JPH09151540A - ユニット式建物における建物ユニット同士の接合構造 - Google Patents
ユニット式建物における建物ユニット同士の接合構造Info
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- JPH09151540A JPH09151540A JP7314208A JP31420895A JPH09151540A JP H09151540 A JPH09151540 A JP H09151540A JP 7314208 A JP7314208 A JP 7314208A JP 31420895 A JP31420895 A JP 31420895A JP H09151540 A JPH09151540 A JP H09151540A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユニット式建物の形状を変化に富んだものと
でき、かつ、ユニット式建物において中央の建物ユニッ
トの一側面が両側の建物ユニットの一側面より退いて配
置される場合でも、各建物ユニットの剛性をバランスよ
く維持できるユニット式建物における建物ユニット同士
の接合構造を提供する。 【解決手段】 中央部に配置された中央建物ユニット1
Aの両側に端部建物ユニット16を配置する。この際、
中央建物ユニット1Aの一側面18を、端部建物ユニッ
ト16の一側面18’よりも内側に退かせるとともに、
これらの端部建物ユニット16の一側面18’の上辺3
5の端部同士を小梁24で連結する。さらに、小梁24
の両端と、端部建物ユニット16における中央建物ユニ
ット1Aの一側面18近傍の対向する上辺の両端とを、
平面X字状のブレース25で連結する。
でき、かつ、ユニット式建物において中央の建物ユニッ
トの一側面が両側の建物ユニットの一側面より退いて配
置される場合でも、各建物ユニットの剛性をバランスよ
く維持できるユニット式建物における建物ユニット同士
の接合構造を提供する。 【解決手段】 中央部に配置された中央建物ユニット1
Aの両側に端部建物ユニット16を配置する。この際、
中央建物ユニット1Aの一側面18を、端部建物ユニッ
ト16の一側面18’よりも内側に退かせるとともに、
これらの端部建物ユニット16の一側面18’の上辺3
5の端部同士を小梁24で連結する。さらに、小梁24
の両端と、端部建物ユニット16における中央建物ユニ
ット1Aの一側面18近傍の対向する上辺の両端とを、
平面X字状のブレース25で連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット式建物を
構成する複数の建物ユニット同士の接合構造に関する。
構成する複数の建物ユニット同士の接合構造に関する。
【0002】
【背景技術】ユニット式建物は、予め工場で製作された
複数の建物ユニットを建設現場で組合わせることによっ
て建てられる。これらの建物ユニットは、直方体状に形
成されるものの他、例えば上面の一部に傾斜面を形成し
た台形状の台形ユニット等も形成されている。
複数の建物ユニットを建設現場で組合わせることによっ
て建てられる。これらの建物ユニットは、直方体状に形
成されるものの他、例えば上面の一部に傾斜面を形成し
た台形状の台形ユニット等も形成されている。
【0003】直方体状の建物ユニット1は、図8に示す
ように、四隅に立設される4本の柱2と、これらの柱2
の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の上梁
3、下梁4とを有する骨組み5を備えて形成されてい
る。また、台形ユニット11は、図9に示すように、四
隅に立設される各2本の長柱12Aおよび短柱12B
と、これらの柱12A,12Bの上端間同士を結合する
2本の長辺上梁13A、および長柱12Aの上端間同
士、短柱12Bの上端間同士を結合する短辺上梁13B
と、柱12A,12Bの下端間同士を結合する各4本の
下梁14とを有する骨組み15を備えて形成されてい
る。2本の長辺上梁13Aは、長柱12Aの上端から下
梁14と平行に短柱12B側に延出され、途中から短柱
12Bの上端に向けて折り曲げられている。この折り曲
げ部には、短辺上梁13Bと平行に中間梁13Cが架け
わたされている。従って、台形ユニット11の上面に
は、長柱12A側の短辺上梁13Bと中間梁13Cおよ
び2本の長辺上梁13Aとで囲まれた水平部11Aと、
短柱12B側の短辺上梁13Bと中間梁13Cおよび2
本の長辺上梁13Aの傾斜部で囲まれた傾斜面11Bと
が形成されていることになる。
ように、四隅に立設される4本の柱2と、これらの柱2
の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の上梁
3、下梁4とを有する骨組み5を備えて形成されてい
る。また、台形ユニット11は、図9に示すように、四
隅に立設される各2本の長柱12Aおよび短柱12B
と、これらの柱12A,12Bの上端間同士を結合する
2本の長辺上梁13A、および長柱12Aの上端間同
士、短柱12Bの上端間同士を結合する短辺上梁13B
と、柱12A,12Bの下端間同士を結合する各4本の
下梁14とを有する骨組み15を備えて形成されてい
る。2本の長辺上梁13Aは、長柱12Aの上端から下
梁14と平行に短柱12B側に延出され、途中から短柱
12Bの上端に向けて折り曲げられている。この折り曲
げ部には、短辺上梁13Bと平行に中間梁13Cが架け
わたされている。従って、台形ユニット11の上面に
は、長柱12A側の短辺上梁13Bと中間梁13Cおよ
び2本の長辺上梁13Aとで囲まれた水平部11Aと、
短柱12B側の短辺上梁13Bと中間梁13Cおよび2
本の長辺上梁13Aの傾斜部で囲まれた傾斜面11Bと
が形成されていることになる。
【0004】そして、このような建物ユニット1の骨組
み5、および台形ユニット11の骨組み15には、外壁
や内壁、天井面材や床面材等が取り付けられ、これによ
り、完成した建物ユニット1、台形ユニット11が生産
される。また、建物ユニット1、台形ユニット11は、
長辺方向の長さ寸法および短辺方向の幅寸法が異なるも
のが各種揃えられており、前述のように、これらの建物
ユニット1、台形ユニット11を組み合わせることによ
り、ユニット式建物が構成されるようになっている。
み5、および台形ユニット11の骨組み15には、外壁
や内壁、天井面材や床面材等が取り付けられ、これによ
り、完成した建物ユニット1、台形ユニット11が生産
される。また、建物ユニット1、台形ユニット11は、
長辺方向の長さ寸法および短辺方向の幅寸法が異なるも
のが各種揃えられており、前述のように、これらの建物
