JP4197333B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ、画像読み取り機などに設けられた給紙装置の収納機構に関し、特に記録紙を給排紙するためのトレイ装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ、画像読み取り装置などの装置においては、シート状の原稿や記録紙等(以後、シート又は記録紙と称する)を装置内へ供給し、複写、印字、画像読み取りなどを行うための給紙カセット等の収容部からなる給紙部や原稿を載置する原稿載置部が少なくとも1つ設けられているが、たとえば異なるシートサイズで早急に割り込み処理したい場合では、載置するシートのサイズに応じて給紙カセットを交換したり、給紙カセットが複数の用紙サイズに使用可能な場合には、所定の用紙サイズにするためにガイド板の調整や設定変更を行う必要が生じ極めて面倒であった。従って、上記給紙部以外に、サイズの異なるシートによる割り込みで複写、印字、読み取り処理を行うための手差しトレイを設けている場合が多い。
しかし、上記手差しトレイを本体装置に設けた場合、本体装置の設置スペースが大きくなることから、用紙サイズに応じて、当該手差しトレイ装置の特に給紙方向の長さを可変できるようにしたり、手差しトレイ装置を使用しないときには、装置本体の側面外装部分に回動させたりして収納できるように構成し、装置の設置スペースを小さくしたりすることで、装置自体の全体寸法をコンパクト化する技術が知られており、たとえば、特許文献1、2にその開示がある。
まず、特許文献1には、トレイ装置のトレイにおいて、従来のように補助トレイの保管場所を確保する必要がなく、また補助トレイを着脱する面倒をなくし、シート受け面をシートサイズに応じて拡張することを目的として、シート供給トレイを基端側載置台と先端側載置台とで構成し、先端側載置台を基端側載置台に対し回動自在に連結して未使用時には先端側載置台を回動して格納すると共に、先端側載置台は、その先端縁にレバー収納凹部を形成し、その中央に回動支点ピンを設けて、受けレバーを回動自在にレバー収納凹部に収納できるようにし、大サイズのシートを使用するときは、受けレバーを各々シートサイズに対応する位置へ回動させてシート受け面を拡張するトレイが開示されている。
一方、特許文献2には、複写機やプリンタ、或いはファクシミリ等に備えられる開閉式のトレイ装置において、トレイ支持部を本体の側面凹部に設け、トレイ支持部には手差しトレイに設けられた凸部を回動自在に支持させると共に、上下方向に案内する案内溝を設け、手差しトレイを下方から上方へ変位させるときに手差しトレイの下端を下方から上方へとせり上げるようにして変位させるリンク機構を設けることで、手差しトレイを閉状態にしても、給紙位置にとらわれることなく、トレイを側面凹部に収めることができ、装置の小型化を図る技術が開示されている。
特開平5−278868号公報 特開平7−97102号公報
上述の通り、特許文献1に記載のトレイ装置のトレイでは、従来のように補助トレイの保管場所を確保する必要がなく、また補助トレイを着脱する面倒をなくし、シート受け面をシートサイズに応じて拡張することができるという点で有効なものである。
しかしながら、同公報に記載の技術内容によれば、トレイ本体の基端側載置台から先端側載置台を回動したり、基端側載置台に収納することで装置の設置スペースを小さくしたり、装置自体の全体寸法をコンパクト化することが可能であるが、トレイ基端側載置台自体が装置本体の側面部から突出した形で設けられていることから、十分なコンパクト化を図ることができないという問題点があった。
仮に、コンパクト化を図るために基端側載置台の本体側面方向寸法を小さくすると、給紙・搬送可能な用紙の最大サイズから、先端側載置台の本体側面方向の寸法を長くすることとなり、先端側載置台を基端側載置台へ回動することができなくなったり、先端側載置台を収納する場合は装置本体の内部まで挿入する必要が生じ、設計自由度が著しく損なわれるという問題点があった。
また上述の通り、特許文献2に記載のトレイ装置は、手差しトレイを閉状態にしても、給紙位置にとらわれることなく、トレイを側面凹部に収めることができ、装置の小型化を図ることができるという点で有効なものである。
しかし一般的に複写機やプリンタ、或いはファクシミリ等のシートを装置内部へ給送させ、当該シートを搬送するトレイ装置においては、装置内部でシートが紙詰まりを起こす場合があることから、手差しトレイが設けられた側の装置側面部を開閉し、紙詰まりを起こしたシートを除去するためのサイドパネルを設ける場合が生じる。
