JPH09160704A - コマンド補完装置 - Google Patents

コマンド補完装置

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JPH09160704A
JPH09160704A JP7324932A JP32493295A JPH09160704A JP H09160704 A JPH09160704 A JP H09160704A JP 7324932 A JP7324932 A JP 7324932A JP 32493295 A JP32493295 A JP 32493295A JP H09160704 A JPH09160704 A JP H09160704A
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JP
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argument
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JP7324932A
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Yoshiaki Shimizu
良昭 清水
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Fuji Facom Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コマンド入力時、コマンドの引数の補完候補が
多いときにも、引数の指定履歴などを考慮して、簡単な
操作でコマンドの補完ができる。 【解決手段】入力装置1からコマンドを入力し、自動検
索表示機能開始キー5を押すと、自動検索表示機能41
によって、入力したコマンドの引数の補完候補の文字列
が優先順に表示装置2に所定時間ずつ表示される。該当
の文字列が表示されたとき補完候補選定キー6を押す
と、その文字列によって引数が確定し補完される。表示
の優先順は、コマンドごとに補完候補の文字列の過去の
指定回数と指定時期が更新登録されている引数情報テー
ブル31に基づいて作成される補完候補摘出優先順位情
報テーブル32を参照して表示される。これにより、コ
マンドの引数の補完候補が多いときにも、オペレータの
文字列入力の回数が減りコマンド入力の操作が簡単にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータシ
ステムのコマンド入力時に引数を補完するコマンド補完
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、コンピュータシステム
のオペレーティングシステムとしてUNIX(UNIX
オペレーティングシステムは、UNIXシステムラボラ
トリーズ社が開発し、ライセンスしている)を使う場
合、そのシェルコマンドは図3に示すような構成であ
る。すなわち、コマンドは、処理内容を示すコマンド名
に続いて、ファイル名、あるいはコマンドの機能を選択
するオプションなどの文字列(引数1〜N)で構成され
る。
【0003】また、コマンド処理は各引数が確定したと
き実行される。そこで、オペレータがキーボードからコ
マンドを入力するときは、コマンド名とともにファイル
名やオプションなどの文字列(コマンドの引数)を決め
て入力する(補完という)。この場合、文字列の補完の
候補が多いときは、従来次のように入力していた。すな
わち、コマンド名を入力するとコンソールなどの表示装
置が入力待ち状態になるので、各引数ごとにオペレータ
自身が文字列をキー入力して補完を繰り返すか、すべて
の文字列をキー入力するか、あるいは過去に入力された
順に補完の候補を呼び出して補完していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコマンド補完方
法には次の問題がある。一般に、コマンドの種類は20
0〜300などと多く、各引数も複雑で多機能なオプシ
ョンを備えている。このため、引数に対する補完の候補
が多いと、上述のように、オペレータのキー入力の操作
回数が多くなり煩わしいだけでなく操作時間もかかり作
業効率も悪い。また、オペレータはコマンドの引数を完
全に覚えているか、あるいはオンラインマニュアルなど
を参照して入力しなければならないため面倒で、誤操作
のおそれもあった。
【0005】この原因は、補完されるコマンドの引数の
文字列の指定回数や指定時期など、過去の履歴が十分に
は反映されていないためである。この発明の課題は、コ
マンドの引数の補完候補が多いときにも、引数の指定履
歴などを考慮して、簡単な操作でコマンドの補完ができ
