JPH09143277A - ケーブル保護用チューブ - Google Patents

ケーブル保護用チューブ

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JPH09143277A
JPH09143277A JP30152095A JP30152095A JPH09143277A JP H09143277 A JPH09143277 A JP H09143277A JP 30152095 A JP30152095 A JP 30152095A JP 30152095 A JP30152095 A JP 30152095A JP H09143277 A JPH09143277 A JP H09143277A
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JP
Japan
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weight
thermoplastic elastomer
resin
silane
parts
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Application number
JP30152095A
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English (en)
Inventor
Takashi Ogino
隆司 荻野
Hiroshi Yokote
博 横手
Mitsuo Yada
三男 矢田
Chikahiko Kato
親彦 加藤
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UNIE FLEX KK
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
UNIE FLEX KK
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超高温下の耐熱性に優れたケーブル保護用チ
ューブを提供する。 【解決手段】 (a)オレフィン系共重合体ゴム10〜
90重量%および(b)オレフィン系樹脂10〜90重
量%を含むオレフィン系熱可塑性エラストマーを、架橋
剤の存在下で動的に熱処理して得られた(A)架橋オレ
フィン系熱可塑性エラストマー100重量部に対して、
(B)シラン変性ポリプロピレン系樹脂10〜40重量
部を配合したものを基材とするJIS K6301によ
るA硬度が95以下である耐熱性に優れたケーブル保護
用チューブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、オートバ
イ、自転車等のアクセル、クラッチ、トランスミッショ
ン、ブレーキ等を遠隔操作するために用いられるコント
ロールケーブルを走行時の路面よりの飛び石から保護
し、さらにエンジン室および消音器の高温環境による破
壊、熱劣化等を防止する目的に用いるケーブル保護用チ
ューブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブル保護用チューブは、コントロー
ルケーブルの一部あるいは全面を被覆して、金属クラン
プによるカシメ固着、接着または溶着等の固定手段によ
ってコントロールケーブルに締結される。
【0003】ケーブル保護用チューブの素材は、単一ゴ
ム、多孔質ゴム、塩化ビニール樹脂、耐熱性軟質塩化ビ
ニール樹脂、熱可塑性エラストマー等が用いられ、それ
ぞれ要求特性に応じて選択されている。特に近年にな
り、ゴムに替わって、オレフィン系共重合ゴムおよびオ
レフィン系樹脂からなるオレフィン系熱可塑性エラスト
マーを部分あるいは完全架橋させた架橋オレフィン系熱
可塑性エラストマーが多く使用されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ケーブル保護用チュー
ブには種々の特性が要求されるが、要求特性のうち、1
70℃の雰囲気下で10分間放置しても耐えられる超高
温下の耐熱性がある。この要求特性は、例えば、自動車
の4気筒エンジンの一つが失火した場合、エグゾースト
にはガソリンと空気の未燃焼混合気が通り、エグゾース
ト回りは通常では考えられない160〜170℃といっ
た高温となるために、ケーブル保護用チューブに求めら
れるものである。
【0005】従来の素材のうち、塩化ビニール樹脂やエ
チレン・プロピレンラバー、エチレン・プロピレン・エ
