JPH08235399A - タイムカードの表裏判定装置 - Google Patents

タイムカードの表裏判定装置

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JPH08235399A
JPH08235399A JP5801095A JP5801095A JPH08235399A JP H08235399 A JPH08235399 A JP H08235399A JP 5801095 A JP5801095 A JP 5801095A JP 5801095 A JP5801095 A JP 5801095A JP H08235399 A JPH08235399 A JP H08235399A
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JP
Japan
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card
time
time card
mark
sensor
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JP5801095A
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English (en)
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Toshiya Kitamura
俊哉 喜多村
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Amano Corp
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Amano Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイムカードの表裏の判定を、タイムカード
の抜き差しに影響を及ぼすことなく、また、タイムカー
ドの製造とか強度性等に影響を及ぼすことなく、正確に
判定できるようにする。 【構成】 タイムレコーダのカード搬送通路上に、タイ
ムカードTMの下端縁Mbに形成した切欠きMaを読取
るか読取らないかの検知の差、或は、下端縁Mbの表裏
に印刷したマークMd,Me,Mf,Mgを読取るタイ
ミングの差から、タイムカードTMの表裏を判定する2
つのマークセンサー6A,6Bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差込まれたタイムカー
ドに勤務データを印字するタイムレコーダの技術分野で
利用されるものであって、具体的には、差込まれたタイ
ムカードの表裏を判定することができる表裏判定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイムレコーダに使用する一般的なタイ
ムカードには、表面側にその月の前半の勤務データを印
字する印字欄が形成され、裏面側にその月の後半の勤務
データを印字する印字欄が形成されているため、タイム
カードの表裏を間違えて差込んだ場合は、この間違いを
検出して打刻者に警告すると共に、勤務データの印字を
中止する必要がある。
【0003】そこで従来は、例えば特開昭61−226
889号公報の第7図AとBに見られるように、タイム
カードの下端部の角に切欠きを形成して、この切欠きの
有無をセンサーで検出したり、或は、実開平5−649
72号公報の図1に見られるようにタイムカードに透孔
を設け、この透孔をフォトセンサで検出することによっ
てその表裏を判定し、タイムレコーダによる印字を常に
正しい印字面に印字するように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、タイムカード
の角部を切欠いた上記前者の判定装置の場合は、タイム
カードをタイムレコーダのカードポケットに差込んだ時
