JPH09153157A - 片面月給カードの表裏判定機能付きタイムレコーダ装置 - Google Patents

片面月給カードの表裏判定機能付きタイムレコーダ装置

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JPH09153157A
JPH09153157A JP33588795A JP33588795A JPH09153157A JP H09153157 A JPH09153157 A JP H09153157A JP 33588795 A JP33588795 A JP 33588795A JP 33588795 A JP33588795 A JP 33588795A JP H09153157 A JPH09153157 A JP H09153157A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表裏両面に夫々1ケ月ぶんの印字欄を形成し
た片面月給式タイムカードの表裏をカード挿入時に判定
することにより、打刻者が表裏を間違えてタイムカード
を挿入した場合に、勤怠データの印字を阻止する。 【解決手段】 表裏両面に夫々1ケ月ぶんの印字欄を設
けた片面月給式タイムカードTCに、表裏を区別するし
るしTXを設け、タイムレコーダ1にはこのしるしTX
の有無を検出して挿入されたタイムカードTCの表裏を
判定するセンサ15L,15Rと、検出したタイムカー
ドTCの表裏と処理月との組合せから、タイムカードT
Cの向きの正否を判定する表裏正否判定手段と、エラー
判定があった場合に警告を発する発音装置12を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイムカードの片
面に1ケ月ぶんの勤怠データを印字することができる所
謂片面月給カードと、このカードの表裏を判定する機能
を備えたタイムレコーダとの組合せから成るタイムレコ
ーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、タイムカードの片面に1ケ月
ぶんの勤怠データを印字できるように構成した片面月給
カードは存在するが、従来の片面月給カードは裏側が空
白となっていて片面(表側)のみを使用するものである
から、タイムレコーダに対してタイムカードの表裏を間
違えて挿入することがなく、従って、タイムレコーダに
タイムカードの表裏を判定する表裏判定機能を具備させ
る必要もなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、1枚のタイ
ムカードを有効に使用するために、片面式だったタイム
カードの裏面にも1ケ月ぶんの印字欄を設けて、複数月
に渡って1枚のタイムカードを利用することが新たに考
えられた。
【0004】しかし、この新たなタイムカードを表裏判
定機能を具備していない従来のタイムレコーダにそのま
ま使用した場合には、誤って表裏を逆にしてタイムカー
ドを挿入して、異なる月の印字欄に勤怠データを印字し
てしまう問題が発生するため、その改善策が必要とされ
ていた。
【0005】従って本発明の技術的課題は、表裏両面に
夫々1ケ月ぶんの印字欄を形成した片面月給式タイムカ
ードの表裏をカード挿入時に判定することにより、打刻
者が表裏を間違えてタイムカードを挿入した場合に、勤
怠データの印字を阻止して、印字の間違いを無くすこと
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】(1) 表裏両面に夫々1ケ月ぶんの印字
が可能な印字欄を形成し、且つ、表裏を区別するための
しるしを装備した片面月給式タイムカードと、挿入され
た上記タイムカードの表裏をセンサが上記しるしを検出
して判定する表裏判定手段と、この表裏判定に基づき現
在の処理月が奇数月の場合は裏側挿入をエラーとし、現
在の処理月が偶数月の場合は表側挿入をエラーとする表
裏正否判定手段と、エラー判定があった場合に警告を発
して勤怠データを印字しないようにする警告手段とを具
備して成るタイムレコーダとによって構成すること。
【0008】(2) 上記の片面月給式タイムカード
と、挿入された上記タイムカードの表裏をセンサが上記
しるしを検出して判定する表裏判定手段と、この表裏判
定に基づき現在の処理月が奇数月の場合は表側挿入をエ
ラーとし、現在の処理月が偶数月の場合は裏側挿入をエ
ラーとする表裏正否判定手段と、エラー判定があった場
合に警告を発して勤怠データを印字しないようにする警
