JPH0914271A - 旋回ベアリングのスペーサリテーナ - Google Patents

旋回ベアリングのスペーサリテーナ

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JPH0914271A JP16850395A JP16850395A JPH0914271A JP H0914271 A JPH0914271 A JP H0914271A JP 16850395 A JP16850395 A JP 16850395A JP 16850395 A JP16850395 A JP 16850395A JP H0914271 A JPH0914271 A JP H0914271A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】旋回ベアリングに対する外部からの給脂に対し
てグリースを十分に保持することができ、長期にわたっ
てローラを十分に潤滑することが可能な旋回ベアリング
のスペーサリテーナを提供する。 【構成】旋回ベアリングBの内輪2及び外輪1の間で多
数のローラ3と交互に配列され、左右に隣接するローラ
3,3を所定の姿勢に保持するスペーサリテーナ4であ
って、一対の側板部41,41を基板部42で連結して
断面略コ字状に形成し、これら一対の側板部41,41
に挟まれた空間をグリース溜め部43とすると共に、左
右に隣接するローラの保持接触面が基板部42及び各側
板部41の開放端41aに設けられていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業用ロボットの旋回
部や関節部、マシニングセンタの旋回テーブル等に利用
される旋回ベアリングの内輪及び外輪の間において、こ
れら内外輪の間に配列されたローラを所定の姿勢に保持
するスペーサリテーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスペーサリテーナとして
は、所謂クロスローラータイプの旋回ベアリングに使用
されるものが知られている(実開昭59−1928号公
報、実公平6−25704号公報等)。かかるタイプの
旋回ベアリングでは、二つのローラ転走面の直交するV
字状溝が内輪及び外輪の夫々に形成されており、ローラ
はこれらV字状溝の間においてその傾斜方向を互い違い
に交差させながら配列されている。そして、上記スペー
サリテーナは互いに隣接するローラの間に挿入されてお
り、各ローラの回転中心が常に内輪及び外輪の回転軸心
に向くよう、左右に隣接するローラを所定の姿勢に保持
している。
【0003】従って、従来のスペーサリテーナは略矩形
状に形成されると共に、ローラに面した相反する二面が
ローラの外周面に対応した円弧状に形成され、かかる円
弧状の保持接触面でローラの外周面を包持しながら当該
ローラを所定の姿勢に保持するように構成されている。
【0004】また、従来のスペーサリテーナには前述し
た一対の保持接触面を連通するようにして脂溜用貫通孔
が形成されており、かかる脂溜用貫通孔に定期的に供給
されるグリースによってローラと内外輪の間の潤滑がな
されるよう配慮がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来のスペーサリテーナでは、これをローラと
共に配列すると、上記保持接触面に開設されている脂溜
用貫通孔がローラによって閉塞されてしまうので、グリ
ースガン等を用いて定期的に内外輪の間にグリースを給
脂しても、上記脂溜用貫通孔にグリースを十分に保持す
ることができなかった。従って、このようなスペーサリ
テーナを用いている旋回ベアリングでは、短時間の使用
でローラと内外輪との間に潤滑不足が生じ、ローラ及び
内外輪にかじりが生じてしまうという問題点があった。
【0006】また、スペーサリテーナの成形時における
寸法誤差等から、内外輪の全周にローラとスペーサリテ
ーナとを配列した場合に、スペーサリテーナとローラと
の間に隙間が発生し易く、係る隙間の発生によって旋回
ベアリングの回転中におけるローラの姿勢が不安定にな
り易いという問題点もあった。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、旋回ベアリング
に対する外部からの給脂に対してグリースを十分に保持
することができ、長期にわたってローラを十分に潤滑す
ることが可能な旋回ベアリングのスペーサリテーナを提
供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、旋回ベアリン