すなわち、同公報に記載の技術によれば、トレイを収容している時に上記サイドパネルを開こうとしても、リンク機構と干渉し、その度々にトレイを開放しなければならなくなる場合が考えられ、操作性が著しく阻害されるという問題点がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、操作性を阻害することなく、トレイを収納している場合であっても、サイドカバーを開放することができ、且つ装置本体の設置スペースを小さくしたり、装置本体の全体寸法をコンパクト化することができるトレイ装置を備えて画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、装置本体に開閉自在に設けられ、開状態にて画像形成部を開放するサイドカバーと、該サイドカバーに開閉自在に設けられたトレイとを有する画像形成装置において、前記トレイの開閉動作に連動して、サイドカバーの開閉動作を規制する規制手段が設けられていることを特徴としている。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記規制手段は、前記トレイが閉状態である場合に前記サイドカバーの開放を可能にし、前記トレイが開状態である場合に前記サイドカバーの開放を阻止することを特徴とすることもできる。
さらに、該規制手段としては、前記トレイを開閉自在に支持する支持軸に設けられた凸部と、前記装置本体の接続部に設けられ前記凸部が前記サイドカバーを介して噛合する凹部とを有し、前記凸部と前記凹部とが噛合した状態で、前記トレイが開状態で位置固定されると共に前記サイドカバーの開放が阻止され、前記凸部と前記凹部とが噛合していない状態で、前記サイドカバーの開放が可能である構成とすることもでき、また、この場合、前記凸部と前記凹部とは、前記トレイが回転する一方向で噛合し、他方向の回転では噛合しない構成とすることもできる。
また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記サイドカバーに閉状態の前記トレイを収納するための凹部が設けられていることを特徴とすることもできる。
本発明によれば、トレイがサイドカバーに収納されるので装置本体の設置スペースを小さくしたり、装置本体の全体寸法をコンパクト化することができるという効果がある。つまり手差しトレイを使用しないときには、サイドカバー60内に収納させて装置本体をコンパクト化できる。またトレイをサイドカバーに収納した状態で、サイドカバーを開放し、装置本体の内部にアクセスすることができ、装置内部で紙詰まり等が発生した場合に詰った紙を取り出すことができる。またサイドカバーがトレイと同方向に開成自在とすれば、取り出したトナー未定着の用紙(紙詰まりした用紙)が床に落ちることを防止できるという新たな効果も得られる。
また本発明によれば、手差しトレイや排紙トレイ等のトレイが開放状態のときに、不用意にサイドカバーが開放してしまい、他の機器等にトレイが接触してトレイが破損したり、トレイの寸法だけ余分に開放スペースが必要になるという不具合や、逆にサイドカバーを開く度に煩雑な作業を行なければいけないといった手間を省くことができる。
また部品点数が少なくて済むことから、少ない部品の部品精度だけで信頼性を確保でき、サイドカバーの回転規制を簡単且つ確実に行うことができる。つまり、簡単な構成でサイドカバーの回転を規制することができ、且つ可逆動作が簡単且つ確実に行える。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明を行う。尚、本実施形態では、本発明を複写機に適用した場合について説明しているが、本発明はそれ以外にもシートを給送、搬送するプリンタ、ファクシミリ、画像読み取り装置等にも採用可能であることはいうまでもない。
図1は本発明にかかる手差しトレイを備えた画像形成装置の部分拡大斜視図であり図中1は本発明に係るトレイ装置を備えた画像形成装置を表わしている。画像形成装置としては、電子写真方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方法、感熱式記録方法等を採用したアナログ/デジタル式電子複写機、プリンタ、普通紙ファクシミリ等が採用可能であるが、画像形成方法そのものは本願と直接関係しないので、実施例では主に電子写真方式の画像形成装置についてのみ説明する。
