JPH0989252A - 燃焼機器 - Google Patents

燃焼機器

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JPH0989252A
JPH0989252A JP24579295A JP24579295A JPH0989252A JP H0989252 A JPH0989252 A JP H0989252A JP 24579295 A JP24579295 A JP 24579295A JP 24579295 A JP24579295 A JP 24579295A JP H0989252 A JPH0989252 A JP H0989252A
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JP
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digital
combustion
microcomputer
switches
mode
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JP24579295A
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Inventor
Ikuro Adachi
郁朗 足立
Hidehiko Takagi
秀彦 高木
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Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロコンピュータを備えた燃焼機器におい
て、マイクロコンピュータが、燃焼器の燃焼運転の動作
モードを設定するための複数のディジタル操作スイッチ
から与えられるディジタル値の良否を認識することがで
き、ディジタル操作スイッチの故障時等に燃焼機器の異
常動作を生じるような事態を回避することができる燃焼
機器を提供する。 【解決手段】動作モード設定するためのディジタル操作
スイッチ31a〜31dに加えてチェック用ディジタル
操作スイッチ31eを備える。スイッチ31eはスイッ
チ31a〜31dのディジタル値の総和とスイッチ31
eのディジタル値との和が偶数又は奇数の定められた一
方の数値となるようセットされる。マイコン25は、ス
イッチ31a〜31eのディジタル値の和が上記偶数又
は奇数の定められた一方の数値でないとき、スイッチ3
1a〜31dのディジタル値が不良であると判断し、燃
焼器の燃焼運転を禁止又は中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器や暖房機
等、マイクロコンピュータを備えた燃焼機器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばガス給湯器やガス温風暖房機にあ
っては、その燃焼機器に備えられた燃焼ファンやガス比
例弁の動作をマイクロコンピュータを用いて制御して、
ガスバーナの燃焼を所要の態様で制御するようにしたも
のが一般に知られている。
【0003】このような燃焼機器にあっては、例えば燃
料ガスの種類、排気筒の有無あるいはその長短、要求さ
れる給湯能力あるいは燃焼能力等、機器仕様や使用形態
によって、燃焼ファンやガス比例弁等の動作態様を変更
する必要があるものの、それらの個々の動作態様に合わ
せて、燃焼ファンやガス比例弁、これらを駆動するため
の電子回路、マイクロコンピュータ等を専用化すること
はコスト的に不利なものとなり、また、汎用性に欠けた
ものとなる。
【0004】このため、この種の燃焼機器にあっては、
マイクロコンピュータを、機器仕様や使用形態に応じた
複数種の動作モードで燃焼ファンやガス比例弁等を制御
可能に構成しておくと共に、マイクロコンピュータに必
要な動作モードを設定指示するための複数のディジタル
操作スイッチ(例えばDipスイッチ等)を具備してお
き、製品の出荷時や設置時等に、それらのディジタル操
作スイッチにより必要な動作モードを設定するようにし
たものが知られている。そして、該燃焼機器では、マイ
クロコンピュータは、前記複数のディジタル操作スイッ
チからそれぞれ与えられるディジタル値(“0”、
“1”の2進数値)に基づき設定された動作モードを認
