JP3471107B2 - 比例弁付き燃焼装置の制御方法 - Google Patents

比例弁付き燃焼装置の制御方法

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JP3471107B2
JP3471107B2 JP03436095A JP3436095A JP3471107B2 JP 3471107 B2 JP3471107 B2 JP 3471107B2 JP 03436095 A JP03436095 A JP 03436095A JP 3436095 A JP3436095 A JP 3436095A JP 3471107 B2 JP3471107 B2 JP 3471107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器等のガス比例弁
を有する燃焼装置の制御方法に係り、特に検査・測定時
の強制燃焼モードにおける水量制御弁の開度制御を改良
した比例弁付き燃焼装置の制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、給湯器等のガス比例弁を有す
る燃焼装置には、比例制御を行う運転モードとこれらの
値を調整・検査・測定する強制燃焼モードとがあった。
この検査・測定は比例弁付き燃焼装置の出荷時に1台毎
に行われるもので、ガス比例弁のガス圧を設定すべく、
切替スイッチにより運転モードから強制燃焼モードに切
り替えて燃焼量を固定していた。
【0003】すなわち、検査・測定時には、強制燃焼モ
ードにして燃焼装置の比例制御系(運転モード)をキャ
ンセルし、比例弁を最大値(強制MAX:燃焼量固定手
段から最大値出力及び全切替弁オン)と最小値(強制M
IN:燃焼量固定手段から最小出力及び1切替弁オン)
とを、比例弁制御手段のゲインコントロールによりセッ
トしていた。
【0004】水量制御は、リモコン設定温度と給湯サー
ミスタと理論燃焼量(FF量)に基づいて制御される。
従って、運転モードから強制燃焼モードに切り替える
と、水量制御弁へ動作指令を出す水量可変量指定手段へ
のリモコン設定温度及び給湯サーミスタからの入力が止
まってしまい、水量制御弁は現状の開度を維持するよう
に成っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の比例
弁付き燃焼装置の強制燃焼モードにあっては、比例弁制
御手段のゲインコントロールにより、燃焼量がいかなる
状態にあろうとも、水量制御弁の開度は変化しない。
【0006】そこで、主に製品出荷時に行われる一連の
調整・検査・測定において、作業員は最大値での熱交換
器の沸騰を避けるために、熱交換器に流れる水量を比較
的多めにして、運転モードから強制燃焼モードに切り替
えていた。
【0007】従って、強制燃焼モードに切り替えて行う
検査・測定において、熱交換器に結露が発生し易かっ
た。そのドレン水には硝酸分が含まれており、硝酸分と
熱交換器の構成材料である銅とが反応して、反応生成物
がフィン間に詰まってしまうという問題があった。
【0008】また、結露発生により、バーナ面に水滴が
落下すると、正確な検査・測定ができないという問題が
あった。
【0009】本発明は、上記課題を解決すべくなされた
もので、検査・測定時に強制燃焼モードに切り替えて
も、水量制御弁の開度が固定されることなく、熱交換器
の結露及び沸騰を防止することができ、正確かつ安全に
検査・測定作業を行うことができる比例弁付き燃焼装置
の制御方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、検査・測定時に、強制燃焼モードにして燃焼量を
固定する比例弁付き燃焼装置の制御方法において、上記
強制燃焼モードに切り替えた後、給湯サーミスタの検出
温度が所定温度以上になったときに、水量制御手段を制
御して、熱交換器に流入する水量を増加させるようにし
た比例弁付き燃焼装置の制御方法により、達成される。
【0011】また、上記目的は、検査・測定時に、強制
燃焼モードにして燃焼量を固定する比例弁付き燃焼装置
の制御方法において、上記強制燃焼モードに切り替えた
後、給湯サーミスタの検出温度が所定温度以下になった
ときに、水量制御手段を制御して、熱交換器に流入する
水量を減少させるようにした比例弁付き燃焼装置の制御
方法により、達成される。
【0012】好ましくは、上記給湯サーミスタの出力を
分岐して、一方をリモコンとの偏差を求める回路へ入力
すると共に、他方を検査用結露防止手段・沸騰防止手段
へ入力して、検査用結露防止手段・沸騰防止手段から水
量可変量指定手段に指示を出し、この水量可変量指定手
段が水量制御手段を制御するようにした比例弁付き燃焼
装置の制御方法により、達成される。
【0013】また、好ましくは、上記給湯サーミスタの
出力を予め制御条件を設定した安全装置に入力し、この
安全装置が水量可変量指定手段に指示を出し、この水量
可変量指定手段が水量制御手段を制御するようにした比
例弁付き燃焼装置の制御方法により、達成される。