に、この切欠部がカードポケットのエッジに引掛ってタ
イムカードの挿入がやりずらくなる問題があり、また、
タイムカードの透孔を検出する上記後者の判定装置の場
合は、タイムカードの面に複数の透孔を設けなくてはな
らないため、タイムカードの製作が面倒になるとか、透
孔の分だけ印字面積が狭くなり、且つ、透孔の部分から
カードが破損し易くなる等の問題があった。
【0005】そこで本発明の技術的課題は、タイムカー
ドの表裏の判定を、タイムカードの抜き差しに影響を及
ぼすことなく、また、タイムカードの製造とか強度性等
にも影響を及ぼすことなく、正確に判定できるようにす
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】(1) タイムカードの中心よりいずれか
一方に片寄った下端縁の位置に、タイムカードの表裏を
判定する切欠きを形成する一方、タイムレコーダのカー
ド通路上には、送られて来るタイムカードの下端縁と上
記の切欠きを検出することができる左右2つのマークセ
ンサーを並べて設け、これ等2つのセンサーには、いず
れか一方のマークセンサーが上記の切欠きを検出した場
合と、いずれのマークセンサーも切欠きを検出しない場
合の検出タイミングの時間差から差込まれたタイムカー
ドの表裏を判定するカード表裏判定機能を具備せしめる
こと。
【0008】(2) タイムカードの表面と裏面の各下
端部の中心位置と、いずれか一方に片寄った下端部の位
置に、タイムカードの表裏を判定する左右2つのマーク
を夫々タイムカードの搬送方向に位置をずらして形成す
ると共に、タイムレコーダのカード通路上には、送られ
て来るタイムカードに形成されているマークを検出する
ことができる左右2つのマークセンサーを並べて設け、
これ等2つのマークセンサーには、2つのマークを読取
るタイミングの時間差から差込まれたタイムカードの表
裏を判定するカード表裏判定機能を具備せしめること。
【0009】(3) タイムレコーダのカード通路上に
並べて設けた左右2つのマークセンサーの位置を、タイ
ムカードの搬送方向に少し位置をずらして設けること。
【0010】(4) タイムレコーダのカード通路上に
並べて設けた左右2つのマークセンサーのうち、タイム
カードの切欠きを検知することができる一方のマークセ
ンサーと、この切欠きの内側最上縁との間隔を(x)と
し、他方のマークセンサーとタイムカードの下端縁との
間隔を(y)とした場合に、これ等(x)と(y)の関
係が常に(x>y)となる位置に上記2つのマークセン
サーを取付けること。
【0011】(5) タイムレコーダのカード通路上に
並べて設けた左右2つのマークセンサーの横間隔(z)
を、3.5mm〜11.0mmの範囲内に近付けて取付
けること。
【0012】
【作用】上記(1)〜(5)で述べた各手段は以下の如
く作用する。
【0013】上記(1)で述べた手段によれば、タイム
カードの下端縁に切欠きを設けてその表裏を判定するた
め、タイムレコーダに対するタイムカードの抜き差しを
この切欠きに影響されることなく円滑に行うことがで
き、また、この切欠きの有無とカード下端縁を2つのマ
ークセンサーに検知させてその表裏を判定する構成であ
るため、タイムカードには比較的浅目に造った1つの切
欠きを設けるだけで済むから、タイムカードの作成が簡
単で、而かも、表裏の判定を正確に行うことを可能にす
る。
【0014】上記(2)で述べた手段によれば、タイム
カードの表裏の判定を、表裏両面の下端部に夫々形成し
た左右2つのマークを、左右2つのマークセンサーで読
取って行うものであって、タイムカードには切欠きとか
穿孔と云った加工が全く不用であるから、タイムカード
の抜き差しをこれ等切欠き等に影響されずに円滑に行う
ことができ、而かも、その製造も容易に行うことができ
ると共に、左右2つのマークセンサーによる左右2つの
マークの読取りによってタイムカードの表裏を正確に判
定することを可能にする。
