JPH09149600A - 電動モータ - Google Patents

電動モータ

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JPH09149600A
JPH09149600A JP7303126A JP30312695A JPH09149600A JP H09149600 A JPH09149600 A JP H09149600A JP 7303126 A JP7303126 A JP 7303126A JP 30312695 A JP30312695 A JP 30312695A JP H09149600 A JPH09149600 A JP H09149600A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/12Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof specially adapted for operating in liquid or gas
    • H02K5/136Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof specially adapted for operating in liquid or gas explosion-proof

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  • Power Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長寿命化、立上げ時間の短縮、部品点数の減
少、加工工数、組立工数の減少、或いは、パワー損失の
低下を図ることができる電動モータを提供する。 【解決手段】 ハウジング30と、ハウジング30のフ
ランジ部30aに設けられた軸受12と、軸受12で支
持された軸14と、ハウジング30の内面と軸14とに
軸14方向に貫通した空隙29を持って設けられ、軸1
4を駆動する磁気回路15、16と、ハウジング30の
外部から磁気回路15、16の空隙29にガスGを導入
する導入路R1と、ガスGを排出する排出路R2とを備
え、排出路R2は、フランジ部30aに形成され、軸1
4の軸受部分に至らないように形成されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータに係わ
り、特に、塗装用ロボット等のロボットに用いた際に防
爆に好適な電動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動モータの一例を図3を用いて
説明する。図3は、この電動モータを用いたアクチュエ
ータを示す図であり、このアクチュエータは、概して、
周知の電動モータ9Aと、この電動モータ9Aで駆動さ
れる減速機10Aと、電動モータ9Aと減速機10Aと
の間に介装されるフランジ34とから構成されている。
また、電動モータ9Aは、周知のように軸14Aと、軸
14Aの両端部をそれぞれ回転自在に支持する軸受1
2、13と、軸14Aと軸受12、13とを包囲するハ
ウジング30Aと、ハウジング30Aと軸14Aとの間
に設けられたオイルシール35Aとを有している。そし
て、この電動モータでは、以下のような内圧防爆構造を
有している。
【0003】即ち、電動モータ9Aのハウジング30A
の一方の端部(図3右端部)には、その外部からガスG
を導入する導入路R11の一部を成す導入孔20が形成
されており、そのハウジング30Aの他方の端部(図3
左端部)には、ガスGを排出する排出孔41が貫通形成
されている。排出孔41は、軸受12の外側を通り、ハ
ウジング30Aの端部の端面である取付面30aで開口
されている。この取付面30aには、フランジ34が接
合されており、フランジ34は、排出孔41に通じ、減
速機10Aの入力軸42に同軸の環状に形成され、その
入力軸42に接すると共に軸14Aの軸受12より端部
側の部分が配置される軸孔に通じた空間38と、空間3
8に通じる排出孔37とを有し、その排出孔37の開口
端をガス流通管取付口37aとしている。即ち、フラン
ジ34は、ハウジング30Aの排出孔41、空間38、
排出孔37とからなる排出路R12をガス流通管取付口
37aに収束させている。換言すれば、排出路R12は
ガス流通管取付口37aにより外部と連通している。ま
た、フランジ34には、減速機10Aの入力軸42との
間隙を遮蔽するオイルシール36(シール部材)が設け
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電動モータ9Aでは、電動モータ9Aの軸受12、
13の内、フランジ34側の軸受12を通じてガスGが
フランジ34の空間38に流れ込む恐れがあり、そのよ
うな場合には、軸受12のグリスが脱け落ちてしまい、
軸受12の寿命が短くなる。また、ガスGの流通抵抗が
大きくなる上、フランジ34に形成した空間38及び排
