JP2016009356A - 自律移動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自律移動装置に対して作業者の牽引を補助する機能を低コストで追加し、作業者の肉体的負担を軽減する。【解決手段】本体ベース10および本体ベースの下部に設けられた移動機構と、本体ベースの少なくとも前縁部を覆うバンパー20と、本体ベースに対してバンパーを変位可能に連結し、バンパーの変位を検知する変位検知手段とを備えた自律移動装置110において、バンパーに作用して変位させる作用手段40を備え、作用手段の作用方向に移動状態を変更する補助牽引モードを有する。【選択図】図1
Description
本発明は自律移動装置に関し、特に作業者が自律移動装置を牽引するときの負担を軽減する補助牽引モードを有する自律移動装置に関する。
芝刈り機や洗浄機などの自律移動を行う自律移動装置は自重が重いため、作業者が牽引する場合には肉体的な負担が大きかった。これに対して、特許文献1には、自己推進装置に取り付けたラインを作業者が引いたり緩めたりすることで、自己推進装置の推進方向を制御する技術が開示されている。
図11は、特許文献1の自己推進装置500の構成を示した上面図(a)と、格納式ライン案内システム600を示す図(b)である。自己推進装置500は、本体504と、車輪506、508、510、512、及びモーター520を有し、本体504の筐体526から伸長されるライン524を作業者502がハンドル532で操作する。
自己推進装置500は、ライン524を巻回するリール604とテンション・メカニズム610を有するライン案内システム600を備えている。ライン案内システム600は、ライン伸長監視デバイス618、角度監視デバイス622、垂直角度監視デバイス624を有しており、アーム612から繰り出されるライン524の伸長長、角度、変位を監視し、選択値に維持するように自己推進装置500を推進する。
しかしながら、特許文献1の自己推進装置500は、ライン案内システム600のライン524の伸長長、角度、変位を監視するための構成を新たに追加する必要があり、コストを増加させる問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、自律移動装置に対して作業者の牽引を補助する機能を低コストで追加し、作業者の肉体的負担を軽減することにある。
本発明の自律移動装置は、本体ベースおよび該本体ベースの下部に設けられた移動機構と、本体ベースの少なくとも前縁部を覆うバンパーと、本体ベースに対してバンパーを変位可能に連結し、バンパーの変位を検知する変位検知手段とを備えた自律移動装置において、バンパーに作用して変位させる作用手段を備え、作用手段の作用方向に移動状態を変更する補助牽引モードを有することを特徴とする。
また、作用手段は、バンパーに取り外し可能に設置されるものであり、作用手段が取り付けられたときに補助牽引モードに移行することを特徴とする。
また、作用手段は、バンパーに展開可能に収納されるものであり、作用手段が展開されたときに補助牽引モードに移行することを特徴とする。
また、作用手段は、操作信号を検知している間だけ補助牽引モードを実行させる安全装置を備えることを特徴とする
また、補助牽引モードは、作用手段によるバンパーの変位を減少させるように速度を変更することを特徴とする。
また、補助牽引モードは、作用手段によるバンパーの変位を減少させるように速度を変更することを特徴とする。
また、作用手段は、バンパーを牽引する紐状部材であることを特徴とする
また、作用手段の紐状部材は、伸縮性を有することを特徴とする
また、作用手段は、バンパーを後方から推進するハンドル部材であることを特徴とする。
また、作用手段の紐状部材は、伸縮性を有することを特徴とする
また、作用手段は、バンパーを後方から推進するハンドル部材であることを特徴とする。
また、補助牽引モードは、移動時の位置情報を取得して作業領域を設定することを特徴とする。
本発明の自律移動装置によれば、自律移動装置に対して作業者の牽引を補助する機能を低コストで追加し、作業者の肉体的負担を軽減することができる。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る自律移動装置(以降、自律移動ロボットと称す)の概略構成を示し、(a)は側面図、(b)は上面図である。図1(a)、(b)では、外部から見える主な構成機構・部品類を実線で示し、内部に含まれる主な構成機構・部品類を破線で示す。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る自律移動装置(以降、自律移動ロボットと称す)の概略構成を示し、(a)は側面図、(b)は上面図である。図1(a)、(b)では、外部から見える主な構成機構・部品類を実線で示し、内部に含まれる主な構成機構・部品類を破線で示す。
