JPH09136961A - ビニル含量の高い低分子量液体射出成形用樹脂 - Google Patents

ビニル含量の高い低分子量液体射出成形用樹脂

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JPH09136961A
JPH09136961A JP8134048A JP13404896A JPH09136961A JP H09136961 A JPH09136961 A JP H09136961A JP 8134048 A JP8134048 A JP 8134048A JP 13404896 A JP13404896 A JP 13404896A JP H09136961 A JPH09136961 A JP H09136961A
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Philip J Mcdermott
フィリップ・ジェフリー・マックデルモット
Donald S Johnson
ドナルド・スコット・ジョンソン
Brian J Ward
ブライアン・ジョン・ウォード
Edward M Jeram
エドワード・マシュー・ジェラム
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • C08G77/80Siloxanes having aromatic substituents, e.g. phenyl side groups

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体射出成形用樹脂として有用なシリコーン
組成物、特にその成分としてのアルケニル含量が高い低
分子量のシリコーンMQ樹脂の提供。 【解決手段】 一般式My vi z a vi b c vi d
QまたはMy vi z avi b c vi d の低分子量で
アルケニル含量の高いシリコーン樹脂、硬化可能な液体
射出成形用組成物へのその使用、そのような組成物の硬
化特性を変える方法、およびそれによって、またそれを
使用して作成された製品が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体射出成形用樹脂と
して有用なシリコーン組成物、特にその成分としてのア
ルケニル含量が高い低分子量のシリコーンMQ樹脂に係
る。
【0002】
【従来の技術】液体射出成形可能なオルガノポリシロキ
サン組成物は公知であり、すでに使用されている。これ
ら組成物のいずれにも見られる問題は、硬さ、引張り強
さ、伸びおよび引裂きが相互に、また未硬化の液体前駆
体の粘度に依存していて、他の特性に有害な影響を及ぼ
すことなくひとつの特性を改良するのが困難なことであ
る。また、液体射出成形プロセスおよびそれに使用する
組成物の動力学および熱化学によると、金型に射出され
た液体前駆体が硬化する速さのため、液体射出成形技術
で作成できるのは小さい軽量の製品のみである。
【0003】液体射出成形用のオルガノポリシロキサン
組成物は、使用直前に混合される2つの成分として提供
されるのが普通である。いずれの成分もアルケニルポリ
マー、充填材および場合によって樹脂を含有している。
第一の成分は白金触媒を含有しており、第二の成分はヒ
ドリド系架橋剤と硬化抑制剤を含有している。これら2
つの成分は射出成形用装置で使用する直前に混合され
る。いわゆる配合ポットライフを提供することに加え
て、抑制剤は金型が完全に充填されるまで硬化可能な組
成物の硬化を妨げなければならない。金型が完全に充填
された時には、短いサイクルライフを確保するために抑
制剤は硬化または重合可能な組成物の迅速な硬化を可能
にしなければならない。
【0004】米国特許第3,884,866号および第
3,957,713号には、低圧液体射出成形に適した
高強度付加硬化型組成物が記載されている。これらの組
成物はビニルで末端停止した高粘度のオルガノポリシロ
キサン、低粘度のビニル含有オルガノポリシロキサン、
充填材および白金触媒を含有している第一の成分を含ん