チリデンノルボルネンラバー等を用いたオレフィン系熱
可塑性エラストマーは耐熱性が劣り、この要求特性を満
足できないものであった。
【0006】また、部分あるいは完全架橋のオレフィン
系熱可塑性エラストマーであっても、熱可塑性エラスト
マーの成分中にハードセグメントとしてオレフィン系樹
脂を用いているため、その融点を超える170℃の温度
においては、形状の保持ができないという問題があっ
た。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、上記問
題点のない超高温下の耐熱性に優れたケーブル保護用チ
ューブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ケーブル
保護用チューブに要求される性能を損なうことなく、耐
熱性を向上し満足させる方法について種々検討を行った
結果、架橋オレフィン系熱可塑性エラストマーにシラン
変性ポリプロピレン樹脂を配合することにより、上記課
題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0009】すなわち、本発明は、(a)オレフィン系
共重合体ゴム10〜90重量%および(b)オレフィン
系樹脂10〜90重量%を含むオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーを、架橋剤の存在下で動的に熱処理して得ら
れた(A)架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー10
0重量部に対して、(B)シラン変性ポリプロピレン系
樹脂10〜40重量部を配合したものを基材とするJI
S K6301によるA硬度が95以下である耐熱性に
優れたケーブル保護用チューブ関するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のケーブル保護用チューブ
の基材となる架橋ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーとは、下記成分(a)オレフィン系共重合体ゴムおよ
び(b)オレフィン系樹脂に、必要ならば成分(c)鉱
物油系軟化剤および(d)フィラーに架橋剤およびその
他の助剤を配合し、動的熱処理により架橋させたもので
ある。 成分(a)オレフィン系共重合体ゴム 成分(a)は、エチレンとエチレン以外のα−オレフィ
ンを主成分とする共重合体ゴムであり、エチレンとの具
体的な共重合体の単量体成分としては、例えば、プロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチルペンテン
−1、1−ヘキセン、1−オクタンおよびこれらの混合
物等を挙げることができる。それらの中でも、プロピレ
ン、1−ブテンを使用することが好ましく、また、これ
らの共重合体ゴムに、第3成分として、5−エチリデン
−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−
ヘキサジエン等の非共役ジエンを共重合させたものや、
鉱物油系軟化剤をオレフィン系共重合体ゴム100重量
部当たり150重量部以下で含有させたものも含まれ
る。また、このオレフィン系共重合体ゴムのムーニー粘
度は(ML1+4100℃)は、10〜400、特に20
〜380のものが好ましく、ムーニー粘度が10未満の
ものでは物性が低下し、400を超えると加工が困難に
なり好ましくない。かかるオレフィン系共重合体ゴムの
X線回折法による結晶化度は30%以下、好ましくは2
5%以下である。
【0011】成分(b)オレフィン系樹脂 成分(b)のオレフィン系樹脂としては、下記のポリプ
ロピレン樹脂やポリエチレン樹脂を挙げることができ
る。かかるオレフィン系樹脂のX線回折法による結晶化
度は35%以上、好ましくは40〜80%である。ま
た、オレフィン系樹脂の重量平均分子量は、100,0
00〜1,000,000、好ましくは120,000
〜900,000である。
【0012】ポリプロピレン樹脂 ポリプロピレン樹脂としては、プロピレンの単独重合体
の他に、プロピレンと他のα−オレフィン、具体的に
は、例えばエチレン、1−ペンテン、4−メチルペンテ
ン−1、1−ヘキセン等との共重合体を挙げることがで
きる。ポリプロピレン樹脂のメルトフローレート(MF
R:JIS K7210、230℃、2.16kg荷
重)は、0.1〜100g/10分、特に1〜80g/
10分のものが好ましい。