告手段とを具備して成るタイムレコーダとによって構成
すること。
【0009】(3) 上記の片面月給式タイムカード
と、運用上で初めて上記のタイムカードが挿入された時
に、このタイムカードの表裏をセンサが上記しるしを検
出して判定する表裏判定手段と、現在の処理月が奇数月
であるか偶数月であるかを判定する奇偶数月判定手段
と、これ等判定したタイムカードの表裏と処理月の奇偶
数との組合せをデータメモリに格納する組合せデータ記
憶手段と、2回目以降の上記タイムカードの挿入から、
上記データメモリに格納した表裏/奇偶数の組合せデー
タに照して表裏の正否を判定する表裏正否判定手段と、
エラー判定があった場合に警告を発して勤怠データを印
字しないようにする警告手段とを具備して成るタイムレ
コーダとによって構成すること。
【0010】(4) 上記の片面月給式タイムカード
と、挿入された上記タイムカードの表裏をセンサが上記
しるしを検出して判定する表裏判定手段と、この表裏判
定に基づき現在の処理月がN+1月、N+2月、N+5
月、N+6月、N+9月、N+10月である場合は裏側
挿入をエラーとし、現在の処理月がN+3月、N+4
月、N+7月、N+8月、N+11月、N+12月であ
る場合は表側挿入をエラーとする表裏正否判定手段と、
エラー判定があった場合に警告を発して勤怠データを印
字しないようにする警告手段を具備して成るタイムレコ
ーダとによって構成すること。
【0011】(5) 上記の片面月給式タイムカード
と、挿入された上記タイムカードの表裏をセンサが上記
しるしを検出して判定する表裏判定手段と、この表裏判
定に基づき現在の処理月がN+1月、N+2月、N+5
月、N+6月、N+9月、N+10月である場合は表側
挿入をエラーとし、現在の処理月がN+3月、N+4
月、N+7月、N+8月、N+11月、N+12月であ
る場合は裏側挿入をエラーとする表裏正否判定手段と、
エラー判定があった場合に警告を発して勤怠データを印
字しないようにする警告手段とを具備して成るタイムレ
コーダとによって構成すること。
【0012】尚、上記した各手段に於いて表裏を区別す
るための「しるし」とは、切欠き、マーク、或は、バー
コード等のいずれであってもよく、また、「処理月」と
は、給与計算上の都合のための月であって、例えば、締
日が20日である場合は、1月21日から2月20日ま
でが1ケ月ぶんの処理月で、この処理月を1月(奇数
月)と定義するか、2月(偶数月)と定義するかは自由
であり、また、上記(4),(5)の手段に於けるNの
値は、N=0または=1の2通り(計算結果が13月と
なった場合は1月とする)が存在する。
【0013】上記(1)〜(5)で述べた各手段は以下
の如く作用する。
【0014】上記(1)と(2)で述べた各手段は、1
枚のタイムカードを2ケ月連続して使用する場合を想定
したものであって、表側は奇数月、裏側は偶数月に使用
すると定義しておけば(或はこの逆に定義しておけ
ば)、打刻者が表裏を間違えてタイムカードを挿入した
場合に、警告手段が警告を発して勤怠データの印字を阻
止することができる。
【0015】上記(3)で述べた手段は、上記(1)と
(2)で述べた手段と類似するものであって、タイムカ
ードを利用するに当って、最初にタイムカードをタイム
レコーダに挿入した時点で、以後の表裏と処理月の奇偶
数との組合せが、例えば、最初の挿入が表側で且つ処理
月が奇数月である場合は、(表,奇数月)、(裏,偶数
月)に決定される仕組に成って、その結果、2回目以降
のカード挿入は(表,奇数月)、(裏,偶数月)のいず
れかでなくてはならず、これ以外のカード挿入は警告手
段が警告を発して勤怠データの印字を阻止することがで
きる。
【0016】尚、上述したタイムカードの表裏と処理月
の奇偶数の組合せとしては、最初のタイムカードの挿入
具合によって(裏,奇数月)、(表,偶数月)の組合せ
も考えられる。
【0017】上記(4)と(5)で述べた手段は、1枚
のタイムカードを3ケ月に渡って使用する場合を想定し
ており、例えば、処理月が1月の時、タイムカードを表
側に向けて挿入して勤怠データの印字を行い、処理月が
2月になった時点でそのタイムカードを一旦回収して給
与計算に使用する一方、別のタイムカードを表側に向け
て挿入して2月ぶんの勤怠データを印字する。
【0018】この様にして処理月が3月になった時点
で、給与計算のために回収してあった表側に1月ぶんの
印字が成されているタイムカードを再び使用し、3月ぶ
んの勤怠データをその裏側に印字させると共に、表側に
2月ぶんの勤怠データを印字したタイムカードを給与計