出路37のためにガスGの流通容積が大きくなってしま
う。このため、電動モータ9Aの立上げ時の掃気時間が
長いという不都合がある。
【0005】また、フランジ34は、他部材と別個に設
けられており、また、電動モータ9Aのオイルシール3
5Aの他にフランジ34にもオイルシール36を設けて
いるので、部品点数及び加工、組立工数が多い。更に、
電動モータ9Aのオイルシール35Aの他にフランジ3
4にもオイルシール36を設けていることで、軸14A
の回転抵抗が大きくなる。よって、軸14Aのパワー損
失が大きいという不都合がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、長寿命化、立
上げ時間の短縮、部品点数の減少、加工工数、組立工数
の減少、或いは、パワー損失の低下を図ることができる
電動モータを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明で
は、ハウジングと、ハウジングの端部に設けられた軸受
と、軸受で支持された軸と、ハウジングの内面と軸とに
軸方向に貫通した空隙を持って設けられ、軸を駆動する
磁気回路と、ハウジングの外部から磁気回路の空隙にガ
スを導入する導入路と、ガスを排出する排出路とを備え
てなる電動モータにおいて、導入路又は排出路は、ハウ
ジングに形成され、軸の軸受部分に至らないように形成
されていることを特徴とする。
【0008】即ち、ガスは、ハウジングの導入路から導
入され、磁気回路の空隙を流通し、その間に、磁気回路
の熱を奪うと共に内部空間の掃気を行ない、ハウジング
に設けられた排出路を通じて排出される。その排出路
は、軸の軸受部分に至らないように形成されているの
で、磁気回路の空隙と導入路又は排出路との間に軸受が
介在されず、軸受内部へのガスの流通を防止している。
【0009】本発明の第二の発明では、第一の発明にお
いて、ハウジングの端部と軸の軸受部分の端部側との間
には、シール部材が設けられ、ハウジングの端部には、
磁気回路の空隙に対向され、シール部材を保持するシー
ル部材保持面が形成されていることを特徴とする。即
ち、磁気回路の空隙側からの圧力に対するシール部材の
耐力を向上する構成としている。
【0010】本発明の第三の発明では、第一又は第二の
発明において、導入路又は排出路は、軸受の周囲に環状
をなす空間を有し、導入路又は排出路は、ハウジングに
形成されるガス流通管取付口により外部と連通されてい
ることを特徴とする。即ち、従来、ガス流通管取付口に
より外部と連通させるために設けられていたフランジ及
び、そのフランジに設けられたオイルシールを省略した
構成で、軸受の熱を効率良く除去することが可能であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。図2は本発明を適用する塗装用ロボ
ットの全体図であり、この塗装用ロボット100は、床
面に固定された固定ベース1と、固定ベース1に後述す
る第一アクチュエータ6を介して鉛直な回転軸線CT1
回りに回転自在に取り付けられた旋回ベース2と、その
旋回ベース2に水平な回転軸線CT2回りに回転自在に
基端部が取り付けられた第一アーム3と、第一アーム3
の先端部に前記回転軸線CT2に平行な回転軸線CT3
回りに回転自在に取り付けられた第二アーム4と、第二
アーム4の先端に回転軸線CT4回りに回転自在に最初
の自由度を有する3自由度の手首部5とを備えている。
また、手首部5には、塗装剤を噴出するノズル5aが設
けられている。即ち、この塗装用ロボット100は6自
由度を有し、このノズル5aを自在に動作させ、塗装を
施すものである。
【0012】また、塗装用ロボット100は、ノズル5
aを操作するために、固定ベース1と旋回ベース2との
間に設けられ、回転軸線CT1回りに旋回ベース2を回
転駆動する前記第一アクチュエータ6と、旋回ベース2
と第一アーム3の基端部との間に設けられ、第一アーム
3を回転軸線CT2回りに回転駆動する第二アクチュエ
ータ7と、第一アーム3の先端部と第二アーム4との間
に設けられ、第二アーム4を回転軸線CT3回りに回転
駆動する第三アクチュエータ8とを有している。これら
第一、第二、第三アクチュエータ6、7、8は概略同様
の構造を有している。尚、手首部5は、そのノズル5a
を回転駆動するアクチュエータ(図示略)により駆動さ
れる。
【0013】以下、図1を用いて、第二アクチュエータ
7について説明する。尚、図3に示す従来のアクチュエ
ータと同一の部材については同一の符号を付している。
【0014】第二アクチュエータ7は、電動モータ9と
減速機10と位置検出器18とモータカバー11とを備
えており、電動モータ9と減速機10とは、前記旋回ベ
ース2の取付板部2aの表面と裏面にそれぞれ接合され
ている。旋回ベース2の取付板部2aには、軸挿通孔2
bが貫通形成されており、その軸挿通孔2bには、電動
モータ9の軸14の一方の端部が挿通配置され、減速機
10の図示しない入力軸に連結されている。減速機10