識して、その認識した動作モードに従ってガスバーナの
燃焼運転を燃焼ファンやガス比例弁を介して制御する。
これにより、燃焼ファンやガス比例弁、これらを駆動す
るための電子回路、マイクロコンピュータ等を共通化し
つつ、各種の機器仕様や使用形態に応じたガスバーナの
燃焼制御を行うことができ、燃焼機器を構成する部品等
の汎用化を図ることができる。
【0005】ところで、このような燃焼機器にあって
は、例えば前記複数のディジタル操作スイッチのいずれ
かに故障が生じると、そのディジタル操作スイッチから
マイクロコンピュータに誤ったディジタル値が与えられ
てしまう場合がある。そして、このような場合には、マ
イクロコンピュータは、設定された動作モードを誤って
認識し、その誤った動作モードで制御を行うこととな
り、燃焼不良等、燃焼機器の異常動作を生じてしまう。
【0006】このため、マイクロコンピュータが、前記
複数のディジタル操作スイッチから与えられるディジタ
ル値の良否(正誤)を認識することができ、ディジタル
操作スイッチの故障時等に燃焼不良等の異常動作を生じ
るような事態を回避することができるようにすることが
望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、マイクロコンピュータを備えた燃焼機器におい
て、マイクロコンピュータが、燃焼器の燃焼運転の動作
モードを設定するための複数のディジタル操作スイッチ
から与えられるディジタル値の良否を認識することがで
き、ディジタル操作スイッチの故障時等に燃焼機器の異
常動作を生じるような事態を回避することができる燃焼
機器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、燃焼器の燃焼運転を複数種の動作モード
で制御可能なマイクロコンピュータと、該マイクロコン
ピュータに燃焼器の燃焼運転の動作モードをあらかじめ
設定指示するための複数のモード設定用ディジタル操作
スイッチとを備え、前記マイクロコンピュータは各モー
ド設定用ディジタル操作スイッチから与えられるディジ
タル値に基づき燃焼器の動作モードを認識し、その認識
した動作モードに従って燃焼器の燃焼運転を制御する燃
焼機器において、前記複数のモード設定用ディジタル操
作スイッチから与えられるディジタル値の良否を前記マ
イクロコンピュータが把握するためのチェック用ディジ
タル値を該マイクロコンピュータに付与するチェック用
ディジタル操作スイッチを設けると共に、該チェック用
ディジタル操作スイッチは、前記複数のモード設定用デ
ィジタル操作スイッチにより動作モードを設定したとき
各モード設定用ディジタル操作スイッチのディジタル値
の総和と該チェック用ディジタル操作スイッチのチェッ
ク用ディジタル値との和が偶数又は奇数のあらかじめ定
められた一方の数値となるようセットされ、前記マイク
ロコンピュータは、各モード設定用ディジタル操作スイ
ッチのディジタル値の総和と該チェック用ディジタル操
作スイッチのチェック用ディジタル値との和を求める手
段と、その求めたディジタル値の和が前記偶数及び奇数
のあらかじめ定められた一方の数値であるか否かにより
前記複数のモード設定用ディジタル操作スイッチのディ
ジタル値の良否を判断する手段と、該ディジタル値が不
良であると判断したとき、前記燃焼器の燃焼運転を中止
又は禁止する手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。。
【0009】かかる本発明によれば、前記チェック用デ
ィジタル操作スイッチは、そのディジタル値と、燃焼器
の燃焼運転の必要な動作モードに対応して設定される前
記各モード設定用ディジタル操作スイッチのディジタル
値の総和との和が、偶数及び奇数のいずれか一方の定め
られた数値(ここでは、例えば偶数とする)になるよう
にセットされるので、複数のモード設定用ディジタル操
作スイッチのいずれかが故障して、そのディジタル値が
誤ったものとなると、各モード設定用ディジタル操作ス
イッチ及びチェック用ディジタル操作スイッチからマイ
クロコンピュータに与えられるディジタル値の和(これ
は該マイクロコンピュータにより求められる)は上記の
数値(偶数)と逆に奇数となる。このとき、マイクロコ
ンピュータは、モード設定用ディジタル操作スイッチの
ディジタル値のいずれかが不良であると判断し、燃焼器
