JPH09146022A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09146022A
JPH09146022A JP32371395A JP32371395A JPH09146022A JP H09146022 A JPH09146022 A JP H09146022A JP 32371395 A JP32371395 A JP 32371395A JP 32371395 A JP32371395 A JP 32371395A JP H09146022 A JPH09146022 A JP H09146022A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のビーム間での位相同期のずれ量を小さ
くする。 【解決手段】 一方のレーザビーム用の位相同期回路1
04は、ビデオクロック信号VCLKを同期検知パルス
DETP1と位相同期させてVCLKAを出力する。V
CLKAは分周回路106で分周されVCLK1として
第1のレーザダイオードの駆動に用いられると共に、F
IFO101の読出クロックとなる。他方のレーザビー
ム用の位相同期回路105は、位相同期回路104で生
成されたVCLKAをさらに同期検知パルスDETP2
と位相同期させてVCLKBを出力する。VCLKBは
分周回路107で分周されVCLK2として第2のレー
ザダイオードの駆動に用いられると共に、FIFO10
2の読出クロックとなる。ビデオデータVDATAはF
IFO101,102によって2ライン化され、これに
基づいて2本のレーザビームが同時駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、レーザビームを用
いて感光体に潜像を形成するディジタル複写機やプリン
タ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像信号に応じてレーザビー
ムを駆動して感光体に照射させることによりディジタル
画像を形成するレーザプリンタや、これを利用したディ
ジタル複写機等の画像形成装置が知られている。このよ
うな装置では、従来より、1本のレーザビームをポリゴ
ンミラーで走査して感光体に照射させる機構となってい
ることから、その動作を高速化するためには、ポリゴン
ミラーの回転速度を高速化する必要があるとともに、ビ
デオクロックの周波数を大きくする必要がある。しか
し、ポリゴンミラーは機械的部品であるため、その回転
速度を上げるためには高精度の加工技術や制御技術が必
要となって困難を伴い、コストアップの要因ともなる。
一方、ビデオクロック周波数が過度に高くなると、レー
ザビームを発生するためのレーザダイオードの変調が困
難になるという問題がある。
【0003】そこで、このような問題を解決するため、
例えば特開昭57−8887号公報では、複数のレーザ
ビームを用い、これをそれぞれの同期検知信号により位
相合わせしたクロックによって同時駆動するようにした
ビーム記録装置が開示されている。この装置では、例え
ばn本のビームを用いると、ビデオクロック周波数は1
/nになってビデオクロック周波数を小さくでき、逆に
同一周波数ならばn倍の高速化が可能となる。しかも、
ポリゴンミラーの回転速度を特に上げる必要もない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
複数ビームによる方法では、各ビームのクロックの位相
を、それぞれのビームの同期検知素子を用いて同期させ
るようになっているため、位相同期のずれ量が順次加算
されて増大し、例えば描かれた縦線が曲がるという現象
が生じるという問題があった。そこで、本発明の目的
は、位相同期のずれ量を小さくして画像を忠実に再現す
ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、複数のレーザビームのそれぞれに対応して同期
検知素子を設け、複数ラインの画像データを同時に記録
するようにした画像形成装置であって、一のビームに対
応して設けられた同期検知素子を用いて、当該ビーム用
のビデオクロックの位相を同期させる位相同期手段と、
前記位相同期手段によって位相同期がとられたビデオク
ロックを用いて当該ビームの位置合わせを行う位置合わ
せ手段と、前記一のビームについて位相同期のとられた
ビデオクロックの位相を、さらに他のビームに対応して
設けられた同期検知素子を用いて同期させる他の位相同
期手段と、前記他の位相同期手段によって位相同期がと
られたビデオクロックを用いて前記他のビームの位置合
