JP3226733B2 - カード種別判定機能を備えたタイムレコーダ - Google Patents

カード種別判定機能を備えたタイムレコーダ

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JP3226733B2
JP3226733B2 JP25142094A JP25142094A JP3226733B2 JP 3226733 B2 JP3226733 B2 JP 3226733B2 JP 25142094 A JP25142094 A JP 25142094A JP 25142094 A JP25142094 A JP 25142094A JP 3226733 B2 JP3226733 B2 JP 3226733B2
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  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差込まれたカードがタ
イムカードであるか、又は、設定カードであるかを自動
的に判定するカード種別判定機能を備えたタイムレコー
ダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイムレコーダを使用するに当っては、
勤務形態等に合せて種々項目の初期設定が必要である
が、従来は、この設定作業に当って先ずタイムレコーダ
の動作モードを、例えば実公平4−21169号公報の
第1図並びに第2図に示した如きキースイッチを操作し
て設定モードに切換え、次いで、設定仕様書とかガイダ
ンス等を参照しながらキー操作によって設定項目を順次
選択して、各種項目の設定作業を行っていた。
【0003】しかし、上記キースイッチを使用するモー
ド切換操作は、管理者等が専用のキーをいちいちキース
イッチの鍵穴に差込んでスイッチを切換操作する必要が
あり、更に、切換操作後はテンキー操作によって設定項
目を選択入力する必要があるため、操作が非常に複雑で
面倒であった。
【0004】そこで、例えば特開平3−135690号
公報に見られるように、設定用として時間設定モードと
か基準データ設定モード等を指定するコマンドが記録さ
れている設定カードを使用し、この設定カードをカード
ポケットに差込むことによって設定モードが指定された
後に、設定すべきデータを記録したカードを差込んでカ
ードリーダに読取らせることにより、各種のデータを設
定するように構成したタイムレコーダとか、或は、特開
昭64−66795号公報に見られるように、設定項目
毎に設けた設定カードに識別印を形成し、この識別印を
差込まれた設定カードから読取ることによって、キー等
の入力手段をその項目の設定モードに切換えるよう構成
したタイムレコーダの如く、通常モードから設定モード
への切換えをキーを使用せずにカードで行えるように工
夫したタイムレコーダが開発された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のタイムレコーダの場合は、挿入された設定カードに記
録されているコード(コマンド)或は識別印を読取って
カードの種別を判定するための専用の読取り手段が必要
なため、タイムレコーダの構成がその分複雑化する問題
があると共に、設定カードの製造に当っては、先ずカー
ドそのものを造った後に、各カード毎にコマンドを磁気
書込みしたり識別印を形成したりしなくてはならないた
め、設定カードの製造コストが高くなる問題もあった。
【0006】従って本発明の技術的課題は、複雑なコマ
ンドとか識別印等を読取る必要がなく、カード下端縁に
形成した切欠きを読取るだけで設定カードとタイムカー
ドとの区別を簡単に、且つ、適格に行うことができ、且
つ、設定カードの製造も極めて簡単に低コストにて行え
るようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】タイムカードを挿入すると就業データの印
字を行い、設定カードを挿入するとタイムレコーダの動
作モードを設定カードから読取った設定モードに切換え
るように構成したタイムレコーダに於いて、
【0009】(1) 上記のタイムカードと設定カード
の下端縁の夫々に、カードを識別するための深さが異な
る切欠きを形成する一方、タイムレコーダのカード通路
上には、送られて来るカードの下端縁と切欠きを検出す
る2つのマークセンサーを並べて設けると共に、一方の
マークセンサーがカードの下端縁を検出してから他方の
マークセンサーが切欠きの内側縁を検出する迄の距離の
差から、切欠きの深さを検出してカードの種別を判定す
