、給
紙カセット51内の用紙を1枚ずつ給紙する給紙ローラ
52を備えている。用紙搬送部16は、給紙部15又は
中間貯留部18から画像プロセス部14及び定着部17
を経由して排紙トレイ64又は中間貯留部18に至る間
に用紙を搬送する。用紙搬送部16は、搬送ローラ6
1、レジストローラ62及び搬送ベルト63を備えてい
る。但し、上下一対のローラにより構成される搬送ロー
ラ61及びレジストローラ62の上側のローラは、上側
本体2に取り付けられている。この用紙搬送部16の所
定の箇所には、用紙の有無を検出する用紙センサS1〜
S8が設けられている。用紙センサS1〜S8のそれぞ
れは、用紙を検出していない状態でオンし、用紙を検出
している状態ではオフする。定着部17は、上下一対の
ローラにより構成されており、画像プロセス部14を通
過した用紙を加熱及び加圧し、用紙上に転写された現像
剤画像を溶融して定着する。中間貯留部18は、定着部
17を通過した用紙を一旦収納する中間トレイ81、及
び、中間トレイ81に収納された用紙の搬送方向を反転
して画像プロセス部14に導く反転搬送路82により構
成されており、用紙の両面に画像を形成する際に機能す
る。
【0015】上側本体2及び下側本体3のそれぞれの開
閉側には、上端を上側本体2に軸支され下端を下側本体
3に軸支されたダンパー9が設けられている。このダン
パー9は、下側本体3に対する上側本体2の開閉状態を
単独で維持できる程度の減衰力に設定されている。
【0016】図2は、上記ディジタル複写機の開閉支点
側の構成を示す図である。上側本体2の前後のフレーム
2a,2bには、ギア6a,6bが固定されている。こ
のギア6a,6bは、下側本体3の前後のフレーム3
a,3bに軸支された回転軸4a,4bに同軸上に固定
されている。また、ギア6a,6bには、クラッチ7
a,7bを介してステッピングモータ5a,5bの回転
が伝達される。回転軸4a,4bにはエンコーダ8aが
取り付けられており、回転軸4a,4bの回転、即ち、
上側本体2の開閉状態がフォトセンサ8bにより検出さ
れる。
【0017】図3〜5は、上記ディジタル複写機の開閉
側に設けられたロック機構の構成を示す図である。上側
本体2の前後のフレーム2a,2bの間には連結軸91
が架け渡されており、この連結軸91の前後2箇所にロ
ック爪92a,92bが固定されている。このロック爪
92a,92bの下端は、下側本体3の前後のフレーム
3a,3bに固定されたロック板94a,94bの孔部
に係合する形状にされている。前側のロック爪92aに
は、一端をフレーム2aに係止したコイルスプリング9
3の他端が係止されており、ロック爪92a及びロック
爪92aとともに連結軸91に固定されたロック爪92
bは、コイルスプリング93の弾性力によりロック板9
4a,94bの孔部との係合状態を解除する方向(図4
に示す矢印A方向)に付勢されている。
【0018】一方、下側本体3には、ソレノイド95及
びスプリング96aにより動作する固定板96が備えら
れている。この固定板96は、ソレノイド95が駆動さ
れていない状態ではスプリング96aの弾性力により、
図4(A)に示すように、ロック板94a,94bの孔
部に係合したロック爪92a,92bの下端にロック板
94a,94bの反対側から当接し、ロック板94a,
94bに対するロック爪92a,92bの係合状態を固
定する。ソレノイド95が駆動されると、図4(B)に
示すように、固定板96は下方(図に示す矢印B方向)
に移動し、ロック爪92a,92bの下端に当接しなく
なる。これによって、ロック爪92a,92bはコイル
スプリング93の弾性力により矢印A方向に回転し、ロ
ック板94a,94bとの係合状態を解除する。したが
って、上側本体2を自動開放する際には、ソレノイド9
5を駆動した状態で前述のステッピングモータ5a,5
bを開放方向に所定角度だけ回転した後、ソレノイド9
5の駆動を停止する。
【0019】また、連結軸91において後ろ側のフレー