わせを行う他の位置合わせ手段とを備えて前記目的を達
成する。
【0006】この画像形成装置では、一のビーム用の同
期検知素子を用いて当該ビーム用のビデオクロックの位
相同期がとられ、この位相同期がとられたビデオクロッ
クを用いて当該ビームの位置合わせが行われる。一方、
前記一のビームについて位相同期のとられたビデオクロ
ックは、さらに他のビーム用の同期検知素子を用いて位
相同期がとられ、この同期のとられたビデオクロックを
用いて前記他のビームの位置合わせが行われる。
【0007】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、さらに、主走査ライン単
位で画像データを書き込むためのラインメモリを各ビー
ムごとに備えるとともに、ダミーの同期検知信号を生成
する回路を備え、前記ダミーの同期検知信号を用いて、
前記各ラインメモリに対するラインデータの書込動作を
順次行う一方、前記各同期検知素子から実際に出力され
た同期検知信号を用いて前記各ラインメモリの書込リセ
ットと読出リセットとを行うように構成したものであ
る。
【0008】この画像形成装置では、各ラインメモリに
対するラインデータの書込動作がダミーの同期検知信号
を用いて順次行われる一方、前記各ラインメモリの書込
リセットと読出リセットとは各同期検知素子から実際に
出力された同期検知信号を用いてそれぞれ行われる。
【0009】請求項3記載の画像形成装置は、請求項2
記載の画像形成装置において、さらに、前記各ラインメ
モリへのデータ書込みに用いる書込クロックを分周する
手段を各ビームごとに備え、前記分周手段によって分周
されたクロックを用いて前記各ラインメモリからの画像
データの読出しを行うように構成したものである。この
画像形成装置では、書込クロックを分周して作成したク
ロックを用いて、各ラインメモリからの画像データの読
出しが行われる。
【0010】
【実施の形態】以下、図1ないし図15を参照して、本
発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、本
発明の一実施の形態に係る画像形成装置の光学系の水平
方向の配置を表す図である。この光学系は、LD制御板
10によって制御されるレーザダイオードユニット(以
下、LDユニットという。)11と、LDユニット11
から出たレーザビーム(以下、単にビームという。)を
平行にするためのコリメートレンズ12と、コリメート
レンズ12で平行になったビームを垂直方向に圧縮する
ためのビームコンプレッサ13と、高速で回転すること
によってビームコンプレッサ13を通ったビームを反射
して水平方向(主走査方向)にスキャンさせるポリゴン
ミラー14とを具備している。
【0011】そして、さらにこの光学系は、前記ポリゴ
ンミラー14で反射したビームの照射により表面に潜像
が形成される感光体15と、感光体15の表面上の全域
にわたってビームの焦点を合わせるためのfθレンズ1
6,17と、感光体15に隣接して配置された2つの同
期検知素子18,19とを備えている。2つの同期検知
素子は、感光体15から近い方から同期検知素子18,
19の順に配置されている。
【0012】図2は、ポリゴンミラー14から感光体1
5に至る光路の図1の矢印Aの方向から見た状態を簡略
化して表す図である。この図に示したように、ポリゴン
ミラー14で反射した2本の平行ビームは、垂直方向に
間隔cを保持しつつfθレンズ16,17を通って感光
体15に入射するようになっている。
【0013】図3(a)は、LDユニット11の構成を
表し、図3(b)は図1の光学系の垂直方向の配置を表
す図である。なお、図3(b)では、ポリゴンミラー1
4による反射を省略している。図3(a)に示したよう
に、LDユニット11は、基板11aと、基板11a上
に配置された2個のLD11b−1およびLD11b−
2とを備えている。LD11b−1とLD11b−2と
の水平距離はh、垂直距離はvに設定されている。この
LDユニット11は、図3(b)に示したように、垂直
方向に配置されている。
【0014】LDユニット11のLD11b−1,LD
11b−2から出た各ビームは、互いに垂直方向に重な
るようにして、それぞれコリメートレンズ12、ビーム
コンプレッサ13、fθレンズ16,17を通り、垂直
方向にずらして配置された同期検知素子18,19にそ
れぞれ入射する。ここで、ビームコンプレッサ13は、
ビームを垂直方向(副走査方向)にのみ集光するように
なっているため、図2および図3(b)に示した2本の
ビーム21,22の垂直方向の間隔cは、図3(a)に