の出力軸10aには、上述の第一アーム3の基端部が固
定されている。また、位置検出器18は、電動モータ9
に設けられ、電動モータ9の軸14の他方の端部の回転
を検知して第一アーム3の回転角度位置を検出するもの
である。旋回ベース2の取付板部2aは、その表面側
に、電動モータ9のハウジング30のフランジ部30a
側の略半分を包囲する筒状部2cを有しており、モータ
カバー11は、電動モータ9の残り半分及び位置検出器
18を包囲して筒状部2cに接合され、電動モータ9及
び位置検出器18の周囲を封じるものである。
【0015】電動モータ9は、ハウジング30と、ハウ
ジング30の両端部を成すフランジ部30a、30b
と、両フランジ部30a、30bにそれぞれ設けられた
軸受12、13と、両軸受12、13で回転自在に支持
された軸14と、軸14の周囲に固設された磁石15
と、その磁石15の周囲に軸14に対して同軸状に軸1
4方向に貫通した空隙29を持って配され、ハウジング
30に固設された電磁コイル16とを有している。磁石
15と電磁コイル16とは軸14を回転駆動する磁気回
路を構成している。
【0016】ハウジング30の外面は、ハウジング30
の一方(即ち図1左方)のフランジ部30aの端面に形
成され旋回ベース2の取付板部2aの表面に取り付けら
れる取付面30cと表面30dとからなっており、その
フランジ部30aの中央部には、軸孔30eが貫通形成
されている。軸14は、このフランジ部30aの軸孔3
0eを貫通しており、軸孔30eのハウジング30内部
側の部分には、軸受12が嵌合されている。また、軸孔
30eのハウジング30外部側の部分は縮径されてお
り、この外部側の部分、即ち軸14の軸受部分の端部側
には、シール部材としてのオイルシール17が、磁気回
路側からの圧力に抗する向きに嵌合されている。軸受部
分とは、軸14の軸受12から端部側(図1左側)の部
分である。
【0017】即ち、オイルシール17は、軸14の外周
面に回転自在に嵌合する内筒部17aと、軸孔30eの
外部側部分に嵌合する外筒部17bと、その外筒部17
bのハウジング30外部側の端部と内筒部17aのハウ
ジング30外部側の端部との間に設けられた円板部17
cとからなっている。このオイルシール17も、電動モ
ータ9の一構成要素である。また、軸孔30eの外部側
部分の端部は更に縮径されており、これにより、軸孔3
0eには、軸受12を介して前記磁気回路の空隙29に
対向されたシール部材保持面30fが形成されている。
このシール部材保持面30fには、オイルシール17の
円板部17cが接合され保持されている。
【0018】また、フランジ部30aの前記磁気回路の
空隙29に対向する面には、軸受12の周囲に環状の溝
をなす空間21が形成されており、空間21は、前記磁
気回路の空隙29に向けて開放され通じている。フラン
ジ部30aには、空間21の外周面からハウジング30
の表面30dに貫通する排出孔31が形成されており、
排出孔31のハウジング30の表面30d側は、ガス流
通管取付口31aを成している。前記空間21及び排出
孔31とから排出路R2が形成されており、即ち、排出
路R2は、フランジ部30aに形成され、環状の溝をな
す空間21から排出孔31のガス流通管取付口31aに
収束されている。換言すれば、排出路R2はガス流通管
取付口31aにより外部と連通され、軸14の軸受部分
に至らないように形成されている。
【0019】ガス流通管取付口31aには、管継手22
が取り付けられており、管継手22には、チューブ23
が接続されている。また、旋回ベース2の筒状部2cに
は、排出孔32が貫通形成されており、排出孔32の両
端には、それぞれ管継手24、管継手25が取り付けら
れている。前記チューブ23は内側の管継手24に接続
されており、外側の管継手25には、別のチューブ26
が接続されている。管継手22、チューブ23、管継手
24、排出孔32、管継手25、及びチューブ26は、
ガス排出側のガス流通管を構成しており、チューブ26
には、電動モータ9内部の圧力を監視する図示しない圧
力スイッチ、塗装用ロボット100の電源投入時に電動
モータ9内部の雰囲気を不活性のガスGと置換して掃気
するためのバルブが設けられている。
【0020】ハウジング30の他方(即ち図1右方)の
フランジ部30bの中央部には、前記軸受13が嵌合す
る軸孔30gが貫通形成されており、そのフランジ部3
0bには、軸孔30gの周囲に、ハウジング30の外部
から内部にガスGを導入する導入孔20が貫通形成され
ている。また、フランジ部30bには、前述の位置検出
器18のケーシング18aが、その内部空間と導入孔2
0とを連通させて取り付けられており、ケーシング18
aには、その内部空間にガスGを導入する導入孔19が
形成されている。即ち、導入孔19は、位置検出器18
のケーシング18a及び電動モータ9と、モータカバー
11及び旋回ベース2の筒状部2cとの間に形成された
空間45に連通されている。また、旋回ベース2の筒状