2は原稿の画像を読み取るための原稿読み取り手段(スキャナ)であり、画像形成装置として、電子写真方式のアナログ複写機を採用した場合には、コピーランプや蛍光燈等の光照射手段と複数のミラーから構成されるミラーベース、レンズ等から構成され、デジタル複写機を採用した場合には、蛍光燈等から構成される光照射手段と、光電変換素子(CCD)、レンズ等から構成される。
次いで、3はシート(記録紙)を収納し、画像形成時に記録紙を給紙するための給紙部であり、好適にはカセット形式で所定の用紙サイズに設定されたものが使用される。なお、給紙カセットとしては、用紙ガイド等を移動させることで、各種用紙サイズに適合させる所謂ユニバーサルカセットを使用しても良い。
4は読み取った原稿情報を記録紙に印字するための画像形成部であり、電子写真方式を採用した場合には、ベルト等の無端状感光体や円筒形状の感光体ドラム、帯電器、光学書き込み系、現像器、転写器、クリーニング器、除電器、定着器等から構成される。
即ち、感光体は帯電器により所定の電位に均一帯電させられ、均一帯電された感光体は光学書き込み系により、読み取られた原稿画像に応じて感光体を照射することで、原稿画像に応じた静電潜像が形成され、静電潜像は現像器により、静電潜像に応じた顕像剤が付着させられ、顕像化された感光体上の顕像剤像は、転写器により搬送され感光体の移動と同期が取られた記録紙上に転写される。
該記録紙は定着器により、加熱圧力定着されて永久可視像化され、転写後に感光体上に残留した顕像剤は、クリーニング器によってクリーニングされる。5は画像形成部で記録された記録紙を排出するための排紙部であり、画像形成部を経て搬送された記録紙が、排紙部で積載される。
次に、画像形成装置1がデジタル複写機である場合について、画像形成装置の詳細構成について、図2〜図5を用いて説明を行う。画像形成装置1は、この画像形成装置の正面の概略図である図2(a)にて図示するように、上部にスキャナ部2を有し、下部に給紙部3を有し、これらスキャナ部2と給紙部3との間に画像形成部4と排紙部5(排シート部)とを有している。
画像形成部4は、図2(a)にも示すように、スキャナ部2と給紙部3との間における一方の側部に設けられ、排紙部5は、画像形成部4とは反対側の空間部に設けられている。排紙部5と画像形成部4との背部側は後壁部であり、この後壁部は、駆動機構・基板等収納部6となっている。従って、本画像形成装置は、排紙部5の前面側と、排紙部5の画像形成部4とは反対側の側面側が開放状態となっている。即ち、本画像形成装置は、スキャナ部2と画像形成部4と給紙部3とのよって形成される略コ字形構造体における中央の空間部が排紙部5として設定されている。
上記スキャナ部2は原稿画像を読み取り、画像データに変換するものであり、給紙部3は画像形成部4に転写紙を供給する。画像形成部4は、スキャナ部2から得られた画像データに基づいて、給紙部3から供給された転写紙(記録紙)上に画像を形成する。排紙部5は排紙トレイ7を備え、この排紙トレイ7上に画像形成部4から排出された画像形成済みの転写紙を積載する。
また図2(b)は前述の通り平面図を表わしており、装置1の背部側には駆動機構・基板等収納部6、図中向かって右側には画像形成部4がそれぞれ配設され、画像形成部4を経て排紙部5の排紙トレイ7へ矢印A方向に排紙された記録紙は、矢印B方向から前面側の操作者から取り出されることとなる。
スキャナ部2は、図3に示すように、上面に透明なガラス等からなる原稿台8を有している。この原稿台8の下方には、スキャナ光学系9が配されており、スキャナ光学系9は、原稿台8上に載置される原稿に光を照射する露光用光源10と、原稿からの反射光を例えば図中の一点鎖線で示すように光電変換素子(以後、CCDと称する)15に導く複数の反射鏡11〜13とCCD15との間の光路中に配された結像レンズ14とを備えている。
画像形成部4は、図4にも示すように、感光体16を有しており、感光体16は同図の矢印方向に回転駆動されるドラム形状を成している。感光体16の周囲には、レーザー照射点Aから感光体16の回転方向に向かって、現像装置17、転写チャージャー18、クリーニング装置19、主帯電器20、レーザースキャニングユニット(以下、LSUと称する)21等が順に周設されている。なお、画像形成部4は、後述する図7で示しているように、サイドカバーにより開閉することができ、例えば紙詰まり等が発生した場合は、詰まった紙を取り出すことができるようになっている。
上述したCCD15によって読み取られた原稿画像データは、図5に示す画像処理回路59にて画像処理が施された後、LSU21に送られる。LSU21は、前記画像データに応じてレーザー光を感光体16の表面のレーザー照射点Aに照射する。これにより、感光体16の表面が露光され、静電潜像が形成される。
