JPH09147132A - Cadシステム - Google Patents
CadシステムInfo
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- JPH09147132A JPH09147132A JP7298216A JP29821695A JPH09147132A JP H09147132 A JPH09147132 A JP H09147132A JP 7298216 A JP7298216 A JP 7298216A JP 29821695 A JP29821695 A JP 29821695A JP H09147132 A JPH09147132 A JP H09147132A
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- JP
- Japan
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- input
- processing
- cad system
- processing means
- input processing
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の項目を一括して入力および変更する機能
をもつことで操作性のよいCADシステムを提供するこ
と 【解決手段】CADシステムは、図形要素とその座標位
置を記憶する記憶手段と、この記憶された図形要素を表
示する表示手段と、図形要素の作成および編集処理を指
示する図形作成編集処理手段と、前記各手段の処理を処
理手順に従って自動的に行わせる自動実行処理手段を備
えているので、マクロ処理の中で一括で入力編集処理を
行うことによってデータ入力の操作性が向上するととも
に、統一された入力処理操作ができる。さらに、マクロ
処理の記述が簡単になり、高度なプログラミングの知識
を必要とせずにマクロプログラムの作成が可能となる。
をもつことで操作性のよいCADシステムを提供するこ
と 【解決手段】CADシステムは、図形要素とその座標位
置を記憶する記憶手段と、この記憶された図形要素を表
示する表示手段と、図形要素の作成および編集処理を指
示する図形作成編集処理手段と、前記各手段の処理を処
理手順に従って自動的に行わせる自動実行処理手段を備
えているので、マクロ処理の中で一括で入力編集処理を
行うことによってデータ入力の操作性が向上するととも
に、統一された入力処理操作ができる。さらに、マクロ
処理の記述が簡単になり、高度なプログラミングの知識
を必要とせずにマクロプログラムの作成が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マクロ言語による
自動実行処理機能をもったCADシステムに関する。
自動実行処理機能をもったCADシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCADシステムでは、図面を描く
ための定型的な操作や演算処理を必要とする場合など
は、マクロ言語と呼ばれるプログラミング言語を用い
て、そのCADシステムのコマンドや計算処理を逐次実
行することによって自動実行処理を行っていた。このよ
うな自動実行処理を行うためには対話形式でデータや処
理条件の入力を必要とする場合がある。
ための定型的な操作や演算処理を必要とする場合など
は、マクロ言語と呼ばれるプログラミング言語を用い
て、そのCADシステムのコマンドや計算処理を逐次実
行することによって自動実行処理を行っていた。このよ
うな自動実行処理を行うためには対話形式でデータや処
理条件の入力を必要とする場合がある。
【0003】図2は従来のデータや処理条件の入力処理
の流れを簡単に示したフロー図であり、入力処理を必要
とする項目に応じてそれぞれ処理を記述していく必要が
ある。すなわち、1項目の入力処理として、表示位置の
設定21、項目の表示22、項目の入力23の後入力内
容の判定24を行い、正しくなければ再入力を行う。正
しければ次の2項目の入力処理を前記1項目の入力処理
と同様に行う。以下同様に最後のN項目の入力処理を行
い、その後実行処理25を行っている。
の流れを簡単に示したフロー図であり、入力処理を必要
とする項目に応じてそれぞれ処理を記述していく必要が
ある。すなわち、1項目の入力処理として、表示位置の
設定21、項目の表示22、項目の入力23の後入力内
容の判定24を行い、正しくなければ再入力を行う。正
しければ次の2項目の入力処理を前記1項目の入力処理
と同様に行う。以下同様に最後のN項目の入力処理を行
い、その後実行処理25を行っている。
【0004】したがって、入力項目が複数ある場合には
上記で行った処置を入力項目分だけ繰り返し処理する必
要があり、入力項目の値についても判定処理が必要とな
り、項目数が多くなるほど処理が複雑であった。このデ
ータや処理条件の入力において、処理内容の項目表示と
入力を一項目ごとに行っていたため、入力項目が多くな