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、入力
されたコマンドの引数を補完してコマンド処理を実行す
るコンピュータシステムのコマンド補完装置において、
コマンドごとに所持する、そのコマンドが持つ各引数に
対する複数の補完候補の優先順位を示す補完候補摘出優
先順位情報テーブルと、引数の補完候補を表示する表示
装置と、表示装置に表示された補完候補を確定する引数
確定手段とを備え、コマンドが入力されたとき、その入
力コマンドに対する補完候補摘出優先順位情報テーブル
を所定の引数の順に参照して、各引数の補完候補を優先
順に所定時間ずつ表示装置に表示させ、引数確定手段に
よって確定する。
【0007】これにより、コマンドを入力すると、各引
数ごとに補完候補が優先順位の高いものから順に表示装
置に表示されるので、該当の引数候補が表示されたとき
引数確定手段により確定できる。したがって、コマンド
の引数の補完候補が多いときにも、オペレータの入力操
作の回数が減り、簡単な操作でコマンドの補完が行われ
る。
【0008】また、引数がコマンドに固有の場合、コマ
ンドごとに所持する、そのコマンドが持つ各引数に対す
る複数の補完候補の指定回数と指定時期との履歴を記憶
する引数情報テーブルを備え、補完候補摘出優先順位情
報テーブルは、入力コマンドに対する各引数情報テーブ
ルを参照して、補完候補を、指定回数の多い順と指定時
期の新しい順に交互に並べて作成してもいい。
【0009】これにより、引数の補完候補を文字列ごと
の指定回数と指定時期によって過去の指定履歴を反映で
きるので、より容易に引数の補完が行われる。また、引
数がコマンド間で共有される場合、コマンドごとに所持
する、そのコマンドが持つ各引数に対する複数の補完候
補の指定回数と指定時期との履歴を記憶する引数情報テ
ーブルと、コマンド間の関連を示すコマンド間関連情報
テーブルとを備え、補完候補摘出優先順位情報テーブル
は、コマンド間関連情報テーブルに示された相互に関連
をもつ入力コマンドと関連コマンドとのそれぞれに対し
て、各引数情報テーブルを参照して、補完候補を、指定
回数の多い順と指定時期の新しい順に交互に並べて優先
順位を付け、さらに入力コマンドと関連コマンドとのそ
れぞれの各引数の補完候補を、前記優先順位の高い順に
交互に並べて作成してもいい。
【0010】これにより、コマンド間で共有される引数
の指定履歴を反映できるので、単一のコマンドによるよ
りも、いっそう容易に引数の補完が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(1)発明の構成と動作について 図1はこの発明の一実施の形態を示す構成ブロック図で
ある。この装置は次の要素で構成される。すなわち、外
部からコマンドを入力するキーボードなどの入力装置
1、コマンドを表示するコンソールなどの表示装置2、
各コマンドに対してそれぞれ登録された各種の情報テー
ブルを格納する記憶装置3、自動検索表示機能開始キー
5、補完候補選定キー6、改行キー7、および装置全体
を制御するコンピュータ4である。なお、記憶装置3に
格納される情報テーブルは、後記するように、引数情報
テーブル31,補完候補摘出優先順位情報テーブル3
2,およびコマンド間関連情報テーブル33である。ま
た、コンピュータ4の機能としては、後記するように、
自動検索表示機能41,テーブル作成機能42,および
コマンドや所定キーの処理と各装置を制御する機能など
である。
【0012】図2はこの発明の動作を示すフローチャー
トである。また、図4(a)〜(c)は、以下に述べる
動作の過程で表示装置2に表示されるコマンドの表示例
である。図1,図3,図4を参照しながら動作を説明す
る。まず、オペレータは入力装置1からコマンド名を入
力し、自動検索表示機能開始キー5を押す。図4(a)
はこの時点の表示装置2の表示例で、入力したコマンド
名だけが表示されている。この操作により、自動検索表
示機能41が、まずコマンド名の次に続く引数1(図3
参照)に補完候補があるかどうかを、入力されたコマン
ドに対応する引数情報テーブル31に登録されている補
完候補(文字列)の有無により判断する(ステップS1
01)。
【0013】補完候補が登録されていないときは(分岐
N)、表示装置2には補完候補が表示されないので、オ
ペレータが入力装置1から引数として所要の文字列を入
力し(ステップS102)、ステップS110へ進む。
補完候補があるときは(ステップS101,分岐Y)、
その補完候補の数が1つか複数かを、引数情報テーブル
31の補完候補の数により判断する(ステップS10
3)。
【0014】補完候補が1つのときは(分岐N)、その
候補により引数が補完されコマンド処理が行われ(ステ
ップS104)、ステップS110へ進む。補完候補が