自律移動ロボット110は、本体ベース10と、移動機構を構成する前輪12、後輪13、前輪駆動機構14、後輪駆動機構15と、制御手段16と、バンパー20と、変位伝達手段30とを含む。
自律移動ロボット110は、制御手段16により、前輪12を駆動する前輪駆動機構14、または、後輪13を駆動する後輪駆動機構15を制御して、前進、後進、旋回等の自律走行が可能となっている。なお、前輪12または後輪13のどちらかを一方を駆動輪として走行させることも可能であり、その場合は前輪駆動機構14と後輪駆動機構15の両方を設ける必要はない。
また、本実施形態の自律移動ロボット110は、自動芝刈り機として適用される場合、本体ベース10の底部に芝刈り用のカッター17が備えられる。芝刈り用のカッター17は、回転軸を介してカッター駆動モーター18の動力が伝達されることにより回転する。
自律移動ロボット110の本体ベース10には、上記のように各種機構並びに構成パーツ類が設置される。バンパー20は、自律移動ロボット110の概ね外形形状となるように樹脂等で主に形成され、本体ベース10に対して変位伝達手段30を介して相対的にX−Y方向に変位可能に設置されている。
バンパー20は、第1の機能として、自律移動時に物や人等の障害物に接触すると、本体ベース10に対して変位することで接触を検知し、制御手段16を介して自律移動ロボット110を停止、後退させる等、接触時の安全性を確保する前衛機構として機能する。
図1(b)に示すように、本実施形態の自律移動ロボット110では、変位伝達手段30が本体ベース10の前方側に2個(30a、30b)、本体ベース10の後方側に2個(30c、30d)、合計4個が設けられている。変位伝達手段30は、自律移動ロボット110の前方側もしくは後方側のどちらに設置されるかによって、変位伝達手段30の大きさや取付高さが変更されるが、基本的な構成・機能は同じである。
なお、変位伝達手段30は、自律移動ロボット110の前方側と後方側に設置されているが、この限りでなく、前方側のみもしくは、後方側のみでもよい。あるいは、前方中央に1個と、後方の左右に2個の合計3個が設置される構成でもよい。
自律移動ロボット110は、バンパー20に取付部22を介して、作用手段40を取り付けられるようになっている。作用手段40は、例えば、伸縮性のあるゴム等の紐状部材である。取付部22は、引き出し式のフックであり、バンパー20内に収納した状態から手で引き出すことができ、引き出し状態から押し込むと収納状態になる。取付部22の基部には取付部22が引き出されたか否かを検知する引き出し検知部23が備わっている。引き出し検知部23は一般的なマイクロスイッチである。
本発明の自律移動ロボット110は、芝刈り等の作業で自律移動する第1の移動モードと、作業者や自転車、自動車等で牽引、若しくは、推し進められることで、補助牽引されて移動する第2の移動モードを有する。
自律移動ロボット110は、第1の移動モードにおいては、芝刈り用のカッター17を駆動しつつ自律移動して、芝刈り等の作業を行う。
自律移動ロボット110は、取付部22の状態を引き出し検知部23で検出して、上記移動モードの切り替えを行う。具体的には、自律移動ロボット110は、取付部22が収納状態のときには第1の移動モードとなり、取付部22が引き出され作用手段40が取り付けられる状態のときに、第2の移動モードとなるように切り替えられる。
作用手段40は、自律移動ロボット110が第2の移動モードに切り替えられたときに、作業者や自転車、自動車等が自律移動ロボット110を牽引動作する際に使用される。このため、作用手段40は、上述した紐状部材の他にも、作業者や自転車、自動車等による牽引、あるいは推し進めが可能な部材で構成することができる。自律移動ロボット110が第2の移動モードに切り替えられると、自律移動ロボット110は芝刈り用のカッター17を停止させる。
図2及び図3は、バンパー20と変位伝達手段30との連動状態を示す概略模式図である。図2及び図3では、変位伝達手段30a、30b、30c、30dの1つを変位伝達手段30の代表として記載している。図2及び図3を用いて、バンパー20と変位伝達手段30の連動について詳細に説明する。
図2は、バンパー20と変位伝達手段30の接続部を側方から見た図であり、(a)はバンパー20が変位する前の標準状態を示し、(b)はバンパー20が後方に変位した状態を示し、(c)はバンパー20が前方に変位した状態を示している。また、図3は、それぞれバンパー20の変位に対応する変位伝達手段30の動作を示す上面図である。
バンパー20は、変位伝達手段30と係合するため、内部側に突起部24を有する。突起部24は、バンパー20の標準状態(a)のとき、変位伝達手段30の中心でかつ真上に位置するよう配置されている。
