JPH09152125A - 制御機器のメンテナンス装置 - Google Patents

制御機器のメンテナンス装置

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JPH09152125A
JPH09152125A JP7312095A JP31209595A JPH09152125A JP H09152125 A JPH09152125 A JP H09152125A JP 7312095 A JP7312095 A JP 7312095A JP 31209595 A JP31209595 A JP 31209595A JP H09152125 A JPH09152125 A JP H09152125A
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Tamotsu Enomoto
有 榎本
Toshiya Shirokura
俊也 白倉
Masayoshi Yasukawa
雅由 保川
Satoru Awane
悟 阿波根
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Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成を複雑にさせることなく、又、メンテナ
ンス時における作業ミスを極力回避させて、制御部が交
換された後においてもメモリにおける記憶情報を有効に
利用することが可能となる制御機器のメンテナンス装置
を提供する。 【解決手段】 給湯部Kの動作を制御する制御部Hが、
給湯部Kの制御情報を記憶する不揮発性メモリ28と、
外部装置Gとの間で情報を通信可能な通信部TUとを備
えて構成されている制御機器のメンテナンス装置であっ
て、制御部Hが、送出指令に基づいて、不揮発性メモリ
28に記憶されている制御情報を、外部装置Gに通信
し、且つ、戻入指令に基づいて、外部装置Gから通信さ
れる制御情報を、不揮発性メモリ28に書き込み記憶さ
せるように構成され、外部装置Gが、記憶指令に基づい
て、制御部Hからの制御情報を記憶保持し、且つ、送信
指令に基づいて、記憶している制御情報を制御部Hに通
信可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動部の動作を制
御する制御部が、前記作動部の制御情報を記憶する不揮
発性の記憶手段と、外部装置との間で情報を通信可能な
通信手段とを備えて構成されている制御機器のメンテナ
ンス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の制御機器は、作動部の各種の
制御情報を不揮発性の記憶手段に記憶させておくこと
で、例えば、制御部に対する電源供給が停電等により停
止されたような場合であっても、前記制御情報を保持可
能に構成して、停電等が発生した後においても、その情
報を利用して適切な制御を行えるようにしたものであ
る。ところで、メンテナンス作業の際に制御部を交換す
る必要があるような場合に、記憶手段も制御部と共に交
換されてしまうと、記憶手段に記憶されている制御情報
が無くなるので、交換された新しい制御部によって作動
部を制御する際に、制御情報に基づく適正な制御が行え
なくなるという不利がある。
【0003】そこで、従来では、ソケット等の専用の支
持手段を用いて前記記憶手段を着脱自在に装着する構成
として、制御部の交換の際に、この記憶手段を取り外し
て、新しい制御部に装着させるように構成したもの、あ
るいは、記憶手段をその他の制御用部品とは別に、専用
の基台(配線基板等)を用いて支持させ、制御部を交換
する場合であっても、この基台を残して記憶手段の情報
を利用できるように構成したもの等が考えられた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、記憶手段を着脱自在に支持するための専用
の支持手段や、専用の基台等の特別な部材を必要とし、
それだけ部品点数が多くなり、制御機器の構成が複雑に
なる不利があった。
【0005】又、メンテナンス作業に当たって、メンテ
ナンス作業員が、制御部を交換する際に記憶手段を取り
外して付け替える作業を忘れてしまったり、あるいは、
記憶手段が装着されている基台も一緒に交換してしまう
等の作業ミスが発生するおそれがあり、このような面で
も改善の余地があった。
【0006】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、制御機器の構成を複雑にさせるこ
となく、又、メンテナンス時における上述したような作
