JPH1131198A - カードのリジェクト/回収方法、及びカードエンボッサ - Google Patents

カードのリジェクト/回収方法、及びカードエンボッサ

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JPH1131198A
JPH1131198A JP9188285A JP18828597A JPH1131198A JP H1131198 A JPH1131198 A JP H1131198A JP 9188285 A JP9188285 A JP 9188285A JP 18828597 A JP18828597 A JP 18828597A JP H1131198 A JPH1131198 A JP H1131198A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラーや取り忘れ、期限切れ等により回収す
るカードの回収要因をカード上に表現し、回収ボックス
に収納する。また、カードの悪用防止を行う。さらに、
回収ボックスのスペースを小さくし、装置の小型化を実
現する。 【解決手段】 回収カードに「使用不可」や「無効」等
の回収要因を表す文字または語句などの識別パターンを
打刻(エンボス)するエンボス部14、または、回収カ
ードに「使用不可」や「無効」等の回収要因を表すパン
チ穴を開けるパンチ部18を有する。また、回収するカ
ードをエンボス部14やパンチ部18、回収ボックス1
7に搬送するための搬送部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等におい
て、顧客が取り引きに使用するカードを自動的に発行す
ることができる自動カード発行技術に関し、特に、カー
ドエンボッサやカードエンボッサにおけるカードのリジ
ェクト/回収方法として有効利用するための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動カード発行装置にお
けるカードのリジェクト/回収方法(以下、リジェクト
/回収方法は「回収方法」と記載)は、カード発行時に
エラーしたカードをリジェクトする場合や有効期限切れ
や無効のカードを回収する場合、そのカードをリジェク
トボックスまたは回収ボックス(以下、リジェクトボッ
クスと回収ボックスを合わせて、「回収ボックス」と記
載)に、カードに特に細工をせず、そのまま搬送するだ
けであった(例:実開昭63−1836号公報)。
【0003】また、回収ボックスの内部を幾つかの部屋
(空間)に区分し、エラーでリジェクトしたカードのリ
ジェクト場所と回収したカードの回収場所、取り忘れカ
ードの回収場所等を区別してリジェクト/回収する(以
下、リジェクトすると回収するとを合わせ、「回収す
る」と記載)方法もあった。この場合も、カードに特に
細工をせずに、そのままカードを搬送するだけであった
(例:実開平5−36568号公報)。
【0004】上述の2つの公報の例は、テレホンカード
やオレンジカード等のプリペイドカード(銀行カードに
比べ、薄く柔らかいカード)の回収方法および機構につ
いてのものであるが、銀行カードやクレジットカード等
のように厚みがあり、カードにエンボスできるカードの
回収方法及び機構においても、上述の2つの方法と同様
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、回収
するカードに、何の細工もしないで、ただ、回収ボック
スに搬送・収納してしまうことである。その理由は、何
の細工もされず、ただ、搬送・収納されたカードは、外
観上、正常のカードと変わるところがなく、磁気ストラ
イプも正常に働くため、もし、何らかの要因で、その回
収したカードが装置外部に持ち出された場合、磁気デー
タのみ書き替えられ、悪用されることが考えられるから
である。
【0006】第2の問題点は、回収ボックスが1つしか
ない場合、装置の小型化には有利だが、回収したカード
が、何の条件で回収したのか(エラーでリジェクトした
のか、有効期限切れで回収したのか等)、区別できない
ことである。その理由は、回収ボックスが1つしかな
く、エラーでリジェクトしたカードも、有効期限切れで
回収したカードも、同じ回収ボックスに搬送・収納され
るからである。しかも、カードには、回収した条件を表
す細工等、何の細工もされず、そのままで回収されるか
らである。
【0007】第3の問題点は、回収ボックスの内部が幾
つかの部屋(空間)に分かれている場合、回収した条件
別にカードを収納できる点で有利だが、スペースを多く
とるため、装置が大きくなってしまうことである。その
理由は、回収ボックスの内部を幾つかの部屋(空間)に
分けるため、その分、多くのスペースが必要になるから
である。
