JPH11192477A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

Info

Publication number
JPH11192477A
JPH11192477A JP10023108A JP2310898A JPH11192477A JP H11192477 A JPH11192477 A JP H11192477A JP 10023108 A JP10023108 A JP 10023108A JP 2310898 A JP2310898 A JP 2310898A JP H11192477 A JPH11192477 A JP H11192477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cartridge
purification
housing
water purifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10023108A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hatakeyama
厚 畠山
Kazuhiko Matsubayashi
和彦 松林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP10023108A priority Critical patent/JPH11192477A/ja
Publication of JPH11192477A publication Critical patent/JPH11192477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーが浄水部を経由して浄化された浄水
に対して不安感を抱くことがなく、又カートリッジ筒内
の滞留水の存在の有、無の問題についても不安感を抱く
ことのない浄水器を提供する。 【解決手段】 カートリッジ筒48内に濾材を内蔵する
濾過カートリッジ25をハウジング100内に装填して
なる浄水部を具備しており、かつカートリッジ筒48の
外周とハウジング100の内周との間を流れる浄化用の
水道水を濾材に導いて浄化するシステムを有し、しかも
浄化用の水道水の供給を中止したときには、カートリッ
ジ筒48内の滞留水が浄水器の外部に自然に排出する機
構を具備する浄水器であって、前記ハウジングの少なく
とも1部が透明〜半透明な樹脂によって形成されている
浄水器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水部をなす濾過
カートリッジの外周とハウジングの内周との間を流れる
浄化用の水道水をカートリッジ筒内の濾材に導いて、こ
れを浄水にするシステムを有し、かつ浄化用の水道水の
供給を中止したときには、カートリッジ筒内の滞留水が
濾過カートリッジの外周とハウジングの内周との間を流
れて浄水器の外部に自然に排出する機構を具備する浄水
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水道水の浄化を行なうための浄水器に
は、流し台の蛇口に直接取り付ける蛇口直結型や、浄水
部を流し台の下に配設して水栓より浄水を吐出させるア
ンダーシンク型等のタイプのものが使用されている。
【0003】上記の浄水器の一般的なものは、蛇口から
の原水を浄水部に導くことによって、濾材である活性炭
等の吸着剤によって水のカルキ臭やカビ臭を除去すると
共に水中のトリハロメタン等を除去し、更に別の濾材で
ある多孔質中空糸膜によって水中の細菌類や濁度成分等
の除去を行なうようにしており、切換レバー等の操作に
よって、蛇口からの原水をこの浄水部を経由した後の浄
水として吐出させる、浄水部を経由しないストレートの
ままの原水として吐出させる、及びストレートの原水を
シャワーの状態で吐出させる、等に切り換えられるよう
にしてある。
【0004】ところで従来の浄水器は、浄水器から吐出
させている水が浄水部を経由した浄水であるのか、ある
いは浄水部を経由しない原水のままのものであるのかの
判別を、浄水器に付設してある切換レバーの調節位置を
確認することによって行なうものであり、しかも浄水部
を経由して浄化された浄水と原水のままの水道水との外
観が同じである。
【0005】このために、浄水部によって浄化された浄
水に対して不安感を抱くユーザも少なくなかった。
【0006】又従来の浄水器においては、浄化用の水道
水の供給を中止したときに、カートリッジ筒内の滞留水
が実際に抜けているのかどうかを、外部から確認するこ
とができず、多くの機種は、滞留水を滞留させたままに
しており、ユーザが使用時に暫くの間放水のままにし
て、浄水部ないの洗浄を行なうものである。
【0007】更に従来の浄水器においては、浄水部のハ
ウジングや、濾材を内蔵する濾過カートリッジのカート
リッジ筒には、カビや雑菌の繁殖を抑えるような工夫が
