JPH0137745Y2 - - Google Patents

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JPH0137745Y2
JPH0137745Y2 JP14512084U JP14512084U JPH0137745Y2 JP H0137745 Y2 JPH0137745 Y2 JP H0137745Y2 JP 14512084 U JP14512084 U JP 14512084U JP 14512084 U JP14512084 U JP 14512084U JP H0137745 Y2 JPH0137745 Y2 JP H0137745Y2
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water
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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、水道水を浄化して浄水を得る浄水
器、主として家庭あるいは食堂等において使用さ
れる浄水器に関するものである。
(従来の技術) この種の浄水器には、例えば、特公昭58−
57998号公報、および特開昭59−76514号公報等に
開示されたものがある。
従来の浄水器には、上記した公報の他、種々の
ものが市販されている。そして、いずれのもので
あつても、使用者は市販のものを家庭のキツチン
等に設置して使用され、また脱臭材、イオン交換
材および濾過材等の各種の浄化用材が予め装填さ
れたカートリツジフイルタが適宜交換されてい
た。しかしながら、使用者は前記のカートリツジ
フイルタ内の各種の浄化用材を必要に応じて変更
することはできなかつた。したがつて、地域毎に
異なる水道水の性質にそれぞれ適応するとは言い
難いとともに、使用者の要求する美味しい水に浄
化することが困難であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来の浄水器では、地域毎に対応した
効果的な浄化作用が充分に発揮されておらず、浄
水器が有効に使用されていないという問題点があ
つた。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ためのこの考案は、給水口を有する第1の半体
と、吐出口を有する第2の半体とを分割可能に結
合して筒状の器体を形成し、かつ器体内は通水性
を有する複数の仕切り部材により区画して複数の
区画室を形成し、各区画室には適宜の脱臭材、イ
オン交換材および濾過材等の浄化用材を交換可能
に装填せしめたことを構成の要旨とするものであ
る。
(作用) 上記した手段によれば、各家庭において、使用
者の手によつて、器体が分解されるとともに、仕
切り部材が取外されて、同器体内の各区画室に対
する脱臭材、イオン交換材、および濾過材等の浄
化用材が適宜変更されかつ仕切り部材を介して装
填され、再度器体が組付けられて、水道水の浄化
に供される。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。浄水器の正断面を示した第1図、同一
部が破断された正面を示した第2図、および同一
部が破断された平面を示した第3図において、円
板状をした合成樹脂製(例えば、ABS樹脂製)
のベース10には、側面の水道の蛇口に給水ホー
ス(図示省略)を介して連通される接続口11が
設けられるとともに、上面中央部に連通口12が
設けられ、かつ接続口11と連通口12とはほぼ
L字状の連通路13によつて連通されている。接
続口11内の段差部には環状をしたゴム製の節水
リング14が嵌合されている。節水リング14
は、その開口孔の大きさの選定によつて、水道水
の流量の調整を果たすものである。
またベース10の上面外周には嵌合突条15が
環状に突出されている。この嵌合突条15の上端
部内周にはリング状をしたゴム製パツキン16が
嵌着されている。また、ベース10の下面には、
ゴム製の滑り止め部材17〜17が取着されてい
る。
ベース10の嵌合突条15には、円筒状をした
ステンレス製のカバー体18の下端部が取外し可
能に内嵌されている。このカバー体18の下端部
外周には前記のパツキン16がその弾性により密
着する。カバー体18の上端部はその口径を狭く
するように絞り成形されている。
カバー体18内には中空状の樽形をした合成樹
脂製(例えば、ABS樹脂製)の器体19が設け
られている。器体19には、その下端部に給水口
20が突出状に形成されるとともに、その上端部
に吐出口21が突出状に形成されている。そし
て、給水口20は前記のベース10の連通口12
に螺合され、また吐出口21は前記のカバー体1
8の上端の開口孔を通して突出されかつその吐出
口21に止めナツト22および袋ナツト23が順
次螺合されることによつて、器体19がカバー体
18内に垂立状に支持されている。なお、給水口
20の開口端と、それに対抗する前記のベース1
0の連通口12の段差面との間にはパツキン25
が介在されている。また、袋ナツト23には挿通
孔24が開けられている。しかして、カバー体1
8内周と器体19外周との間には空隙26が保た
れている。
しかして、器体19はその上下のほぼ中央部に
おいて下側の第1の半体27と上側の第2の半体
28とに二分割されており、その各半体27,2
8の対向端部が連結リング29内にそれぞれ螺合
されることによつて連結されてなる。両半体2
7,28の対向端の間にはパツキン30が介在さ
れている。
第1の半体27の下端部に環状に形成された突
