JPH09142381A - 転覆船の姿勢復元装置 - Google Patents
転覆船の姿勢復元装置Info
- Publication number
- JPH09142381A JPH09142381A JP32366195A JP32366195A JPH09142381A JP H09142381 A JPH09142381 A JP H09142381A JP 32366195 A JP32366195 A JP 32366195A JP 32366195 A JP32366195 A JP 32366195A JP H09142381 A JPH09142381 A JP H09142381A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hull
- valves
- sealed bag
- capsized
- restored
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B43/00—Improving safety of vessels, e.g. damage control, not otherwise provided for
- B63B43/02—Improving safety of vessels, e.g. damage control, not otherwise provided for reducing risk of capsizing or sinking
- B63B43/10—Improving safety of vessels, e.g. damage control, not otherwise provided for reducing risk of capsizing or sinking by improving buoyancy
- B63B43/12—Improving safety of vessels, e.g. damage control, not otherwise provided for reducing risk of capsizing or sinking by improving buoyancy using inboard air containers or inboard floating members
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63C—LAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
- B63C7/00—Salvaging of disabled, stranded, or sunken vessels; Salvaging of vessel parts or furnishings, e.g. of safes; Salvaging of other underwater objects
- B63C7/003—Righting capsized vessels, e.g. sailing vessels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 転覆した船体を急速に復元することができて
救命等に有効に使用できる船艇を得る。 【解決手段】 船体にその重心よりも上方に位置させて
密閉袋を付設し、この密閉袋と船体に塔載した不活性高
圧ガスを圧入したボンベを連結し、一方、船体の適所に
船体の転覆限界姿勢の検知装置を設け、この検知装置を
前記不活性高圧ガスの開閉弁に連結した。船体が転覆限
界姿勢を越えて転覆あるいは転覆せんとすると密閉袋に
不活性高圧ガスを放出し、船体姿勢を復元させる。
救命等に有効に使用できる船艇を得る。 【解決手段】 船体にその重心よりも上方に位置させて
密閉袋を付設し、この密閉袋と船体に塔載した不活性高
圧ガスを圧入したボンベを連結し、一方、船体の適所に
船体の転覆限界姿勢の検知装置を設け、この検知装置を
前記不活性高圧ガスの開閉弁に連結した。船体が転覆限
界姿勢を越えて転覆あるいは転覆せんとすると密閉袋に
不活性高圧ガスを放出し、船体姿勢を復元させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、転覆船の姿勢復
元装置の改良に関する。
元装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型の船艇等が転覆したときに瞬
時に膨張した浮袋となる救命具等はよく知られている。
また、転覆を防止するために船体に浮揚体を設けたもの
も一般に知られている。
時に膨張した浮袋となる救命具等はよく知られている。
また、転覆を防止するために船体に浮揚体を設けたもの
も一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述の前
者のものは、転覆した船体は復元することはできず、単
に救命具となるにすぎない。また、後者のものは、転覆
は防止できるものも完全に転覆したときには復元でき
ず、沈没する危険性を含んでいる。
者のものは、転覆した船体は復元することはできず、単
に救命具となるにすぎない。また、後者のものは、転覆
は防止できるものも完全に転覆したときには復元でき
ず、沈没する危険性を含んでいる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、転覆したと
き自動的に復元できるはもとより、事前に転覆を防止で
きることを特長とする装置を実現したものであって、そ
の要旨とするところは、船体にその重心位置よりも上方
に位置させて密閉袋を付設し、この密閉袋と船体に塔載
した高圧不活性ガスを圧入したボンベとを連結するとと
もに、一方、船体の適所には、船体の転覆姿勢を検知す
ることができる検知装置を設け、この検知装置を、前記
密閉袋とボンベの連結路に設けた開閉バルブに連結し、
船体が転覆角度を越えたとき、上記開閉バルブを開放す
るようにしたものである。
き自動的に復元できるはもとより、事前に転覆を防止で
