JPH09141246A - フィルタ要素およびそれを用いた浄水器 - Google Patents
フィルタ要素およびそれを用いた浄水器Info
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- JPH09141246A JPH09141246A JP7301542A JP30154295A JPH09141246A JP H09141246 A JPH09141246 A JP H09141246A JP 7301542 A JP7301542 A JP 7301542A JP 30154295 A JP30154295 A JP 30154295A JP H09141246 A JPH09141246 A JP H09141246A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大量の水を高純度に処理できる浄水器フィル
タ要素及び浄水器。 【解決手段】 繊維状活性炭の中空の活性炭管５と、活
性炭管５の内周面内に設けられた所定開口寸法の中空の
セラミック管１７と、活性炭管５及びセラミック管１７
の両端面をセラミック管１７の内部空間１３と共に水封
止する第１及び第２の端板１８、１９と、内部空間１３
に連通した水出口開口２２とを備え第１の端板１８に設
けられた浄水器フィルタ要素。角閃石層１１を設けるこ
ともできる。浄水器は浄水器フィルタ要素をハウジング
４内に収納する。 【効果】 活性炭管とセラミック管とが共働して浄水器
の吐出量を増大しかつ活性炭管から出る浮遊活性炭繊維
を捕捉でき、大流量と高純度とを両立させ得る。
タ要素及び浄水器。 【解決手段】 繊維状活性炭の中空の活性炭管５と、活
性炭管５の内周面内に設けられた所定開口寸法の中空の
セラミック管１７と、活性炭管５及びセラミック管１７
の両端面をセラミック管１７の内部空間１３と共に水封
止する第１及び第２の端板１８、１９と、内部空間１３
に連通した水出口開口２２とを備え第１の端板１８に設
けられた浄水器フィルタ要素。角閃石層１１を設けるこ
ともできる。浄水器は浄水器フィルタ要素をハウジング
４内に収納する。 【効果】 活性炭管とセラミック管とが共働して浄水器
の吐出量を増大しかつ活性炭管から出る浮遊活性炭繊維
を捕捉でき、大流量と高純度とを両立させ得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は浄水器に関し、特に
水道水等の原水を浄化するのに適した浄水器に関するも
のである。
水道水等の原水を浄化するのに適した浄水器に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】原水中に含まれる残留塩素、かび臭、錆
および微細な固形物等の望ましくない不純物は、水に不
快な匂いや味を与える。これらの不純物を取り除いて浄
化するために、様々な形式の浄水器が用いられている
が、代表的なものとして、吸着作用において優れた例え
ば繊維状の活性炭をフィルタ要素として用い、水道水中
の塩素、かび臭、赤錆等を除去する点ですぐれている浄
水器と、濾過作用の優れたセラミックをフィルタ要素と
して用いる浄水器とがある。
および微細な固形物等の望ましくない不純物は、水に不
快な匂いや味を与える。これらの不純物を取り除いて浄
化するために、様々な形式の浄水器が用いられている
が、代表的なものとして、吸着作用において優れた例え
ば繊維状の活性炭をフィルタ要素として用い、水道水中
の塩素、かび臭、赤錆等を除去する点ですぐれている浄
水器と、濾過作用の優れたセラミックをフィルタ要素と
して用いる浄水器とがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】活性炭を用いる浄水器
に於いては、吸着作用が優れているが、濾過性能に於い
て必ずしも満足できず、また浮遊していた活性炭や水流
により破断した脱落活性炭が浄水器から流れ出てしまう
ことがあるという欠点がある。特に浄水器の吐出量を大
きくした場合、また、吸着性能を高めるために活性炭を