算にまわす。
【0019】給与計算は、一般的にタイムカードに印字
されている勤怠データを参照しながら計算するものであ
って、上記(1)〜(3)で述べた各手段による運用の
場合は、打刻者が出勤或は退勤する時までに給与計算に
使用したタイムカードをタイムレコーダのある場所に戻
しておくか、或は、タイムカード数枚を1枚の用紙にコ
ピーして、そのコピーを参照しながら給与計算をしなけ
ればならないが、上記(4),(5)で述べた手段によ
ればその煩わしさがなく、給与計算を回収したタイムカ
ードを見ながらスムーズに進めることができると共に、
タイムカードの表裏を間違えて挿入した場合には、警告
手段が警告を発して勤怠データら印字を阻止することが
できる。
【0020】以上の如くであるから、上記(1)〜
(5)で述べた手段によって上述した技術的課題を解決
して、前記従来の技術の問題点を解消することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る片面月給カ
ードの表裏判定機能付きタイムレコーダ装置の実施の形
態を、添付した図面と共に詳細に説明する。
【0022】図1は本発明で使用するタイムレコーダの
外観を示した斜視図であって、図中1は電子式のタイム
レコーダ、1aは図3に示した如きタイムカードTCを
差込み自在に構成したカードポケット、2は現在の日時
等を表示する表示器で、符号3で全体的に示したのはエ
ンターキー3Eを含むテンキー3aと、出勤時にONす
る出勤キー3bと、退勤時にONする退勤キー3c、及
び、モード切換専用のカギ穴3dとから成るキーボー
ド、4aと4bは出勤キー3bと退勤キー3cに設けた
表示ランプを示す。
【0023】図2は上述したタイムレコーダ1の電気的
構成を説明したブロック図であって、制御部の中心を成
すCPU5に接続したバスBUS9には、システムプロ
グラムを格納したROM6と、各種の設定パラメータや
勤怠データ等を記憶するデータメモリRAM7と、内部
時計8と、インターフェイス回路10が接続され、この
インターフェイス回路10には、上述した表示器2とキ
ーボード3に加えて、表示ランプ4a,4bと、勤怠デ
ータを始めとする各種データ類をタイムカードTCに印
字出力する印字装置11と、タイムカードTCの表裏を
間違えて挿入した場合に、警告音を発音する発音装置1
2が接続されている。
【0024】更に上記のインターフェイス回路10に
は、タイムカードTCの挿入を検出するカード入力検知
センサと、挿入されたタイムカードTCを搬送するカー
ド搬送装置14と、同じく挿入されたタイムカードTC
の表裏を検出する左右のセンサ15L,15Rが接続さ
れていて、夫々がCPU5の監視の下でROM6に格納
されたシステムプログラムに従って制御作動されるよう
に構成されている。
【0025】図3は、本発明で使用する片面月給式タイ
ムカードTCの表側面Taと裏側面Tbの構成を示した
ものであって、図示したものは20日締めに構成した1
ケ月ぶんの印字欄(日付)が表裏両面Ta,Tbに夫々
形成され、その下端縁の中心より一方に寄った位置に
は、表裏を区別するためのしるしとして切欠きTXが形
成されているが、これ等はいずれも実施の一例であっ
て、タイムカードTCの表裏両面Ta,Tbに形成され
る1ケ月ぶんの印字欄(日付)は、給料の締日によって
各々異なるものであり、また、表裏区別用のしるしとし
ては、切欠きTX以外にマーク或はバーコード等が考え
られ、その選択は任意とする。
【0026】図4は、上述した切欠きTXと左右のセン
サ15L,15Rによって挿入されたタイムカードTC
の表裏を判定する状況を説明したものであって、図示し
た実施例では左図のように右センサ15Rがタイムカー
ドTCの下端を検出した時点で左センサ15Lが切欠き
TXを検知した場合は、タイムカードTCが表側に向け
て挿入されたと判定し、右図のようにセンサ15Lが切
欠きTXを検知しない場合は、タイムカードTCが裏側
を向けて挿入されたと判定する仕組に成っている。
【0027】次に、本発明に係る片面月給カードの表裏
判定機能付きタイムレコーダ装置による勤怠データの打
刻処理手順を、図5乃至図7に示したフローチャートに
従って説明する。
【0028】図5は請求項1に係る本発明の打刻処理の
手順を説明したものであって、始めのステップS1では
タイムカードTCの挿入があったか否かをカード入力検
知センサ13が判定し、カード挿入を検知した場合は次
のステップS2に進んで現在の処理月を算出(判定)