るマークセンサー読取り判定機能を具備せしめること。
【0010】(2) タイムカードの下端縁の中心より
いずれか一方に片寄った位置に、タイムカードを識別す
るための比較的浅目に造った切欠きを形成すると共に、
カード通路上に設けた2つのマークセンサーに、いずれ
か一方のマークセンサーが上記の切欠きを検出した場合
と、いずれのマークセンサーも切欠きを検出しない場合
の状況差から、差込まれたタイムカードの表裏を判定す
るタイムカード表裏判定機能を具備すること。
【0011】(3) タイムレコーダの動作モードを設
定モードに切換える設定カードの下端縁に、設定カード
を識別するための比較的深目に造った2つの切欠きを左
右対称に位置させて切欠形成する一方、タイムレコーダ
のカード通路上には、設定カードを表裏いずれの方向に
向けて差込んでも、設定カードの下端縁と上記の切欠き
を検出することができる2つのマークセンサーを並べて
設けること。
【0012】(4) タイムレコーダ内部のカード通路
上に並べて設けた2つのマークセンサーの位置を、カー
ドの搬送方向に少しずらして設けること。
【0013】(5) カード種別判定後に、設定カード
に形成した自動レベル調整区域を2つのマークセンサー
に読取らせることによって、2つのマークセンサーの読
取りレベル感度を自動調整する読取りレベル感度調整機
能を具備すること。
【0014】(6) 読取りレベル感度調整後に、設定
カードに形成した設定カードの種別コードを一方のマー
クセンサーで読取って、設定カードの種別を判定する設
定カード種別判定機能を具備すること。
【0015】
【作用】上記(1)〜(6)で述べた各手段は以下の如
く作用する。
【0016】上記(1)で述べた手段によれば、カード
通路上に設けた2つのマークセンサーによって差込まれ
たカードに形成されている切欠きの深さを検出し、その
切欠きの深さからタイムカードと設定カードの種別を判
定できるため、カードに書込まれている設定カード用の
コマンドとか識別印等を読取ってタイムカードと設定カ
ードの種別を判定する従来の方式に比較して、識別機構
の大幅な簡略化を可能にすると共に、タイムカードと設
定カードの製造も切欠きの深さを違えるだけで2種類の
カードを製造できるため、カード製造コストを低減化す
ることを可能にする。
【0017】上記(2)で述べた手段によれば、タイム
カードには比較的浅目に造った1つの切欠きが中心より
いずれか一方に片寄った位置に形成されているため、例
えば、カード挿入時に2つのマークセンサーのいずれか
一方がこの浅い切欠きを読取った時をタイムカードの表
面と判定し、これ等2つのマークセンサーが切欠きを検
出しない時をタイムカードの裏面と判定するようにプロ
グラムすれば、タイムカードと設定カードの種別を判定
する2つのマークセンサーに、タイムカードの表裏を判
定する機能を合せて具備させることができるから、これ
等両機能の併合によってタイムレコーダの構成を簡略化
することを可能にする。
【0018】上記(3)で述べた手段によれば、設定カ
ードには比較的深めに造った2つの切欠きが形成されて
いるため、カード挿入時に2つのマークセンサーがこの
深目の切欠きを読取った時は設定カードと判定すること
ができ、また、2つの切欠きが左右対称位置に形成され
ているため、設定カードを表裏いずれの向きで差込んで
も、マークセンサーがいずれかの切欠きを読取って設定
カードと判定することを可能にする。
【0019】上記(4)で述べた手段によれば、2つの
マークセンサーのうち、カードの切欠きを検出する一方
のマークセンサーを他方のマークセンサーよりも少し上
側、即ち、カードが送られて来る方向に少し位置をずら
して設けると、タイムカードが差込まれた場合及び設定
カードが差込まれた場合のいずれの場合も、他方のマー
クセンサー(下側)が一方のマークセンサー(上側)よ
りも常に先にカード下端縁を検出するが、タイムカード
を裏面に向けて挿入した場合は、切欠きがないため一方
のマークセンサー(上側)がカードの下端縁を先に検出
するため、一方のマークセンサーが先に検知した場合は
タイムカードが裏面向きで挿入されたと判断することが
でき、以って、タイムカードの表裏判定を適格に行うこ
とを可能にする。
【0020】上記(5)で述べた手段によれば、設定カ
ードには2つのマークセンサーの読取りレベル感度を自
動調整するための自動レベル調整区域が形成されている
ため、カード種別判定後に2つのマークセンサーがこの
自動レベル調整区域を読取ることによって、切欠きの読
取り等で狂った読取りレベル感度を自動調整することを
可能にする。
【0021】上記(6)で述べた手段によれば、設定カ