の燃焼運転を中止又は禁止する。
【0010】従って、本発明によれば、マイクロコンピ
ュータは、各モード設定用ディジタル操作スイッチのデ
ィジタル値の総和とチェック用ディジタル操作スイッチ
のディジタル値との和が、偶数であるか奇数であるかを
見ることで、燃焼器の燃焼運転の動作モードを設定する
ための複数のモード設定用ディジタル操作スイッチから
与えられるディジタル値の良否を認識することができ、
不良である場合に燃焼器の燃焼運転を中止又は禁止する
ことで、モード設定用ディジタル操作スイッチの故障時
等に燃焼機器の異常動作を生じるような事態を回避する
ことができる。
【0011】かかる本発明において、前記燃焼器がガス
バーナであるときは、前記複数のモード設定用ディジタ
ル操作スイッチにより設定する動作モードは、少なくと
もガスバーナの複数種類の燃料ガスにそれぞれ対応して
定められた動作モードを含むものとする。これによれ
ば、モード設定用ディジタル操作スイッチのいずれかの
故障等により、そのディジタル値が誤った燃焼ガスの種
類に対応したものとなった場合には、マイクロコンピュ
ータは燃焼器の燃焼運転を中止あるいは禁止するので、
誤った燃料ガスの種類に対応した動作モードでガスバー
ナの燃焼が行われて燃焼不良等の異常が生じるような事
態を排除することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
3を参照して説明する。図1は本実施形態の燃焼機器を
備えたガス給湯器のシステム構成図、図2は図1のガス
給湯器の要部のブロック図、図3は図1のガス給湯器の
作動を説明するための線図である。
【0013】図1を参照して、1は給湯器本体、2は給
湯器本体1内に形成された燃焼室3に収容されたガスバ
ーナ(燃焼器)、4は燃焼室3の上方で給湯器本体1内
に設けられた熱交換器、5はガスバーナ2に燃料ガスを
供給するためのガス供給管、6は熱交換器4を通って配
管された給湯管、7は燃焼室3内のガスバーナ2に燃焼
用空気を供給する燃焼ファン、8はガスバーナ2の燃焼
運転等、給湯器の動作を制御するコントロールユニッ
ト、9は使用者が出湯温の設定操作等を行うための操作
器である。
【0014】本実施形態では、給湯器本体1は、室外に
設置されるものであり、燃焼ファン7の配置箇所に、エ
アフィルタ10を着脱自在に装着してなる吸気口11が
形成されていると共に、給湯器本体1の上部には燃焼排
ガスを排出するための排気口12が形成されている。そ
して、排気口12には、例えばマンション等の集合住宅
において燃焼排ガスを建物の外部に排出するために、必
要に応じて排気筒12aが接続されるようになってい
る。
【0015】また、燃焼室3には、ガスバーナ2の失火
の有無等の燃焼状態を検知してその検知信号をコントロ
ールユニット8に出力するフレームロッド13と、ガス
バーナ2の点火に際してコントロールユニット8の制御
によりスパーカ14を介して火花放電を生じる点火電極
14aとがガスバーナ2に対向配置されている。
【0016】燃焼ファン7は、給湯器本体1の吸気口1
1に臨んで配置された回転羽根15と、この回転羽根1
5を回転駆動するファンモータ16とにより構成され、
回転羽根15の回転により吸気口11から吸気した燃焼
用空気を燃焼室3に供給する。尚、ファンモータ16に
は、燃焼ファン7の回転数を検出するためのホール素子
等により構成された回転数センサ17が備えられ、該回
転数センサ17は、燃焼ファン7の回転数の検出信号を
コントロールユニット16に出力する。
【0017】ガス供給管5には、その上流側から順に、
コントロルユニット8の通電制御によりガス供給管5を
開閉する元電磁弁18と、コントロールユニット8によ
る通電量に応じた流量で燃料ガスをガスバーナ2に供給
せしめるガス比例弁19とが備えられている。
【0018】給湯管6には、熱交換器4の上流側で、給
水温を検出する給水温センサ20と、給湯管6の通水量
を検出する流量センサ21とが備えられ、また、熱交換
器4の下流側で出湯温を検出する出湯温センサ22が備
えられている。これらの各センサ20〜22は、それぞ
れ給水温、通水量及び出湯温の検出信号をコントロール
ユニット8に出力する。
【0019】操作器9は、台所や浴室等の室内に配置さ
れるものであり、使用者が出湯温の温度設定を行うため