し、次いで、ステップS3に進んでカード搬送装置14
によるタイムカードTCの搬送が開始される。
【0029】次のステップS4では、右センサ15Rが
挿入されたタイムカードTCの下端縁を検知したか否か
が判定され、検知した場合は次のステップSに進んで3
msウエイトした後、次のステップS6に進んで左セン
サ15LがタイムカードTCの下端縁、即ち、切欠きT
Xを検知したか否かが判定される。
【0030】上記のステップS5で3msウエイトする
のは、タイムカードTCの搬送によって切欠きTXのま
ん中が左センサ15Lの位置に来るまでに約3msかか
るためであって、この時点で反射型である左センサ15
LがOFFの場合は切欠きを検出したことになるから、
ステップS7に進んで表側Taと判定するが、タイムカ
ードTCからの反射光により左センサ15LがONした
場合はステップS12に進んで裏側Tbと判定する。
【0031】ステップS7で表側Taと判定されると、
次のステップS8に進んで現在の処理月が奇数であるか
偶数であるかが判定され、奇数月の場合はステップS9
に進んでカード搬送装置14がこのタイムカードTCを
印字段位置まで搬送し、次いで、ステップS10に進ん
で印字装置11が現在時刻を印字した後、ステップS1
1に進んでカード搬送装置14がタイムカードTCをカ
ードポケット1aに排出して処理を終える。
【0032】また、上記のステップS12で裏側Tbと
判定された場合は、次のステップS13に進んで現在の
処理月が奇数であるか偶数であるかが判定され、偶数月
の場合は上述したステップS9以降の印字処理に進む
が、奇数月である場合、並びに、上記のステップS8で
偶数月であると判定された場合は、奇数月で裏面挿入し
た場合、及び、偶数月で表面挿入した場合をエラーとす
る請求項1の定めに従って、ステップS14に進んで発
音装置12が警告音を鳴らした後、印字を行わずに直接
ステップS11に進んでこのタイムカードTCをカード
ポケット1aに排出して処理を終える。
【0033】尚、請求項2の発明では奇数月で表面挿入
の場合と、偶数月で裏面挿入の場合が夫々エラーと定め
られているため、上記図5に示した請求項1に係るフロ
ーチャートとはエラーの取扱いが丁度反対となるが、そ
の他の処理は同一である。
【0034】図6は、請求項3に係る本発明の打刻処理
の手順を説明したフローチャートであって、ステップS
20からステップS25までは上記図5に示したフロー
チャートのステップS1からステップS6までと同じ処
理を行い、その結果、ステップS26でタイムカードT
Cの挿入を表側と判定するか、又は、ステップS33で
裏側と判定すると、次のステップS27に進んでチェッ
クワードの正誤が判定され、誤りである場合はタイムレ
コーダ1を利用するに当って最初にタイムカードTCが
差込まれたものとしてステップS34に進むが、正しい
場合は2回目以降のタイムカードTCの差込みとしてス
テップS28に進む。
【0035】上記のステップS34(初めてのカード挿
入)では、最初の表裏をデータメモリ7に書込み、次い
で、ステップS35に進んで最初の処理月の奇偶数をデ
ータメモリ7に書込むことによって、図8に例示したよ
うにこれ等表裏/奇偶数の組合せから成る組合せ表を作
成して、これをデータメモリ7に格納し、次いで、ステ
ップS36に進んで正しいチェックワードをデータメモ
リ7に書込んだ後、後述するステップS30に進む。
【0036】一方、上記のステップS28(2回目以降
のカード挿入)では、データメモリ7に格納されている
図8に例示した組合せ表と今回のタイムカードTCの挿
入状況とがチェックされ、次いで、ステップS29でそ
の組合せの正否が判定されて、エラーの場合はステップ
S37に進み、OKの場合はステップS30に進む。
【0037】即ち、最初にタイムレコーダ1にタイムカ
ードTCを挿入した時の表裏と処理月の奇偶数との関係
が、図8の上段の組合せ表に示した(表側,奇数月)ま
たは(裏側,偶数月)である場合は、現在が奇数月で表
側の場合と、現在が偶数月で裏側の場合がOKで、他は
エラーと判定される。
【0038】これに対して、最初にタイムカードTCを
挿入した時の表裏と処理月との関係が、図8の下段の組
合せに示した(表側,偶数月)または(裏側,奇数月)
である場合には、上記上段の組合せ表とは反対に現在が
奇数月で裏側の場合と、現在が偶数月で表側の場合がO
Kで、他はエラーと判定される。
【0039】以上の様にタイムカードTCの挿入状態が
チェックされてOKと判定されると、ステップS30に