【0014】さらに、好ましくは、上記水量制御手段に
は、外部入力端子に接続した外部制御装置の制御信号が
入力され、熱交換器に流入する水量が適正量に制御され
る比例弁付き燃焼装置の制御方法により、達成される。
【0015】
【作用】上記構成によれば、強制燃焼モードに切り替え
た後、給湯サーミスタの検出温度が所定温度以上になる
と、水量制御手段の開度が増加するように制御され、そ
の結果、熱交換器に流入する水量が増加する。熱交換器
への流入水量が増加すると、熱交換器の温度が下がるの
で、その沸騰が防止されることになる。
【0016】また、強制燃焼モードに切り替えた後、給
湯サーミスタの検出温度が所定温度以下になると、水量
制御手段の開度が減少するように制御され、その結果、
熱交換器に流入する水量が減少する。熱交換器への流入
水量が減少すると、熱交換器の温度が上がるので、その
結露が防止されることになる。
【0017】以上のような制御条件で水量制御手段を制
御して熱交換器の沸騰または結露を防止する場合に、上
記給湯サーミスタの出力を分岐して、一方はリモコンと
の偏差を求める回路へ入力すると共に、他方は検査用結
露防止手段・沸騰防止手段へ入力する。そして、検査用
結露防止手段・沸騰防止手段から水量可変量指定手段に
指示を出し、この水量可変量指定手段が上記水量制御手
段を制御するものである。
【0018】また、上記制御条件を予め安全装置に入力
しておき、この安全装置に給湯サーミスタの出力を入力
する。すると、安全装置が水量可変量指定手段に指示を
出し、この水量可変量指定手段が上記水量制御手段を制
御するものである。
【0019】さらに、外部入力端子に外部制御装置を接
続し、この外部制御装置から上記水量制御手段に制御信
号が入力される。この外部制御装置には、予め、上記制
御条件が入力されており、その制御信号に基づいて水量
制御手段が制御され、熱交換器の流入水量が適正量にな
るものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0021】本実施例の比例弁付き燃焼装置の制御方法
は、図1に示すような装置例を対象として行われる。ま
ず、図1(a)は、比例弁付き燃焼装置として能力切替
式の給湯器を示す系統図である。図示するように、給水
管1には、これに流入する水量を検出する水量センサ6
と、流入した水の温度を検出する入水温サーミスタ16
とが介設されており、この給水管1は給湯熱交換器3の
入側に接続されている。
【0022】また、給湯熱交換器3の出側には、これに
よって加熱された湯が通過する給湯管4が接続されてい
る。この給湯管4には、給湯熱交換器3の出側温度を検
出する給湯サーミスタ15と、水量を調整する水量制御
弁17とが介設されている。
【0023】さらに、給湯熱交換器3の近傍には、ガス
供給通路19から供給される可燃ガスを燃焼させるバー
ナ2が設けられており、バーナ2は燃焼能力を切り替え
るべく、A面とB面とに分かれている。
【0024】ガス供給通路19には、ガス元電磁弁8と
比例弁10とが介設されている。このガス供給通路19
その先端側は分岐され、バーナ2のA面とB面とに接続
されており、それぞれ切替弁11a,11bが介設され
ている。
【0025】また、バーナ2に臨んで、点火を行うイグ
ナイタ電極12と、バーナ2の炎を検出するフレームロ
ッド電極13とが設けられている。さらに、バーナ2の
後方側には、これに燃焼空気を送風するファン7が設け
られており、ファン7には回転数センサ9が備えられて
いる。そして、この給湯器30には、リモコン14と接
続された制御装置5が装備されている。
【0026】以上のように構成された給湯器30におい
て、給水管1から流入する水はバーナ2の燃焼火力によ
り、給湯熱交換器3を通過するときに加熱されて湯にな
り、湯は給湯管4を通過して台所等の給湯場所に導かれ
るように成っている。
【0027】制御装置5は、水量センサ6から入水信号
を受けると、ファン7を回転させ、ガス供給通路19の
ガス元電磁弁8と比例弁10と切替弁11a,11bの
少なくとも一方を開けて、イグナイタ電極12に接続さ
れるイグナイタを駆動して点着火を行う。
【0028】続いて、制御装置5は、フレームロッド電
極13でバーナ2の炎を検知した後に、給湯サーミスタ
15で検出される給湯温度がリモコン14で設定される
設定温度となるように比例弁10の開弁量を制御し、併
せて、燃焼量に応じてファン7の回転制御を行い、給湯
運転を制御する。この給湯運転の制御に際し、制御装置
5は要求熱量に応じ、切替弁11a,11bを切替え制
御する。
【0029】要求熱量が小さいときは切替弁11aのみ
を開けてバーナ2のA面の1面燃焼を行い、要求熱量が
大きいときは切替弁11bを開けてバーナ2のA面とB
面の多面燃焼を行うように成っている。
【0030】また、図1(b)は、比例弁付き燃焼装置
として追焚き機能を備えた複合給湯器を示す系統図であ
る。図示するように、給湯熱交換器3側では1図(a)
に示したものと同様の動作を行って給湯運転を行い、ま
た、追焚き熱交換器23側では浴槽21内の追焚きを行