グの内外輪の間に配列された状態においてローラとの間
に隙間が発生し難く、常にローラを所定の姿勢に安定し
て保持することが可能な旋回ベアリングのスペーサリテ
ーナを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記目的を達
成する本発明のスペーサリテーナは、旋回ベアリングの
内輪及び外輪の間で多数のローラと交互に配列され、左
右に隣接するローラを所定の姿勢に保持するスペーサリ
テーナであって、一対の側板部を基板部で連結して断面
略コ字状に形成し、これら一対の側板部に挟まれた空間
をグリース溜め部とすると共に、左右に隣接するローラ
の保持接触面が各側板部の夫々に設けられ、あるいはこ
れが基板部及び各側板部の開放端に設けられていること
を特徴とするものである。
【0010】このように一対の側板部を基板部で連結し
た本発明のスペーサリテーナは、一対の側板部に挟まれ
た空間が側板部の周縁の三方に向かって開放されたもの
となり、かかる空間をグリース溜め部として利用するこ
とができる。
【0011】しかし、かかるグリース溜め部に対するグ
リースの出入りを円滑なものとするためには、三方の開
放方向のうち、少なくともその二方向が隣接するローラ
によって閉塞されることなく、旋回ベアリングのローラ
転走面に向けて開放されていることが必要である。従っ
て、このような観点から、本発明のスペーサリテーナに
設けられるローラの保持接触面は各側板部の夫々に設け
られるか、あるいは基板部及び各側板部の開放端に設け
られている。つまり、このようにローラの保持接触面を
設けることにより、三方に開放されたグリース溜め部は
少なくとも相反する二方向が内輪及び外輪のローラ転走
面に向けて開放されることになる。
【0012】また、このグリース溜め部に保持されたグ
リースを直接ローラの周面に供給するためには、後者の
如く各側板部の開放端にローラの保持接触面を設け、一
対の側板部の開放端を跨ぐようにしてローラを保持する
のが好ましい。このようにすれば、ローラの周面は常に
グリース溜め部に面することになる。
【0013】更に、各側板部の開放端にローラの保持接
触面を設ける場合には、ローラとスペーサリテーナとの
接触の安定性を高める目的から、かかる側板部の側方に
向かってその開放端から突出する張出部を設けるのが好
ましい。
【0014】本発明のスペーサリテーナは合成樹脂の射
出成形や板金のプレス加工によって製作することが可能
である。ローラはスペーサリテーナの保持接触面と擦れ
ながら回転しているので、前者の場合には射出成形材料
として含油樹脂を用いる一方、後者の場合には成形後に
樹脂皮膜等のコーティング処理(例えばテフロンコーテ
ィング等)を施すのが好ましい。このようにすればスペ
ーサリテーナからローラに作用する摩擦抵抗を低減する
ことができる。また、かかるスペーサリテーナを板金か
ら製作する場合には、耐磨耗性を高める目的から、成形
後に2硫化モリブデン処理等の表面硬化処理あるいはメ
ッキ処理を施すのが好ましい。
【0015】
【作用】本発明によれば、スペーサリテーナは一対の側
板部を基板部で連結して断面略コ字状に形成されてお
り、一対の側板部に挟まれた空間がグリース溜め部とし
て利用されると共に、左右に隣接するローラの保持接触
面が一対の側板部、あるいは基板部及び各側板部の開放
端に形成されているので、上記グリース溜め部はローラ
の配列によって閉塞されることがなく、常にローラが転
走する内輪及び外輪の方向に対して開放されている。従
って、旋回ベアリングに給脂されたグリースを上記グリ
ース溜め部に十分に保持することができる。
【0016】また、このような構成のスペーサリテーナ
は一方の側板部が他方の側板部に対して僅かではあるが
相対的に変位するので、その分だけ左右に隣接する一対
のローラ間の距離をこのスペーサリテーナで調節するこ
とができ、ローラとスペーサリテーナとの間に隙間が発
生するのを可及的に防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明のスペーサ
リテーナを詳細にを説明する。図1及び図2は本発明の
スペーサリテーナが使用されるクロスローラタイプの旋
回ベアリングBの一例を示すものである。同図におい
て、符号1は内周面の円周方向に沿って二条のローラー
転走面11を有する外輪、符号2は外輪側転走面11に
相対面する二条の転走面21を有する内輪、符号3は相
対面する外輪側転走面11及び内輪側転走面21の間に
配列されたローラーである。
【0018】上記外輪1は円周方向に沿って二分割され