ードの自動レベル調整区域を読取ることによって読取り
レベルの感度を調整した後に、2つのマークセンサーが
設定カードの種別コードを読取るため、読取りは正確に
行われて設定カードの種別を適格に読取ることを可能に
する。
【0022】以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
【0023】
【実施例】以下に、上述した本発明に係るカード種別判
定機能を備えたタイムレコーダの好適な実施例を添付し
た図面と共に詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の要部の構成を示した正断面
図であって、図中、1はタイムレコーダ(図示せず)に
設けたカード差込み用のカードポケットで、1aはこの
カードポケット1の内部に連設したガイドフレーム、2
と2Sはガイドフレーム1aの入口部分に設けたカード
検知レバーとカード検知センサー、3はガイドフレーム
1aに対して横方向に平行に架設したローラ軸、3Rは
このローラ軸3に取付けたカード搬送ローラ、5Rはカ
ード搬送ローラ3Rとの間に差込まれたカードを挾んで
カード送りする従動ローラ、4Mはカード搬送モータ、
4Wはこのモータ4Mの駆動軸に取付けたウオームで、
上記ローラ軸3に取付けたウオームホイール3Wをこの
ウオーム4Wに噛合することにより、ローラ軸3がカー
ド搬送モータ4Mによって連動回転されてカード搬送ロ
ーラ3Rがカード搬送を行うと共に、ローラ軸3の先端
に取付けた円盤3T(エンコーダ)の回転をエンコーダ
用センサー3Sが検出することによって、カード搬送ロ
ーラ3Rによるカードの搬送量を検出できる仕組に成っ
ている。
【0025】また、6Aと6Bは少くとも上述したカー
ド検知センサー2Sよりも下側のカード通路上に設けた
カード下端検知用のマークセンサーであって、これ等左
右のマークセンサー6Aと6Bは左側のAセンサー6A
の方が右側のBセンサー6Bよりも少しカードポケット
1の入口に近い位置で、而かも、図1並びに図3に示し
たタイムカードTMの下端縁Mbに形成した表裏判定用
の切欠きMa、或は、図4に示した設定カードSKの下
端縁Kcに形成した左右いずれかの切欠きka又はKb
を検出できる位置に設けられている。
【0026】上述したタイムカードTMの下端縁Mbに
形成されている切欠きMaは、図3に示す如く下端縁M
bの中心から少し左側にずれた位置、即ち、カード側縁
McからT1の寸法位置に設けられ、且つ、その深さT2
は図示のように比較的浅目に造られている。
【0027】一方、設定カードSKの下端縁Kcに形成
した左右の切欠きKa,Kbは、図4に示す如く設定カ
ードSKを表裏いずれの方向に向けて差込んでも、上述
したAセンサー6Aが必ずいすれかの切欠きKa又はK
bを検出できるように、カード側縁Kd,Keから同一
寸法S1,S1の左右対称位置に形成され、且つ、その深
さS2は図示したように上記タイムカードTMの切欠き
Maよりも深目に形成されている。
【0028】また、上記設定カードSKの表裏両面に
は、その下側部に上述した左右のマークセンサー6A,
6Bに読取らせて読取りレベル感度を自動調整する自動
レベル調整区域SXが形成され、更にその上側部には一
方のマークセンサー6A(Aセンサー)の読取り位置に
合せて設定カード種別読取り用のタイミングマークSY
…が上下に並べて設けられ、その右側には、他方のマー
クセンサー6B(Bセンサー)の読取り位置に合せて設
定カードの種別SZが設けられている。
【0029】更に設定カードSKの上側部には、各種設
定項目の名称、若しくは、それ等設定項目に関する複数
の実現値の名称を横一列に並べて表示した表示欄SV…
が多段形成され、上述した種別コードSZの読取りによ
って設定コードが決定されると、カード送りを決められ
た表示欄SVがタイムレコーダに横一列に設けた操作ボ
タン(図示せず)の直上に位置した状態で停止して、各
操作ボタンに上記表示欄SVに表示された機能を付与
し、これ等操作ボタンの操作によって各種設定データを
入力できるように構成されているが、その詳細は、特願
平5−294209号の出願に記載の如くである。
【0030】図2は本発明に係るタイムレコーダの電気
的構成を説明したブロック図であって、制御部の中心を
構成するCPU10とメモリ11の間にバス12を介し
て接続したインターフェイス回路13に、基準時計信号
を発信する時計回路14と、操作エラーがあった時に警
報音を発する警報器16と、タイムカードTMに印字を
行う印字器(図示せず)の印字ソレノイド17と、マー
クセンサー6A,6Bによる切欠きMa、或は、Ka又