示したLD11b−1とLD11b−2との間の垂直距
離vよりも遙にに小さくなっている。
【0015】図4は、同期検知素子18を含む同期検知
回路の構成を表す図である。この回路は、カソード端を
電源に接続したフォトダイオードからなる同期検知素子
18と、一端を同期検知素子18のアノード端に接続し
他端を接地接続した抵抗器18aと、一方の入力端を同
期検知素子18のアノード端に接続し、他方の入力端に
参照電圧Vrefを印加するようにしたコンパレータ1
8bとを備えている。同期検知素子18がLD11b−
1からのビーム21を受光すると、抵抗器18aに電流
Iが流れ、Rの一方の入力端に電圧V1(=IR)が入
力される。そして、V1が参照電圧Vrefを越える
と、コンパレータ18bの出力端から正の同期検知パル
スDETP1が出力される。なお、同期検知素子18は
フォトダイオードに限定されることはなく、他の光電変
換素子でもよい。なお、他方の同期検知素子19を含む
同期検知回路の構成および動作についても同様であり、
同期検知素子19へのビーム22の入射に応じて正の同
期検知パルスDETP2が出力されるようになってい
る。
【0016】図5は、この画像形成装置の制御回路の要
部構成を表す図である。この回路は、原稿情報を読み取
るためのCCD(電荷結合素子)50と、CCD50の
出力端に接続された画像処理ゲートアレイ(IPU)6
0と、IPU60に接続されたビデオ処理ゲートアレイ
(GAVD)70と、GAVD70に接続された2つの
ファイフォメモリ(FIFO)71,72およびデータ
分割・同期制御部100と、データ分割・同期制御部1
00に接続された2つのLD制御部10−1,10−2
および2つのファイフォメモリ(FIFO)101,1
02とを備えている。
【0017】GAVD70には、IPU60からSDA
TAおよびSCLKが入力されるほか、同期検知パルス
DETP1およびビデオクロックVCLKが入力される
ようになっている。FIFO71,72は、読み取りと
書き込みの画素周波数が異なることから設けられたタイ
ミング調整用の先入れ先出しメモリである。
【0018】データ分割・同期制御部100は、例えば
ASIC(ApplicationSpecific
IC)で構成されており、GAVD70からビデオデー
タVDATAおよびビデオクロックVCLKが入力され
るほか、同期検知素子18,19を含む上記の同期検知
回路からそれぞれ同期検知パルスDETP1,DETP
2が入力され、これらに基づき位相同期のための制御等
を行うようになっている。そして、このデータ分割・同
期制御部100は、LD11b−1(図3)を駆動制御
するLD制御部10−1に対しビデオデータVDATA
1およびビデオクロックVCLK1を出力するととも
に、LD11b−2(図3)を駆動制御するLD制御部
10−2に対しビデオデータVDATA2およびビデオ
クロックVCLK2を出力するようになっている。
【0019】図6は、ASICで構成されたデータ分割
・同期制御部100の機能ブロックを表すものである。
この図に示したように、データ分割・同期制御部100
は、FIFO101,102に対する書込み/読出し制
御、位相制御、クロックの分周、ダミー同期信号の発
生、および信号LCLRの発生等の諸機能を備えてい
る。FIFO101,102は、GAVD70から入力
される1ビームデータを2ビームデータに変換するのに
用いられる先入れ先出しメモリである。
【0020】図7は、図6に示したデータ分割・同期制
御部100の要部回路をFIFO101,102を含め
て具体的に表す図である。この回路は、JKフリップフ
ロップ103と、FIFO101,102と、2つの位
相同期回路104,105と、2つの分周回路106,
107とを備えている。JKフリップフロップ103の
J,K端子はともに電源に接続(“H”レベルに固定)
され、クロック端子には後述する信号LCLRが入力さ
れ、ゲート端子には、副走査画像領域有効信号FGAT
E信号が入力されるようになっている。
【0021】JKフリップフロップ103の出力端子Q
は2分岐され、その一方は反転されてFIFO101の
ライトイネーブル端子WEに接続され、他方はそのまま
FIFO102のライトイネーブル端子WEに接続され
ている。
【0022】FIFO101,102の各ライトデータ
端子WDATAには、GAVD70(図5)からビデオ
データVDATAが入力され、各ライトリセット端子W
RESには、同期検知素子18を含んで構成された(ビ
ーム21に対する)同期検知回路(図4)からの同期検
知パルスDETP1が入力され、さらに、各ライトクロ
