JP3691414B2 - 温水システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーナと、第1温水路と、バーナの燃焼排気との熱交換により第1温水路の水を昇温させて温水とする第1熱交換器と、第2温水路と、第1温水路の温水との熱交換により第2温水路の水を昇温させて温水とする第2熱交換器と、バーナの燃焼量を制御して第1温水路の水温を制御することで第2温水路の水温を制御する制御手段とを備えた温水システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
前記温水システムによれば、バーナにより第1熱交換器を介して加熱されて生じた温水が第1温水路を流れ、第2熱交換器を介して第2温水路の水を加熱して温水とする。また、通常は第2温水路から目標温度の温水を得るため、第2温水路の水温に基づいてバーナの燃焼量が制御されている。そして、第2温水路で生じた温水が外部へ供給される。
【0003】
しかし、第2温水路に供給される水の温度と目標温度との差が小さく、且つ、第2温水路の流水量が少ないと、第1温水路の水を第1熱交換器において大きく加熱する必要がなくなる。このため、バーナの燃焼量が小さく制御される。従って、第1温水路の水温が低い場合、第1熱交換器のフィン部分の温度が高温とならず、バーナの燃焼排気に含まれる水蒸気が燃焼排気の成分とともに第1熱交換器のフィン部分に結露する。そして、結露した水(ドレン)の付着と蒸発とが繰り返されるうちに第1熱交換器のフィン部分が腐食され、その熱交換率が低下するおそれがある。また、第1熱交換器のフィン部分が閉塞され、バーナの燃焼排気の流れを妨げてバーナの良好な燃焼状態が維持されないおそれがある。
【0004】
一方、第2温水路に供給される水の温度と目標温度との差が大きく、且つ、第2温水路の流水量が多いと、第1温水路の水を第1熱交換器において大きく加熱する必要がある。このため、第1温水路の水温が過剰に高くなり、しまいには沸騰して第2温水路の水温が制御不能になるおそれがある。
【0005】
そこで、通常は上述のように第2温水路の水温に基づいて制御されるバーナの燃焼量を、第1温水路の水温が低くてドレンが発生するおそれがある場合は第1温水路の水温に基づいて制御し、これにより第1温水路の水温の低下を防止する措置が採られている。また、第1温水路の水温が高くなって沸騰するおそれがある場合にもバーナの燃焼量を第1温水路の水温で制御し、これにより第1温水路の水温の上昇を抑制する措置も採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、バーナの燃焼量の制御が、第2温水路の水温に基づく制御から第1温水路の水温に基づく制御に切り替えられると、バーナの燃焼量が急激に変動するため、第2温水路の水温の制御が不安定となるおそれがある。また、第1温水路の水温が変化したことが検知された上でかかる制御が行われるため、時間遅れ等により第1温水路の水温が第1熱交換器にドレンが発生する程度まで低下したり、沸騰する程度まで上昇するので、第2温水路の水温を安定させるまでに多少の時間がかかる。
【0007】
そこで、本発明は、第1熱交換器におけるドレンの発生や、第1温水路の水の沸騰を防止しながら第2温水路の水温を安定して制御可能な温水システムを提供することを解決課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の温水システムは、制御手段は、第1温水路の温水から第2温水路の水への移動熱量に基づいて決定される第1温水路の水温に対応する第2温水路の水温又は流水量であって、バーナの燃焼排気に含まれる水蒸気の第1熱交換器における結露が防止されるときの第1温水路の水温に対応する第2温水路の水温又は流水量を下限水温又は下限流水量として記憶し、第1温水路の水の沸騰が防止されるときの第1温水路の水温に対応する第2温水路の水温又は流水量を上限水温又は上限流水量として記憶する記憶手段を備え、第2温水路の水温又は流水量を記憶手段に記憶されている下限水温又は下限流水量以上に制御するとともに、記憶手段に記憶されている上限水温又は上限流水量以下に制御することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、記憶手段に記憶されている第2温水路の水温又は流水量(以下「水温等」という。)の下限水温等、上限水温等は第1温水路の温水から第2温水路の水への移動熱量に基づいて決定されるものである。
【0010】