でおり、この第一の成分は水素シリコーン組成物を含有
する第二の成分と混合することによって硬化させられ
る。この組成物はジュロメーターが低く、すなわちショ
アーAが約20〜35であり、しかも他の特性に悪影響
を与えることなくこのジュロメーターまたは硬度を増大
させることは困難である。
【0005】米国特許第4,162,243号には上記
組成物と類似の組成物が開示されているが、最も重要な
違いはヘキサメチルジシラザンおよびテトラメチルジビ
ニルジシラザンで処理したヒュームドシリカを含有して
いることである。この米国特許第4,162,243号
の組成物は、未硬化状態で低い粘度をもっていることに
加えて、硬化すると高い硬さをもつと共に強度、伸びお
よび引裂きを含めた他の特性を良好に保持しているエラ
ストマーになる。
【0006】米国特許第4,427,801号では、ビ
ニルを含有する処理されたヒュームドシリカに加えてM
viQ樹脂を配合することによって米国特許第4,16
2,243号の教示が拡張されている。これによって、
さらに高い硬さと引裂き強さを有するエラストマーが生
成するが、圧縮永久歪みが高めでバショアー(Bashore)
レジリエンスが低めであるという欠点がある。
【0007】従来液体射出成形による製造技術は普通、
小さい部品、通常は約5〜約50グラム以下の重量のも
のに限られていた。技術の進歩により液体射出成形品も
次第に大きくなって来ている。大きい部品には大きい金
型が必要である。大きい金型は樹脂で金型を充填するの
により多くの時間が必要であり、したがって硬化が開始
する前に金型に充填できるためにはより長い時間硬化が
抑えられなければならない。
【0008】シリコーン系の液体射出成形用(LIM)
材料はシリコーンオリゴマーとシリコーンポリマーのポ
ンプで注入可能なブレンドであり、通常200,000
〜3,500,000センチポイズ(cps)の範囲の
粘度をもっている。現在利用されているこの材料は1:
1の比で混合される2つの成分で構成されており、これ
らは触媒を含んでいると加熱の際に硬化(すなわち架
橋)してゴムまたはエラストマーになる。第一、すなわ
ち「A」成分は通常シロキサンポリマー、充填材、各種
添加剤および触媒を含有している。第二、すなわち
「B」成分も通常シロキサンポリマー、添加剤および充
填材を含有しているが、水素シロキサンと硬化抑制剤も
含有している。硬化物と未硬化物の両者の物理的特性は
「A」成分と「B」成分を作るのに使用する組成物に大
きく依存している。
【0009】「A」成分と「B」成分とで構成される典
型的なLIM組成物は通常次の成分から成る。 1)粘度が10,000〜100,000センチポイズ
の範囲であり、ビニル含量が約0.05〜0.15重量
%の範囲である、ビニルで停止したポリジメチルシロキ
サン50〜75重量部。 2)粘度が200〜1500センチポイズの範囲であ
り、ビニル含量が約1.5重量%である、ビニルで停止
しており鎖上にビニルを有する低分子量ポリオルガノシ
ロキサン10重量部まで。 3)粘度が500〜2,000センチポイズの範囲であ
る、一端がビニルで停止した低分子量ポリオルガノシロ
キサン10重量部まで。 4)表面積が150〜450m2 /gの範囲であるヒュ
ームドシリカまたは熱分解法シリカ20〜30重量部。 5)Ptヒドロシリル化触媒2〜20重量ppm。 6)抑制剤化合物0.01〜0.50重量部。 7)シリルヒドリド(水素化シリル)100〜500重
量ppm。追加の成分としては、増量用充填材、着色
剤、ならびに、耐油性、熱老化、紫外線安定性などのよ
うないくつかの物理的性質に関して増大した性能を付与
するための添加剤がある。
【0010】硬化したLIM材料の特に望ましいひとつ
の属性は高いジュロメーターをもつ硬化したゴムであ
る。これらの材料はポンプで注入可能でなければならな
いので、この問題に対するひとつの典型的な解決法は最
終の硬化したゴムまたはエラストマーの25〜70重量
%に当たる大量の充填材を添加することである。前駆体
混合物を調製するのに使用するポリマーのように適度に
粘稠な流体中に大量の充填材を使用すると、混合物の粘