ており、図示外のボルトで互いに結合されている。分割
された一対の環状部材1a,1bの夫々には上記転走面
11,11が形成されており、これら転走面は互いに9
0°の角度で交わっている。また、外輪側転走面11,
11に対向する内輪側転走面21,21も互いに90°
の角度で交わっており、外輪側転走面11,11と相俟
ってローラー3の転動する環状軌道を構成している。
【0019】この環状軌道内においてローラ3はスペー
サリテーナ4と交互に配列されており、かかるスペーサ
リテーナ4の左右に隣接する一対のローラ3,3はその
軸方向が互いに直交している。そして、スペーサリテー
ナ4はその左右に隣接する一対のローラ3,3の回転軸
が常に外輪1及び内輪2の回転軸心Oの上の旋回中心P
1あるいはP2に向くよう、左右に隣接するローラを所定
の姿勢に保持している。
【0020】図3及び図4は本発明のスペーサリテーナ
4の第一実施例を示すものである。このスペーサリテー
ナ4は、互いに平行な一対の側板部41を基板部42で
連結して断面略コ字状に形成されており、各側板部の開
放端41aがローラ3の保持接触面として円弧状に切り
欠かれる一方、上記基板部42はローラ3の保持接触面
として曲面状に形成されている。この場合、基板部42
に接触するローラ3は側板部41の開放端41aに接触
するローラ3に対してその回転軸が直交しているので、
基板部42は一対の側板部41,41を繋ぐ円弧を備え
たものとなる。
【0021】そして、このように構成された本実施例の
スペーサリテーナは、一対の側板部41,41の間に空
間43が形成されており、前述の環状軌道にグリースが
給脂された際にはこの空間43がグリース溜め部として
機能する。しかも、このグリース溜め部43は、スペー
サリテーナ4の左右にローラが隣接配置されてもかかる
ローラ3によって閉塞されることがなく、常に外輪側転
走面11及び内輪側転走面21に向けて開放されてい
る。
【0022】従って、グリースガン等を用いて外輪1及
び内輪2の間にグリースを給脂すると、グリースが容易
にスペーサリテーナ4のグリース溜め部43に流動し、
このグリース溜め部43に十分にグリースを保持するこ
とができるので、長期に亘って良好な潤滑状態を維持す
ることができるものである。
【0023】また、旋回ベアリングの全周において、側
板部41の開放端が同一の周方向(例えば図3に示す矢
線A方向)へ向くようにこのスペーサリテーナ4を配列
すれば、個々のローラ3に対してグリース溜め部43が
直面することとなり、環状軌道に配列された全てのロー
ラ3を良好に潤滑することができる。
【0024】次に、図5及び図6は本発明のスペーサリ
テーナの第二実施例を示すものである。この実施例のス
ペーサリテーナ5は前述の第一実施例のものと略同一の
構成を備えるものであり、やはり互いに平行な一対の側
板部51を基板部52で連結して断面略コ字状に形成さ
れている。また、側板部51の開放端51aが円弧状に
切り欠かれると共に、基板部52が曲面状に形成されて
いる点も同一である。
【0025】但し、この実施例では、各側板部51,5
1の開放端に当該側板部51と直交して突出する張出部
54が形成されている。従って、第一実施例よりも側板
部51の開放端51aとローラとの接触面積が広範なも
のとなるので、その分だけ転走中におけるローラ3の姿
勢の安定化を期待することができる。
【0026】一方、図7及び図8は本発明のスペーサリ
テーナの第三実施例を示すものである。この実施例にお
いてもスペーサリテーナ6は互いに平行な一対の側板部
61を基板部62で連結して断面略コ字状に形成される
と共に、側板部61の開放端61aに張出部64が形成
されたものであるが、図5及び図7の対比から明らかな
ように、側板部61の開放端61aに接触するローラ3
の軸方向が第二実施例におけるそれと直交した関係にあ
る。
【0027】すなわち、側板部61の開放端61aに接
触するローラ3の回転軸は側板部61と平行である一
方、基板部62に接触しているローラ3の回転軸は側板
部61と直交している。従って、図8に示すように、こ
の実施例では各側板部61に形成された張出部64がロ
ーラ3の周面に沿った形状となっている。
【0028】更に、図9及び図10は本発明のスペーサ
リテーナの第四実施例を示すものである。この実施例に
おいてもスペーサリテーナ7は互いに平行な一対の側板
部71を基板部72で連結して断面略コ字状に形成され
ているが、左右に隣接するローラ3,3の保持接触面は
各側板部71,71に形成されている。すなわち、この
実施例では各側板部71の夫々がローラ3の周面形状に
