JP3209867B2 - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
濾過材を配設した浄水槽を有し、水道水の浄水濾過を行
う浄水器に関する。
の吸着材とを基本構成要素とする瀘過材を用いて、水道
水の浄水濾過を行う浄水器が、消費者の飲料水に対する
質向上の要求を満たすものとして、急速にその需要を拡
大しつつある。これら浄水器の形態としては、主として
蛇口直結型浄水器と据置型浄水器がある。蛇口直結型浄
水器は瀘過材を収納してなる浄水槽を一体的に備えた浄
水器本体が蛇口に直接取り付けられるもので、流し台上
に場所を取ることがなく、一方、据置型浄水器は浄水槽
を流し台上に配設するので蛇口周りに場所を取らず水仕
事の邪魔にならないというメリットを有しており、使用
者が好みに応じて使い分けている。
道水は、浄水槽において、まず活性炭等の吸着材層を通
過し、ここで水の臭いや味を悪くする原因となる残留塩
素、カビ臭、カルキ臭等が分解或いは吸着されることに
より除去される。次いで、中空糸膜等の濾過膜を通過
し、ここで吸着材層では除去されなかった懸濁物、細菌
等の透過が阻止されるため、衛生的な浄水を得ることが
できる。浄水器は、吐水の種類を切り換える切換レバー
に連結され、かつ流路の変更を行う切換回転軸を内蔵し
た切換弁を有している。蛇口直結型浄水器の場合には切
換弁と浄化槽が一体化されており、据置型浄水器の場合
には切換弁を蛇口に配設するとともに浄化槽を流し台上
に配設し、切換弁と浄水槽を連通させる構造をとってい
る。
り換えることにより、浄水と原水とを選択的に吐水する
ことができる。切換レバーにより浄水を選択すると、蛇
口から供給された原水は浄水槽へ通水され、そこで浄水
濾過が行われた後、浄水として浄水出口より吐水され、
通常、飲用、料理用水として用いられる。また原水の出
口として、通常、シャワー出口とストレート出口が設け
てあり、切換レバーを原水シャワー或いは原水ストレー
トに切り換えることにより、必要に応じて原水をシャワ
ー状或いはストレートで状で吐水することができ、通常
は食器洗い等の炊事用水として使用される。
水を選択すると、水道水がそのまま通水されるので、吐
水される原水は、残留塩素や、カルキ臭、カビ臭等が全
く除去されない状態で吐水されている。このため、原水
を食器洗い等の炊事作業に使用する時、原水中に含まれ
るカビ臭、カルキ臭等により、不快な臭いがするととも
に、水道水中に混入されている殺菌用の残留塩素等によ
り、手肌が荒れる等の問題があった。このような問題に
対して、これらの物質を浄水槽により除去した浄水を炊
事作業に用いることもできるが、通常の浄水器において
は、飲用水としてより衛生的な浄水を得るために、浄水
槽内の瀘過材として吸着材および濾過膜が用いられてお
り、浄水槽における圧力損失が大きい。そのため、原水
の吐水能力に比べて浄水の吐水能力は低く、炊事作業に
は使いづらいという不都合があった。本発明は上記の不
都合に鑑みてなされたもので、残留塩素、カビ臭等の不
快なに臭いや肌あれの原因となる物質を除去した処理水
を、炊事作業に使用可能な吐水速度で供給できるように
した浄水器を提供することを目的とする。
に、本発明の請求項1記載の浄水器は、水道水を導入す
る入水口と、瀘過材を収納してなる浄水槽と、浄水槽に
より浄水濾過された浄水を吐水する浄水出口と、浄水槽
を経由しない原水を吐水する原水出口を有する浄水器に
おいて、上記原水出口がシャワー出口およびストレート
出口からなり、上記入水口と上記原水出口とを連通させ
る流路内であって、前記シャワー出口および前記ストレ
ート出口の少なくとも一方の入水側に、原水用吸着材が
着脱可能に配設されていることを特徴とするものであ
る。また請求項2に記載のものは、水道水を導入する入
水口と、瀘過材を収納してなる浄水槽と、浄水槽により
浄水濾過された浄水を吐水する浄水出口と、浄水槽を経
由しない原水を吐水する原水出口を有する浄水器におい
て、上記浄水出口からの吐水と上記原水出口からの吐水
とを切り換える切換回転軸を有する切換弁を備え、上記
入水口と上記原水出口とを連通させる流路内であって、
上記切換回転軸内に原水用吸着材が着脱可能に配設され
ていることを特徴とするものである。
加えて、入水口と原水出口とを連通させる流路内に原水
用吸着材を設けたことにより、浄水槽の瀘過材により吸
着濾過が行われた浄水と、原水用吸着材によって臭いや
肌あれの原因となるカビ臭、残留塩素等が除去された処
理水とを選択的に得ることができる。また、原水用吸着
材は、上記流路内に着脱可能に配設されているので、浄
水器の長時間の使用により、原水用吸着材の吸着能力が
低下した場合には、新しい原水用吸着材への取り替えが
可能である。更に、浄化槽内には、カビ臭や残留塩素等