一切施されていなかった。
【0008】従って、水仕事の際に生じるはね水が浄水
部のハウジングの表面に付着することが原因して、この
はね水の付着部分からカビや雑菌が繁殖し、浄水部のハ
ウジングの表面が汚染されるといった不都合を生じる懸
念もあり、又濾過カートリッジにおけるカートリッジ筒
の外周とハウジングの内周との間に形成される流路の接
水部に、カビや雑菌の繁殖を抑える工夫がなされていな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の第1の
課題である第1の目的は、浄化用の水道水を供給してい
るときには、浄水部内を流れる水道水の流れの少なくと
も1部を透視することができ、又これに続いて浄化用の
水道水の供給を中止したときには、カートリッジ筒内の
滞留水が浄水器の外部に排水されて行く途中の少なくと
も1部を透視することができ、これによってユーザが浄
水部を経由して浄化された浄水に対して不安感を抱くこ
とがなく、又カートリッジ筒内の滞留水の存在の有,無
の問題についても不安感を抱くことのない浄水器を提供
することにある。
【0010】又本発明の第2の課題である第2の目的
は、上記の第1の目的に加えて浄水部のハウジングや濾
過カートリッジのカートリッジ筒が雑菌やカビ等の繁殖
で汚染され難く、衛生性において優れた作用を奏する浄
水器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の第1の課題は、以
下に記載する構成による本発明の浄水器によって解決さ
れる。すなわち本発明は、カートリッジ筒内に濾材を内
蔵する濾過カートリッジをハウジング内に装填してなる
浄水部を具備する浄水器であって、カートリッジ筒の外
周とハウジングの内周との間を流れる浄化用の水道水を
カートリッジ筒内の濾材に導いて浄化するシステムを有
し、かつ浄化用の水道水の供給を中止したときには、カ
ートリッジ筒内の滞留水が該カートリッジ筒の外周とハ
ウジングの内周との間を流れて排水口から浄水器の外部
に自然に排出する機構を具備する浄水器において、前記
ハウジングの少なくとも1部が透明〜半透明な樹脂によ
って成形されており、これによって浄化用の水道水を供
給しているときには、カートリッジ筒の外周とハウジン
グの内周との間を流れる浄化用の水道水を透視すること
ができ、又これに続いて浄化用の水道水の供給を中止し
たときには、カートリッジ筒内の滞留水がカートリッジ
筒の外周とハウジングの内周との間を流れて排水口にゆ
くのを透視することができる浄水器からなる。
【0012】上記の構成による本発明の浄水器におい
て、接水部を抗菌剤を含有する樹脂によって形成するこ
とにより、上記の第1の課題と第2の課題とを解決する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の浄水器の実施の形
態を、図1〜図5に示す蛇口直結型の浄水器に基づいて
説明する。
【0014】図1は、本発明の実施例品の浄水器を示す
平面図であり、図2は、これを水栓先端が膨らんだ汎用
の丸形蛇口1に取り付けた状態を示しており、図1のX
−X線断面図、図3は同じく図1のY−Y線断面図、図
4は浄化用の水道水の供給を中止したときに、カートリ
ッジ筒内の滞留水が濾過カートリッジのカートリッジ筒
の外周とハウジングの内周との間を流れて浄水器の外部
に排出されつつある状態を示す図2と同一位置の断面図
である。
【0015】上記の図示実施例による浄水器の浄水部
は、カートリッジ筒48内にポリオレフィン燒結フィル
ター44、活性炭45、及び多孔質中空糸膜46からな
る濾材を順次配列して内蔵させてなる濾過カートリッジ
25を、浄水部のハウジング100内に装填して構成し
たものである。
【0016】その1部が浄水部のハウジング100の1
部をなす本体ケース2の取付部101の上部には、水道
水入口3が設けられており、この水道水入口3が取付部
品4と回転リング5とを介して丸形蛇口1に接続されて
いる。本体ケース2は、透明なABS樹脂成形体からな
っているが、透明〜半透明な樹脂成形体であれば、その
材質は特に限定されない。
【0017】丸形蛇口1の先端と取付部101との間に
は、蛇口シールパッキン6を介装させてあり、その上面
で丸形蛇口1の先端との間のシールを行ない、又側面で
取付部101との間のシールを行なっている。
【0018】蛇口シールパッキン6と取付部101との
間には、メッシュ7を装着してあり、これによって水道
水中の非常に大きなゴミが本体ケース2内に侵入するの
を防ぐようにしてある。
【0019】取付部101の下部には、水道水出口8と
シャワー出口9とを設けてあり、水道水出口8とシャワ
ー出口9との下方には、取付部101に接して、シャワ
ー出口9から出たシャワー水を分散する分散板10を設
けてある。
【0020】更に取付部101の下方には、水道水吐水
口11とシャワー穴12とを形成してある透明なABS
樹脂製の下ケース13を、該下ケース13が取付部10