変位伝達手段30は、バンパー20の突起部24と係合するためのスティック部32を有している。スティック部32は、バンパー20の変位に基づく突起部24の変位の伝達を受けるために、連結部材25によって突起部24と連結されると共に、回転軸33を介してスティック部32の上部が受けた変位を回転軸33よりも下部に反対方向の変位として伝える。回転軸33は例えば球形ジョイントなどであり、ジョイント基部は本体ベース10に固定されている。回転軸33は前後左右すべての方向への傾斜することが可能である。
本実施例では、連結部材25は、予めバンパー20の突起部24に固着されており、スティック部32側に接近し、スティック部32が連結部材25にはめ込まれることで、バンパー20と変位伝達手段30が連結される。連結部材25は、スティック部32がスムースに挿入されるように、合成ゴム等の弾性部材で構成されるのが好ましい。
本実施形態の自律移動ロボット110では、4つの変位伝達手段30a〜30dの少なくとも1つは、後述する変位検知構造を備えている。変位検知構造は、図2及び図3に示すように、スティック部32の下部に設けられた磁石34と、スティック部32の下部に対して4方向に配置されたホール素子35a〜35dで構成されている。
バンパー20が標準状態にあるとき、スティック部32の下部にある磁石34は、ホール素子35a〜35dの中央で中立状態となり、ホール素子35a〜35dにバンパー20の変位が検出されないようになっている。
図2(b)のように、バンパー20が本体ベース10の後方(紙面左側)に相対的に変位すると、バンパー20の突起部24に連結部材25で連結されたスティック部32の上部が、回転軸33を中心にバンパー20の変位方向に沿うように回転する。
これによって、図3(b)のように、スティック部32の下部にある磁石34が、本体ベース10の前方(紙面右側)に配置されたホール素子35bに近接してホール素子35bの出力が変化することで、バンパー20が後方に変位したことを検知する。
また、図2(c)のように、バンパー20が本体ベース10の前方(紙面右側)に相対的に変位すると、図3(c)のように、スティック部32の下部にある磁石34が、本体ベース10の後方(紙面左側)に配置されたホール素子35aに近接してホール素子35aの出力が変化することで、バンパー20が前方に変位したことを検知する。
また、バンパー20が本体ベース10の左後方(紙面左奥側)に相対的に変位すると、図3(d)のように、スティック部32の下部に設けられた磁石34が、本体ベース10の右前方側に配置されたホール素子35bとホール素子35dに近接して、ホール素子35bとホール素子35dの出力が変化することで、バンパー20が左後方に変位したことを検知する。
また、バンパー20が本体ベース10の左前方(紙面右奥側)に相対的に変位すると、図3(e)のように、スティック部32の下部に設けられた磁石34が、本体ベース10の右後方側に配置されたホール素子35aとホール素子35dに近接して、ホール素子35aとホール素子35dの出力が変化することで、バンパー20が左前方に変位したことを検知する。
さらに、バンパー20が本体ベース10の右後方や右前方に相対的に変位した場合も、上記と同様に、対応するホール素子35a〜35dの出力が変化することでバンパー20の変位と方向を検知することができる。
これらのホール素子35a〜35dの出力は、制御手段16に送信され、自律移動ロボット110がバンパー20の変位を認識することができる。ホール素子35は、ホトインタラプタ等の非接点方式や、または電気的接点方式のスイッチに置き換えることも可能である。
上記の変位伝達手段30の構成のうち、変位検知構造を構成する磁石34とホール素子35a〜35dとは、変位伝達手段30a〜30dのいずれか1つにだけ搭載してあればよいが、複数に搭載することも可能である。複数に搭載する構成においては後述する補助牽引動作では複数の変位伝達手段30a〜30dのホール素子35aをOR演算で統合して1つの検出状態として判定する。残りのホール素子35b〜dについても同様に処理する。
図4は、本発明の自律移動ロボット110を芝刈りロボットに適用した実施例を示している。本発明の自律移動ロボット110における第2の移動モードである補助牽引動作について説明する。
ここでは、敷地200内の建物204を挟んで、表庭に第1芝刈り領域201aが、裏庭に第2芝刈り領域201bが設定されている。これらの芝刈り領域201は、芝が植えられた領域であり、自律移動ロボット110が第1の移動モードを適用して自律移動しながら芝刈りを行う作業領域である。
