JP2518110B2 - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JP2518110B2
JP2518110B2 JP3004851A JP485191A JP2518110B2 JP 2518110 B2 JP2518110 B2 JP 2518110B2 JP 3004851 A JP3004851 A JP 3004851A JP 485191 A JP485191 A JP 485191A JP 2518110 B2 JP2518110 B2 JP 2518110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として水道水を原水
としてこれを浄水し使用するために用いられる浄水器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の浄水器は、家庭用に多く利用さ
れている。そのいずれも濾過材を用いている。濾過材に
は活性炭、多孔細管、金属線や金属粉を用いた焼結フィ
ルタ、多孔性のセラミックス等様々なものが用いられて
いる。しかし浄水器の構造としては、受け入れた原水を
そのまま利用する原水通路と、受け入れた原水を前記濾
過材を通してこれを浄水し利用する浄水通路とを持ち、
切換弁による通路切換えによって前記どちらか一方の通
路を選択的に使用できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記濾過材
は、濾過特性を高性能に発揮するものほど、目詰まり等
による濾過機能の低下が早い。しかしこれに対処するの
に従来の構造では濾過材を取り替えるしかなく、一々取
り替える作業が必要で不便である。またその都度新しい
濾過材を用いることが行われており、高性能な濾過材ほ
ど極端に高価についている。
【0004】そこで濾過材を洗浄することも一部では試
みられ、特開昭62−140633号公報、実開昭4
9−53550号公報、および実開平2−14269
3号公報のそれぞれはそのようなものを開示してい
る。
【0005】しかし、、の公報に開示のものは、着
脱する濾過材カートリッジそのものが外装体を兼ねたも
のであって、濾過およひ逆洗のための通路を複雑に形成
しなければならないので高価につくし、逆洗によっても
汚れがとれにくい部分があってもこれを洗浄できず、早
期に詰まりが生じて寿命の短いものとなるので、これを
使い捨て使用するには費用負担が大きい。またの公報
に開示のものは、外ケースをなす濾過室内に濾過材カセ
ットを着脱できるように収容したもので、濾過室と濾過
材カセットとの間にも通路を形成するので、濾過および
逆洗のための通路を形成しやすく、濾過材カートリッジ
の構造が単純になり、、の公報に開示のものの問題
点を解消している。
【0006】しかし、の公報に開示のものでは、構造
が単純でも濾過材カートリッジの小さな入口から小さな
出口へと原水がバイパスしやすく、広い濾過材カセット
内に充満せずに通過してしまうきらいがあるので、濾過
効率および逆洗効率ともに低く問題である。
【0007】増して現在では、高い浄水性能が求めら
れ、活性炭だけでなくこれに多孔細管群とを組み合わせ
使用したものがの公報に開示のように提供されてお
り、目詰まりしやすく、逆洗によっても目詰まりが解消
しにくくなっている。
【0008】本発明は、上記のような問題を解消するこ
とを課題とし、構造が簡単で安価な濾過材カセットの使
用にて浄水および逆洗の効率がよく、逆洗効果の弱い内
部通路の洗浄も容易となる浄水器を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の浄水器は上記の
ような目的を達成するために、濾過材を有した濾過材カ
セットを着脱できるように収容する濾過ケースと、この
濾過ケースの入口側から濾過材カセットに原水を通して
これを濾過し濾過ケースの出口から排出する浄水器にお
いて、濾過材カセットの入口側に活性炭よりなる濾過材
を、出口側に多孔細管群よりなる濾過材をそれぞれ収容
し、濾過ケースとこれに収容した濾過材カセットとの間
に濾過ケースの入口と通じて原水が通る通路を形成する
とともに、濾過材カセットの入口側を濾過材カセットの
内径に対応した径内に多数の小孔を形成して前記通路に
開放し、濾過材カセットの出口側に濾過ケースの出口に
抜き差しできるように接続される接続筒を設けたことを
特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の浄水器の上記構成では、濾過ケース内
に濾過材カセットを収容してこれに原水を通して濾過し