度を大幅に増大させる懸濁した固体を高度に含む流体が
得られる。ヒュームドシリカは硬化ゴムで高いジュロメ
ーターを達成するために強化用充填材として日常的に使
われているが、25重量%を越えるレベルのヒュームド
シリカではLIM組成物はポンプで注入できなくなり、
液体射出成形の目的に合わなくなる。したがって増量用
充填材が添加されており、このため通常最終製品に色が
つく。これは多くの用途で望ましくない結果となるわけ
ではないが、場合によっては欠点となる。
【0011】高いジュロメーターを達成するための別の
方法は硬化ゴムの架橋密度を増大させることである。ビ
ニル基が存在するため過酸化物硬化が必ずしも抑制され
ないことに注意すべきである。このような配合ではオレ
フィン性不飽和とヒドリドで末端が停止したシロキサン
種が別に存在し、かつ貴金属触媒を用いる必要がある。
これによって硬化ゴムの高い架橋密度が得られるが、こ
れらの配合に伴なう欠点は、所望の高いジュロメーター
が達成されるとしても得られる硬化ゴムはモジュラスが
非常に高く伸びが非常に低いということである。
【0012】従来の方法はいわゆる官能化樹脂を大量に
使用することであった。現在の技術では、流動可能であ
って、しかも硬化したとき55より大きいジュロメータ
ーを有する光学的に透明な物質を得るためにMMviQ樹
脂(MはこのMMviQ樹脂中でMviより大量に存在す
る)およびMDviQ樹脂を使用する必要がある。55よ
り大きいジュロメーターを達成するために、多くのLI
M配合は、通常約0.10〜約5.00重量%の範囲の
アルケニル含量、普通はビニル含量を有するこれらの樹
脂を18重量%より過剰に必要とする。必要とされる高
い架橋密度を達成するために必要とされる大量の樹脂の
ため、圧縮永久歪みが高くなり、ベイショアー(bayshor
e)レジリエンスが非常に低くなり、しかも熱老化安定性
が悪くなる。さらに、配合中に大量のアルケニル樹脂が
存在するため得られる硬化ゴムのコストがかなり増大す
る。
【0013】
【発明の概要】本発明により、次式を有する樹脂群の中
から選択されたアルケニル含量の高いシリコーン樹脂が
提供される。 My vi z a vi b c vi d QおよびMy vi z
a vi b c vi d ここで、Q=SiO4/2 、M=(R2 3 SiO1/2
vi=R1 (R2 2 SiO1/2、D=R2 2 SiO
2/2 、Dvi=R1 2 SiO2/2 、T=R1 Si
3 /2 、Tvi=R2 SiO3/2 であり、R1は各々が独
立して選択されそして炭素原子2〜12個のアルケニル
基であり、R2 は各々が独立して選択されそして炭素原
子1〜8個のアルキル基、アリール基またはアルキルア
リール基であり、Qが存在する場合、添字a、b、c、
d、yはゼロまたは正の数でよく、添字yとzは次の関
係、1≦(y+z)≦4を満たす。ただし、zとyは次
の2つの関係(z/y)>1またはz>yを満たす。Q
が存在しない場合、添字cまたはdはゼロでない正の数
でなければならない。
【0014】さらに、本発明により、式My vi z a
vi b c vi d QまたはMy vi z a vi b c
vi d を有する樹脂群の中から選択された樹脂を含む硬化
可能なシリコーン液体射出成形用組成物も提供される。
また、式My vi z a vi b c vi d QまたはMy
vi z a vi b cvi d を有する樹脂群の中から選
択された樹脂を含む硬化可能なシリコーン液体射出成形
用樹脂から作成された硬化した製品も本発明によって提
供される。
【0015】本発明の製品の硬化特性は、硬化可能な組
成物中に使用する本発明の樹脂の量を調節し、その組成
物を硬化させることによって変えることができる。これ
らの組成物のヒドリド流体および/または樹脂の量と、
これらの各種硬化可能な組成物中で架橋密度を高めるの
に使用する本発明のアルケニル含量との間には最適な比
が存在し、その比は約1〜1.6であり、最適な比は約
1.3である。
【0016】
【発明の詳細な開示】本発明者らは、分子量が低く、し