うものである。なお、図1(b)において、1図(a)
と同一の機器には、同一の符号を付している。
【0031】図示するように、給水管1及び給湯管4側
は図1(b)と同様に構成されており、給湯管4には分
岐管27を介して追焚き循環管路18が接続されてい
る。この分岐管27には、これを開閉する電磁注湯弁2
5と、浴槽21内の水位を検出する圧力センサ等の水位
センサ26とが介設されている。
【0032】また、追焚き循環管路18は浴槽21と追
焚き熱交換器23との間に環状に接続されており、浴槽
21内の湯水の温度を検出する風呂サーミスタ24と、
追焚き循環管路18に浴槽21内の湯水が引き込まれた
ことを検出する流水スイッチ22と、浴槽21内の湯水
を引き込んで追焚き循環管路18に循環させる循環ポン
プ20とが介設されている。
【0033】なお、追焚き熱交換器23には、上記給湯
熱交換器3と同様に、バーナ2及びその付属機器が備え
られている。
【0034】以上のように構成された複合給湯器31
は、1図(a)に示した給湯器30と同様の動作で給湯
運転が行われるが、その追焚き運転は次のように行われ
る。リモコン14等で追焚き運転が指令されると、制御
装置5は、追焚き循環管路18の循環ポンプ20を回転
させて、浴槽21内の湯水を追焚き循環管路18に循環
させる。
【0035】流水スイッチ22が湯水の流れを検知した
ときに、制御装置5はファン7を回転し、ガス元電磁弁
8を開き、点着火によりバーナ2を燃焼させて追焚き熱
交換器23を通る循環水を加熱して浴槽21内の湯水の
追焚きを行う。そして、風呂サーミスタ24で検出され
る風呂温度がリモコン14によって設定される風呂設定
温度に達したときに追焚き運転を停止する。
【0036】これら給湯と追焚きの運転は制御装置5に
よって行われるが、この装置は、電磁注湯弁25を開け
ることにより、給湯熱交換器3側で作り出した湯を追焚
き循環管路18を介して浴槽21内に落とし込んで湯張
りを行う機能を備えており、水位センサ26により湯張
りの水位がリモコン14等で設定される設定水位に達し
たときに電磁注湯弁25が閉じられて湯張りの停止が行
われ、次に循環ポンプ20を起動して追焚き運転が行わ
れるように成っている。
【0037】上記装置例の各動作部もしくは検出部等
は、制御装置5に接続されており、さらに、この制御装
置5にはリモコン14が接続されている。図2は、制御
装置5に関する主な装置構成を示しており、第1乃至第
3実施例に対応する構成例を全て図示したものである。
本発明に係る比例弁付き燃焼装置の制御方法は、このよ
うな装置構成により、実現される。
【0038】すなわち、図2において、制御装置5内に
は、燃焼量指定手段51、燃焼量固定手段52、回転数
指定手段53、ファン制御手段54、燃料制御手段(比
例弁制御手段)55、結露防止手段・沸騰防止手段5
6、水量可変量指定手段57及び水量制御手段58が内
蔵されており、安全装置59が付属されている。
【0039】具体的には、リモコン14は燃焼量指定手
段51に接続されており、この燃焼量指定手段51には
入水温サーミスタ16と水量センサ6が接続され、それ
ぞれの検出信号が入力される。
【0040】また、燃焼量指定手段51は、運転モード
と強制燃焼モードとを切り替える切替スイッチ60の一
方に接続されており、この強制燃焼モード側には燃焼量
を強制MAX,強制MID,強制MINに固定する燃焼
量固定手段52が接続されている。この燃焼量固定手段
52には切替弁11a,11bが接続され、切替弁11
a,11bへ制御信号が出力される。
【0041】さらに、切替スイッチ60の他方は分岐さ
れ、回転数指定手段53と燃料制御手段55とに接続さ
れている。回転数指定手段53には、ファン制御手段5
4及びファン7が順次接続されており、ファン7へ制御
信号が出力される。一方、燃料制御手段55はゲインコ
ントロール55aが可能であり、この燃料制御手段55
には遅延回路61を介して比例弁10が接続されると共
に切替弁11a,11bが接続されており、それぞれへ
制御信号が出力される。
【0042】そして、ファン7の回転数は、回転数セン
サ9からファン制御手段54及び遅延回路61に入力さ
れる。
【0043】また、上記水量センサ6は、その検出信号
を入力すべく、安全装置59に接続されている。さら
に、この安全装置59には給湯サーミスタ15が接続さ
れており、その検出信号が入力される。この給湯サーミ
スタ15は、上記リモコン14とも接続されており、そ
の検出信号が入力される。この安全装置59はガス元電
磁弁8に接続され、ガス元電磁弁8へ安全制御信号が出
力される。
【0044】そして、リモコン14と燃焼量指定手段5
1とを結ぶ回路は分岐され、水量可変量指定手段57に
接続されている。この水量可変量指定手段57は水量制
御手段58及び水量制御弁17に接続され、水量制御弁
17へ制御信号が出力される。この水量制御弁17の全
開検出62は水量制御手段58へフィードバックされ
る。
【0045】第1実施例の場合は、リモコン14と給湯
サーミスタ15とを結ぶ回路は分岐され、結露防止手段