【0008】よって、本発明は、エラーや取り忘れ、期
限切れ等により回収するカードが、回収ボックスから取
り出したときに、何の原因で回収されたかを一目で確認
・区別できることを実現する。また、何らかの要因で回
収カードが持ち出されて、磁気データの書き替えが行わ
れ、悪用されてしまうことを防止できるようにする。さ
らに、回収ボックスのスペースを小さくし、装置の小型
化を実現する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、自動カード発行装置を用いたカード発
行時においてエラーとなったカードをリジェクトする場
合や、有効期限切れ及び無効などのカードを回収する場
合に、そのリジェクト又は回収するカードに対し、リジ
ェクト又は回収要因を表示する識別パターンを打刻した
後に、リジェクト又は回収する方法とした。ここで、カ
ードが磁気ストライプ付きである場合、識別パターンの
打刻を、その磁気ストライプ上に行うこともできる。ま
た、識別パターンについては、文字、語句、マーク、図
形等を用いることもできる。また、識別パターンにパン
チ穴を用いることをできる。その場合、識別パターンを
パンチ穴の数によって表示することもできる。さらに、
カードのリジェクト又は回収要因のうち、識別パターン
打刻前のエラー発生及びカードの取り忘れ発生の少なく
とも一方に基づく要因では、識別パターンの打刻工程を
省いてリジェクト又は回収することもできる。一方、本
発明のカードエンボッサでは、発行用カードを少なくと
も1種類保管し、制御部からの指示によりカードを送り
出す機構を有するマルチホッパー部と、そのマルチホッ
パー部から送り出されたカードに対し、制御部の指示に
従い、磁気データの読み込み及び書き込みを行うエンコ
ード部と、搬送されてきたカードに口座番号や氏名等及
びカード回収時には回収要因を表す識別パターンを打刻
するエンボス部と、カードに打刻されたパターンに色を
付けるチッパー部と、カードを装置外に排出したり、装
置に挿入されたカードを装置内部に搬送する排出/受付
部と、発行中にエラーを起こしたカードや期限切れで回
収するカード等を貯めておく回収ボックスと、各部の動
作やデータをコントロールする制御部と、各部にカード
を搬送する搬送手段とを含む構成とした。その場合、エ
ンボス部に加え、カードにパンチ穴を開けるためのパン
チ部をさらに含む構成とすることもできる。
【0010】本発明によれば、カード発行時にエラーと
なったカードをリジェクトする場合や有効期限切れや無
効のカードを回収する場合に、回収カードへ「使用不
可」や「無効」等の回収要因を表す文字または語句等の
識別パターンを打刻(エンボスする)、あるいはパンチ
穴を開け、回収ボックスに該当カードを回収することに
より、一目で回収要因がわかり、回収後の整理が行いや
すくなる。また、このように回収要因が一目でわかるの
で、回収ボックスを1つ設けるだけで済み、装置の小型
化につながる。さらに、打刻またはパンチ穴があること
により、カードの悪用を防止することができる。特に、
磁気ストライプ上に打刻またはパンチ穴を開けることに
より、より確かな悪用防止となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付の図1〜図4を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
カードエンボッサのブロック構成図であり、図2はその
動作フローチャートである。
【0012】このカードエンボッサ1は、発行用カード
を複数種類または1種類保管し、制御部11からの指示
によりカードを1枚送り出す機構を有するマルチホッパ
ー部12と、マルチホッパー部12から送り出されたカ
ードに対し、制御部11の指示に従い、磁気データの読
み込み及び書き込みを行うエンコード部13と、搬送さ
れてきたカードに口座番号や氏名等及びカード回収時に
は回収要因を表す文字や語句等の識別パターンを打刻す
るエンボス部14と、カードに打刻された識別パターン
に色を付けるチッパー部15と、カードを装置外に排出
したり、装置に挿入されたカードを装置内部に搬送する
排出/受付部16と、発行中にエラーを起こしたカード
や期限切れで回収するカード等を貯めておく回収ボック
ス17と、各部の動作やデータをコントロールする制御
部11と、各部にカードを搬送する搬送手段(図示せ
ず)とにより構成されている。
【0013】次に、このカードエンボッサ1の動作につ
いて図2の動作フローチャートを参照して説明する。ま
ず、始めに通常(正常)のカード発行の動きの概略を説
明する。システム上位機(図示せず)からカードエンボ
ッサ1にカード発行の指示が出されると、カードエンボ
ッサ1の制御部11が各部にカード発行の動作指示とデ
ータを送る。
【0014】指示を受けたマルチホッパー部12は、指