の温度設定スイッチ23や、その設定温度の表示等を行
うための表示器24等が設けられている。表示器24
は、液晶表示器等により構成されたものであり、その表
示の切換えにより、設定温度以外の種々の表示(例えば
エラー表示等)を行うことができるようになっている。
【0020】コントロールユニット8は、マイクロコン
ピュータを含む電子回路により構成されたものであり、
図示しないCPUやRAM、ROMにより構成されたマ
イクロコンピュータ25(以下、マイコン25という)
と、前記フレームロッド13や回転数センサ17、給水
温センサ20、流量センサ21、出湯温センサ22の検
知信号をA/D変換してマイコン25に受け渡す入力回
路26と、マイコン25の指示によりスパーカ14、フ
ァンモータ16、元電磁弁18及びガス比例弁19をそ
れぞれ駆動するスパーカ駆動回路27、モータ駆動回路
28、電磁弁駆動回路29a及び比例弁駆動回路29b
と、前記操作器9及びマイコン25の間で必要なデータ
信号の授受を行うための通信回路30と、マイコン25
に給湯器の動作モードを設定指示するための複数(本実
施形態では例えば4個)のモード設定用ディジタル操作
スイッチ31a〜31d(以下、単にモードスイッチ3
1a〜31dという)を有するスイッチ回路32とを具
備している。
【0021】マイコン25は、操作器9から通信回路3
0を介して与えられる設定温度等のデータや、フレーム
ロッド13及び前記各センサ17,20〜22から入力
回路26を介して与えられるデータに基づき所定のシー
ケンスプログラムに従って前記各駆動回路27,28,
29a,29bを介してファンモータ16やガス比例弁
19等を制御して、給湯器を所要の態様で動作させるも
のである。
【0022】ここで、本実施形態の給湯器は、複数種の
燃料ガス(例えば5C、6B、13A、LPGの4種類
の燃料ガス)を適用可能としており、マイコン25は、
それらの各種類の燃料ガスにそれぞれ対応した複数種の
動作モードでファンモータ16やガス比例弁19等を介
してガスバーナ2の燃焼運転を制御可能としている。
【0023】さらに詳細には、本実施形態の給湯器は、
例えば所謂ファン先行型のもので、ガスバーナ2の燃焼
に際して、ガスバーナ2の必要燃焼量に応じた量の燃焼
用空気をガスバーナ2に供給する燃焼ファン7の目標回
転数を求めてその目標回転数に燃焼ファン7を制御する
と共に、該燃焼ファン7の回転数(回転数センサ17に
よる検出回転数)に応じたガス比例弁19への通電量を
求めてその通電量でガス比例弁19を通電制御するもの
であり、この場合、マイコン25は、ガスバーナ2の必
要燃焼量に応じた燃焼ファン7の目標回転数や、燃焼フ
ァン7の回転数に応じたガス比例弁19への通電量をそ
れぞれ燃料ガスの種類毎に各別にあらかじめ定められた
演算式やデータテーブル等に従って求めるようにしてい
る。
【0024】例えば燃焼ファン7の回転数に応じたガス
比例弁19の通電制御にあっては、マイコン25は、図
3に示すように燃料ガスの種類毎にあらかじめ定められ
た制御特性に従って、回転数センサ17による燃焼ファ
ン7の検出回転数からそれに応じたガス比例弁19への
通電量を求め、その通電量で比例弁駆動回路29bによ
りガス比例弁19に通電せしめる。ここで、図3に示さ
れる制御特性におけるガス比例弁19への通電量は、燃
料ガスの種類毎に、燃焼ファン7の回転数に対応したガ
スバーナ2への燃焼用空気の給気量に適合する量の燃料
ガスがガスバーナ2に供給されるように定めたもので、
それらの制御特性を示す演算式やデータテーブルがマイ
コン25の図示しないROMにあらかじめ記憶保持され
ている。
【0025】また、本実施形態の給湯器では、前記排気
筒12a(図1参照)の有無に応じて互いに異なる動作
モードで燃焼ファン7のファンモータ16を制御可能と
している。すなわち、排気筒12aの有無によって、燃
焼ファン7の負荷が相違し、従って、ガスバーナ2の必
要燃焼量に対応した量の燃焼用空気をガスバーナ2に供
給し得る燃焼ファン7の回転数が排気筒12aの有無に
よって相違する。このため、マイコン25は、前述のよ
うに必要燃焼量に応じた燃焼ファン7の目標回転数や、
燃焼ファン7の回転数に応じたガス比例弁19への通電
量を各種類の燃料ガスについて、排気筒12aの有無に
よって互いに異なる演算式やデータテーブルを用いて求