現像装置17は感光体16の表面の静電潜像をトナーにより可視像に現像する。転写チャージャー21は感光体16の表面のトナー像を転写紙に転写する。クリーニング装置19は感光体16の表面の残留トナーを除去する。主帯電器20は感光体16を所定の電位に帯電させる。LSU21は感光体16のレーザー照射点Aに向かってレーザーを照射させる。
給紙部3は、図3に示しているように、給紙カセット22を有し、この給紙カセット22には転写紙P(シート)が収納される。給紙カセット22の給紙側先端部には、図3に示すように、転写紙Pを出紙するための半月状ローラ23が配されている。この半月状ローラ23からの転写紙Pの流れにおける下流側には、検知スイッチからなるレジスト前通過センサ24、レジストローラ25、前記感光体16と転写チャージャー18、一対の定着ローラ26・27、検知スイッチからなる定着後通過センサ28、検知スイッチからなる排紙通過センサ29および排紙ローラ30がこの順に配設されている。
上記レジスト前通過センサ24は転写紙Pの通過を検知する。レジストローラ25は、前記レジスト前通過センサ24からの検知信号を基に制御され、感光体16上のトナー像と転写紙Pの位置合わせを行う。定着ローラ26・27は、転写紙P上のトナー像を熱、圧力により定着させる。定着後通過センサ28は、転写紙Pが定着ローラ26・27を通過したことを検知する。排紙通過センサ29は、排紙ローラ30の前で転写紙Pが転写紙Pが通過したことを検知する。即ち排紙通過センサ29は、画像形成部4から排紙部5への排紙完了を検知する。排紙ローラ30は画像形成部4から排紙部5へ転写紙Pを排出する。
また、画像形成装置1には図5に示すように、各部を制御するための制御部を備えている。この制御部には、CPU(制御手段)51、ROM52、RAM53、およびEEPROM54が設けられている。
ROM52には画像形成装置1の動作を制御するためのプログラムが書き込まれており、CPU51がそのプログラムを読み出して制御を実行する。RAM53はCPU51が上記プログラムを実行する上で必要な数値データ等を一時的に格納するメモリであり、上記データはCPU51により随時読み出され、上記プログラムが実行される。EEPROM54は、電気的に書き込み及び読み出しが可能な不揮発性メモリであり、電源を切っても書き込まれたデータを保持することができる。このEEPROM54は不揮発性の特徴を生かしたメモリとして適宜実行される。
CPU51にはステッピングモータ44を駆動するためのステッピングモータドライバ55が接続されている。CPU51は前記プログラムに基づいてステッピングモータ44を動作させる。さらにCPU51には、必要に応じて拡張I/O等を介して、前記排紙通過センサ29、トレイ上排紙センサ50を始めとする他の各種センサ56、画像形成装置のその他のモータ・ソレノイド・クラッチ等57を駆動するためのその他のドライバ58、画像処理回路59およびCCD15が接続されている。
上記トレイ上排紙センサ50は、排紙部5のトレイ部に排出された転写紙Pの有無を検出するためのものであり、トレイ上排紙センサ50は、例えばスイッチ式あるいは光電式のセンサから構成され、トレイ部に設けられている。
本画像形成装置1はデジタル複写機として機能しているため、画像処理回路59は、CCD15より入力された画像信号に対して、多値2値変換、解像度変換、ズーム変換等の処理を行う。画像処理回路59にて処理された画像データはLSU24により光信号として出力される。勿論、画像処理回路59ではCPU51の制御により各種タイミングやズーム倍率等が設定される。
また、本画像形成装置1の上面には操作パネル49が設けられており、操作パネル49には、操作者が画像形成装置1に対して各種の設定や入力を行うための入力キー等が設けられている。この入力キーには、プリント動作の開始を指令するプリントスイッチが含まれる。さらに操作パネル49には、各種表示を行うためのLCD(液晶)やLED(発光ダイオード)等からなる表示部が設けられている。この表示部にはコピー枚数の設定等が表示されるようになっている。
次に本発明に関わるトレイ装置の構成について以下に説明を行う。図6において、62は記録紙を手差しによって装置本体内へ給紙、搬送するための給紙口であり、61は本発明に係るトレイ装置をなす手差しトレイである。手差しトレイ61は、装置本体側部に設けられたサイドカバー60と一体的に形成されており、図中の矢印A方向に上方向に回動させることにより、図1に図示しているように、手差しトレイ61よりも所定寸法だけ大きい凹部63に収納される。また逆に図1のように、凹部63に収納された手差しトレイ7は下方向に回動することで、図4のように手差しトレイ7をセットして手差し給紙することができる。