業ミスを極力回避させて、制御部が交換された後におい
ても記憶手段における記憶情報を有効に利用することが
可能となる制御機器のメンテナンス装置を提供する点に
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、制御部が、送出指令に基づいて、記憶手段
に記憶されている制御情報を、外部装置に通信し、且
つ、戻入指令に基づいて、外部装置から通信される制御
情報を、記憶手段に書き込み記憶させるように構成さ
れ、外部装置が、記憶指令に基づいて、制御部からの制
御情報を記憶保持し、且つ、送信指令に基づいて、記憶
している制御情報を制御部に通信可能に構成されてい
る。
【0008】従って、例えば、メンテナンス作業におい
て制御部を交換するときに、その交換作業に先立って、
送出指令に基づいて、制御部が記憶手段に記憶されてい
る制御情報を外部装置に通信し、記憶指令に基づいて、
外部装置が制御部からの制御情報を記憶保持することに
なる。そして、制御部の交換作業が終了すると、送信指
令に基づいて、外部装置が記憶している制御情報を制御
部に通信する。又、交換された新たな制御部は、戻入指
令に基づいて、外部装置から通信される制御情報を、交
換された新たな記憶手段に書き込み記憶させることにな
る。
【0009】従って、交換前の古い記憶手段に記憶され
ていた制御情報を、交換後の新たな記憶手段にそのまま
記憶保持することができて、その後も、その記憶された
制御情報に基づいて適正に制御が行われることになる。
【0010】しかも、記憶手段を着脱自在に構成した
り、別の基台にて支持するように構成する必要がなく、
記憶手段は他の部材と同様の構成にて制御部に備えさせ
る構成でよく、特別な支持部材が不要となり、制御部の
構成が複雑化することがない。
【0011】又、制御情報が外部装置に通信されて保持
される動作は、制御部の交換作業の前に行われることに
なるから、交換作業のときに合わせて記憶手段の取り外
し作業を行うような場合に較べて、メンテナンス作業員
は、上述したような動作を実行させることを忘れるおそ
れが少ない。
【0012】請求項2に記載の特徴構成によれば、外部
装置が、人為操作によって、作動部を作動させるための
作動用情報を制御部に指令する操作指令部にて構成さ
れ、且つ、この操作指令部が、制御情報を保持可能に構
成されているから、作動部の制御を実行する際には、操
作指令部の人為操作によって、作動部を作動させるため
の作動用情報が制御部に指令され、この作動用情報に基
づいて、制御部が作動部を制御することになる。そし
て、制御部の交換等のメンテナンス時には、この操作指
令部において、記憶手段に記憶されていた制御情報が保
持されることになる。
【0013】つまり、作動部の作動用情報を指令するた
めに従来より備えられ、制御部と通信可能に設けられる
既存の操作指令部を有効利用して、制御情報を保持させ
ることで、専用の外部装置を設ける必要がないから、構
成を複雑化させることがなく、しかも、設備費の増大を
招くといった不利も生じない。
【0014】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記
外部装置が、制御情報を保持可能なパーソナルコンピュ
ータにて構成されているから、一般的に広く普及してい
るパーソナルコンピュータを利用して制御情報を保持さ
せることで、制御情報を保持するための専用の外部装置
を設ける必要がなく、構成を複雑化や設備費の増大等を
招くことがない。
【0015】請求項4に記載の特徴構成によれば、作動
部が、水加熱用の熱交換器と、この熱交換器を加熱する
バーナと、このバーナに燃焼用空気を通風する通風手段
とを備えて構成され、制御部は、バーナの燃焼動作並び
に通風手段の通風動作を制御するように構成され、且
つ、バーナの燃焼動作状態、又は、通風手段の通風動作
状態のうち少なくともいずれか一方を、制御情報として
記憶手段に記憶させるように構成されている。
【0016】従って、記憶手段に記憶されている制御情
報は、例えば、空燃比等の、バーナの燃焼制御を実行す
る上で重要となる制御情報であるが、この制御情報が、
制御部の交換の後においても有効に利用されることによ
って、バーナの燃焼状態を実際の過去の作動状況に適合
した適正な状態に維持することが可能となる。
【0017】請求項5に記載の特徴構成によれば、バー
ナの燃焼ガス中に含まれる未燃成分濃度を検出する未燃
成分濃度検出手段が備えられ、制御部は、未燃成分濃度
検出手段の動作状態を、制御情報として、記憶手段に記
憶させるように構成されている。
【0018】従って、前記制御情報が、制御部の交換の
後においても有効に利用されることによって、その交換