きることを特長とする装置を実現したものであって、そ
の要旨とするところは、船体にその重心位置よりも上方
に位置させて密閉袋を付設し、この密閉袋と船体に塔載
した高圧不活性ガスを圧入したボンベとを連結するとと
もに、一方、船体の適所には、船体の転覆姿勢を検知す
ることができる検知装置を設け、この検知装置を、前記
密閉袋とボンベの連結路に設けた開閉バルブに連結し、
船体が転覆角度を越えたとき、上記開閉バルブを開放す
るようにしたものである。
【0005】上記検知装置は、船体が限度角度以上傾斜
したことを検知すればよいもので、吃水以下に設けて、
水圧の増加を検知することができる圧力計であればよ
く、また、船体の浮上姿勢を検知することができる傾斜
計であってもよい。
したことを検知すればよいもので、吃水以下に設けて、
水圧の増加を検知することができる圧力計であればよ
く、また、船体の浮上姿勢を検知することができる傾斜
計であってもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明に係る装置は、上述のよ
うに構成してあり、船体が正常姿勢で浮上しているとき
には、密閉袋は船体の重心よりも上方にあって、折りた
たまれていて貨客塔載や航行の障害となることはない。
次に、荒天時等において船体が不安定な浮上をして船体
が傾斜限界を越えて転覆したときには、検知装置が船体
の傾斜姿勢を検知して開閉バルブを開放する。そして、
ボンベの不活性高圧ガスによって密閉袋を膨張させるこ
とができる。この密閉袋の膨張によって、転覆して水中
にある船体上部に浮力が作用し、船体の重心と密閉袋が
膨張して生じた浮力とで船体に復元偶力が生じ、船体を
正常姿勢に復帰させることができる。以下、図面に基づ
いてこの発明を具体的に説明する。
うに構成してあり、船体が正常姿勢で浮上しているとき
には、密閉袋は船体の重心よりも上方にあって、折りた
たまれていて貨客塔載や航行の障害となることはない。
次に、荒天時等において船体が不安定な浮上をして船体
が傾斜限界を越えて転覆したときには、検知装置が船体
の傾斜姿勢を検知して開閉バルブを開放する。そして、
ボンベの不活性高圧ガスによって密閉袋を膨張させるこ
とができる。この密閉袋の膨張によって、転覆して水中
にある船体上部に浮力が作用し、船体の重心と密閉袋が
膨張して生じた浮力とで船体に復元偶力が生じ、船体を
正常姿勢に復帰させることができる。以下、図面に基づ
いてこの発明を具体的に説明する。
【0007】
【実施例】図1は、この発明を施した船体が正常姿勢で
浮上している状態を示し、図中、符号1は船体、2は船
体上部に付設したゴム等で構成した折りたたんだ状態の
密閉袋、3は、窒素等の不活性の高圧ガスを封入したボ
ンベ、Gは重心位置、Cは浮力の中心位置を示すもので
ある。
浮上している状態を示し、図中、符号1は船体、2は船
体上部に付設したゴム等で構成した折りたたんだ状態の
密閉袋、3は、窒素等の不活性の高圧ガスを封入したボ
ンベ、Gは重心位置、Cは浮力の中心位置を示すもので
ある。
【0008】そして、この高圧ガスを封入したボンベ3
は、密閉袋2に連結してあり、この連結路4にはバルブ
5を設けるとともに、このバルブ5には、吃水線(H)
下の圧力変化を検知することができるセンサー6が連結
してあり、船体1が転覆限界角度以上傾斜するとバルブ
5を開くことができるようにしてある。図例では、この
バルブ5を開く装置として図3に示すように、連結路4
に設けた膜を切開するカッター7を設けている。
は、密閉袋2に連結してあり、この連結路4にはバルブ
5を設けるとともに、このバルブ5には、吃水線(H)
下の圧力変化を検知することができるセンサー6が連結
してあり、船体1が転覆限界角度以上傾斜するとバルブ
5を開くことができるようにしてある。図例では、この
バルブ5を開く装置として図3に示すように、連結路4
に設けた膜を切開するカッター7を設けている。
【0009】尚、上述の船体1の傾斜を検知する装置と
しては、傾斜計を用いて、この傾斜計の指針の動きでバ
ルブ5を開くカッター7を作動させるようにしてもよ
い。
しては、傾斜計を用いて、この傾斜計の指針の動きでバ
ルブ5を開くカッター7を作動させるようにしてもよ
い。
【0010】この発明に係る装置は、上述のように構成
してあるので、図1に示すような正常な姿勢にある船体
1が、転覆の限界姿勢を越えて図2に示すように転覆す
ると、センサー6が水中深く没し、そしてこれに作用す
る圧力上昇によってカッター7を作動させ、連結路4に
設けたバルブ5を切開し、高圧ガスを密閉袋2に送っ
て、これを膨張させる。そして、図2に示すように、こ
の密閉袋2の膨張によって転覆して水没している船体1
の上部に浮力F1に加えて新たな浮力F2を与え、この
F2と重力Wとの間に大きな偶力を生じ、船体1を正常
姿勢に復元することができる。
してあるので、図1に示すような正常な姿勢にある船体
1が、転覆の限界姿勢を越えて図2に示すように転覆す
ると、センサー6が水中深く没し、そしてこれに作用す
る圧力上昇によってカッター7を作動させ、連結路4に
設けたバルブ5を切開し、高圧ガスを密閉袋2に送っ
て、これを膨張させる。そして、図2に示すように、こ
の密閉袋2の膨張によって転覆して水没している船体1
の上部に浮力F1に加えて新たな浮力F2を与え、この
F2と重力Wとの間に大きな偶力を生じ、船体1を正常
姿勢に復元することができる。
【0011】
【発明の効果】このように、この発明に係る装置は、完
全に転覆した船体を正常の姿勢に自動的に復元できるも
ので、従来の転覆後に単に沈没をまぬがれるものに比較
して、復元後に再航行することも可能であり、貨客の安
全輸送上得られる利益は著大なものである。
全に転覆した船体を正常の姿勢に自動的に復元できるも
ので、従来の転覆後に単に沈没をまぬがれるものに比較
して、復元後に再航行することも可能であり、貨客の安
全輸送上得られる利益は著大なものである。
【図1】この発明を施した船艇の模式横断面図である。
【図2】同じく、その船艇が転覆せんとする状態の模式