手差しトレイ61は、手差しトレイの幅方向(給紙方向と直交する方向)に延設された支持軸64及びサイドカバー60を介して画像形成装置1の接続部65へ嵌合可能に支持されており、支持軸64は手差しトレイ61の使用状況に応じて、画像形成装置1に対し着脱自在に設けられている。
即ち、サイドカバー60を閉状態とし、手差しトレイ61を使用する場合には、図6に示しているように、手差しトレイ61の支持軸64は装置本体1の側部に対応して設けられた接続部65に嵌合し、手差しトレイ61を軸支した状態となる。
次に、手差しトレイ61を使用しないときには、図1に示しているように、手差しトレイ61を上方に回動させて、手差しトレイ61をサイドカバー60の凹部63に収納する。このように構成することで、手差しトレイ61を使用しないときには、サイドカバー60内に収納させて装置本体をコンパクト化することができる。
記録紙が装置本体1内部で紙詰まりを起こし、紙詰まりを起こした記録紙を機外へ取り出す場合には、サイドカバー60を図7に示すように、図中矢印B方向に回動させることで、装置本体の内部にアクセスすることができ、紙詰まりを起こした記録紙を容易に取り出せることができる。
ここで、サイドカバー60は装置本体の上下方向に貫通している回転軸66により、装置本体に対し一方の上下辺を図中矢印B方向に回動可能に支持されており、手差しトレイ61をサイドカバー60の凹部に収納した状態で、サイドカバー60を回動させることができる。
なお、図7においては回転軸66がサイドカバー60の後端側に設けられることを例示しているが、回転軸14は前端側に設けられても良い。但し、装置内部へのアクセスを前面から行うことがほとんどであるので、好適には後端側に回転軸66を設けることが望ましい。
また本実施形態では手差しトレイ61を図6のA方向に回動自在に支持し、サイドカバーを図7のB方向に回動自在に支持している例を示しているが、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、例えばサイドカバー60についても、前記A方向に回動できるように、回転軸66を設けても良く、図7の実施形態と同様な効果を奏することは勿論であり、この場合は取り出したトナー未定着の用紙(紙詰まりした用紙)が床に落ちることを防止できるという新たな効果も得られる。
次に、手差しトレイ61の支持軸64近傍の詳細構造について、図8、図9を用いて以下に説明を行う。図8は手差しトレイ用支持軸64の凸部67および装置接続部65の凹部68が噛合せずに分離解除されている状態を示す構造断面図を表わしており、図9は手差しトレイ用支持軸64の凸部67および装置接続部の凹部68が噛み合って位置固定されている状態を示す構造断面図である。
図8、図9において、接続部65と支持軸64との互いに対角をなす位置には、各々凹部68と凸部67が2個所ずつ形成されており、支持軸64に形成された凸部67は、装置1の接続部65に形成された凹部68に対し嵌合自在に設けられている。尚、本実施形態では凹部と凸部が各2箇所ずつ設けられているが、本発明はそれのみに限定されるものではなく、例えばコストを下げたい場合は1つずつ、コストは上昇するが信頼性を向上させるために3箇所以上設ける等の応用が可能である。
即ち、図8において、支持軸64が図中矢印C方向に回動すると、それに伴って支持軸64の凸部67が回動し、図9で図示するように、凹部68と凸部67が噛合する。一方、図9において、支持軸64が図中矢印D方向に回動すると、それに伴って支持軸64の凸部67が回動し、凸部67の凹部68に対する噛合状態が解除され、支持軸64と接続部65が分離可能となるよう構成される。
従って、図9で示したように、手差しトレイ61用の支持軸64の凸部67が、接続部65の凹部68と噛合しているときは、手差しトレイ61が略水平方向にある状態、つまり手差しトレイ61が開放状態にして使用されている図6の状態のときである。上述したように、この状態では、手差しトレイ61の凸部67と接続部65の凹部68が噛合して、分離できない状態となっており、手差しトレイ61が図6のように使用中で水平位置にあるときは、サイドカバー60が図7のように回転軸66を回転軸としてB方向に回転させることはできない状態である。