従って、第2温水路の水温等が下限水温等以上に制御されることで、第1温水路の水温を第1熱交換器でのドレン発生が防止される程度に高温に維持し、第1熱交換器におけるドレン発生を確実に防止することができる。また、第2温水路の水温等が上限水温等以下に制御されることで、第1温水路の水温を沸騰が防止される程度に低温に抑制し、第1温水路の水の沸騰を確実に防止することができる。なお、第2温水路の水温とは、第2熱交換器の下流における第2温水路の水温を意味する。
【0011】
上記システムにおいて、記憶手段は下限水温及び上限流水量を記憶し、制御手段は第2温水路の水温を下限水温以上に制御するとともに、第2温水路の流水量を上限流水量以下に制御することが好ましい。
【0012】
第2温水路の水温が比較的低いとき、使用者が第2温水路の温水を大量に使用している蓋然性、即ち、第2温水路の流水量のさらなる増大による第1熱交換器のドレン発生防止を図れない蓋然性が高い。従って、第2温水路の水温が下限水温に制御されることで、かかる第2温水路の流水量がその最大限近くにされている場合であっても第1熱交換器におけるドレン発生を確実に防止することができる。
【0013】
一方、第2温水路の水温が比較的高いとき、使用者はかかる高温の温水を所望している蓋然性、即ち、第2温水路の水温の降下により不満を覚える蓋然性が高い。従って、第2温水路の流水量が上限流水量に制御されることで、かかる第2温水路の水温が高温にされている場合であっても第1温水路の水の沸騰を確実に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の温水システムの実施形態について図を用いて説明する。図1は本実施形態の温水システムの構成説明図である。
【0015】
図1に示す本実施形態の温水システムは、バーナ1と、第1温水路10と、バーナ1の燃焼排気との熱交換により第1温水路10の水を昇温させて温水とする第1熱交換器11と、第2温水路20と、第1温水路10の温水との熱交換により第2温水路20の水を昇温させて温水とする第2熱交換器21と、バーナ1の燃焼量を制御して第1温水路10の水温を制御することで第2温水路20の水温を制御するコントローラ(制御手段)30とを備えている。
【0016】
バーナ1はガス供給路2よりガスが供給され、このガスがイグナイタ3により点火プラグ4を介して点火され、燃焼ファン5から燃焼用空気が供給されることで燃焼する。バーナ1の燃焼状態はフレームロッド6を介して検知される。ガス供給路2には上流から順に元ガス電磁弁7と、ガス比例弁8と、ガス電磁弁9とが設けられている。
【0017】
第1温水路10には第1熱交換器11の下流に水温センサ12が設けられ、第1熱交換器11の上流且つ第2熱交換器21の下流にポンプ13が設けられている。また、第1温水路10は第1熱交換器11の下流且つ第2熱交換器21の上流から分岐し、暖房装置(図示略)を経て第2熱交換器21の下流に合流する暖房温水路14に接続されている。第1温水路10と暖房温水路14との分岐位置には、第1熱交換器11で生じた温水を第2熱交換器21又は暖房温水路14に切り替えて供給する三方弁15が設けられている。さらに、第1温水路10は第2熱交換器21の下流においてシスターン16に接続されている。
【0018】
第2温水路20には第2熱交換器21の上流、下流にそれぞれ給水温度センサ22、給湯温度センサ23が設けられている。また、第2熱交換器21の上流に流水量センサ24及び水量サーボ25が設けられている。さらに、第2温水路20は第2熱交換器21の上流において手動水補給弁26、水補給電磁弁27を有する水補給路28を介してシスターン16に接続されている。
【0019】
コントローラ30は操作パネル31やリモコン32による操作設定に基づいてバーナ1の燃焼量等を制御する。また、コントローラ30は第1温水路10の温水から第2温水路20の水への熱移動量に基づいて決定される第2温水路20の下限温度及び上限流水量を記憶する記憶手段33を備えている。
【0020】
上記構成の温水システムの機能について説明する。
【0021】
給湯運転時にはまず、コントローラ30の制御の下、燃焼ファン5が作動を開始し、イグナイタ3により点火プラグ4を介して点火される。また、元ガス電磁弁7及びガス電磁弁9が開弁し、ガス供給路2からバーナ1にガスが供給されることでバーナ1が燃焼を開始する。コントローラ30は操作パネル31等における設定給湯温度に基づいてガス比例弁8の開度や燃焼ファン5の回転数を制御することでバーナ1の燃焼量を制御する。
【0022】
また、三方弁15が第1温水路10を第2熱交換器21に接続し、ポンプ13が作動を開始する。これにより第1熱交換器11においてバーナ1の燃焼排気との熱交換により加熱されて生じた第1温水路10の温水が、第2熱交換器21において第2温水路20を流れる水と熱交換する。そして、第2熱交換器21における熱交換により生じた温水が第2温水路20から供給される。
