JP3182101B2 - 燃焼機器のファン制御装置 - Google Patents

燃焼機器のファン制御装置

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JP3182101B2
JP3182101B2 JP31229296A JP31229296A JP3182101B2 JP 3182101 B2 JP3182101 B2 JP 3182101B2 JP 31229296 A JP31229296 A JP 31229296A JP 31229296 A JP31229296 A JP 31229296A JP 3182101 B2 JP3182101 B2 JP 3182101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼器のファン制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばガス給湯器やガス温風暖房機等の
燃焼機器にあっては、バーナ(燃焼器)に燃焼用空気を
供給する燃焼ファンの目標回転数を、バーナの必要燃焼
量に応じて設定し、その設定した目標回転数で燃焼ファ
ンを作動させるようにファンモータへの通電電流を制御
するものが一般に知られている。
【0003】そしてこのような燃焼ファンの作動制御を
行う回路としては、例えば図5に示すものが知られてい
る。
【0004】この回路はマイクロコンピュータ100
(以下、マイコンという)を用いて燃焼ファン101を
制御するものであり、マイコン100はバーナの必要燃
焼量に対応した燃焼ファン101の目標回転数を設定
し、その目標回転数に応じてあらかじめ定められたファ
ンモータ102への通電電流の指示値を示すパルス幅を
有する所定周波数(例えば100Hz)のパルス信号を
出力する。
【0005】この場合、図5の回路では、燃焼ファン1
01の回転数をファンモータ102に備えたホール素子
等の回転数センサ103により検出するようにしてお
り、マイコン100はその検出回転数が前記目標回転数
に一致するように前記の電流指示値(パルス幅)を調整
する(回転数のフィードバック制御)。そして、このパ
ルス信号は、スイッチングトランジスタ104を介して
レベル変換がなされた後、フォトカプラ105、分圧抵
抗回路106及び平滑回路107を介して、指示電流値
に応じたレベルの電圧信号に変換され、図示しない定電
流回路やスイッチング回路等により構成されたファン通
電回路108に入力される。そして、このファン通電回
路108は、ファンモータ102の通電電流が流れる抵
抗体Rの電圧と前記平滑回路107から与えられた電圧
信号のレベルとが等しくなるようにファンモータ102
に通電する。
【0006】このような回路により、原理的には、ファ
ンモータ102には、前記電流指示値(パルス幅)に従
って通電され、その電流指示値に対応した回転数で燃焼
ファン101が作動する。
【0007】ところで、このように燃焼ファンを制御す
る燃焼機器にあっては、燃焼ファンが正常であれば、燃
焼ファンの通電電流は、前記目標回転数に対応した標準
的な値もしくはその近傍の値になるのであるが、燃焼フ
ァンの回転不良や異物等による回転停止等の異常が生じ
ると、燃焼ファンの通電電流は、上記の値に対して大き
く変化する。そこで、この種の燃焼機器では、前記電流
指示値が所定の基準値に対して所定割合以上変化する
と、燃焼ファンの異常が生じたと判断して運転停止等の
処置をとるようにしたものが知られている。
【0008】また、上記のように燃焼ファンの回転数を
目標回転数に制御する燃焼機器では、燃焼器を給排気通
路を有する燃焼室に収容したものがあり、この種の燃焼
機器では、給排気通路の閉塞が生じると、燃焼ファンの
負荷が小さくなるため、燃焼ファンの通電電流も給排気
通路の詰まりがない場合に比して小さくなる。そこで、
このような燃焼機器では、前記電流指示値の所定の基準
値に対する低下度合いに基づき給排気通路の閉塞度合い
を把握して、それに応じて目標回転数を補正して、燃焼
器の必要燃焼量に対応した量の燃焼用空気を確保するよ
うにしたものが本願出願人により提案されている(例え