たり逆洗して詰まりを解消したりするのに、濾過材カセ
ットの入口側に活性炭よりなる濾過材を、出口側に多孔
細管よりなる濾過材をそれぞれ収容して、濾過ケースの
入口から導入した原水を濾過ケースと濾過材カセットと
の間に形成した通路を利用して濾過材カセット内の入口
側から出口側に通し、濾過ケースの出口から排出するこ
とにより第1、第2の濾過材を用いた高性能な浄水機能
を発揮する一方、これとは逆に原水を通すことによって
逆洗することが、濾過材カセットの単純な通路構造によ
って達成することができ、低コスト化が図れる。
【0011】しかも、濾過材カセットの入口側はこれの
内径に対応する径内に多数の小孔を形成して濾過ケース
と濾過材カセットとの間の通路に開放されていて、入口
側から流入する原水はほぼ内径一杯の流束をもって前記
各濾過材を通過するので、これら特性の異なった濾過材
を有効に利用して効率よく浄水することができ、逆洗時
も原水は同様に内径一杯の流束で入口側から流出して濾
過材カセット内のごみを排出しやすいので、逆洗の効率
も向上し、濾過材カセットを濾過ケースから引き出すと
双方間に形成していた通路が開放されるので、濾過ケー
ス側の通路面および濾過材カセット側の通路面の双方を
洗浄することができる。また、濾過材カセットの入口側
等のごみが付着しやすく取り除きにくい部分の汚れをも
容易に洗浄することができるので、寿命の長いものとな
り、前記濾過材カセットの低コスト化と相まって濾過材
カセットを使い捨て使用する場合の費用負担を軽減する
ことができる。
【0012】さらに、濾過材カセットの出口側はこれに
設けられた接続筒によって濾過ケースの出口と接続され
るので、入口側と出口側とが入れ替わった収容状態では
接続筒が正常な側と反対の側で反対向きに突出するの
で、これが目立ち、また、蓋閉め等の邪魔になって使用
者に気付かれやすく、入口側と出口側の向きの間違いに
よって浄水時に原水が高性能な多孔細管よりなる第2の
濾過材を真先に通過してこれを詰まりやすくしたり、逆
洗時に逆洗に供されて多くのごみを伴った原水が最終的
に高性能な多孔細管を通ることによって却ってこれを目
詰まりさせてしまうと云った誤使用の問題を解消するこ
とができる。
【0013】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1〜図6を参照し
て詳細に説明する。
【0014】図1、図6に示すように、水道の蛇口1等
への接続口2を持った本体3を有している。この本体3
は横軸まわりに回動する通路切換弁4を収容していると
ともに、一側には濾過器5が接続され、下部には浄水排
出口6と原水・逆洗水排出口7とが軸線方向に配設され
ている。
【0015】濾過器5はその濾過ケース11が前記本体
3と2つの連通口12、13部で連続するように一体成
形されている。濾過ケース11は前記連通口12、13
が浄水時の出口と入口となる濾過室18を中空状態に形
成しており、この濾過室18に濾過材カセット15が着
脱できるように挿入されて、濾過室18を形成している
濾過ケース11の周壁との間に前記入口である連通口1
3と通じて原水が通る通路としての流路隙間19を濾過
材カセット15のまわりに形成している。濾過材カセッ
ト15の一端の多孔板を設けた入口24側に活性炭22
よりなる濾過材を収容し、他端の出口16a側に多孔細
管23群よりなる濾過材を収容している。
【0016】出口16a側には濾過室18の出口をなす
連通口12に接続する接続筒16が突設され、濾過室1
8の出口である連通口12に濾過室18の側から着脱自
在に挿入して接続するとにより、濾過材カセット15を
濾過ケース11の濾過室18内に位置決めし、濾過ケー
ス11の外端の開口14に装着された蓋17とによって
抜け止めされるのと同時に濾過室18および流路隙間1
9を閉塞するようになっている。
【0017】蓋17の内面には、濾過材カセット15を
所定の接続位置に押圧保持する整流板兼用のリブ21が
形成されている。これにより濾過材カセット15は前記
所定の接続位置に安定される。
【0018】濾過材カセット15に収容した活性炭22
は、トリハロメタン等の有害な塩素化合物や臭いを吸着
して通水中から除去し、多孔細管によってはこれの管壁
に有するミクロン単位の超微細な多数の孔に、管外から
管内へ、あるいは管内から管外へ水を通すことによって
雑菌をも除去する濾過性能を発揮し、浄水性能を向上し
ている。多孔細管23は管壁に有するミクロン単位の超
微細な多数の孔に、管外から管内へ、あるいは管内から
管外へ水を通すことによって雑菌をも除去する濾過性能
を発揮するもので、それ自体および群をなす相互間に極