1の下方を覆うようにして配置してある。
【0021】分散板10と下ケース13との間の水道水
吐水口11の上方には、水道水吐水口整流器14を設け
てあり、これによって水道水吐水口11から吐出する水
道水の流姿を整えさせるようにしてある。
【0022】取付部101の内部には、その回転によっ
て水道水入口3を、水道水出口8のみに連通する状態
と、シャワー出口9のみに連通する状態と、浄化用の水
道水入口15のみに連通する状態とに切換可能にした回
転式の切換回転軸16が組み込まれている。
【0023】切換回転軸16と取付部101との間には
弁座パッキン17を配置してあり、前述の各々の連通状
態において、つまり水道水入口3を水道水出口8のみに
連通する状態と、シャワー出口9のみに連通する状態
と、浄化用の水道水入口15のみに連通する状態におい
て、他経路に水道水が混入しないように、取付部101
と切換回転軸16との間のシールを行なうようにしてあ
る。
【0024】なお、切換回転軸16の回転操作は、切換
回転軸16の一端にビス18で取り付けてあるレバー1
9の回転操作の角度調節によって行なわれ、前記の各連
通状態の任意の1位置をセットし得る。
【0025】取付部101と外部を封印するためのプレ
ート20には、バネ(図示省略)とボール(図示省略)
とを内装してあり、このボールが切換回転軸16の側面
平面部に接していて、前記の各連通状態において、ボー
ルが切換回転軸16の側面平面部に設けられている溝
(図示省略)に脱落することにより、上記の各連通状態
位置にするためのレバー19の操作を、ユーザの手の感
触で判別することができる。
【0026】更に、切換回転軸16とプレート20との
間シールは、Oリング(図示省略)によって行なってい
る。
【0027】その1部が上記の浄水部のハウジング10
0をなす本体ケース2内には、濾過カートリッジ25を
装着してあり、濾過カートリッジ25内で浄化した水道
水を取付部101に導く濾過カートリッジ嵌合部26を
設けてある。
【0028】濾過カートリッジ25の濾過カートリッジ
出口27は、Oリング28によって濾過カートリッジ嵌
合部26との間をシールしてある。
【0029】これによって、浄化用の水道水入口15か
ら導水した水道水は、濾過カートリッジ25のカートリ
ッジ筒48の外周を流れて、濾過カートリッジ入口29
から濾過カートリッジ25内に流入し、濾過カートリッ
ジ25内の濾材によって浄化され、つまり濾過カートリ
ッジ25内に順列して配置されているポリオレフィン燒
結フィルター44、活性炭45、及び多孔質中空糸膜4
6によって順次浄化され、濾過カートリッジ出口27か
ら流出する。
【0030】なお符号47は、濾過カートリッジ25の
カートリッジ筒48の取付部101側の端部と、水道水
の流入路とを遮断する蓋体である。
【0031】更に濾過カートリッジ出口27から出た浄
水は、濾過カートリッジ嵌合部26を経て取付部101
に導水され、次いで取付部101の下部に設けられてお
り、かつ濾過カートリッジ嵌合部26と連通している浄
水出口30に至る。
【0032】なお、分散板浄水出口31と図示を省略し
た浄水吐出口との間には、浄水吐出口整流器(図示省
略)を介装してあり、浄水吐出口から吐水される浄水の
流姿を整えるようにしてある。
【0033】浄化用の水道水入口15以降の取付部10
1の下方には、バネ(図示省略)とボール(図示省略)
とが内装されており、通常はボールがバネで押されてい
るために、本体ケース2にボールが押さえつけられてい
るが、設定の水圧が本体ケース2内にかかるとこの押さ
えがゆるんで、水が取付部101の外部に排出される。
【0034】同じく浄化用の水道水入口15以降の本体
ケース2の最下方には、本体ケース2内が、濾過カート
リッジ25の未使用時の低水圧状態になると開状態にな
る水抜き弁体36が設けられており、本体ケース2内の
滞留水が外部に排出される水抜き機構が設けられてい
る。
【0035】つまり、本体ケース2の最下方に、内部に
水抜き口を有する水抜きガイド37と、十字形状の水抜
き弁体36と、Oリング38とからなる水抜き機構が設
けられており、濾過カートリッジ25の使用時の加水圧
状態では、水抜きガイド37が水抜き弁体36を押さえ
ており、水抜きガイド37の側面のOリング38によっ
て本体ケース2との間のシールが行なわれている。
【0036】すなわち図5において、合成ゴムのような
可撓弾性を有する材質による水抜き弁体36は、その下
面に、水抜きガイド37の水抜き口37Aよりも大径の
下方への凸出部36Aを有し、該凸出部36Aの外方た
る水抜き弁体36の外周域に切欠部が形成されている。
そして、濾過カートリッジ25の使用時には、本体ケー
ス2の内部に水圧がかかるために、水抜き弁体36が下
方に凸状に突出変形し、前記凸出部36Aによって、水
抜きガイド37に形成されている水抜き口37Aを閉塞
する状態になる。
【0037】更に、本体ケース2における取付部101