【0013】ポリエチレン樹脂 ポリエチレン樹脂としては、エチレンの単独重合体の他
に、エチレンと他のα−オレフィン、具体的には、例え
ば、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチルペンテン−
1、1−ヘキセン等との共重合体を挙げることができ
る。これらのポリエチレン樹脂の密度(JIS K71
12)は、0.88〜0.98g/cm3、特に0.9
0〜0.95g/cm3のものが好ましい。また、メル
トフローレート(MFR:JIS K7210、190
℃、2.16kg荷重)0.5〜80g/10分、特に
1〜50g/10分のものが好ましい。
【0014】上記成分(b)のオレフィン系樹脂は、ポ
リプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂のみを用いて
もよく、また、ポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂
を重量比で2:8〜8:2、好ましくは3:7〜7:3
で混合した混合物であってもよい。
【0015】成分(c)鉱物油系軟化剤 成分(c)の鉱物油系軟化剤は、オレフィン系熱可塑性
エラストマーを軟化させ、柔軟性と弾性を増加させると
共に加工性、流動性を向上させる目的のために配合する
ものであり、具体的には、例えば、パラフィン系、ナフ
テン系、あるいは芳香族系の鉱物油、または、液状もし
くは低分子量の合成樹脂軟化剤が用いられる。鉱物油系
軟化剤は、芳香族環、ナフテン環およびパラフィン鎖の
三者を組み合わせた混合物であって、パラフィン鎖の炭
素が全炭素量の50%以上を占めるものがパラフィン系
と呼ばれ、ナフテン環の炭素が30〜45%のものがナ
フテン系と呼ばれ、芳香族環の炭素が30%以上のもの
が芳香族系と呼ばれて区分されている。
【0016】これらの中では、芳香族の炭素が30%以
下のナフテン系またはパラフィン系が好ましく、性状的
には、40℃動粘度が20〜800cst(センチスト
ークス)、好ましくは50〜600cst、流動度が0
〜−40℃、好ましくは0〜−30℃、引火点(CO
C)が200〜400℃、好ましくは、250〜350
℃のものが好適に使用できる。
【0017】一方、上記液状もしくは低分子量の合成樹
脂用軟化剤としては、液状のポリブテンやポリイソブチ
レン、もしくは、低分子量のポリブタジエン等を挙げる
ことができる。具体的には、重量平均分子量が100,
000未満、好ましくは、200〜70,000のポリ
ブテン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン等を用いる
ことが好ましい。
【0018】成分(d)フィラー 成分(d)のフィラーは、寸法安定性や耐油性を付与す
るために配合されるものであり、粒状、板状または繊維
状のもの、例えば、タルク、マイカ、クレー、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、珪藻
土、シリカ、酸化チタン、カーボンブラック、ガラスビ
ーズ、ガラス粉末、中空ガラス球、ガラス繊維、炭素繊
維、石膏繊維、芳香族ポリアミド繊維等を挙げることが
できる。
【0019】本発明おいて用いられるオレフィン系熱可
塑性エラストマーの組成は以下に示すとおりである。
【0020】 成分(a)オレフィン系共重合ゴム:10〜90重量
%、好ましくは20〜80重量% 成分(b)オレフィン系樹脂:10〜90重量%、好ま
しくは20〜80重量% 成分(c)鉱物油系軟化剤:0〜50重量%、好ましく
は0〜40重量% 成分(d)フィラー:0〜50重量%、好ましくは0〜
40重量% (但し、(a)+(b)+(c)+(d)=100重量
%である。なお、ゴム成分(a)に、予め成分(c)の
鉱物油系軟化剤が配合され油展ゴムとなっているとき
は、当該ゴム成分(a)中の軟化剤は成分(c)として
計算する。) 本発明における架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー
は、(a)オレフィン系重合体ゴムおよび(b)オレフ
ィン系樹脂に、必要ならば(c)鉱物油系軟化剤、
(d)フィラーからなる配合物に、架橋剤、必要ならば
架橋助剤およびその他の助剤を加えて、混合し、動的に
熱処理、すなわち、溶融混練することにより得られる。
溶融混練に用いる混合混練装置としては、例えば、バン
バリーミキサー、押出機等を用い、バンバリーミキサー
の場合は、150〜250℃、一軸または二軸押出機の