前における使用に伴う経時変化により、未燃成分濃度検
出手段の検出能力が劣化しているような場合であって
も、その動作状態が有効に制御情報として保持されるこ
とになるから、その検出能力に適した状態で未燃成分濃
度の検出動作を継続させることが可能となって、未燃成
分濃度の検出誤差が大きくなって、例えば、バーナが不
完全燃焼状態になっていることを迅速に検出できないも
のとなる等の不利を極力、回避させることが可能とな
る。
【0019】請求項6に記載の特徴構成によれば、作動
部の異常動作が発生したことを検出する異常検出手段が
備えられ、制御部は、異常検出手段における検出情報
を、制御情報として、記憶手段に記憶させるように構成
されている。
【0020】つまり、長期間の使用に伴って過去に発生
した異常動作の検出情報が、前記制御情報として記憶手
段に記憶保持されるから、この制御情報が制御部の交換
の後においても有効に利用されることによって、その後
のメンテナンス作業に当たって、この情報に基づいて、
適切で且つ迅速なメンテナンス作業を行わせることが可
能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る制御機器のメ
ンテナンス装置について、給湯器に適用した場合につい
て説明する。
【0022】図1に示すように、給湯器は、供給される
水を加熱して図示しない出湯部に湯を供給する作動部の
一例としての給湯部K、この給湯部Kの動作を制御する
制御部H、給湯部Kを作動させるための作動用情報を制
御部Hに指令する操作指令部としてのリモコン操作部R
等を備えて構成されている。前記給湯部K及び制御部H
は夫々、主に室外に設置される本体ケース内に備えら
れ、リモコン操作部Rは例えば台所等の室内に設置され
る。
【0023】前記給湯部Kは、燃焼室1内に、水加熱用
の熱交換器2、この熱交換器2を加熱するガス燃焼式の
バーナ3が備えられ、燃焼室1の下部には、この燃焼室
1内にバーナ3の燃焼用空気を通風する通風手段として
のファン4が備えられている。このファン4はモータに
て駆動される構成となっており、そのファン回転数を検
出する回転数センサ5が設けられている。前記熱交換器
2には、水が供給される給水路6及び加熱された湯を出
湯部に供給する出湯路7が夫々接続されており、給水路
6には通水量を検出する通水量センサ8と、入水温度を
検出する入水温サーミスタ9が備えられ、出湯路7には
加熱後の湯の温度を検出する出湯温サーミスタ10が備
えられている。
【0024】前記バーナ3に対する燃料供給路11に
は、燃料供給を断続自在な2個の断続弁12,13と、
燃料供給量を変更調節自在な電磁操作式の燃料調節弁1
4が夫々備えられ、バーナ3の近くには、バーナ3に点
火するためのイグナイタ15と、着火状態を確認するた
めのフレームロッド16が設けられている。
【0025】バーナ3の燃焼ガスを外部に排出するため
の排気路17中には、燃焼ガス中に含まれる未燃成分の
一例としての一酸化炭素(CO)の濃度を検出するため
の未燃成分濃度検出手段としての接触燃焼式COセンサ
18が設けられている。
【0026】前記リモコン操作部Rは、人為操作を行う
操作部SBと、各種の情報を表示する表示部HBとが備
えられ、給湯部Kによる給湯運転の開始・停止を指令す
る運転スイッチ19、目標給湯温度を設定する温度設定
スイッチ20、後述するようなメンテナンス用の処理を
指令する複数のメンテナンススイッチ21,22等を備
えて操作部SBが構成され、表示部HBは、目標給湯温
度や実際の出湯温度を表示する温度表示部23、及び、
燃焼状態を表示する燃焼ランプ24、異常状態を表示す
る異常表示ランプ25等を備えて構成されている。
【0027】図2に示すように、制御部Hは、制御動作
を実行する本体側マイクロコンピュータ(以下、本体側
マイコンと略す)26の他に、上記各サーミスタ9,1
0、通水量センサ8、フレームロッド16、COセンサ
18、回転数センサ5等の入力情報を本体側マイコン2
6に入力したり、本体側マイコン26の出力に基づい
て、各断続弁12,13、燃料調節弁14、ファン4、
イグナイタ15等を駆動する入出力回路27と、後述す
るような作動情報を記憶するための不揮発性メモリ28
と、リモコン操作部Rとの間で2芯ケーブル29を介し
て情報を通信するために、本体側マイコン26からの出
力情報を通信用情報に変換してリモコン操作部Rに通信
するための通信手段TUとして機能する通信部30とを
備えて構成されている。不揮発性メモリ28は、電気的
に書き込み消去自在な記憶素子(EEPROM)にて構
成されている。
【0028】リモコン操作部Rには、図2に示すよう