・沸騰防止手段56に接続され、給湯サーミスタ15の
検出信号が結露防止手段・沸騰防止手段56へ入力され
る。この結露防止手段・沸騰防止手段56は、さらに水
量可変量指定手段57及び水量制御手段58に順次接続
されている。
【0046】すなわち、第1実施例の制御方法は、強制
燃焼モードにおいて、水量可変量指定手段57への入力
をリモコン14の設定温度と給湯サーミスタ15の偏差
に基づいていた従来と比較して、給湯サーミスタ15の
信号を分岐して検査用の結露防止手段・沸騰防止手段5
6を通して水量可変量指定手段57への入力を行い、且
つこれらの手段への入力は強制燃焼モードに連動させる
手法により、熱交換器の結露及び沸騰の防止を解決する
ものである。
【0047】また、第2実施例の場合は、上記安全装置
59に後述する制御条件が予め入力されており、この安
全装置59は水量可変量指定手段57及び水量制御手段
58に順次接続されている。
【0048】すなわち、第2実施例の制御方法は、燃焼
装置の通常制御に用いる回路を強制燃焼モードと連動さ
せて、その定数と接続先を変更させることで、熱交換器
の結露及び沸騰の防止を解決するものである。
【0049】さらに、第3実施例の場合は、図示しない
検査用の外部制御装置が検査用モード(GEMSモー
ド:通信を用いて外部から装置制御用コマンドを送って
装置構成要素を制御するモード)63の外部端子を介し
て接続され、その制御信号がGEMS63を介して水量
制御手段58へ入力される。この外部制御装置には、予
め、後述する制御条件が入力されている。
【0050】すなわち、第3実施例の制御方法は、GE
MS63を介して外部制御装置側から通信回線により燃
焼装置をコントロールし、熱交換器の結露及び沸騰の防
止を解決するものである。
【0051】以下、本発明の理解を高めるために、従来
製品の背景を踏まえて、本発明に至った経緯を述べる。
従来、燃焼量の増減は、リモコン14からの設定温度と
現在の出湯温度(給湯サーミスタ15)との偏差に基づ
いて、多くするか少なくするかを決めていた(フィード
バック制御)。この偏差は燃焼量指定手段51に入力さ
れ、入水温サーミスタ16と水量センサ6からの情報
(フィードフォワード制御)も取り入れて、ファンの回
転数と比例弁電流を決める出力(たとえば号数)が出さ
れ、この出力に基づいて回転数指定手段53,燃料制御
手段55が実行形態に基づいた形で、ファン7,比例弁
10を制御する。
【0052】この時、ファン7の回転数センサ9のフィ
ードバックでファンの回転数が修正制御されると同時
に、ファン7と比例弁10との反応スピード差による燃
焼不具合を防ぐため、比例弁10の制御をファン7の回
転数に応じて制御する遅延回路61が設けられている。
【0053】また、燃焼制御手段55には、燃焼量指定
手段51からの出力に対してガス種や比例弁10のバラ
ツキを修正するために、ゲインコントロール55aが設
けられている。機器出荷時には、1台毎にゲインコント
ロール55aが行われていた。このゲインコントロール
55aは、燃焼量指定手段51から出力される信号に代
えて、燃焼量固定手段52から最大値と最小値の出力を
強制的に出して、リモコン14,給湯サーミスタ15,
入水温サーミスタ16からのソフト入力は無視して行わ
れる。
【0054】本発明の場合、図2に示したように、燃焼
量固定手段52からの出力は3段階ある。すなわち、強
制MAX:燃焼量固定手段から最大値出力及び全切替弁
オン、強制MIN:燃焼量固定手段から最小出力及び1
切替弁オン、強制MID:燃焼量固定手段から最小出力
及び全切替弁オンの3段階がある。
【0055】給湯サーミスタ15・入水温サーミスタ1
6からのCPUへのソフト入力以外に、安全装置59へ
のハード入力もあり、これらは例えば給湯サーミスタ1
5が摂氏98度以上を示した場合や水量センサ6が3リ
ットル/min以下を示した場合に、制御と無関係に燃
焼を停止するものである。従って、従来製品出荷段階で
はこれらハード入力にふれない条件であれば、燃焼装置
のゲインコントロール55aをかなりラフな条件でも行
うことができ都合の良いものであった。
【0056】ところが、近年製品のより高度な状態での
出荷や強制MIDでのNOx測定等の条件も加わり、こ
れらの問題を解決するために強制燃焼モード時に水量制
御弁17の開度が状況に応じた形で変化できるようにし
たのが本発明である。
【0057】すなわち、第1実施例の制御方法は、給湯
サーミスタ15の信号を分岐し、一方は従来のリモコン
14との偏差を求める回路へ入力すると共に、他方は新
設の検査用の結露防止手段・沸騰防止手段56へ入力す
ることにより、これから水量可変量指定手段57に指示
を出すものである。
【0058】また、第2の実施例の制御方法は、従来よ
り装備されていた安全装置59の制御条件を変更すると
共に、その指示をガス元電磁弁8から水量可変量指定手
段57に指示を変更することで上記第1実施例と同様の
効果を得るものである。
【0059】さらに、第3の実施例の制御方法は、GE
MS63を用いて外部より水量制御弁17の開度を調節