【0023】
一方、暖房運転時にはまず、給湯運転時と同様にコントローラ30の制御の下、バーナ1が燃焼する。また、三方弁15が第1温水路10を暖房温水路14に接続する。これにより第1熱交換器11で生じた第1温水路10の温水が暖房温水路14を通じて暖房装置(図示略)に供給され、この暖房装置により暖房が行われる。
【0024】
ここで、記憶手段33により記憶されている第2温水路20の下限温度Tmin 及び上限流水量Wmax がどのように決定されるかについて説明する。以下、第1温水路10の第1熱交換器11の上流、下流における水温をΘin、Θout 、流水量をW’と表す。また、第2温水路20の第2熱交換器21の上流における水温(以下「給水温度」という。)をTin、下流における水温(以下「給湯温度」という。)をTout 、流水量をW’と表す。
【0025】
まず、第2熱交換器21の熱交換特性を表す係数をH([kcal/s・℃])とおく。この係数Hは後述のように実験的に決定される。また、第1温水路10の温水から第2温水路20の水への移動熱量は、この係数Hと、第1温水路10の平均水温(Θout +Θin)/2及び第2温水路20の平均水温(Tout +Tin)/2の差との積で表されると仮定する。さらに、第2温水路20の水が第2熱交換器21で吸収する熱量は第2熱交換器21における当該移動熱量に等しいと仮定する。すると、次の関係式(1)が得られる。
【0026】
W(Tout −Tin)
=(H/2){(Θout +Θin)−(Tout +Tin)}‥(1)
【0027】
また、第2熱交換器21において、第1温水路10の温水の損失熱量が、第2温水路20の水の取得熱量に等しいと仮定する。第1温水路10の温水の損失熱量は、水の熱容量(=1[kcal/l・℃])、第1温水路10の流水量W’、及び第1熱交換器11の上流、下流における水温差Θout −Θinの積で近似的に表される。また、第2温水路20の水の取得熱量は、水の熱容量、第2温水路20の流水量W、及び給湯温度と給水温度との差Tout −Tinの積で近似的に表される。従って、次の関係式(2)が得られる。
【0028】
W(Tout −Tin)=W’(Θout −Θin)‥(2)
【0029】
関係式(1)及び(2)を用いてΘinを消去すると次の関係式(3)が得られる。
【0030】
【0031】
関係式(3)に基づいて係数Hが実験的に決定される。即ち、第1温水路10の第1熱交換器11の下流における水温Θout が水温センサ12により測定される。また、第2温水路20の給水温度Tin、給湯温度Tout 、流水量Wがそれぞれ給水温度センサ22、給湯温度センサ23、流水量センサ24により測定される。さらに、第1温水路10の流水量W’がポンプ13の能力に基づいて求められる。そして、これらの測定値等を関係式(3)に代入することで係数Hが決定される。
【0032】
ここで関係式(3)を変形すると、次の関係式(4)、(5)が得られる。
【0033】
【0034】
【0035】
第1熱交換器11の下流における第1温水路10の水温Θout が低下しΘmin (〜42℃)未満になると第1熱交換器11においてドレンが発生する。従って、給湯温度Tout の下限温度Tmin が次式(6)により決定される。
【0036】
【0037】
一方、第1熱交換器11の下流における第1温水路10の水温Θout が上昇してΘmax (〜85℃)を超えると第1温水路10の水が沸騰する可能性が高い。従って、第2温水路20の流水量Wの上限流水量Wmax が次式(7)より決定される。
【0038】
【0039】
そして、上記構成の温水システムでは、給湯温度センサ23により測定される給湯温度Tout が式(6)の下限温度Tmin を下回らないように、コントローラ30によってガス比例弁8の開度や燃焼ファン5の回転数を通じてバーナ1の燃焼量が制御される。また、流水量センサ24により測定される第2温水路20の流水量Wが上限流水量Wmax を超えないように、コントローラ30によって水量サーボ25を通じて当該流水量が制御される。
【0040】
本実施形態の温水システムによれば、記憶手段33に記憶されている第2温水路の下限水温Tmin 及び上限流水量Wmax は第1温水路10の温水から第2温水路20の水への移動熱量を表す関係式(1)及び(2)に基づいて決定されるものである。
【0041】