【0015】上記(3)で述べた手段によれば、左右2
つのマークセンサーの位置を上下にずらすことによっ
て、左右2つのマークセンサーによる切欠きとカード下
端縁及び左右2つのマークの読取りに時間差が発生する
ため、この時間差のルールを予めプログラムしておくこ
とによってタイムカードの表裏を正確に判定することが
できると共に、タイムカードを斜めに傾けて差込んだ場
合にも、2つのマークセンサーによる読取りを正確に行
うことを可能にする。
【0016】上記(4)で述べた手段によれば、2つの
マークセンサーのうち、カードの切欠きを検出する一方
のマークセンサーを他方のマークセンサーよりも少し上
側、即ち、(x>y)の関係になるようにカードが送ら
れて来る方向に少し位置をずらして設けてあるため、タ
イムカードが差込まれた場合、他方のマークセンサー
(下側)が一方のマークセンサー(上側)よりも常に先
にカード下端縁を検出するが、タイムカードを裏面に向
けて挿入した場合は、切欠きがないため一方のマークセ
ンサー(上側)がカードの下端縁を先に検出するため、
一方のマークセンサーが先に検知した場合はタイムカー
ドが裏面向きで挿入されたと判断することができ、以っ
て、タイムカードの表裏判定を適格に行うことを可能に
する。
【0017】上記(5)で述べた手段によれば、左右2
つのマークセンサーの横の間隔(z)を、3.5mm〜
11.0mmの範囲内に近付けて取付けているため、タ
イムカードを斜めに傾けて差込んだ場合でも、左右2つ
のマークセンサーによる切欠きとマーク及びカード下端
縁の検出誤差を可及的に少くして、タイムカードの表裏
を常に正確に判定することを可能にする。
【0018】以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
【0019】
【実施例】以下に、上述した本発明に係るタイムカード
の表裏判定装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳
細に説明する。
【0020】図1は本発明の要部の構成を示した正断面
図であって、図中、1はタイムレコーダ(図示せず)に
設けたカード差込み用のカードポケットで、1aはこの
カードポケット1の内部に連設したガイドフレーム、2
と2Sはガイドフレーム1aの入口部分に設けたカード
検知レバーとカード検知センサー、3はガイドフレーム
1aに対して横方向に平行に架設したローラ軸、3Rは
このローラ軸3に取付けたカード搬送ローラ、5Rはカ
ード搬送ローラ3Rとの間に差込まれたカードを挾んで
カード送りする従動ローラ、4Mはカード搬送モータ、
4Wはこのモータ4Mの駆動軸に取付けたウオームで、
上記ローラ軸3に取付けたウオームホイール3Wをこの
ウオーム4Wに噛合することにより、ローラ軸3がカー
ド搬送モータ4Mによって連動回転されてカード搬送ロ
ーラ3Rがカード搬送を行うと共に、ローラ軸3の先端
に取付けた円盤3T(エンコーダ)の回転をエンコーダ
用センサー3Sが検出することによって、カード搬送ロ
ーラ3Rによるカードの搬送量を検出できる仕組に成っ
ている。
【0021】また、6Aと6Bは少くとも上述したカー
ド検知センサー2Sよりも下側のカード通路上に設けた
カード下端検知用のマークセンサーであって、これ等左
右のマークセンサー6Aと6Bは左側のAセンサー6A
の方が右側のBセンサー6Bよりも少しカードポケット
1の入口に近い位置で、而かも、図1並びに図3に示し
たタイムカードTMの下端縁Mbに形成した表裏判定用
の切欠きMaを検出できる位置に設けられている。
【0022】上述したタイムカードTMの下端縁Mbに
形成されている切欠きMaは、図3に示す如く下端縁M
bの中心から少し左側にずれた位置、即ち、カード側縁
McからT1の寸法位置に設けられ、且つ、その深さT2
は図示のように比較的浅目に造られている。
【0023】尚、上記2つのマークセンサー6A,6B
の上下の関係は、図7に於いて左側のAセンサー6Aと