めるようにしている。
【0026】また、本実施形態の給湯器は、例えば20
号相当の給湯能力と16号相当の給湯能力との二種類の
給湯能力を選択可能としており、その号数(給湯能力)
に応じた互いに異なる動作モードで燃焼ファン7のファ
ンモータ16を制御可能としている。この場合、マイコ
ン25は、16号の給湯能力では、燃焼ファン7の上限
回転数(最大回転数)やガス比例弁19への上限通電量
(最大通電量)を20号相当の給湯能力の場合よりもあ
らかじめ定めた所定量だけ低いものに制限する。
【0027】スイッチ回路32に設けられたモードスイ
ッチ31a〜31dは、上記のような動作モードをマイ
コン25に選択的に設定指示するものであり、例えばD
ipスイッチにより構成されている。各モードスッチ3
1a〜31dは、そのON/OFF操作により、それぞ
れ“1”、“0”の2進ディジタル値を示す高低2値レ
ベルの信号をマイコン25に出力する。
【0028】この場合、モードスイッチ31a〜31d
のうち、モードスイッチ31a,31bは、燃料ガスの
種類を設定するためのもの、モードスイッチ31cは、
排気筒12aの有無を設定するためのもの、モードスイ
ッチ31dは給湯器の号数を設定するためのものであ
る。そして、これらのモードスイッチ31a〜31d
は、例えば次の表1に示すように、燃焼ガスの種類や、
排気筒12aの有無、号数に応じて操作位置が定められ
ている。
【0029】
【表1】
【0030】これらのモードスイッチ31a〜31dの
設定は、出荷時や業者による設置時に行われ、以後は、
基本的には変更されることはない。そして、マイコン2
5は、各モードスイッチ31a〜31dから与えられる
ディジタル値に基づき、それらのモードスイッチ31a
〜31dの操作位置に対応した動作モードを認識し、そ
の認識した動作モードで燃焼ファン7やガス比例弁19
等の制御を行うようにしている。例えば、モードスイッ
チ31a〜31dが全てON側に操作された場合、それ
らのモードスイッチ31a〜31dからマイコン25に
与えられるディジタル値は全て“1”で、この場合に
は、マイコン25は、表1を参照して明らかなように、
燃料ガスの種類が5Cで、排気筒12aを具備し、号数
が20号であると認識し、これに対応した動作モードで
前述のように燃焼ファン7やガス比例弁19等の制御を
行う。
【0031】一方、スイッチ回路32には、さらに、前
記モードスイッチ31a〜31dと同様にDipスイッ
チにより構成されたチェック用ディジタル操作スイッチ
31e(以下、チェックスイッチ31eという)が備え
られている。このチェックスイッチ31eは、モードス
イッチ31a〜31dと同様に、そのON/OFF操作
によりそれぞれ“1”、“0”の2進ディジタル値を示
す高低2値レベルの信号をマイコン25に出力するもの
である。そして、該チェックスイッチ31eは、モード
スイッチ31a〜31dにより前述のように動作モード
を設定するに際して、各モードスイッチ31a〜31d
のディジタル値の総和とチェックスイッチ31eのディ
ジタル値との合計値が偶数又は奇数のうち、例えば奇数
の2進数値となるようにセットされる。
【0032】具体的には、例えば燃料ガスの種類を6
B、排気筒12aが有り、号数を16号とした場合、各
モードスイッチ31a〜31dはそのディジタル値が、
前記表1を参照して明らかなように“0”、“1”、
“1”、“0”となるようにセットされるので、この場
合の各モードスイッチ31a〜31dのディジタル値の
総和は“010”となって、偶数である。従って、チェ
ックスイッチ13eは、そのディジタル値が“1”とな
るようにセットされ(チェックスイッチ13eをON側
に操作する)、それにより、モードスイッチ31a〜3
1d及びチェックスイッチ13eのディジタル値の合計
値が奇数となるようにする。このようなチェックスイッ
チ13eのセットは、他の動作モードについても同様に
行われる。
【0033】これらのモードスイッチ31a〜31d及
びチェックスイッチ31eからディジタル値を与えられ
るマイコン25は、その機能的構成として、モードスイ
ッチ31a〜31d及びチェックスイッチ31eのディ
ジタル値の合計値を求める演算手段33と、その求めた
合計値が奇数であるか否かにより各モードスイッチ31
a〜31dから与えられるディジタル値の良否を判断す