一方、図8で示したように、手差しトレイ61用の支持軸64の凸部67が、接続部65の凹部68と噛合していない状態では、図1に示したように、手差しトレイ61を垂直方向に縦にした状態のときであり、手差しトレイ61がサイドカバー60の凹部63に収納されている状態であり、図7に示しているように回転軸66を軸中心として、矢印B方向に回動自在となる。
従って、本実施形態の構成では、手差しトレイ61が図1のようにサイドカバー60の凹部63に収納されているときには、サイドカバー60が回転軸66を中心にして矢印B方向に回動可能となっており、手差しトレイ61を使用している場合で図6のように手差しトレイ61が略水平方向に位置しているときは、凸部67と凹部68が噛合しており、サイドカバー60を矢印B方向に回動させることはできないようになっており、簡単な構成で手差しトレイ使用中にサイドカバーを回動させてしまい、手差しトレイを損傷させたりすることを防止できる。
即ち、前記凸部67は、手差しトレイ61の使用ときに前記凹部68と噛合するように構成することで、サイドカバー60を介して装置1に取り付けた手差しトレイ61の使用時には、凹部68に嵌合した凸部67が、サイドカバー60の開放を阻止する安全装置としての機能を兼ねることができる。
ここで、前記凹部と凸部を構成する材料としては、装置1に余計な負荷をかけないように、適度な滑り摩擦を生ぜしめる材質を採用することが望ましく、好適には軽量で加工が比較的容易で低価な樹脂材料を用いれば良いが、適度な滑り摩擦が生じるように表面加工を施した金属材料を用いても良い。尚、金属材料を用いることで、樹脂材料よりも耐久性を向上させることが可能である。
このようにして、手差しトレイ61の開放動作に連動させて凹部68と凸部67の噛み合いを切り換えるように構成することで、手差しトレイ61の使用時には図6で示したように手差しトレイ61を開放して使用し、図9で示すように、支持軸64の凸部68が、装置1の接続部65の凹部68に嵌合し、手差しトレイ61が確実に位置固定され、手差しトレイ61が使用可能となる。
また、手差しトレイ61をサイドカバー60の凹部63に収納しているときに、サイドカバー60を開放する場合、手差しトレイ61の支持軸64の凸部67は、図8で示すように、凹部68と嵌合していないので、図7に示すように、手差しトレイ61をサイドカバー60に収納した状態で、サイドカバー60を開放し、装置内部で紙詰まり等が発生した場合に対応することが可能となる。
そして再び手差しトレイ61を使用する場合、サイドカバー60を閉じ、手差しトレイ61を開くことで、同様にして、支持軸64の凸部67が凹部68に嵌合し、手差しトレイ61が再度、位置固定され、手差しトレイ61が使用可能になる。
また、本実施形態では、画像形成装置1の画像形成部4が装置1の右方にあり、且つ手差しトレイが右方に設けられているので、画像形成部4付近での紙詰まりや場合によっては、画像形成部のメンテナンス、清掃、部品交換、部品点検等が簡単に行え、さらに装置のコンパクト化も図れるという相乗効果も期待でき、最も好適な実施形態であるが、上述したコ字形状を成さない画像形成装置等のトレイ装置であっても良いことは勿論である。
たとえば、上記実施形態では、サイドカバーと手差しトレイが本体の給紙口62のある右側面の場合を例示しているが、上述の通り排紙口側にサイドカバーと手差しトレイではなく排紙トレイを設けて実施しても良いし、場合によっては給紙側と排紙側の両方に設けても良い。さらに本実施形態の搬送経路では、排紙側が排紙部5のある本体1の左方で、給紙側が手差しトレイのある右方となっているが、搬送経路によっては、左右逆の構成になっていても良く、さらに装置の前方に給紙口や排紙口が配設されている場合には、サイドカバーと手差しトレイを前方に設けてもよい。
さらに本実施形態では、コ字形状の画像形成装置の実施例を説明しているが、画像形成装置の構成は、図10に示しているように上方から順にスキャナ部2、画像形成部4、給紙部3、側面部に排紙トレイ7と手差しトレイ61を配置したり、図11に示しているように上方からスキャナ部2、排紙トレイ部7、画像形成部4、給紙部3、側面に手差しトレイ61を配置する構成であっても、排紙側や給紙側に適用することができ、同様な効果を奏することはいうまでもない。