従って、第2温水路20の給湯温度Tout が下限水温Tmin 以上に制御されることで、第1温水路10の水温Θout を高温に維持し、第1熱交換器11におけるドレン発生を確実に防止することができる。また、第2温水路20の流水量Wが上限流水量Wmax 以下に制御されることで、第1温水路の水温Θout を低温に抑制し、第1温水路10の水の沸騰を確実に防止することができる。
【0042】
また、第2温水路20の水温が比較的低いとき、使用者が第2温水路20の温水を大量に使用している蓋然性、即ち、第2温水路20の流水量Wのさらなる増大による第1熱交換器11のドレン発生防止を図れない蓋然性が高い。従って、第2温水路20の給湯温度Tout が下限水温Tmin に制御されることで、かかる第2温水路20の流水量Wがその最大限近くにされている場合であっても第1熱交換器11におけるドレン発生を確実に防止することができる。
【0043】
一方、第2温水路20の給湯温度Tout が比較的高いとき、使用者はかかる高温の温水を所望している蓋然性、即ち、第2温水路20の水温の降下により不満を覚える蓋然性が高い。従って、第2温水路20の流水量Wが上限流水量Wmax 以下に制御されることで、給湯温度Tout が高温にされている場合であっても第1温水路11の水の沸騰を確実に防止することができる。
【0044】
さらに、第2熱交換器21の個々の特性を加味した上で、現実の温水システムに即して係数Hが事件的に決定される。従って、第2温水路20の給湯温度Tout 又は流水量Wの制御を通じてドレン発生及び沸騰を確実に防止することができる。
【0045】
なお、本実施形態では第1熱交換器11におけるドレン発生防止策として給湯温度Tout が制御され、第1温水路10の水の沸騰防止策として第2温水路20の流水量Wが制御されたが、他の実施形態として第1熱交換器11におけるドレン発生防止策として第2温水路20の流水量Wが制御され、第1温水路10の水の沸騰防止策として給湯温度Tout が制御されてもよい。
【0046】
本実施形態ではHが実験的に決定されたが、他の実施形態として第2熱交換器21の熱交換率ηが、W(Tout −Tin)=ηW’(Θout −Θin)という関係式から実験的に決定されてもよい。この場合、給湯温度Tout 、第2温水路20の流水量Wがそれぞれ次式(8)、(9)で表される。
【0047】
Tout =Tin+η(W’/W)(Θout −Θin)‥(8)
【0048】
W=ηW’(Θout −Θin)/(Tout −Tin)‥(9)
【0049】
そして、第1熱交換器11におけるドレン発生防止策、第1温水路10の水の沸騰防止策として、上式(8)、(9)で表される温水温度Tout 又は第2温水路の流水量Wが制御されてもよい。
【0050】
本実施形態では第1熱交換器11の下流における第1温水路10の水温Θout に基づいて係数Hが事件的に決定されたが、他の実施形態として第1熱交換器11の上流における第1温水路10の水温Θin、又は上流・下流における水温Θout 、Θinに基づいて係数Hが実験的に決定されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の温水システムの構成説明図
【符号の説明】
1‥バーナ、10‥第1温水路、11‥第1熱交換器、20‥第2温水路、21‥第2熱交換器、30‥コントローラ、33‥記憶手段
Claims (2)
- バーナと、第1温水路と、バーナの燃焼排気との熱交換により第1温水路の水を昇温させて温水とする第1熱交換器と、第2温水路と、第1温水路の温水との熱交換により第2温水路の水を昇温させて温水とする第2熱交換器と、バーナの燃焼量を制御して第1温水路の水温を制御することで第2温水路の水温を制御する制御手段とを備えた温水システムにおいて、
制御手段は第1温水路の温水から第2温水路の水への移動熱量に基づいて決定される第1温水路の水温に対応する第2温水路の水温又は流水量であって、バーナの燃焼排気に含まれる水蒸気の第1熱交換器における結露が防止されるときの第1温水路の水温に対応する第2温水路の水温又は流水量を下限水温又は下限流水量として記憶し、第1温水路の水の沸騰が防止されるときの第1温水路の水温に対応する第2温水路の水温又は流水量を上限水温又は上限流水量として記憶する記憶手段を備え、
第2温水路の水温又は流水量を記憶手段に記憶されている下限水温又は下限流水量以上に制御するとともに、記憶手段に記憶されている上限水温又は上限流水量以下に制御することを特徴とする温水システム。 - 記憶手段は下限水温及び上限流水量を記憶し、制御手段は第2温水路の水温を下限水温以上に制御するとともに、第2温水路の流水量を上限流水量以下に制御することを特徴とする請求項1記載の温水システム。
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