ム2bの背面に露出した部分には、補助板97が取り付
けられている。この補助板97の下端にはソレノイド9
8のアクチュエータが係合しており、ソレノイド98を
駆動すると補助板97は連結軸91とともに図5(C)
に示す矢印B方向に回転する。この連結軸91の回転に
よりロック爪92a,92bも矢印B方向に回転し、図
5(A)に示すように、ロック板94a,94bに係合
する。したがって、上側本体2を自動閉鎖する場合に
は、ソレノイド98を駆動した状態でステッピングモー
タ5a,5bを閉鎖方向に所定角度だけ回転した後、ソ
レノイド98の駆動を停止する。
【0020】なお、ロック爪92aの固定板96側の下
端部をロック板94a側に傾斜させておき、ロック板9
4aに係合しない状態に位置するロック爪92aの下端
部が上側本体2の閉鎖方向の移動にともなって下方に移
動した際に固定板96に当接し、ロック爪92aがロッ
ク板94aに係合するように構成することにより、補助
板97及びソレノイド98を省略してもよい。
【0021】さらに、連結軸91において前側のフレー
ム2aから前面に露出した部分には、レバー99が取り
付けられている。サービスモードにおいて上側本体2を
手動開放する場合には、レバー99に設けられた手動ス
イッチ100を操作することにより、センサ101の検
出信号に基づいてソレノイド95が駆動され、ロック板
94a,94bに対するロック爪92a,92bの係合
状態が解除される。これによって上側本体2は手動操作
により開放することができ、開放状態はダンパー9の減
衰力により維持される。
【0022】図6は、上記ディジタル複写機の制御部の
構成を示すブロック図である。複写機本体1を制御する
制御部は、ROM180およびRAM181を備えたC
PU179によって構成されている。このCPU179
にはインタフェース178を介してモータドライバ17
0、クラッチドライバ171、ソレノイドドライバ17
2、複数のセンサS1〜Sn、ドライバ174,177
およびコントローラ183が接続されている。CPU1
79は直流電源173から電源の供給を受け、ROM1
80に予め書き込まれたプログラムに従ってこれら入出
力機器を統括制御する。この間に入出力されるデータは
RAM181の所定のメモリエリアに一時格納される。
【0023】CPU179は、操作パネル175におけ
るキー176の操作状態をコントローラ183から読み
取り、キー176の操作による設定状態に応じて各ドラ
イバ170〜172、174、177に対し駆動データ
を出力する。モータドライバ172は感光体101を駆
動するモータや原稿ドラム5,6を駆動するモータが、
前述のステッピングモータ5a,5bとともに接続され
ている。クラッチドライバ171には、各モータの回転
をレジストローラ19a,19b等に選択的に伝達する
クラッチが、前述のクラッチ7a,7bとともに接続さ
れている。ソレノイドドライバ172には各搬送経路に
設けられているフラッパ等を動作させるソレノイドが、
前述のソレノイド95,98とともに接続されている。
また、ドライバ174にはコピーランプ150が接続さ
れ、ドライバ177には操作パネル175に設けられた
ディスプレイ182が接続されている。
【0024】図7は、上記ディジタル複写機の制御部の
自動開閉動作時における処理手順の概略を示すフローチ
ャートである。操作パネル175において自動開閉キー
が操作されると(s1)、CPU179は、上側本体2
が閉鎖状態であるか否かの判別を行う(s2)。上側本
体2が閉鎖状態である場合には、CPU179は、ディ
スプレイ182上に自動開放動作を行う旨の表示を行っ
た後(s3)、自動開放動作を実行する(s4)。具体
的には、ソレノイド95を駆動した状態でステッピング
モータ5a,5bを開放方向に所定角度だけ回転した
後、ソレノイド95の駆動を停止し、開放動作が完了す
るとs1に戻る(s5)。自動開閉キーが操作された際
に上側本体2が開放状態である場合には、CPU179
