JPH0732363Y2 - 移動農機における支持フレーム構造 - Google Patents

移動農機における支持フレーム構造

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JPH0732363Y2
JPH0732363Y2 JP1989010688U JP1068889U JPH0732363Y2 JP H0732363 Y2 JPH0732363 Y2 JP H0732363Y2 JP 1989010688 U JP1989010688 U JP 1989010688U JP 1068889 U JP1068889 U JP 1068889U JP H0732363 Y2 JPH0732363 Y2 JP H0732363Y2
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啓治 児玉
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、移動農機における支持フレーム構造に関す
るものである。
〈従来の技術〉 従来、例えばコンバインの走行フレーム上に機体フレー
ムを支持する支持フレームは、角状のパイプ材によって
構成されている。そして、一般に支持フレームは走行フ
レームの走行装置に巻き掛けられているクローラを迂回
するために外側に屈曲形成され、走行フレームの側方及
び機体フレームの下側に固着されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記従来のように、支持フレームを1本のパイ
プ材から構成すると、湾曲または屈曲させるための加工
が容易でなく、コスト高や加工時間が長くなるといった
欠点があった。
また角状のパイプ材のみでは十分な強度が得られず、支
持フレームの回りに補強材を付設する必要があり、車体
全体の重量を重くする結果となる。特に、走行装置が左
右にスライドする機構のものでは、機体フレーム内を左
右スライドするスライドフレームと支持フレームとの接
合部分に過大の負荷が加わるが、クローラ等が邪魔にな
って有効な補強手段がなく、より多く補強材が必要とな
るといった問題もあった。
〈課題を解決するための手段〉 上記のような課題を解決するための本考案は、走行装置
4を取り付ける走行フレーム5と、走行フレーム5上に
載置される機体フレーム1とを、上下間が外側に屈曲又
は湾曲形成された支持フレーム11を介して一体的に連結
固定した構造において、支持フレーム11を屈曲又は湾曲
した部分の上下各側においてコ字形断面を有する外側フ
レーム21と内側フレーム22とに分割構成するとともに、
外側フレーム21と内側フレーム22を開口側を対向せしめ
て抱き合わせ状に嵌合せしめて一体的に固着したことを
特徴としている。
〈作用〉 機体フレーム1は例えば脱穀部等の処理機を搭載し、支
持フレーム10,11は走行フレーム5から延びて機体フレ
ーム1を支持する。支持フレーム10,11は外側フレーム1
9,21と内側フレーム20,22の2つのフレームによって構
成されている。このため、外側フレーム19,21と内側フ
レーム20,22の距離を離せば支持フレーム10,11上端の接
続部分の接続幅が広くなり、接続強度が向上する。また
外側及び内側の各フレーム19,21,20,22毎に曲げ加工す
ることによって加工を容易に且つ正確にすることができ
る。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例について図面に基づき詳説する。
第2図はコンバインの機体フレーム1と走行装置3,4を
示す全体斜視図である。左右のクローラ走行装置3,4上
に支持された機体フレーム1上には脱穀部や穀粒タンク
などが載置固定される。
左右側には前後方向平行に走行フレーム5が配置されて
いる。走行フレーム5には所定間隔で転輪6やアイドラ
ーが軸支され、走行フレーム5の前方で駆動する駆動ス
プロケット6aと前記転輪6等にクローラ7を巻き掛ける
ことによって、走行装置3,4が構成され、クローラ7は
駆動スプロケット6aの駆動によって回転し、且つ転輪6
に案内されて走行フレーム5に沿って回転する。
走行装置3,4の内右側走行装置4は左右方向にスライド
可能で、走行装置3,4の間隔を適宜調節することができ
る。左右の走行フレーム5には、前後位置にそれぞれ支
持フレームが立設されている。機体フレーム1に固定さ
れている走行装置3の走行フレームに立設されている支
持フレーム8,9は、機体フレーム1の各横フレーム14,15
の下側に固定されている。
次ぎに可動走行装置4の走行フレーム5に立設された支
持フレーム10,11について説明する。
第3図は走行フレーム5の全体斜視図である。走行フレ
ーム5の前後端には支持フレーム10,11が斜め内側方向
に斜設され、第1図に示すように、クローラ7を回避す
るように、左右クローラ7の内側で屈曲して上方に延び
ている。支持フレーム10,11の上端にはスライドフレー
ム17,18が固定されている。スライドフレーム17,18は機
体フレーム1を構成する横フレーム14,15内を左右方向
にスライドする。スライドフレーム17,18の前後側面に
はローラ35が所定間隔で軸支され、前記横フレーム14,1
5内の上面に該ローラ35が転接することによって、滑ら
かにスライドできる構造となっている。
第1図,第3図及び第4図に示すように、支持フレーム
10,11は外側フレームと内側フレームから構成されてい
る。走行フレーム5の後端に立設された支持フレーム11
について以下説明する。
外側フレーム21は断面コ字形で開口側にく字に屈曲して
おり、内側フレーム22は同じくコ字形で開口側とは逆方
向に同角度でく字に屈曲している。そして、内側フレー
ム22は外側フレーム21の内側に、開口側を対向せしめて
嵌合され、外側フレーム21の外縁を例えば溶着等の方法
によって固着して支持フレーム11が構成されている。
支持フレーム11の上端には、内側フレーム22の上端部22
aが外側フレーム21の上端辺21aよりも上方に突出し、第
4図及び第5図に示すようにスライドフレーム18の内側