上記切欠きMaの内側最上縁との間隔を(x)とし、右
側のBセンサー6Bとカード下端縁Mbとの間隔を
(y)とした場合に、常に(x>y)の関係になるよう
に構成されており、また、これ等2つのマークセンサー
6A,6Bの横の間隔(z)(図7参照)は、上記図3
に示した寸法(T1)よりも狭くなるように構成されて
いて、具体的には、z=3.5mm〜11.0mmの範
囲内に設定されている。
【0024】上記の間隔(z)を3.5mm〜11.0
mmの範囲内としたのは、一般的なタイムレコーダのガ
イドフレーム1aの長さは31.0mm前後であり、タ
イムカードTMとこのガイドフレーム1aとの左右のガ
タが夫々0.5mmである場合に、Aセンサー6AがB
センサー6Bよりも1mm上に設けられているとする
と、上記の間隔(z)が最も切欠きMaと下端縁Mbを
読取るのに適した間隔であることが実験の結果判明し
た。
【0025】図2は本発明に係るタイムカードの表裏判
定装置を備えたタイムレコーダの電気的構成を説明した
ブロック図であって、制御部の中心を構成するCPU1
0とメモリ11の間にバス12を介して接続したインタ
ーフェイス回路13に、基準時計信号を発信する時計回
路14と、表示器15と、操作エラーがあった時、並び
に、タイムカードTMの表裏を間違えて差込んだ時に警
報音を発する警報器16と、タイムカードTMに印字を
行う印字器(図示せず)の印字ソレノイド17と、マー
クセンサー6A,6Bによる切欠きMaとカード下端縁
Mbの読取りから、差込まれたタイムカードTMの表裏
を判定するマークセンサー読取判定装置18と、2つの
マークセンサー6A,6Bの読取りレベル感度を自動調
整する読取りレベル自動調整回路19が接続されてい
る。
【0026】更に加えて、上記のインターフエイス回路
13には、上述したカード検知センサー2Sと、エンコ
ーダ用センサー3Sと、カード搬送モータ4Mと、2つ
のマークセンサー6A,6Bが接続されていて、いずれ
もメモリ11に格納したシステムプログラムに従って制
御作動される仕組に成っている。
【0027】次に、上述した2つのマークセンサー6
A,6BによってタイムカードTMの表裏を判定する手
順を図4と図5の記載に基づいて説明する。
【0028】図4はタイムカードTMを表に向けて差込
んだ場合の判定状況を説明したものであって、この場合
は左上方に設けた一方のマークセンサー6A(以下Aセ
ンサーと云う)が切欠きMaを検出し、右下側の他方の
マークセンサー6B(以下Bセンサーと云う)がカード
下端縁Mbを検出するが、これ等2つのセンサー6A,
6Bの検知タイミングは、前述した(x>y)の関係か
ら図5のタイミングチャートに示すようにBセンサー6
Bが先に下端縁Mbを検出した後、0.5mm〜1.5
mmの間隔でAセンサー6Aが切欠きMaの内側縁を検
出するため、この検知タイミングから差込まれたタイム
カードTMが表面を向けて挿入されたことを検知するこ
とができる。
【0029】尚、タイムカードTMを裏面を向けて差込
んだ場合は、Aセンサー6Aの位置に切欠きMaが存在
しないため、先ずAセンサー6Aがカード下端縁Mbを
検出した後、図5のタイミングチャートに示すように
0.5mm〜1.5mmの間隔でBセンサー6Bがカー
ド下端縁Mbを直ちに検出するため、この検知タイミン
グからタイムカードTMが裏面を向けてタイムレコーダ
に差込まれたことを検知することができる。
【0030】これに対して、図6の(イ)と(ロ)に示
したものは、上述した切欠きMaを設けることなくタイ
ムカードTMの表裏に表裏を区別するマークMd,Me
とMf,Mgを予め印刷しておき、これを上述した左右
2つのマークセンサー6A,6Bに読取らせて、その読
取りタイミングの時間差によってタイムカードTMの表
裏を判定するものであって、これ等2つのマークセンサ
ー6A,6Bの前後の位置と横間隔は、上記の実施例で
説明したものと同一である。
【0031】次に、本発明の動作を図10と図11に示