かもオレフィン性不飽和度が高いアルケニルまたはビニ
ルを含有する樹脂を使用することによって、硬化速度が
より速く、ジュロメーターが高く、レジリエンスが高
く、圧縮永久歪みがより良好であり、かつ熱老化安定性
が改良された硬化ゴムになる液体射出成形用の硬化可能
な組成物を得ることができることを発見した。このよう
な低分子量でアルケニル含量の高い樹脂は分子量が約
2,000g/モルより小さく、好ましくは約400〜
約2,000g/モルの範囲であり、より好ましくは約
600〜約1,500g/モルの範囲であり、最も好ま
しくは約800〜約1,200g/モルの範囲である。
これらの低分子量の樹脂のアルケニル含量は3重量%よ
り大きく、好ましくは約10〜約30重量%であり、よ
り好ましくは約15〜約25重量%であり、最も好まし
くは約18〜約23重量%である。これらの条件の結果
本発明の樹脂は粘度が約100〜約15,000センチ
ポイズであり、より好ましくは約500〜約10,00
0センチポイズであり、最も好ましくは約1,000〜
約5,000センチポイズである。
【0017】これらの樹脂は一般に次の式で表わされる
純粋な化合物でもよいし、そのような化合物の混合物で
もよい。 Mvi x Q ここで、xは0.62≦x≦4の範囲の数である。これ
らの樹脂は次式の合成経路で出発物質の比のみを変える
ことで形成される。 xR1 (R2 2 SiX+Si(OR3 4 →(R
1 (R2 2 Si)x (SiO4/2 ) ここで、Xは塩素、臭素およびヨウ素より成る群の中か
ら選択されるハロゲン、好ましくは塩素であり、R1
炭素原子2〜12個のアルケニル基であり、R2は炭素
原子1〜8個のアルキル基、アリール基またはアルキル
アリール基であり、R3 は炭素原子1〜12個のアルキ
ル基、アリール基またはアルキルアリール基である。こ
れらの樹脂の最も便利な合成では上記定義の系列の最初
のもの(たとえばMviがビニルジメチルシリル)を利用
するが、最も便利で市販品から最も容易に入手できるエ
ステルはテトラエチル‐オルトシリケートである。本発
明の樹脂は上記ハロシランとケイ酸ナトリウムとの反応
で合成できることに注意されたい。MviとQのモル比、
すなわちxと、Mvi分子部分中の置換基の選択は、前記
一般式の低分子量でアルケニル含量の高い樹脂を製造す
る上で決定的な事項である。ほとんどのシリコーン合成
法は極めて平衡依存性であり、またこの特定の合成法に
関してすでに述べたように出発物質のモル比に依存して
いるので、化学量論によって定まる好ましい一体的な基
準に基づいて出発物質の比を選択したとしても、得られ
る樹脂状生成物は現実には分析の際に平均して出発物質
のモル比の一体値を示すオリゴマーの混合物となること
が容易に認識されよう。すなわち、出発物質の比を1ま
たは2と4の間に狭く限定し、生成物を分析するとその
合成に使用した特定の比を示すが、現実の樹脂は前記定
義の出発物質の比を代表するモル平均を示すある範囲の
分子化学量論を含有することがほとんどである。
【0018】この反応は普通約25〜約200℃、より
好ましくは約90〜約170℃、最も好ましくは約13
0〜約145℃の温度範囲で実施する。次式を有する化
合物。 My vi z Q ここで、M=(R2 3 SiO1/2 であり、R2 はすで
に定義した通りでありそして各々が独立して炭素原子1
〜8個のアルキル基、アリール基またはアルキルアリー
ル炭化水素基より成る群の中から選択できる。また、 Mvi=R1 (R2 2 SiO1/2 ただし、R1 はすでに定義した通りであり、R2 はすで
に定義した通りである。添字yとzは1≦(y+z)≦
4で、z>y、すなわち(z/y)>1であり、z+y
の和は通常1から4までの整数である。yがゼロの場
合、要件(z/y)>1は次の初等代数演算によって解
釈する。 1)この不等式にyを掛けてy×((z/y)>1)と
する。 2)これを書き直すと、y(z/y)>1yとなる。 3)分母分子で共通の文字yを消去して簡単にするとz
>yとなる。すなわち、yがゼロでないときは(z/
y)>1であり、yがゼロのときはz>yである。