と反対側の透明なABS樹脂製のカートリッジケース3
9の側面中央には、小孔39Aが貫設されており、ここ
に内装されているボール40によって開閉する弁部を構
成しており、本体ケース2内が濾過カートリッジ25の
未使用時の低水圧状態になると、ボール40と小孔39
Aとを離間して開状態になり、これによって本体ケース
2内に空気を取り入れるようになっている。なお符号4
1は、ボール40を押さえている止め板である。
【0038】濾過カートリッジ25の使用時には、本体
ケース2内に水圧がかかるために、ボール40が、小孔
39Aに圧接され、小孔39Aが閉状態となっている。
濾過カートリッジ25の使用を停止すると、本体ケース
2の内部の水圧が解除されるため、ボール40の小孔3
9Aへの圧接が解除され、小孔39Aが開状態となり、
空気が本体ケース2内に導入される。
【0039】また、本体ケース2内の水圧が除かれるこ
とにより、下方に凸状に突出変形していた水抜き弁体3
6が平板状に復元し、該水抜き弁体36と水抜きガイド
37との間に流路を形成することにより、滞留水が水抜
きガイド37に形成してある水抜き口37Aを経由して
浄水器の外部に流出する。
【0040】図4は浄化用の水道水の供給を中止したと
きに、カートリッジ筒48内の滞留水が濾過カートリッ
ジのカートリッジ筒の外周とハウジングの内周との間を
流れて浄水器の外部に排出されつつある状態を示してお
り、カートリッジ筒48内の滞留水のレベルをLで表示
してある。
【0041】なお、水抜き弁体36は、必ずしも上記の
ように十字形状をなすものでなくてもよく、水抜き弁体
36と水抜きガイド37との間に1箇所以上の流路を形
成されるような形状をなす弾性体からなるものであれば
よい。
【0042】更にカートリッジケース39と本体ケース
2はとOリング42でシールされている。
【0043】本体ケース2は、その上側を透明なABS
樹脂製の上ケース43で覆われており、又下側を同じく
透明なABS樹脂製の下ケース13で覆われているが、
上ケース43は、デザイン上の意味から本体ケース2を
覆うものでなくてもよい。
【0044】下ケース13は、該下ケース13と一体構
造の水道水吐出口11、シャワー穴12、及び浄水吐出
口32を、それぞれ別部品にして、かつ水道水吐出口整
流器14、浄水吐出口整流器33、及びガイド37の落
下を防ぐ方策を施せば、本体ケース2の下方全体を覆う
ようにしなくてもよい。
【0045】以上の通りの構成による本実施例品の浄水
器において、浄水部のハウジングは、本体ケース2の1
部、上ケース43、下ケース13、カートリッジケース
39であり、本実施例品の浄水器においては、取付部1
01、本体ケース2、上ケース43、下ケース13、及
びカートリッジケース39の全体が透明なABS樹脂製
の成形体からなる。
【0046】そして、これによって浄水部の内部の通水
状態を外部から透視することができ、例えばレバー19
の位置を「浄水」位置にした場合には、図2及び図3に
おいて、取付部101の浄化用の水道水入口15から浄
化用の水道水が本体ケース2内に導水し、濾過カートリ
ッジ25を通過して濾材によって浄化された浄水が、濾
過カートリッジ出口27を経て、濾過カートリッジ嵌合
部26から取付部101に導水され、取付部101の下
部に設けられた濾過カートリッジ嵌合部26と連通して
いる浄水出口30から分散板浄水出口(図示省略)、及
び浄水吐出口(図示省略)から系外に吐出する状態を目
視することができる。
【0047】又、図4においては、弁体36とボール4
0との作動により、本体ケース2内に空気が導入され、
弁体36から水が出る際には内部の滞留水が抜けていく
様子を外部より目視することができる。
【0048】なお本発明の浄水器においては、上記のよ
うに必ずしも浄水部のハウジングの全体を透明〜半透明
の樹脂で形成する必要はなく、ハウジングの少なくとも
1部を透明〜半透明な樹脂によって形成することによ
り、浄化用の水道水を供給しているときには、カートリ
ッジ筒の外周とハウジングの内周との間を流れる浄化用
の水道水の流れの少なくとも1部を透視することができ
ればよく、又これに続いて浄化用の水道水の供給を中止
したときには、カートリッジ筒の外周とハウジングの内
周との間を流れてゆく滞留水の流れの少なくとも1部を
透視することができればよい。
【0049】又逆に、取付部101、本体ケース2、上
ケース43、下ケース13、及びカートリッジケース3
9以外の構成部材も、透明〜半透明な樹脂の成形体から
なるものにしてもよく、更にこれらを部材によって色を
変えてもよい。
【0050】更に、請求項2の発明では、取付部10
1、本体ケース2、上ケース43、下ケース13、及び
カートリッジケース39からなるハウジング、及びカー
トリッジ筒48が、抗菌剤を含有する樹脂によって形成
されている。
【0051】抗菌剤としては、例えば銀系、銅系、亜鉛
系、及びこれらを混合したもの等を使用することができ