ユニット1、台形ユニット11を組み合わせることによ
り、ユニット式建物が構成されるようになっている。
【0005】建物ユニット1等同士を接合する際は、例
えば隣接する建物ユニット1等の隣合う柱2のそれぞれ
の上端面に接合ピンを立設するとともに、各柱2の上端
間にわたる接合プレートを接合ピンに挿通させて設ける
ことにより行われている。
えば隣接する建物ユニット1等の隣合う柱2のそれぞれ
の上端面に接合ピンを立設するとともに、各柱2の上端
間にわたる接合プレートを接合ピンに挿通させて設ける
ことにより行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、直方体状の
建物ユニット1と台形ユニット11とを組み合わせるこ
とでもユニット式建物の外観に変化を持たせることがで
きるが、より変化を持たせるために、ユニット式建物の
所定階を、中央の建物ユニットの一側面を両側の建物ユ
ニットの一側面より退かせて配置する場合が考えられ
る。
建物ユニット1と台形ユニット11とを組み合わせるこ
とでもユニット式建物の外観に変化を持たせることがで
きるが、より変化を持たせるために、ユニット式建物の
所定階を、中央の建物ユニットの一側面を両側の建物ユ
ニットの一側面より退かせて配置する場合が考えられ
る。
【0007】しかし、中央の建物ユニットの一側面を両
側の建物ユニットの一側面より退かせて配置する場合、
両側の建物ユニットの一側面は中央の建物ユニットの一
側面から外側に突出していることになる。このため、こ
の突出している一側面は、柱、梁等と隣合わせて接合さ
せることができないので、両側の建物ユニットの梁等と
隣合わせて接合されている中央の建物ユニットの一側面
と比べて剛性に差が生じ、中央の建物ユニットと両側の
建物ユニットとの間で剛性のバランスがとれないという
問題があった。
側の建物ユニットの一側面より退かせて配置する場合、
両側の建物ユニットの一側面は中央の建物ユニットの一
側面から外側に突出していることになる。このため、こ
の突出している一側面は、柱、梁等と隣合わせて接合さ
せることができないので、両側の建物ユニットの梁等と
隣合わせて接合されている中央の建物ユニットの一側面
と比べて剛性に差が生じ、中央の建物ユニットと両側の
建物ユニットとの間で剛性のバランスがとれないという
問題があった。
【0008】本発明の目的は、ユニット式建物の形状を
変化に富んだものとでき、かつ、ユニット式建物におい
て中央の建物ユニットの一側面が両側の建物ユニットの
一側面より退いて配置される場合でも、各建物ユニット
の剛性をバランスよく維持できるユニット式建物におけ
る建物ユニット同士の接合構造を提供することにある。
変化に富んだものとでき、かつ、ユニット式建物におい
て中央の建物ユニットの一側面が両側の建物ユニットの
一側面より退いて配置される場合でも、各建物ユニット
の剛性をバランスよく維持できるユニット式建物におけ
る建物ユニット同士の接合構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るユニット式
建物における建物ユニット同士の接合構造は、図面を参
照して説明すると、図1,2に示すように、ユニット式
建物を構成する複数の建物ユニット同士の接合構造であ
って、ユニット式建物10の所定階に少なくとも三つ以
上の建物ユニット1A等が配置され、これらの建物ユニ
ット1A等のうち中央部に設けられる中央建物ユニット
1Aは、この中央建物ユニット1Aの配置方向に沿った
一側面18が、その両側に配置された端部建物ユニット
16の配置方向に沿った一側面18’よりも内側に退い
た位置に配置され、これらの端部建物ユニット16は、
一側面18’の上辺35の端部同士が小梁24で連結さ
れるとともに、この小梁24の両端と、端部建物ユニッ
ト16における中央建物ユニット1Aの一側面18近傍
の対向する上辺の両端とが、平面X字状に架けわたされ
たブレース25で連結されていることを特徴とするもの
である。
建物における建物ユニット同士の接合構造は、図面を参
照して説明すると、図1,2に示すように、ユニット式
建物を構成する複数の建物ユニット同士の接合構造であ
って、ユニット式建物10の所定階に少なくとも三つ以
上の建物ユニット1A等が配置され、これらの建物ユニ
ット1A等のうち中央部に設けられる中央建物ユニット
1Aは、この中央建物ユニット1Aの配置方向に沿った
一側面18が、その両側に配置された端部建物ユニット
16の配置方向に沿った一側面18’よりも内側に退い
た位置に配置され、これらの端部建物ユニット16は、
一側面18’の上辺35の端部同士が小梁24で連結さ
れるとともに、この小梁24の両端と、端部建物ユニッ
ト16における中央建物ユニット1Aの一側面18近傍
の対向する上辺の両端とが、平面X字状に架けわたされ
たブレース25で連結されていることを特徴とするもの
である。
【0010】このようなユニット式建物における建物ユ
ニット同士の接合構造では、中央建物ユニット1Aの一
側面18が、端部建物ユニット16の一側面18’より
内側に退いた位置に配置されているので、ユニット式建
物10の外面が凹凸状となり、変化に富んだ形状が形成
される。また、中央建物ユニット1Aの一側面18が、
端部建物ユニット16の一側面18’より内側に退いた
位置に配置されることによって、端部建物ユニット16
の一側面18’が中央建物ユニット1Aの一側面18よ
り突出していても、端部建物ユニット16における一側
面18’の上辺35の端部同士が小梁24で連結され、
この小梁24の両端と、端部建物ユニット16における
中央建物ユニット1Aの一側面18近傍の互いに対向す
る上辺35の両端とが、ブレース25で連結されている
ので、各建物ユニット1A,16の剛性をバランスよく
確保できる。
ニット同士の接合構造では、中央建物ユニット1Aの一
側面18が、端部建物ユニット16の一側面18’より
内側に退いた位置に配置されているので、ユニット式建
物10の外面が凹凸状となり、変化に富んだ形状が形成
される。また、中央建物ユニット1Aの一側面18が、
端部建物ユニット16の一側面18’より内側に退いた
位置に配置されることによって、端部建物ユニット16
の一側面18’が中央建物ユニット1Aの一側面18よ
り突出していても、端部建物ユニット16における一側
面18’の上辺35の端部同士が小梁24で連結され、
この小梁24の両端と、端部建物ユニット16における
中央建物ユニット1Aの一側面18近傍の互いに対向す
る上辺35の両端とが、ブレース25で連結されている
ので、各建物ユニット1A,16の剛性をバランスよく
確保できる。
【0011】本発明のユニット式建物における建物ユニ