条31には、円板状の入口フイルタ32が前記の
給水口20を覆うように嵌合され、その突条31
の上端部を内方へ熱かしめすることにより取着さ
れている。入口フイルタ32は、円形のステンレ
ス製金網を二層に重合しかつその外周にゴム材を
リング状に一体成形してなる。また第2の半体2
8の上端部に環状に形成された突条33には、円
板状の出口フイルタ34が前記吐出口21を覆う
ように嵌合され、その突条33の下端部を内方へ
熱かしめすることにより取着されている。出口フ
イルタ34は、円形のステンレス製金網を二層に
重合するとともに、前記の入口フイルタ32より
も細目をなすように両金網間に濾布をサンドイツ
チ状に挟んだ三層構造を成していて、かつその外
周にゴム材がリング状に一体成形されてなる。
前記の器体19の吐出口21には、フレキシブ
ルチユーブを主体とする吐出管35の基端部が挿
通されている。そして、吐出口21と吐出管35
との間にはパッキン36が介在されるとともに、
吐出管35に形成された膨出部52が前記の袋ナ
ツト23の口縁とパツキン36との間に挟着され
ることによつて、吐出管35が器体19に取付け
られている。
器体19内には通水性を有する3枚の仕切り部
材37〜39がほぼ等間隔で配置され、器体19
内が4つの区画室A〜Dに仕切られている。各仕
切り部材37〜39は、カセツト式のフイルタ
(以下、カセツトフイルタという。)40を主体と
して構成されている。このカセツトフイルタ40
は、第4図に示すように、円形格子状をした合成
樹脂製(例えば、ポリエチレン樹脂製、ポリプロ
ピレン製等)の支持枠41にその開口を塞ぐよう
にネツト42〜42が張設されている。このネツ
ト42〜42は、ステンレス製金網、あるいはス
テンレス製金網と濾布とを重合したもので、これ
に前記の支持枠41が一体成形されてなる。
さらに、カセツトフイルタ40の片面あるいは
両面には、円板状の整流フイルタ43が付設され
ている。整流フイルタ43は、通水性およびクツ
シヨン性を有する材料(例えば、商品名をサラン
ロツクを呼称される通水性を有するスポンジ状の
材料)から形成されている。なお、下段の仕切り
部材37はカセツトフイルタ40の下面に整流フ
イルタ43が付設され、中段の仕切り部材38は
カセツトフイルタ40の上下両面に整流フイルタ
43,43が付設され、上段の仕切り部材39は
カセツトフイルタ40の上面に整流フイルタ43
が付設されている。。
しかして、下段の仕切り部材37は、カセツト
フイルタ40を第1の半体27の中央部内側の段
差部44に係止することによつて配置されてい
る。また中段の仕切り部材38は、カセツトフイ
ルタ40を第2の半体28の下端部内側の段差部
45に係止するとともに段差部45と前記のパツ
キン30との間に挟着することによつて配置され
ている。また上段の仕切り部材39は、カセツト
フイルタ40を第2の半体28の中央部内側の段
差部46に係止することによつて配置されてい
る。
前記した仕切り部材37〜39によつて区画さ
れた各区画室A〜Dには、それぞれ脱臭材、イオ
ン交換材および濾過材等の浄化用材が装填されて
いる。例えば、最下段の区画室Aには、主として
水道水に含まれる塩素分、カルキ臭を吸着除去す
るために顆粒状あるいは繊維状の活性炭が充填さ
れ、また区画室A上の二段目の区画室Bには、主
として水道水に含まれるカルシウム、金属塩等を
吸着除去するとともに水道水を適度に軟水化する
ためのイオン交換材(イオン交換樹脂、あるいは
イオン交換繊維等)が充填され、また区画室B上
の三段目の区画室Cには、最下段の区画室Aと同
様に活性炭が充填され、また最上段の区画室Dに
は、主として水道水を適度にアルカリ化するため
のアルカリ化用材(例えば、サンゴを主成分とす
る材料、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム等)が
充填されている。なお、サンゴを主成分とする材
料としては、例えば、サンゴを粉砕焼成し粒状に
したもので、商品名がコーラルサンゴと呼称され
ているものや、サンゴを粉砕焼成し粒状にしたも
のと、それに銀を付着させたものとを混合したも
ので、商品名がソメライトと呼称されているもの
等がある。
上記した浄水器において、一般家庭等における
水道の蛇口より給水ホース(図示省略)を介して
給水された水道水は、ベース10の接続口11か
ら連通路13を通つて、給水口20から器体19
内に流入する。器体19内に流入した水道水は、
入口フイルタ32、最下段の区画室A、カセツト
フイルタ40、二段目の区画室B、カセツトフイ
ルタ40、三段目の区画室C、カセツトフイルタ
40、最上段の区画室D、出口フイルタ34を順
次流通していく。この過程において、各種浄化用
材および各種フイルタのそれぞれの作用によつ
て、水道水に含まれている塩素分、カルキ臭、カ
ルシウム、金属塩等の吸着除去、水道水の軟水化
およびアルカリ化、並びに水道水に含まれる不純
物の除去等が果たされ、水道水が浄化されて浄水
となる。そして、浄水は、器体19の吐出口21
から吐出管35を通つて同吐出管35の先端から
吐出され、飲料水、調理用水等に使用される。
ときに、使用者が水道水の性質あるいは使用者
の要求する美味しい水に適応した浄化作用を得た
い場合には、まず、袋ナツト23および止めナツ
ト22を順次取外して、吐出管35を器体19か
ら抜出する。次いで、カバー体18をベース10
より取外すとともに、器体19の吐出口21から
抜き外した後、同器体19の給水口20をベース
10の連通口12からを抜出して器体19を取出
す。そして、連結リング29を弛緩させて両半体
27,28を分解させた後、各半体27,28内