繊維状にした場合に、強い水流により活性炭が剥離した
りちぎれたりすることが多くなり、脱落繊維の量が多
く、実用性がなくなる。
に於いては、吸着作用が優れているが、濾過性能に於い
て必ずしも満足できず、また浮遊していた活性炭や水流
により破断した脱落活性炭が浄水器から流れ出てしまう
ことがあるという欠点がある。特に浄水器の吐出量を大
きくした場合、また、吸着性能を高めるために活性炭を
繊維状にした場合に、強い水流により活性炭が剥離した
りちぎれたりすることが多くなり、脱落繊維の量が多
く、実用性がなくなる。
【０００４】この欠点を補うために、繊維状活性炭でで
きたフィルタ要素と濾布あるいは濾紙とを組合せて配置
したものが提案されているが、脱落繊維を完全に捕捉す
ることはできず、濾紙あるいは濾布の繊維自体が脱落繊
維となることがあり、上述の問題は軽減されてはいるが
解消されているとは言えない。
きたフィルタ要素と濾布あるいは濾紙とを組合せて配置
したものが提案されているが、脱落繊維を完全に捕捉す
ることはできず、濾紙あるいは濾布の繊維自体が脱落繊
維となることがあり、上述の問題は軽減されてはいるが
解消されているとは言えない。
【０００５】更に、繊維状活性炭及び濾過フィルタは浄
水器の軸方向に並べて配置されており、浄水すべき原水
の処理量が限られてしまい、従来の代表的な家庭用浄水
器の例では毎分約８乃至１２リットル程度の濾過流量し
か得られなかった。
水器の軸方向に並べて配置されており、浄水すべき原水
の処理量が限られてしまい、従来の代表的な家庭用浄水
器の例では毎分約８乃至１２リットル程度の濾過流量し
か得られなかった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】従って、請求項１記載の
本発明の浄水器フィルタ要素は、繊維状活性炭製で、外
周面、内周面および略環状の端面を持つ中空の活性炭管
と、セラミック製で、活性炭管の内周面に面した外周
面、内部空間を形成する内周面および略環状の端面を持
つ中空のセラミック管と、活性炭管の端面およびセラミ
ック管の端面に共通に接し、両端面をセラミック管の内
部空間と共に実質的に水に対して封止する第１および第
２の端板と、第１の端板にのみ設けられ、セラミック管
の内部空間に連通した水出口開口とを備えている。
本発明の浄水器フィルタ要素は、繊維状活性炭製で、外
周面、内周面および略環状の端面を持つ中空の活性炭管
と、セラミック製で、活性炭管の内周面に面した外周
面、内部空間を形成する内周面および略環状の端面を持
つ中空のセラミック管と、活性炭管の端面およびセラミ
ック管の端面に共通に接し、両端面をセラミック管の内
部空間と共に実質的に水に対して封止する第１および第
２の端板と、第１の端板にのみ設けられ、セラミック管
の内部空間に連通した水出口開口とを備えている。
【０００７】請求項２記載の浄水器フィルタ要素に於い
ては、活性炭管の外周面を覆う不織布でできたフィルタ
層が設けられている。
ては、活性炭管の外周面を覆う不織布でできたフィルタ
層が設けられている。
【０００８】請求項３記載の浄水器フィルタ要素に於い
ては、セラミック管のセラミックの開口寸法が０．１９
μｍ〜０．７３μｍである。
ては、セラミック管のセラミックの開口寸法が０．１９
μｍ〜０．７３μｍである。
【０００９】請求項４記載の浄水器フィルタ要素に於い
ては、活性炭管とセラミック管との間に、粒状角閃石で
できた角閃石層を配置されている。
ては、活性炭管とセラミック管との間に、粒状角閃石で
できた角閃石層を配置されている。
【００１０】請求項５記載の浄水器は、請求項１乃至４
のいずれか記載の浄水器フィルタ要素を用いた浄水器で
あって、この浄水器フィルタ要素と、浄水器フィルタ要
素を収納して、水出口開口に接続された水出口および活
性炭管の外周面の全体に連通した水入口を持つハウジン
グとを備えている。
のいずれか記載の浄水器フィルタ要素を用いた浄水器で
あって、この浄水器フィルタ要素と、浄水器フィルタ要
素を収納して、水出口開口に接続された水出口および活
性炭管の外周面の全体に連通した水入口を持つハウジン