に、リモコン側マイクロコンピュータ31(以下、リモ
コン側マイコンと略す)と、制御部Hとの間で前記2芯
ケーブル29を介して情報を通信するために、リモコン
側マイコン31からの出力情報を通信用情報に変換する
通信部32とを備えて構成されている。前記リモコン側
マイコン31は、演算処理を実行する中央演算処理部C
PU、制御プログラム等を記憶する読出専用メモリRO
M、制御用データを一時保存するメモリRAM、及び、
表示部HBや操作部SBとの間で情報を入出力するため
の入出力部I/O等を備えて構成されている。従って、
このリモコン操作部Rが外部装置Gとして機能すること
になる。尚、このリモコン操作部Rに対する電源は、前
記2芯ケーブル29を通して制御部H側から供給される
構成となっているが、一時的な停電等の無通電状態が発
生してもメモリRAM内の情報を保持するためのバック
アップ用の電源(電池)BTが備えられている。
【0029】前記制御部Hは、給湯運転中において、出
湯部に供給される出湯温度を目標給湯温度に維持させる
ための燃焼制御を実行する燃焼制御手段100と、CO
センサ18の検出情報に基づいて、バーナ3が不完全燃
焼しているか否かを判別する不完全燃焼判別手段101
と、バーナ3の燃焼時間やCOセンサ18の使用時間等
を計測する経時手段102、給湯部Kの異常動作が発生
したことを検出する異常検出手段103等が、本体側マ
イコン26の内蔵ROM(リードオンリーメモリ)(図
示せず)に制御プログラム形式で備えられている。燃焼
制御手段100は、入水温度情報、通水量情報、温度設
定スイッチ20にて設定された目標給湯温度等に基づい
て、バーナ3の必要燃焼量を求め、この燃焼量に対応す
る燃料供給量になるように燃料調節弁14を自動調節す
ると共に、この燃焼量に対して適正空燃比にするための
目標通風量(ファン目標回転数)が予め設定されてお
り、この目標通風量になるようにファン4の回転数を自
動調節するように構成されている。具体的には、回転数
センサ5の検出値が目標回転数になるようにファン4の
駆動用モータに対する通電率を変更調節することにな
る。
【0030】尚、このファン4による通風量は、排気路
の塵埃による詰まりや、ファン4への塵埃付着等に起因
して、同一回転数であっても通風量が変化することがあ
るが、通風量異常があれば異常検出手段103にて検出
され、異常報知するようになっている。つまり、装置の
設置初期状態において、ファン回転数を設定値に調節し
た状態での通電率を基準値(通風動作状態の一例)とし
て不揮発性メモリ28に記憶させておき、設定時間使用
する毎に、同一回転数に調節したときの通電率と基準値
とを比較して、その差が設定量を越えると通風状態異常
であるとして異常表示ランプ25を点灯させるのであ
る。
【0031】不完全燃焼判別手段101は、COセンサ
18により検出されるCO濃度が設定濃度を越えている
状態が設定時間以上継続すると、不完全燃焼であると判
別するように構成され、不完全燃焼を判別するとバーナ
3の燃焼を停止させるようになっている。尚、COセン
サ18はバーナ3の燃焼ガスに晒されているので、使用
時間が長くなるに伴って燃焼ガス中の硫黄成分等の有害
物質により検出感度が劣化することがあるので、前記経
時手段102にて、COセンサ18の累積使用時間を計
測して、給湯運転が停止される毎に、不揮発性メモリ2
8に書き込み記憶させるようになっている。
【0032】又、前記不揮発性メモリ28には、バーナ
の燃焼動作状態として、バーナ3の燃焼時間の積算値
や、燃焼動作回数(点消火回数)、あるいは、上述した
ような通風異常状態や不完全燃焼等の異常動作が発生し
た回数等を記憶保持するように構成されている。
【0033】このように、不揮発性メモリ28には、給
湯運転を実行する上で重要な各種の制御情報が書き込み
記憶されることになるので、メンテナンス作業において
制御部Hが交換され、不揮発性メモリ28内に記憶され
ている情報が無くなると、適正な給湯運転が実施できな
いおそれがある。そこで、前記制御部Hは、送出指令に
基づいて、不揮発性メモリ28に記憶されている前記制
御情報を、リモコン操作部Rに通信し、且つ、戻入指令
に基づいて、リモコン操作部Rから通信される前記制御
情報を、不揮発性メモリ28に書き込み記憶させるよう
に構成され、リモコン操作部Rは、記憶指令に基づい
て、制御部Hからの制御情報を記憶保持し、且つ、送信
指令に基づいて、記憶している制御情報を制御部Hに通
信可能に構成されている。
【0034】つまり、制御部Hを交換するにあたって、
リモコン操作部Rの交換開始指令用のメンテナンススイ
ッチ21を操作することによって、制御部Hに送出指令