るが、抗菌性能が高いという理由から、銀系の抗菌剤が
好ましく、この銀系の抗菌剤を使用する場合には、樹脂
100重量部に対して1重量部以上の抗菌剤を配合する
ことにより、所望の抗菌効果を発現させることができ
る。
【0052】又取付部101、本体ケース2、上ケース
43、下ケース13、及びカートリッジケース39から
なるハウジングは、外観部材であるので、その表面に防
汚加工を施してあることが好ましい。
【0053】又、接水部位の部材として、水温によって
変色する樹脂による成形体を用いることにより、温熱水
を濾過カートリッジ側に通水したくない場合などに、該
接水部位の部材の外観で通水温度を判別することがで
き、ユーザに警告を促すことができる。
【0054】更に又、濾過カートリッジ25の蓋体4
7、及びカートリッジ筒48を透明〜半透明の樹脂製成
形体からなるものにすることにより、多孔質中空糸膜4
6の汚れ具合を外部より目視できるようにし、濾過カー
トリッジ25の交換時期を目視によって判断し得るよう
にすることもできる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明の浄水器によれば、浄化
用の水道水を供給しているときには、濾材を内蔵するカ
ートリッジ筒の外周とハウジングの内周との間を流れる
浄化用の水道水を透視することができ、又これに続いて
浄化用の水道水の供給を中止したときには、カートリッ
ジ筒内の滞留水がカートリッジ筒の外周とハウジングの
内周との間を流れてゆくのを透視することができる。
【0056】従って、ユーザに対して浄水部によって浄
化された浄水に関しての不安感を抱かせることがなく、
又カートリッジ筒内の滞留水の問題についても不安感を
抱かさせることがない。
【0057】又請求項2の発明の浄水器においては、上
記の請求項1の発明の作用、効果に加えて、浄水部のハ
ウジング内の表面にカビや雑菌の繁殖を抑える工夫が施
されているので、水仕事の際に生じるはね水が浄水部1
のハウジング内に付着しても、これによる浄水部のハウ
ジングの表面の汚染をも回避することができ、更にカー
トリッジ筒が抗菌剤を含有する樹脂で形成されているも
のにあっては、浄水部の接水部位が雑菌やカビ等の繁殖
で汚染され難く、衛生性においても優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例品の浄水器を示す平面図であ
る。
【図2】図1の浄水器を水栓先端が膨らんだ汎用の丸形
蛇口に取り付けた状態を示す図1のA−A線断面図であ
る。
【図3】同じく図1のB−B線断面図である。
【図4】浄化用の水道水の供給を中止したときに、カー
トリッジ筒内の滞留水が濾過カートリッジのカートリッ
ジ筒の外周とハウジングの内周との間を流れて浄水器の
外部に排出されつつある状態を示す図2と同一位置の断
面図である。
【図5】水抜き機構を示す模型断面図である。
【符号の説明】
1 丸形蛇口 2 本体ケース 3 水道水入口 4 取付部品 5 回転リング 6 蛇口シールパッキン 7 メッシュ 8 水道水出口 9 シャワー出口 10 分散板 11 水道水吐出口 12 シャワー穴 13 下ケース 14 水道水吐出口整流器 15 浄化用の水道水入口 16 切換回転軸 17 弁座パッキン 18 ビス 19 レバー 25 濾過カートリッジ 26 濾過カートリッジ嵌合部 27 濾過カートリッジ出口 28 Oリング 29 濾過カートリッジ入口 36 水抜き弁体 36A 凸出部 37 水抜きガイド 37A 水抜き口 38 Oリング 39 カートリッジケース 39A カートリッジケース39の側面中央に設けられ
ている小孔 40 ボール 41 止め板 42 Oリング 43 上ケース 44 ポリオレフィン焼結フィルター 45 活性炭 46 多孔質中空糸膜 47 蓋体 48 濾過カートリッジ 100 ハウジング 101 取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 531 C02F 1/50 531E 540 540F 550 550C 560 560B 560E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ筒48内に濾材を内蔵する
    濾過カートリッジ25をハウジング100内に装填して
    なる浄水部を具備する浄水器であって、カートリッジ筒
    48の外周とハウジング100の内周との間を流れる浄
    化用の水道水をカートリッジ筒48内の濾材に導いて浄
    化するシステムを有し、かつ浄化用の水道水の供給を中
    止したときには、カートリッジ筒48内の滞留水が該カ
    ートリッジ筒の外周とハウジングの内周との間を流れて
    排水口から浄水器の外部に自然に排出する機構を具備す
    る浄水器において、前記ハウジングの少なくとも1部が
    透明〜半透明な樹脂によって成形されており、これによ
    って浄化用の水道水を供給しているときには、カートリ