【0019】2つの一般式(1)(R2 3 SiXおよ
び(2)R1 (R2 2 SiX[ここで、化合物R
1 (R2 2 SiXは、末端停止基My とMvi z の組み
合わせに対する添字の条件が満たされるように、存在す
る(R2 3 SiXの存在量に対してモル過剰になるよ
うな割合で存在する]のハロシラン化合物の混合物を使
用し、この混合物をすでに記載したように選択したオル
トケイ酸エステルと反応させることによって、混合樹脂
y vi z Qを簡便に製造することができる。
【0020】シリコーン樹脂はMQ樹脂のみではなく、
MDQ樹脂、MTQ樹脂およびMDTQ樹脂もある(こ
こで、Dは二価のシロキシ構造単位に対する標準的な表
記であり、Tは三価の構造単位に対する標準的な表記で
ある)。この開示に基づいて、樹脂中の不飽和の主たる
起源としてアルケニル末端停止基を主として含有する低
分子量でアルケニル含量の高い樹脂は特許請求の範囲に
定義した本発明の範囲内に入るものと考えられたい。す
なわち、M′=My vi z とすると、M′DQ、M′D
viQ、M′DDviQ、M′TQ、M′TviQ、M′TT
viQ、M′DTQ、MDviTQ、M′DDviTQ、M′
DTTviQ、M′DviTTviQ、M′DDviTTviQ、
M′T、M′Tvi、M′TTvi、M′DT、MDviT、
M′DD viT、M′DTTvi、M′DviTTvi、および
M′DDviTTviQの樹脂も特に議論するM′Q樹脂と
機能上等価であると考えるべきである。
【0021】最も広い意味で本発明の低分子量でアルケ
ニル含量の高いシリコーン樹脂は次式で表わされる。 My vi z a vi b c vi d Q または My vi z a vi b c vi d ここで、MとMviはすでに定義して記載した通りであ
り、 Q=SiO4/2 、 D=R2 2 SiO2/2 、 Dvi=R1 2 SiO2/2 、 T=R2 SiO3/2 、 Tvi=R1 SiO3/2 であり、各々の構造単位毎にすべての置換基R1 とR2
はそれぞれ独立して選択されすでに定義した通りであ
る。また、Qが存在する場合添字a、b、c、d、yは
すべて独立してゼロか正の数であり、Qが存在しない場
合cかdがゼロでない正数でなければならない。この一
般式は複雑なため添字は整数でないこともある。
【0022】本発明は、前記定義のビニル含量の高いM
Q樹脂をLIM配合物として有用な低粘度のアルケニル
オルガノポリシロキサン組成物に添加することを含む。
ここに、本発明のLIM配合物は次の成分を含む。 (A)以下の(1)〜(3)を含む、アルケニル、好ま
しくはビニルを含有するポリオルガノシロキサン成分1
00重量部。
【0023】(1)25モル%までのフェニル基を有し
ており、粘度が25℃で約2,000〜約1,000,
000センチポイズである、アルケニルかビニルで末端
が停止した線状高粘度オルガノポリシロキサン70〜9
8重量部。 (2)分子当たり少なくとも1個の末端アルケニル基を
有し、アルケニルまたはビニルの含量が0.01〜60
モル%の範囲で変わり得、粘度が25℃で50〜約5,
000センチポイズであり、25モル%までのフェニル
基を有している線状低粘度オルガノポリシロキサン1〜
15重量部。
【0024】(3)約0.1〜約25モル%のアルケニ
ルかビニルを有しており、粘度が25℃で約50〜10
0,000センチポイズで変化し、約25モル%までの
フェニル基を有している、鎖上にアルケニルまたはビニ
ルをもつオルガノポリシロキサン1〜15重量部。 (B)充填材約5〜約70重量部。 (C)オルガノポリシロキサン組成物全体の約0.1〜
50ppm(百万分の一)の白金触媒。 (D)水素を含有するシランと水素を含有するオルガノ
ポリシロキサンより成るクラスの中から選択されるSi
H組成物約0.1〜10重量部。 (E)任意成分として、粘度が25℃で約5〜約100
センチポイズの範囲である、ヒドロキシを含有するオル
ガノポリシロキサン流体または樹脂約0.1〜約6.0
重量部。 (F)液体射出成形用流体全体の約0.001〜約1.