はKbの読取りから差込まれたカードの種別、即ち、タ
イムカードTMであるか設定カードSKであるかを判定
し、且つ、タイムカードTMの表裏を判定するマークセ
ンサー読取判定装置18と、2つのマークセンサー6
A,6Bに設定カードSKに形成した自動レベル調整区
域SXを読取らせることによって、各センサー6A,6
Bの読取りレベル感度を自動調整する読取りレベル自動
調整回路19が接続されている。
【0031】更に加えて、上記のインターフエイス回路
13には、上述したカード検知センサー2Sと、エンコ
ーダ用センサー3Sと、カード搬送モータ4Mと、2つ
のマークセンサー6A,6Bが接続されていて、いずれ
もメモリ11に格納したシステムプログラムに従って制
御作動される仕組に成っている。
【0032】次に、上述した2つのマークセンサー6
A,6Bによって差込まれたカードの種別と、タイムカ
ードTMの表裏を判定する手順を図5乃至図8の記載に
基づいて説明する。
【0033】図5はタイムカードTMを表に向けて差込
んだ場合の判定状況を説明したものであって、この場合
は左上方に設けた一方のマークセンサー6A(以下Aセ
ンサーと云う)が切欠きMaを検出し、右下側の他方の
マークセンサー6B(以下Bセンサーと云う)がカード
下端縁Mbを検出するが、これ等2つのセンサー6A,
6Bの検知タイミングは、図6のタイミングチャートに
示すようにBセンサー6Bが先に下端縁Mbを検出した
後、0.5mm〜1.5mmの間隔でAセンサー6Aが
切欠きMaの内側縁を検出するため、この検知タイミン
グから差込まれたカードがタイムカードTMで而かも表
面を向けて挿入されたことを検知することができる。
【0034】尚、タイムカードTMを裏面を向けて差込
んだ場合は、Aセンサー6Aの位置に切欠きMaが存在
しないため、先ずAセンサー6Aがカード下端縁Mbを
検出した後、図6のタイミングチャートに示すように
0.5mm〜1.5mmの間隔でBセンサー6Bがカー
ド下端縁Mbを直ちに検出するため、この検知タイミン
グからタイムカードTMが裏面を向けてタイムレコーダ
に差込まれたことを検知することができる。
【0035】これに対して、図7と図8は設定カードS
Kを差込んだ場合の判定状況を説明したものであって、
設定カードSKには左右の対称位置に切欠きKa,Kb
が形成されている関係で、表裏いずれの方向を向けてカ
ード挿入してもAセンサー6Aが必ず切欠きka又はK
bを検出できるように構成されており、図示の場合はA
センサー6Aが切欠きKaを検出した後、図8のタイミ
ングチャートに示すように3.5mm〜4.5mmの間
隔でBセンサー6Bが下端縁Kcを検出するため、この
検知タイミングから差込まれたカードが設定カードSK
であることを検知することができる。
【0036】尚、カード搬送モータ4M(搬送ローラ3
R)による実際のカード送りは、エンコーダ用センサー
3Sによるパルス数で換算すると5パルス/mmで行わ
れ、従って、タイムカードTMと設定カードSKの各切
欠きMa及びKa,Kbの深さの差2mm〜4mmは、
パルス差10〜20パルスとして現われるから、このパ
ルス差をカウントすることによってタイムカードTMと
設定カードSKを明確に区別することができる。
【0037】次に、本発明の動作を図9と図10に示し
たフローチャートに基づいて説明する。
【0038】始めのステップS1でカード(タイムカー
ドTMが設定カードSKのいずれか)をカードポケット
1に挿入して、ステップS2でカード検知センサー2S
がこれを検知すると、ステップS3に進んでカード搬送
モータ4Mが回転して搬送ローラ3Rによるカード送り
が行われ、次いで、ステップS4に進んで先ずAセンサ
ー6Aがカードを検知したか否かが判定され、YESの
場合は次のステップS5に進み、NOの場合は図10に
示したステップS11に進む。
【0039】ステップS5では、次にBセンサー6Bが
カードを検知したか否かが判定され、YESの場合は図
6に示したタイミングチャートに示す如くタイムカード
TMを裏面で挿入したと判断して次のステップS6に進
むが、NOの場合はエラーとしてステップS10に進ん
で警報器16を作動して警告を発した後、ステップS9
に進んでカード搬送モータ4Mがこのカードを差込口1
に排出して処理を終える。
【0040】一方、上述したステップS6では当日がタ
イムカードTMの裏面に印字してもよい日付であるか否
かが判定され、YESの場合はステップS7に進んでタ
イムカードTMの段送り、ステップS8の印字処理と進
んで、上述したステップS9のカード排出処理に進み、
NOの場合は、エラーとしてステップS10で警報器1