ック端子WCKには、GAVD70からビデオクロック
VCLKが入力されるようになっている。
【0023】また、FIFO101のリードリセット端
子RRESには、図4の同期検知回路から同期検知パル
スDETP1が入力され、FIFO102のリードリセ
ット端子RRESには、同期検知素子19を含んで構成
された(ビーム22に対する)同期検知回路から同期検
知パルスDETP2が入力されるようになっている。さ
らに、FIFO101,102の各リードイネーブル端
子REには、後述するリードイネーブル信号RE1,R
E2がそれぞれ入力されるようになっている。一方、F
IFO101,102の各リードデータ端子RDATA
からは、それぞれビデオデータVDATA1,VDAT
A2が出力され、LD制御部10−1,10−2に供給
する。
【0024】位相同期回路104には同期検知パルスD
ETP1が入力され、位相同期回路105には同期検知
パルスDETP2が入力されるようになっている。位相
同期回路104は、入力されたビデオクロック信号VC
LKの位相を同期検知パルスDETP1に同期させ、ビ
デオクロック信号VCLKAを出力する。このビデオク
ロック信号VCLKAは、分周回路106および位相同
期回路105に入力されるようになっている。一方、位
相同期回路105は、入力されたビデオクロック信号V
CLKAの位相を同期検知パルスDETP2に同期さ
せ、ビデオクロック信号VCLKBを出力する。このビ
デオクロック信号VCLKBは分周回路107に入力さ
れるようになっている。
【0025】分周回路106の出力信号は、FIFO1
01のリードクロック端子RCLKに入力されるととも
に、LD制御部10−1にビデオクロックVCLK1と
して供給されるようになっている。一方、分周回路10
7の出力信号は、FIFO102のリードクロック端子
RCLKに入力されるとともに、LD制御部10−2に
ビデオクロックVCLK2として供給されるようになっ
ている。
【0026】図8は、図7で示したライトイネーブル信
号RE1,RE2を生成するための回路構成を表す図で
ある。このライトイネーブル信号生成回路110は、2
つのカウンタ111,112と、2つのコンパレータ1
13,114とを備えている。カウンタ111には、分
周回路106(図7)から出力されたビデオクロック信
号VCLK1が入力され、カウンタ112には、分周回
路107(図7)から出力されたビデオクロック信号V
CLK2が入力される。カウンタ111の出力端子Qは
コンパレータ113の入力端子Aに接続され、カウンタ
112の出力端子Qはコンパレータ114の入力端子A
に接続されている。
【0027】コンパレータ113の他の入力端子Bには
所定の設定値1が入力され、コンパレータ114の他の
入力端子Bには所定の設定値2が入力される。カウンタ
111およびコンパレータ113の各リセット端子には
同期検知パルスDETP1が入力され、カウンタ112
およびコンパレータ114の各リセット端子には同期検
知パルスDETP2が入力されるようになっている。そ
して、コンパレータ113,114は、それぞれのカウ
ンタ111,112から出力されるカウント値とそれぞ
れの設定値1,2とを比較して、その比較結果に応じて
ライトイネーブル信号RE1,RE2を出力するように
なっている。
【0028】図9は、信号LCLRを生成するための回
路構成を表す図である。この回路は、カウンタ121
と、コンパレータ122と、ワンショット発生回路12
3と、オアゲート124と、直列3段に接続されたフリ
ップフロップ125〜127と、インバータ128と、
アンドゲート129とを備えている。カウンタ121に
はVCLKが入力され、出力端子Qからカウント値を出
力する。コンパレータ122にはカウンタ121からの
カウント値と所定の設定値とが入力され、両者を比較す
る。コンパレータ122の出力端はワンショット発生回
路123に接続され、ワンショット発生回路123の出
力端はオアゲート124の一方の入力端に接続されてい
る。
【0029】オアゲート124の他方の入力端には同期
検知パルスDETP1が入力される。オアゲート124
の出力端は、3段のフリップフロップのうちの最初のフ
リップフロップ125の入力端子Dに接続されている。
これらのフリップフロップ125〜127のクロック端
子にはVCLKが入力される。フリップフロップ127
の出力端子Qは、インバータ128を介してアンドゲー
ト129の一方の入力端に接続されている。アンドゲー
ト129の他方の入力端はフリップフロップ125の出
力端子Qに接続されている。そして、アンドゲート12