った場合には項目同士の関連性の確認が難しくなり、入
力途中で前項目の変更が必要になった場合の処理が複雑
になっていた。
上記で行った処置を入力項目分だけ繰り返し処理する必
要があり、入力項目の値についても判定処理が必要とな
り、項目数が多くなるほど処理が複雑であった。このデ
ータや処理条件の入力において、処理内容の項目表示と
入力を一項目ごとに行っていたため、入力項目が多くな
った場合には項目同士の関連性の確認が難しくなり、入
力途中で前項目の変更が必要になった場合の処理が複雑
になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CADシステムでこの
ようなマクロ言語を使用する人は、プログラミングの専
門家ではないため、複雑な処理を必要とする場合など
は、CADシステムを使用する人にとって大きな負担と
なっていた。
ようなマクロ言語を使用する人は、プログラミングの専
門家ではないため、複雑な処理を必要とする場合など
は、CADシステムを使用する人にとって大きな負担と
なっていた。
【0006】従来のCADシステムでは、CADシステ
ムの操作効率を上げるためにCADシステムの使用者が
マクロ言語を用いて一連の操作をプログラミングして自
動実行処理を行うが、その中で自動実行処理を行うため
のデータや処理条件などの入力を必要とするものがあ
る。
ムの操作効率を上げるためにCADシステムの使用者が
マクロ言語を用いて一連の操作をプログラミングして自
動実行処理を行うが、その中で自動実行処理を行うため
のデータや処理条件などの入力を必要とするものがあ
る。
【0007】これらのデータや処理条件の入力は、1項
目ごとに表示、データ入力及び入力データの判定を行っ
ていたため入力項目数が増えてくると、プログラミング
が複雑になるとともに高度な知識が必要とされる。
目ごとに表示、データ入力及び入力データの判定を行っ
ていたため入力項目数が増えてくると、プログラミング
が複雑になるとともに高度な知識が必要とされる。
【0008】また、1項目ごとの入力処理となるため、
複数項目をまとめて確認することができないことや入力
内容の変更が必要になった場合に、変更を必要とする項
目だけではなく、それまでに入力した他の項目について
も再入力をする必要がでてくるため、入力の操作性がよ
くなかった。
複数項目をまとめて確認することができないことや入力
内容の変更が必要になった場合に、変更を必要とする項
目だけではなく、それまでに入力した他の項目について
も再入力をする必要がでてくるため、入力の操作性がよ
くなかった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、複数の項目を一括して入力および変更
する機能をもつことで操作性のよいCADシステムを提
供することにある。また、他の目的は、入力処理手段を
マクロプログラムで簡単に記述できることによって容易
にマクロ機能を利用できるCADシステムを提供するこ
とにある。
で、その目的は、複数の項目を一括して入力および変更
する機能をもつことで操作性のよいCADシステムを提
供することにある。また、他の目的は、入力処理手段を
マクロプログラムで簡単に記述できることによって容易
にマクロ機能を利用できるCADシステムを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のCADシステムは、図形要素と
その座標位置を記憶する記憶手段と、この記憶された図
形要素を表示する表示手段と、図形要素の作成および編
集処理を指示する図形作成編集処理手段と、前記各手段
の処理を処理手順に従って自動的に行わせる自動実行処
理手段を備えたことを特徴とする。
に、本発明の請求項1のCADシステムは、図形要素と
その座標位置を記憶する記憶手段と、この記憶された図
形要素を表示する表示手段と、図形要素の作成および編
集処理を指示する図形作成編集処理手段と、前記各手段
の処理を処理手順に従って自動的に行わせる自動実行処
理手段を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2は、請求項1記載のCA
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は、対話形
式でデータの処理条件などの複数項目を一括して入力す
る入力処理手段を備えたことを特徴とする。
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は、対話形
式でデータの処理条件などの複数項目を一括して入力す
る入力処理手段を備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項3は、請求項1記載のCA
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は、対話形
式の入力項目で記憶する入力処理形式記憶手段と、この
記憶した入力形式を組み合わせて複数の項目に対して表