6を作動した後、上記のステップS9に進んで処理を終
える。
【0041】図10に示したステップS11では、先ず
始めにBセンサー6Bがカード検知したか否かが判定さ
れ、YESの場合は次のステップS12に進んで次にA
センサー6Aがカードを検知したか否かが判定されて、
YESの場合はステップS13に進むが、ステップS1
1とS12でいずれもNOと判定された場合は、エラー
として図9のステップS10に進んで警報器16を作動
する。
【0042】ステップS13では、Aセンサー6Aのカ
ード検知がBセンサー6Bのカード検知よりも10〜2
0パルス遅いか否か、即ち、Aセンサー6Aが検出した
切欠きが深いか浅いかを判定し、YESの場合、即ち、
図8に示したタイミングチャートの如く深い切欠きKa
又はKbの設定カードSKであると判定した場合は、ス
テップS14に進んで搬送モータ4Mによるカード搬送
(引込み)が行われてステップS15に進むが、NOの
場合、即ち、図6のタイミングチャートの如く浅い切欠
きMaのタイムカードTMが表面を向けて挿入されたと
判定した場合は、ステップS22に進んで当日がタイム
カードTMの表面に印字してよい日付であるか否かの判
定が成されて、YESの場合は前記図9のステップS7
(カード搬送)に進み、NOの場合はエラーとしてステ
ップS10に進んで警報器16を作動する。
【0043】上記のステップS15では、2つのセンサ
ー6A,6Bが設定カードSKに形成した自動レベル調
整区域SXを読んで、ステップS16で各センサー6
A,6Bの読取りレベル感度を自動調整すると共に、次
のステップS17でAセンサー6Aが設定カードSKに
形成したタイミングマークSY…を読みながら、次のス
テップS18でBセンサー6Bが同じく設定カードSK
に形成した種別コードSZを読取る。
【0044】次のステップS19では、全てのタイミン
グマークSYと種別コードSZの読取りが完了したか否
かが判定され、完了した場合はステップS20に進んで
設定カードSKの種別コードが判定され、以後、タイム
レコーダの動作モードはこの判定された設定コードに切
換えられて各種の設定データをキー入力できる仕組に成
っており、設定モード決定後は、ステップS21に進ん
で設定カードSKをカードポケット1に送り戻して処理
を終えるが、この設定カードSKが前述した各種設定項
目の名称等を表示した表示欄SV…を有するものである
場合には、決定された表示欄SVの位置でカード搬送を
停止して、操作ボタンに設定機能を付与することは前述
の如くである。
【0045】尚、図11は本発明に係るカード種別判定
機能を備えたタイムレコーダの全体構成を説明したブロ
ック図である。
【0046】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るカード
種別判定機能を備えたタイムレコーダによれば、カード
に形成された切欠きの深さによって差込まれたカードが
タイムカードであるか設定カードであるかを判定でき、
而かも、この切欠きの判定を行う2つのマークセンサー
は、差込まれたタイムカードの表裏を判定する機能を具
備するものであるから、タイムカードの表裏を判定する
センサーとは別に、カードに記録されているコードとか
識別部を読取る読取器を設けてカードの種別を判定して
いた従来のタイムレコーダに比較して、センサー部分の
構造とカード自体の構造を頗る簡略化してタイムレコー
ダ全体の低コスト化を可能にする経済的利点を発揮でき
るものであって、2つのマークセンサーの読取りレベル
感度を自動調整する点、マークセンサーが設定カードの
種別コードも読取るようにした点と相俟って、特に、タ
イムカードの動作モードをカードによって切換えるよう
にしたタイムレコーダに実施して洵に好適なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード種別判定機能を備えたタイ
ムレコーダの要部の構成を示した正断面図である。
【図2】本発明に係るタイムレコーダの電気的構成を説
明したブロック図である。
【図3】本発明で使用するタイムカードの正面図であ
る。
【図4】本発明で使用する設定カードの正面図である。
【図5】タイムカードと2つのマークセンサーの関係を
説明した構成図である。
【図6】タイムカード挿入時に於ける2つのマークセン
サーのON/OFF状態を説明したタイミングチャート
である。
【図7】設定カードと2つのマークセンサーの関係を説
明した構成図である。
【図8】設定カード挿入時に於ける2つのマークセンサ
ーのON/OFF状態を説明したタイミングチャートで
ある。
【図9】本発明に係るタイムレコーダの動作を説明した