9の出力端子からは信号LCLRが出力されるようにな
っている。
【0030】この回路で、ワンショット発生回路123
からはダミー同期検知パルスDETP1が出力され、オ
アゲート124で本物の同期検知パルスDETP1とオ
アを取られてパルス信号DETP1Aとなる。ダミー同
期検知パルスDETP1は、カウンタ121によるVC
LKのカウント値が設定値と等しくなったときに出力さ
れる所定のパルス幅のパルス信号である。
【0031】次に、以上のような構成の画像形成装置の
動作を図10を参照して説明する。図9の回路は、本物
の同期検知パルスDETP1とダミー同期検知パルスD
ETP1とが重畳(混合)されたパルス信号DETP1
A(図10(a))と、信号LCLR(同図(b))と
を生成する。この図に示したように、信号LCLRは、
パルス信号DETP1Aが“H”レベルの期間中におい
て2クロック分だけ“H”レベルとなる信号であり、後
述のように、JKフリップフロップ103をトグル動作
させる。
【0032】図7において、FIFO101,102
は、ともに、WRESに入力される本物の同期検知パル
スDETP1(図10(d))によってライトリセット
(ライトアドレスのリセット)され、VCLKに同期し
てビデオデータVDATAが書き込まれる。これによ
り、GAVD70からの1ラインのビデオデータがFI
FO101,102によって2ライン化される。また、
FIFO101は本物の同期検知パルスDETP1(図
10(g))によってリードリセット(リードアドレス
のリセット)され、FIFO102は同期検知パルスD
ETP2(図10(h))によってリードリセットされ
る。
【0033】JKフリップフロップ103は、信号LC
LRに応じて出力をトグル的に反転させる。そして、J
Kフリップフロップ103の出力端子Qが“L”レベル
のときは、FIFO101のライトイネーブル端子WE
は“H”レベルとなってライトイネーブル状態となり
(図10(e))、FIFO102のWEは“L”レベ
ルとなってライトディスエーブル状態となる(同図
(f))。JKフリップフロップ103の出力端子Qが
“H”レベルのときは、この逆、すなわちFIFO10
1がライトディスイネーブル状態となり、FIFO10
2はライトイネーブル状態となる。
【0034】図8において、カウンタ111はVCLK
1をカウントし、そのカウント値が設定値1と等しくな
ると、リセット信号RE1(図10(i))を“H”レ
ベルにする。これにより、FIFO101はリードイネ
ーブル状態となる。同様に、カウンタ112はVCLK
2をカウントし、そのカウント値が設定値2と等しくな
ると、リセット信号RE2(図10(j))を“H”レ
ベルにする。これにより、FIFO102はリードイネ
ーブル状態となる。
【0035】位相同期回路104は、ビデオクロック信
号VCLKの位相を同期検知パルスDETP1に同期さ
せて、ビデオクロック信号VCLKAを出力する。この
ビデオクロック信号VCLKAは、分周回路106で分
周され、ビデオクロックVCLK1としてLD11b−
1用のLD制御部10−1に供給されるとともに、FI
FO101のRCLKに入力され、その読出クロックと
なる。一方、位相同期回路105は、位相同期回路10
4で生成されたビデオクロックVCLKAの位相をさら
に同期検知パルスDETP2に同期させて、ビデオクロ
ックVCLKBを出力する。
【0036】このビデオクロックVCLKBは分周回路
107で分周され、ビデオクロックVCLK2としてL
D11b−2用のLD制御部10−2に供給されるとと
もに、FIFO102のRCLKに入力され、その読出
クロックとなる。なお、GAVD70からのビデオデー
タVDATAをFIFO101,102によって2ライ
ン化して2ビーム(ビーム21,22)を同時駆動する
ので、FIFO101,102からビデオデータを読み
出すためのビデオクロックVCLK1,VCLK2は、
ともに、元のビデオクロックVCLKを1/2に分周し
たものでよい。
【0037】図10(i),(j)に示したように、F
IFO101用のリードイネーブル信号RE1の立ち上
がりタイミングと、FIFO102用のリードイネーブ
ル信号RE2の立ち上がりタイミングとの間隔dを調整
することにより、ビーム21とビーム22との間の主走
査ずれをなくすように調整することができる。
【0038】次に、位相同期の方法を具体的に説明す
る。図11は、位相同期回路104の具体的回路構成を
表す図である。この位相同期回路104は、元のビデオ
クロックVCLK(t1)を順次その1/8位相ずつ遅