ット同士の接合構造において、図1に示すように、複数
の建物ユニット1A等は長辺方向の長さ寸法が異なるも
のが各種あり、中央建物ユニット1Aを配置方向と直交
する方向の長さ寸法を端部建物ユニット16の長さより
も短いものとし、これらの中央建物ユニット1Aと端部
建物ユニット16とを、互いに一側面18,18’とは
反対の端面を揃えて配置してもよい。
ット同士の接合構造において、図1に示すように、複数
の建物ユニット1A等は長辺方向の長さ寸法が異なるも
のが各種あり、中央建物ユニット1Aを配置方向と直交
する方向の長さ寸法を端部建物ユニット16の長さより
も短いものとし、これらの中央建物ユニット1Aと端部
建物ユニット16とを、互いに一側面18,18’とは
反対の端面を揃えて配置してもよい。
【0012】このような本発明では、変化に富んだ形状
が形成される他、長辺方向の長さ寸法が異なる建物ユニ
ット1A,16を、互いの一側面18,18’とは反対
の端面を揃えて配置すれば、中央建物ユニット1Aの一
側面18が、端部建物ユニット16の一側面18’より
退いているユニット式建物に容易に建てることができ
る。
が形成される他、長辺方向の長さ寸法が異なる建物ユニ
ット1A,16を、互いの一側面18,18’とは反対
の端面を揃えて配置すれば、中央建物ユニット1Aの一
側面18が、端部建物ユニット16の一側面18’より
退いているユニット式建物に容易に建てることができ
る。
【0013】本発明のユニット式建物における建物ユニ
ット同士の接合構造において、図1に示すように、中央
建物ユニット1Aを箱状の直方体ユニットとし、端部建
物ユニット16を、上面の少なくとも一部が傾斜面11
Bとなった台形ユニット11とするとともに、この台形
ユニット11の傾斜面11Bを、一側面18’に向かっ
て下り勾配としてもよい。
ット同士の接合構造において、図1に示すように、中央
建物ユニット1Aを箱状の直方体ユニットとし、端部建
物ユニット16を、上面の少なくとも一部が傾斜面11
Bとなった台形ユニット11とするとともに、この台形
ユニット11の傾斜面11Bを、一側面18’に向かっ
て下り勾配としてもよい。
【0014】このような本発明では、形状の異なる直方
体ユニット1Aと台形ユニット11とが接合され、か
つ、中央建物ユニット1Aの一側面18が台形ユニット
11の一側面18’より内側に退いて配置されているの
で、ユニット式建物10の外面が凹凸状となり、変化に
富んだ形状が形成される。また、台形ユニット11の一
側面18’が中央建物ユニット1Aの一側面18より突
出していても、台形ユニット11における一側面18’
の上辺35の端部同士が小梁24で連結され、さらに、
この小梁24の両端と、台形ユニット11における中央
建物ユニット1Aの一側面18近傍の互いに対向する上
辺35の両端とが、ブレース25で連結されているの
で、各建物ユニット1A,11の剛性をバランスよく確
保できる。
体ユニット1Aと台形ユニット11とが接合され、か
つ、中央建物ユニット1Aの一側面18が台形ユニット
11の一側面18’より内側に退いて配置されているの
で、ユニット式建物10の外面が凹凸状となり、変化に
富んだ形状が形成される。また、台形ユニット11の一
側面18’が中央建物ユニット1Aの一側面18より突
出していても、台形ユニット11における一側面18’
の上辺35の端部同士が小梁24で連結され、さらに、
この小梁24の両端と、台形ユニット11における中央
建物ユニット1Aの一側面18近傍の互いに対向する上
辺35の両端とが、ブレース25で連結されているの
で、各建物ユニット1A,11の剛性をバランスよく確
保できる。
【0015】本発明のユニット式建物における建物ユニ
ット同士の接合構造において、図3に示すように、所定
階をユニット式建物20の上階8とし、かつ、ブレース
25の下方の空間をインナーバルコニ29としてもよ
い。このような本発明では、変化に富んだ形状が形成さ
れる他、各建物ユニット1A,16の剛性をバランスよ
く確保しながら、上階部分にインナーバルコニ29を容
易に形成できる。
ット同士の接合構造において、図3に示すように、所定
階をユニット式建物20の上階8とし、かつ、ブレース
25の下方の空間をインナーバルコニ29としてもよ
い。このような本発明では、変化に富んだ形状が形成さ
れる他、各建物ユニット1A,16の剛性をバランスよ
く確保しながら、上階部分にインナーバルコニ29を容
易に形成できる。
【0016】本発明のユニット式建物における建物ユニ
ット同士の接合構造において、図4に示すように、所定
階をユニット式建物の一階とし、かつ、中央建物ユニッ
ト1Aの一側面18とこの一側面18と直交する端部建
物ユニット16の側面とで囲まれた空間Sを玄関ポーチ
29’としてもよい。このような本発明では、変化に富
んだ形状が形成される他、各建物ユニット1A,16の
剛性をバランスよく確保しながら、一階部分に玄関ポー
チ29’を容易に形成できる。
ット同士の接合構造において、図4に示すように、所定
階をユニット式建物の一階とし、かつ、中央建物ユニッ
ト1Aの一側面18とこの一側面18と直交する端部建
物ユニット16の側面とで囲まれた空間Sを玄関ポーチ
29’としてもよい。このような本発明では、変化に富
んだ形状が形成される他、各建物ユニット1A,16の
剛性をバランスよく確保しながら、一階部分に玄関ポー
チ29’を容易に形成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。第1実施形態のユニット式建物1
0は、図1に示すように、中央に前記建物ユニット1を
中央建物ユニット1Aとして配置し、この中央建物ユニ
ット1Aの両側に、前記台形ユニット11を端部建物ユ
ニット16として配置して建てられている。
に基づいて説明する。第1実施形態のユニット式建物1
0は、図1に示すように、中央に前記建物ユニット1を
中央建物ユニット1Aとして配置し、この中央建物ユニ
ット1Aの両側に、前記台形ユニット11を端部建物ユ
ニット16として配置して建てられている。
【0018】中央建物ユニット1Aの長辺方向の長さ寸
法と、端部建物ユニット16である台形ユニット11の
上面の水平部11Aの長さ寸法とはほぼ等しくなってい
る。従って、中央建物ユニット1Aと台形ユニット11
の長辺方向の長さ寸法は異なっており、中央建物ユニッ
ト1Aの一側面18は、台形ユニット11の一側面1
8’より退いた位置に配置されている。なお、各ユニッ
ト1A,11は、各一側面18,18’とは反対側の端
面を揃え、かつ、短辺方向が直線状となって並設されて
いる。
法と、端部建物ユニット16である台形ユニット11の
上面の水平部11Aの長さ寸法とはほぼ等しくなってい