横断面図である。
横断面図である。
【図3】同じく、この発明に係る装置に用いる不活性高
圧ガスの発生装置を取出して示す解説図である。
圧ガスの発生装置を取出して示す解説図である。
【符号の説明】 1 船体 2 密閉袋 3 ボンベ
Claims (3)
- 【請求項1】 船体1にその重心位置よりも上方に位置
させて、密閉袋2を付設し、この密閉袋2と船体1に塔
載した高圧不活性ガスを圧入したボンベ3とを連結する
とともに、一方、船体1の適所には、船体1の転覆姿勢
を検知することができる検知装置を設け、この検知装置
を、前記密閉袋2とボンベ3の連結路に設けた開閉バル
ブに連結し、船体1が転覆角度を越えたとき、上記開閉
バルブを開放するようにしたことを特長とする転覆船の
姿勢復元装置。 - 【請求項2】 請求項1の検知装置が船体1の吃水下に
設けた圧力計である転覆船の姿勢復元装置。 - 【請求項3】 請求項1の検知装置が船体1に塔載した
傾斜計である転覆船の姿勢復元装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32366195A JPH09142381A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 転覆船の姿勢復元装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32366195A JPH09142381A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 転覆船の姿勢復元装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09142381A true JPH09142381A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18157205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32366195A Pending JPH09142381A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 転覆船の姿勢復元装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09142381A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2808253A1 (fr) * | 2000-04-26 | 2001-11-02 | Jean Francois Vincent | Saillie securitaire nautique |
KR100475149B1 (ko) * | 2002-02-01 | 2005-03-08 | (주)우남마린 | 고속단정의 자가복원장치용 에어백 |
ITMI20110421A1 (it) * | 2011-03-16 | 2012-09-17 | Castoldi S P A | Dispositivo di auto-raddrizzamento, per imbarcazioni di salvataggio |
WO2014033949A1 (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-06 | Sasaki Ko | エアボートの姿勢復元装置 |
JP2015516331A (ja) * | 2012-04-10 | 2015-06-11 | マリン スペシャライズト テクノロジー リミテッド | 船舶の復原装置 |
JP2016512802A (ja) * | 2013-03-18 | 2016-05-09 | オートノーマス マリーン システムズ インコーポレーテッドAutonomous Marine Systems, Inc. | 海洋モニタリングのための自律式セイルボート |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP32366195A patent/JPH09142381A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2808253A1 (fr) * | 2000-04-26 | 2001-11-02 | Jean Francois Vincent | Saillie securitaire nautique |
KR100475149B1 (ko) * | 2002-02-01 | 2005-03-08 | (주)우남마린 | 고속단정의 자가복원장치용 에어백 |
ITMI20110421A1 (it) * | 2011-03-16 | 2012-09-17 | Castoldi S P A | Dispositivo di auto-raddrizzamento, per imbarcazioni di salvataggio |
JP2015516331A (ja) * | 2012-04-10 | 2015-06-11 | マリン スペシャライズト テクノロジー リミテッド | 船舶の復原装置 |
WO2014033949A1 (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-06 | Sasaki Ko | エアボートの姿勢復元装置 |
JPWO2014033949A1 (ja) * | 2012-09-03 | 2016-08-08 | 甲 佐々木 | エアボートの姿勢復元装置 |
JP2016512802A (ja) * | 2013-03-18 | 2016-05-09 | オートノーマス マリーン システムズ インコーポレーテッドAutonomous Marine Systems, Inc. | 海洋モニタリングのための自律式セイルボート |
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