JPH09142343A - 建設機械のトラックローラフレーム構造 - Google Patents

建設機械のトラックローラフレーム構造

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JPH09142343A
JPH09142343A JP32793295A JP32793295A JPH09142343A JP H09142343 A JPH09142343 A JP H09142343A JP 32793295 A JP32793295 A JP 32793295A JP 32793295 A JP32793295 A JP 32793295A JP H09142343 A JPH09142343 A JP H09142343A
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JP
Japan
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joint plate
sprocket
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motor support
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JP32793295A
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Shigeki Adachi
重喜 足立
Kazumichi Iwasa
一通 岩佐
Shuichi Hazama
修一 波左間
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程の複雑さをできるだけ抑えつ
つ、ロアローラをスプロケット3に最大限近づけさせ、
それによってトラックリンクのおどりを未然に防ぐ。 【解決手段】 トラックフレーム本体10端部が接合され
るモータサポート2のジョイントプレート20のうち、ス
プロケット3の中心Oに対して、少なくともその下方側
から、スプロケット3側に折曲した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、履帯式建設機械
のトラックローラフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すような油圧ショベルに代表さ
れる履帯式建設機械の走行部ベースフレームは、一般に
図4に示すように、走行部のベースとなるカーボディ4
と、クローラ(図3に示す30)が周設されるトラックフ
レーム1とからなる。該トラックフレーム1は、中間部
のトラックフレーム本体10と、駆動側端部のモータサポ
ート2と、遊動側端部のアイドラサポート7とからな
り、それらの接合はモータサポート2及びアイドラサポ
ート7のジョイントプレート20,70を介している。
【0003】また、図3に示すように、トラックフレー
ム本体10の中間部上部側にはキャリアローラ8、下部側
には多数のロアローラ5が配置される一方、モータサポ
ータ2には駆動輪であるスプロケット3、アイドラサポ
ート7にはアイドラ9がそれぞれ配置され、クローラ30
を構成するトラックリンク(図示なし)は、前記スプロ
ケット3により駆動され、そのスプロケット3、ロアロ
ーラ5、アイドラ9、キャリアローラ8上を繰り返し動
く。そして、この一連動作によりクローラ30のクローラ
シューがトラックフレーム1に対して回転し、機械本体
が走行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5はトラックフレー
ム本体10とモータサポート2のジョイントプレート20と
の接合部周辺の構造を示している。図において、駆動輪
側端部に配置されるロアローラ5中心軸Qからスプロケ
ット3中心軸O’までの距離Lが長いと、その間を動く
トラックリンク(図示なし)におどりが発生する。これ
を防止するには、距離Lを短くする必要があるが現状で
は種々の制限によりそれが捗らない。
【0005】すなわち、距離Lのうち、スプロケット3
及びロアローラ5のサイズ、ジョイントプレート20の厚
み、溶接肉部21はそれらの変更に融通が利かないので、
スプロケット3周縁端からジョイントプレート20端部ま
での間隙C1、前記ロアローラ5周縁端から溶接21端部
までの間隙C2によって前記距離Lの長さは決定される
ことになり、このため理屈のうえでは、そのC1、C2
間隙をなるべく狭くすればよいことになる。しかし、前
記C1、C2の間隙を狭くするにも当然限界があり、実際
には前記距離Lの長さを短くするのが困難なのである。
【0006】そこで前記C1、C2の間隙を狭くすること
なく、ロアローラ5をスプロケット3に最大限近づける
ことのできる技術として、図6に示すように、ジョイン
トプレート20の下方側をスプロケット3側に寄せて傾斜
させた構造も用いられている。これによれば、駆動輪側
端部に配置されるロアローラ(図示なし)をスプロケッ
ト3により近づけることができ、トラックリンクのおど
りが有効に防止できる。
【0007】しかし一方で、ジョイントプレート20の上
部と側部にはカーボディ脚部40、トラックフレーム本体
10等がそれぞれ接合されるので、図6のようにジョイン
トプレート20が傾斜した構造では、カーボディ脚部40や
トラックフレーム本体10の接合部の形状をそれに合わせ
る必要があり、製造工程が複雑で困難となるといった別
の問題が生じていた。
【0008】この発明は、以上のような問題に鑑み創案
されたもので、製造工程の複雑さをできるだけ抑えつ
つ、ロアローラをスプロケットに最大限近づけさせ、そ
れによってトラックリンクのおどりを未然に防げる建設
機械のトラックローラフレーム構造を提供しようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明に係るト
ラックローラフレーム構造は、トラックフレーム本体端
部が接合されるモータサポートのジョイントプレートの
うち、駆動輪の中心に対して、少なくともその下方側か
ら、駆動輪側に折曲したことを特徴とする。
【0010】前記ジョイントプレートは、駆動輪の中心
軸に対して、少なくともその下方側から、駆動輪側に折
曲するので、トラックフレーム下部に配置されるロアロ
ーラはより駆動輪、すなわちスプロケットに近づくよう
に配置することができる。したがって、駆動輪側端部に
配置されるロアローラ中心軸からスプロケット中心軸ま
での距離(図5に示すL)をより短くすることができ、
その間のトラックリンクのおどりを有効に防止すること
ができる。
【0011】一方、モータサポートのジョイントプレー
トの折曲開始位置は、駆動輪の中心に対して、少なくと