を除去するだけでなく、細菌等をも除去することを目的
として、例えば吸着材と瀘過膜とからなる瀘過材が収納
されているのに対して、入水口と原水出口とを連通させ
る流路には原水用吸着材のみが配設されているので、こ
の流路に通水した場合は、浄水槽に通水した場合に比べ
て圧力損失が低く、したがって処理水を、通常の浄水よ
り大きい吐出速度で得ることができ、洗い物等の炊事作
業に好適に用いることができる。
ト出口からなり、原水用吸着材を、シャワー出口および
ストレート出口の少なくとも一方の入水側に配設する構
成としてもよい。この場合には、これら出口のキャップ
を取り外すことにより、原水用吸着材の交換を容易に行
うことができる。あるいは浄水出口からの吐水と上記原
水出口からの吐水とを切り換える機構として切換回転軸
を有する切換弁を備え、原水用吸着材をその切換回転軸
内に配設することもできる。この場合には浄水槽に送水
される水道水についても浄化槽に送られる前に原水用吸
着材によって吸着が行われる。したがって原水用吸着材
が浄水槽のプレフィルター的な役割を果たすため、浄水
器の吸着能力を向上させることができる。あるいは、浄
水槽の吸着材の量を減らし、浄水槽を小型化することも
可能である。
吸着材及び多孔質中空糸膜よりなるものが好適に用いら
れるが、その構造及び構成は特に限定されるものではな
く、従来の浄水器に用いられる各種のものを適宜用いる
ことができる。本発明において用いられる原水用吸着材
は、水道水を導入する入水口と、原水出口とを連通させ
る流路上に着脱可能に取り付けられる構造を有する。原
水用吸着材としては、粉末活性炭、粒状活性炭、繊維状
活性炭、活性炭素繊維、成形活性炭、亜硫酸カルシウ
ム、陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂、銅繊維、も
しくは、銀、白金、銅、ニッケル等の金属を、アルミ
ナ、活性炭、シリカゲル、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、軽石、高分子などの粒状担体に担持したもの、或い
は、亜硫酸カルシウムをプラスチックの焼結フィルター
に加えて成形したもの等が挙げられる。
する。 [実施例1]図1および図2は、本発明の浄水器の一例
を示す第1の実施例の蛇口直結型浄水器を示したもの
で、図1は切換弁の断面図、図2は浄水器の横断面図で
ある。蛇口直結型浄水器は浄水槽28と切換弁4とが一
体的に形成されている。蛇口直結型浄水器の蛇口への取
り付けは、水道の蛇口を蛇口取り付けアダプタ−1に挿
通させた状態で蛇口の先端部を蛇口シールパッキン3に
同軸的に当接させ、この状態を保持させたまま蛇口固定
リング2を周方向に数回転させて締結することにより行
われる。また浄水器を蛇口から取り外す際には、蛇口固
定リング2を前記周方向と逆方向に回転させれば良い。
軸5と連動するように設けられた切換レバー19により
行う。切換レバー19を回転させて原水ストレートを選
択すると、切換レバー19の回転に伴って切換回転軸5
が回転し、切換回転軸5の周面に形成された切換開口部
6と原水入口40とが連通し、かつ切換開口部24とス
トレート通水路8とが連通した状態となる。そして蛇口
から送られた水道水は、原水入口40から流入し、切換
回転軸5の切換開口部6から切換回転軸5内を経由し、
さらに切換開口部24からストレート通水路8へ送られ
る。ストレート出口9の入水側にはメッシュ板23を介
して原水用吸着材21が着脱可能に配設されている。ス
トレート通水路8に流入した水道水はこの原水用吸着材
21を通過することにより、カビ臭、残留塩素等が除去
された処理水となって、ストレート出口9からストレー
ト状に吐水される。
ら見て前記の原水ストレートの位置から反時計方向に4
5°回転させると、原水シャワーが選択される。このと
き切換レバー19の回転に伴って切換回転軸5が45°
回転し、切換回転軸5の周面に形成された切換開口部6
と原水入口40とが連通し、かつ切換開口部16とシャ
ワー通水路10とが連通した状態となる。そして蛇口か
ら送られた水道水は、切換回転軸5の切換開口部6から
切換回転軸5内を経由し、切換開口部16からシャワー
通水路10へ流入し、さらに原水シャワー分散板11に
当たり、該分散板の周囲に均等に送水される。シャワー
キャップ12内において、シャワー出口13の入水側に
は、原水用吸着材20が着脱可能に配設されている。シ
ャワーキャップ12内に送水された水道水は、原水吸着
材20を通過することにより、残留塩素、カビ臭等が除
去された処理水となって、シャワーキャップ12下面に
多数設けられたシャワー出口13からシャワー状に吐水
される。
ら見て前記の原水シャワーの位置から更に反時計方向に