0重量部の射出成形用抑制剤化合物1種以上。
【0025】この組成物は室温で数時間硬化させてエラ
ストマーとしてもよいし、またはたとえば200℃のよ
うな高温で10秒間硬化させてもよい。ひとつの態様で
は上記組成物が二液型組成物であり、第一の成分は少な
くとも成分(C)のすべてを含有し、第二の成分は成分
(D)のすべてと抑制剤化合物(F)を含有している。
【0026】アルケニルまたはビニルで末端が停止した
線状で高粘度のオルガノポリシロキサンA(1)はフェ
ニル基が25モル%までであり、粘度が25℃で約2,
000〜約1,000,000センチポイズ、好ましく
は25℃で約10,000〜約500,000である。
これらの高粘度オルガノポリシロキサンは次の一般式
(1)で表わすことができる。
【0027】
【化1】
【0028】ここで、Viはアルケニルまたはビニルを
表わし、Rは約20個までの炭素原子を有する一価の炭
化水素基とハロゲン化された一価の炭化水素基より成る
群の中から選択され、xは約100から約10,000
まで、さらにはそれ以上に変化し得、好ましくは約50
0から約2,000までの範囲である。適切な高粘度オ
ルガノポリシロキサンが米国特許第3,884,866
号(引用により本明細書に含まれているものとする)に
開示されている。
【0029】線状の低粘度オルガノポリシロキサンA
(2)は末端のアルケニル基またはビニル基を分子当た
り少なくとも1個もっており、アルケニルまたはビニル
の含量が約0.01モル%のビニルから約60モル%の
ビニルまで変化し得、好ましくは約0.05〜約10モ
ル%のアルケニルまたはビニルであり、粘度が25℃で
約50〜約5,000センチポイズで変化し、好ましく
は25℃で約50〜1,000センチポイズであり、約
25モル%までのフェニル基をもっている。これらの低
粘度オルガノポリシロキサンは次の一般式(2)で表わ
すことができる。
【0030】
【化2】
【0031】ここで、R′は約20個までの炭素原子を
有する一価の炭化水素基、約20個までの炭素原子を有
するハロゲン化された一価の炭化水素基、およびアルケ
ニルまたはビニルより成る群の中から選択され、Viは
アルケニルまたはビニルであり、yは約1から約750
まで変化し得る。適切な低粘度オルガノポリシロキサン
が米国特許第3,884,886号(引用により本明細
書に含まれているものとする)に開示されている。
【0032】鎖上にアルケニルまたはビニルを有するオ
ルガノポリシロキサンA(3)は所望の特性を得るのに
重要である。鎖上にアルケニルまたはビニルを有する適
したオルガノポリシロキサンは約0.1〜約25モル%
のアルケニルまたはビニルを有しており、好ましくは約
0.2〜約5モル%のアルケニルまたはビニルを有して
おり、粘度は25℃で約50〜約100,000センチ
ポイズで変化し、好ましくは25℃で約100〜約10
0,000センチポイズであり、約25モル%までのフ
ェニル基をもっている。これらのオルガノポリシロキサ
ンは(I)次式(3)を有するシロキサン単位と(II)
下記構造式(4)を有するオルガノポリシロキサン単位
からなるコポリマーとして特徴付けられる。 (3) Ra 2 b SiO(4-a-b/2) ここで、Rは約20個までの炭素原子を有する一価の炭
化水素基とハロゲン化された一価の炭化水素基より成る
群の中から選択され、R2 はC−Si結合によってケイ
素に結合しているオレフィン性炭化水素基であり、一般
に直鎖か分枝鎖の脂肪族炭素を1〜約20個を含有し、
好ましくは多重結合によって結合している炭素原子を1
〜約12個含有しており、化学量論添字aは0から約2
までの範囲の値であり、化学量論添字aとbの合計は約
0.8から約3.0までの範囲である。 (4) Rc SiO(4-c)/2 ここで、Rは約20個までの炭素原子を有する一価の炭
化水素基とハロゲン化された一価の炭化水素基より成る
群の中から選択され、化学量論係数cは約0.85から
約2.5までの範囲の値である。R2 は、たとえば、ア
リル、メタリル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、
ヘプテニル、オクテニル、エテニルなどであり得るが、
ビニルが好ましい。(I)と(II)のコポリマーは通
常、上記式(3)の化合物を約0.5〜99.5モル
%、上記式(4)の化合物を約0.5〜99.5モル%
含有している。これらのコポリマーの製造は、米国特許