微細な立体的流路を形成し、高濾過性を発揮するが目詰
まりしやすい。
【0019】そこで蛇口1からの原水を濾過するのに、
前記活性炭22と多孔細管23とを前記のように配し
て、活性炭22を先ず通して吸着処理と粗い異物の濾過
処理とを行って後、前記多孔細管23を通して雑菌以上
の細かい濾過処理を行うようにしている。これによって
濾過材カセット15は蓋17側の多孔板が形成している
入口24の側から原水を受入れて先ず活性炭22を通し
た後、多孔細管23群を抜けて出口16aの側から接続
筒16側に流れるようになる〔図4(a)〕。
【0020】したがって、活性炭22よりなる濾過材
は、濾過室18の前記入口24側に位置することにより
原水が第1番に通過して、トリハロメタン等の有害な塩
素化合物や臭いを吸着して除去するとともに、目が荒い
ことによって通水中の粗い異物を捕捉し除去するが、小
さな異物を捕捉することはなく、濾過前の原水が第1番
に通っても目詰まりしにくいし、多孔細管23群よりな
る濾過材は第1の濾過材を通過して粗い異物を除去され
た後の水が通過するので、粗い異物を捕捉して早期に目
詰まりするようなことなく、残留する雑菌以上の異物を
捕捉して除去するので、微細な濾過を伴う高い浄水性能
を長期に亘り安定して発揮することができる。
【0021】通路切換弁4は図3に示す回転位置にて、
蛇口1からの原水をそのまま原水・逆洗水排出口7に排
出する原水通路Aを形成する。また通路切換弁4は図4
に示す回転位置にて、原水を連通口13から流路隙間1
9、入口24、活性炭22、多孔細管23、出口16
a、接続通16、連通口12を経て浄水排出口6へと排
出させて、前記浄水を行わせる浄水通路Bを形成する。
【0022】さらに通路切換弁4は図5に示す回転位置
にて、原水を連通口12、接続筒16、出口16a、多
孔細管23、活性炭22、入口24、流路隙間19、連
通口13を経て原水・逆洗水排出口7へと排出させる逆
洗通路Cを形成する。
【0023】これら通路A、B、Cを形成するため通路
切換弁4には、通路A、Cを形成するのに関与する通路
31と、通路Bを形成するのに関与する通路32と、通
路Bおよび通路Cを形成するのに関与する通路33とが
形成されている。これら通路切換弁4における各通路3
1〜33は、通路切換弁4が図1、図2の回転位置にあ
るとき、本体3の接続口2、浄水排出口6、原水・逆洗
水排出口7、および連通口12、13の何れのものどう
しも連通させない止水状態となる。
【0024】したがって通路切換弁4を前記図1、2の
回転位置に回動することにより止水状態に通路を切換え
ることができるし、図3の回転位置に回動することによ
り原水通路Aを形成して原水を使用する状態に通路を切
換えることができる。
【0025】また通路切換弁4を図4の回転位置に回動
させることにより、浄水通路Bを形成して原水を濾過し
浄水として使用できるように通路を切換えることがで
き、図5の回転位置に回動することにより、逆洗通路C
を形成して濾過材カセット15内を原水が浄水通路B形
成状態とは逆方向に通過する逆洗状態を得るように通路
を切換えることができる。
【0026】この逆洗状態では、多孔細管23からなる
第2の濾過材が、濾過室18の前記出口である接続口1
2側、濾過材カセット15の出口16a側に位置するこ
とにより逆洗通路Cに通される原水が第1番に前記濾過
の場合とは逆方向に通過して、粗い異物を捕捉するもの
の逆洗のための一時の通水であるのでこれの影響なし
に、各部に引っ掛かっている細かな異物を活性炭22で
ある第1の濾過材の側に流し去られて十分に逆洗される
し、多孔細管23である第2の濾過材を逆洗した水は細
かな異物を含んでいてもこれらが荒い目の第1の濾過材
に捕捉されてこれを目詰まりさせるようなことなしに濾
過の場合と逆の方向から通過することにより各部に引っ
掛かっている粗い異物を流し去られて十分に逆洗される
ので、前記高い浄水性能を逆洗によって繰り返し回復さ
せて寿命を長大化させることができる。
【0027】このような通路切換えのために、通路切換
弁4には本体3の前端開口41から臨出する操作片42
が一体成形されており(図2)、この操作片42を外部
から操作して通路切換弁4を回動させることにより通路
切換えを自由に行うことができる。
【0028】この操作の目安のために開口41のまわり
には止水、原水、浄水、逆洗等の表示43が設けられて
いる。
【0029】44は本体3の後端開口45に装着する蓋
であって、通路切換弁4の出し入れの際に着脱される。
46は通路切換弁4と本体3との間の液漏れを防止する
ためのシールパッキングである。
【0030】さらに上記のように、濾過室18を形成し