45°回転させると、浄水が選択される。このとき切換
レバー19の回転に伴って切換回転軸5が45°回転
し、切換回転軸5の周面に形成された切換開口部6と原
水入口40とが連通し、かつ切換開口部7と瀘過用通水
路14とが連通した状態となる。そして蛇口から送られ
た水道水は、切換開口部6から切換回転軸5内を経由
し、切換流路7から瀘過用通水路14へ送られ、さらに
瀘過材を内蔵した浄水槽28へと送られる。浄水槽28
内においては、水道水は焼結フィルター30を通過し、
ここで粗ゴミ等が除去される。その後、吸着材31を通
過し、残留塩素、カビ臭等が除去され、更に仕切板32
を通過した後、中空糸膜固定材34で固定された中空糸
膜33を通過して微粒子、細菌等が除去される。瀘過材
により浄水濾過が行われた浄水は、浄水集水室35に集
められ、浄水流出路36を通り、浄水出口37から吐水
される。
転軸5の周面に形成されている複数の切換開口部のう
ち、流路に関与していない開口部は、切換回転軸5の外
周面と接して設けられている切換部パッキン41により
封止された状態となっている。例えば、原水ストレート
が選択された状態では、上述のように切換開口部6、2
4はそれぞれ対応する水路と連通して流路を形成してお
り、それ以外の切換開口部7、16は切換部パッキン4
1により封止されている。なお本実施例において、原水
用吸着材20、21は、それぞれの形状に合わせて形成
された織布で繊維状活性炭を包むことにより作成するこ
とができる。本実施例において、原水用吸着材20、2
1はそれぞれ着脱可能に配設されているので、原水用吸
着材を配設する場所を、必要に応じてシャワー出口13
およびストレート出口9の両方、あるいはどちらか一方
の入水側とすることができる。また、浄水器の使用によ
り原水用吸着材の吸着能力が低下した際は、シャワーキ
ャップ12を取り外すことにより、新しい原水用吸着材
への取り替えを容易に行うことができる。
第2の実施例の蛇口直結型浄水器を示した横断面図であ
る。本実施例の蛇口直結型浄水器は、上記実施例1と同
じ基本構造を有するが、原水用吸着材22が、ストレー
ト出口9およびシャワー出口13の入水側ではなく、切
換回転軸5内に配設されている。なお本実施例におい
て、原水用吸着材22は、切換回転軸5の形状に合わせ
て形成された織布で繊維状活性炭を包むことにより作成
することができる。本実施例の浄水器にあっては、切換
レバー19により原水ストレートを選択すると、蛇口か
ら送られた水道水は原水入口40に流入し、切換回転軸
5の切換開口部6から切換回転軸5内に流入する。そし
て切換回転軸5内に配された原水用吸着材22を通過し
た処理水が、切換開口部24を通過し、ストレート通水
路8へ送られ、ストレート出口9よりストレート状に吐
水される。
ワーを選択すると、原水入口40に流入した水道水は切
換回転軸5の切換開口部6から切換回転軸5内に流入す
る。そして切換回転軸5内に配された原水用吸着材22
を通過した処理水が、切換開口部16を通過し、シャワ
ー通水路10へ流入し、さらに原水シャワー分散板11
に当たって均等に周囲に送られ、シャワーキャップ12
下面に多数設けられたシャワー出口13からシャワー状
に吐水される。また切換レバー19を回転させて浄水を
選択した場合は、蛇口から送られた水道水は原水入口4
0に流入し、切換回転軸5の切換開口部6から切換回転
軸5内に流入する。そして切換回転軸5内に配された原
水用吸着材22を通過した処理水が、切換開口部7から
瀘過用通水路14へ送られ、浄水槽28へと送られる。
原水シャワーまたは原水ストレートを選択した場合、残
留塩素、カビ臭等が除去された処理水が供給される。ま
た、浄水を選択した場合は、切換回転軸5内に配設され
た原水用吸着材22がプレフィルター的な役割を果た
し、浄水槽28に送水される水道水についても原水用吸
着材によって吸着濾過が行われる。このため、浄水槽2
8に内蔵される吸着材の量を低減することが可能であ
る。
例を示す第3の実施例の据置型浄水器を示したもので、
図4は切換弁の縦断面図、図5は切換弁の下面図であ
る。なお、図示していないが、切換弁における接続口1
5には、ホースが接続されており、そのホースの先端は
浄水器本体に接続されている。そして浄水器本体は吸着
材および中空糸膜からなる瀘過材を有する浄水槽を内蔵
するとともに浄水出口が配設されており、流し台上に載
置して用いられる。切換弁の蛇口への取り付けは、水道
の蛇口を蛇口取り付けアダプター1に挿通させた状態で
蛇口の先端部を蛇口シールパッキン3に同軸的に当接さ
せ、この状態を保持させたまま蛇口固定リング2を周方
向に数回転させて締結することにより行われる。また切
換弁を蛇口から取り外すには、蛇口固定リング2を前記