ば特願平7−62619号、特願平7−231314
号)。
【0009】しかしながら、このように電流指示値に基
づき、燃焼ファンの異常を検出したり、目標回転数を補
正したりする場合、次のような不都合を生じるものとな
っていた。
【0010】すなわち、前述の図5に示したような回路
によって、理論上は、目標回転数に応じた電流指示値に
従ってファンモータ102への通電が行われるのである
が、前記分圧抵抗回路106の抵抗値や前記抵抗体Rの
抵抗値の誤差等、機器毎の回路特性のばらつきに起因し
て、ファンモータ102に実際に通電される電流は必ず
しも電流指示値通りにはならない。このため、燃焼ファ
ンの回転数を目標回転数にフィードバック制御する燃焼
機器では、該目標回転数に対応する電流指示値は、同一
種の燃焼機器であっても、製品毎にばらつきを生じる。
そして、このように電流指示値のばらつきを生じるた
め、前述のように、電流指示値に基づき、燃焼ファンの
異常を検出したり、目標回転数を補正したりすることを
適正に行うことが困難なものとなっていた。
【0011】また、この種の燃焼機器では、燃焼ファン
の回転数を検出せずに、目標回転数に応じて一義的に電
流指示値を決定して、所謂、オープンループ制御により
燃焼ファンを制御するものもある。そして、このような
燃焼機器は、燃焼ファンの回転数が常にファンモータへ
の通電電流によって定まるということを前提としたもの
であるが、このようなものでも、前記電流指示値に対し
て、ファンモータへの実際の通電電流のばらつきが生じ
るため、燃焼ファンを目標回転数で精度よく作動させる
ことが困難なものとなっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、マイクロコンピュータでファンモータへの実際の
通電電流を認識しつつ燃焼ファンの目標回転数に対応し
た所要の通電電流でファンモータを駆動することがで
き、ひいては、その通電電流に基づく、燃焼ファンの異
常検知等を確実に適正に行うことができる燃焼機器のフ
ァン制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、燃焼器に燃焼用空気を供給する燃焼ファ
ンの目標回転数を該燃焼器の必要燃焼量に応じて設定
し、該目標回転数に応じて前記燃焼ファンのファンモー
タに通電すべき電流指示値を示す指示電流信号を生成す
るマイクロコンピュータと、該指示電流信号に従って前
記ファンモータに通電するファン駆動回路とを備えた燃
焼機器のファン制御装置において、あらかじめ少なくと
も二種類の互いに異なる所定の前記指示電流信号を順次
前記マイクロコンピュータに生成させて、各指示電流信
号により前記ファン駆動回路を介して前記燃焼ファンを
作動させたときに前記ファンモータに接続した電流検出
器により検出してなる実通電電流データを記憶保持した
不揮発性記憶手段を備え、前記マイクロコンピュータ
は、前記不揮発性記憶手段に記憶保持された前記実通電
電流データにより示される前記指示電流信号と前記ファ
ンモータの実通電電流との相関特性に基づき、前記目標
回転数に応じて前記指示電流信号を生成するよう構成さ
れていることを特徴とする。
【0014】かかる本発明によれば、あらかじめ少なく
とも二種類の互いに異なる所定の前記指示電流信号を順
次前記マイクロコンピュータに生成させて、各指示電流
信号により前記ファン駆動回路を介して前記燃焼ファン
を作動させる。そして、このときに前記ファンモータに
流れる実通電電流を該ファンモータに接続した電流検出
器により検出して、その検出した実通電電流を燃焼機器
に備えた不揮発性記憶手段に記憶保持しておく。そし
て、燃焼機器の運転に際しては、前記マイクロコンピュ
ータは、上記のように不揮発性記憶手段に記憶保持され
た前記実通電電流データにより示される前記指示電流信
号と前記ファンモータの実通電電流との相関特性に基づ
き、前記目標回転数に応じて前記指示電流信号を生成
し、その指示電流信号を前記ファン駆動回路に与えて、
該ファン駆動回路により前記ファンモータに通電せしめ
る。このとき、前記実通電電流データは、ファン駆動回
路の特性に応じたものとなるため、この実通電電流デー