フローチャートである。
【図10】図9に示したフローチャートの続きを説明し
たフローチャートである。
【図11】本発明の全体構成を説明したブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 カードポケット 3R カード搬送ローラ 4M カード搬送モータ 6A,6B マークセンサー 18 マークセンサー読取り判定装置 19 読取りレベル自動調整回路 TM タイムカード Ma 切欠き SK 設定カード Ka,Kb 切欠き SX 自動レベル調整区域 SY 読取りタイミングマーク SZ 設定カード種別コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−303290(JP,A) 特開 昭64−66795(JP,A) 実開 昭62−162777(JP,U) 実開 昭63−175276(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07C 1/00 - 15/00 G01B 11/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイムカードを挿入すると就業データの
    印字を行い、設定カードを挿入するとタイムレコーダの
    動作モードを設定カードから読取った設定モードに切換
    えるように構成したタイムレコーダに於いて、 上記のタイムカードと設定カードの下端縁の夫々に、カ
    ードを識別するための深さが異なる切欠きを形成する一
    方、タイムレコーダのカード通路上には、送られて来る
    カードの下端縁と切欠きを検出する2つのマークセンサ
    ーを並べて設けると共に、一方のマークセンサーがカー
    ドの下端縁を検出してから他方のマークセンサーが切欠
    きの内側縁を検出する迄の距離の差から、切欠きの深さ
    を検出してカードの種別を判定するマークセンサー読取
    り判定機能を具備せしめたことを特徴とするカード種別
    判定機能を備えたタイムレコーダ。
  2. 【請求項2】 タイムカードの下端縁の中心よりいずれ
    か一方に片寄った位置に、タイムカードを識別するため
    の比較的浅目に造った切欠きを形成すると共に、カード
    通路上に設けた2つのマークセンサーに、いずれか一方
    のマークセンサーが上記の切欠きを検出した場合と、い
    ずれのマークセンサーも切欠きを検出しない場合の状況
    差から、差込まれたタイムカードの表裏を判定するタイ
    ムカード表裏判定機能を具備せしめたことを特徴とする
    請求項1記載のカード種別判定機能を備えたタイムレコ
    ーダ。
  3. 【請求項3】 タイムレコーダの動作モードを設定モー
    ドに切換える設定カードの下端縁に、設定カードを識別
    するための比較的深目に造った2つの切欠きを左右対称
    に位置させて切欠形成する一方、タイムレコーダのカー
    ド通路上には、設定カードを表裏いずれの方向に向けて
    差込んでも、設定カードの下端縁と上記の切欠きを検出
    することができる2つのマークセンサーを並べて設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のカード種別判定機能を
    備えたタイムレコーダ。
  4. 【請求項4】 タイムレコーダ内部のカード通路上に並
    べて設けた2つのマークセンサーの位置を、カードの搬
    送方向に少しずらして設けたことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のカード種別判定機能を備えたタイム
    レコーダ。
  5. 【請求項5】 カード種別判定後に、設定カードに形成
    した自動レベル調整区域を2つのマークセンサーに読取
    らせることによって、2つのマークセンサーの読取りレ
    ベル感度を自動調整する読取りレベル感度調整機能を具
    備せしめたことを特徴とする請求項1記載のカード種別
    判定機能を備えたタイムレコーダ。
  6. 【請求項6】 読取りレベル感度調整後に、設定カード
    に形成した設定カードの種別コードを一方のマークセン
    サーで読取って、設定カードの種別を判定する設定カー
    ド種別判定機能を具備せしめたことを特徴とする請求項
    1又は5記載のカード種別判定機能を備えたタイムレコ
    ーダ。
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