周方向と逆方向に回転させれば良い。
浄水器と同様にして図示されていない切換レバー19に
より行う。切換レバー19を回転させて原水ストレート
を選択した場合、蛇口から送られた水道水は、原水入口
40から流入し、切換回転軸5の切換開口部6から切換
回転軸5内を経由し、切換開口部24から、回転により
これと連通されたストレート通水路8へ流入する。スト
レート出口9の入水側にはメッシュ板23を介して原水
用吸着材21が着脱可能に配設されている。ストレート
通水路8へ流入した水道水は原水用吸着材21を通過す
ることにより、カビ臭、残留塩素等が除去された処理水
となって、ストレート出口9からストレート状に吐水さ
れる。また切換レバー19を前記原水ストレートを選択
した位置から所定の方向に45°回転させると、原水シ
ャワーが選択される。この場合、蛇口から送られた水道
水は、原水入口40から流入し、切換回転軸5の切換開
口部6から切換回転軸5内を経由し、切換開口部16
(図示せず)から、回転によりこれと連通されたシャワ
ー通水路10(図示せず)へ流入し、原水シャワー分散
板11に当たり、該分散板11の周囲に均等に送水され
る。シャワーキャップ12内の原水シャワー出口13の
入水側には、原水用吸着材20が着脱可能に配設されて
いる。原水吸着材20により、残留塩素、カビ臭等を除
去された処理水は、シャワーキャップ12下面に多数設
けられたシャワー出口13からシャワー状に吐水され
る。
に切換レバー19を所定の方向に45°回転させると、
浄水が選択される。このとき、水道水は切換回転軸5の
切換開口部6の一端部から切換回転軸5内を経由し、切
換開口部6の他端部から瀘過用通水路14へ送られ、更
に接続口15、ホース(図示せず)を経て浄水器本体へ
と送水される。浄水器本体へ送水された水道水は、浄水
器本体内の浄水槽において不織布または焼結フィルター
等を通過し、ここで粗ゴミ等が除去される。その後、吸
着材を通過し、残留塩素、カビ臭等が除去され、更に、
中空糸膜を通過して微粒子、細菌等が除去される。浄水
槽で浄水濾過が行われた浄水は、浄水器本体上部に設け
られた浄水出口(専用ノズル等)より吐水される。な
お、本実施例における原水用吸着材は、上記実施例1と
同様の方法で作成することができる。本実施例におい
て、吸着材20、21は着脱可能に配設されているの
で、浄水器の使用により吸着材の吸着能力が低下した際
は、シャワーキャップ12を取り外すことにより、新し
い吸着材への取り替えを容易に行なうことができる。
第4の実施例の据置型浄水器を示したもので、切換弁の
縦断面図である。本実施例の据置型浄水器に用いられる
切換弁は、上記実施例3と同様の基本構造を有するが、
原水用吸着材22が、ストレート出口9およびシャワー
出口13の入水側ではなく、切換回転軸5内に着脱可能
に配設されている。本実施例の浄水器にあっては、切換
レバー19(図示せず)により原水ストレートを選択す
ると、蛇口から送られた水道水は原水入口40に流入
し、切換回転軸5の切換開口部6から切換回転軸5内に
流入する。そして切換回転軸5内に配設された原水用吸
着材22を通過した処理水は、切換開口部24を通過
し、ストレート通水路8へ送られ、ストレート出口9よ
り供給される。切換レバー19により原水シャワーを選
択すると、水道水は切換回転軸5の切換流路6から切換
回転軸5内に流入する。ここで原水用吸着材22を通過
した処理水は、切換開口部16(図示せず)を通過し、
シャワー通水路10(図示せず)へ流入し、原水シャワ
ー分散板11に当たり、該分散板の周囲に均等に送ら
れ、シャワーキャップ12に多数設けられたシャワー出
口13からシャワー状に吐水される。
ると、水道水は切換回転軸5の切換開口部6の一端部か
ら切換回転軸5内に流入する。ここで原水用吸着材22
を通過した処理水は、切換開口部6の他端部から瀘過用
通水路14へ送られ、接続口15、ホースを経て浄水器
本体内への浄水槽へと送水される。浄水槽に送水された
処理水は、不織布または焼結フィルター等を通過し、こ
こで粗ゴミ等が除去される。その後、吸着材を通過し、
残留塩素、カビ臭等が除去され、更に、中空糸膜を通過
して微粒子、細菌等が除去される。浄水槽で浄水濾過が
行われた浄水は、浄水器本体上部に設けられた浄水出口
(専用ノズル等)より吐水される。なお、本実施例にお
ける原水用吸着材は、上記実施例2と同様の方法で作成
することができる。本実施例の浄水器においては、浄水
を選択した場合、切換回転軸5内に配設された原水用吸
着材22がプレフィルター的な役割を果たし、浄水槽に
送水される水道水についても原水用吸着材によって吸着
濾過が行われる。このため、浄水槽に内蔵される吸着材
の量を低減することが可能である。
吸着濾過が行われた浄水に加えて、原水入口と原水出口