することで(外部制御装置で適正水量になるように制御
することで)第1実施例及び第2実施例と同様の効果を
得るものである。
【0060】上述した水量可変量指定手段57では、与
えられた入力量によって水量制御弁17を操作する。詳
しくは24号給湯器の場合、24号×0.9÷(リモコ
ン設定温度−入水温サーミスタ温度)×25で示される
目標水量となるように水量制御弁17の開度が調節され
るが、その開度調整は水量可変量指定手段57への入力
(リモコン設定温度−給湯サーミスタ温度)がある一定
値以下となった場合に、その入力に反比例して開度が調
節され、水量可変量指定手段57への入力がある一定値
を保つようにし目標水量となった時、水量制御弁17を
停止する。
【0061】なお、水量制御弁17の開度調節時に、水
量制御弁17から全開の指示があった場合には、水量制
御弁の開度が全開位置となっていて、これ以上通電して
もモータが回らない状態であり、このため水量可変量指
定手段57からの指示があっても水量制御弁17への通
電を停止する。
【0062】以下、本発明に係る比例弁付き燃焼装置の
制御方法を検査・測定手順と共に具体的に説明する。ま
ず、給湯器30,31の検査・測定は、図3乃至図5の
フローチャートに示す手順に基づいて行われる。すなわ
ち、図3のステップ101で、給湯器30,31のリモ
コン14の運転スイッチをオンとし、ステップ102
で、外部から燃焼量固定手段52の切替スイッチ60を
最小モード指示(MIN指示)に切り替え、ステップ1
03で、外部データベース(図示せず)から最小開弁量
に対応する最小開弁駆動電流の初期設定値を読み取り、
その値を比例弁駆動電流メモリ部(図示せず)に最小開
弁駆動電流初期設定値として書き込みを行う。
【0063】次に、ステップ104で、燃焼量固定手段
52の切替スイッチ60を最大モード指示(MAX指
示)に切り替え、ステップ105で、前記と同様に、外
部データベースから最大開弁量に対応する最大開弁駆動
電流の初期設定値を読み取り、その値を比例弁駆動電流
メモリ部に最大開弁駆動電流初期設定値として書き込み
を行う。
【0064】その後、ステップ106で、切替スイッチ
60を運転指示に切り替え、ステップ107で、検査ラ
インにて器具給水管1と入水装置間にある電磁弁(図示
せず)である入水電磁弁をオンとして給湯器30,31
の燃焼運転を開始する。なお、このとき、給湯器30,
31に、ガス漏れ等の異常がないかどうかを確認する。
【0065】そして、ステップ108で、切替スイッチ
60を前記と同様にしてMAX指示に切り替え、このよ
うに、切替スイッチ60をMAX指示とすることで、給
湯器30,31を最大燃焼能力で運転させる。
【0066】次に、ステップ109で、検査ラインにて
器具ガス供給路19とガス管路間に接続されるガスガバ
ナ(図示せず)とガス圧計を用いて器具のガス圧(1次
圧)の値をフィードバック制御(FB)し、ステップ1
10にて行う調整の際に変動する器具ガス供給路入口圧
(一次圧)を一定にするようにする。例えば13Aガス
種の場合、その値が200mmAqとなるように設定す
る。
【0067】そして、図4のステップ110で、検査ラ
インにて器具ガス供給路19とガス管内に接続される前
記ガスガバナと直列にはいっているガス流量センサ(図
示せず)のガス流量検出に基づき、給湯器30,31の
最大燃焼能力での燃焼運転時の燃焼熱量を演算し、その
演算結果が公差メモリ部(図示せず)から読み出した最
大燃焼熱量の公差範囲内であるかどうかを熱量比較判断
部(図示せず)により判断し、演算値が最大燃焼熱量の
公差範囲内に入るまで弁駆動電流設定部(図示せず)に
より設定される弁駆動電流を逐次補正しながら調整して
比例弁10の開弁量をゲインコントロール55aにて可
変調整する。
【0068】演算値が最大燃焼熱量の公差範囲内に入っ
たときに、そのときの弁駆動電流を、ステップ111で
最大開弁駆動電流として設定し、給湯器30,31の比
例弁駆動電流メモリ部(図示せず)に書き込む。なお、
このような弁駆動電流調整中(比例弁10の開弁量調整
中)は、圧力計の検出値は変化するが、この値が常に2
00mmAqとなるようにして上記最大開弁駆動電流の
調整を行う。
【0069】次に、ステップ112で、燃焼量固定手段
52の切替スイッチ60をMIN指示とする。なお、こ
のように、運転モード切替スイッチをMIN指示するこ
とにより、給湯器30,31は最小燃焼能力での燃焼を
行うようになる。
【0070】そして、ステップ113で、器具ガス供給
路19の外につけたガバナの調整を行い、圧力計の圧力
が200mAqとなるように開度調整を行う。
【0071】さらに、ステップ114で、ガス流量セン
サにより検出されるガス流量検出値に基づいて給湯器3
0,31の最小燃焼能力での燃焼運転時の燃焼熱量を演
算し、この演算値が公差メモリ部から読み込まれた最小
燃焼熱量の公差範囲に入ったかどうかを熱量比較判断部
により比較判断し、演算値が最小燃焼熱量の公差範囲に
入るまで弁駆動電流設定部により設定される弁駆動電流