グとを備えている。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の浄水器は、図１に示す如
く、浄水器フィルタ要素１と、浄水器フィルタ要素１を
内部に収納し、浄水器フィルタ要素１に連通した水入口
２および水出口３を持つハウジング４とを備えている。
く、浄水器フィルタ要素１と、浄水器フィルタ要素１を
内部に収納し、浄水器フィルタ要素１に連通した水入口
２および水出口３を持つハウジング４とを備えている。
【００１２】浄水器フィルタ要素１は、繊維状活性炭を
中空管状に成形して作成した活性炭管５を備えている。
活性炭管５は、円筒形外周面６と、この外周面６に対し
て同軸の円筒形内周面７と、これら外周面６および内周
面７の両端の略環状の端面８および９とを持つ中空管で
ある。活性炭管５の外周面６は、原水中の汚れ等の不純
物を除去して活性炭管５内に侵入するのを防ぐするため
に、不織布でできたフィルタ層１０によって覆われてい
る。
中空管状に成形して作成した活性炭管５を備えている。
活性炭管５は、円筒形外周面６と、この外周面６に対し
て同軸の円筒形内周面７と、これら外周面６および内周
面７の両端の略環状の端面８および９とを持つ中空管で
ある。活性炭管５の外周面６は、原水中の汚れ等の不純
物を除去して活性炭管５内に侵入するのを防ぐするため
に、不織布でできたフィルタ層１０によって覆われてい
る。
【００１３】中空の活性炭管５の内周面７上には、粒状
角閃石でできた角閃石層１１が配置されている。角閃石
とは、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウ
ム等を含み、岩手県遠野で産出される火成岩の一種であ
る。角閃石層１１は、原水中の有害物質を分解あるいは
吸着するとともに、角粒状角閃石に含まれるカルシウ
ム、マグネシウム等の鉱物質を原水中に溶出させてミネ
ラル水を生成する。
角閃石でできた角閃石層１１が配置されている。角閃石
とは、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウ
ム等を含み、岩手県遠野で産出される火成岩の一種であ
る。角閃石層１１は、原水中の有害物質を分解あるいは
吸着するとともに、角粒状角閃石に含まれるカルシウ
ム、マグネシウム等の鉱物質を原水中に溶出させてミネ
ラル水を生成する。
【００１４】角閃石層１１の内表面上、即ち中空の活性
炭管５の内周面７によって囲まれた空間内には更に、セ
ラミック製で、活性炭管５の内周面７に面した外周面１
２と、内部空間１３を形成する内周面１４と、内周面１
４の両端の略環状の端面１５および１６とを持つ中空の
セラミック管１７が設けられている。セラミック管１７
は活性炭管５内に同軸の関係で挿入されていて、活性炭
管５とセラミック管１７との間に角閃石層１１が挟まれ
ている関係にある。
炭管５の内周面７によって囲まれた空間内には更に、セ
ラミック製で、活性炭管５の内周面７に面した外周面１
２と、内部空間１３を形成する内周面１４と、内周面１
４の両端の略環状の端面１５および１６とを持つ中空の
セラミック管１７が設けられている。セラミック管１７
は活性炭管５内に同軸の関係で挿入されていて、活性炭
管５とセラミック管１７との間に角閃石層１１が挟まれ
ている関係にある。
【００１５】セラミック管１７のセラミック材料の開口
寸法は、大流量と浄化水の高純度とを適切にバランスさ
せて両立させるために、寸法０．１９μｍ〜０．７３μ
ｍの範囲とするのが望ましい。開口寸法がこの範囲を越
えて高くなると、流量は大きくできるが水の純度が充分
でなくなり、この範囲よりも低くなると水の純度が高く
なるが流量が小さくなってしまう。
寸法は、大流量と浄化水の高純度とを適切にバランスさ
せて両立させるために、寸法０．１９μｍ〜０．７３μ
ｍの範囲とするのが望ましい。開口寸法がこの範囲を越
えて高くなると、流量は大きくできるが水の純度が充分
でなくなり、この範囲よりも低くなると水の純度が高く
なるが流量が小さくなってしまう。
【００１６】浄水器は更に、活性炭管５の端面８あるい