る。従って、中央建物ユニット1Aと台形ユニット11
の長辺方向の長さ寸法は異なっており、中央建物ユニッ
ト1Aの一側面18は、台形ユニット11の一側面1
8’より退いた位置に配置されている。なお、各ユニッ
ト1A,11は、各一側面18,18’とは反対側の端
面を揃え、かつ、短辺方向が直線状となって並設されて
いる。
【0019】中央建物ユニット1Aの前記上梁3(図8
参照)間には、平面X字状の水平ブレース22が、各台
形ユニット11の水平部11Aの上梁13B(図9参
照)間には、平面X字状の水平ブレース23がそれぞれ
架けわたされており、さらに、各台形ユニット11の傾
斜面部11Bには、傾斜面部11Bに沿った平面X字状
のブレース23’が架けわたされている。
参照)間には、平面X字状の水平ブレース22が、各台
形ユニット11の水平部11Aの上梁13B(図9参
照)間には、平面X字状の水平ブレース23がそれぞれ
架けわたされており、さらに、各台形ユニット11の傾
斜面部11Bには、傾斜面部11Bに沿った平面X字状
のブレース23’が架けわたされている。
【0020】図2にも示すように、各台形ユニット11
における一側面18’の上辺35の端部同士は、小梁2
4で連結されている。この小梁24は、例えば前記上梁
3と同一部材で形成され、その両端が両台形ユニット1
1同士の対向する短柱12Bの側面に溶接等で固着され
ている。
における一側面18’の上辺35の端部同士は、小梁2
4で連結されている。この小梁24は、例えば前記上梁
3と同一部材で形成され、その両端が両台形ユニット1
1同士の対向する短柱12Bの側面に溶接等で固着され
ている。
【0021】また、小梁24の両端と、両台形ユニット
11において中央建物ユニット1Aの一側面18近傍の
対向する上辺の両端とは、図2にも示すように、平面X
字状に架けわたされたブレース25で連結されている。
すなわち、小梁24の両端には、小梁24の端部と台形
ユニット11の短柱12B、および上梁13Bにわたる
水平のブラケット26が固着されており、一方、中央建
物ユニット1Aの一側面18近傍における台形ユニット
11の対向する上辺の両端にも、水平のブラケット26
が固着されており、これらのブラケット26,26に前
記ブレース25が架けわたされている。
11において中央建物ユニット1Aの一側面18近傍の
対向する上辺の両端とは、図2にも示すように、平面X
字状に架けわたされたブレース25で連結されている。
すなわち、小梁24の両端には、小梁24の端部と台形
ユニット11の短柱12B、および上梁13Bにわたる
水平のブラケット26が固着されており、一方、中央建
物ユニット1Aの一側面18近傍における台形ユニット
11の対向する上辺の両端にも、水平のブラケット26
が固着されており、これらのブラケット26,26に前
記ブレース25が架けわたされている。
【0022】ブレース25は、2本のねじ棒27A,2
7Bをターンバックル28で連結した一対の棒状部材2
7を、平面X字状に架けわたして形成され、ターンバッ
クル28によって張力の調整が自在となっている。
7Bをターンバックル28で連結した一対の棒状部材2
7を、平面X字状に架けわたして形成され、ターンバッ
クル28によって張力の調整が自在となっている。
【0023】このようなブレース25の下方の空間S、
すなわち、中央建物ユニット1Aの一側面18と、この
一側面18と直交する台形ユニット11の側面とで囲ま
れた空間を、玄関ポーチ29としてもよい。この際、小
梁24とブレース25とにわたって、例えば軒天面材等
を設けてもよく、あるいは、ガラス等を張ってもよい。
なお、中央建物ユニット1Aとその両側の台形ユニット
11とは、図1に示すように、接合プレート21によっ
ても接合されている。
すなわち、中央建物ユニット1Aの一側面18と、この
一側面18と直交する台形ユニット11の側面とで囲ま
れた空間を、玄関ポーチ29としてもよい。この際、小
梁24とブレース25とにわたって、例えば軒天面材等
を設けてもよく、あるいは、ガラス等を張ってもよい。
なお、中央建物ユニット1Aとその両側の台形ユニット
11とは、図1に示すように、接合プレート21によっ
ても接合されている。
【0024】前述のような本実施の形態によれば次のよ
うな効果がある。 ユニット式建物10は、中央建物ユニット1Aの一側
面18が台形ユニット11の一側面18’より退いた位
置に配置されるとともに、台形ユニット11の一側面1
8’が突出しており、ユニット式建物10の外側面が凹
凸状となり、さらに、直方体状の中央建物ユニット1A
と台形ユニット11との組み合わせとなっているので、
ユニット式建物10を変化に富んだ形状とできる。
うな効果がある。 ユニット式建物10は、中央建物ユニット1Aの一側
面18が台形ユニット11の一側面18’より退いた位
置に配置されるとともに、台形ユニット11の一側面1
8’が突出しており、ユニット式建物10の外側面が凹
凸状となり、さらに、直方体状の中央建物ユニット1A
と台形ユニット11との組み合わせとなっているので、
ユニット式建物10を変化に富んだ形状とできる。
【0025】ユニット式建物10において、中央建物
ユニット1Aの一側面18が台形ユニット11の一側面
18’より退いた位置に配置され、台形ユニット11の
一側面18’が突出しているが、この台形ユニット11
の上辺の端部同士は小梁24で連結され、さらに、小梁
24の両端と、両台形ユニット11において中央建物ユ
ニット1Aの一側面18近傍の対向する上辺の両端と
が、平面X字状に架けわたされたブレース25で連結さ
れているので、両台形ユニット11の剛性をバランスよ
く確保することができる。
ユニット1Aの一側面18が台形ユニット11の一側面
18’より退いた位置に配置され、台形ユニット11の
一側面18’が突出しているが、この台形ユニット11
の上辺の端部同士は小梁24で連結され、さらに、小梁
24の両端と、両台形ユニット11において中央建物ユ
ニット1Aの一側面18近傍の対向する上辺の両端と
が、平面X字状に架けわたされたブレース25で連結さ
れているので、両台形ユニット11の剛性をバランスよ
く確保することができる。
【0026】図3には、本発明の第2実施形態のユニッ
ト式建物20が示されている。以下の各実施形態におい
て、第1実施形態と同一構造、同一部材には、同一符号
を付すとともに、詳細な説明は省略または簡略化する。
このユニット式建物20は、所定の階、すなわち上階を
前記第1実施形態のユニット式建物10と同様の構成と
したものである。
ト式建物20が示されている。以下の各実施形態におい
て、第1実施形態と同一構造、同一部材には、同一符号
を付すとともに、詳細な説明は省略または簡略化する。