は、ディスプレイ182上に自動閉鎖動作を行う旨の表
示を行った後(s6)、自動閉鎖動作を実行する(s
7)。具体的には、ソレノイド98を駆動した状態でス
テッピングモータ5a,5bを閉鎖方向に所定角度だけ
回転した後、ソレノイド98の駆動を停止し、閉鎖動作
が完了すると処理を終了する(s8)。
【0025】図8は、上記ディジタル複写機の制御部の
サービスモードにおける処理手順を示すフローチャート
である。操作パネル175において、ディジタル複写機
本体1の内部のメンテナンス等を行うサービスモードが
設定されると(s11)、CPU179は、手動スイッ
チ100が操作されたか否かの判別を行い(s12)、
手動スイッチが操作された場合には、ディスプレイ18
2上に手動開閉動作を行う旨を表示の後(s13)、ソ
レノイド85を駆動して上側本体2を手動により開閉で
きるようにする(s14)。手動スイッチ100が操作
されなかった場合には、CPU179は、自動開閉機構
のトラブルの有無を判別し(s15)、自動開閉機構が
トラブルを生じている場合はs13,s14の処理を行
う。自動開閉機構がトラブルを生じていない場合は、上
述の自動開閉動作を行う(s16)。この後、操作パネ
ル175においてサービスモードが解除されれば処理を
終了する(s17)。
【0026】図9は、上記ディジタル複写機における複
写動作時の処理手順を示すフローチャートである。原稿
台11に原稿が載置され、操作パネル175においてコ
ピースイッチが操作されると(s21)、スキャナ部1
2により原稿台11上の原稿の画像の走査を行う(s2
2)。CCD26が読み取った画像は、図10に示す画
像処理部111において画像処理される(s23)。即
ち、CCD26の出力信号は、CCD部112において
A/D変換、MTF補正、白黒補正及びガンマ補正され
た後、例えば8ビットのディジタルデータとしてヒスト
グラム処理部113に入力される。ヒストグラム処理部
113は、0〜255値の濃度情報を求め、必要に応じ
て処理結果を画像処理CPU114に出力するととも
に、誤差拡散処理部115に出力する。誤差拡散処理部
115は、8ビットのディジタルデータを1ビットのデ
ィジタルデータに変換する。
【0027】このような画像処理を受けた画像データ
を、メモリ116に一時格納し(s24)、レーザ露光
部13を駆動してレーザ光の走査を行う(s25)。即
ち、メモリ116から読み出された画像データは、変倍
処理部117及び濃度変換処理部118を経てレーザ出
力部31に供給され、レーザ出力部31は画像データに
基づいてレーザ光を照射する。照射された光は、ポリゴ
ンミラー32の回転により等角速度偏光された後、fθ
レンズ33を介して感光体ドラム41の表面を露光す
る。感光体ドラム41の表面はレーザ光の露光に先立っ
て帯電器42により単一極性の電荷を帯電しており、レ
ーザ光の露光により感光体ドラム41の表面には静電潜
像が形成される。この静電潜像が現像器43による現像
剤の供給を受けて現像剤画像に顕像化される。
【0028】CPU179は、感光体ドラム41の回転
に同期して給紙部15から用紙が用紙搬送路16に給紙
される(s26)。給紙された用紙には、感光体ドラム
41の表面に形成された現像剤画像が転写器44により
転写される。用紙に転写された現像剤画像は、定着部1
7において加熱及び加圧され、用紙上に溶融、定着す
る。この後、用紙は、排紙トレイ64に排出されるか、
または、中間トレイ81に一時貯留される。CPU17
9は、用紙の給紙を開始した後、用紙搬送路16内に設
置された用紙センサS1〜S8の検出信号をフェッチす
る(s27)。用紙センサS1〜S8のいずれの検出信
号も一定時間以上継続してオフしておらず、他のトラブ
ルも生じなかった場合には、用紙を排出して次のコピー
スイッチの操作を待機する(s28〜s30)。なお、
用紙センサS1〜S8のそれぞれは、搬送され得る最短
の用紙の長さ以下の間隔で配置されており、一定時間と