定のカードを1枚送り出す。送り出されたカードは、搬
送手段によりエンコード部13へ運び、エンコード部1
3で制御部11から送られた磁気データを書き込む。
【0015】磁気データの書き込みが終わると、エンボ
ス部14にカードを送り、カードに制御部11から送ら
れたデータ(口座番号や氏名等)を打刻する。打刻が終
わると、チッパー部15にカードを送り、エンボス部1
4で打刻したパターンの上に色付けを行う。色付けが終
わると、排出/受付部から装置外部に送り出す。以上
が、正常なカード発行の動作である。
【0016】次に、本発明の考え方に基づく回収動作に
ついて具体的に説明する。回収動作が必要になるパター
ン(回収要因)は4つある。1つ目は、エンボス部14
でカードに打刻する前にエラーが起きた場合である(ス
テップ101)。例えば、エンコード不可エラーであ
る。2つ目は、エンボス部14でカードに打刻してしま
った後にエラーが発生した場合である(ステップ10
3)。例えば、チッパー部15でのチッピングミスエラ
ーである。3つ目は、正常にカード作成ができ、排出/
受付部16まで搬送し、顧客によるカードの抜き取り待
ち状態なのにいつまでもカードが抜き取られないまま
(カードの取り忘れ)の場合である(ステップ10
5)。4つ目は、期限切れカードを受け付け、新カード
を発行する場合である(ステップ107)。
【0017】回収要因が発生すると(ステップ101,
103,105,107)、回収要因パラメータRに各
回収要因を表すパラメータをセットする。打刻実施前に
エラーが発生した場合は(ステップ101)、R=1を
セットする(ステップ102)。打刻実施後にエラーが
発生した場合は(ステップ103)、R=2をセットす
る(ステップ104)。カードの取り忘れが発生した場
合は(ステップ105)、R=3をセットする(ステッ
プ106)。期限切れカードを受け付けた場合は(ステ
ップ107)、R=4をセットする(ステップ10
8)。
【0018】制御部11は、回収要因が発生したことに
より、各部に回収動作の指示を行う(ステップ10
9)。各部は命令を受け、回収動作を開始する。まず、
回収要因の発生場所からエンボス部14にカードを搬送
しなければならず、搬送指示を出し(ステップ11
0)、回収要因発生場所からカードが搬送できるかどう
か確認し(ステップ111)、搬送が出来ない場合(カ
ード詰まり等のエラー)は、装置ダウン(ステップ12
2)とし、オペレータの復旧処置(ステップ123)と
なる。カードの搬送が可能であれば、回収要因を確認す
る(ステップ112)。
【0019】R=1またはR=3の場合は、カードに打
刻をせずに、そのまま回収ボックス17に回収するた
め、回収ボックス17への搬送指示を出す(ステップ1
18)。これは、回収要因R=1の場合は、エンコード
部13でのエラー(磁気データが読み込めない、書き込
めない等)が多く考えられ、その原因はカードが裏返し
になってることや、磁気ストライプ上にゴミ等が付着し
ていることが挙げられる。
【0020】これらのカードは、原因を除けば、再度使
用が可能であり、カードの無駄な使用を防ぐために、カ
ードに打刻せずに回収し、マルチホッパー部12に再セ
ットして使用を可能にするためである。また、回収要因
R=3の場合は、顧客の取り忘れカードのため、後にカ
ードを取りに戻ってくることが十分に考えられるため、
カードに打刻せずにそのまま回収すべきだからである。
【0021】回収ボックス17への搬送指示が出ると
(ステップ118)、カード搬送可否を確認し(ステッ
プ119)、搬送不可であれば、装置ダウン(ステップ
122)、オペレータ復旧処置(ステップ123)とな
る。搬送可能であれば、カードを搬送し、回収ボックス
17に収納する(ステップ120、121)。
【0022】回収したカードを後にオペレータが見たと
き、回収要因R=1のカードは、カード上に打刻文字が
無く、回収要因R=3のカードは、カード上に打刻文字
が並んでいるので、一目で何の要因で回収されたか知る
ことができる。
【0023】回収要因がR=2またはR=4(またはR
=1)の場合は、エンボス部14への搬送指示を出し
(ステップ113)、カードの搬送可否を確認し(ステ
ップ114)、搬送が不可であれば、装置ダウンとし
(ステップ122)、オペレータ復旧処置(ステップ1
23)となる。搬送が可能であれば、エンボス部14に
カードを搬送する。
【0024】カードがエンボス部14に着いたら、回収
要因を確認し(ステップ115)、回収要因R=2(及
びR=1)の場合は、エラー発生により回収したカード
であることを表す「ERROR CARD」の文字をカ
ードに打刻する(ステップ117)。回収要因R=4の
場合は、期限切れカードで今後使用できないカードであ