タにより示される前記相関特性に基づいて指示電流信号
を生成することで、該指示電流信号が示す前記電流指示
値は、ファンモータの実通電電流に合致するものとな
る。
【0015】これにより本発明によれば、マイクロコン
ピュータでファンモータへの実際の通電電流を認識しつ
つ燃焼ファンの目標回転数に対応した所要の通電電流で
ファンモータを駆動することができる。そして、マイク
ロコンピュータはファンモータへの実通電電流を正しく
認識できるので、前述のような燃焼ファンの異常検知や
目標回転数の補正を適正に行うことが可能となる。ま
た、燃焼ファンの目標回転数に応じてファンモータに通
電すべき通電電流を一義的に決定するオープンループ制
御を行う場合には、前記相関特性に基づいて指示電流信
号を生成することで、製品の実際の回路特性に合わせて
確実に目標回転数に対応した指示電流信号を生成するこ
とができ、それによって燃焼ファンを精度よく目標回転
数で作動させることができる。
【0016】かかる本発明の好ましい利用形態では、前
記マイクロコンピュータは前記燃焼ファンに設けた回転
数センサによる該燃焼ファンの検出回転数が前記目標回
転数に一致するように前記指示電流信号を生成し、該指
示電流信号が示す前記電流指示値が所定の基準値に対し
て所定割合以上変化したとき、前記燃焼ファンの異常が
生じたと判断する手段を具備する。
【0017】すなわち、前述の如く、前記指示電流信号
が示す前記電流指示値がファンモータへの実通電電流に
合致したものとなるため、燃焼ファンの検出回転数が前
記目標回転数に一致するように前記指示電流信号を生成
する場合(回転数のフィードバック制御を行う場合)
に、前記電流指示値に基づき、燃焼ファンの異常の発生
の有無を判断することで、その異常検知を適正に行うこ
とができる。
【0018】また、他の好ましい利用形態では、前記燃
焼器は吸排気通路を有する燃焼室に収容され、前記マイ
クロコンピュータは、前記燃焼ファンに設けた回転数セ
ンサによる該燃焼ファンの検出回転数が前記目標回転数
に一致するように前記指示電流信号を生成すると共に該
指示電流信号が示す前記電流指示値の所定の基準値に対
する低下度合いに応じて前記目標回転数を補正する手段
を具備する。
【0019】すなわち上記と同様に、前記指示電流信号
が示す前記電流指示値がファンモータへの実通電電流に
合致したものとなるため、該電流指示値の低下度合いに
応じて目標回転数を補正することで、前記給排気通路の
閉塞が生じた場合でも、適正に燃焼器の必要燃焼量に対
応した量の燃焼用空気を燃焼ファンにより燃焼器に供給
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
4を参照して説明する。図1は本実施形態のファン制御
装置を備えた燃焼機器としてのガス給湯器のシステム構
成図、図2は図1の給湯器の要部のブロック図、図3及
び図4は図1の給湯器の作動を説明するための線図であ
る。
【0021】図1を参照して、1は給湯器本体、2は給
湯器本体1内に形成された燃焼室3に収容されたガスバ
ーナ(燃焼器)、4は燃焼室3の上方で給湯器本体1内
に設けられた熱交換器、5はガスバーナ2に燃料ガスを
供給するガス供給管、6は熱交換器4を介して配管され
た給湯管、7は燃焼室3内のガスバーナ2に燃焼用空気
を供給する燃焼ファン、8は給湯器の作動制御を行うコ
ントローラ、9は出湯温度の設定等を行うためのリモコ
ン操作器である。
【0022】給湯器本体1には、燃焼室3に燃焼用空気
を導入するための給気路10が燃焼室3に連通して設け
られ、この給気路10の導入口10aにはエアフィルタ
11が着脱自在に装着されている。また、給湯器本体1
の上部には、燃焼室3の排気を行うための排気口12が
形成され、この排気口12には必要に応じて図示しない
排気筒が接続される。
【0023】尚、燃焼室3には、ガスバーナ2の着火を
検知してその検知信号をコントローラ8に与えるフレー
ムロッド13と、コントローラ8の制御によりガスバー
ナ2を点火するイグナイタ14とが設けられている。
【0024】燃焼ファン7は、給気路10内で導入口1
0aに臨んで配置された回転羽根15と、この回転羽根