示及び入力処理できる入力処理手段を備えたことを特徴
とする。
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は、対話形
式の入力項目で記憶する入力処理形式記憶手段と、この
記憶した入力形式を組み合わせて複数の項目に対して表
示及び入力処理できる入力処理手段を備えたことを特徴
とする。
【0013】本発明の請求項4は、請求項2記載のCA
Dシステムにおいて、入力処理形式を自由に追加や変更
のできる入力処理形式記憶手段を備えたことを特徴とす
る。本発明の請求項5は、請求項1記載のCADシステ
ムにおいて、同時に表示された複数の入力処理項目に対
して座標位置指示手段及び命令入力処理手段によって入
力項目を自由に選択できる入力処理手段を備えたことを
特徴とする。
Dシステムにおいて、入力処理形式を自由に追加や変更
のできる入力処理形式記憶手段を備えたことを特徴とす
る。本発明の請求項5は、請求項1記載のCADシステ
ムにおいて、同時に表示された複数の入力処理項目に対
して座標位置指示手段及び命令入力処理手段によって入
力項目を自由に選択できる入力処理手段を備えたことを
特徴とする。
【0014】本発明の請求項6は、請求項1記載のCA
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は、自動実
行処理の中で初期値を設定することができる初期値設定
手段と、設定された初期値を表示して対話形式で必要な
部分だけを入力する入力処理手段を備えたことを特徴と
する。
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は、自動実
行処理の中で初期値を設定することができる初期値設定
手段と、設定された初期値を表示して対話形式で必要な
部分だけを入力する入力処理手段を備えたことを特徴と
する。
【0015】本発明の請求項7は、請求項1記載のCA
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は、入力項
目のデータを選択形式で指定できる選択形式入力処理手
段を備えたことを特徴とする。
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は、入力項
目のデータを選択形式で指定できる選択形式入力処理手
段を備えたことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項8は、請求項1記載のCA
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は入力処理
の状態を前記自動実行処理手段に返す入力処理手段を備
えたことを特徴とする。
Dシステムにおいて、前記自動実行処理手段は入力処理
の状態を前記自動実行処理手段に返す入力処理手段を備
えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例(請求項
1乃至請求項3対応)であるCADシステムのブロック
図である。
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例(請求項
1乃至請求項3対応)であるCADシステムのブロック
図である。
【0018】同図において、1は図形処理を行う処理装
置と処理プログラム、2は図形情報やオペレーション情
報を表示する表示装置、3は図形要素を入力または図形
要素を認識するための領域を指示する座標指示装置、4
はオペレーションを行うための命令入力装置、5は処理
プログラムやデータを記憶する主記憶装置、6は作成し
た図形要素やワークファイルを保存する補助記憶装置で
ある。
置と処理プログラム、2は図形情報やオペレーション情
報を表示する表示装置、3は図形要素を入力または図形
要素を認識するための領域を指示する座標指示装置、4
はオペレーションを行うための命令入力装置、5は処理
プログラムやデータを記憶する主記憶装置、6は作成し
た図形要素やワークファイルを保存する補助記憶装置で
ある。
【0019】本発明ではCAD作業においてマクロ機能
を利用する場合に、マクロ処理の一つとして使うことが
できる。マクロ機能は、CADシステムの処理をマクロ
言語によって一連のまとまった操作や定型的な図形作成
処理,演算処理などをプログラミングして実行すること
によってCAD作業の効率を上げるものである。このマ
クロ処理は、一般的なプログラミング言語のように演算
処理やデータの入出力処置を行う他に、CADコマンド
の実行などCAD特有の処置を行う機能をもっている。
を利用する場合に、マクロ処理の一つとして使うことが
できる。マクロ機能は、CADシステムの処理をマクロ
言語によって一連のまとまった操作や定型的な図形作成
処理,演算処理などをプログラミングして実行すること
によってCAD作業の効率を上げるものである。このマ
クロ処理は、一般的なプログラミング言語のように演算
処理やデータの入出力処置を行う他に、CADコマンド