場合は200〜300℃の温度範囲で、1〜20分間溶
融混練すればよい。
【0021】かかる動的熱処理して得られる部分または
完全架橋オレフィン系熱可塑性エラストマーのJIS
K6301準拠のA硬度は、好ましくは40〜99、特
に好ましくは45〜99の範囲である。
【0022】オレフィン系熱可塑性エラストマーの架橋
に用いられる架橋剤としては、例えば、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t−ブチルパーオキ
シイソプロピル)ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)−3,5,6−トリメチルシクロヘキサン、
2,5−ジメチル−2、6ージ(パーオキシベンゾイ
ル)ヘキシン−3、ジクミルパーオキサイド等の有機過
酸化物、アルキルフェノールホルムアルデヒド等の樹脂
架橋剤、硫黄などを挙げることができる。これらの架橋
剤は、上記成分(a)〜成分(d)の合計100重量部
に対して、0.05〜3重量部の範囲で添加すればよ
い。
【0023】また、架橋助剤としては、N,N’−m−
フェニレンビスマレイミド、トルイレンビスマレイミ
ド、p−キノンジオキシム、ニトロベンゼン、ジフェニ
ルグアニジン、トリメチロールプロパン、ジビニルベン
ゼン、エチレングリコールプロパントリメタアクリレー
ト、アリルメタアクリレート等の官能性化合物を挙げる
ことができる。これらの架橋助剤は、上記成分(a)〜
成分(d)の合計100重量部に対して、0.05〜4
重量部の範囲で添加すればよい。
【0024】成分(B)シラン変性ポリプロピレン系樹
本発明の保護用チューブの他の成分であるシラン変性ポ
リプロピレン系樹脂は、分子中にアルコキシシラン基を
含有するポリプロピレン系樹脂であって、アルコキシシ
ラン基によりポリマー同士が架橋されたものである。架
橋反応はシラン変性ポリプロピレン系樹脂単独でもある
いはシラノール縮合触媒、例えばジブチル錫ジラウレー
ト等の存在下で水で容易に進められる。
【0025】シラン変性ポリプロピレン系樹脂の基材と
なるポリプロピレン系樹脂としては、プロピレンの単独
重合体、プロピレンと約30重量%以下の他のα−オレ
フィン、例えば、エチレン、ブテン−1等とのランダム
またはブロック共重合体、またはそれらの混合物、さら
にそれらと約30重量%以下の他のポリオレフィン、例
えばポリエチレン等との混合物が挙げられる。かかるポ
リプロピレン系樹脂の好ましいメルトフローレート(M
FR:JIS K7210、230℃、2.16kg荷
重)は0.6g/10分以下である。
【0026】シラン変性ポリプロピレン系樹脂は、かか
るポリプロピレン系樹脂に、ビニルシラン化合物、例え
ば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシ
シラン等をラジカル発生剤(例えば、ジクミルパーオキ
サイド、t−ブチルパーオキシオクテート、ベンゾイル
パーオキサイド等の有機過酸化物、アゾイソブチロニト
リル、メチルアゾイソブチレート等のアゾ化合物)の存
在下に加熱しグラフト反応させることによって得られ
る。かかるグラフト反応時に、例えば、テトラキス−
〔メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕メタン等の酸化防止
剤を反応系内に存在させることが好ましい。
【0027】ポリプロピレン系樹脂へのビニルシラン化
合物のグラフト反応は、具体的には、ポリプロピレン系
樹脂100重量部に対して前記ビニルシラン化合物を
0.1〜10重量部程度、前記ラジカル発生剤を0.0
1〜2重量部程度および酸化防止剤を0〜5重量部程度
加えて、例えば、押出機、バンバリーミキサー等を用い
て、かかるラジカル発生剤の分解温度において反応させ
ることにより公知の方法で実施することができる。製造
されるシラン変性ポリプロピレン系樹脂は、ビニルシラ
ン化合物単位の含有量が0.001〜10重量%、好ま
しくは、0.01〜10重量%である。
【0028】本発明のケーブル保護用チューブには、基
材となる(A)架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー
と(B)シラン変性ポリプロピレン系樹脂に加えて、本
発明の効果を著しく損なわない範囲内で各種目的に応じ
て他の任意の成分を配合することができる。そのような
任意の成分としては、フェノール系、リン系、硫黄系な
どの酸化防止剤、ヒンダードアミン系の光安定剤、ベン
ゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系
等の紫外線吸収剤、造核剤、発泡剤、滑剤、アンチブロ
ッキング剤、スリップ剤、難燃剤、帯電防止剤、カーボ
ンブラック、ポリオレフィンワックス剤、無機顔料、有
機顔料、顔料分散剤等を挙げることができる。これらの
任意成分は単独または併用して用いることができる。
【0029】本発明のケーブル保護用チューブの基材と
なる樹脂の配合割合は、(A)架橋ポリオレフィン系熱
可塑性エラストマー100重量部に対して(B)シラン
変性ポリプロピレン系樹脂を10〜40重量部、好まし
くは12〜38重量部、特に好ましくは15〜35重量
部である。シラン変性ポリプロピレン系樹脂の配合が、
10重量部未満であると耐熱性が劣るため好ましくな
く、一方、40重量部を超えるとA硬度の点から好まし
くない。
【0030】本発明のケーブル保護用チューブは、上記
の配合物を加熱溶融成形することにより得られ、成型方
法は特に限定されないが、以下にその一具体例を例示す
る。架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー、シラン変
性ポリプロピレン系樹脂、および必要に応じ架橋反応触
媒等を特定の割合でヘンシェルミキサー、V型ブレンダ
ー、リボンブレンダー等の混合機で混合し、押出機を用
いて、シリンダー温度170〜240℃、ダイス温度1
60〜230℃、スクリュー回転数20〜80rpm、
押出速度3〜15m/分で外径6〜20mmφ、内径5
〜18mmφの長尺中空状のケーブル保護用チューブを
得ることができる。
【0031】長尺成形されたケーブル保護用チューブは
所定の長さに切断され、別工程で成形されたコントロー
ルケーブル上に挿入され、クランプ等によって所定の位
置に固着締結される。かかるケーブル保護用チューブの
A硬度は、95以下がコントロールケーブルの挿入性の
点から好ましい。
【0032】
【実施例】以下、実施例によって本発明の内容を具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定され
るものではない。なお、これらの実施例および比較例に
用いた架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー、シラン
変性ポリプロピレン系樹脂、また、評価、試験方法は以
下のとおりである。
【0033】(A)架橋オレフィン系熱可塑性エラスト
マーオレフィン系熱可塑性エラストマー(A−1) :エチレ
ン・プロピレン・非共役ジエンゴム(EPDM:非共役
ジエンとして、5−エチリデンノルボルネンを使用)
(日本合成ゴム(株)製「EP98」)を60重量%と
パラフィンオイル(出光興産(株)製プロセスオイル
「PW380」)10重量%とポリプロピレン(三菱化
学(株)製「BC2」)30重量%を4リットルのバン
バリーミキサー(170℃、60rpm)に投入し、約
5分間混練し、次いで、ロールにより、シーティング
し、シートカッターにかけてペレットとした。このペレ
ット100重量部に、1,3−ビス−(t−ブチルパー
オキシイソプロピル)ベンゼン〔化薬アクゾ(株)製
「パーカドックス14/40」〕を1.0重量部、ジビ
ニルベンゼンを0.4重量部、カーボンブラックを0.
8重量部、「イルガノックス1010」(チバガイギー
社製)を0.1重量部、「サノールLS770」(三共
(株)製)を0.1重量部を各々配合してヘンシェルミ
キサーにて常温で1分間混合し、さらに二軸押出機
((株)池貝製「PCM45、200℃、200rp
m)にて、動的架橋を行い、部分架橋したオレフィン系
熱可塑性エラストマー(A硬度70)を得た。
【0034】オレフィン系エラストマー(A−2):エ
チレン・プロピレン・非共役ジエンゴム(EPDM:非
共役ジエンとして、5−エチリデンノルボルネンを使
用)(日本合成ゴム(株)製「EP98」)を70重量
%とパラフィンオイル(出光興産(株)製プロセスオイ
ル「PW380」)10重量%とポリプロピレン(三菱
化学(株)製「BC2」)20重量%を4リットルのバ
ンバリーミキサー(170℃、60rpm)に投入し、
約5分間混練し、次いで、ロールにより、シーティング
し、シートカッターにかけてペレットとした。このペレ
ット100重量部に、1,3−ビス−(t−ブチルパー
オキシイソプロピル)ベンゼン〔化薬アクゾ(株)製
「パーカドックス14/40」〕を1.0重量部、ジビ
ニルベンゼンを0.4重量部、カーボンブラックを0.