自律移動ロボット110に、芝刈り領域201を作業領域として認識させる方法はいくつかの手法があり、領域外周にワイヤを敷設し電流を流すことで、自律移動ロボットにその磁界を検知させ芝刈り領域201の内外を認識させる方法や、芝生を認識する各種センサを自律移動ロボットに搭載して芝刈り領域201の内外を認識させる方法などがある。本実施形態では、ワイヤを敷設する構成について記載するが、本発明の効果を得るには芝刈り領域201の認識方法は他の方法であっても構わない。
自律移動ロボット110は、第1の移動モードにおいては、ワイヤ電流を検知できない場所では走行およびカッターを駆動しないように構成されている。一方第2の移動モードにおいては、自律移動ロボット110は、ワイヤ電流を検知できない場所であっても補助牽引により走行可能に構成されている。
本実施形態では、表庭に設置された第1充電ステーション202aから第1ワイヤ203aが敷設され第1芝刈り領域201aを設定している。第1ワイヤ203aには第1充電ステーション202aから電流が流され、自律移動ロボット110がその磁界を検知することにより、第1芝刈り領域201aの内外のどちらに位置するか認識する。裏庭にある第2芝刈り領域201bについても同様であり、第2充電ステーション202bと第2ワイヤ203bが敷設され第2芝刈り領域201bが認識される。
従来の芝刈りロボットは、上記方法により第1芝刈り領域201aと第2芝刈り領域201bを認識して自律移動しながら芝を刈る。しかし、表庭から裏庭へ通じる通路205等、芝刈りロボットを作業領域認識外で移動させる場合は、作業者Wが芝刈りロボットを持ち運んで移動していた。このとき、芝刈りロボットは重量があるため、作業者Wが持ち運ぶには多大な労力が必要であった。
本発明では、芝生を植えてない通路205のような場所も、自律移動ロボット110の駆動機構で移動の駆動力を提供しながら、加えて作業者Wの補助的牽引等で安全で適切なルートを走行させ、次の芝刈り領域201に移動させるものである。
本実施形態の自律移動ロボット110では、第1芝刈り領域201a内での芝刈り作業が完了して次の第2芝刈り領域201bに移動させたい場合には、作業者Wが自律移動ロボット110の取付部22を引き出して作用手段40を取り付けて、自律移動ロボット110の運行モードを補助牽引動作すなわち第2の移動モードに切り替える。作業者Wは、作用手段40によって自律移動ロボット110を補助的に牽引することで、自律移動ロボット110は自身の駆動力を利用しながら、作業者Wの補助的牽引に追従して追尾する。したがって、作業者Wが通路205の所定のルートに沿って自律移動ロボット110を補助的牽引しながら移動することで、自律移動ロボット110は作業者Wの歩いた軌跡を概ね追尾して自律移動する。
また、作業者Wは、自律移動ロボット110の駆動力を利用することで持ち運ぶ労力が不要であり、かつ自律移動ロボット110を作業領域認識外で運行させているにもかかわらず、自律移動ロボット110が勝手にルートを逸脱することなく、作業者Wに追尾させることができる。
ここで補助的牽引とは、自律移動ロボット110が停止して重量が掛った状態で作業者Wが牽引する意味ではなく、自律移動ロボット110の駆動力を利用しながらの運行であり、作業者Wには肉体的負担は殆どなく、補助的に必要な速度調整、方向変換のアシストを得て牽引する意味で用いている。
図5は、作業者Wが自律移動ロボット110を作用手段40によって補助的牽引している状態を示す上面図である。図5を用いて、自律移動ロボット110が補助牽引動作(第2の移動モード)で運行される際の作業者Wへの追尾方法について説明する。図5中、点線で示した図形は標準状態を示しており、実線20’と実線22’はバンパー20と取付部22の変位状態を示す。
作業者Wが自律移動ロボット110の運行モードを補助牽引動作(第2の移動モード)に切り替えると、自律移動ロボット110は一旦走行を停止する。第2の移動モードにおいて作業者Wが作用手段40を補助牽引すると、自律移動ロボット110は所定の運行速度で動作を開始する。所定の運行速度は、例えば、一般的な歩行者の歩行速度と同程度に設定されている。
運行途上では、地面の形状、湿質状態、傾斜・起伏状態、石ころ等の障害物状況等で、運行速度が設定速度に対し低下することがある。あるいは、作業者が歩行速度を速めるケースもある。このような場合は、図5のように、自律移動ロボット110のバンパー20が作業者Wの補助的牽引により引っ張られることで、本体ベース10に対し、走行方向(紙面右側)に相対的に変位(△DX)が生じる。
上記変位△DXに伴い、バンパー20の突起部24も同様に紙面右側の方向に変位する。これにより、図2(c)及び図3(c)で説明したように、変位伝達手段30では、スティック部32の下部に設けられた磁石34が、本体ベース10の後方(紙面左側)に配置されたホール素子35aに近接してホール素子35aの出力が変化することで、バンパー20が前方に変位したことが検知される。