る判断手段34と、その判断結果が不良であるとき、ガ
スバーナ2の燃焼運転を禁止する等の処理を行う異常処
理手段35とを具備している。これらの各手段33〜3
5の作動については、その詳細を後述する。
【0034】次に、本実施形態の給湯器の作動を説明す
る。
【0035】本実施形態の給湯器では、マイコン25
は、電源の投入時や、後述する給湯運転の開始時に、モ
ードスイッチ31a〜31dから与えられるディジタル
値の良否をチェックしつつ該モードスイッチ31a〜3
1dにより設定される動作モードを認識する。
【0036】すなわち、マイコン25は、まず、演算手
段33によりモードスイッチ31a〜31d及びチェッ
クスイッチ31eのディジタル値の合計値を求め、その
求めた合計値が奇数であるか否かにより、与えられたデ
ィジタル値の良否を判断手段34により判断する。この
場合、モードスイッチ31a〜31d及びチェックスイ
ッチ31eのいずれもが正常である場合には、上記合計
値は前述の如く奇数となっており、このとき、マイコン
34の判断手段は、与えられたディジタル値が正常であ
ると判断する。そして、マイコン25は、モードスイッ
チ31a〜31dから与えられたディタル値により、モ
ードスイッチ31a〜31dにより設定された給湯器の
動作モードを認識する。
【0037】一方、モードスイッチ31a〜31dのい
ずれかに故障が生じると、モードスイッチ31a〜31
dからマイコン25に与えられたディタル値により認識
される給湯器の動作モードや誤ったものとなる。例え
ば、モードスイッチ31a,31bにより当初、燃料ガ
スの種類を“5C”と設定した場合に、モードスイッチ
31a,31bからマイコン25に与えられる正常時の
ディジタル値は前記表1に示したようにいずれも“1”
であるが、例えばモードスイッチ31aが故障すると、
該モードスイッチ31aが出力するディジタル値が
“0”となる場合がある。そして、この場合、モードス
イッチ31a,31bのディジタル値により認識される
燃料ガスの種類は“6B”となって、本来の燃料ガスの
種類とは異なるものとなる。
【0038】ところが、このような場合には、マイコン
25の演算手段33により求められる前記合計値は偶数
となり、このとき、判断手段34は、モードスイッチ3
1a〜31dのディジタル値のいずれかが不良であると
判断する。そして、この場合には、マイコン25の異常
処理手段35は、給湯器の後述する給湯運転(ガスバー
ナ2の燃焼運転)を禁止する。具体的には、本実施形態
の給湯器は、基本的には給湯管6の通水を開始すると、
後述のようにガスバーナ2の燃焼運転が開始するのであ
るが、モードスイッチ31a〜31dのディジタル値の
いずれかが不良である場合には、マイコン25の異常処
理手段35は、給湯管6の通水が行われても、電磁弁駆
動回路18を介してガス供給管5の元電磁弁18を閉弁
保持せしめ、これにより、ガスバーナ2への燃料ガスの
供給を禁止して、その燃焼を禁止する。これにより、誤
った動作モードで給湯器の動作(ガスバーナ2の燃焼運
転)が行われてしまうような事態が排除される。また、
このとき、マイコン25の異常処理手段35は、通信回
路30を介して前記操作器9の表示器24を制御し、モ
ードスイッチ31a〜31dの故障等の異常が生じてい
る旨を表示せしめ、その旨を使用者等に報知する。
【0039】尚、上記のような給湯器の運転の禁止や表
示器24による表示は、モードスイッチ31a〜31d
のディジタル値のいずれもが正常であっても、チェック
スイッチ31eのディジタル値が誤ったものとなった場
合にも行われるのであるが、この場合であっても、チェ
ックスイッチ31eの故障等が生じているので、給湯器
の運転の禁止等を行っても支障はなく、また、使用者は
表示器24の表示により、故障が生じたことを認識して
業者等に速やかに修理を依頼することができる。
【0040】マイコン25の判断手段34により、モー
ドスイッチ31a〜31dのディジタル値が良好である
と判断された場合の給湯器の運転は次のように行われ
る。
【0041】すなわち、給湯管6の通水を開始すると、
それをマイコン25は流量センサ21から入力回路26
を介して与えられるデータに基づき検知する。そして、
この時、マイコン25は、まず、燃焼ファン7を一定時
間、所定のプリパージ回転数で回転させるようにファン