ることを表す「VOID CARD」の文字をカードに
打刻する(ステップ116)。
【0025】ここでは打刻する文字を「ERROR C
ARD」と「VOID CARD」を一例として使用し
たが、他の文字を使用してもよい。また、回収要因の区
別も必要ないのであれば、回収要因R=2でもR=4で
も、同じ文字を使用してもよい。また、カードに回収要
因を表す文字を打刻する場所は、打刻可能範囲であれば
よい。しかし、何らかの事故で、回収カードが装置外に
持ち出され、悪用されることを防止するには、磁気スト
ライプ上に打刻することにより効果を得ることができる
(磁気ストライプ上に打刻してしまえば、磁気データの
読み込み、書き込みが出来なくなり、悪用防止とな
る)。
【0026】また、(R=1)としたのは、カードが無
駄になるかもしれないが、一度エラーを起こしたカード
は使用しないという場合は、カードに文字を打刻し、回
収要因を明確にしてもよいためである。
【0027】回収要因を表す文字の打刻が終わると、回
収ボックス17への搬送指示を出し、回収ボックス17
へ収納する(ステップ118〜123:動作説明は上述
のため省略する)。回収したカードを後にオペレータが
見たとき、回収要因R=2のカードは、カード上に「E
RROR CARD」の打刻文字があり、回収要因R=
4のカードは、カード上に「VOID CARD」の打
刻文字があるので、一目で何の要因で回収されたか知る
ことができるのである。
【0028】また、回収要因が一目で知ることが出来る
ため、後のカード整理が効率よく行うことができ、回収
カードを回収要因別に区別して収納する必要がなく、回
収ボックス17を装置に1つ設けるだけで済み、装置の
小型化に貢献する。さらに、カード上に「ERROR
CARD」や「VOID CARD」の文字が打刻され
ており、異常カードであることが一目でわかり、カード
の悪用防止となる。また、磁気ストライプ上に前述の文
字を打刻することにより、磁気データの読み込み/書き
込みが出来なくなり、確実な悪用防止となる。
【0029】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について、図3及び図4を参照して説明する。図3
は、実施の形態2に係るカードエンボッサのブロック構
成図であり、図4はその動作フローチャートである。
【0030】このカードエンボッサ2は、図1のカード
エンボッサ1と同様にマルチホッパー部12とエンコー
ド部13、エンボス部14、チッパー部15、排出/受
付部16、回収ボックス17、制御部11、各部にカー
ドを搬送する搬送手段(図示せず)を有し(各部の説明
は前述しているので省略する)、さらに、エンボス部1
4とチッパー部15の間に、エラーカードや期限切れカ
ードの回収時にカードに穴を開けるパンチ部18有する
構成とされている。ここで、パンチ部18をエンボス部
14とチッパー部15の間に設けたが、チッパー部15
と排出/受付部16の間でもよい。また、回収ボックス
17の手前に設けてもよい。
【0031】次に、このカードエンボッサ2の動作につ
いて図4の動作フローチャートを参照して説明する。な
お、通常(正常)のカード発行の動きについては、前述
している図1のカードエンボッサ1と同様であるので省
略する。
【0032】続いて、本発明の回収動作について説明す
る。回収動作が必要になるパターン(回収要因)は4つ
ある。1つ目は、エンボス部14でカードに打刻する前
にエラーが起きた場合である(ステップ201)。例え
ば、エンコード不可エラーである。2つ目は、エンボス
部14でカードに打刻してしまった後にエラーが発生し
た場合である(ステップ203)。例えば、チッパー部
15でのチッピングミスエラーである。3つ目は、正常
にカード作成ができ、排出/受付部16まで搬送し、顧
客によるカードの抜き取り待ち状態なのにいつまでもカ
ードが抜き取られないまま(カードの取り忘れ)の場合
である(ステップ205)。4つ目は、期限切れカード
を受け付け、新カードを発行する場合である(ステップ
207)。
【0033】回収要因が発生すると(ステップ201,
203,205,207)、回収要因パラメータRに各
回収要因を表すパラメータをセットする。打刻実施前に
エラーが発生した場合は(ステップ201)、R=1を
セットする(ステップ202)。打刻実施後にエラーが
発生した場合は(ステップ203)、R=2をセットす
る(ステップ204)。カードの取り忘れが発生した場
合は(ステップ205)、R=3をセットする(ステッ
プ206)。期限切れカードを受け付けた場合は(ステ
ップ207)、R=4をセットする(ステップ20
8)。
【0034】制御部11は、回収要因が発生したことに
より、各部に回収動作の指示を行う(ステップ20
9)。各部は命令を受け、回収動作を開始する。まず、