この結果、自律移動ロボット110は、運行が作業者Wに対し相対的に後方に遅れていると認識し、制御手段16から前輪駆動機構14または後輪駆動機構15に速度増加の命令を出す。
速度増加の命令は、遅れの状況により異なるが、速度増加によりバンパーの変位が無くなるまで続けられる。具体的には、変位伝達手段30の磁石34がホール素子35のいずれにも重ならず、変位伝達手段30が標準状態となることにより速度増加を停止する。1回の命令で速度増加が十分でなく、再びバンパー20が変位するようであれば、制御手段16は速度増加の命令を再び発信する。
一方、速度が増加し続けるのは安全でないため、第2の移動モードにおいて予め設定してある速度まで増加したあとは、徐々に減速するようプログラムされている。減速した結果、再度、作用手段40が前に引かれた時点でホール素子35aがONになり、制御手段16は再び速度増加の命令を発信する。
このような制御により、自律移動ロボット110は、補助牽引動作すなわち第2の移動モード下で、作業者Wとの距離を一定に保ちながら作業者Wの軌跡を追尾することができる。作用手段40は伸縮性のあるゴム等の紐状部材であるため、上記速度変動が作業者Wの手に伝わる変位は緩和され、作業者Wは負担を感じずに牽引を行うことができる。
図6、図7にて、自律移動ロボット110が補助牽引動作すなわち第2の移動モードで運行する際の作業者Wへのその他の追尾方法について説明する。
図6は、自律移動ロボット110を作業者Wが作用手段40によって補助的牽引している状態を示す上面図である。図6中で、点線で示した図形は標準状態を示しており、実線20’、実線22’はバンパー20と取付部22の変位状態を示す。
ここでは、作業者Wが自律移動ロボット110の第2の移動モードで運行中に、作業者Wが補助的牽引する作用手段40の移動方向の軸線C1と自律移動ロボット110の移動方向の軸線C2がずれ、作用手段40が作業者Wから斜めに自律移動ロボット110を補助的牽引する状態になった場合を表している。
このような場合は、図6のように、自律移動ロボット110のバンパー20が作業者の補助的牽引による作用手段40に引っ張られることで、本体ベース10に対し、走行方向(紙面X方向)及び、走行方向と垂直なY方向に相対的に変位が生じる。即ち△DX、△DYの成分を共に有する変位となる。
上記変位に応じて、回転軸を中心にスティック部32が傾斜し、図3(e)に示すように磁石34は、−X方向、−Y方向の成分を持つ方向に移動し、ホール素子35a及びホール素子35dの両方と重なり電気的に検出される状態となる。
この時、制御手段16は、ホール素子35a及びホール素子35dから得た双方のON信号を得ることで、バンパー20が自律移動ロボット110の前方左側(紙面右上方向)に変位したことを認識する。すなわち、自律移動ロボット110の運行が作業者Wに対し相対的に進行方向に対し右後方向に遅れていると認識する。この認識により、制御手段16は、右駆動輪13a、左駆動輪13bに以下に示す軌道修正の命令を出す。
図7(a)、(b)は、に上述した状態に対する自律移動ロボット110の軌道修正の実施例を示す。自律移動ロボット110の制御手段16は、自身が作業者Wに対し相対的に右後方向に遅れていると言う認識に基づき、先ず、図7(a)に示すように右駆動輪13aを主力に左駆動輪13bをやや遅く駆動する命令を出す。
自律移動ロボット110が前方左側に舵を切りだすと、図7(b)に示すように、自律移動ロボット110から作業者Wが見える方向が、左前方から正面へと変化する。変位方向が正面になると、自律移動ロボット110は左右の駆動輪を均等に駆動する。この状態で進行すると、やがて自律移動ロボット110は作業者Wの左後方へ到達する。これにより今度は自律移動ロボット110が右前方に引かれる状態になる。このように、自律移動ロボット110は作業者Wの後方で左右に搖動することになるが、地面の摩擦を受けているので、その振幅は徐々に収束する。
このようにすることで、自律移動ロボットを補助牽引モード(第2の動作モード)で運行する際に、作業者Wの後を精度よく追尾できる。
次に、自律移動ロボット110のバンパー20が作業者Wの補助的牽引により横方向、例えば左方向に引っ張られた場合は、本体ベース10に対し、紙面上側に相対的に変位(△DY)が生じ、磁石34は−Y方向に移動して、ホール素子35dと重なり電気的に検出される状態となる。これに対して自律移動ロボット110の制御手段16は、右駆動輪13aを前進させ、左駆動輪13bを後退させる命令を出す。これにより自律移動ロボット110は左側に旋回する。