15を回転駆動するファンモータ16とにより構成さ
れ、回転羽根15の回転により導入口10aから給気路
10に燃焼用空気を吸入し、その吸入した空気を給気路
10を介して燃焼室3に供給する。
【0025】尚、ファンモータ16には、燃焼ファン7
の回転数を検出するためのホール素子等から成る回転数
センサ17が設けられ、この回転数センサ17による燃
焼ファン7の検出回転数を示す信号がコントローラ8に
与えられる。
【0026】ガス供給管5には、上流側から順に、コン
トローラ8の制御によりガス供給管5を開閉する電磁弁
18と、コントローラ8からの通電量に応じた量の燃料
ガスをガスバーナ2に供給せしめるガス比例電磁弁19
とが備えられている。
【0027】給湯管6には、熱交換器4の上流側で入水
温を検出する入水温センサ20と、給湯管6の通水量を
検出する流量センサ21とが備えられ、また、熱交換器
4の下流側で出湯温を検出する出湯温センサ22が備え
られている。これらの各センサ20〜22は、それぞれ
その検出信号をコントローラ8に与える。
【0028】リモコン操作器9には、使用者が出湯温の
温度設定を行うための温度設定スイッチ23と、その設
定温度の表示等を行う表示器24とが設けられ、温度設
定スイッチ23により設定された出湯温の設定温度をコ
ントローラ8に与える。
【0029】コントローラ8は、前述の各種センサ1
7、20〜22やフレームロッド13の検出信号、リモ
コン操作器9から与えられた設定温度データ等に基づき
前記燃焼ファン7のファンモータ16や電磁弁18、ガ
ス比例電磁弁19を制御するものであり、特に、ファン
モータ16の制御に係わる構成として、図2に示す構成
を具備している。
【0030】すなわちコントローラ8は、マイクロコン
ピュータ25(以下、マイコン25と称する)と、ファ
ン駆動回路26と、不揮発性記憶手段としてのEEPR
OM27とを備えている。
【0031】ファン駆動回路26は、前記図5に示した
ものと同一構成のものであり、前述と同様にマイコン2
5から後述の如く出力される所定周波数(例えば100
Hz)のパルス信号P(指示電流信号)のパルス幅(デ
ューティ)により示される指示電流値に従ってファンモ
ータ16に通電する。
【0032】また、EEPROM27には、給湯器の各
製品毎に、互いに異なる二種類の所定パルス幅の前記パ
ルス信号をそれぞれファン駆動回路26に入力した時に
該ファン駆動回路26によりファンモータ16に実際に
通電される電流値を示す実通電量データが各種類のパル
ス信号のパルス幅に対応してあらかじめ記憶保持されて
いる。この場合、上記二種類のパルス幅は、本実施形態
では、例えば図3に示すようにデューティ10%のパル
ス幅PW10とデューティ90%のパルス幅PW90であ
り、それらの各パルス幅PW10,PW90に対応するファ
ンモータ16の実通電電流値I10,I90がEEPROM
27に記憶保持されている。尚、これらのデータはコン
トローラ8の生産工場等において、後述の如くEEPR
OM27に記憶保持される。
【0033】マイコン25は、その機能的構成として、
給湯器の運転中に、ガスバーナ4の必要燃焼量を演算す
る必要燃焼量算出部28と、燃焼ファン7の目標回転数
を設定する目標回転数設定部29と、この目標回転数設
定部29が設定する目標回転数を適宜補正せしめる目標
回転数補正部30と、ファンモータ16に通電すべき電
流指示値を算出し、その算出した電流指示値に応じたパ
ルス幅を有する前記パルス信号Pを生成してファン駆動
回路26に出力するパルス信号生成部31と、燃焼ファ
ン7の異常を検知するファン異常検知部32とを具備し
ている。
【0034】必要燃焼量算出部28は、ガスバーナ4の
燃焼中に、出湯温センサ22、入水温センサ20及び流
量センサ21によりそれぞれ検出される出湯温、給水温
及び通水量の検出データに基づき、出湯温を温度設定ス
イッチ23により設定された設定温度に一致させるため
のガスバーナ4の必要燃焼量を所定の演算式等により求
める。
【0035】目標回転数設定部29は、基本的には、前
記必要燃焼量算出部28により求められた必要燃焼量か