複数個あるときは(ステップS103,分岐Y)、その
補完しようとする引数が入力されたコマンドに固有の引
数かどうかを、コマンド間関連情報テーブル33を参照
して判断する(ステップS105)。すなわち、入力さ
れたコマンドの引数が、特定のコマンドだけに指定され
るもの、たとえば他のコマンドに対しては文字列の型が
異なる引数や、特定のコマンドで頻繁に指定されるよう
な引数かどうかを判断する。
【0015】オプションのようにコマンドごとに指定さ
れる型が決まる引数のときは、テーブル作成機能42
が、入力されたコマンドの持つ引数情報テーブル31を
参照して、そのコマンド固有の補完候補摘出優先順位情
報テーブル32を後述する方法で作成する(ステップS
106)。ファイル名のように複数のコマンド間で共通
に指定する引数のときは、テーブル作成機能42が、入
力されたコマンドがもつ引数情報テーブル31と、コマ
ンド間関連情報テーブル33に登録されている関連する
コマンドが持つ引数情報テーブル31とを参照して、コ
マンド間の関連性を考慮した補完候補優先順位情報テー
ブル32を後述する方法で作成する(ステップS10
9)。
【0016】次に、自動検索表示機能41は、上記の補
完候補摘出優先順位情報テーブル32を参照しながら、
補完候補を優先順位の高いものから所定時間(たとえば
数秒間)ずつ順番に表示装置2に表示させる(ステップ
S107)。図4(b)はこの時点の表示装置2の表示
例である。引数1を入力(補完)する領域(図の点線で
囲んだ領域)に、優先順に次々と引数の補完候補が表示
されていく。
【0017】ここで、補完候補を選定するには、代わる
代わる表示される候補の中から該当候補が表示されたと
き、オペレータが補完候補選定キー6を押すことにより
選定する(ステップS108)。以上の動作により、入
力されたコマンド名に続く引数1が補完される。次に、
補完動作をさらに続けるかどうかを判断する(ステップ
S110)。すなわち、ここで、所定時間たってもキー
入力がなく、入力されたコマンドに引数がまだ存在する
ときはステップS101へ戻り、上記と同様の動作によ
り次の引数の補完を行う(ステップS110,分岐
Y)。図4(c)はこの時点の表示装置2の表示例であ
る。すなわち、上記のようにして確定された引数1が表
示され、それに続く引数2の候補が、引数1の候補と同
様に所定時間ずつ優先順に表示されている。
【0018】また、改行キー7が押されると、文字列の
補完処理を終了し(ステップS110,分岐N)、確定
した引数に対してコマンドが解釈、実行されるととも
に、引数情報テーブル31の履歴(引数の指定回数や指
定時期情報)が更新され(ステップS111)終了す
る。なお、上記の動作ではコマンドが入力されるたび
に、各引数の候補を決めるためにそのコマンドに対応し
た引数情報テーブルが参照され、補完候補摘出優先順位
情報テーブルが作成されている。しかし、前回同じコマ
ンド名に対して作成・保存された補完候補摘出優先順位
情報テーブルをただちに参照して表示するようにしても
いい。 (2)テーブル群について 以下に、この発明で使用する情報テーブル群の構成と、
補完候補摘出優先順位情報テーブルの作成方法について
説明する。
【0019】図5,図6は、この発明で使用する情報テ
ーブル群を示す図である。まず、図5は、前述したコマ
ンド固有の情報に基づいて補完候補に優先順位を付けた
テーブルを使って補完する場合を示す。すなわち、たと
えばコマンドAの引数として指定する文字列を補完する
場合、補完候補が複数あるときは、コマンド間関連情報
テーブル33を参照し、コマンドAと関連のあるコマン
ドがあるかどうかを調べる。関連するコマンドがない場
合は、コマンドAが所持する引数情報テーブル31Aを
参照して、コマンドA固有の補完候補摘出優先順位情報
テーブル32Aを作成する。そうして、この補完候補摘
出優先順位情報テーブル32Aに記された優先順位の高
い順番に、補完候補を自動検索表示機能41により表示
する。
【0020】なお、上記で関連するコマンドがない場合
とは、前述したように、指定する引数がファイル名を指
定する場合などのように個々のコマンドで共通に指定出
来るような引数ではなく、オプションのようにコマンド
ごとに設定する文字列などの型が異なるような場合であ
る。次に、図6は、コマンド間の関連性を考慮して補完
候補に優先順位を付けたテーブルを使って補完する場合
を示す。
【0021】すなわち、コマンドの引数を指定するに当
たり、たとえばコマンドAとコマンドBに関連がある場
合、コマンドB固有の補完候補摘出優先順位テーブル3
2BとコマンドA固有の補完候補摘出優先順位情報テー
ブル32Aとから、コマンド間関連性を考慮した補完候
補摘出優先順位情報テーブルを作成する。そうして、こ