次に、自律移動ロボット110のバンパー20が作業者Wの補助的牽引により斜め後ろ方向、例えば左斜め後ろ方向に引っ張られた場合は、本体ベース10に対し、紙面上側に相対的に変位(△DXと△DY)が生じ、磁石34は+Xおよび−Y方向に移動して、ホール素子35bおよびホール素子35dと重なり電気的に検出される状態となる。これに対して自律移動ロボット110の制御手段16は、右駆動輪13aを遅く後退させ、左駆動輪13bを速く後退させる命令を出す。これにより自律移動ロボット110は後退しつつ左側に旋回する。
次に、自律移動ロボット110のバンパー20が作業者Wの補助的牽引により後ろ方向に引っ張られた場合は、本体ベース10に対し、紙面上側に相対的に変位(△DX)が生じ、磁石34は+X方向に移動して、ホール素子35bと重なり電気的に検出される状態となる。これに対して自律移動ロボット110の制御手段16は、牽引駆動力を発生しない。
上記は左側に引かれた場合について説明したが、右側についても、磁石が+Y方向に変位し、ホール素子35cが重なりを検出するので、制御手段16は上記と左右逆の速度を発生させて対応する。
以上により、作業者Wが一定の方向に進みながら補助的牽引をすると、自律移動ロボット110から見て斜め前、横、斜め後ろの方向に対しては、引かれた方向に旋回しつつ進行し、徐々に車体を進行方向に一致させる。なお後ろ方向については駆動力を発生しない。これは通常車体の前方向に対して移動するように作用手段40および取付部22が構成されており、後ろへの牽引は使用に適さないためである。
なお、実施形態1の自律移動ロボット110では、作用手段40を伸縮性のあるゴム製の紐状部材としたが、帯状や、金属や樹脂性の鎖、棒型部材等で構成してもよい。また、第2の移動モードにおいて、予め設定してある速度まで増加した後は徐々に減速させるとしたが、速度制御でなく、予想歩行速度よりもより低速で単に一定出力でモーターを回すようにしてもよい。また、自動モードで停止時はモーターをブレーキ状態としておき、補助牽引モードで作用手段を引いた時はブレーキを解除するようにしてもよい。
〔実施形態2〕
図8は、本発明の実施形態2に係る自律移動ロボット120の実施例を示す。図8は、自律移動ロボット120を補助牽引モード(第2の動作モード)で運行し、自身の作業領域のマップを作成するシーンでの適用である。例えば、自律移動ロボット120からなる芝刈りロボットをゴルフ場等のスポーツ施設等で適用する場合である。
図8は、本発明の実施形態2に係る自律移動ロボット120の実施例を示す。図8は、自律移動ロボット120を補助牽引モード(第2の動作モード)で運行し、自身の作業領域のマップを作成するシーンでの適用である。例えば、自律移動ロボット120からなる芝刈りロボットをゴルフ場等のスポーツ施設等で適用する場合である。
実施形態2に係る自律移動ロボット120は、作業の初期段階で、所定領域230内において、一点鎖線で示した実際に芝を刈る作業領域を設定する場合に利用される。
作業が行われる所定領域230内では、木立240や池241等があり、この領域は芝生がなく芝刈りの作業はしない(この領域には立ち入らない)旨、自律移動ロボット120に設定しておく必要がある。換言すれば、作業をすべき一点鎖線で示した作業領域231を作業するように自律移動ロボット120に設定(Teaching)する必要がある。
自律移動ロボット120は、誘導車220の後尾から作用手段42により連結されており、誘導車220から作用手段42を介して補助的牽引が行われる。このとき、自律移動ロボット120は、GPS61を搭載しており、補助的牽引中に、当該GPS61で計測した位置座標データを記憶手段62に記憶する。
このような補助的牽引による補助牽引モード(第2の動作モード)の運行は、作業領域(芝刈り領域)の設定(Teaching)時に利用されるものであり、ある領域においては初期の1回のみの運行で良い。領域内でロケーションの変更があった際には当該発明の技術が適用され再度作業領域(芝刈り領域)の設定(Teaching)を行うことができる。
自律移動ロボット120は、自身が次に自律移動モード(第1の動作モード)で運行・作業する際に、記憶手段62に記憶した作業領域231に基づき芝刈り等の作業を自律で実施することができる。
また、当該発明の技術により、作業領域の外周にワイヤ等を敷設し電流を流すことで自律移動ロボットが磁界をセンシングして作業領域を判断するような従来製品と比較して、ワイヤ等の敷設作業・費用が不要になる。また、芝生領域であるかないかを判断するような特殊なセンサの組込みも不要となる。
自律移動ロボット120の領域設定は、現在利用可能になっているGPSに限るものではなく、将来の高精度GPSにも適用でき、その際は、領域設定精度、芝刈り精度をさらに向上することができる。また、上記実施形態は、ゴルフ場等の施設での適用であったがこれに限るものではなく、個人の自宅の庭等での使用に適用しても構わない。