は９とセラミック管１７の端面１５あるいは１６とにそ
れぞれ共通に接する第１の端板１８および第２の端板１
９を備えている。第１の端板１８は、端板１８と、活性
炭管５の端面８、セラミック管１７の端面１５および角
閃石層１１との間に水の流路が形成されないようにし、
また、第２の端板１９は、端板１９と、活性炭管５の端
面９、セラミック管１７の端面１６および角閃石層１１
との間に水の流路が形成されないようにし、ハウジング
４の水入口２から供給された原水が、浄水器フィルタ要
素１を通過せずに水出口３から出てしまわないように構
成されている。
は９とセラミック管１７の端面１５あるいは１６とにそ
れぞれ共通に接する第１の端板１８および第２の端板１
９を備えている。第１の端板１８は、端板１８と、活性
炭管５の端面８、セラミック管１７の端面１５および角
閃石層１１との間に水の流路が形成されないようにし、
また、第２の端板１９は、端板１９と、活性炭管５の端
面９、セラミック管１７の端面１６および角閃石層１１
との間に水の流路が形成されないようにし、ハウジング
４の水入口２から供給された原水が、浄水器フィルタ要
素１を通過せずに水出口３から出てしまわないように構
成されている。
【００１７】第１の端板１８および第２の端板１９はそ
れぞれ図示の例ではいずれも円板状の底壁２０と、その
周縁から直角に立ち上がった一体の円筒壁２１とを持
つ、全体として略カップ形の部材で、円筒壁２１は活性
炭管５の外周面６上に設けられた不織布のフィルタ層１
０の軸方向端部を覆って押さえている。端板１８および
１９は、ゴム、プラスチックあるいは金属で製作でき
る。
れぞれ図示の例ではいずれも円板状の底壁２０と、その
周縁から直角に立ち上がった一体の円筒壁２１とを持
つ、全体として略カップ形の部材で、円筒壁２１は活性
炭管５の外周面６上に設けられた不織布のフィルタ層１
０の軸方向端部を覆って押さえている。端板１８および
１９は、ゴム、プラスチックあるいは金属で製作でき
る。
【００１８】第１の端板１８の底壁２０の中央部には、
セラミック管１７の内部空間１３に連通した水出口開口
２２が設けられている。この水出口開口２２には、浄水
器フィルタ要素１を収納するハウジング４の水出口３が
接続パイプ２３を介して連通している。第２の端板１９
には開口部が無く、浄水器フィルタ要素１のこの端部を
密封している。従って、ハウジング４の水入口２からハ
ウジング４内に流入した原水は、端板１８および１９の
ために水入口２が活性炭管５の外周面６の全体にだけ連
通していてこれ以外に流路が無いので、フィルタ層１０
を通して活性炭管５内に流れることになる。
セラミック管１７の内部空間１３に連通した水出口開口
２２が設けられている。この水出口開口２２には、浄水
器フィルタ要素１を収納するハウジング４の水出口３が
接続パイプ２３を介して連通している。第２の端板１９
には開口部が無く、浄水器フィルタ要素１のこの端部を
密封している。従って、ハウジング４の水入口２からハ
ウジング４内に流入した原水は、端板１８および１９の
ために水入口２が活性炭管５の外周面６の全体にだけ連
通していてこれ以外に流路が無いので、フィルタ層１０
を通して活性炭管５内に流れることになる。
【００１９】このような浄水器は水道水を浄化するため
に使用するのに適している。使用に当たっては、ハウジ
ング４の水入口２を水道管（図示してない）に接続し、
ハウジング４の水出口３を蛇口側配管（図示してない）
に接続する。ハウジング４の水入口２から供給された原
水は、ハウジング４の内表面と浄水器フィルター要素１
の外表面即ち不織布フィルター層１０との間の管状の空
間２４全体に広がり、不織布フィルター層１０を径方向
に通り抜けるときに原水中の汚れ等の不純物が除去され
るとともに一次浄化される。このため、繊維状活性炭管
５やセラミック管１７の目詰まりが少なくなり、活性炭
管５およびセラミック管１７の寿命が長くなる。
に使用するのに適している。使用に当たっては、ハウジ
ング４の水入口２を水道管（図示してない）に接続し、
ハウジング４の水出口３を蛇口側配管（図示してない）
に接続する。ハウジング４の水入口２から供給された原