とを連通させる流路内に、原水用吸着材を着脱可能に設
けたことにより、臭いや肌あれの原因となる残留塩素、
カビ臭等が除去された処理水を選択的に得ることができ
る。更に、吸着材のみを流路内に配設してあるため、浄
水槽に通水した場合に比べて圧力損失が低く、通水能力
が高いので、洗い物等の炊事作業に、有用な処理水を高
い通水速度で供給することができる。
可能に配設されているので、浄水器の長時間の使用によ
り、原水用吸着材の吸着能力が低下した場合には、新し
い原水用吸着材への取り替えが可能である。さらに原水
出口がシャワー出口及びストレート出口からなり、原水
用吸着材を、シャワー出口およびストレート出口の少な
くとも一方の入水側に配設する構成とすると、原水用吸
着材の交換を容易に行うことができる。あるいは浄水出
口からの吐水と上記原水出口からの吐水とを切り換える
機構として切換回転軸を有する切換弁を備え、原水用吸
着材をその切換回転軸内に配設することもできる。この
場合には浄水槽に送水される水道水についても浄化槽に
送られる前に原水用吸着材によって吸着が行われる。し
たがって原水用吸着材が浄水槽のプレフィルター的な役
割を果たすため、浄水器の吸着能力を向上させることが
できる。あるいは、浄水槽の吸着材の量を減らし、浄水
槽を小型化することも可能である。
換部の縦断面図である。
断面図である。
の縦断面図である。
の縦断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 水道水を導入する入水口と、瀘過材を収
納してなる浄水槽と、浄水槽により浄水濾過された浄水
を吐水する浄水出口と、浄水槽を経由しない原水を吐水
する原水出口を有する浄水器において、上記原水出口が
シャワー出口およびストレート出口からなり、上記入水
口と上記原水出口とを連通させる流路内であって、前記
シャワー出口および前記ストレート出口の少なくとも一
方の入水側に、原水用吸着材が着脱可能に配設されてい
ることを特徴とする浄水器。 - 【請求項2】 水道水を導入する入水口と、瀘過材を収
納してなる浄水槽と、浄水槽により浄水濾過された浄水
を吐水する浄水出口と、浄水槽を経由しない原水を吐水
する原水出口を有する浄水器において、 上記浄水出口か
らの吐水と上記原水出口からの吐水とを切り換える切換
回転軸を有する切換弁を備え、上記入水口と上記原水出
口とを連通させる流路内であって、上記切換回転軸内に
原水用吸着材が着脱可能に配設されていることを特徴と
する浄水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27411294A JP3209867B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27411294A JP3209867B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 浄水器 |
Publications (2)
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JPH08132029A JPH08132029A (ja) | 1996-05-28 |
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ID=17537184
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JP27411294A Expired - Lifetime JP3209867B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 浄水器 |
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JP (1) | JP3209867B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
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JP5804468B2 (ja) * | 2010-08-17 | 2015-11-04 | ジョプラックス株式会社 | 浄水カートリッジ及びその製造方法並びに浄水器 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27411294A patent/JP3209867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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