ら、それに対応する燃焼ファン7の目標回転数を所定の
データテーブルや演算式等に従って求める。この場合、
このようにして求める目標回転数は、前記給気路10や
排気口12もしくは該排気口12に接続された排気筒
(以下、これを総称的に給排気路10,12と称する)
の閉塞が無い正常な場合において、必要燃焼量に対応し
た適正量の燃焼用空気をガスバーナ2に供給することが
できる燃焼ファン7の回転数である。尚、目標回転数設
定部29は、前記目標回転数補正部30の指示により上
記のように求めた目標回転数を適宜補正するのである
が、これについては後述する。
【0036】パルス信号生成部31は、目標回転数設定
部29により設定された目標回転数に前記回転数センサ
17による燃焼ファン7の検出回転数を一致させるよう
に所定のフィードバック演算によりファンモータ16に
通電すべき電流指示値を算出する。さらに、パルス信号
生成部31は、前記EEPROM27に記憶保持された
実通電電流データを基に、図3に実線aで示すように、
二点(PW10,I10),(PW90,I90)を通る直線a
の式(一次式)をファン駆動回路26に出力するパルス
信号Pのパルス幅とファンモータ16の実通電電流との
相関特性を表すものとして求める。そして、この求めた
相関特性に従って、前記電流指示値に対応するパルス幅
を決定し、その決定したパルス幅のパルス信号Pを生成
してファン駆動回路26に出力する。
【0037】具体的には、目標回転数に検出回転数を一
致させるように算出した電流指示値が例えば図3に示す
ようにIxであるとしたとき、生成するパルス信号Pの
パルス幅はPWxである。
【0038】目標回転数補正部30は、前記パルス信号
生成部31により算出された電流指示値を所定の基準値
と比較し、該電流指示値の基準値に対する低下度合いに
応じて、前記目標回転数設定部29が必要燃焼量に応じ
て求める目標回転数を補正せしめる。さらに詳細には、
本実施形態では、上記所定の基準値は、例えば図4に実
線b(以下、基準値ラインbという)で示すように、燃
焼ファン7の目標回転数に応じて定められており、ま
た、図4に破線cで示すように基準値ラインbよりも、
若干小さく定められたラインcがあらかじめ定められて
いる。そして、目標回転数補正部30は、前記電流指示
値が、ラインcよりも低下した場合に、該電流指示値の
基準値ラインbからの低下度合いに応じて目標回転数を
増加側に補正せしめる。この場合、目標回転数の増加量
は、電流指示値の低下度合いが大きい程、大きくなるよ
うに所定の演算式により算出する。
【0039】尚、前記基準値ラインaは、給排気路1
0,12の詰まり等が無い正常な場合におけるファンモ
ータ16の回転数と実通電電流との相関関係を示すもの
である。
【0040】ファン異常検知部32は、前記パルス信号
生成部31により算出された電流指示値を前記図4の基
準値ラインbにより示される基準値と比較し、その電流
指示値が基準値に対して所定割合(これは回転数に応じ
て定められている)以上、該基準値の上側又は下側に変
化した場合に、燃焼ファン7の異常が生じたと判断す
る。そして、マイコン25は、ファン異常検知部32
が、燃焼ファン7の異常を検知したときには、図示しな
い電磁弁駆動回路を介して前記電磁弁18を閉弁せし
め、さらに、ファン駆動回路26を介して燃焼ファン7
を停止せしめる。
【0041】尚、マイコン25は、前記必要燃焼量算出
部28により算出された必要燃焼量あるいは前記回転数
センサ17による燃焼ファン7の検出回転数に応じてガ
ス比例電磁弁19を通電制御することで、必要燃焼量に
対応した量の燃料ガスをガスバーナ2に供給せしめる。
【0042】また、マイコン25は、給湯管6の通水が
開始されたとき、これを流量センサ21の検出信号によ
り検知し、これに応じて前記電磁弁18を開弁せしめる
と共に、前記イグナイタ14を作動させてガスバーナ2
を点火せしめる。
【0043】さらにマイコン25は、フレームロッド1
3の出力により、ガスバーナ2の不着火や失火が検知さ
れた場合には、電磁弁18を閉弁せしめる。
【0044】また、本実施形態の給湯器では、マイコン
25は、コントローラ8の生産工場等において、図2に