を逐次補正しながら調整して比例弁10の開弁量をゲイ
ンコントロール55aにより可変調整する。
【0072】演算値が最小燃焼熱量の公差範囲に入った
ときに、そのときの弁駆動電流をステップ115で最小
開弁駆動電流として設定し、給湯器30,31の比例弁
駆動電流メモリ部に書き込む。なお、このときも、上記
と同様に、弁駆動電流調整中(比例弁10の開弁量調整
中)は、圧力計の検出値は変化するが、この値が常に2
00mmAqとなるように開度調整を行いながら上記最
小開弁駆動電流の調整を行う。
【0073】また、ステップ116で、燃焼量固定手段
52の切替スイッチ60を中間モード指示(MID指
示)に切り替え、次に、ステップ117で、ガス圧供給
圧の一次調整を行い、ステップ118で、NOxの測定
を行う。
【0074】ステップ119で、切替スイッチ60を前
記と同様にして再びMAX指示とし、燃焼装置が最大燃
焼能力で燃焼するようにする。
【0075】そして、ステップ120で、圧力計により
検出されるガス圧が一定となるようにガス供給圧の一次
圧をガスガバナで開度調整し、ステップ121で、給湯
器30,31が最大燃焼能力で燃焼運転を行うときに、
前記比例弁駆動電流メモリ部に記憶されている最大開弁
駆動電流に基づいて設定した比例弁10の開弁量で運転
が行われるかどうかをガス流量センサの流量により確認
し、設定どおり運転が行われないときにはステップ11
0に戻り、ステップ110からステップ121までの動
作を繰り返す。
【0076】また、ステップ121で設定どおり給湯器
30,31の運転が行われたことが確認されたときに
は、ステップ123で、燃焼量固定手段52の切替スイ
ッチ60をMIN指示とし、ステップ124で供給ガス
の一次圧が一定となるようにガス供給圧の一次圧をガス
ガバナで調整する。
【0077】そして、ステップ125で、給湯器30,
31の最小燃焼能力での燃焼運転時に設定どおりの最小
開弁駆動電流で、設定どおり燃焼運転が行われないとき
にはステップ114に戻ってステップ114からステッ
プ125までの動作を繰り返し、設定どおり燃焼運転が
行われたときには、図5のステップ126に進む。
【0078】なお、このようにステップ111で最大開
弁駆動電流を設定し、ステップ115で最小開弁駆動電
流を設定した後に、ステップ121およびステップ12
5で、前記設定した開弁駆動電流に基づいて燃焼運転が
行われたかどうかを確認することにより、たとえ最大開
弁駆動電流と最小開弁駆動電流の一方側を調整するとき
に他方側の調整がずれてしまったとしても、そのときに
再度調整を行って正確に最大および最小開弁駆動電流の
設定を行えるようにしている。
【0079】そして、上記動作により、給湯器30,3
1の最大燃焼能力での運転を行ったときの演算値が、給
湯器30,31の最大燃焼熱量の公差範囲に入るように
比例弁10の最大開弁駆動電流が設定され、設定された
最大開弁駆動電流に基づいて比例弁10の最大開弁量が
制御されて最大燃焼能力での燃焼運転が行われ、同様
に、給湯器30,31の最小燃焼能力での運転を行った
ときの演算値が、燃焼装置の最小燃焼熱量の公差範囲に
入るように比例弁10の最小開弁駆動電流が設定され、
設定した最小開弁駆動電流に基づいて比例弁10の開弁
量が制御されて最小燃焼能力での燃焼運転が行われるこ
とが確認されたときには、図5のステップ126で、モ
ード自動切替信号により切替スイッチ60を運転指示に
切り替える。
【0080】そして、ステップ127で、給湯器30,
31の入水電磁弁をオフとし、比例弁10の調整操作を
終了する。なお、上記比例弁調整操作を繰り返し行って
も設定した通りに給湯器30,31の燃焼運転が行われ
ないときには、その給湯器に異常があると判断され、異
常箇所の点検等が行われる。
【0081】以上のような給湯器30,31の検査・測
定手順を示すフローチャートにおいて、本発明はサブル
ーチンとして行われる。まず、第1実施例の製造方法
は、上記フローチャートのステップ102に図6に示す
サブルーチンとして接続される。前述したように、第1
実施例の製造方法は、給湯サーミスタ15の出力を分岐
して、一方をリモコン14との偏差を求める回路へ入力
すると共に、他方を検査用結露防止手段・沸騰防止手段
56へ入力して、結露防止手段・沸騰防止手段56から
水量可変量指定手段57に指示を出し、この水量可変量
指定手段57が水量制手段58を制御するようにしたも
のである。
【0082】図示するように、ステップ102、10
4、108、112、116、119、123で、強制
燃焼モードに切り替わると、給湯サーミスタ15の検出
温度が結露防止手段・沸騰防止手段56に入力されてい
るので、ステップ141で、その検出温度が摂氏60度
以上になったときに、ステップ142で、結露防止手段
・沸騰防止手段56から水量可変量指定手段57に開指
示を出し、この水量可変量指定手段57が水量制御手段
58を制御する。その結果、水量制御手段58により、
水量制御弁17が開き、給湯熱交換器3に流入する水量
を増加させて、その沸騰を防止することができるもので