が指令されると共に、リモコン操作部Rに記憶指令が指
令される。尚、記憶指令に伴って、メモリRAM内に記
憶されていた古い情報が消去される。そして、不揮発性
メモリ28に記憶されている制御情報が、各通信部3
0,32、2芯ケーブル29を介してリモコン操作部R
に通信され、リモコン操作部Rは、リモコン側マイコン
31内のメモリRAMに、その情報を書き込み記憶させ
る。その後、制御部Hが新しいものに交換されると、リ
モコン操作部Rの交換終了指令用のメンテナンススイッ
チ22を操作することによって、交換された新しい制御
部Hに戻入指令が指令され、リモコン操作部Rに送信指
令が指令される。従って、リモコン操作部Rは、リモコ
ン側マイコン31内のメモリRAMに、記憶されていた
情報を制御部Hに送信する。制御部Hは、リモコン操作
部Rから通信される制御情報を、不揮発性メモリ28に
書き込み記憶させるのである。尚、制御部Hが交換され
る途中では、制御部H側からの電源供給が停止される
が、バックアップ用の電源BTによってメモリRAM内
の記憶情報は消去することなく、保持されることにな
る。尚、前記各メンテナンススイッチ21,22は、通
常の使用者が操作することが出来ないようにカバーにて
覆われる構成となっており、メンテナンス作業員がカバ
ーを開けて操作するように構成されている。
【0035】このように構成することで、不揮発性メモ
リ28は、他の部品と同様に取付けることで、着脱自在
に支持するための特別なソケットや別のプリント配線基
板等の基台を取り外し自在に設ける等の特殊な構成は不
要で、構成が複雑化することがない。
【0036】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、リモコン操作部R側に設けら
れたメンテナンススイッチの操作に基づいて、制御部H
に送出指令や戻入指令を指令し、且つ、リモコン操作部
Rに記憶指令や送信指令を指令する構成としたが、この
ようなメンテナンススイッチを制御部Hに設ける構成と
してもよい。又、メンテナンススイッチを設ける構成に
代えて、例えば、操作部における複数のスイッチを同時
に操作することで、制御部Hやリモコン操作部Rに上述
したように指令する構成であってもよい。
【0037】(2)上記実施形態では、前記制御情報を
保持するための外部装置Gとしてリモコン操作部Rが用
いられたが、このような構成に代えて、次のような構成
としてもよい。図3に示すように、制御部Hに、リモコ
ン操作部Rとの間の通信を行うための通信部とは別に、
メンテナンス作業時に不揮発性メモリ28内の情報だけ
でなく、給湯部Kの各部の動作状況(各サーミスタ等の
検出手段の実検出値等)を検査するための外部検査装置
40との間で制御情報を通信可能な通信手段TUとして
機能する外部出力端子41が設けられ、この外部検査装
置40としては、図4に示すように、市販されているパ
ーソナルコンピュータ42と、本体側マイコン26から
の出力をパーソナルコンピュータ42に対して標準通信
規格(RS−232C)に基づく信号に変換するための
中継処理部43とを備えて構成され、この中継処理部4
3は、信号処理用の中継マイコン44と、信号変換用の
レシーバ回路45とで構成される。
【0038】前記外部出力端子41においては、電源用
端子(VCC,GND)と、基準クロックパルスを出力す
るSCLK 、信号出力用端子SOUT 及び信号入力用端子S
INの5本の端子からなり、図5に示すように、本体側マ
イコン26が、基準クロックパルスのON切換タイミン
グで信号を出力し、OFF切換タイミングで信号を入力
するように構成されている。
【0039】この実施形態においては、パーソナルコン
ピュータ42における所定のキーの操作に基づいて、制
御部Hに送出指令及び戻入指令を指令すると共に、パー
ソナルコンピュータ42内部のメモリに制御情報を保持
し、且つ、その制御情報を制御部Hに通信するように、
パーソナルコンピュータ42に制御プログラムが備えら
れることになる。従って、この実施形態の場合には、パ
ーソナルコンピュータ42により外部装置Gが構成され
ることになる。
【0040】前記外部装置Gとしては、リモコン操作部
等の操作指令部や、パーソナルコンピュータの他に、専
用の情報処理装置を用いてもよい。
【0041】(3)上記実施形態では、前記制御情報と
して、ファン4のモータへの通電率の基準値や、COセ
ンサ18の累積使用時間、前記異常検出手段における検
出情報等の各種の制御情報を記憶する構成としたが、こ
のような構成に限らず、いずれか1種類あるいはいずれ
か2種類の制御情報を記憶させるようにする等、組み合
わせを変更させて実施してもよい。又、上記内容以外