したフローチャートに基づいて説明する。
【0032】始めのステップS1でタイムカードTMを
カードポケット1に挿入して、ステップS2でカード検
知センサー2Sがこれを検知すると、ステップS3に進
んでカード搬送モータ4Mが回転して搬送ローラ3Rに
よるカード送りが行われ、次いで、ステップS4に進ん
で先ずAセンサー6AがタイムカードTMの下端縁Mb
を検知したか否かが判定され、YESの場合は次のステ
ップS5に進み、NOの場合は図11に示したステップ
S11に進む。
【0033】ステップS5では、次にBセンサー6Bが
タイムカードTMの下端縁Mbを検知したか否かが判定
され、YESの場合は図5に示したタイミングチャート
に示す如くタイムカードTMを裏面で挿入したと判断し
て次のステップS6に進むが、NOの場合はエラーとし
てステップS10に進んで警報器16を作動して警告を
発した後、ステップS9に進んでカード搬送モータ4M
がこのタイムカードTMを差込口1に排出して処理を終
える。
【0034】一方、上述したステップS6では当日がタ
イムカードTMの裏面に印字してもよい日付であるか否
かが判定され、YESの場合はステップS7に進んでタ
イムカードTMの段送り、ステップS8の印字処理と進
んで、上述したステップS9のカード排出処理に進み、
NOの場合は、エラーとしてステップS10で警報器1
6を作動した後、上記のステップS9に進んで処理を終
える。
【0035】図11に示したステップS11では、先ず
始めにBセンサー6BがタイムカードTMの下端縁Mb
を検知したか否かが判定され、YESの場合は次のステ
ップS12に進んで次にAセンサー6Aがカードを検知
したか否か、即ち、切欠きMaを検知したか否かが判定
されて、YESの場合はステップS13に進むが、ステ
ップS11とS12でいずれもNOと判定された場合
は、エラーとして図9のステップS10に進んで警報器
16を作動する。
【0036】ステップS13では、当日がタイムカード
TMの表面に印字してよい日付であるか否かの判定が成
されて、YESの場合は前記図10のステップS7(カ
ード搬送)に進み、NOの場合はエラーとしてステップ
S10に進んで警報器16を作動する。
【0037】尚、上述した図6に示した実施例では、タ
イムカードTMの表面側に(イ)図に示すようにBセン
サー6Bが一方のマークMeを検知した後、Aセンサー
6Aが他方のマークMdを検知するように、各マークM
d,Meの位置を上下にずらして形成する一方、タイム
カードTMの裏面には(ロ)図に示すようにAセンサー
6Aが一方のマークMfを検知した後、Bセンサー6B
が他方のマークMgを検知するように、各マークMf,
Mgの位置を上下にずらして形成しているが、これ等各
マークMd〜Mgの配列は任意とする。
【0038】また、上記の各マークMd〜Mgを磁気に
て構成し、この磁気マークを読取る2つのマークセンサ
ー6A,6Bを磁気センサーにする場合もある。
【0039】図8と図9は2つのマークセンサーAとB
を横一列に設けたタイムレコーダに対して、タイムカー
ドTMを斜めに傾けて差込んだ場合のマークセンサーA
とBの検知状態を説明したものであって、タイムカード
TMを表に向けて差込んだ場合は、左右いずれの方向に
差込みを傾けてもBセンサーが先にカード下端縁Mbを
検知するため、カード表面の判定は正確に行えるが、タ
イムカードTMを裏面に向けて差込んだ場合は、図9の
(イ)図の状態ではBセンサーが先にカード下端縁Mb
を検出してしまって、裏面の場合はAセンサーが常に先
行してカード下端縁Mbを検知する表裏判定のセオリー
に反することになるから、従って、本発明では上記の誤
検出を防止するために左右2つのマークセンサー6A,
6Bを上下に必ず位置をずらして設けている。
【0040】更に本発明では、左右2つのマークセンサ
ー6A,6Bの横間隔(z)を図3に示した寸法
(T1)よりも狭く、具体的には、3.5mm〜11.