回収要因の発生場所からパンチ部18にカードを搬送し
なければならず、搬送指示を出し(ステップ210)、
回収要因発生場所からカードが搬送できるかどうか確認
し(ステップ211)、搬送が出来ない場合(カード詰
まり等のエラー)は、装置ダウン(ステップ220)と
し、オペレータの復旧処置(ステップ221)となる。
カードの搬送が可能であれば、回収要因を確認する(ス
テップ212)。
【0035】R=1またはR=3の場合は、カードに打
刻をせずに、そのまま回収ボックス17に回収するた
め、回収ボックス17への搬送指示を出す(ステップ2
16)。これは、回収要因R=1の場合は、エンコード
部13でのエラー(磁気データが読み込めない、書き込
めない等)が多く考えられ、その原因はカードが裏返し
になってることや、磁気ストライプ上にゴミ等が付着し
ていることが挙げられる。これらのカードは、原因を除
けば、再度使用が可能であり、カードの無駄な使用を防
ぐために、カードに打刻せずに回収し、マルチホッパー
部12に再セットして使用を可能にするためである。
【0036】また、回収要因R=3の場合は、顧客の取
り忘れカードのため、後にカードを取りに戻ってくるこ
とが十分に考えられるため、カードに打刻せずにそのま
ま回収すべきだからである。回収ボックス17への搬送
指示が出ると(ステップ216)、カード搬送可否を確
認し(ステップ217)、搬送不可であれば、装置ダウ
ン(ステップ220)、オペレータ復旧処置(ステップ
221)となる。
【0037】搬送可能であれば、カードを搬送し、回収
ボックス17に収納する(ステップ218、219)。
回収したカードを後にオペレータが見たとき、回収要因
R=1のカードは、カード上に打刻文字が無く、回収要
因R=3のカードは、カード上に打刻文字が並んでいる
ので、一目で何の要因で回収されたか知ることができる
のである。
【0038】回収要因がR=2またはR=4(またはR
=1)の場合は、パンチ部18への搬送指示を出し(ス
テップ213)、カードの搬送可否を確認し(ステップ
214)、搬送が不可であれば、装置ダウンとし(ステ
ップ220)、オペレータ復旧処置(ステップ221)
となる。搬送が可能であれば、パンチ部18にカードを
搬送する。カードがパンチ部18に着いたら、カードに
パンチを実施し、穴を開ける(ステップ215)。
【0039】ここで、図示はしなかったが、回収要因の
区別が必要だという場合には、回収要因R=2の時は、
パンチ穴を1つ開け、R=4の時は、パンチ穴を2つ開
けるというように、穴の開ける数で区別すればよい。ま
た、カードにパンチ穴を開ける場所は、カードに穴が開
けられる範囲であればよい。しかし、何らかの事故で、
回収カードが装置外に持ち出され、悪用されることを防
止するには、磁気ストライプ上に穴を開けることにより
効果を得ることができる(磁気ストライプ上にパンチ穴
を開けてしまえば、磁気データの読み込み、書き込みが
出来なくなり、悪用防止となる)。
【0040】また、(R=1)としたのは、カードが無
駄になるかもしれないが、一度エラーを起こしたカード
は使用しないという場合は、カードにパンチ穴を開け、
回収要因を明確にしてもよいためである。
【0041】パンチ部18での穴開けが終わると、回収
ボックス17への搬送指示を出し、回収ボックス17へ
収納する(ステップ216〜221:動作説明は上述の
ため省略する)。回収したカードを後にオペレータが見
たとき、回収要因別にパンチ穴の数を変えた場合、回収
要因R=2のカードは、パンチ穴が1つ開いており、回
収要因R=4のカードは、パンチ穴が2つ開いているの
で、一目で何の要因で回収されたか知ることができるの
である。
【0042】また、回収要因が一目で知ることが出来る
ため、後のカード整理が効率よく行うことができ、回収
カードを回収要因別に区別して収納する必要がなく、回
収ボックス17を装置に1つ設けるだけで済み、装置の
小型化に貢献する。
【0043】さらに、カード上にパンチ穴が開いてお
り、異常カードであることが一目でわかり、カードの悪
用防止となる。また、磁気ストライプ上にパンチ穴を開
けることにより、磁気データの読み込み/書き込みが出
来なくなり、確実な悪用防止となる。
【0044】なお、以上の実施の形態では、銀行カード
(キャッシュカード)やクレジットカードのように比較
的厚く磁気ストライプをもつカードを対象として説明し
たが、識別パターンを打刻するという観点からすれば、
他の同様なカードあるいはそれよりも薄いカードなど、
種々のカードに対しても本発明を適用することが可能で
ある。
【0045】
【発明の効果】第1の効果は、回収したカードの回収要
因が一目でわかり、回収後のカード整理が効率よく行う
ことができることである。その理由は、カード発行時に
