JPH09150740A - 電動手押し車 - Google Patents

電動手押し車

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JPH09150740A
JPH09150740A JP30863295A JP30863295A JPH09150740A JP H09150740 A JPH09150740 A JP H09150740A JP 30863295 A JP30863295 A JP 30863295A JP 30863295 A JP30863295 A JP 30863295A JP H09150740 A JPH09150740 A JP H09150740A
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JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
displacement
support member
machine body
hand
Prior art date
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Pending
Application number
JP30863295A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Kimura
重則 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH09150740A publication Critical patent/JPH09150740A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易に組付できながらも手押し状態に対応し
て機体を電動モータでのアシストにより進行させること
のできる電動手押し車を提供する。 【解決手段】 手押し用ハンドル5を連設した機体本体
4に、電動モータ8で駆動される走行装置2を支持部材
9を介して設けるとともに、該走行装置2を支持する支
持部材9の機体本体4に対する機体進行方向での変位量
を検出する検出手段16を設け、該検出手段16の検出
結果に基づいて、支持部材9と機体本体4との間の機体
進行方向での変位を少なくする側に走行装置2を変速す
るように電動モータ8を駆動する制御手段13を備えて
ある電動手押し車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手押し用ハンドル
を連設した機体本体に、電動モータで駆動される走行装
置を支持部材を介して設けた電動手押し車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動手押し車としては、
例えば本出願人が先に出願した特願平7‐74847号
に提示するように、機体に設けた手押し用ハンドルを前
後に位置変更自在にその基端部を支持し、手押しする際
の手押し用ハンドルの機体に対する前後の変位量を検出
することで電動モータを駆動するようにしたものが提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電動手押し車は、手押し用ハンドルの変位量を検出
するセンサや、このセンサの検出結果に基づき電動モー
タを駆動制御する制御装置と、電動モータ等とを接続す
ることになるから、その接続用の電線の配線等の作業
が、電動モータ等を機体本体に取り付ける作業とは別に
必要であり、作業能率が低いものとなっていた。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、簡易に組付できながらも手押し状態に対応し
て機体を電動モータでのアシストにより進行させること
のできる電動手押し車の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかる電動手押し車は、
手押し用ハンドルを連設した機体本体に、電動モータで
駆動される走行装置を支持部材を介して設けるととも
に、該走行装置を支持する前記支持部材の前記機体本体
に対する機体進行方向での変位量を検出する検出手段を
設け、該検出手段の検出結果に基づいて、前記支持部材
と前記機体本体との間の機体進行方向での変位を少なく
する側に前記走行装置を変速するように前記電動モータ
を駆動する制御手段を備えてあることを特徴構成とす
る。
【0006】(作用) 本発明の上記請求項1の構成に
よれば、機体を前進させるために、手押し用ハンドルを
人手によって前方に押し作動させると、走行装置を支持
する支持部材に対して機体本体の方が前側に変位するこ
とになり、その変位を検出手段で検出し、その検出結果
に基づいて電動モータを前進側に駆動することで、機体