の各カセツトフイルタ40〜40および各区画室
A〜Dに装填されているそれぞれの浄化用材を取
出す。
その後、各半体27,28内に前記の逆順によ
つて、改めて必要に応じた浄化用材を各区画室A
〜Dに装填せしめ、上記した分解の逆順で組付け
れば良い。
上記の操作によつて、家庭においても使用者が
各種の浄化用材を簡単に変更して装填することが
できる。この操作は各種の浄化用材およびフイル
タ等の新旧交換においても同様である。
なお、上記した実施例の浄水器によれば、次に
列記する副次的効果が得られる。
(イ) 水道水が器体19内を上方へ向つて流れるこ
とによつて浄化される、いわゆる上向流式であ
るので、下向流式とは異なり、通水開始時のエ
ア抜きが不要であり、かつ各区画室A〜Dに装
填された浄化用材の圧積が生じ難いとともに、
これによつて下向流式に必要とされた圧積した
浄化用材の回復のための逆洗も不要である。
(ロ) 各区画室A〜Dが仕切り部材37〜39で仕
切られているため、イオン交換材の収縮、およ
びカルシウムの溶出等によるアルカリ化用材の
体積の減少に伴う活性炭の移動およびその移動
による摩擦が抑制され、これによつて破砕炭の
発生、およびその移動に伴う活性炭の吸着効率
の低下等が防止される。
(ハ) カバー体18と器体19との間に形成された
空隙26は、特に夏場においてカバー体18外
側面に生じ易い結露現象の防止に有効である。
(ニ) 整流フイルタ43により、各浄化用材内への
水道水の分散が助長されることによつて、水道
水のシヨートパスが防止される。
(ホ) 浄化用材の交換に係る器体19の分解および
組付けにあたつては、何ら工具を要することな
く行うことが可能である。
(ヘ) 吐出管35側から水道水を逆流させることに
より、入口フイルタ32に捕捉された汚れ(水
道水の浄化により捕足した汚れを指す。)を排
出することができる。
また、二段目の区画室Bに装填されたイオン交
換材の効果が低下した場合には、ベース10の接
続口11と水道の蛇口とを連通している給水ホー
ス(図示省略)を同蛇口から取外すとともに袋ナ
ツト23および止めナツト22を緩めて、吐出管
35を取外し、この吐出管35に代えて、第5図
に示すように、漏斗47の接続口48を器体19
の吐出口21に接続し、漏斗47を介して食塩水
を器体19内に対し通常の通水方向とは逆方向に
流通させることによつて、イオン交換材の再生を
行うことが可能である。また、上記実施例の浄水
器において例示した各種部材の材質は、実施例の
ものに限定されるものではない。
(考案の効果) すなわち、この考案は前述した「問題点を解決
するための手段」の欄に記載した構成を要旨とな
し、各家庭等において、使用者の手によつて、器
体が分解されるとともに、仕切り部材が取外され
て、同器体内の各区画室に対する脱臭剤、イオン
交換材、および濾過材等の浄化用材が適宜変更さ
れかつ仕切り部材を介して装填され、再度器体が
組付けられて、水道水の浄化に供されるものであ
るから、従来のものと異なり、各種の浄化用材の
変更を容易に行うことができるという効果があ
る。したがつて、地域毎に異なる水道水の性質、
および使用者の要求する美味しい水に適応した浄
化作用が得られ、浄化作用が効果的に発揮される
とともに、浄水器を有効使用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は浄水器の側断面図、第2図は同一部破断した
側面図、第3図は同一部破断した平面図、第4図
はカセツトフイルタ平面図、第5図は漏斗の断面
図である。 19……器体、20……給水口、21……吐出
口、27……第1の半体、28……第2の半体、
37〜39……仕切り部材、A〜D……区画室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水口を有する第1の半体と、吐出口を有する
    第2の半体とを分割可能に結合して筒状の器体を
    形成し、かつ器体内は通水性を有する複数の仕切
    り部材により区画して複数の区画室を形成し、各
    区画室には適宜の脱臭材、イオン交換材および濾
    過材等の浄化用材を交換可能に装填せしめたこと
    を特徴とする浄水器。
JP14512084U 1984-09-25 1984-09-25 Expired JPH0137745Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14512084U JPH0137745Y2 (ja) 1984-09-25 1984-09-25

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JPS6161095U JPS6161095U (ja) 1986-04-24
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JP14512084U Expired JPH0137745Y2 (ja) 1984-09-25 1984-09-25

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0233916Y2 (ja) * 1986-07-08 1990-09-11
JPH0230074Y2 (ja) * 1986-09-18 1990-08-13

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JPS6161095U (ja) 1986-04-24

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