対応した曲面状に形成されており、基板部72は平面状
に形成されている。
【0029】従って、このスペーサリテーナ7では一対
の側板部71,71に挟まれたグリース溜め部73が、
当該スペーサリテーナ7に隣接するローラ3によって閉
塞されることなく三方に開放しており、その分だけ前述
の実施例よりもグリース溜め部73に対してグリースが
流入し易くなっている。
【0030】また、この実施例では一対の側板部71を
外側から押圧すると、各側板部71が内方に変位するこ
とで互いに隣接するローラの距離が僅かに変化するの
で、環状軌道の全周にローラを配列した状態において全
てのスペーサリテーナにかかる押圧力が作用していれ
ば、各ローラ3とスペーサリテーナ7の側板部71とが
隙間なく密着することになる。従って、側板部71を多
少押圧した状態で互いに隣接するローラ3,3の間に挿
入し、これを環状軌道の全周について行えば、各ローラ
3とスペーサリテーナ7との間に隙間が生じることがな
く、転走中におけるローラ3の姿勢を安定したものとす
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明におけ
る旋回ベアリングのスペーサリテーナは、一対の側板部
に挟まれたグリース溜め部が常にローラの転走する内輪
及び外輪の方向に対して開放されており、左右に隣接す
るローラによってはこのグリース溜め部が閉塞されるこ
とがないので、旋回ベアリングに給脂されたグリースを
上記グリース溜め部に十分に保持することができ、旋回
ベアリングの潤滑状態を長期に亘って良好な状態に維持
することができる。
【0032】また、本発明における旋回ベアリングのス
ペーサリテーナは、左右に隣接するローラに押圧される
ことによって一対の側板部の間の距離が僅かに変化し、
その分だけ左右に隣接するローラの距離をこのスペーサ
リテーナで調節することができるので、ローラとスペー
サリテーナとの間の隙間の発生が可及的に防止され、転
走中におけるローラの姿勢が安定化して円滑な内輪ある
いは外輪の回転を得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスペーサリテーナが使用される旋回
ベアリングを示す正面断面図である。
【図2】 図1の旋回ベアリングにおけるローラの配列
を示す一部切り欠き平面図である。
【図3】 本発明のスペーサリテーナの第一実施例を示
す斜視図である。
【図4】 第一実施例に係るスペーサリテーナの正面図
である。
【図5】 本発明のスペーサリテーナの第二実施例を示
す斜視図である。
【図6】 第二実施例に係るスペーサリテーナの正面図
である。
【図7】 本発明のスペーサリテーナの第三実施例を示
す斜視図である。
【図8】 第三実施例に係るスペーサリテーナの正面図
である。
【図9】 本発明のスペーサリテーナの第四実施例を示
す斜視図である。
【図10】 第四実施例に係るスペーサリテーナの正面
図である。
【符号の説明】
1…外輪、2…内輪、3…ローラ、4…スペーサリテー
ナ、41…側板部、42…基板部、43…グリース溜め
部、B…旋回ベアリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回ベアリングの内輪及び外輪の間で多
    数のローラと交互に配列され、左右に隣接するローラを
    所定の姿勢に保持するスペーサリテーナであって、 一対の側板部を基板部で連結して断面略コ字状に形成
    し、これら一対の側板部に挟まれた空間をグリース溜め
    部とすると共に、左右に隣接するローラの保持接触面が
    各側板部の夫々に設けられていることを特徴とするスペ
    ーサリテーナ。
  2. 【請求項2】 旋回ベアリングの内輪及び外輪の間で多
    数のローラと交互に配列され、左右に隣接するローラを
    所定の姿勢に保持するスペーサリテーナであって、 一対の側板部を基板部で連結して断面略コ字状に形成
    し、これら一対の側板部に挟まれた空間をグリース溜め
    部とすると共に、左右に隣接するローラの保持接触面が
    基板部及び各側板部の開放端に設けられていることを特
    徴とするスペーサリテーナ。
  3. 【請求項3】 各側板部の開放端にローラの保持接触面
    を設ける場合に、かかる側板部の側方に向かってその開
    放端から突出する張出部を設けたことを特徴とする請求
    項2記載のスペーサリテーナ。
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