仮想線で示すようにパソコン等の外部装置50を図示し
ないコネクタを介して接続可能とされ、その接続により
外部装置50との間で通信を行うことができるようにな
っている。そして、コントローラ8にはテスト用のファ
ンモータ16及びこのファンモータ16に流れる電流を
検出する電流検出器51(図2に仮想線で示す)を接続
可能としている。尚、この場合ファンモータ16と同じ
負荷の抵抗器を該ファンモータ16に代えて接続するよ
うにしてもよい。
【0045】次に、EEPROM27への前記実通電電
流データの記憶保持について説明する。
【0046】本実施形態の給湯器では、コントローラ8
の生産工場等において、コントローラ8毎に、図2に仮
想線で示すようにマイコン25にパソコン等の外部装置
50が接続され、さらに、ファンモータ16及び電流検
出器51が接続される。
【0047】そして、外部装置50によりマイコン25
に指示することで、該マイコン25のパルス信号生成部
31に、前述のデューティ10%のパルス幅PW10のパ
ルス信号Pとデューティ90%のパルス幅PW90のパル
ス信号Pとを順次ファン駆動回路26に出力せしめ、該
ファン駆動回路26により、ファンモータ16に通電せ
しめる。そして、各パルス信号Pの出力時において電流
検出器51により検出されたファンモータ16の実通電
電流値を外部装置50に取り込み、これを外部装置50
からマイコン25を介してEEPROM27に書き込ま
せる。これにより、EEPROM27に、パルス信号P
の各パルス幅PW10,PW90に対応するファンモータ1
6の実通電電流データが記憶保持される。このようにE
EPROM27に記憶保持される実通電電流データはフ
ァン駆動回路26の回路特性に応じたものとなる。尚、
この場合、前記電流検出器51は比較的精度の高いもの
を使用する。
【0048】次に、かかる給湯器の作動を説明する。
【0049】給湯運転中(ガスバーナ2の燃焼運転中)
において、前述の如く、マイコン25は、ガスバーナ2
の必要燃焼量を必要燃焼量算出部28により逐次求め、
この必要燃焼量に対応した燃焼ファン7の目標回転数を
目標回転数設定部29により求めらる。
【0050】そして、このとき、前記給排気通路10,
12の詰まり等が無い正常な場合においては、マイコン
25は、パルス信号生成部31により、上記の必要燃焼
量に対応した目標回転数に前記回転数センサ17の検出
回転数が一致するようにファンモータ16の電流指示値
を決定する。
【0051】さらに、パルス信号生成部31は、EEP
ROM27に前述の如く記憶保持された前記実通電電流
データから求めたパルス信号Pのパルス幅(デューテ
ィ)とファンモータ16の実通電電流との相関特性(図
3の直線a)と、上記のように決定した電流指示値とか
ら、その電流指示値に対応するパルス幅を決定し、この
パルス幅を有するパルス信号Pをファン駆動回路26に
出力する。そして、ファン駆動回路26は、マイコン2
5から与えられたパルス信号Pに従ってファンモータ1
6に通電して、燃焼ファン7を作動させる。この場合、
パルス信号生成部31が生成するパルス信号のパルス幅
は、前記の相関特性(図3の直線a)に基づいて決定さ
れることで、ファン駆動回路26の回路特性において、
前記電流指示値の実通電電流をファンモータ16に通電
するためのパルス幅となる。従って、このパルス幅のパ
ルス信号によりファン駆動回路26がファンモータ16
に実際に通電する実通電電流は、前記電流指示値と合致
したものとなり、該電流指示値はファンモータ16への
実通電電流を示すものとなる。
【0052】以上のようなファンモータ16の通電制御
により、燃焼ファン7はガスバーナ2の必要燃焼量に対
応した目標回転数で作動する。また、前記ガス比例電磁
弁19は、必要燃焼量に対応した量の燃料ガスがガスバ
ーナ2に供給されるように通電制御される。これにより
ガスバーナ2は、その必要燃焼量で燃焼する。そして、
このとき、必要燃焼量は、前述の如く出湯温が設定温度
に一致するように算出されるので、その必要燃焼量でガ
スバーナ2が燃焼することで、設定温度での出湯がなさ
れる。
【0053】一方、前記給排気路10,12の詰まりが