水は、ハウジング４の内表面と浄水器フィルター要素１
の外表面即ち不織布フィルター層１０との間の管状の空
間２４全体に広がり、不織布フィルター層１０を径方向
に通り抜けるときに原水中の汚れ等の不純物が除去され
るとともに一次浄化される。このため、繊維状活性炭管
５やセラミック管１７の目詰まりが少なくなり、活性炭
管５およびセラミック管１７の寿命が長くなる。
【００２０】フィルター層を通って一次浄化された原水
は、繊維状活性炭管５にその外周面６全体から浸入し、
活性炭管５を径方向に通過する間に主として原水中の塩
素、カビ、赤錆が吸着除去される。原水は次に角閃石層
１１を径方向に通るが、この間に原水中の有害物質は分
解あるいは吸着されるとともに、角粒状角閃石に含まれ
るカルシウム、マグネシウム等の鉱物質が原水中に溶出
してミネラル水が生成される。
は、繊維状活性炭管５にその外周面６全体から浸入し、
活性炭管５を径方向に通過する間に主として原水中の塩
素、カビ、赤錆が吸着除去される。原水は次に角閃石層
１１を径方向に通るが、この間に原水中の有害物質は分
解あるいは吸着されるとともに、角粒状角閃石に含まれ
るカルシウム、マグネシウム等の鉱物質が原水中に溶出
してミネラル水が生成される。
【００２１】原水は更に、角閃石層１１の内側に配置さ
れたセラミック管１７を径方向に通過してセラミック管
１７の内側空間１３に出る。セラミック管１７は主とし
て活性炭管５の繊維状活性炭の脱落繊維を止めて、セラ
ミック管１７の内側空間１３に流出させないようにす
る。セラミック管１７のセラミックの開口率は先に説明
した適当な値に選定されていて、大流量を実現しながら
高純度を達成できるようにしてある。このようにして浄
化されてセラミック管１７の内側空間１３にでた浄水
は、端板１８の水出口開口２２を通ってハウジング４の
水出口３から流れ出て蛇口側配管（図示してない）に供
給される。
れたセラミック管１７を径方向に通過してセラミック管
１７の内側空間１３に出る。セラミック管１７は主とし
て活性炭管５の繊維状活性炭の脱落繊維を止めて、セラ
ミック管１７の内側空間１３に流出させないようにす
る。セラミック管１７のセラミックの開口率は先に説明
した適当な値に選定されていて、大流量を実現しながら
高純度を達成できるようにしてある。このようにして浄
化されてセラミック管１７の内側空間１３にでた浄水
は、端板１８の水出口開口２２を通ってハウジング４の
水出口３から流れ出て蛇口側配管（図示してない）に供
給される。
【００２２】本発明の浄水器は容易に大容量のものにで
きるので、飲食店等の業務用にも、一戸建て住宅、集合
住宅あるいはオフィスビル等の一般用としても使用で
き、大容量の用途にも充分に対応できる。
きるので、飲食店等の業務用にも、一戸建て住宅、集合
住宅あるいはオフィスビル等の一般用としても使用で
き、大容量の用途にも充分に対応できる。
【００２３】例えば外形寸法で長さ４３０ｍｍ、外径１
０５ｍｍで、接続呼び径が２０ｍｍの本発明の浄水器の
場合、使用水圧最大１７．５ｋｇ／ｃｍ2で、濾過流量
は毎分２５〜３０リットル、残留塩素濾過能力は２０
０、０００リットル（ＨＣｌＯ２．０ｐｐｍ→０．４ｐ
ｐｍ）であり、水使用量が１日６００リットルとすれ
ば、約１年間は浄水器フィルター要素の交換が不要であ
る。また、外形寸法で長さ６２０ｍｍ、外径３４５ｍｍ
で、接続呼び径が２５ｍｍの本発明の浄水器の場合、使
用水圧最大１７．５ｋｇ／ｃｍ2で、濾過流量は毎分３
５〜４０リットル、残留塩素濾過能力は１、０００、０
００リットル（ＨＣｌＯ ２．０ｐｐｍ→０．４ｐｐ
ｍ）であり、水使用量が１日３、０００リットルとすれ
ば、約１年間は浄水器フィルター要素の交換が不要であ
る。
０５ｍｍで、接続呼び径が２０ｍｍの本発明の浄水器の
場合、使用水圧最大１７．５ｋｇ／ｃｍ2で、濾過流量
は毎分２５〜３０リットル、残留塩素濾過能力は２０
０、０００リットル（ＨＣｌＯ２．０ｐｐｍ→０．４ｐ
ｐｍ）であり、水使用量が１日６００リットルとすれ
ば、約１年間は浄水器フィルター要素の交換が不要であ