の実行などCAD特有の処置を行う機能をもっている。
【0020】このようなマクロ機能を実行する場合、単
純に一連の処理を実行するだけの場合もあるが、多くの
場合、処理条件の設定、データの入力及び処理結果の確
認などをCAD作業を行う人と対話形式で行う必要があ
る。対話形式の処理は、例えばデータ入力の場合、デー
タを入力するための項目の表示と文字や数値の入力、そ
れらを表示装置上に配置するための処理を行うととも
に、入力されたものが適正なものか否かなどの判定をし
て、適正な内容でなければ再入力をさせる必要がある。
純に一連の処理を実行するだけの場合もあるが、多くの
場合、処理条件の設定、データの入力及び処理結果の確
認などをCAD作業を行う人と対話形式で行う必要があ
る。対話形式の処理は、例えばデータ入力の場合、デー
タを入力するための項目の表示と文字や数値の入力、そ
れらを表示装置上に配置するための処理を行うととも
に、入力されたものが適正なものか否かなどの判定をし
て、適正な内容でなければ再入力をさせる必要がある。
【0021】また、CADシステムのマクロ処理は一般
的にCADを利用する人がプログラミングを行なわなけ
ればならないから、プログラミングの専門的な知識や経
験がないと、操作性のよい入出力処理を行うためには多
くの時間と手間を必要とすることになり、CADシステ
ムの利用者に大きな負担を与えることになる。
的にCADを利用する人がプログラミングを行なわなけ
ればならないから、プログラミングの専門的な知識や経
験がないと、操作性のよい入出力処理を行うためには多
くの時間と手間を必要とすることになり、CADシステ
ムの利用者に大きな負担を与えることになる。
【0022】本発明では、このマクロ機能を簡単に利用
するために、これらの入出力を受持つ専用の関数を用意
することにより、CAD利用者のプログラミングの負担
を大幅に軽減している。例えば図3に示すように、初期
値設定31をした後、複数項目入力処理32を行い、そ
れらの入力が正しいことを判定33してから実行処理3
4するものであるので、マクロ処理の記述が簡単とな
り、CAD利用者のプログラミングの負担を大幅に軽減
できる。
するために、これらの入出力を受持つ専用の関数を用意
することにより、CAD利用者のプログラミングの負担
を大幅に軽減している。例えば図3に示すように、初期
値設定31をした後、複数項目入力処理32を行い、そ
れらの入力が正しいことを判定33してから実行処理3
4するものであるので、マクロ処理の記述が簡単とな
り、CAD利用者のプログラミングの負担を大幅に軽減
できる。
【0023】図4は、マクロ処理におけるデータ入力処
理の構成図(請求項4乃至請求項8対応)である。同図
に示すように、マクロ処理41におけるデータや処理条
件などの入出力は、入力処理を行う形式が記述された入
力処理形式記憶手段(入力形式設定ファイル)43と、
入力処理形式記憶手段43に記述されている形式に従っ
てデータの入力処理をするデータ入力処理手段42を使
用してデータの入力と入力した結果の取得を行う。この
ような処理をマクロの関数としてマクロプログラムの中
で記述して使用する。44はマクロ記述ファイル、45
はCAD画面である。
理の構成図(請求項4乃至請求項8対応)である。同図
に示すように、マクロ処理41におけるデータや処理条
件などの入出力は、入力処理を行う形式が記述された入
力処理形式記憶手段(入力形式設定ファイル)43と、
入力処理形式記憶手段43に記述されている形式に従っ
てデータの入力処理をするデータ入力処理手段42を使
用してデータの入力と入力した結果の取得を行う。この
ような処理をマクロの関数としてマクロプログラムの中
で記述して使用する。44はマクロ記述ファイル、45
はCAD画面である。
【0024】また、マクロ処理における入出力関数は、
一つまたは複数の入力処理を入力処理手段42に対して
指示する。入力処理手段42はマクロ関数の指示に従っ
て入力処理形式記憶手段43の入力処理形式に従って入
力項目の表示を行う。マクロ関数からの指示が複数項目
の入力処理を指定してきた場合には、指定された複数項
目を同時に一つの表示画面45上に表示する。表示され
た入力項目へのデータの入力は、座標位置指示装置や命
令入力装置による入力項目の選択手段によって選択され
た入力項目に対して、座標位置指示装置や命令入力装置
によってデータの入力を行う。
一つまたは複数の入力処理を入力処理手段42に対して
指示する。入力処理手段42はマクロ関数の指示に従っ
て入力処理形式記憶手段43の入力処理形式に従って入
力項目の表示を行う。マクロ関数からの指示が複数項目
の入力処理を指定してきた場合には、指定された複数項
目を同時に一つの表示画面45上に表示する。表示され
た入力項目へのデータの入力は、座標位置指示装置や命
令入力装置による入力項目の選択手段によって選択され
た入力項目に対して、座標位置指示装置や命令入力装置
によってデータの入力を行う。
【0025】データの入出力処理は入出力処理の終了命