このユニット式建物20は、所定の階、すなわち上階を
前記第1実施形態のユニット式建物10と同様の構成と
したものである。
【0027】ユニット式建物20の下階7は、前記直方
体状の建物ユニット1と同様の構造の建物ユニット1B
を複数個並設して構成され、それぞれの長さ寸法は同一
となっている。このユニット式建物20の上階8は、前
記第1実施形態のユニット式建物10と同様に、中央に
配置される前記中央建物ユニット1Aと、この中央建物
ユニット1Aの両側に配置される前記端部建物ユニット
16としての台形ユニット11とを含んで構成され、中
央建物ユニット1Aの一側面18は、台形ユニット11
の一側面18’よりも退いて配置されている。
体状の建物ユニット1と同様の構造の建物ユニット1B
を複数個並設して構成され、それぞれの長さ寸法は同一
となっている。このユニット式建物20の上階8は、前
記第1実施形態のユニット式建物10と同様に、中央に
配置される前記中央建物ユニット1Aと、この中央建物
ユニット1Aの両側に配置される前記端部建物ユニット
16としての台形ユニット11とを含んで構成され、中
央建物ユニット1Aの一側面18は、台形ユニット11
の一側面18’よりも退いて配置されている。
【0028】そして、台形ユニット11の一側面18’
の上辺35同士が、図2で示すように、前記小梁24で
連結され、さらに、小梁24の両端部と、建物ユニット
11において中央建物ユニット1Aの一側面18近傍の
対向する上辺35の両端とは、平面X字状に架けわたさ
れたブレース25で連結されている。
の上辺35同士が、図2で示すように、前記小梁24で
連結され、さらに、小梁24の両端部と、建物ユニット
11において中央建物ユニット1Aの一側面18近傍の
対向する上辺35の両端とは、平面X字状に架けわたさ
れたブレース25で連結されている。
【0029】このようなユニット式建物20において、
前記空間Sは中央の下階建物ユニット1Bの上方に形成
されていることになる。この中央の下階建物ユニット1
Bの上面には、図示しないが、例えばバルコニの床面と
立ち上がり壁等が形成されており、空間部分Sはユニッ
ト式建物20の上階8のインナーバルコニ39となって
いる。なお、上階8のうち中央建物ユニット1Aの一側
面18には、図示しないが、インナーバルコニ39に出
入りする窓等が設けられている。
前記空間Sは中央の下階建物ユニット1Bの上方に形成
されていることになる。この中央の下階建物ユニット1
Bの上面には、図示しないが、例えばバルコニの床面と
立ち上がり壁等が形成されており、空間部分Sはユニッ
ト式建物20の上階8のインナーバルコニ39となって
いる。なお、上階8のうち中央建物ユニット1Aの一側
面18には、図示しないが、インナーバルコニ39に出
入りする窓等が設けられている。
【0030】前述のような第2実施形態によれば、前記
第1実施形態の、と同様の効果の他、ユニット式建
物20にインナーバルコニ39を容易に設けることがで
きるという効果がある。
第1実施形態の、と同様の効果の他、ユニット式建
物20にインナーバルコニ39を容易に設けることがで
きるという効果がある。
【0031】図4には、本発明の第3実施形態のユニッ
ト式建物30が示されている。このユニット式建物20
は、所定の階、すなわち1階を前記第1実施形態のユニ
ット式建物10とほぼ同様の構成としたものである。
ト式建物30が示されている。このユニット式建物20
は、所定の階、すなわち1階を前記第1実施形態のユニ
ット式建物10とほぼ同様の構成としたものである。
【0032】ユニット式建物30の下階7は、前記中央
建物ユニット1Aと、この中央建物ユニット1Aの両側
に配置される端部建物ユニット16としての建物ユニッ
ト1Cとを複数個並設して構成され、中央建物ユニット
1Aの一側面18は、建物ユニット1Cの一側面18’
よりも退いて配置されている。また、建物ユニット1C
は、前記台形ユニット11の長辺方向と同一の長さ寸法
を有している。このユニット式建物30の上階8は、上
記建物ユニット1Cと同一の大きさの3個の建物ユニッ
ト1C’を並設して構成されている。
建物ユニット1Aと、この中央建物ユニット1Aの両側
に配置される端部建物ユニット16としての建物ユニッ
ト1Cとを複数個並設して構成され、中央建物ユニット
1Aの一側面18は、建物ユニット1Cの一側面18’
よりも退いて配置されている。また、建物ユニット1C
は、前記台形ユニット11の長辺方向と同一の長さ寸法
を有している。このユニット式建物30の上階8は、上
記建物ユニット1Cと同一の大きさの3個の建物ユニッ
ト1C’を並設して構成されている。
【0033】そして、建物ユニット1Cの一側面18’
の上辺35同士が、図2で示すように、前記小梁24で
連結され、さらに、小梁24の両端部と、建物ユニット
1Cにおいて中央建物ユニット1Aの一側面18近傍の
対向する上辺の両端とは、平面X字状に架けわたされた
ブレース25で連結されている。
の上辺35同士が、図2で示すように、前記小梁24で
連結され、さらに、小梁24の両端部と、建物ユニット
1Cにおいて中央建物ユニット1Aの一側面18近傍の
対向する上辺の両端とは、平面X字状に架けわたされた
ブレース25で連結されている。
【0034】このようなユニット式建物30において、
前記空間Sは中央の上階建物ユニット1C’の下方に形
成されていることになる。この中央の上階建物ユニット
1C’の下面には、図示しないが、例えば玄関ポーチ用
の天井等が設けられており、空間部分Sはユニット式建
物30の玄関ポーチ29’となっている。なお、下階7
のうち中央建物ユニット1Aの一側面18には、図示し
ないが、玄関ドア等が設けられている。
前記空間Sは中央の上階建物ユニット1C’の下方に形
成されていることになる。この中央の上階建物ユニット
1C’の下面には、図示しないが、例えば玄関ポーチ用
の天井等が設けられており、空間部分Sはユニット式建
物30の玄関ポーチ29’となっている。なお、下階7
のうち中央建物ユニット1Aの一側面18には、図示し
ないが、玄関ドア等が設けられている。
【0035】前述のような第3実施形態によれば、前記
第1実施形態の、と同様の効果の他、ユニット式建
物30に玄関ポーチ29’を容易に設けることができる
という効果がある。
第1実施形態の、と同様の効果の他、ユニット式建
物30に玄関ポーチ29’を容易に設けることができる
という効果がある。
【0036】図5には、本発明の第4実施形態のユニッ
ト式建物40が示されている。この実施形態のユニット
式建物40は、所定の階、すなわち1階を前記第1実施
形態のユニット式建物10と同様の構成としたものであ
る。ユニット式建物40の下階7は、前記中央建物ユニ