に嵌合している。またスライドフレーム18の下辺は外側
フレーム21の上端辺21aと接当し、溶接等によって固定
される。
上記のように支持フレーム11とスライドフレーム18の接
合部分を構成することによって、従来よりもさらに強固
な接合部分とすることができる。即ち、外側フレーム21
と内側フレーム22を抱き合わせるため、スライドフレー
ム18の縦方向に沿った支持フレーム11の幅を広くするこ
とができ、スライドフレーム18の先端近傍(クローラ7
上方位置)に加わる荷重に対する強度が増し、また内側
フレーム22がスライドフレーム18の内側に突入している
ため、前記荷重に対する強度が更に向上するとともに、
前後方向の曲げ(第5図矢印方向)に対する接合部の強
度も向上した。その結果、従来接合部の周囲に取り付け
られていた補強材の数を少なくし、或は補強材を省略す
ることが可能となった。従って、補強部材の溶接による
溶接歪みも少ない。また、内側フレーム22の上端部22a
とスライドフレーム18が重なっているため、支持フレー
ム11自体をスライドフレーム18に溶接する前に支持フレ
ーム11とスライドフレーム18との上下溶接位置を容易に
調節でき、溶接による狂いも少ない。
一方外側フレーム21と内側フレーム22から支持フレーム
11を構成するため、それぞれのフレーム21,22を別個に
製造でき、且つパイプ材よりも容易に製造できる。従っ
て予め各フレーム21,22を別個に屈曲形成すれば、容易
に屈曲加工でき、パイプ材の場合よりも加工が容易であ
るといった利点がある。さらに、外側フレーム21と内側
フレーム22を抱き合わせたため、抱き合わせ嵌合部分は
部材が2重になり、支持フレーム11自体の強度も向上す
る。
次ぎにスライドフレーム17,18に取り付けられたローラ3
5の位置関係について説明する。上述のようにスライド
フレーム17,18には横フレーム14,15内を滑らかにスライ
ドするためのローラ35が軸支されている。第1図に示す
ように、スライドフレーム17,18の外側に支持された2
つのローラ35a,35bはクローラ7の上方に位置する。そ
して、クローラ7の中心線からの距離が等しくlの距離
に支持されている。このように、ローラ35a,35bを配置
することによって、クローラ7が受ける荷重をローラ35
a,35bが等しく分担することとなり、ローラ35a,35bのベ
アリング寿命を同じ程度とすることができ、スライドフ
レームのスライドも更に滑らかにすることができる。
以上のように構成された可動側の走行装置4の支持フレ
ーム10,11の間には補強フレーム25が架設されている。
また該補強フレーム25と機体フレーム1との間には十字
状態に中央が相互に軸支されたリンク杆27,28が設けら
れている。各リンク杆27,28の先端は機体フレーム1と
補強フレーム25の前側に回動自在に支持されており、後
端はローラ29,30がそれぞれ軸支されて、補強フレーム2
5と機体フレーム1にそれぞれ設けられたガイド31,32よ
って前後スライド自在に支持されている。
そして機体フレーム1の縦フレーム13と補強フレーム25
の間には油圧シリンダ33が架設され、油圧シリンダ33の
伸縮駆動によって走行装置3,4の間隔が拡張収縮する。
〈考案の効果〉 以上の如く構成される本考案の構造によれば、曲がって
いる支持フレームをコ字形断面形状の2つのフレームに
分割したので、コ字形断面の両側壁を切除又は切込み加
工する等により従来のパイプ形状の支持フレームよりも
曲げ加工が容易となる。
また2つのフレームを重ね合わせるため、両側壁の厚み
を大きくすることができ支持フレームの自体の強度が強
くなる他、接合する他のフレームとの接合部分の形態や
寸法的な幅を持たせることが可能となり、接合部分の強
度をも強くすることができる等の効果がある。この結果
従来使用されていた補強板の数が少なくなり、構造も簡
単でコストの低減や製造工数の省略を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は支持フレームの正面図、第2図は機体フレーム
及び走行装置を示す全体斜視図、第3図は走行フレーム
及び支持フレームを示す全体組立斜視図、第4図は支持
フレームとスライドフレームの接合部分解斜視図、第5
図は同じく断面図である。 1:機体フレーム、3,4:走行装置 5:走行フレーム、10,11:支持フレーム 19,21:外側フレーム、20,22:内側フレーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行装置(4)を取り付ける走行フレーム
    (5)と、走行フレーム(5)上に載置される機体フレ
    ーム(1)とを、上下間が外側に屈曲又は湾曲形成され
    た支持フレーム(11)を介して一体的に連結固定した構
    造において、支持フレーム(11)を屈曲又は湾曲した部
    分の上下各側においてコ字形断面を有する外側フレーム
    (21)と内側フレーム(22)とに分割構成するととも
    に、外側フレーム(21)と内側フレーム(22)を開口側
    を対向せしめて抱き合わせ状に嵌合せしめて一体的に固
    着した移動農機における支持フレーム構造。
JP1989010688U 1989-01-31 1989-01-31 移動農機における支持フレーム構造 Expired - Lifetime JPH0732363Y2 (ja)

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JPH02102886U JPH02102886U (ja) 1990-08-15
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JPS6350225Y2 (ja) * 1980-06-20 1988-12-23

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JPH02102886U (ja) 1990-08-15

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