令があるまで項目の選択と入力処理を行う。入出力処理
の終了命令は「確認」や「中止」などの終了コードを入
出力処理手段を呼んだ関数に返す。データの入力形式は
文字列の入力,数値の入力,選択方式によるデータ入力
手段をもつ。これらの入力形式は、入力処理形式記憶手
段43でもっているため、入力形式の追加や変更などを
自由に行うことができる。
令があるまで項目の選択と入力処理を行う。入出力処理
の終了命令は「確認」や「中止」などの終了コードを入
出力処理手段を呼んだ関数に返す。データの入力形式は
文字列の入力,数値の入力,選択方式によるデータ入力
手段をもつ。これらの入力形式は、入力処理形式記憶手
段43でもっているため、入力形式の追加や変更などを
自由に行うことができる。
【0026】各入力手段は、入力されたデータチェック
を行い、データが指定された範囲外のデータであれば、
入力処理手段42の中で警告を出して再入力を促進させ
る。例えば、数値入力でデータ入力処理形式記憶手段4
3の中で、最小最大の入力範囲の指定を設定し、入力範
囲外のデータ入力に対して警告を出して再入力を行わせ
る。
を行い、データが指定された範囲外のデータであれば、
入力処理手段42の中で警告を出して再入力を促進させ
る。例えば、数値入力でデータ入力処理形式記憶手段4
3の中で、最小最大の入力範囲の指定を設定し、入力範
囲外のデータ入力に対して警告を出して再入力を行わせ
る。
【0027】選択方式の場合は、例えば色の選択をする
場合、表示画面45上に赤,青,緑などの表示を行い、
命令入力手段または座標位置指示手段によって表示され
ている項目の中から目的の項目を選択し、選択された項
目のデータをマクロ処理に返す。選択方式は、この他に
検索処理手段と組み合わせて、ファイルなどの一覧を表
示して目的のファイル名を命令入力手段または座標位置
指示手段によって選択する方法もある。これによって複
数の入力項目を同時に表示し、入力の順番に関係なく入
力処理を行い、入力処理の中で確認の指示が与えられる
まで、入力内容の変更が可能になる。
場合、表示画面45上に赤,青,緑などの表示を行い、
命令入力手段または座標位置指示手段によって表示され
ている項目の中から目的の項目を選択し、選択された項
目のデータをマクロ処理に返す。選択方式は、この他に
検索処理手段と組み合わせて、ファイルなどの一覧を表
示して目的のファイル名を命令入力手段または座標位置
指示手段によって選択する方法もある。これによって複
数の入力項目を同時に表示し、入力の順番に関係なく入
力処理を行い、入力処理の中で確認の指示が与えられる
まで、入力内容の変更が可能になる。
【0028】これらの処理は事前に決められた入力形式
に従って入力処置を行うため、マクロ処理全体では、統
一的な操作にすることができる。これによってCAD作
業者はマクロの種類に関係なく、統一的な操作方法でC
ADが扱え、マクロごとに操作方法を修得するなどの必
要性はなくなる。また、データの入力処理に対してはデ
ータの取得だけではなく、初期設定値を与えることがで
きる。入力処理に初期値を与えることによって、CAD
作業者は、初期値を確認した上で初期値と異なる部分だ
けを入力または変更するだけで済み、入力作業を軽減す
ることができる。
に従って入力処置を行うため、マクロ処理全体では、統
一的な操作にすることができる。これによってCAD作
業者はマクロの種類に関係なく、統一的な操作方法でC
ADが扱え、マクロごとに操作方法を修得するなどの必
要性はなくなる。また、データの入力処理に対してはデ
ータの取得だけではなく、初期設定値を与えることがで
きる。入力処理に初期値を与えることによって、CAD
作業者は、初期値を確認した上で初期値と異なる部分だ
けを入力または変更するだけで済み、入力作業を軽減す
ることができる。
【0029】図5はマクロ処理における入力処理の記述
方法の一例を示す図である。まず、最初に初期値の設定
51を行い、次にデータの入力処理52を行う。この入
力処理52では%FNA%や%STR%などの引数で入
力処理の形式を指定する。%FNA%はファイル名一覧
選択入力、%STR%は文字列の入力などの入力形式を
指定している。
方法の一例を示す図である。まず、最初に初期値の設定
51を行い、次にデータの入力処理52を行う。この入
力処理52では%FNA%や%STR%などの引数で入
力処理の形式を指定する。%FNA%はファイル名一覧
選択入力、%STR%は文字列の入力などの入力形式を
指定している。
【0030】次に、入力されたデータをマクロ変数に取
り込んで入力データの取得53をし、後は一般的な変数
としてマクロ処理を行うことができる。これを入力関数
を使用せずにすべてマクロ処理を行うとすると、エラー
処理や入力の指定の処理などで数百ステップの処理を必
要とするばかりではなく、高度なプログラミング技術を
CAD使用者に要求することになる。
り込んで入力データの取得53をし、後は一般的な変数
としてマクロ処理を行うことができる。これを入力関数