    ッジ筒の外周とハウジングの内周との間を流れる浄化用
    の水道水を透視することができ、又これに続いて浄化用
    の水道水の供給を中止したときには、カートリッジ筒内
    の滞留水がカートリッジ筒の外周とハウジングの内周と
    の間を流れて排水口にゆくのを透視することができるこ
    とを特徴とする浄水器。
  2. 【請求項2】 浄水部のハウジング及びカートリッジ筒
    が、抗菌剤を含有する樹脂によって形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の浄水器。
JP10023108A 1997-10-29 1998-02-04 浄水器 Pending JPH11192477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10023108A JPH11192477A (ja) 1997-10-29 1998-02-04 浄水器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-297018 1997-10-29
JP29701897 1997-10-29
JP10023108A JPH11192477A (ja) 1997-10-29 1998-02-04 浄水器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11192477A true JPH11192477A (ja) 1999-07-21

Family

ID=26360410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10023108A Pending JPH11192477A (ja) 1997-10-29 1998-02-04 浄水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11192477A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071442A (ja) * 2001-08-31 2003-03-11 Mitsubishi Rayon Co Ltd 給水システムおよび給水方法
CN115531965A (zh) * 2021-06-29 2022-12-30 杭州九阳净水系统有限公司 一种龙头净水器
CN115531965B (zh) * 2021-06-29 2024-06-04 杭州九阳净水系统有限公司 一种龙头净水器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071442A (ja) * 2001-08-31 2003-03-11 Mitsubishi Rayon Co Ltd 給水システムおよび給水方法
CN115531965A (zh) * 2021-06-29 2022-12-30 杭州九阳净水系统有限公司 一种龙头净水器
CN115531965B (zh) * 2021-06-29 2024-06-04 杭州九阳净水系统有限公司 一种龙头净水器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2001001833A1 (fr) Pomme de douche a fonction de purification d'eau
JP2003201726A (ja) 原水浄水切替型吐水器具
AU644053B2 (en) Water purifier attachable to a faucet, and a holder and cartridge for use therein
JPH11192477A (ja) 浄水器
JP2003071436A (ja) 浄水器
KR200425311Y1 (ko) 기능성 샤워기
CN205635154U (zh) 滤芯、滤芯组件及具有滤芯组件的洗漱水处理器
JP3209867B2 (ja) 浄水器
JP2002079242A (ja) 家庭用浄水器
JP2886559B2 (ja) 浄水器
JPH0248005Y2 (ja)
JPH06178975A (ja) 浄水器
JP2000325249A (ja) 浄水シャワーシステム
JP4117034B2 (ja) 浄水器
JPH07308666A (ja) 蛇口直結型浄水器
JPH11114579A (ja) 蛇口直結型浄水器
JP2760978B2 (ja) 水浄化カートリッジ
JPH0379044B2 (ja)
JP2004098007A (ja) 浄水器および浄水システム
JP4263856B2 (ja) 浄水装置
KR200152298Y1 (ko) 샤워기
JP6661235B2 (ja) 水栓用カートリッジ
JPH02245288A (ja) 浄水器
JPH0626391Y2 (ja) 浄水器
JPH105749A (ja) 蛇口直結型浄水器