0mmの範囲内に造っているため、図8並びに図9に示
すようにタイムカードTMを斜めに傾けて差込んだ場合
の誤検知を防止して、差込まれるタイムカードTMの表
裏を正しく判定することができる。
【0041】尚、図12は本発明に係るタイムカードの
表裏判定装置の全体構成を説明したブロック図である。
【0042】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係るタイム
カードの表裏判定装置によれば、タイムカードの下端縁
に比較的浅目の切欠きを1個形成するか、或は、下端縁
の表裏両面に表裏を区別するマークを印刷するだけで、
タイムカードの表裏を正確に判定できるため、比較的低
コストにて実現できる経済性を備えるものであって、タ
イムレコーダに実施して洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイムカードの表裏判定装置を備
えたタイムレコーダの要部の構成を示した正断面図であ
る。
【図2】本発明に係るタイムカードの表裏判定装置を備
えたタイムレコーダの電気的構成を説明したブロック図
である。
【図3】本発明で使用するタイムカードの正面図であ
る。
【図4】タイムカードと2つのマークセンサーを示した
構成図である。
【図5】タイムカード挿入時に於ける2つのマークセン
サーのON/OFF状態を説明したタイミングチャート
である。
【図6】本発明の他の実施例に係るタイムカードと2つ
のマークセンサーとの関係を説明した構成図である。
【図7】タイムカードと2つのマークセンサーとの位置
関係を説明した説明図である。
【図8】2つのマークセンサーを横一列に設けた場合に
於けるカードの検知状態を説明した説明図である。
【図9】同じく2つのマークセンサーを横一列に設けた
場合に於けるカードの検知状態を説明した説明図であ
る。
【図10】本発明に係るタイムカードの表裏判定装置の
動作を説明したフローチャートである。
【図11】図10に示したフローチャートの続きを説明
したフローチャートである。
【図12】本発明の全体構成を説明したブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 カードポケット 3R カード搬送ローラ 4M カード搬送モータ 6A,6B マークセンサー 18 マークセンサー読取り判定装置 TM タイムカード Ma 切欠き Mb カード下端縁 Md,Me,Mf,Mg 表裏判定用のマー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイムカードの中心よりいずれか一方に
    片寄った下端縁の位置に、タイムカードの表裏を判定す
    る切欠きを形成する一方、タイムレコーダのカード通路
    上には、送られて来るタイムカードの下端縁と上記の切
    欠きを検出することができる左右2つのマークセンサー
    を並べて設け、これ等2つのセンサーには、いずれか一
    方のマークセンサーが上記の切欠きを検出した場合と、
    いずれのマークセンサーも切欠きを検出しない場合の検
    出タイミングの時間差から差込まれたタイムカードの表
    裏を判定するカード表裏判定機能を具備せしめたことを
    特徴とするタイムカードの表裏判定装置。
  2. 【請求項2】 タイムカードの表面と裏面の各下端部の
    中心位置と、いずれか一方に片寄った下端部の位置に、
    タイムカードの表裏を判定する左右2つのマークを夫々
    タイムカードの搬送方向に位置をずらして形成すると共
    に、タイムレコーダのカード通路上には、送られて来る
    タイムカードに形成されているマークを検出することが
    できる左右2つのマークセンサーを並べて設け、これ等
    2つのマークセンサーには、2つのマークを読取るタイ
    ミングの時間差から差込まれたタイムカードの表裏を判
    定するカード表裏判定機能を具備せしめたことを特徴と
    するタイムカードの表裏判定装置。
  3. 【請求項3】 タイムレコーダのカード通路上に並べて
    設けた左右2つのマークセンサーの位置を、タイムカー
    ドの搬送方向に少し位置をずらして設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載のタイムカードの表裏判定装
    置。
  4. 【請求項4】 タイムレコーダのカード通路上に並べて
    設けた左右2つのマークセンサーのうち、タイムカード
    の切欠きを検知することができる一方のマークセンサー
    と、この切欠きの内側最上縁との間隔を(x)とし、他
    方のマークセンサーとタイムカードの下端縁との間隔を
    (y)とした場合に、これ等(x)と(y)の関係が常
    に(x>y)となる位置に上記2つのマークセンサーを
    取付けたことを特徴とする請求項1記載のタイムカード
    の表裏判定装置。
  5. 【請求項5】 タイムレコーダのカード通路上に並べて
    設けた左右2つのマークセンサーの横間隔(z)を、
    3.5mm〜11.0mmの範囲内に近付けて取付けた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のタイムカードの
    表裏判定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006106865A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Max Co., Ltd タイムレコーダ
JP2011034336A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Amano Corp タイムレコーダ

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