もその下方側からとなるので、その上方側は従来のよう
に鉛直形状のものでよい。このことは、ジョイントプレ
ート上部に接合するカーボディ脚部として、従来どおり
の形状のものを何の不都合もなく用いることができるこ
とを意味している。同じくジョイントプレートの上部と
側部に接合されるトラックフレームについては、側部下
方側のみ斜めに切り込みを入れる必要があるが、上部と
側部上方は鉛直形状のままで良いので、図6に示す従来
構造と比較して、接合部の板切り工程が格段に簡易とな
り、製造工程が容易化する。
【0012】また、走行の際には機体幅方向に外力が生
じ、モータサポートのジョイントプレートにも曲げ変形
が生じるが、ジョイントプレートは下方側が駆動輪側に
折曲しているので、そのような変形に対しても強くな
り、またモータサポートの下部における張出量が減少す
るので、それによっても剛性が向上する。すなわち、こ
の折曲によってモータサポートの下部側の強度が向上す
るといった派生的作用も認められる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の具体的実施形態の一例を
図1に基づき説明する。以下に示す形態例は、図3に示
すような油圧ショベルのトラックフレームにおける構造
の例であるが、このような建設機械にその適用が限定さ
れるものではない。図中、2はモータサポート、3はス
プロケット、10はトラックフレーム本体、20はジョイン
トプレート、40はカーボディ脚部を各示す。
【0014】図1はトラックフレーム本体10とモータサ
ポート2のジョイントプレート20との接合部周辺の構造
を示しており、図示のように、トラックフレーム本体10
とモータサポート2とは、ジョイントプレート20を介し
て接合され、トラックフレーム本体10端部の上部と側部
とでジョイントプレート20に溶接されている。また、ジ
ョイントプレート20上部にはカーボディ脚部40の端部が
溶接される。
【0015】前記ジョイントプレート20は、駆動輪であ
るスプロケット3の中心Oに対して、それより下方側か
ら、そのスプロケット3側に折曲されている。ジョイン
トプレート20の折曲開始部より上方側は、鉛直形状であ
る。
【0016】図2は図1のA部に示されるトラックフレ
ーム本体10下部のロアローラセットプレート11にロアロ
ーラ取付台6を設置した状態図を示しており、Pがロア
ローラ中心軸である。Qは図5に示す従来構造における
ロアローラ中心軸であり、本形態例ではロアローラの取
付位置がスプロケット3側により近づいている。
【0017】このように、前記ジョイントプレート20
は、スプロケット3中心軸Oの下方側からそのスプロケ
ット3側に折曲するので、トラックフレーム本体10下部
に配置されるロアローラ(図示なし)をよりスプロケッ
ト3側に近づくように配置している。したがって、スプ
ロケット3側端部に配置されるロアローラ中心軸Pから
スプロケット中心Oの軸線までの距離をより短くするこ
とができ、その間を移動するトラックリンク(図示な
し)のおどりを有効に防止することができる。
【0018】一方、モータサポート2のジョイントプレ
ート20の折曲開始位置は、スプロケットホイール3中心
Oより下方側からとなり、その上方側は従来のように鉛
直形状である。このためジョイントプレート20上部に接
合するカーボディ脚部40は、従来どおりの形状のものが
何の不都合もなく用いられている。同じくジョイントプ
レート20の上部と側部に溶接されるトラックフレーム本
体10については、側部下方側のみ斜めに切り込みを入れ
るだけで、他の上部と側部上方は鉛直形状のままで良い
ので、図6に示す従来構造と比較して、接合部の板切り
工程が格段に簡易となり、製造工程が容易化する。
【0019】また、走行の際には機体幅方向に外力が生
じ、モータサポート2のジョイントプレート20にも曲げ
変形が生じるが、ジョイントプレート20は下方側がスプ
ロケット3側に折曲しているので、そのような変形に対
しても強くなり、またモータサポート2の下部における
張出量が減少するので、それによっても剛性が向上す
る。すなわち、この折曲によってモータサポート2の下
部側の強度が向上する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造工程の複雑さをできるだけ抑えつつ、駆動輪側端部
に配置されるロアローラを駆動輪側に最大限近づけさ
せ、それによってトラックリンクのおどりを未然に防げ
ることができるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラックフレーム本体とモータサポートのジョ
イントプレートとの接合部周辺の構造を示した説明図で
ある。
【図2】図1中のA部においてロアローラ取付台を配置
したことを示した説明図である。
【図3】一般的な履帯式建設機械の全体を示す概要図で
ある。
【図4】図3中の走行部のベースフレームを示す説明図
である。
【図5】トラックフレーム本体とモータサポートのジョ
イントプレートとの接合部周辺の従来の一構造を示した
部分説明図である。
【図6】トラックフレーム本体とモータサポートのジョ
イントプレートとの接合部周辺の従来の他の構造を示し
た部分説明図である。
【符号の説明】
1 トラックフレーム 2 モータサポート 3 スプロケット 4 カーボディ 5 ロアローラ 7 アイドラサポート 8 キャリアローラ 10 トラックフレーム本体 20 ジョイントプレート 40 カーボディ脚部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックフレーム本体端部が接合される
    モータサポートのジョイントプレートのうち、駆動輪の
    中心に対して、少なくともその下方側から、駆動輪側に
    折曲したことを特徴とする建設機械のトラックローラフ
    レーム構造。
JP32793295A 1995-11-24 1995-11-24 建設機械のトラックローラフレーム構造 Expired - Lifetime JP3375241B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6679570B2 (en) 2001-02-22 2004-01-20 Komatsu Ltd. Track frame structure

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US6679570B2 (en) 2001-02-22 2004-01-20 Komatsu Ltd. Track frame structure

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