進んでカード搬送装置14がタイムカードTCを印字段
位置まで搬送し、次いで、ステップS31に進んで印字
装置11が現在時刻を該当印字欄に印字した後、ステッ
プS32に進んでカード搬送装置14がタイムカードT
Cをカードポケット1aに排出して処理を終えるが、エ
ラーと判定された場合には、ステップS37に進んで発
音装置12が警告音を鳴らした後、印字を行わずに直接
ステップS32に進んでタイムカードTCを排出して処
理を終える。
【0040】図7は、請求項4に係る本発明の打刻処理
の手順を説明したフローチャートであって、ステップS
40からステップS45までは上記図5に示したフロー
チャートのステップS1からステップS6までと同じ処
理を行い、その結果、ステップS46でタイムカードT
Cの挿入が表側と判定されるとステップS47に進み、
反対にステップS51で裏側と判定されるとステップS
52に進む。
【0041】ステップS47では、現在の処理月が「1
月、2月、5月、6月、9月、10月」のいずれかであ
るのか、又は、「3月、4月、7月、8月、11月、1
2月」のいずれかであるのかが判定され、前者の場合は
ステップS48に進み、後者の場合はエラーとしてステ
ップS53に進む。
【0042】一方、上述したステップS52では、現在
の処理月が「3月、4月、7月、8月、11月、12
月」のいずれかであるのか、又は、「1月、2月、5
月、6月、9月、10月」のいずれであるのかが判定と
れ、前者の場合はステップS48に進み、後者の場合は
エラーとしてステップS53に進む。
【0043】ステップS48では、挿入されたタイムカ
ードTCをカード搬送装置14が印字段位置まで搬送
し、次いで、ステップS49に進んで印字装置11が現
在時刻を該当印字欄に印字した後、ステップS50に進
んでカード搬送装置14がタイムカードTCをカードポ
ケット1aに排出して処理を終えるが、タイムカードT
Cの挿入がエラーと判定された場合には、上記のステッ
プS53に進んで発音装置12が警告音を鳴らした後、
印字を行わずに直接ステップS50に進んで処理を終え
る。
【0044】尚、請求項5の発明では処理月が「1月、
2月、5月、6月、9月、10月」で表側挿入をエラー
とし、同じく処理月が「3月、4月、7月、8月、11
月、12月」で裏側挿入をエラーと判定するため、上記
図7に示した請求項4に係るフローチャートとはエラー
の取扱いが丁度反対になるが、その他の処理は同一であ
る。
【0045】以上、請求項4および5に於けるN=0の
場合の実施例を説明したが、N=1の場合には処理月の
グループが「2月、3月、6月、7月、10月、11
月」と「4月、5月、8月、9月、12月、1月」とな
るだけで、エラー判定の原理はN=0の場合と同様であ
る。
【0046】而して図中、図9は本発明の全体を説明し
た機能構成図である。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る片面月給カードの表裏判定
機能付きタイムレコーダ装置は以上述べた如くであっ
て、1枚のタイムカードの表裏を用いて2ケ月ぶんの勤
怠データを記録する場合に、タイムカードの表裏を間違
えて挿入した時には印字を阻止するため、勤怠データを
間違えた面に印字してしまう問題を解決できると共に、
表裏を間違えて挿入した場合は警告を発してこれを知ら
せるため、挿入の間違いを直ちに確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるタイムレコーダの一例を示した
斜視図である。
【図2】タイムレコーダの電気的構成を説明したブロッ
ク図である。
【図3】本発明で用いるタイムカードの一例を示した表
面図と裏面図である。
【図4】タイムカードの表側と裏側を判定する構成を説
明した説明図である。
【図5】請求項1に係る本発明の打刻処理の手順を説明
したフローチャートである。
【図6】請求項3に係る本発明の打刻処理の手順を説明
したフローチャートである。
【図7】請求項4に係る本発明の打刻処理の手順を説明
したフローチャートである。
【図8】図6で示したフローチャートの処理手順に従っ
て作成された表裏チェック用組合せ表を示した構成図で
ある。
【図9】本発明の全体を説明した機能構成図である。
【符号の説明】
1 タイムレコーダ 7 データメモリ(RAM) 11 印字装置 12 発音装置 14 カード搬送装置 15L,15R 表裏検知センサ TC タイムカード TX 表裏判定用の切欠き(しるし)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏両面に夫々1ケ月ぶんの印字が可能