モータ16をモータ駆動回路28を介して制御して燃焼
室3のプリパージを行い、次いで、燃焼ファン7を点火
用の所定回転数で回転させるようにファンモータ16を
制御しつつ、ガス供給管5の元電磁弁18に電磁弁駆動
回路29aから通電せしめて該元電磁弁18を開弁し、
ガスバーナ2への燃料ガスの供給を開始する。この状態
で、マイコン25は、フレームロッド13から入力回路
26を介して与えられるデータに基づき、ガスバーナ2
の着火を監視しつつスパーカ駆動回路27を介してスパ
ーカ14を駆動して、点火電極14aに火花放電を生ぜ
しめ、ガスバーナ2を点火する。
【0042】次いで、フレームロッド13の検知信号に
よりガスバーナ2の着火が検知されると、マイコン25
は、給湯器の出湯温を操作器9の温度設定スイッチ23
により設定された設定温度に一致させるようにガスバー
ナ2の燃焼運転を制御する。
【0043】さらに詳細には、マイコン25は、ガスバ
ーナ2の燃焼が開始すると、給水温センサ20や流量セ
ンサ21、出湯温センサ22から入力回路26を介して
与えられるデータに基づき、出湯温を設定温度に一致さ
せるためのガスバーナ2の必要燃焼量を時々刻々求め
る。そして、マイコン25は、前述のように、モードス
イッチ31a〜31bにより設定された燃料ガスの種
類、排気筒12aの有無、号数に対応した制御特性で必
要燃焼量に応じた燃焼ファン7の目標回転数(必要燃焼
量に応じた量の燃焼用空気をガスバーナ2に供給するた
めの燃焼ファン7の目標回転数)を求め、その求めた目
標回転数と回転数センサ17から入力回路26を介して
得られる燃焼ファン7の実回転数とが一致するようにフ
ァンモータ16をモータ駆動回路28を介してフィード
バック制御する。さらにマイコン25は、設定された燃
料ガスの種類、排気筒12aの有無、号数に対応した制
御特性で燃焼ファン7の実回転数に対応したガス比例弁
19の通電量を決定し、その決定した通電量で比例弁駆
動回路29bを介してガス比例弁19に通電する。
【0044】これにより、ガスバーナ2には、必要燃焼
量に対応した量の燃焼用空気が燃焼ファン7から供給さ
れると共に、その給気量に対応した量の燃料ガスがガス
比例弁19を介してガスバーナ2に供給され、該ガスバ
ーナ2が必要燃焼量で燃焼する。そして、このようなガ
スバーナ2の燃焼により、給湯管6を流れる水は、その
出湯温が設定温度に一致するように熱交換器4を介して
加熱され、該設定温度での出湯がなされる。そして、こ
のようなガスバーナ2の燃焼運転は、モードスイッチ3
1a〜31bにより設定された燃料ガスの種類、排気筒
12aの有無、号数に応じた動作モードに対応したもの
となる。
【0045】尚、マイコン25は、給湯管6の通水が停
止されると、元電磁弁18を閉弁せしめてガスバーナ2
の燃焼を停止すると共に、その燃焼の停止に続いて、燃
焼ファン7を一定時間、所定のアフターパージ回転数で
回転せしめて燃焼室3のアフターパージを行った後、燃
焼ファン7を停止させて給湯器の運転を停止する。ま
た、このような停止動作は、フレームロッド13から入
力回路26を介して与えられるガスバーナ2の燃焼デー
タに基づき、ガスバーナ2の失火等が検出された場合に
も行われる。
【0046】以上のように、本実施形態では、マイコン
25は、モードスイッチ31a〜31dの故障等により
該スイッチ31a〜31dのディジタル値が不良となっ
た場合に、それを電源の投入時や給湯運転の開始時に把
握することができ、その不良状態では、運転を禁止する
ので、誤った動作モードでガスバーナ2の燃焼が行われ
る事態を回避することができる。そして、モードスイッ
チ31a〜31dやチェックスイッチ31dが正常であ
る場合には、燃料ガスの種類や、排気筒12aの有無、
号数に応じた的確な運転制御を行うことができる。
【0047】尚、本実施形態では、マイコン25は、電
源の投入時や給湯運転の開始時にモードスイッチ31a
〜31dのディジタル値の良否を判断するようにした
が、ガスバーナ2の運転中にも随時、その判断を行うよ
うにしてもよい。そして、ガスバーナ2の運転中に、モ
ードスイッチ31a〜31dのディジタル値が不良であ
ると判断したときには、元電磁弁18を閉弁して、ガス
バーナ2の燃焼運転を中止するようにしてもよい。
【0048】また、本実施形態では、所謂ファン先行型