延させて7つの遅延信号t2〜t8を出力する遅延素子
141,142と、入力端子A1〜A8に入力された信
号t1〜t8を同期検知パルスDETP1でラッチし、
出力端子Q1〜Q8およびその反転出力端子XQ1〜X
Q8から出力するフリップフロップ143,144と、
8個の3入力のナンドゲート145−1〜145−8
と、8入力のノアゲート146とを備えている。ナンド
ゲート145−1〜145−8の各第1入力端は、フリ
ップフロップ143,144の出力端子Q1〜Q8にそ
れぞれ接続され、各第2入力端は、フリップフロップ1
43,144の反転出力端子XQ2,XQ3,……XQ
1にそれぞれ接続されている。各第3入力端には信号t
1〜t8がそれぞれ入力される。
【0039】ノアゲート146の各入力端は、ナンドゲ
ート145−1〜145−8の各出力端に接続されてい
る。ノアゲート146の出力端からは同期クロックVC
LKAが出力されるようになっている。なお、位相同期
回路105についても同様の回路構成であるが、この回
路では、元のビデオクロックとしてVCLKAが入力さ
れるとともに、同期検知パルスとしてDETP2が入力
され、位相同期のとれたクロックとしてVCLKBが出
力される。
【0040】図12は、図11の位相同期回路104の
動作を表すタイミング図である。この図に示したよう
に、位相同期回路104は、元の入力クロックt1(同
図(a))に対して位相がそれぞれ1/8ずつ遅れた遅
延信号t2〜t8(同図(b)〜(h))を遅延素子1
41,142によって生成し、8つのt1〜t8の中で
同期検知パルスDETP1(同図(i))と最も位相の
近いものを同期クロックVCLKA(同図(j))とし
て出力する。この図では、t2が選択されて出力され
る。この場合の位相同期精度は1/8ドットとなる。
【0041】次に、本実施の形態に係る2ビーム用ビデ
オクロックの同期方式における効果を従来方式との比較
において説明する。図13は、図5におけるデータ分割
・同期制御部100の要部を従来方式で構成した回路で
あり、本実施の形態における図7の回路に対応するもの
である。なお、この図で、図7と同一構成要素には同一
符号を付し、説明を省略する。この回路では、位相同期
回路104によって同期検知パルスDETP1を元のビ
デオクロック信号VCLKに同期させ、これにより同期
のとれたクロックを分周してビデオクロック信号VCL
K1とする点は図7と同様であるが、位相同期回路10
5によって同期検知パルスDETP2を元のビデオクロ
ック信号VCLKに同期させ、これにより同期のとれた
クロックを分周してビデオクロック信号VCLK2′と
する点で図7と異なる。すなわち、この回路では、2つ
の位相同期回路104,105のいずれにおいて元のビ
デオクロック信号VCLKに基づいて同期をとるように
している。この場合には、例えば位相同期回路104,
105の位相同期精度が1/8ドットであったとする
と、図14に示したように、ビデオクロック信号VCL
K1(同図(b))とVCLK2′(同図(c))との
間には、最大で1/4ドット(1/8+1/8ドット)
のずれが生じることとなる。
【0042】これに対して、本実施の形態に係る図7の
回路構成では、同期検知パルスDETP1を用いてビデ
オクロック信号VCLKの位相同期をとって生成したク
ロック信号VCLKAを用いて、同期検知パルスDET
P2の位相同期をとるようにしたので、図15に示した
ように、ビデオクロック信号VCLK1(同図(a))
とVCLK2(同図(b),(c))との間には、最大
でも1/8ドットのずれしか生じない。なお、本実施の
形態では、2本のレーザビームを用いて2ラインの画像
データを同時記録する場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、3本以上のビームを用いた場
合にも適用できるのはもちろんである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像形成装置によれば、一のビーム用の同期検知素子を用
いて当該ビーム用のビデオクロックの位相同期をとり、
この位相同期がとられたビデオクロックを用いて当該ビ
ームの位置合わせを行う一方、前記一のビームについて
位相同期のとられたビデオクロックについて、さらに他
のビーム用の同期検知素子を用いて位相同期をとり、こ
の同期のとられたビデオクロックを用いて前記他のビー
ムの位置合わせを行うようにしたので、複数の各ビーム
の主走査方向の位置ずれ量を小さくすることができる。
【0044】特に、請求項2記載の画像形成装置によれ