以上が本発明の実施形態についての説明であるが、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の応用が可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置と手差しトレイを表わす部分斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を表わす図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を表わす断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成部近傍の構成を表わす断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御内容を説明するためのブロック図である。 本発明の実施形態に係り、画像形成装置における手差しトレイの使用状態を表わす斜視図である。 本発明の実施形態に係り、本手差しトレイを付けたまま開放されたサイドカバーの状態を示す画像形成装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係り、手差しトレイ用支持軸の凸部及び装置接続部の凹部が噛み合わずに分離解除されている状態を示す要部構造断面図である。 本発明の実施形態に係り、手差しトレイ用支持軸の凸部および装置接続部が噛み合って位置固定されている状態を示す要部構造断面図である。 本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明するための概念図である。 本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明するための概念図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 原稿読み取り部(スキャナ部)
3 給紙部
4 画像形成部
5 排紙部
6 収納部
7 排紙トレイ
8 原稿台
9 スキャナ光学系
10 露光用光源
11、12、13 反射鏡
14 結像レンズ
15 光電変換素子(CCD)
16 感光体
17 現像装置
18 転写チャージャー
19 クリーニング装置
20 主帯電器
21 LSU
22 給紙カセット
23 半月状ローラ
24 レジスト前通過センサ
25 レジストローラ
26、27 定着ローラ
28 定着後通過センサ
29 排紙通過センサ
30 排紙ローラ
44 ステッピングモータ
49 操作パネル
50 トレイ上排紙センサ
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 EEPROM
55 ステッピングモータドライバ
56 各種センサ
57 モータ・ソレノイド・クラッチ等
58 その他のドライバ
60 サイドカバー
61 手差しトレイ
62 給紙口
63 凹部
64 支持軸
65 接続部
66 回転軸
67 凸部
68 凹部

Claims (4)

  1. 装置本体に開閉自在に設けられ、開状態にて画像形成部を開放するサイドカバーと、該サイドカバーに開閉自在に設けられたトレイとを有する画像形成装置において、
    前記サイドカバーは、装置本体の奥側に回転軸を有し、装置本体の正面側から奥側へと開閉されると共に、前記トレイは上下方向に開閉されるようになっており、
    前記トレイの開閉動作に連動して、前記サイドカバーの開閉動作を規制する規制手段が設けられ、
    該規制手段は、前記トレイが閉状態である場合に前記サイドカバーの開放を可能にし、前記トレイが開状態である場合に前記サイドカバーの開放を阻止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記規制手段は、
    前記トレイを開閉自在に支持する支持軸であって、前記サイドカバーの開放端側の支持軸に設けられた凸部と、
    前記装置本体における前記サイドカバーが閉じた状態で前記開放端側が対向する部分に設けられ前記凸部が前記サイドカバーを介して噛合する凹部とを有し、
    前記トレイの開状態では、前記凸部と前記凹部とが噛合することで、前記トレイの位置が固定されると共に前記サイドカバーの開放が阻止され、
    前記トレイの閉状態では、前記凸部と前記凹部と噛合が解除されることで、前記サイドカバーの開放が可能となることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記凸部と前記凹部とは、前記トレイが回転する一方向で噛合し、他方向の回転では噛合しないことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記サイドカバーには、閉状態の前記トレイを収納するための凹部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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