ある。なお、水量制御弁17が開いた後も、ステップ1
41に戻り、給湯サーミスタ15の検出温度を監視す
る。
【0083】一方、ステップ143で、給湯サーミスタ
15がの検出温度が摂氏60度未満のときであって、摂
氏50度以下のときには、ステップ144で、結露防止
手段・沸騰防止手段56から水量可変量指定手段57に
閉指示を出し、この水量可変量指定手段57が水量制御
手段58を制御する。その結果、水量制御手段58によ
り、水量制御弁17が閉じ、給湯熱交換器3に流入する
水量を減少させて、その結露を防止することができるも
のである。なお、水量制御弁17が閉じた後も、ステッ
プ141及び143に戻り、給湯サーミスタ15の検出
温度を監視する。
【0084】また、ステップ143で、給湯サーミスタ
15がの検出温度が摂氏60度未満のときであって、摂
氏50度を超えるときには、ステップ141に戻ること
になる。
【0085】次に、第2実施例の製造方法は、上記フロ
ーチャートのステップ102、112、116に図7に
示すフローチャートがサブルーチンとして接続されると
共に、ステップ104、108、111、119に図8
に示すフローチャートがサブルーチンとして接続され
る。前述したように、第2実施例の製造方法は、給湯サ
ーミスタ15の出力を予め制御条件を設定した安全装置
59に入力し、この安全装置59が水量可変量指定手段
57に指示を出し、この水量可変量指定手段57が水量
制御手段58を制御するようにしたものである。この安
全装置59に入力される制御条件が、図7及び図8に示
されるフローチャートである。
【0086】図7に示すように、ステップ102、11
2、116で、強制燃焼モードに切り替わると、給湯サ
ーミスタ15の検出温度が安全装置59に入力されてい
るので、ステップ151で、その検出温度が摂氏50度
以下になったときに、ステップ152で、安全装置59
が水量可変量指定手段57に閉指示を出し、この水量可
変量指定手段57が水量制御手段58を制御する。その
結果、水量制御手段58により、水量制御弁17が閉
じ、給湯熱交換器3に流入する水量を減少させて、その
結露を防止することができるものである。なお、水量制
御弁17が閉じた後も、ステップ151に戻り、給湯サ
ーミスタ15の検出温度を監視する。
【0087】一方、ステップ151で、給湯サーミスタ
15の検出温度が摂氏50度を超えるときには、ステッ
プ151での判断を繰り返すことになる。
【0088】また、図8に示すように、ステップ10
4、108、111、119で、強制燃焼モードに切り
替わると、給湯サーミスタ15の検出温度が安全装置5
9に入力されているので、ステップ161で、その検出
温度が摂氏60度以上になったときに、ステップ162
で、安全装置59が水量可変量指定手段57に開指示を
出し、この水量可変量指定手段57が水量制御手段58
を制御する。その結果、水量制御手段58により、水量
制御弁17が開き、給湯熱交換器3に流入する水量を増
加させて、その沸騰を防止することができるものであ
る。なお、水量制御弁17が開いた後も、ステップ16
1に戻り、給湯サーミスタ15の検出温度を監視する。
【0089】一方、ステップ161で、給湯サーミスタ
15の検出温度が摂氏60度未満であるときには、ステ
ップ161での判断を繰り返すことになる。
【0090】次に、第3実施例の製造方法は、前述した
ように、給湯器30,31の制御装置5のGEMS63
を介して、検査用の外部制御装置の制御信号が通信回線
により入力され、その制御信号により水量制御手段58
が制御されるものである。第3実施例の製造方法の場
合、図6に示した第1実施例の制御条件や、図7及び図
8に示した第2実施例の制御条件が、予め外部制御装置
に入力されることになり、給湯器30,31の制御装置
5は外部制御装置から通信回線により制御条件を受信す
ることになる。
【0091】従って、図3乃至図5に示した検査・測定
のフローチャートも、予め外部制御装置側に入力されて
おり、制御装置5は通信回線による制御信号に基づいて
検査・測定を行うことになる。
【0092】以上のように、第1乃至第3実施例によれ
ば、検査・測定時に図6乃至図8の制御条件に基づいて
制御され、強制燃焼モードに切り替えても水量制御弁1
7の開度が固定されることなく、給湯熱交換器3の結露
が最小に抑えられ、かつ沸騰をも防止され、安全に検査
・測定ができると共に、結露発生によるバーナ面への水
滴の落下がなく、正確な検査・測定ができるものであ
る。
【0093】なお、本実施例は比例弁付き燃焼装置とし
て給湯器30,31を例に採って説明したが、これに限
るものではなく、ガス圧を設定する必要がある比例弁1
0を有していれば他の燃焼装置にも本発明を適用し得る
ことは言うまでもない。
【0094】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る比例弁
付き燃焼装置の制御方法によれば、検査・測定時に強制
燃焼モードに切り替えても、水量制御弁の開度が固定さ
れることなく、熱交換器の結露及び沸騰を防止すること