〔実施形態3〕
図9は、本発明の実施形態3に係る自律移動ロボット130を示す。本実施の形態は、自律移動ロボット130の補助牽引モード(第2の動作モード)での運行時において、実施形態1や実施形態2とは逆に、作業者Wが自律移動ロボット130の後方から作用手段44を介して押し進める利用形態を示している。
図9は、本発明の実施形態3に係る自律移動ロボット130を示す。本実施の形態は、自律移動ロボット130の補助牽引モード(第2の動作モード)での運行時において、実施形態1や実施形態2とは逆に、作業者Wが自律移動ロボット130の後方から作用手段44を介して押し進める利用形態を示している。
作用手段44は、展開可能に設置されたレバーであり、自律移動ロボット130のバンパー20の後方の突起部24に、収納用の回転軸51を介して接続されている。回転軸51の軸方向は車体左右方向であり、内蔵するねじりばねにより、無負荷時には図9(a)のように作用手段44を車体上部に収納した状態になる。作用手段44は作業者が手で掴んで引き出すことにより、図9(b)のように車体後方に展開される。
作用手段44には作業者Wが操作しやすいようにハンドル52が設置されている。突起部24には作用手段44の展開状態を検知するため、図示しない展開検知スイッチが内蔵されている。展開検知スイッチは、作用手段44が完全に収納されているときにONとなり、少しでも引き起こされているときはOFFとなる。回転軸51は、軸以外の方向についてはバンパー20と作用手段44とを強固に接続しており、作用手段前後および左右方向の力を加えると、バンパー20が、本体ベース10に対して前後および左右に変位する。
本実施例では変位伝達手段30a〜30dのうち、変位検知構造を構成する磁石34とホール素子35a〜35dとを内蔵するのは、前側の変位伝達手段30a、30bのいずれか一方または両方とする。後ろ側の変位伝達手段30c、30dは、作業者Wの操作力によって進行方向と逆側に変位する場合があるので、変位検知構造の搭載に適さない。例えば作業者Wが車体を左前に進めようとするとハンドルを反時計回りに回しつつ前に押すことになる。このとき車体上では回転軸51を略回転中心として反時計のトルクを受けるので、車体前側は左に押されるが、車体後ろ側は右に押される場合があり、車体後ろの変位伝達手段30a、30bは操作力とは逆側に変位する。
自律移動ロボット130は、展開検知スイッチがONのときは自律移動モード(第1の動作モード)になり、展開検知スイッチがOFFにったときは補助牽引モード(第2の動作モード)に移行する。
作業者Wが作用手段44を引き起こして自律移動ロボット130を押し進めると、自律移動ロボット130は作業者Wとほぼ同等な速度で自身の駆動機構から生ずる駆動力を利用しながら走行する。
例えば、バンパー20が作用手段44によって前方に変位する場合は、作業者Wの速度に対し自律移動ロボット130の速度が相対的に遅い状況であるので、変位伝達手段30を介して、制御手段16は駆動輪に速度増加の命令を出す。
なお、自律移動ロボット130の第2の移動モードで運行中に、作業者Wが推進する作用手段44の移動方向の軸線C1と自律移動ロボット130の移動方向の軸線C2がずれ、自律移動ロボット130を斜めに推進する状態になった場合には、図7(a)、(b)で説明したように、駆動力を交互あるいは段階的に変化駆動させ、バンパー20の変位が解消するように軌道修正すればよい。
〔実施形態4〕
図10は、本発明の実施形態4に係る自律移動ロボット140を示す。実施形態4に係る自律移動ロボット140は、AGV(Automated Guided Vehicle)を軌道外に運ぶ際に用いられる実施例である。図10(a)は実施形態4に係る自律移動ロボット140(AGV)の側面図であり、図10(b)は斜視図である。
図10は、本発明の実施形態4に係る自律移動ロボット140を示す。実施形態4に係る自律移動ロボット140は、AGV(Automated Guided Vehicle)を軌道外に運ぶ際に用いられる実施例である。図10(a)は実施形態4に係る自律移動ロボット140(AGV)の側面図であり、図10(b)は斜視図である。
自律移動ロボット140は、本体ベース11とバンパー21を備えている。バンパー21は、側面全周をカバーするリング形状であり、本体ベース11の前辺部及び後辺部に変位伝達手段31a、31b、31c、31dを介して取り付けられている。バンパー21は、コの字型のハンドル部材で構成される作用手段46を備え、作用手段46の両端がバンパー21に接続されている。作用手段46は、取手71の中央に安全装置として機能するデッドマンスイッチ72を備えている。