ット1Aと、この中央建物ユニット1Aの両側に配置さ
れる端部建物ユニット16としての前記台形ユニット1
1とを複数個並設して構成され、中央建物ユニット1A
の一側面18は、台形ユニット11の一側面18’より
も退いて配置されている。このユニット式建物30の上
階8は、上記中央建物ユニット1Aと同一の大きさの3
個の建物ユニット1A’を並設して構成されている。
ト式建物40が示されている。この実施形態のユニット
式建物40は、所定の階、すなわち1階を前記第1実施
形態のユニット式建物10と同様の構成としたものであ
る。ユニット式建物40の下階7は、前記中央建物ユニ
ット1Aと、この中央建物ユニット1Aの両側に配置さ
れる端部建物ユニット16としての前記台形ユニット1
1とを複数個並設して構成され、中央建物ユニット1A
の一側面18は、台形ユニット11の一側面18’より
も退いて配置されている。このユニット式建物30の上
階8は、上記中央建物ユニット1Aと同一の大きさの3
個の建物ユニット1A’を並設して構成されている。
【0037】そして、端部建物ユニット11の一側面1
8’の上辺35同士が、図2で示すように前記小梁24
で連結され、さらに、小梁24の両端部と、端部建物ユ
ニット11において、中央建物ユニット1Aの一側面1
8近傍の対向する上辺の両端とは、平面X字状に架けわ
たされた前記ブレース25で連結されている。
8’の上辺35同士が、図2で示すように前記小梁24
で連結され、さらに、小梁24の両端部と、端部建物ユ
ニット11において、中央建物ユニット1Aの一側面1
8近傍の対向する上辺の両端とは、平面X字状に架けわ
たされた前記ブレース25で連結されている。
【0038】このようなユニット式建物40において、
前記空間Sは玄関ポーチ29’とされ、この際、小梁2
4とブレース25とにわたって、例えば軒天面材等を設
けてもよく、あるいは、ガラス等を張ってもよい。な
お、下階7のうち中央建物ユニット1Aの一側面18に
は、図示しないが、玄関ドア等が設けられている。
前記空間Sは玄関ポーチ29’とされ、この際、小梁2
4とブレース25とにわたって、例えば軒天面材等を設
けてもよく、あるいは、ガラス等を張ってもよい。な
お、下階7のうち中央建物ユニット1Aの一側面18に
は、図示しないが、玄関ドア等が設けられている。
【0039】前述のような第4実施形態によれば、前記
第1実施形態の、と同様の効果の他、ユニット式建
物40に玄関ポーチ29’を容易に設けることができる
という効果がある。
第1実施形態の、と同様の効果の他、ユニット式建
物40に玄関ポーチ29’を容易に設けることができる
という効果がある。
【0040】図6には、本発明の第5実施形態のユニッ
ト式建物50が示されている。この実施形態のユニット
式建物50は、中央建物ユニット1Aを2個配置し、各
中央建物ユニット1Aの両側に端部建物ユニット16を
それぞれ配置したものである。そして、端部建物ユニッ
ト16の上辺35同士が、図2で示すように、小梁24
で連結されており、かつ、小梁24の両端と端部建物ユ
ニット11の対向する上辺との間は、平面X字状のブレ
ース25で連結されている。なお、端部建物ユニット1
6としては、直方体状の建物ユニットでもよく、あるい
は台形ユニットでもよい。
ト式建物50が示されている。この実施形態のユニット
式建物50は、中央建物ユニット1Aを2個配置し、各
中央建物ユニット1Aの両側に端部建物ユニット16を
それぞれ配置したものである。そして、端部建物ユニッ
ト16の上辺35同士が、図2で示すように、小梁24
で連結されており、かつ、小梁24の両端と端部建物ユ
ニット11の対向する上辺との間は、平面X字状のブレ
ース25で連結されている。なお、端部建物ユニット1
6としては、直方体状の建物ユニットでもよく、あるい
は台形ユニットでもよい。
【0041】前述のような本実施形態によれば、前記第
1実施形態の、と同様の効果の他、3個の端部建物
ユニット11の一側面18と、2個の中央建物ユニット
1Aとの一側面18’とが交互に突出したり退いたりし
ているので、より変化に富んだユニット式建物とするこ
とができるという効果がある。
1実施形態の、と同様の効果の他、3個の端部建物
ユニット11の一側面18と、2個の中央建物ユニット
1Aとの一側面18’とが交互に突出したり退いたりし
ているので、より変化に富んだユニット式建物とするこ
とができるという効果がある。
【0042】図7には、本発明の第6実施形態のユニッ
ト式建物60が示されている。この実施形態のユニット
式建物60は、3個の建物ユニット1S,1G,1Sの
それぞれの長辺方向が直線状に並設されたものである。
すなわち、これらの建物ユニット1S,1G,1Sは、
それぞれの長辺方向の長さ寸法は同一であるが、幅方向
の寸法が異なっており、幅方向の寸法が小さな建物ユニ
ット1Gが中央建物ユニット1Aとして配置されてい
る。そして、この中央建物ユニット1Aの両側に端部建
物ユニット16として幅方向の寸法が大きな建物ユニッ
ト1Sが配置されている。
ト式建物60が示されている。この実施形態のユニット
式建物60は、3個の建物ユニット1S,1G,1Sの
それぞれの長辺方向が直線状に並設されたものである。
すなわち、これらの建物ユニット1S,1G,1Sは、
それぞれの長辺方向の長さ寸法は同一であるが、幅方向
の寸法が異なっており、幅方向の寸法が小さな建物ユニ
ット1Gが中央建物ユニット1Aとして配置されてい
る。そして、この中央建物ユニット1Aの両側に端部建
物ユニット16として幅方向の寸法が大きな建物ユニッ
ト1Sが配置されている。
【0043】従って、中央建物ユニット1Aの一側面1
8は、建物ユニット1Sの一側面18’より退いた位置
にある。また、建物ユニット1Sの上辺同士が、図2で
示すように前記小梁24で連結されており、かつ、小梁
24の両端と端部建物ユニット1Bの対向する上辺との
間は、前記ブレース25で連結されている。
8は、建物ユニット1Sの一側面18’より退いた位置
にある。また、建物ユニット1Sの上辺同士が、図2で
示すように前記小梁24で連結されており、かつ、小梁
24の両端と端部建物ユニット1Bの対向する上辺との
間は、前記ブレース25で連結されている。
【0044】前述のような本実施形態によれば、前記第
1実施形態の、と同様の効果を得ることができる。
1実施形態の、と同様の効果を得ることができる。
【0045】なお、本発明は前述の各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であ
れば次に示すような変形形態を含むものである。例え
ば、前記各実施形態では、小梁24を建物ユニット1
A、台形ユニット11等の上梁と同様の溝型鋼で形成し