本体と支持部材との間の手押しによる変位が解消され、
所定速度で走行させることができる。逆に停止させたり
後進させる場合は、例えば手押し用ハンドルを後方へ引
き操作することで、走行装置の支持部材と機体本体との
間に変位が生じ、その変位を解消するよう、電動モータ
を減速又は逆転駆動することになる。勿論、前進走行時
に加速するよう手押し用ハンドルを前方に押すと、電動
モータが増速駆動され、車速が増速されることになる。
そして、電動モータの駆動によるアシストをするための
作動指令を、走行装置の支持部材と機体本体との間にお
ける変位検出の結果に基づいて発するようにしているか
ら、手押し用ハンドルと機体との間の変位を検出するも
ののように、検出信号が電動モータ等に対し伝達するよ
う電気配線を手押し用ハンドルや機体本体と電動モータ
との間に接続しなくて済むものとなっており、電動モー
タの設置される支持部材側に変位検出手段を設けること
ができて、その変位検出手段の検出信号を電動モータに
対して伝達できるように、この電動モータと変位検出手
段等との互いに近い箇所で配線が行える。そして、その
電動モータ、支持部材及び変位検出手段等を予めユニッ
トとして構成することも可能である。
【0007】(効果) 従って、本発明の上記請求項1
の構成によれば、電気配線を手押し用ハンドルと電動モ
ータとの間に接続しなくて済むものとなっているから、
その配線の接続作業等は簡単になるとともに、予め電動
モータ、支持部材及び変位検出手段等をユニットとして
構成し、それらの電気配線も予め施しておくこと等によ
り、走行装置及び電動モータを支持部材に支持されるよ
うユニットとして組み付けたものを機体本体に取り付け
るだけの組付作業で済むものとなって、その作業が簡易
なものとなり、作業能率を向上できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図3に、電動手押し車を
示している。この電動手押し車は、左右一対の前車輪
1,1と走行装置としての左右一対の後車輪2,2と
で、荷台3を装備した機体本体4を走行可能に支持し、
この機体本体4の後端部に人手操作できる手押し用ハン
ドル5を装着して構成している。
【0009】前車輪1,1は遊転輪として構成している
とともに、後車輪2,2は、両後車輪2,2と一体に連
結する車軸6にベベルギア機構等を利用した伝動機構7
を介して連動連結した電動モータ8等と共に、ユニット
として、板金等からなる支持部材9に予め取り付け支持
されている。そして、図3に示すように、その支持部材
9の上端部に設けた係止部10を、機体本体4の後部下
面部に前後に沿って設けた左右一対のレール11,11
に、左右及び上下を位置規制された状態で前後に摺動案
内自在に係合している。このレール11における前後の
所定位置及びその前後近傍箇所を予め中立位置Nとして
設定するとともに、その中立位置Nに支持部材9が維持
されるよう、機体本体4と支持部材9とにわたって前後
一対のスプリング12,12を架設して背反的な付勢力
を与えることでバランスを取る構成となっている。
【0010】さらに、支持部材9には、電動モータ8を
制御駆動する制御手段としての制御装置13を装備して
いる。そして、前記レール11の一方に、前後の傾斜面
を側面視上窄まり状に設けたカム面14を、その上窄ま
りの先端が中立位置Nに対応する箇所に位置する状態で
設けるとともに、このカム面14に接当するカムフォロ
ワ部を先端に備えたレバー15を、支持部材9に固定設
置した検出手段としてのポテンショメータ16の感知用
操作軸17に一体に設けている。尚、レバー15の先端
のカムフォロワ部は、レバー15に対して、カム面14
に接当する側に弾性付勢される状態でその接当方向に変
位自在に設けているとともに、感知用操作軸17の回動
軸芯は左右方向に沿った軸芯に設定している。そして、
電動モータ8等に対する電源としてのバッテリー18
は、機体本体4の下面部に配設しているとともに、バッ
テリー18と電動モータ8並びに制御装置13とを接続
する電気コードが機体本体4と支持部材9との相対変位
に影響が無い状態で設けている。
【0011】側面視上窄まりの傾斜カム面の窄まり箇所
にレバー15の先端が位置する状態が支持部材9の正規
の位置となっているのであって、制御装置13は、この
状態でのポテンショメータ16の検出電圧を、図5に示
すように、中立として判断するようにしている。この状
態で、前進させるために作業者が手押し用ハンドル5を
前方に押し操作すると、比較的短時間の間のことである
が、機体本体4が支持部材9より先行して前側に変位す
る。そして、その変位を、カム面14に接当しているレ
バー15の揺動角度の変化としてポテンショメータ16
が検出し、その検出信号が制御装置13に入力される。