本体ベース11は、駆動輪77、前側自在輪78、後側自在輪79にて接地している。本体ベース11は、路面の磁気テープ軌道を検出するガイドセンサ74を車体下部に持つ。自律移動ロボット140が自律移動モードのときは、磁気テープ軌道に沿って所定のコース上を前進走行する。また、本体ベース11は、路面に設置された停止位置を検知するマークセンサ75を車体下部に持つ。自律移動ロボット140が自律移動モードで走行中にマークセンサ75が路面の停止マークを検知すると、自律移動の走行を停止する。
また、本体ベース11は、障害物検出用にLRF73を備え、車体前方の物体や人を検出し、距離を測定する。自律移動ロボット140は、自律移動モードでは、所定距離内に測定物が見えると速度を制限し、減速距離以内では減速し、停止距離以内では停止する。自律移動ロボット140が停止している間に作業者Wがデッドマンスイッチ72を握ると、補助牽引モードとなり、デッドマンスイッチ72を握っている間は、上記速度制限を解除する。自律移動ロボット140が軌道上自律走行している間はデッドマンスイッチ72を握っても動作は変化せず、速度制限を適用する。
自律移動ロボット140(AGV)は、磁気テープ軌道に沿って所定コースを走り、所定の停止地点で停止する。荷降ろし場所は荷物を取り出す作業者がいて混み合うため、安全のため停止地点は荷降ろし場所の少し(数m)横になっている。
本実施形態の自律移動ロボット140では、停止地点から荷降ろし場所までは、作業者Wが作用手段46のデッドマンスイッチ72を押しながら補助牽引モードにして牽引することにより、自律移動ロボット140を楽に移動させて荷降ろし場所まで移動することができる。
作業者Wは荷降ろし場所で自律移動ロボット140の荷台から荷物を下ろす。その後再度補助牽引モードを使って所定停止地点まで移動する。作業者Wがデッドマンスイッチ72を離してスタートボタンを押すと、自律移動ロボット140は自律移動モードに復帰し、自動コース走行を開始して次の停止地点に向かう。
以上、本発明の自律移動装置について各実施形態を用いて説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
W 作業者
10、11 本体ベース
12 前輪
13 後輪
16 制御手段
17 カッター
20、21 バンパー
22 取付部
23 引き出し検知部
24 突起部
25 連結部材
30、31 変位伝達手段
32 スティック部
33 回転軸
34 磁石
35 ホール素子
40、42、44、46 作用手段
110、120、130、140 自律移動ロボット
10、11 本体ベース
12 前輪
13 後輪
16 制御手段
17 カッター
20、21 バンパー
22 取付部
23 引き出し検知部
24 突起部
25 連結部材
30、31 変位伝達手段
32 スティック部
33 回転軸
34 磁石
35 ホール素子
40、42、44、46 作用手段
110、120、130、140 自律移動ロボット
Claims (9)
- 本体ベースおよび該本体ベースの下部に設けられた移動機構と、
前記本体ベースの少なくとも前縁部を覆うバンパーと、
前記本体ベースに対して前記バンパーを変位可能に連結し、前記バンパーの変位を検知する変位検知手段と
を備えた自律移動装置において、
前記バンパーに作用して変位させる作用手段を備え、前記作用手段の作用方向に移動状態を変更する補助牽引モードを有することを特徴とする自律移動装置。 - 前記作用手段は、前記バンパーに取り外し可能に設置されるものであり、前記作用手段が取り付けられたときに前記補助牽引モードに移行することを特徴とする請求項1に記載の自律移動装置。
- 前記作用手段は、前記バンパーに展開可能に収納されるものであり、前記作用手段が展開されたときに前記補助牽引モードに移行することを特徴とする請求項1に記載の自律移動装置。
- 前記作用手段は、操作信号を検知している間だけ前記補助牽引モードを実行させる安全装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の自律移動装置。
- 前記補助牽引モードは、前記作用手段による前記バンパーの変位を減少させるように速度を変更することを特徴とする請求項1に記載の自律移動装置。
- 前記作用手段は、前記バンパーを牽引する紐状部材であることを特徴とする請求項1記載の自律移動装置。
- 前記作用手段の紐状部材は、伸縮性を有することを特徴とする請求項6に記載の自律移動装置。
- 前記作用手段は、前記バンパーを後方から推進するハンドル部材であることを特徴とする請求項1記載の自律移動装置。
- 前記補助牽引モードは、移動時の位置情報を取得して作業領域を設定することを特徴とする請求項1記載の自律移動装置。
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