8重量部、「イルガノックス1010」(チバガイギー
社製)を0.1重量部、「サノールLS770」(三共
(株)製)を0.1重量部を各々配合してヘンシェルミ
キサーにて常温で1分間混合し、さらに二軸押出機
((株)池貝製「PCM45、200℃、200rp
m)にて、動的架橋を行い、部分架橋したオレフィン系
熱可塑性エラストマー(A硬度55)を得た。
【0035】(B)シラン変性ポリプロピレン樹脂 密度0.90g/cm3(JIS K7112準拠)、
メルトフローレート(MFR:JIS K7210、2
30℃、2.16kg)0.20g/10分のアインタ
クチックポリプロピレンと、該ポリプロピレン100重
量部に対してベンゾイルパーオキサイド0.5重量部、
ビニルトリメトキシシラン4重量部、テトラキス−(メ
チレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート)メタン0.1重量部とを
ヘンシェルミキサーで2分間混合した後、40mmφ、
L/D25の押出機にて210℃で溶融混練することに
より、シラン化合物をグラフトしたメルトフローレート
11g/10分、シラン化合物の含有量は3.1重量%
であるシラン変性ポリプロピレン樹脂を得た。
【0036】試験片評価 (A)オレフィン系熱可塑性エラストマー、(B)シラ
ン変性ポリプロピレン樹脂および必要に応じ架橋反応触
媒等を特定の割合でV型ブレンダーで混合したペレット
をシリンダー設定温度220℃のインラインスクリュー
型射出成型機(日本製鋼所(株)製「J100」)を用
いて、射出圧力500kg/cm2、金型温度40℃で
80mm×120mm×2mm厚さの平板状射出成形試
験片を作成し、下記の評価に用いた。
【0037】(1)A硬度:JIS K6301に準拠
し、高分子計器(株)製アスカーJA型スプリング式硬
さ試験機を用いて測定した。
【0038】(2)耐熱性試験:170℃のオイルバス
中にて、上記平板状射出成形試験片より、厚さ2mm,
10mm平方の大きさに切り出した試験片に、厚さ方向
に、平板にて、3kgの荷重をかけ、1時間放置後の加
熱加圧変形率を求め下記基準で耐熱性を評価した。
【0039】
【表1】
【0040】保護用チューブ評価 (A)架橋オレフィン系熱可塑性エラストマーおよび
(B)シラン変性ポリプロピレン樹脂を所定の割合でV
型ブレンダーで混合し、(株)池貝製「FS350−2
5」型押出機を用いて、シリンダー温度190℃、スク
リュー回転数40rpm、押出速度5m/分で外径1
2.5mmφ、内径10.5mmφの長尺で中空状の評
価用保護チューブを得た。
【0041】(1)組み付け作業性 成形された保護チューブを所定の長さに切断し、別工程
で成形されたコントロールケーブル上に挿入する際、保
護チューブの硬度が高く、柔軟性に劣り、組み付け作業
性に問題があるものを×、ないものを○とした。
【0042】(2)クランプ締結性 外径10mmφの、平鋼線をスパイラル状に密着した管
体に樹脂被覆を施したアウターケーシング300mm
に、外径12.5mmφ、内径10.5mmφの保護用
チューブを長さ100mmに亘って被せ、板厚2.3m
mの熱間圧延鋼材を用い、プレス加工で所定形状に成形
したクランプを保護チューブの一定位置に油圧プレスに
よってカシメを行った自動車パーキングブレーキ用コン
トロールケーブルを用い、インストロン社製万能引っ張
り試験機(型式4304)によって、クランプ端末を固
定し、アウターケーシングを速度50mm/分で引っ張
り、締結強度を測定し、下記基準でクランプ締結性を評
価した。
【0043】
【表2】
【0044】(3)超高温試験 外径10mmφのアウターケーシング300mmに外径
12.5mmφ、内径10.5mmφの保護用チューブ
を100mmに亘って被せ、板厚2.3mmの熱間圧延
鋼材を用い、プレス加工で所定形状に成形したクランプ
を保護チューブの一定位置に油圧プレスによってカシメ
を行った自動車パーキングブレーキ用コントロールケー
ブルを、170℃に保持された恒温槽に中に10分間放
置した後、恒温槽より取り出し、部品を常温に戻してか
ら、前記のクランプ締結強度試験を行い、下記基準で評
価した。
【0045】
【表3】
【0046】(4)耐寒屈曲性試験 外径10mmφのアウターケーシング500mmに、外
径12.5mmφ、内径10.5mmφの保護用チュー
ブを500mmに亘って被せ、板厚2.3mmの熱間圧
延鋼材を用い、プレス加工で所定形状に成形したクラン
プを保護チューブの一定位置に油圧プレスによってカシ
メを行った自動車パーキングブレーキ用コントロールケ
ーブルを、雰囲気温度−40℃±2℃に設定された恒温
槽に直線状態で30分間保持し、部品を取り出した直
後、クランプ部を両手で持ち、200mmφの円柱に1