制御装置13は、その検出信号に基づいて、予め設定さ
れた中立位置近傍の不感帯を越えて前進がわに変位した
ことの判断を行うことにより、予め設定された車速とな
るよう電動モータ8を駆動する駆動信号を出力する。電
動モータ8の駆動によるアシスト力で後車輪2,2が前
進することで支持部材9と機体本体4との相対前後位置
が前記中立位置N内に収束される。尚、手押しにより、
中立位置Nの不感帯を越えてからの時間が予めタイマー
で設定された時間を越えても機体本体4と支持部材9と
の相対前後位置が中立位置Nに復帰しない場合には、予
め設定された車速よりさらに高速に設定された車速で電
動モータ8が駆動されるように制御装置13で制御して
いる。そして、中立位置Nに復帰したときの車速を維持
するようにしている。また、一定速度で走行していると
きに、さらに作業者が手押し用ハンドル5を前方に押し
て加速すると、機体本体4が支持部材9より中立位置N
より前方に変位することになり、それによって、さらに
加速するように車速を増加する制御を制御装置13は行
う。逆に、減速するがわに手押し用ハンドル5を引く
と、支持部材9の方が機体本体4より中立位置Nより前
方に変位することになり、それによって、車速を段階的
に減速、つまり機体本体4と支持部材9との相対前後位
置が中立位置N内にある状態になるまでに、所定時間毎
に一定段階づつ減速していく。尚、後進についても同様
に行うことができる。又、手押し用ハンドル5に設けた
ブレーキ操作スイッチを操作すると、電動モータ8は発
電制動状態になるとともに、スイッチ操作解除されない
限り電動モータ8へ駆動信号が出力されない。
【0012】〔別の実施の形態〕 上記の実施の形態では、走行装置及び電動モータを
支持部材に組み付けてユニット化したものを機体本体に
レール等により前後位置変更自在に設けたものを示した
が、機体本体と支持部材とを剛性的に連結し、手押しに
よる走行装置側の支持部材と機体本体との前後方向での
相対微小変位を歪みセンサで検出ようにしても良い。 図1に示す上記実施の形態におけるカム面14を利
用して、支持部材9の機体本体4に対する前後変位を検
出する構造に変えて、図4に示すように、図示しない支
持部材側に設けた検出手段としてのポテンショメータ1
6の感知用操作軸17と一体のレバー15先端に係合ピ
ン19を設け、この係合ピン19を機体本体4としての
荷台3に設けた縦長の長孔20に係入するように構成し
ても良い。この構成においても、荷台3と図示しない支
持部材との間で前後方向での変位が生じると長孔20に
係合した係合ピン19は前後に変位し、それにより、ポ
テンショメータ16の感知用操作軸17が回動して、荷
台3と図示しない支持部材との前後方向での変位量が検
出できることになる。 機体本体と支持部材との前後方向での変位量の検出
としては、リミットスイッチ等を利用して、一定以上の
変位量の変位の有無を検出するようにしても良く、この
場合、一定以上の変位があったときに始めて電動モータ
をその変位に対応する向きに回転駆動する制御を行うよ
うにする。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動手押し車を示す概略側面図
【図2】電動手押し車を示す一部破断平面図
【図3】電動手押し車の走行装置等を示す縦断正面図
【図4】別の実施の形態の例のポテンショメータ等を示
す側面図
【図5】ポテンショメータの検出電圧値と前後進の指令
速度との関係を示すグラフ
【符号の説明】
2 走行装置 4 機体本体 5 手押し用ハンドル 8 電動モータ 9 支持部材 13 制御手段 16 検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手押し用ハンドル(5)を連設した機体
    本体(4)に、電動モータ(8)で駆動される走行装置
    (2)を支持部材(9)を介して設けるとともに、該走
    行装置(2)を支持する前記支持部材(9)の前記機体
    本体(4)に対する機体進行方向での変位量を検出する
    検出手段(16)を設け、該検出手段(16)の検出結
    果に基づいて、前記支持部材(9)と前記機体本体
    (4)との間の機体進行方向での変位を少なくする側に
    前記走行装置(2)を変速するように前記電動モータ
    (8)を駆動する制御手段(13)を備えてある電動手
    押し車。
JP30863295A 1995-11-28 1995-11-28 電動手押し車 Pending JPH09150740A (ja)

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Cited By (5)

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