    な印字欄を形成し、且つ、表裏を区別するためのしるし
    を装備した片面月給式タイムカードと、 挿入された上記タイムカードの表裏をセンサが上記しる
    しを検出して判定する表裏判定手段と、この表裏判定に
    基づき現在の処理月が奇数月の場合は裏側挿入をエラー
    とし、現在の処理月が偶数月の場合は表側挿入をエラー
    とする表裏正否判定手段と、エラー判定があった場合に
    警告を発して勤怠データを印字しないようにする警告手
    段とを具備して成るタイムレコーダとによって構成した
    ことを特徴とする片面月給カードの表裏判定機能付きタ
    イムレコーダ装置。
  2. 【請求項2】 表裏両面に夫々1ケ月ぶんの印字が可能
    な印字欄を形成し、且つ、表裏を区別するためのしるし
    を装備した片面月給式タイムカードと、 挿入された上記タイムカードの表裏をセンサが上記しる
    しを検出して判定する表裏判定手段と、この表裏判定に
    基づき現在の処理月が奇数月の場合は表側挿入をエラー
    とし、現在の処理月が偶数月の場合は裏側挿入をエラー
    とする表裏正否判定手段と、エラー判定があった場合に
    警告を発して勤怠データを印字しないようにする警告手
    段とを具備して成るタイムレコーダとによって構成した
    ことを特徴とする片面月給カードの表裏判定機能付きタ
    イムレコーダ装置。
  3. 【請求項3】 表裏両面に夫々1ケ月ぶんの印字が可能
    な印字欄を形成し、且つ、表裏を区別するためのしるし
    を装備した片面月給式タイムカードと、 運用上で初めて上記のタイムカードが挿入された時に、
    このタイムカードの表裏をセンサが上記しるしを検出し
    て判定する表裏判定手段と、現在の処理月が奇数月であ
    るか偶数月であるかを判定する奇偶数月判定手段と、こ
    れ等判定したタイムカードの表裏と処理月の奇偶数との
    組合せをデータメモリに格納する組合せデータ記憶手段
    と、2回目以降の上記タイムカードの挿入から、上記デ
    ータメモリに格納した表裏/奇偶数の組合せデータに照
    して表裏の正否を判定する表裏正否判定手段と、エラー
    判定があった場合に警告を発して勤怠データを印字しな
    いようにする警告手段とを具備して成るタイムレコーダ
    とによって構成したことを特徴とする片面月給カードの
    表裏判定機能付きタイムレコーダ装置。
  4. 【請求項4】 表裏両面に夫々1ケ月ぶんの印字が可能
    な印字欄を形成し、且つ、表裏を区別するためのしるし
    を装備した片面月給式タイムカードと、 挿入された上記タイムカードの表裏をセンサが上記しる
    しを検出して判定する表裏判定手段と、この表裏判定に
    基づき現在の処理月がN+1月、N+2月、N+5月、
    N+6月、N+9月、N+10月である場合は裏側挿入
    をエラーとし、現在の処理月がN+3月、N+4月、N
    +7月、N+8月、N+11月、N+12月である場合
    は表側挿入をエラーとする表裏正否判定手段と、エラー
    判定があった場合に警告を発して勤怠データを印字しな
    いようにする警告手段を具備して成るタイムレコーダと
    によって構成したことを特徴とする片面月給カードの表
    裏判定機能付きタイムレコーダ装置。
  5. 【請求項5】 表裏両面に夫々1ケ月ぶんの印字が可能
    な印字欄を形成し、且つ、表裏を区別するためのしるし
    を装備した片面月給式タイムカードと、 挿入された上記タイムカードの表裏をセンサが上記しる
    しを検出して判定する表裏判定手段と、この表裏判定に
    基づき現在の処理月がN+1月、N+2月、N+5月、
    N+6月、N+9月、N+10月である場合は表側挿入
    をエラーとし、現在の処理月がN+3月、N+4月、N
    +7月、N+8月、N+11月、N+12月である場合
    は裏側挿入をエラーとする表裏正否判定手段と、エラー
    判定があった場合に警告を発して勤怠データを印字しな
    いようにする警告手段とを具備して成るタイムレコーダ
    とによって構成したことを特徴とする片面月給カードの
    表裏判定機能付きタイムレコーダ装置。
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