る。また、外形寸法で長さ６２０ｍｍ、外径３４５ｍｍ
で、接続呼び径が２５ｍｍの本発明の浄水器の場合、使
用水圧最大１７．５ｋｇ／ｃｍ2で、濾過流量は毎分３
５〜４０リットル、残留塩素濾過能力は１、０００、０
００リットル（ＨＣｌＯ ２．０ｐｐｍ→０．４ｐｐ
ｍ）であり、水使用量が１日３、０００リットルとすれ
ば、約１年間は浄水器フィルター要素の交換が不要であ
る。
【００２４】以上、本発明を図示の一実施形態について
説明したが、様々な変形が可能である。例えば、図１の
実施例に於いては、活性炭管５とセラミック管１７との
間に粒状角閃石層１１が設けられているが、この粒状角
閃石層１１を省略することもできる。また、端板１８お
よび１９はカップ形の部材であるが、平板を使用するこ
ともできる。
説明したが、様々な変形が可能である。例えば、図１の
実施例に於いては、活性炭管５とセラミック管１７との
間に粒状角閃石層１１が設けられているが、この粒状角
閃石層１１を省略することもできる。また、端板１８お
よび１９はカップ形の部材であるが、平板を使用するこ
ともできる。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項１
記載の本発明の浄水器フィルタ要素によれば、繊維状活
性炭製で、外周面、内周面および略環状の端面を持つ中
空の活性炭管と、セラミック製で、活性炭管の内周面に
面した外周面、内部空間を形成する内周面および略環状
の端面を持つ中空のセラミック管と、活性炭管の端面お
よびセラミック管の端面に共通に接し、両端面をセラミ
ック管の内部空間と共に実質的に水に対して封止する第
１および第２の端板と、第１の端板にのみ設けられ、セ
ラミック管の内部空間に連通した水出口開口とを備えて
いるので、繊維状活性炭の活性炭管とセラミック管とが
共働して、浄水器の吐出量を大きくすることができ、か
つ活性炭管から出ることのある浮遊活性炭繊維をセラミ
ック管により捕捉できて、大流量と高純度と両立させ得
る。
記載の本発明の浄水器フィルタ要素によれば、繊維状活
性炭製で、外周面、内周面および略環状の端面を持つ中
空の活性炭管と、セラミック製で、活性炭管の内周面に
面した外周面、内部空間を形成する内周面および略環状
の端面を持つ中空のセラミック管と、活性炭管の端面お
よびセラミック管の端面に共通に接し、両端面をセラミ
ック管の内部空間と共に実質的に水に対して封止する第
１および第２の端板と、第１の端板にのみ設けられ、セ
ラミック管の内部空間に連通した水出口開口とを備えて
いるので、繊維状活性炭の活性炭管とセラミック管とが
共働して、浄水器の吐出量を大きくすることができ、か
つ活性炭管から出ることのある浮遊活性炭繊維をセラミ
ック管により捕捉できて、大流量と高純度と両立させ得
る。
【００２６】請求項２記載の浄水器フィルタ要素によれ
ば、活性炭管の外周面を覆う不織布でできたフィルタ層
が設けられているので、セラミック管に原水が入る前に
一次浄化することができ、セラミック管の目詰まりを遅
らせてセラミック管の寿命を長くできる。
ば、活性炭管の外周面を覆う不織布でできたフィルタ層
が設けられているので、セラミック管に原水が入る前に
一次浄化することができ、セラミック管の目詰まりを遅
らせてセラミック管の寿命を長くできる。
【００２７】請求項３記載の浄水器フィルタ要素によれ
ば、セラミック管のセラミックの開口寸法が（0.19μm
〜0.73μm）であるので、適当な開口寸法により、大流
量と高純度とを適当なバランスで両立させることができ
る。
ば、セラミック管のセラミックの開口寸法が（0.19μm
〜0.73μm）であるので、適当な開口寸法により、大流
量と高純度とを適当なバランスで両立させることができ
る。
【００２８】請求項４記載の浄水器フィルタ要素によれ
ば、活性炭管とセラミック管との間に、粒状角閃石でで
きた角閃石層を配置されているので、活性炭管とセラミ
ック管との間に配置された粒状角閃石の角閃石層が、原
水中の有害物質を分解あるいは吸着するとともに、角閃
石に含まれるカルシウム、マグネシウム等の鉱物質を溶
出させるので、ミネラル水が生成できる。