生じると、燃焼ファン7の負荷が正常な場合に比して軽
くなる(燃焼ファン7の風量が低下する)ため、燃焼フ
ァン7の回転数を必要燃焼量に対応した目標回転数に制
御したときのファンモータ16への通電電流は正常な場
合よりも低下し、従って、パルス信号生成部31により
求められる電流指示値も正常な場合よりも低下する。そ
して、この時のファンモータ16への通電電流の低下度
合いは給排気路10,12の閉塞度合いが高い程、大き
くなる。
【0054】このような場合において、マイコン25の
前記目標回転数補正部30は、パルス信号生成部31に
より求められる電流指示値が、前記図4の基準値ライン
bよりも若干小さなラインc以下に低下すると、前述の
如く、目標回転数設定部29が設定する目標回転数を増
加側に補正せしめる。そして、このとき、目標回転数の
増加側への補正量は、前記電流指示値の前記基準ライン
bに対する低下度合いに応じたもの、換言すれば給排気
路10,12の閉塞度合いに応じたものとされる。
【0055】このように目標回転数を補正することで、
燃焼ファン7は、給排気路10,12の詰まりの無い正
常な場合に比して、その給排気路10,12の閉塞度合
いに応じて高めの目標回転数に制御され、これにより、
ガスバーナ2の必要燃焼量に対応した量の燃焼用空気が
確保される。
【0056】この場合、前記電流指示値は、前述の如く
ファンモータ16への実通電電流と合致するので、その
電流値指示値の基準値ラインb(図4参照)に対しする
低下度合いは、精度よく給排気路10,12の閉塞度合
いに対応したものとなる。従って、該電流指示値の低下
度合いに応じて目標回転数を補正することで、ガスバー
ナ2への燃焼用空気を確実に適正量に確保することがで
きる。
【0057】また、異物等による燃焼ファン7の回転停
止等、燃焼ファン7の故障や回転不良が生じた場合に
は、ファンモータ16の通電電流は、図4の基準値ライ
ンbの基準値に対して、大幅に小さくなったり、あるい
は大きくなったりする。
【0058】このような場合において、マイコン25の
前記ファン異常検知部32は、前述の如く、前記パルス
信号生成部31により算出された電流指示値が、上記の
ような燃焼ファン7の異常により図4の基準値ラインb
の基準値に対して所定割合以上、該基準値の上側又は下
側に変化すると、燃焼ファン7の異常が生じたと判断す
る。
【0059】そして、このようにファン異常検知部32
が燃焼ファン7の異常を検知したときには、電磁弁18
を閉弁して、ガスバーナ2を消火し、さらに、ファン駆
動回路26を介して燃焼ファン7を停止せしめ、給湯器
の運転を停止させる。
【0060】この場合、前記電流指示値は、ファンモー
タ16への実通電電流と合致するので、ファン異常検知
部32は、電流指示値の基準値に対する変化割合によっ
て、正しく燃焼ファン7の異常検知を行うことができ、
ひいては、その異常検知に応じた給湯器の運転停止を適
正に行うことができる。
【0061】このように、本実施形態の給湯器によれ
ば、燃焼ファン7のファンモータ16の通電制御を、フ
ァン駆動回路26の回路特性に応じた前記実通電電流デ
ータに基づいて行うことで、前記電流指示値によりファ
ンモータ16の実通電電流を正しく認識することができ
る。そして、これにより、前述のような給排気路10,
12の閉塞時の燃焼ファン7の目標回転数の補正や燃焼
ファン7の異常検知を前記電流指示値に基づいて確実に
適正に行うことができる。
【0062】尚、以上説明した実施形態では、燃焼ファ
ン7の回転数を検出しつつ目標回転数にフィードバック
制御するものを示したが、燃焼ファン7の目標回転数に
応じて、ファンモータ16の電流指示値を一義的に決定
して、その電流指示値によりファンモータ16への通電
を行うようなオープンループ制御により燃焼ファン7を
作動させるものについても本発明を適用することができ
る。この場合には、例えば前記図4の基準値ラインbに
従って、燃焼ファン7の目標回転数に対応した電流指示
値を決定し、この電流指示値から図3の相関特性(直線
a)に従ってパルス信号Pのパルス幅を求め、そのパル
ス幅のパルス信号をファン駆動回路26に出力するよう
にすればよい。そして、この場合、電流指示値はファン