は、搬送され得る最長の用紙の通過時間である。
【0029】用紙センサS1〜S8の検出信号のいずれ
かが一定時間以上継続してオフした場合には、図11に
示す関係に基づいてジャムの発生位置を特定し(s3
1)、ジャムが発生した旨、及び、自動開放動作を受け
付ける旨をディスプレイ182上に表示する(s3
2)。自動開放動作が指示されるとソレノイド95をオ
ンしてロック爪92a,92bを解除し(s34)、開
閉モータ5a,5bを正転して自動開放動作を行う(s
35)。上側本体2が所定角度まで開放して自動開放動
作が完了すると、ディスプレイ182上にジャム用紙の
除去を促す表示を行う(s36,s37)。
【0030】ジャム用紙が除去されたことを用紙センサ
S1〜S8の検出信号の状態で検出し(s38)、用紙
センサS1〜S8の全てがオンしている場合には、ディ
スプレイ182上に自動閉鎖動作を受け付ける旨を表示
する(s39)。自動閉鎖動作が指示されると、開閉モ
ータ5a,5bを逆転して上側本体2の閉鎖動作を開始
する(s40,s41)。自動閉鎖動作が完了すると、
ロック爪92a,92bを固定し(s42,s43)、
異常の有無の確認の後(s44)、コピースイッチの操
作によりレーザ走査をはじめとする画像消形成プロセス
を再開する(s45→s25)。
【0031】図12は、この発明の別の実施態様に係る
ディジタル複写機の制御部における処理手順の一部を示
すフローチャートである。用紙の給紙後にジャムの発生
を検出すると(s51,s52)、ジャムの発生をディ
スプレイ182上に表示するとともに(s53)、ジャ
ムを発生した位置が上側本体2を開放することなくジャ
ムを解除できる位置であるか否かの判別を行う(s5
4)。上側本体2を開放することなくジャムを解除でき
る位置である場合には、その旨、及び、ジャムの解除処
理手順をディスプレイ182上に表示する(s55,s
56)。次いで、用紙センサS1〜S8による異常の有
無の判断の後(s57)、コピースイッチの操作に基づ
いてリカバリー用紙を再給紙する(s59)。
【0032】以上の処理により、例えば、用紙センサS
8のみがオフしており排紙トレイ67側からジャム用紙
を引き出すことができる場合のように、上側本体2を開
放することなくジャム処理を行うことができる位置でジ
ャムを発生した場合には、上側本体2を開閉することな
くジャム処理が行われ、ジャムの発生場所に応じた最適
な処理を行うことができる。
【0033】図13は、請求項3に記載した発明の実施
態様に係るディジタル複写機の制御部の処理手順の一部
を示すフローチャートである。用紙の給紙後にジャムの
発生を検出すると(s61,s62)、ジャムの発生位
置に基づいて上側本体2を開放する必要があるか否かの
判別を行う(s63)。上側本体2を開放する必要があ
る場合には、レーザ露光部13に含まれるポリゴンミラ
ー32を駆動するモータを減速し(s64)、モータの
回転が停止すると(s65)、ジャムが発生した旨、及
び、自動開閉動作の指示を受け付ける旨をディスプレイ
182上に表示する(s65)。この後、図9に示した
s33〜s45のジャム処理を実行する。なお、上側本
体2を開放する必要かない場合は、図12に示したs5
5〜s59の処理を実行する。
【0034】以上の処理により、ポリゴンミラー32の
回転が停止した後に上側本体2が開閉されるため、上側
本体2の開閉動作によってポリゴンミラー32に作用す
る衝撃を緩和して回転精度の誤差や破損を生じることは
ない。
【0035】図14は、請求項4に記載した発明の実施
態様に係るディジタル複写機の制御部の処理手順の一部
を示すフローチャートである。用紙の給紙後にジャムの
発生を検出すると(s71,s72)、ジャムの発生位
置に基づいて上側本体2を開放する必要があるか否かの
判別を行う(s73)。上側本体2を開放する必要があ
る場合には、レーザ露光部13に含まれるポリゴンミラ
ー32を駆動するモータを減速し(s74)、モータの