ば、活性炭管とセラミック管との間に、粒状角閃石でで
きた角閃石層を配置されているので、活性炭管とセラミ
ック管との間に配置された粒状角閃石の角閃石層が、原
水中の有害物質を分解あるいは吸着するとともに、角閃
石に含まれるカルシウム、マグネシウム等の鉱物質を溶
出させるので、ミネラル水が生成できる。
【００２９】請求項５記載の浄水器によれば、請求項１
乃至４のいずれか記載の浄水器フィルタ要素と、この浄
水器フィルタ要素を収納して、水出口開口に接続された
水出口および活性炭管の外周面の全体に連通した水入口
を持つハウジングとを備えているので、繊維状活性炭の
活性炭管とセラミック管とが共働して、浄水器の吐出量
を大きくすることができ、活性炭管から出ることのある
浮遊活性炭繊維をセラミック管により捕捉できるので、
優れた浄水作用を持ち、フィルタ要素の交換無しで大量
の水を処理出来る小型の浄水器が得られる。
乃至４のいずれか記載の浄水器フィルタ要素と、この浄
水器フィルタ要素を収納して、水出口開口に接続された
水出口および活性炭管の外周面の全体に連通した水入口
を持つハウジングとを備えているので、繊維状活性炭の
活性炭管とセラミック管とが共働して、浄水器の吐出量
を大きくすることができ、活性炭管から出ることのある
浮遊活性炭繊維をセラミック管により捕捉できるので、
優れた浄水作用を持ち、フィルタ要素の交換無しで大量
の水を処理出来る小型の浄水器が得られる。
【図１】 本発明の浄水器の一実施形態を示す縦断面図
である。
である。
２ 水入口、３ 水出口、４ ハウジング、５ 活性炭
管、６ 外周面、７ 内周面、８、９ 端面、１０ フ
ィルタ層、１１ 角閃石層、１２ 外周面、１３ 内部
空間、１４ 内周面、１５、１６ 端面、１７ セラミ
ック管、１８、１９ 第１および第２の端板、２２ 水
出口開口
管、６ 外周面、７ 内周面、８、９ 端面、１０ フ
ィルタ層、１１ 角閃石層、１２ 外周面、１３ 内部
空間、１４ 内周面、１５、１６ 端面、１７ セラミ
ック管、１８、１９ 第１および第２の端板、２２ 水
出口開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 1/68 ５２０ Ｃ０２Ｆ 1/68 ５２０Ｎ ５３０ ５３０Ｂ ５４０ ５４０Ａ
Claims (5)
- 【請求項１】 繊維状活性炭製で、外周面、内周面およ
び略環状の端面を持つ中空の活性炭管と、セラミック製
で、上記活性炭管の上記内周面に面した外周面、内部空
間を形成する内周面および略環状の端面を持つ中空のセ
ラミック管と、上記活性炭管の上記端面および上記セラ
ミック管の上記端面に共通に接し、上記両端面を上記セ
ラミック管の上記内部空間と共に実質的に水に対して封
止する第１および第２の端板と、上記第１の端板にのみ
設けられ、上記セラミック管の上記内部空間に連通した
水出口開口とを備えた浄水器フィルタ要素。 - 【請求項２】 上記活性炭管の外周面を覆う不織布でで
きたフィルタ層が設けられてなる請求項１記載の浄水器
フィルタ要素。 - 【請求項３】 上記セラミック管のセラミックの開口寸
法が０．１９μｍ〜０．７３μｍであることを特徴とす
る請求項１あるいは２記載の浄水器フィルタ要素。 - 【請求項４】 上記活性炭管と上記セラミック管との間
に、粒状角閃石でできた角閃石層を配置したことを特徴
とする請求項１乃至３のいずれか記載の浄水器フィルタ
要素。 - 【請求項５】 請求項１乃至４のいずれか記載の浄水器
フィルタ要素と、上記浄水器フィルタ要素を収納して、
上記水出口開口に接続された水出口および上記活性炭管
の上記外周面の全体に連通した水入口を持つハウジング