ている濾過ケース11に濾過材カセット15を収容して
これに原水を通して濾過したり逆洗して詰まりを解消し
たりするのに、濾過材カセット15の一端の入口24側
に活性炭22よりなる濾過材を、他端の出口16a側に
多孔細管23よりなる濾過材をそれぞれ収容して、濾過
室18の入口である接続口13から導入した原水を濾過
室18を形成している濾過ケース11の周壁と濾過材カ
セット15との間に形成した流路隙間19である通路を
利用して濾過材カセット15内の入口24側から出口1
6a側に通し、濾過ケース11の出口16aの側から排
出することにより活性炭22、中空糸膜23よりなる各
濾過材を用いた高性能な浄水機能を発揮する一方、これ
とは逆に原水を通すことによって逆洗することが、濾過
材カセット15の単純な通路構造によって達成すること
ができ、低コスト化が図れる。
【0031】しかも、濾過材カセット15の入口24側
はこれの内径に対応する径内に多数の小孔を形成して濾
過ケース11と濾過材カセット15との間の流路隙間1
9の通路に開放されていて、入口24側から流入する原
水はほぼ内径一杯の流束をもって前記活性炭22、中空
糸膜23よりなる各濾過材を通過するので、これら特性
の異なった濾過材を有効に利用して効率よく浄水するこ
とができ、逆洗時も原水は同様に内径一杯の流束で入口
24側から流出して濾過材カセット15内のごみを排出
しやすいので、逆洗の効率も向上し、濾過材カセット1
5を濾過ケース11から引き出すと双方間に形成してい
た流路隙間19の通路が開放されるので、濾過ケース1
1側の通路面および濾過材カセット15側の通路面の双
方を洗浄することができる。また、濾過材カセット15
の入口24側等のごみが付着しやすく取り除きにくい部
分の汚れをも容易に洗浄することができるので、寿命の
長いものとなり、前記濾過材カセット15の低コスト化
と相まって濾過材カセット15を使い捨て使用する場合
の費用負担を軽減することができる。
【0032】さらに、濾過材カセット15の出口16a
側はこれに設けられた接続筒16によって濾過ケース1
1の出口12と接続されるので、入口24側と出口16
a側とが入れ替わった収容状態では接続筒16が正常な
側と反対の側で反対向きに突出するので、これが目立
ち、また、蓋17による濾過ケース11の蓋締め等の邪
魔になって使用者に気付かれやすく、入口24側と出口
16a側の向きの間違いによって浄水時に原水が高性能
な多孔細管23よりなる濾過材を真先に通過してこれを
詰まりやすくしたり、逆洗時に逆洗に供されて多くのご
みを伴った原水が最終的に高性能な多孔細管23を通る
ことによって却ってこれを目詰まりさせてしまうと云っ
た誤使用の問題を解消することができる。
【0033】図7〜図11は本発明の第2の実施例を示
し、本体3が縦軸まわりに回動する通路切換弁4を収容
し、浄水排出口6および原水・逆洗水排出口7を側周面
の2箇所に異なった高さで形成して通路の簡略化を図っ
ている点が、前記実施例の場合と異なり、図7、図8に
示す浄水通路B、図10に示す原水通路A、図11に示
す逆洗通路Cを形成する通路の形態が異なっている。図
9は止水状態を示している。
【0034】通路切換弁4は前記原水通路A、浄水通路
B、逆洗通路Cの3つの形成に関与する通路51と、浄
水通路Bおよび逆洗通路Cの形成に関与する通路52と
を有しているだけである。なお本体3と濾過器5の器体
11とは弁体に形成され、相互に連通口12、13の部
分で接続されている。
【0035】図9における止水状態では、通路51が浄
水排出口6に対向しているが、双方の高さに違いがあっ
て互いに通じないので、原水の行き場がなく止水状態と
なる。
【0036】本実施例では通路切換弁4に形成する通路
が第1の実施例の場合よりも少なくなる。
【0037】図12は本発明の第3の実施例を示し、第
2の実施例における本体3に対する通路切換弁4の設置
構造を変形した場合の一例であって、通路切換弁4にお
ける原水通路A等を形成する通路61等は種々の形態に
形成することができる。
【0038】図13、図14は本発明の第4に実施例を
示し、第1の実施例における本体3に対する通路切換弁
4の設置構造を変形した場合の一例であって、これも同
様に通路切換弁4における原水通路A等を形成する通路
71等は種々に形成することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明の浄水器によれば、濾過ケース内
に濾過材カセットを収容してこれに原水を通して濾過し
たり逆洗して詰まりを解消したりするのに、濾過材カセ
ットの入口側に活性炭よりなる濾過材を、出口側に多孔