部2cには、導入孔33が貫通形成されており、導入孔
33、空間45、導入孔19、ケーシング18aの内部
空間、導入孔20はガス導入路R1を形成している。導
入孔33の端部には、ガス導入側のガス流通管取付口3
3aが形成されている。
【0021】ガス流通管取付口33aには、管継手27
が取り付けられており、管継手27には、チューブ28
が接続されている。管継手27とチューブ28とは、ガ
ス流通管を構成している。チューブ28には、図示しな
いガスGの供給源が設けられている。第二アクチュエー
タ7は以上のような構成を有している。
【0022】以下には、図2の塗装用ロボット100を
起動させた際の第二アクチュエータ7の動作について説
明する。まず、塗装用ロボット100の電源投入する
と、図1の第二アクチュエータ7の図示しないガスGの
供給源からチューブ28に不活性のガスGが圧送され
る。ガスGは、管継手27を介して旋回ベース2の筒状
部2cの導入孔33から、位置検出器18及び電動モー
タ9とモータカバー11及び旋回ベース2の筒状部2c
との間に形成された空間45に導入され、その空間45
から位置検出器18のケーシング18a内部を通過して
電動モータ9のハウジング30のフランジ部30bに形
成された導入孔20を通じてハウジング30の内部に導
入される。ハウジング30内部に導入されたガスGは、
磁気回路の空隙29を通過して、ハウジング30の他端
側に流れ、そのフランジ部30aに形成された空間21
及び排出孔31を通じて収束され、そのガス流通管取付
口31aから管継手22、チューブ23、管継手24、
旋回ベース2の筒状部2cの排出孔32、管継手25、
チューブ26を通じて図示しない排気用のバルブから外
部に放出される。一通りガスGが流通すると、位置検出
器18及び電動モータ9とモータカバー11及び旋回ベ
ース2の筒状部2cとの間に形成された空間45、位置
検出器18のケーシング18aの内部空間、及び電動モ
ータ9のハウジング30の内部の雰囲気は、不活性のガ
スGに置換され、防爆の雰囲気とすることができる。
【0023】この際、フランジ30aの空間21及び排
出孔31からなる排出路R2は、軸14の軸受部分に至
らないように形成されているので、軸受12を通じて磁
気回路の空隙29から排出路R2にガスGが流通すると
いう従来の現象を防止することができる。よって、従来
に比して軸受12内部へのガスGの流通を減少させるこ
とができる。また、軸14が配されたフランジ30aの
軸孔30eには、軸14の軸受12より端部側(図1左
側)の部分にオイルシール17が設けられ、そのオイル
シール17は、磁気回路の空隙29に対向されたシール
部材保持面30fで保持されているので、ガスGの圧力
に対するオイルシール17の変形を防止することができ
る。よって、ガスGの漏れを防止し、軸受12内部への
ガスGの流通を更に減少させることができる。従って、
ガスGの流通抵抗の増大を防止することができる。
【0024】また、図3の従来の構成においてはハウジ
ング30Aの排出路R12をガス流通管取付口37aに
より外部と連通させるためにその排出路R12の一部を
延在形成したフランジ34を用いていたが、上記実施形
態では、図1に示すようにハウジング30に設けられた
ガス流通管取付口31aにより排出路R2を外部に連通
させる構成としているので、ガスGの流通容積を減少さ
せることができる。
【0025】以上の理由から、本実施形態では掃気時間
を短縮することができ、それに伴う立上げ時間の短縮を
図ることができる。
【0026】次に、塗装用ロボット100が通常運転さ
れた時では、上述同様に流通されるガスGが、雰囲気を
掃気すると共に、位置検出器18、軸受13、磁気回路
(15、16)、軸受12の熱を除去し、その過熱を防
止する。特に、軸受12では、その周囲に環状の溝を成
す空間21を形成しているので、熱の除去を効率良く行
なうことができる。これにより、電動モータ9、引いて
は第二アクチュエータ7の防爆性を更に向上することが
できる。
【0027】また、起動時、通常運転時に係わらず、軸
受12内部へのガスGの流通が減少されることにより、
軸受12内部のグリスの脱落が防止される。よって、そ
の軸受13の長寿命化を図ることができる。これによ
り、電動モータ9、引いては第二アクチュエータ7の長
寿命化を図ることができる。
【0028】また、図3の従来のフランジ34及びその
フランジ34に設けられるオイルシール36を省略する
ことができるので、部品点数の減少及び加工工数、組立
工数の減少を図ることができる。更に、そのオイルシー
ル36の省略により、図1の軸14に加わる負荷を低減
することができ、パワー損失の低下を図ることができ
る。
【0029】また、第一、第三アクチュエータ6、8
も、第二アクチュエータ7と同様の構成を有しているの
で、同様の効果を奏することができる。
【0030】尚、上記実施形態では、第二アクチュエー
タ7等のアクチュエータを塗装用ロボット100に適用
した場合を示したが、他の防爆を要する雰囲気の中で使