たが、これに限らず、アングル材等で小梁を形成しても
よい。本発明では、要するに、突出している一側面1
8’を有する各端部建物ユニット16の剛性を確保でき
る小梁であればよい。
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であ
れば次に示すような変形形態を含むものである。例え
ば、前記各実施形態では、小梁24を建物ユニット1
A、台形ユニット11等の上梁と同様の溝型鋼で形成し
たが、これに限らず、アングル材等で小梁を形成しても
よい。本発明では、要するに、突出している一側面1
8’を有する各端部建物ユニット16の剛性を確保でき
る小梁であればよい。
【0046】また、前記第2実施形態では、小梁24と
ブレース25との下方の空間Sをユニット式建物20の
上階8のインナーバルコニ39としたが、これに限ら
ず、例えば、この空間Sの下部、つまり、建物ユニット
1Bの上面に向けて外階段を設け、空間Sを上階8用の
玄関ポーチとしてもよい。
ブレース25との下方の空間Sをユニット式建物20の
上階8のインナーバルコニ39としたが、これに限ら
ず、例えば、この空間Sの下部、つまり、建物ユニット
1Bの上面に向けて外階段を設け、空間Sを上階8用の
玄関ポーチとしてもよい。
【0047】また、前記第1,2,4実施形態では、中
央建物ユニット1Aを直方体状の建物ユニットとすると
ともに、端部建物ユニット16を台形ユニット11とし
てこれらを組み合わせたが、組み合わせ例はこれに限ら
ず、例えば、直方体状の中央建物ユニット1Aの両側に
端部建物ユニット16として直方体状の建物ユニットを
配置してもよい。この場合、端部建物ユニット16とし
ての直方体状の建物ユニットの長辺方向の長さ寸法は、
中央建物ユニット1Aの長辺方向の長さ寸法より長いも
のとされていればよい。本発明では、要するに、中央に
配置される建物ユニットの一側面が、両側に配置される
建物ユニットの一側面より退くように、各建物ユニット
を配置されていればよい。
央建物ユニット1Aを直方体状の建物ユニットとすると
ともに、端部建物ユニット16を台形ユニット11とし
てこれらを組み合わせたが、組み合わせ例はこれに限ら
ず、例えば、直方体状の中央建物ユニット1Aの両側に
端部建物ユニット16として直方体状の建物ユニットを
配置してもよい。この場合、端部建物ユニット16とし
ての直方体状の建物ユニットの長辺方向の長さ寸法は、
中央建物ユニット1Aの長辺方向の長さ寸法より長いも
のとされていればよい。本発明では、要するに、中央に
配置される建物ユニットの一側面が、両側に配置される
建物ユニットの一側面より退くように、各建物ユニット
を配置されていればよい。
【0048】さらに、前記第3実施形態では、上階8の
3個の建物ユニット1C’をそれぞれ直方体状の建物ユ
ニットで構成したが、これに限らず、上階8の3個の建
物ユニット1C’を台形ユニットで構成してもよい。本
発明では、要するに、所定の階の中央に配置される建物
ユニットの一側面が、両側に配置される建物ユニットの
一側面より退くように、各建物ユニットを配置されてい
ればよい。このようにしても、第3実施形態と同様の効
果を得ることができる。
3個の建物ユニット1C’をそれぞれ直方体状の建物ユ
ニットで構成したが、これに限らず、上階8の3個の建
物ユニット1C’を台形ユニットで構成してもよい。本
発明では、要するに、所定の階の中央に配置される建物
ユニットの一側面が、両側に配置される建物ユニットの
一側面より退くように、各建物ユニットを配置されてい
ればよい。このようにしても、第3実施形態と同様の効
果を得ることができる。
【0049】また、前記第2〜4実施形態では、所定の
階のみ、すなわち1階または上階のみに、中央に配置さ
れる建物ユニットの一側面を、両側に配置される建物ユ
ニットの一側面より退かせて各建物ユニットを配置した
が、これに限らず、1階と上階との両階とも、中央に配
置される建物ユニットの一側面を、両側に配置される建
物ユニットの一側面より退かせて各建物ユニットを配置
したユニット式建物としてもよい。
階のみ、すなわち1階または上階のみに、中央に配置さ
れる建物ユニットの一側面を、両側に配置される建物ユ
ニットの一側面より退かせて各建物ユニットを配置した
が、これに限らず、1階と上階との両階とも、中央に配
置される建物ユニットの一側面を、両側に配置される建
物ユニットの一側面より退かせて各建物ユニットを配置
したユニット式建物としてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のユニッ
ト式建物における建物ユニット同士の接合構造によれ
ば、中央建物ユニットの一側面が、端部建物ユニットの
一側面より内側に退いた位置に配置されているので、ユ
ニット式建物の外面が凹凸状となり、変化に富んだ形状
が形成される。
ト式建物における建物ユニット同士の接合構造によれ
ば、中央建物ユニットの一側面が、端部建物ユニットの
一側面より内側に退いた位置に配置されているので、ユ
ニット式建物の外面が凹凸状となり、変化に富んだ形状
が形成される。
【0051】また、中央建物ユニットの一側面が端部建
物ユニットの一側面より内側に退いた位置に配置される
ことによって、端部建物ユニットの一側面が中央建物ユ
ニットの一側面より突出していても、端部建物ユニット
における一側面の上辺の端部同士が小梁で連結され、さ
らにこの小梁の両端と、端部建物ユニットにおける中央
建物ユニットの一側面近傍の各端部建物ユニットの対向
する上辺の両端とが、ブレースて連結されているので、
各建物ユニットの剛性をバランスよく維持できる。
物ユニットの一側面より内側に退いた位置に配置される
ことによって、端部建物ユニットの一側面が中央建物ユ
ニットの一側面より突出していても、端部建物ユニット
における一側面の上辺の端部同士が小梁で連結され、さ
らにこの小梁の両端と、端部建物ユニットにおける中央
建物ユニットの一側面近傍の各端部建物ユニットの対向
する上辺の両端とが、ブレースて連結されているので、
各建物ユニットの剛性をバランスよく維持できる。
【図1】本発明の第一実施形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。
示す全体斜視図である。
【図2】本実施形態の要部を示す平面図である。
【図3】本発明の第二実施形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。
示す全体斜視図である。
【図4】本発明の第三実施形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。
示す全体斜視図である。