のテーブルに記された優先順位の高い順番に、補完候補
を自動検索表示機能41により表示する。
【0022】次に、上述したコマンド固有の情報、ある
いはコマンド間の関連性を考慮して補完候補に優先順位
を付けた補完候補摘出優先順位情報テーブルの作成方法
の例を説明する。 (イ)コマンド固有の情報に基づいた補完候補摘出優先
順位情報テーブル 図7は、コマンドA,Bがそれぞれ所持する引数情報テ
ーブル31A,31B、上記の引数情報テーブルから補
完候補摘出優先順位情報テーブルを作成するための手順
を示したコマンド固有の補完候補摘出優先順位情報テー
ブル(作成手順)、およびこの手順により作成されたコ
マンドA,Bそれぞれに固有の補完候補摘出優先順位情
報テーブル32A,32Bを示す。
【0023】引数情報テーブル31Aは、コマンドAの
引数1〜引数Zの各引数に対する複数の情報テーブルか
ら構成される。各引数のテーブルには、補完候補となる
ファイル名やオプションなどの各文字列(ABCなど)
に対して、過去に指定された指定時期と指定回数とを示
す履歴情報が保存されている。ここで、たとえば、引数
1から引数nにはファイル名、引数mから引数Zにはオ
プションが入るように設定する。また、指定時期は、最
初に指定された文字列を1とし、指定時期が新しくなる
たびに2,3,4などと値をつける。さらに、指定回数
は、最初1に設定し指定されるたびに1ずつ増加させ
る。
【0024】なお、引数情報テーブル31Bについても
同様である。次に、コマンドA固有の補完候補摘出優先
順位情報テーブルの作成方法の例について説明する。コ
マンド固有の文字列の補完候補に対する優先順位は、引
数情報テーブルに保存されている指定時期と指定回数に
基づいて、次の二つの順位付けの条件により決める。す
なわち、条件1は、指定時期が最近の文字列ほど高い優
先順位を付ける。これは、先にコマンドの引数として指
定した文字列を再度、そのコマンドの引数として指定す
る場合が多いからである。条件2は、コマンドの引数と
して頻繁に指定され文字列、つまり、指定回数の多い文
字列ほど高い優先順位を付ける。上記の2条件を、指定
時期と指定回数別に付けた優先順位の高い補完の候補
(文字列)から低い補完の候補へと交互に順位付けする
ことによって、補完候補に対するコマンド固有の優先順
位が決まる。
【0025】この手順を示したのが、図7のコマンド固
有の補完候補摘出優先順位情報テーブル(作成手順)で
ある。そこで、たとえば引数情報テーブル31Aを、上
記の作成手順テーブルにより補完候補の優先順位を付け
ると、コマンドA固有の補完候補摘出優先順位情報テー
ブル32Aが作成される。なお、コマンドBについても
同様である。
【0026】以上のようにして、コマンドごとに引数情
報テーブルを持たせることにより、補完の候補にコマン
ド固有の優先順位という情報を持たせることができる。 (ロ)コマンド間の関連性を考慮した補完候補摘出優先
順位情報テーブル 図8は、コマンド間関連情報テーブル33、コマンド間
関連性を考慮した補完候補摘出優先順位情報テーブル
(作成手順)、およびコマンドA,Bの関連性を考慮し
た補完候補摘出優先順位情報テーブルを示す。
【0027】コマンド固有の情報を共有するための、コ
マンド間関連情報テーブル33には、コマンドの引数と
して文字列を指定する直前に別のコマンドの引数として
その文字列を指定するなど、コマンドと関連がある別の
コマンドを登録する。たとえば図8では、コマンドAと
コマンドBには関連のあることがわかる。そこで、コマ
ンド間関連情報テーブル33に登録されたコマンド間
で、(イ)で述べたようにして、それぞれのコマンド固
有の補完候補摘出優先順位情報テーブルを作成し、それ
を使って、コマンド間関連性を考慮した補完候補摘出優
先順位情報テーブルを作成する。
【0028】たとえば、コマンドAとコマンドBの関連
性を考慮した補完候補摘出優先順位情報テーブルを作成
するには、コマンドA,コマンドBそれぞれのコマンド
固有補完候補摘出優先順位情報テーブル(図7で示した
テーブル32A,32B)を参照して、コマンド間関連
性を考慮した補完候補摘出優先順位情報テーブル(作成
手順)に示した条件に基づいて作成する。このようにし
て作成したのが、図8(下段)に示したコマンドAとコ
マンドBの関連性を考慮した補完候補摘出優先順位情報
テーブルである。
【0029】なお、コマンド間関連性を考慮した補完候
補摘出優先順位情報テーブル(作成手順)において、コ
マンドAの引数を補完する際にコマンドBがもつ引数情
報を使う場合、関連コマンドはコマンドBを指し、対象
コマンドはコマンドAを指している。以上、(イ),
(ロ)に述べたようにして、コマンドの引数の補完候補
に優先順位を付けた優先順位情報テーブルを作成し、優