とを備えた浄水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7301542A JPH09141246A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | フィルタ要素およびそれを用いた浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7301542A JPH09141246A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | フィルタ要素およびそれを用いた浄水器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09141246A true JPH09141246A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17898198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7301542A Pending JPH09141246A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | フィルタ要素およびそれを用いた浄水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09141246A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09239356A (ja) * | 1996-03-05 | 1997-09-16 | Kosumitsuku:Kk | 浄水装置および濾過材 |
| WO2016188370A1 (zh) * | 2015-05-22 | 2016-12-01 | 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 | 直插式过滤装置及净水设备 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6111195A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-18 | Kiichi Kiyomiya | ミネラル飲料水の迅速製造方法 |
| JPS63130193U (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-25 | ||
| JPS63136788U (ja) * | 1987-02-26 | 1988-09-08 | ||
| JPH0347089U (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-30 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP7301542A patent/JPH09141246A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6111195A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-18 | Kiichi Kiyomiya | ミネラル飲料水の迅速製造方法 |
| JPS63130193U (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-25 | ||
| JPS63136788U (ja) * | 1987-02-26 | 1988-09-08 | ||
| JPH0347089U (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-30 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09239356A (ja) * | 1996-03-05 | 1997-09-16 | Kosumitsuku:Kk | 浄水装置および濾過材 |
| WO2016188370A1 (zh) * | 2015-05-22 | 2016-12-01 | 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 | 直插式过滤装置及净水设备 |
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