80゜巻き付け、保護チューブ表面の亀裂の有無を目視
し、下記基準で評価した。
【0047】
【表4】
【0048】(5)チッピング試験 外径10mmφのアウターケーシング500mmに、外
径12.5mmφ、内径10.5mmφの保護用チュー
ブを500mmに亘って被せ、板厚2.3mmの熱間圧
延鋼材を用い、プレス加工で所定形状に成形したクラン
プを保護チューブの一定位置に油圧プレスによってカシ
メを行った自動車パーキングブレーキ用コントロールケ
ーブルを用い、グラベラメータ法SAE J 400の
規定に準拠した方法で、ショット材は粒度8〜13mm
の酸化アルミナを主成分とする人造石を用い、グラベラ
メータにショット重量250gを入れ、エアー圧1.0
kgf/cm2で部品に吹き付けた。これを100回繰
り返した後、部品を取り出し擦傷レベルを目視評価し
た。
【0049】
【表5】
【0050】実施例1 架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー(A−1)10
0重量部に対して、シラン変性ポリプロピレン樹脂を1
5重量部配合したペレットを用いて、前記の射出成形機
および押出機により評価試験用の平板状射出成形試験片
と保護用チューブを作成し、前記評価を行った。
【0051】実施例2 架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー(A−1)10
0重量部に対して、シラン変性ポリプロピレン樹脂を2
5重量部配合したペレットを用いて、実施例1と同様に
評価試験を行った。
【0052】実施例3 架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー(A−2)10
0重量部に対して、シラン変性ポリプロピレン樹脂を3
5重量部配合したペレットを用いて、実施例1と同様に
評価試験を行った。
【0053】比較例1 架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー(A−1)に、
シラン変性ポリプロピレン樹脂を配合しなかった他は実
施例1と同様に評価試験を行った。
【0054】比較例2 架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー(A−1)10
0重量部に対して、シラン変性ポリプロピレン樹脂を5
重量部配合したペレットを用いて、実施例1と同様に評
価試験を行った。
【0055】比較例3 架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー(A−1)10
0重量部に対して、シラン変性ポリプロピレン樹脂を4
5重量部配合したペレットを用いて、実施例1と同様に
評価試験を行った。
【0056】実施例1〜3および比較例1〜3の評価結
果を表6に示す。
【0057】
【表6】
【0058】表6の結果から明らかなように、架橋ポリ
オレフィン系熱可塑性エラストマーとシラン変性ポリオ
レフィン樹脂を特定割合で配合した実施例1〜3の保護
用チューブは、高温下における耐熱性に優れ、保護用チ
ューブとして求めれる要求適性を満足していた。一方、
シラン変性ポリプロピレン樹脂を配合しないかった比較
例1の保護用チューブと、シラン変性ポリプロピレン樹
脂の配合量が本発明の範囲未満である比較例2の保護用
チューブは耐熱性と超高温試験の評価が劣り、またシラ
ン変性ポリプロピレン樹脂の配合量が本発明の範囲を超
えた比較例3の保護用チューブは、耐熱性は優れている
ものの、組み付け作業性が悪かった。
【0059】
【発明の効果】本願発明によれば、特に耐熱性と柔軟性
が高度に要求される車両用コントロールケーブルの保護
用チューブに適した、耐熱性保護チューブを提供するこ
とできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢田 三男 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 加藤 親彦 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)オレフィン系共重合体ゴム10〜
    90重量%および(b)オレフィン系樹脂10〜90重
    量%を含むオレフィン系熱可塑性エラストマーを、架橋
    剤の存在下で動的に熱処理して得られた(A)架橋オレ
    フィン系熱可塑性エラストマー100重量部に対して、
    (B)シラン変性ポリプロピレン系樹脂10〜40重量
    部を配合したものを基材とするJIS K6301によ
    るA硬度が95以下である耐熱性に優れたケーブル保護
    用チューブ。
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