先順位の高い補完候補から順に、所定時間コンソールな
どの表示装置に表示し、該当する補完候補が表示された
とき、たとえばタブキーなどを流用した補完候補確定キ
ーで確定するようにすれば、効率良く補完候補を確定で
きる。
【0030】
【発明の効果】この発明によれば、コマンドごとにその
引数となる文字列の補完候補に優先順位を付けておき、
その優先順に補完候補を所定時間ずつ表示させて確定す
ることにより、コマンドの引数の補完候補が多いときに
も、簡単な操作でコマンドの補完ができる。
【0031】また、補完の優先順位を決める場合に、各
引数の文字列の指定回数と指定時期の履歴テーブルを備
え、さらにオプションのようにコマンド固有の引数の場
合、あるいはファイル名のようにコマンド間で共通して
指定される引数の場合について、それぞれ補完の優先順
位を決めるようにすれば、補完時に引数の指定履歴が反
映される。これにより、補完候補が多いときにも、希望
の候補をすぐに選定でき、キー入力回数が減り、作業の
煩わしさや誤操作などもなくなりコマンド入力の作業能
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による一実施の形態を示す構成ブロッ
ク図
【図2】図1の発明に基づく動作を示すフローチャート
【図3】コマンドの構成を示す図
【図4】図1の発明に基づく操作過程での表示装置の表
示例を示す図
【図5】コマンド固有の情報から補完する場合の情報テ
ーブル群を示す図
【図6】コマンド間の関連性を考慮して補完する場合の
情報テーブル群を示す図
【図7】コマンド固有の補完候補摘出優先順位情報テー
ブルを作成する手順を示す図
【図8】コマンド間関連性を考慮した補完候補摘出優先
順位テーブルを作成する手順を示す図
【符号の説明】
1…入力装置、2…表示装置、3…記憶装置、4…コン
ピュータ、5…自動検索表示機能開始キー、6…補完候
補選定キー、7…改行キー、31…引数情報テーブル、
32…補完候補優先順位情報テーブル、33…コマンド
間関連情報テーブル、41…自動検索表示機能、42…
テーブル作成機能。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたコマンドの引数を補完してコマ
    ンド処理を実行するコンピュータシステムのコマンド補
    完装置において、 コマンドごとに所持する、そのコマンドが持つ各引数に
    対する複数の補完候補の優先順位を示す補完候補摘出優
    先順位情報テーブルと、 引数の補完候補を表示する表示装置と、 表示装置に表示された補完候補を確定する引数確定手段
    とを備え、 コマンドが入力されたとき、その入力コマンドに対する
    補完候補摘出優先順位情報テーブルを所定の引数の順に
    参照して、各引数の補完候補を優先順に所定時間ずつ表
    示装置に表示させ、引数確定手段によって確定すること
    を特徴とするコマンド補完装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコマンド補完装置におい
    て、引数がコマンドに固有の場合、 コマンドごとに所持する、そのコマンドが持つ各引数に
    対する複数の補完候補の指定回数と指定時期との履歴を
    記憶する引数情報テーブルを備え、 補完候補摘出優先順位情報テーブルは、入力コマンドに
    対する各引数情報テーブルを参照して、補完候補を、指
    定回数の多い順と指定時期の新しい順に交互に並べて作
    成することを特徴とするコマンド補完装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のコマンド補完装置におい
    て、引数がコマンド間で共有される場合、 コマンドごとに所持する、そのコマンドが持つ各引数に
    対する複数の補完候補の指定回数と指定時期との履歴を
    記憶する引数情報テーブルと、コマンド間の関連を示す
    コマンド間関連情報テーブルとを備え、 補完候補摘出優先順位情報テーブルは、コマンド間関連
    情報テーブルに示された相互に関連をもつ入力コマンド
    と関連コマンドとのそれぞれに対して、各引数情報テー
    ブルを参照して、補完候補を、指定回数の多い順と指定
    時期の新しい順に交互に並べて優先順位を付け、さらに
    入力コマンドと関連コマンドとのそれぞれの各引数の補
    完候補を、前記優先順位の高い順に交互に並べて作成す
    ることを特徴とするコマンド補完装置。
JP7324932A 1995-12-14 1995-12-14 コマンド補完装置 Pending JPH09160704A (ja)

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