細管よりなる濾過材をそれぞれ収容して、濾過ケースの
入口から導入した原水を濾過ケースと濾過材カセットと
の間に形成した通路を利用して濾過材カセット内の入口
側から出口側に通し、濾過ケースの出口から排出するこ
とにより第1、第2の濾過材を用いた高性能な浄水機能
を発揮する一方、これとは逆に原水を通すことによって
逆洗することが、濾過材カセットの単純な通路構造によ
って達成することができ、低コスト化が図れる。
【0040】本発明の浄水器によれば、しかも、濾過材
カセットの入口側はこれの内径に対応する径内に多数の
小孔を形成して濾過ケースと濾過材カセットとの間の通
路に開放されていて、入口側から流入する原水はほぼ内
径一杯の流束をもって前記各濾過材を通過するので、こ
れら特性の異なった濾過材を有効に利用して効率よく浄
水することができ、逆洗時も原水は同様に内径一杯の流
束で入口側から流出して濾過材カセット内のごみを排出
しやすいので、逆洗の効率も向上し、濾過材カセットを
濾過ケースから引き出すと双方間に形成していた通路が
開放されるので、濾過ケース側の通路面および濾過材カ
セット側の通路面の双方を洗浄することができる。ま
た、濾過材カセットの入口側等のごみが付着しやすく取
り除きにくい部分の汚れをも容易に洗浄することができ
るので、寿命の長いものとなり、前記濾過材カセットの
低コスト化と相まって濾過材カセットを使い捨て使用す
る場合の費用負担を軽減することができる。
【0041】さらに、濾過材カセットの出口側はこれに
設けられた接続筒によって濾過ケースの出口と接続され
るので、入口側と出口側とが入れ替わった収容状態では
接続筒が正常な側と反対の側で反対向きに突出するの
で、これが目立ち、また、蓋閉め等の邪魔になって使用
者に気付かれやすく、入口側と出口側の向きの間違いに
よって浄水時に原水が高性能な多孔細管よりなる第2の
濾過材を真先に通過してこれを詰まりやすくしたり、逆
洗時に逆洗に供されて多くのごみを伴った原水が最終的
に高性能な多孔細管を通ることによって却ってこれを目
詰まりさせてしまうと云った誤使用の問題を解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す浄水器の止水状態
での縦断面図である。
【図2】図1の浄水器の一部の角度を変えて見た断面図
である。
【図3】図1の浄水器の原水状態での一部縦断面図であ
る。
【図4】図1の浄水器の浄水状態での縦断面図である。
【図5】図1の浄水器の逆洗状態での縦断面図図であ
る。
【図6】図1の浄水器の分解斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す浄水器の斜視図で
ある。
【図8】図7の浄水器の浄水状態での一部の横断面図で
ある。
【図9】図7の浄水器の止水状態での一部の横断面図で
ある。
【図10】図7の浄水器の原水状態での一部の横断面図
である。
【図11】図7の浄水器の逆洗状態での一部の横断面図
である。
【図12】本発明の第3の実施例の浄水器を示す一部の
横断面図である。
【図13】本発明の第4の実施例の浄水器を示す一部の
横断面図である。
【図14】図13の浄水器の角度を変えて見た一部の横
断面図である。
【符号の説明】
A 原水通路 B 浄水通路 C 逆洗通路 2 接続口 3 本体 4 通路切換弁 5 濾過器 6 浄水排出口 7 原水・逆洗水排出口 11 濾過ケース 12 連通口(出口) 13 連通口(入口) 15 濾過材カセット 16 接続筒 16a 出口 18 濾過室 19 流路隙間 22 活性炭 23 多孔細管 24 入口 31〜33、51、52、61、71 通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過材を有した濾過材カセットを着脱で
    きるように収容する濾過ケースと、この濾過ケースの入
    口側から濾過材カセットに原水を通してこれを濾過し濾
    過ケースの出口から排出する浄水器において、 濾過材カセットの入口側に活性炭よりなる濾過材を、出
    口側に多孔細管群よりなる濾過材をそれぞれ収容し、濾
    過ケースとこれに収容した濾過材カセットとの間に濾過
    ケースの入口と通じて原水が通る通路を形成するととも
    に、濾過材カセットの入口側を濾過材カセットの内径に
    対応した径内に多数の小孔を形成して前記通路に開放
    し、濾過材カセットの出口側に濾過ケースの出口に抜き
    差しできるように接続される接続筒を設けたことを特徴
    とする浄水器。
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