第3,436,366号および第3,344,111号
(引用により本明細書に含まれているものとする)に教
示されているように業界でよく知られている。
【0033】鎖上にアルケニルまたはビニルを有する好
ましいオルガノポリシロキサンは線状であり、次の一般
式(5)をもっている。
【0034】
【化3】
【0035】ここで、Rは約20個までの炭素原子を有
する一価の炭化水素基とハロゲン化された一価の炭化水
素基より成る群の中から選択される。R2 はC−Si結
合によりケイ素に結合しているオレフィン性炭化水素基
であり、一般に直鎖か分枝鎖の脂肪族炭素を1〜約20
個を含有し、好ましくは多重結合により結合している炭
素原子を1〜約12個含有しており、dとeは正の整数
であって、ポリマーが約20モル%までのR2 を含有す
るようになっている。Viはアルケニルまたはビニルで
ある。R2 はビニルが好ましいが、アルケニルであって
もよく、そのときポリマーはR2 を0.05〜10モル
%含有し、粘度は25℃で約300〜約1000の範囲
である。
【0036】すでに記載したように、Rは約20個まで
の炭素原子を有する一価の炭化水素基とハロゲン化され
た一価の炭化水素基、すなわちオルガノポリシロキサン
の置換基として通常結合している基より成る群の中から
選択される。すなわち、基Rは、単核か二核のアリール
基(たとえば、フェニル、トリル、キシリル、ベンジ
ル、ナフチル、アルキルナフチルなど)、ハロゲン化さ
れた単核か二核のアリール基(たとえば、クロロフェニ
ル、クロロナフチルなど)、アルキル基当たり0〜8個
の炭素原子を有する単核アリール低級アルキル基(たと
えば、ベンジル、フェニルなど)、1〜8個の炭素原子
を有する直鎖か分枝鎖の低級アルキル基(たとえば、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチルなど)、2〜8個の炭素原子を
有する低級アルケニル基(たとえば、ビニル、アリル、
1‐プロペニル)、1〜8個の炭素原子を有するハロ低
級アルキル基(たとえば、クロロプロピル、トリフルオ
ロプロピル)、シクロアルキル基(たとえば、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル)より成る群の
中から選択できる。Rは以上のもののいずれでもよい
が、当業者には容易に分かるように、すべてのRが高分
子量の基となれるわけではなく、またRはビニル基の反
応に悪影響を与えないように選ぶべきである。Rは炭素
原子1〜8個の低級アルキル基、たとえばメチル、エチ
ル、フェニルおよびトリフルオロプロピルが好ましい。
特にRはその数の少なくとも70%がメチルである。
【0037】SiH組成物(D)は架橋剤として機能
し、水素含有シランおよび水素含有オルガノポリシロキ
サンより成る群の中から選択すればよい。水素含有オル
ガリポリシロキサンは次式(6)を有する単位を分子当
たり少なくとも1個含有するコポリマーとして特徴付け
ることができる。 (6) Rf g SiO(4-f-g)/2 ただし、このオルガノポリシロキサン中の残りのシロキ
サン単位は前記式(4)の範囲内に入るものであるが、
注目すべき例外はこの式のRも前記式(4)のRも飽和
されてなければならない点である。なお、fは0から約
2までの範囲の値であり、fとgの合計は約0.8から
約3.0までの範囲である。この水素含有オルガノポリ
シロキサンの粘度は25℃で約5〜約100センチポイ
ズの範囲であるべきである。
【0038】上記水素含有オルガノポリシロキサンに
は、たとえばM(R)2 SiO1/2 およびSiO2 の単
位を有するMQ樹脂が包含される。また、水素置換基を
有するMDQ樹脂、MTQ樹脂、MDT樹脂、MT樹脂
およびMDTQ樹脂も包含される。コポリマーは通常、
式(6)の単位を0.5〜99.5モル%と、式
(4)の単位を0.5〜99.5モル%含有している。
【0039】MQ、MDQ、MTQ、MDT、MDTQ
およびMTと指称される化合物、オリゴマー、樹脂また
は流体は、米国ニューヨークのジョン・ウィリー・アン
ド・サンズ(John Wiley and Sons) のウィリー‐インタ
ーサイエンス部門(Wiley-Interscience division) によ
り1978年に刊行されたリープハフスキー(H. A. Lie
bhafsky)の研究論文「シリコーンの文字表記(Silicones