回転が所定回転数以下になった後に(s75)、ジャム
が発生した旨、及び、自動開閉動作の指示を受け付ける
旨をディスプレイ182上に表示する(s76)。
【0036】以上の処理により、ポリゴンミラー32の
回転が所定回転数以下になるまで、上側本体2の開閉動
作を禁止し、上側本体2の開閉動作によるポリゴンミラ
ー32に対する衝撃を緩和しつつ、ジャム処理作業を素
早く開始することができる。図15は、請求項5に記載
した発明の実施態様に係るディジタル複写機の制御部の
処理手順の一部を示すフローチャートである。用紙の給
紙後にジャムの発生を検出すると(s81,s82)、
ポリゴンミラー32を駆動するモータの回転を減速し
(s83)、自動開閉動作の指示入力を受け付ける旨の
表しを行い(s84)、さらに、開閉モータ5a,5b
の回転速度を低速に設定する(s85)。この後、上側
本体2の開放動作が指示されれば開放動作を開始し(s
86,s87)、ポリゴンモータの回転数が所定回転数
以下になれば開閉モータ5a,5bの回転速度を高速に
設定する(s88,s89)。上側本体2の開放動作が
終了すると(s90)、用紙センサS1〜S8の全てが
オンしていることを確認の後(s91)、リカバリー処
理を実行する。
【0037】以上の処理により、ポリゴンミラー32の
回転速度に応じて上側本体2の開閉速度を変更すること
ができ、ポリゴンミラー32に大きな衝撃が作用しない
ようにして、回転精度の誤差の発生や破損を確実に防止
しつつ、ジャム処理作業を素早く実行することができ
る。
【0038】なお、本実施態様では、開閉速度を2段階
に変更するようにしたが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、上側
本体の開閉動作を自動化し、上側本体の開閉時にレーザ
露光手段に作用する衝撃を緩和して動作精度の誤差の発
生や装置の破損を防止できるようにし、オペレータの負
担を軽減するとともに、設計の自由度を担保して装置の
小型化を実現できる利点がある。
【0040】請求項2に記載した発明によれば、保守点
検時にメンテナンス作業を容易に行うことができるとと
もに、自動開閉動作手段にトラブルを生じた場合にも手
動により上側本体を開閉して用紙のジャム処理を実行す
ることができる。
【0041】請求項3に記載した発明によれば、用紙搬
送状態に異常を生じた際に、上側本体を下側本体に対し
て自動的に開閉し、用紙のジャム処理作業を容易にする
ことができる。
【0042】請求項4に記載した発明によれば、レーザ
走査部の回転状態に応じて上側本体の開閉動作を制御す
ることにより、レーザ走査部に大きな衝撃が作用するよ
うな状態で上側本体を開閉しないようにし、上側本体の
開閉時にレーザ走査部に作用する衝撃を確実に緩和して
走査精度の誤差や走査部の破損を確実に防止することが
できる利点がある。
【0043】請求項5に記載した発明によれば、レーザ
走査部の回転状態に応じて上側本体の開閉速度を変更す
ることにより、レーザ走査部に大きな衝撃が作用しない
状態で、且つ、素早く上側本体を開閉することができ、
上側本体の開閉時にレーザ走査部に作用する衝撃を確実
に緩和して走査精度の誤差や走査部の破損を確実に防止
しつつ、用紙のジャム処理等を素早く行うことができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるディジタル複写機の
開放状態の構成を示す概略の正面断面図である。
【図2】上記ディジタル複写機の開閉支点側の構成を示
す図である。
【図3】上記ディジタル複写機の開閉側に設けられたロ
ック機構の構成を示す図である。
【図4】上記ディジタル複写機の開閉側に設けられたロ
ック機構の構成を示す図である。
【図5】上記ディジタル複写機の開閉側に設けられたロ
ック機構の構成を示す図である。
【図6】上記ディジタル複写機の制御部の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】上記ディジタル複写機の制御部の自動開閉動作