【図5】本発明の第四実施形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。
示す全体斜視図である。
【図6】本発明の第五実施形態に係るユニット式建物を
示す全体平面図である。
示す全体平面図である。
【図7】本発明の第六実施形態に係るユニット式建物を
示す全体平面図である。
示す全体平面図である。
【図8】ユニット式建物を構成する建物ユニットの骨組
みを示す全体斜視図である。
みを示す全体斜視図である。
【図9】ユニット式建物を構成する台形ユニットの骨組
みを示す全体斜視図である。
みを示す全体斜視図である。
1 建物ユニット 1A 中央建物ユニット 10,20,30,40,50,60 ユニット式建物 11 台形ユニット 16 端部建物ユニット 18 中央建物ユニットの一側面 18’ 端部建物ユニットの一側面 24 小梁 25 ブレース 29 玄関ポーチ 39 インナーバルコニ S 空間
Claims (5)
- 【請求項1】 ユニット式建物を構成する複数の建物ユ
ニット同士の接合構造であって、前記ユニット式建物の
所定階に少なくとも三つ以上の建物ユニットが配置さ
れ、これらの建物ユニットのうち中央部に設けられる中
央建物ユニットは、この中央建物ユニットの前記配置方
向に沿った一側面が、その両側に配置された端部建物ユ
ニットの前記配置方向に沿った一側面よりも内側に退い
た位置に配置され、これらの端部建物ユニットは、前記
一側面の上辺の端部同士が小梁で連結されるとともに、
この小梁の両端と、前記端部建物ユニットにおける前記
中央建物ユニットの前記一側面近傍の前記各端部建物ユ
ニットの対向する上辺の両端とが、平面X字状に架けわ
たされたブレースで連結されていることを特徴とするユ
ニット式建物における建物ユニット同士の接合構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載のユニット式建物におけ
る建物ユニット同士の接合構造において、前記複数の建
物ユニットは長辺方向の長さ寸法が異なるものが各種あ
り、前記中央建物ユニットは前記配置方向と直交する方
向の長さ寸法が前記端部建物ユニットの長さよりも短い
ものとされ、これらの中央建物ユニットと端部建物ユニ
ットとは、互いに前記一側面とは反対の端面が揃えられ
て配置されていることを特徴とするユニット式建物にお
ける建物ユニット同士の接合構造。 - 【請求項3】 請求項2に記載のユニット式建物におけ
る建物ユニット同士の接合構造において、前記中央建物
ユニットは箱状の直方体ユニットとされ、前記端部建物
ユニットは、上面の少なくとも一部が傾斜面となった台
形ユニットとされるとともに、この台形ユニットの前記
傾斜面は、前記一側面に向かって下り勾配となっている
ことを特徴とするユニット式建物における建物ユニット
同士の接合構造。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のユニッ
ト式建物における建物ユニット同士の接合構造におい
て、前記所定階は前記ユニット式建物の上階とされ、か
つ、前記ブレースの下方の空間はインナーバルコニとさ
れていることを特徴とするユニット式建物における建物
ユニット同士の接合構造。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のユニッ
ト式建物における建物ユニット同士の接合構造におい
て、前記所定階はユニット式建物の一階とされ、かつ、
前記中央建物ユニットの前記一側面とこの一側面と直交
する前記端部建物ユニットの側面とで囲まれた空間は玄
関ポーチとされていることを特徴とするユニット式建物
における建物ユニット同士の接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314208A JPH09151540A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | ユニット式建物における建物ユニット同士の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314208A JPH09151540A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | ユニット式建物における建物ユニット同士の接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151540A true JPH09151540A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18050587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7314208A Pending JPH09151540A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | ユニット式建物における建物ユニット同士の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09151540A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04174146A (ja) * | 1990-11-06 | 1992-06-22 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット住宅の台形ユニット |
JPH06108542A (ja) * | 1992-09-29 | 1994-04-19 | Misawa Homes Co Ltd | バルコニ付きユニット建物 |
JPH06229025A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-16 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物 |
JPH07305420A (ja) * | 1994-05-16 | 1995-11-21 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物 |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP7314208A patent/JPH09151540A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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