ば、各ラインメモリに対するラインデータの書込動作を
ダミーの同期検知信号を用いて順次行う一方、前記各ラ
インメモリの書込リセットと読出リセットとを各同期検
知素子から実際に出力された同期検知信号を用いてそれ
ぞれ行うようにしたので、簡潔な構成で回路を実現する
ことができる。請求項3記載の画像形成装置によれば、
書込クロックを分周して作成したクロックを用いて各ラ
インメモリからの画像データの読出しを行うようにした
ので、簡潔な構成で回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の光
学系の概略構成を表す図である。
【図2】図1のポリゴンミラーから感光体に至る光路を
簡略化して表す図である。
【図3】(a)はLDユニットの構成を表し、(b)は
図1の光学系の垂直方向の配置を表す図である。
【図4】同期検知回路の構成を表す回路図である。
【図5】画像形成装置の制御回路の要部を表す回路図で
ある。
【図6】データ分割・同期制御部の機能ブロックを表す
図である。
【図7】図5のデータ分割・同期制御部の要部回路を具
体的に表す回路図である。
【図8】図7のライトイネーブル信号を生成する回路の
構成を表す回路図である。
【図9】信号LCLRを生成する回路の構成を表す回路
図である。
【図10】図7の回路の動作を説明するためのタイミン
グ図である。
【図11】位相同期回路の具体的回路構成を表す回路図
である。
【図12】図11の位相同期回路の動作を表すタイミン
グ図である。
【図13】図5のデータ分割・同期制御部の要部を従来
方式で構成した場合の回路図である。
【図14】図13の回路における2つのビデオクロック
信号の間のずれ量を示すためのタイミング図である。
【図15】図7の回路における2つのビデオクロック信
号の間のずれ量を示すためのタイミング図である。
【符号の説明】
10(10−1,10−2) LD制御部 11 LDユニット 11b−1,11b−2 レーザダイオード 14 ポリゴンミラー 15 感光体 18,19 同期検知素子 21,22 レーザビーム 50 CCD 60 IPU 70 GAVD 100 データ分割・同期制御部 101,102 FIFO 103 JKフリップフロップ 104,105 位相同期回路 106,107 分周回路 110 ライトイネーブル信号生成回路 DETP1,DETP2 同期検知パルス VCLK,VCLK1,VCLK2 ビデオクロック信

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザビームのそれぞれに対応し
    て同期検知素子を設け、複数ラインの画像データを同時
    に記録するようにした画像形成装置であって、 一のビームに対応して設けられた同期検知素子を用い
    て、当該ビーム用のビデオクロックの位相を同期させる
    位相同期手段と、 前記位相同期手段によって位相同期がとられたビデオク
    ロックを用いて当該ビームの位置合わせを行う位置合わ
    せ手段と、 前記一のビームについて位相同期のとられたビデオクロ
    ックの位相を、さらに他のビームに対応して設けられた
    同期検知素子を用いて同期させる他の位相同期手段と、 前記他の位相同期手段によって位相同期がとられたビデ
    オクロックを用いて前記他のビームの位置合わせを行う
    他の位置合わせ手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 さらに、主走査ライン単位で画像データ
    を書き込むためのラインメモリを各ビームごとに備える
    とともに、ダミーの同期検知信号を生成する回路を備
    え、 前記ダミーの同期検知信号を用いて、前記各ラインメモ
    リに対するラインデータの書込動作を順次行う一方、 前記各同期検知素子から実際に出力された同期検知信号
    を用いて、前記各ラインメモリの書込リセットと読出リ
    セットとを行うようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記各ラインメモリへのデータ
    書込みに用いる書込クロックを分周する手段を各ビーム
    ごとに備え、 前記分周手段によって分周されたクロックを用いて前記
    各ラインメモリからの画像データの読出しを行うように
    したことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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