用される装置、或は、粉塵や化学物質等で汚れた雰囲気
の中で使用される装置に適用しても同様の効果を奏する
ことは勿論である。
【0031】また、本発明は、上記実施形態において排
出路R2側からガスGを導入し、導入路R1から排出す
る構成を含む。
【0032】また、位置検出器18の無い装置に起用で
きることは勿論であり、その場合に、フランジ30bを
フランジ30a同様の構成として排出路R2同様の導入
路を形成し、モータカバー11、筒状部2cを無くし
て、ガス流通管をその導入路のガス流通管取付口に取り
付ける構成としてもよい。
【0033】また、取付板部2aは、電動モータ9を支
持する限りにおいて、如何なる形状であってもよく、ハ
ウジング30のフランジ30a以外の部分を直接的或は
間接的に支持するものであってもよい。減速機10を省
略してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の第一の発明の電動モータによれ
ば、導入路又は排出路は、ハウジングに形成され、軸の
軸受部分に至らないように形成されているので、磁気回
路の空隙から軸受内部を通過してガスが流通することを
防止できる。よって、軸受内部のグリスの脱落が防止さ
れ、その軸受の長寿命化、引いては、電動モータの長寿
命化を図ることができる。
【0035】また、磁気回路の空隙から軸受内部を通過
してガスが流通することを防止できるので、そのような
流通がなされた場合の流通抵抗の増大を防止することが
できる。従って、掃気時間を短縮することができ、それ
に伴う立上げ時間の短縮を図ることができる。
【0036】本発明の第二の発明の電動モータによれ
ば、上記効果に加えて、ハウジングの端部には、磁気回
路の空隙に対向され、シール部材を保持するシール部材
保持面が形成されているので、ガスの圧力に対するシー
ル部材の耐力を向上させ、その変形を防止することがで
きる。
【0037】本発明の第三の発明の電動モータによれ
ば、上記効果に加えて、従来、ガス流通管取付口により
外部と連通させるために設けられていたフランジ及びそ
のフランジに設けられたオイルシールを省略した構成
で、軸受の熱を効率良く除去することが可能であるの
で、フランジに排出路を形成する従来の場合に比してガ
スの流通容積を減少させることができる。よって、掃気
時間を更に短縮することができ、それに伴う立上げ時間
の短縮を図ることができる。
【0038】また、フランジ及びそのフランジに設けら
れるシール部材を省略することができるので、部品点数
の減少及び加工工数、組立工数の減少を図ることができ
る。
【0039】更に、フランジに設けられていたシール部
材を省略することにより、軸に加わる負荷を低減するこ
とができ、パワー損失の低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電動モータの一実施形態を示す図で
ある。
【図2】 図1の電動モータを適用した塗装用ロボット
を示す全体図である。
【図3】 従来の電動モータの一例を示す図である。
【符号の説明】
9 電動モータ 12 軸受 14 軸 15 磁石(磁気回路) 16 コイル(磁気回路) 17 オイルシール(シール部材) 21 空間 29 空隙 30 ハウジング 30a フランジ部(端部) 30f シール部材保持面 31a ガス流通管取付口 R1 導入路 R2 排出路 G ガス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジングの端部に設
    けられた軸受と、該軸受で支持された軸と、前記ハウジ
    ングの内面と前記軸とに軸方向に貫通した空隙を持って
    設けられ、前記軸を駆動する磁気回路と、前記ハウジン
    グの外部から磁気回路の空隙にガスを導入する導入路
    と、前記ガスを排出する排出路とを備えてなる電動モー
    タにおいて、 前記導入路又は前記排出路は、前記ハウジングに形成さ
    れ、前記軸の前記軸受部分に至らないように形成されて
    いることを特徴とする電動モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動モータにおいて、 前記ハウジングの端部と前記軸の前記軸受部分の端部側
    との間には、シール部材が設けられ、 前記ハウジングの端部には、前記磁気回路の空隙に対向
    され、前記シール部材を保持するシール部材保持面が形
    成されていることを特徴とする電動モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電動モータにおい
    て、 前記導入路又は前記排出路は、前記軸受の周囲に環状を
    なす空間を有し、 前記導入路又は前記排出路は、前記ハウジングに形成さ
    れるガス流通管取付口により外部と連通されていること
    を特徴とする電動モータ。
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