エラーとなったカードをリジェクトする場合や有効期限
切れや無効のカードを回収する場合に、回収カードへ
「使用不可」や「無効」等の回収要因を表す文字または
語句を打刻(エンボスする)、またはパンチ穴を開け、
回収ボックスに該当カードを回収するからである。
【0046】第2の効果は、装置に必要な回収ボックス
は1つあればよいため、装置の小型化に貢献することで
ある。その理由は、回収カードの回収要因が一目でわか
り、回収要因別にカードを区別して収納する必要がない
からである。
【0047】第3の効果は、カードの悪用を防止するこ
とができることである。その理由は、カード上に打刻ま
たはパンチ穴があることにより、異常カードであること
が一目でわかり、カードの悪用防止となるからである。
また、磁気ストライプ上に打刻やパンチ穴があることに
より、磁気データの読み込み/書き込みが出来なくな
り、確実な悪用防止となるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るカードエンボッサ
のブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るカードエンボッサ
の動作フローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2に係るカードエンボッサ
のブロック構成図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るカードエンボッサ
の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 カードエンボッサ 2 カードエンボッサ 11 制御部 12 マルチホッパー部 13 エンコード部 14 エンボス部 15 チッパー部 16 排出/受付部 17 回収ボックス 18 パンチ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動カード発行装置を用いたカード発行
    時においてエラーとなったカードをリジェクトする場合
    や、有効期限切れ及び無効などのカードを回収する場合
    に、そのリジェクト又は回収するカードに対し、リジェ
    クト又は回収要因を表示する識別パターンを打刻した後
    に、リジェクト又は回収することを特徴とするカードの
    リジェクト/回収方法。
  2. 【請求項2】 前記カードが磁気ストライプ付きである
    場合、前記識別パターンの打刻を、その磁気ストライプ
    上に行うことを特徴とする請求項1に記載のカードのリ
    ジェクト/回収方法。
  3. 【請求項3】 前記識別パターンが文字、語句、マー
    ク、図形等であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のカードのリジェクト/回収方法。
  4. 【請求項4】 前記識別パターンがパンチ穴であること
    を特徴とするカードのリジェクト/回収方法。
  5. 【請求項5】 前記識別パターンをパンチ穴の数によっ
    て表示することを特徴とする請求項4に記載のカードの
    リジェクト/回収方法。
  6. 【請求項6】 カードのリジェクト又は回収要因のう
    ち、識別パターン打刻前のエラー発生及びカードの取り
    忘れ発生の少なくとも一方に基づく要因では、識別パタ
    ーンの打刻工程を省いてリジェクト又は回収することを
    特徴とする、請求項1〜5に記載のカードのリジェクト
    /回収方法。
  7. 【請求項7】 発行用カードを少なくとも1種類保管
    し、制御部からの指示によりカードを送り出す機構を有
    するマルチホッパー部と、そのマルチホッパー部から送
    り出されたカードに対し、制御部の指示に従い、磁気デ
    ータの読み込み及び書き込みを行うエンコード部と、搬
    送されてきたカードに口座番号や氏名等及びカード回収
    時には回収要因を表す識別パターンを打刻するエンボス
    部と、カードに打刻されたパターンに色を付けるチッパ
    ー部と、カードを装置外に排出したり、装置に挿入され
    たカードを装置内部に搬送する排出/受付部と、発行中
    にエラーを起こしたカードや期限切れで回収するカード
    等を貯めておく回収ボックスと、各部の動作やデータを
    コントロールする制御部と、各部にカードを搬送する搬
    送手段とを含む、カードエンボッサ。
  8. 【請求項8】 前記エンボス部に加え、カードにパンチ
    穴を開けるためのパンチ部をさらに含むことを特徴とす
    る、請求項7に記載のカードエンボッサ。
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