ができ、正確かつ安全に検査・測定作業を行うことがで
きるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る比例弁付き燃焼装置の制御方法の
対象装置例であり、(a)は能力切替式の給湯器を示す
系統図、(b)は追焚き機能を有する複合給湯器を示す
系統図である。
【図2】本実施例の比例弁付き燃焼装置の制御方法を行
う制御装置5に関する主な装置構成を示す系統図であ
る。
【図3】給湯器の検査・測定手順のフローチャートを示
す説明図である。
【図4】図3に続くフローチャートを示す説明図であ
る。
【図5】図4に続くフローチャートを示す説明図であ
る。
【図6】第1実施例の制御方法において、結露及び沸騰
防止の制御条件のフローチャートを示す説明図である。
【図7】第2実施例の制御方法において、結露防止の制
御条件のフローチャートを示す説明図である。
【図8】第2実施例の制御方法において、沸騰防止の制
御条件のフローチャートを示す説明図である。
【符号の説明】
1 給水管 2 バーナ 3 給湯熱交換器 4 給湯管 5 制御装置 6 水量センサ 7 ファン 8 ガス元電磁弁 9 回転数センサ 10 比例弁 11a,11b 切替弁 12 イグナイタ電極 13 フレームロッド電極 14 リモコン 15 給湯サーミスタ 16 入水温サーミスタ 17 水量制御弁 18 追焚き循環管路 19 ガス供給通路 20 循環ポンプ 21 浴槽 22 流水スイッチ 23 追焚き熱交換器 24 風呂サーミスタ 25 電磁注湯弁 26 水位センサ 27 分岐管 30 能力切替え式給湯器 31 複合給湯器 51 燃焼量指定手段 52 燃焼量固定手段 53 回転数指定手段 54 ファン制御手段 55 燃料制御手段(比例弁制御手段) 55a ゲインコントロール 56 結露防止手段・沸騰防止手段 57 水量可変量指定手段 58 水量制御手段 59 安全装置 60 切替スイッチ 61 遅延回路 62 全開検出 63 GEMS
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−288535(JP,A) 特開 平4−263738(JP,A) 特開 昭62−252848(JP,A) 特開 平7−19596(JP,A) 特開 平7−19597(JP,A) 特開 平5−288346(JP,A) 特開 平4−139353(JP,A) 実開 昭62−105455(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 1/08 101 F23N 5/14 370 F24H 1/10 302

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査・測定時に、強制燃焼モードにして
    燃焼量を固定する比例弁付き燃焼装置の制御方法におい
    て、 上記強制燃焼モードに切り替えた後、給湯サーミスタの
    検出温度が所定温度以上になったときに、水量制御手段
    を制御して、熱交換器に流入する水量を増加させるよう
    にしたことを特徴とする、比例弁付き燃焼装置の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 検査・測定時に、強制燃焼モードにして
    燃焼量を固定する比例弁付き燃焼装置の制御方法におい
    て、 上記強制燃焼モードに切り替えた後、給湯サーミスタの
    検出温度が所定温度以下になったときに、水量制御手段
    を制御して、熱交換器に流入する水量を減少させるよう
    にしたことを特徴とする、比例弁付き燃焼装置の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記給湯サーミスタの出力を分岐して、
    一方をリモコンとの偏差を求める回路へ入力すると共
    に、他方を検査用結露防止手段・沸騰防止手段へ入力し
    て、結露防止手段・沸騰防止手段から水量可変量指定手
    段に指示を出し、この水量可変量指定手段が水量制手段
    を制御するようにした請求項1または請求項2に記載の
    比例弁付き燃焼装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記給湯サーミスタの出力を予め制御条
    件を設定した安全装置に入力し、この安全装置が水量可
    変量指定手段に指示を出し、この水量可変量指定手段が
    水量制御手段を制御するようにした請求項1または請求
    項2に記載の比例弁付き燃焼装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記水量制御手段には、外部入力端子に
    接続した外部制御装置の制御信号が入力され、熱交換器
    に流入する水量が適正量に制御される請求項1または請
    求項2に記載の比例弁付き燃焼装置の制御方法。
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