を使用せずにすべてマクロ処理を行うとすると、エラー
処理や入力の指定の処理などで数百ステップの処理を必
要とするばかりではなく、高度なプログラミング技術を
CAD使用者に要求することになる。
【0031】このように入力処理手段をマクロ処理で使
用することにより、操作性のよい入力処理をもったマク
ロ処理を簡単に作成することができ、高度なプログラミ
ング技術を要求せずにマクロ処理を利用することができ
る。また、一種類の入力処理手段を用いることから、統
一性のとれたデータ入力処理が行えるなど、CADシス
テムとしての操作性の向上と効率化を図ることができ
る。
用することにより、操作性のよい入力処理をもったマク
ロ処理を簡単に作成することができ、高度なプログラミ
ング技術を要求せずにマクロ処理を利用することができ
る。また、一種類の入力処理手段を用いることから、統
一性のとれたデータ入力処理が行えるなど、CADシス
テムとしての操作性の向上と効率化を図ることができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
乃至請求項8対応)によると、入力処理形式記憶手段に
入力処理形式をもったデータ入力処理手段と、その入力
処理手段をマクロ機能から利用することによって、マク
ロプログラムの作成の簡便化と効率を上げることができ
るとともに、データ入力処理における統一的な操作環境
でCADシステムの操作性を向上させるものである。
乃至請求項8対応)によると、入力処理形式記憶手段に
入力処理形式をもったデータ入力処理手段と、その入力
処理手段をマクロ機能から利用することによって、マク
ロプログラムの作成の簡便化と効率を上げることができ
るとともに、データ入力処理における統一的な操作環境
でCADシステムの操作性を向上させるものである。
【0033】また、マクロ処理の中で一括で入力編集処
理を行うことによってデータ入力の操作性が向上すると
ともに、統一された入力処理操作ができる。さらに、マ
クロ処理の記述が簡単になり、高度なプログラミングの
知識を必要とせずにマクロプログラムの作成が可能とな
って、マクロの生産効率の高いCADシステムを提供す
ることができる。
理を行うことによってデータ入力の操作性が向上すると
ともに、統一された入力処理操作ができる。さらに、マ
クロ処理の記述が簡単になり、高度なプログラミングの
知識を必要とせずにマクロプログラムの作成が可能とな
って、マクロの生産効率の高いCADシステムを提供す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例であるCADシステムのブロ
ック構成図。
ック構成図。
【図2】従来のマクロ処理におけるデータ入力処理のフ
ロー図。
ロー図。
【図3】本発明のマクロ処理におけるデータ入力処理の
フロー図。
フロー図。
【図4】本発明のデータ入力処理の構成図。
【図5】本発明を利用したマクロプログラムの記述の一
例を示す図。
例を示す図。
1…図形処理装置、2…表示装置、3…座標指示装置、
4…命令入力装置、5…主記憶装置、6…補助記憶装
置、21…表示位置設定手段、22…項目タイトル表示
手段、23…入力処理手段、24…入力内容判定手段、
25…実行処理手段、31…初期値設定手段、32…複
数項目入力処理手段、33…入力内容判定手段、34…
実行処理手段、41…マクロ処理装置、42…データ入
力処理装置、43…入力処理形式記憶手段、44…マク
ロ記述記憶手段、45…CAD表示画面、51…初期値
設定関数、52…データ入力処理関数、53…入力デー
タ取得関数。
4…命令入力装置、5…主記憶装置、6…補助記憶装
置、21…表示位置設定手段、22…項目タイトル表示
手段、23…入力処理手段、24…入力内容判定手段、
25…実行処理手段、31…初期値設定手段、32…複
数項目入力処理手段、33…入力内容判定手段、34…
実行処理手段、41…マクロ処理装置、42…データ入
力処理装置、43…入力処理形式記憶手段、44…マク
ロ記述記憶手段、45…CAD表示画面、51…初期値
設定関数、52…データ入力処理関数、53…入力デー
タ取得関数。
Claims (8)
- 【請求項1】 図形要素とその座標位置を記憶する記憶
手段と、この記憶された図形要素を表示する表示手段
と、図形要素の作成および編集処理を指示する図形作成
編集処理手段と、前記各手段の処理を処理手順に従って
自動的に行わせる自動実行処理手段を備えたことを特徴
とするCADシステム。 - 【請求項2】 請求項1記載のCADシステムにおい
て、前記自動実行処理手段は、対話形式でデータの処理
条件などの複数項目を一括して入力する入力処理手段を
備えたことを特徴とするCADシステム。 - 【請求項3】 請求項1記載のCADシステムにおい
て、前記自動実行処理手段は、対話形式の入力項目で記
憶する入力処理形式記憶手段と、この記憶した入力形式
を組み合わせて複数の項目に対して表示及び入力処理で
きる入力処理手段を備えたことを特徴とするCADシス
テム。 - 【請求項4】 請求項2記載のCADシステムにおい