時における処理手順の概略を示すフローチャートであ
る。
【図8】上記ディジタル複写機の制御部のサービスモー
ドにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図9】上記ディジタル複写機における複写動作時の処
理手順を示すフローチャートである。
【図10】この発明の別の実施態様に係るディジタル複
写機の制御部における処理手順の一部を示すフローチャ
ートである。
【図11】この発明の別の実施態様に係るディジタル複
写機の制御部における処理手順の一部を示すフローチャ
ートである。
【図12】この発明の別の実施態様に係るディジタル複
写機の制御部における処理手順の一部を示すフローチャ
ートである。
【図13】請求項3に記載した発明の実施態様に係るデ
ィジタル複写機の制御部の処理手順の一部を示すフロー
チャートである。
【図14】請求項4に記載した発明の実施態様に係るデ
ィジタル複写機の制御部の処理手順の一部を示すフロー
チャートである。
【図15】請求項5に記載した発明の実施態様に係るデ
ィジタル複写機の制御部の処理手順の一部を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】 1−ディジタル複写機本体 2−上側本体 3−下側本体 12−スキャナ部 13−レーザ露光部 14−画像プロセス部 15−給紙部 16−用紙搬送部 17−定着部 18−中間貯留部
フロントページの続き (72)発明者 松本 公一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 増田 佳昭 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号に基づいて変調されたレーザビー
    ムにより感光体表面を走査するレーザ露光手段を備えた
    レーザ記録装置において、 装置本体を上下2分割に構成するとともに、下側本体に
    対して上側本体を開閉自在に支持し、レーザ露光手段の
    状態に基づく判定結果に応じて上側本体を下側本体に対
    して自動開閉する制御手段を設けたことを特徴とするレ
    ーザ記録装置。
  2. 【請求項2】下側本体に対して上側本体を強制的に開閉
    動作させる手動操作手段を備えた請求項1に記載のレー
    ザ記録装置。
  3. 【請求項3】用紙の搬送状態を判定する搬送状態判定手
    段を備え、前記制御手段が、搬送状態判定手段の判定結
    果に基づいて上側本体を下側本体に対して自動開閉する
    請求項1に記載のレーザ記録装置。
  4. 【請求項4】画像信号に基づいて変調されたレーザビー
    ムにより感光体表面を走査するレーザ露光手段を備えた
    レーザ記録装置において、 装置本体を上下2分割に構成するとともに、下側本体に
    対して上側本体を開閉自在に支持し、レーザ露光手段を
    構成するレーザ走査部の回転数を検出する回転検出手段
    を備え、回転検出手段の検出結果が所定回転数以下であ
    るか否かの判断結果に応じて下側本体に対する上側本体
    の自動開閉動作を制御する制御手段を備えたことを特徴
    とするレーザ記録装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段が、回転検出手段の検出結果
    に応じて下側本体に対する上側本体の開閉速度を制御す
    る請求項4に記載のレーザ記録装置。
JP7317684A 1995-12-06 1995-12-06 レーザ記録装置 Pending JPH09156184A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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