とし、ガス比例弁19の通電量を燃焼ファン7の回転数
から決定するようにしたが、必要燃焼量に応じてガス比
例弁19の通電量を決定するための制御特性を燃料ガス
の種類等に応じた各動作モードに対応させて用意してお
き、その制御特性を用いて必要燃焼量に応じたガス比例
弁19の通電量を決定して、ガス比例弁19を制御する
ようにしてもよい。
【0049】また、本実施形態では、給湯器を例にとっ
て説明したが、ガス温風暖房機等においても本発明を適
用することができることはもちろんである。
【0050】また、本実施形態では、モード設定用ディ
ジタル操作スイッチにより燃料ガスの種類、排気筒の有
無、号数を設定するものを示したが、その他、燃焼状態
検出レベル等を設定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を具備したガス給湯器のシ
ステム構成図。
【図2】図1のガス給湯器の要部のブロック構成図。
【図3】図1のガス給湯器の作動を説明するための線
図。
【符号の説明】
2…ガスバーナ(燃焼器)、25…マイクロコンピュー
タ、31a〜31d…モード設定用ディジタル操作スイ
ッチ、31e…チェック用ディジタル操作スイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼器の燃焼運転を複数種の動作モードで
    制御可能なマイクロコンピュータと、該マイクロコンピ
    ュータに燃焼器の燃焼運転の動作モードをあらかじめ設
    定指示するための複数のモード設定用ディジタル操作ス
    イッチとを備え、前記マイクロコンピュータは各モード
    設定用ディジタル操作スイッチから与えられるディジタ
    ル値に基づき燃焼器の動作モードを認識し、その認識し
    た動作モードに従って燃焼器の燃焼運転を制御する燃焼
    機器において、 前記複数のモード設定用ディジタル操作スイッチから与
    えられるディジタル値の良否を前記マイクロコンピュー
    タが把握するためのチェック用ディジタル値を該マイク
    ロコンピュータに付与するチェック用ディジタル操作ス
    イッチを設けると共に、該チェック用ディジタル操作ス
    イッチは、前記複数のモード設定用ディジタル操作スイ
    ッチにより動作モードを設定したとき各モード設定用デ
    ィジタル操作スイッチのディジタル値の総和と該チェッ
    ク用ディジタル操作スイッチのチェック用ディジタル値
    との和が偶数又は奇数のあらかじめ定められた一方の数
    値となるようセットされ、 前記マイクロコンピュータは、各モード設定用ディジタ
    ル操作スイッチのディジタル値の総和と該チェック用デ
    ィジタル操作スイッチのチェック用ディジタル値との和
    を求める手段と、その求めたディジタル値の和が前記偶
    数及び奇数のあらかじめ定められた一方の数値であるか
    否かにより前記複数のモード設定用ディジタル操作スイ
    ッチのディジタル値の良否を判断する手段と、該ディジ
    タル値が不良であると判断したとき、前記燃焼器の燃焼
    運転を中止又は禁止する手段とを備えたことを特徴とす
    る燃焼機器。
  2. 【請求項2】前記燃焼器はガスバーナであって、前記複
    数のモード設定用ディジタル操作スイッチにより設定す
    る動作モードは、少なくともガスバーナの複数種類の燃
    料ガスにそれぞれ対応して定められた動作モードを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の燃焼機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000314505A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Harman Co Ltd 燃焼装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000314505A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Harman Co Ltd 燃焼装置

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