て、入力処理形式を自由に追加や変更のできる入力処理
形式記憶手段を備えたことを特徴とするCADシステ
ム。 - 【請求項5】 請求項1記載のCADシステムにおい
て、同時に表示された複数の入力処理項目に対して座標
位置指示手段及び命令入力処理手段によって入力項目を
自由に選択できる入力処理手段を備えたことを特徴とす
るCADシステム。 - 【請求項6】 請求項1記載のCADシステムにおい
て、前記自動実行処理手段は、自動実行処理の中で初期
値を設定することができる初期値設定手段と、設定され
た初期値を表示して対話形式で必要な部分だけを入力す
る入力処理手段を備えたことを特徴とするCADシステ
ム。 - 【請求項7】 請求項1記載のCADシステムにおい
て、前記自動実行処理手段は、入力項目のデータを選択
形式で指定できる選択形式入力処理手段を備えたことを
特徴とするCADシステム。 - 【請求項8】 請求項1記載のCADシステムにおい
て、前記自動実行処理手段は入力処理の状態を前記自動
実行処理手段に返す入力処理手段を備えたことを特徴と
するCADシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298216A JPH09147132A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | Cadシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298216A JPH09147132A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | Cadシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09147132A true JPH09147132A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17856728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7298216A Pending JPH09147132A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | Cadシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09147132A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2354924A (en) * | 1999-05-24 | 2001-04-04 | Parametric Tech Corp | Feature based macro language for definition of customized functionality |
JP2009165198A (ja) * | 2009-04-27 | 2009-07-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 静止画と動画を撮影可能な撮影装置及び撮影方法 |
-
1995
- 1995-11-16 JP JP7298216A patent/JPH09147132A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2354924A (en) * | 1999-05-24 | 2001-04-04 | Parametric Tech Corp | Feature based macro language for definition of customized functionality |
US6608623B1 (en) | 1999-05-24 | 2003-08-19 | Parametric Technology Corporation | Feature-based macro language for definition of customized analytic and customized geometric functionality |
GB2354924B (en) * | 1999-05-24 | 2003-09-24 | Parametric Tech Corp | Feature based macro language for definition of customized analytic and customized geometric functionality |
JP2009165198A (ja) * | 2009-04-27 | 2009-07-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 静止画と動画を撮影可能な撮影装置及び撮影方法 |
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