に、例えば、燃料の累積使用量の情報等、別の情報を記
憶してもよい。
【0042】(4)上記実施形態では、制御機器として
給湯器を例示したが、本発明は給湯器に限らず、リモコ
ン操作式の空調機やあるいはその他の電気機器等各種の
制御機器に利用することができる。
【0043】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯器の概略構成図
【図2】回路ブロック図
【図3】別実施形態の回路ブロック図
【図4】別実施形態の外部装置の構成図
【図5】別実施形態の信号伝送タイミングチャート
【符号の説明】
2 熱交換器 3 バーナ 4 通風手段 18 未燃成分濃度検出手段 28 記憶手段 42 パーソナルコンピュータ 103 異常検出手段 G 外部装置 H 制御部 K 作動部 R 操作指令部 TU 通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿波根 悟 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動部(K)の動作を制御する制御部
    (H)が、 前記作動部(K)の制御情報を記憶する不揮発性の記憶
    手段(28)と、外部装置(G)との間で情報を通信可
    能な通信手段(TU)とを備えて構成されている制御機
    器のメンテナンス装置であって、 前記制御部(H)が、 送出指令に基づいて、前記記憶手段(28)に記憶され
    ている前記制御情報を、前記外部装置(G)に通信し、 且つ、戻入指令に基づいて、前記外部装置(G)から通
    信される前記制御情報を、前記記憶手段(28)に書き
    込み記憶させるように構成され、 前記外部装置(G)が、記憶指令に基づいて、前記制御
    部(H)からの前記制御情報を記憶保持し、且つ、送信
    指令に基づいて、記憶している前記制御情報を前記制御
    部(H)に通信可能に構成されている制御機器のメンテ
    ナンス装置。
  2. 【請求項2】 前記外部装置(G)が、 人為操作によって、前記作動部(K)を作動させるため
    の作動用情報を前記制御部(H)に指令する操作指令部
    (R)にて構成され、 且つ、この操作指令部(R)が、前記制御情報を保持可
    能に構成されている請求項1記載の制御機器のメンテナ
    ンス装置。
  3. 【請求項3】 前記外部装置(G)が、 前記制御情報を保持可能なパーソナルコンピュータ(4
    2)にて構成されている請求項1記載の制御機器のメン
    テナンス装置。
  4. 【請求項4】 前記作動部(K)が、水加熱用の熱交換
    器(2)と、この熱交換器(2)を加熱するバーナ
    (3)と、このバーナ(3)に燃焼用空気を通風する通
    風手段(4)とを備えて構成され、 前記制御部(H)は、 前記バーナ(3)の燃焼動作並びに前記通風手段(4)
    の通風動作を制御するように構成され、 且つ、前記バーナ(3)の燃焼動作状態、又は、前記通
    風手段(4)の通風動作状態のうち少なくともいずれか
    一方を、前記制御情報として前記記憶手段(28)に記
    憶させるように構成されている請求項1、2又は3記載
    の制御機器のメンテナンス装置。
  5. 【請求項5】 前記バーナ(3)の燃焼ガス中に含まれ
    る未燃成分濃度を検出する未燃成分濃度検出手段(1
    8)が備えられ、 前記制御部(H)は、前記未燃成分濃度検出手段(1
    8)の動作状態を、前記制御情報として、前記記憶手段
    (28)に記憶させるように構成されている1、2、3
    又は4記載の制御機器のメンテナンス装置。
  6. 【請求項6】 前記作動部(K)の異常動作が発生した
    ことを検出する異常検出手段(103)が備えられ、 前記制御部(H)は、前記異常検出手段(103)にお
    ける検出情報を、前記制御情報として、前記記憶手段
    (28)に記憶させるように構成されている1、2、
    3、4又は5記載の制御機器のメンテナンス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151466A (ja) * 1997-08-01 1999-02-26 Noritz Corp 制御基盤
JP2013088029A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Hitachi Appliances Inc 液体加熱装置

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