モーター16の実通電電流と合致するので、確実に目標
回転数に対応した通電電流をファンモータ16に通電し
て燃焼ファンを作動させることができる。
【0063】また、前記実施形態では、EEPROM2
7に、二種類のパルス幅PW10,PW90に対応する実通
電電流データを記憶するようにしたが、さらに多くのパ
ルス幅に対応する実通電電流データを記憶し、それらの
データから最小自乗法等を用いてパルス幅と実通電電流
との相関特性を把握するようにしてもよい。
【0064】また、前記実施形態では、給湯器を例にと
って説明したが、本発明は温風暖房器等の燃焼機器につ
いても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファン制御装置の一実施形態を備えた
燃焼機器(ガス給湯器)のシステム構成図。
【図2】図1の給湯器の要部のブロック図。
【図3】図1の給湯器の作動を説明するための線図。
【図4】図1の給湯器の作動を説明するための線図。
【図5】燃焼ファンの一般的な制御回路の構成図。
【符号の説明】
2…ガスバーナ(燃焼器)、7…燃焼ファン、10…給
気路(給排気路)、12…排気口(給排気路)、16…
ファンモータ、17…回転数センサ、25…マイクロコ
ンピュータ、26…ファン駆動回路、27…EEPRO
M(不揮発性記憶手段)、51…電流検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−152131(JP,A) 特開 平4−225717(JP,A) 特開 平2−146412(JP,A) 特開 平7−127853(JP,A) 特開 平8−152132(JP,A) 特開 平7−167424(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼器に燃焼用空気を供給する燃焼ファン
    の目標回転数を該燃焼器の必要燃焼量に応じて設定し、
    該目標回転数に応じて前記燃焼ファンのファンモータに
    通電すべき電流指示値を示す指示電流信号を生成するマ
    イクロコンピュータと、該指示電流信号に従って前記フ
    ァンモータに通電するファン駆動回路とを備えた燃焼機
    器のファン制御装置において、 あらかじめ少なくとも二種類の互いに異なる所定の前記
    指示電流信号を順次前記マイクロコンピュータに生成さ
    せて、各指示電流信号により前記ファン駆動回路を介し
    て前記燃焼ファンを作動させたときに前記ファンモータ
    に接続した電流検出器により検出してなる実通電電流デ
    ータを記憶保持した不揮発性記憶手段を備え、 前記マイクロコンピュータは、前記不揮発性記憶手段に
    記憶保持された前記実通電電流データにより示される前
    記指示電流信号と前記ファンモータの実通電電流との相
    関特性に基づき、前記目標回転数に応じて前記指示電流
    信号を生成するよう構成されていることを特徴とする燃
    焼機器のファン制御装置。
  2. 【請求項2】前記マイクロコンピュータは前記燃焼ファ
    ンに設けた回転数センサによる該燃焼ファンの検出回転
    数が前記目標回転数に一致するように前記指示電流信号
    を生成し、該指示電流信号が示す前記電流指示値が所定
    の基準値に対して所定割合以上変化したとき、前記燃焼
    ファンの異常が生じたと判断する手段を具備することを
    特徴とする請求項1記載の燃焼機器のファン制御装置。
  3. 【請求項3】前記燃焼器は吸排気通路を有する燃焼室に
    収容され、前記マイクロコンピュータは、前記燃焼ファ
    ンに設けた回転数センサによる該燃焼ファンの検出回転
    数が前記目標回転数に一致するように前記指示電流信号
    を生成すると共に該指示電流信号が示す前記電流指示値
    の所定の基準値に対する低下度合いに応じて前記目標回
    転数を補正する手段を具備することを特徴とする請求項
    1記載の燃焼機器のファン制御装置。
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