Under the Monogram)」の第99頁以降に説明されてい
る命名法に従っている。本発明においては、Mとは異な
るがポリマーの構成ブロックとしては「M」と同様に機
能するM′とM、同様にD′とD、T′とT、および
Q′とQのような置換異性があり、各タイプの構成ブロ
ックには多くの種類があるが、これらはすべて上記文献
に記載の簡単化された表記法で表わされ、本明細書でも
M、D、T、Qの官能性はそれぞれ保ちながら組成に関
しては同じ変異性を仮定している。
【0040】好ましい水素含有オルガノポリシロキサン
は次式(7)の線状オルガノポリシロキサンである。
【0041】
【化4】
【0042】ここで、Rは上記定義から不飽和化合物を
除いたものであり、R3 は不飽和化合物を除いてRと同
じであるが水素が追加されており、hは1から約100
0まで変化し、iは5から約200まで変化する。hは
10から約500までが好ましく、iは5から約200
までが好ましい。水素含有オルガノポリシロキサン
(D)は、(A)の100重量部当たり約0.5〜25
重量部の濃度で、好ましくは(A)の100重量部当た
り約0.5〜約10重量部の濃度で用いる。このSiH
材料中では(A)のビニル基ひとつに対して少なくとも
1個の水素原子があり、好ましくはビニル基ひとつに対
して約1.1〜約2.5個の水素原子があるのが望まし
い。
【0043】このSiHオレフィン付加反応用には多く
のタイプの白金触媒が知られており、このような白金触
媒は本発明における反応にも使用できる。光学的透明性
が必要とされる場合好ましい白金触媒は反応混合物に可
溶な白金化合物触媒である。この白金化合物は米国特許
第3,159,601号(引用により本明細書に含まれ
ているものとする)に記載されている式(PtCl2
レフィン)およびH(PtCl3 オレフィン)を有する
ものの中から選択することができる。これら2つの式中
に示したオレフィンはほとんどあらゆるタイプのオレフ
ィンであることができるが、2〜8個の炭素原子を有す
るアルケニレン、5〜7個の炭素原子を有するシクロア
ルケニレン、またはスチレンが好ましい。上記式に利用
できる特定のオレフィンはエチレン、プロピレン、ブチ
レンおよびオクチレンの各種異性体、シクロペンテン、
シクロヘキセン、シクロヘプテンなどである。
【0044】本発明の組成物中に使用できる別の白金含
有材料は米国特許第3,159,662号(引用により
本明細書に含まれているものとする)に記載されている
塩化白金のシクロプロパン錯体である。さらに、白金含
有材料は、米国特許第3,220,972号(引用によ
り本明細書に含まれているものとする)に記載されてい
るクロロ白金酸と白金1グラム当たり2モルまでのアル
コール類、エーテル類、アルデヒド類およびこれらの混
合物より成る群の中から選択されたものとから形成され
た錯体であることもできる。
【0045】液体射出成形用組成物で使用するのに好ま
しい触媒はカールシュテット(Karstedt)の米国特許第
3,715,334号、第3,775,452号および
第3,814,730号に記載されている。この技術に
関する付加的な背景は、1979年米国ニューヨークの
アカデミック・プレス(the Academic Press)により刊行
されたストーン(F.G.A. Stone)およびウェスト(R. Wes
t) 編「有機金属化学における進歩(Advances in Organo
metallic Chemistry)」第17巻第407〜447頁の
スパイヤー(J. L. Spier) 著「遷移金属によるヒドロシ
リル化の均一な触媒(Homogeneous Catalysts of Hydros
ilation by Transition Metals) 」に見ることができ
る。白金触媒の有効量は当業者が容易に決定することが
できる。通常有効量は、オルガノポリシロキサン組成物
全体の約0.1〜50ppmの範囲である。
【0046】本発明の組成物で高い引張り強さを得るた
めには組成物中に充填材(B)を配合するのが望まし
い。選択できる多くの充填材の例は、二酸化チタン、リ
トポン、酸化亜鉛、ケイ酸ジルコニウム、シリカエーロ
ゲル、酸化鉄、ケイ藻土、炭酸カルシウム、ヒュームド
シリカ、シラザンで処理したシリカ、沈降シリカ、ガラ
ス繊維、酸化マグネシウム、酸化クロム、酸化ジルコニ
ウム、酸化アルミニウム、α石英、焼成クレー、アスベ
スト、炭素、黒鉛、コルク、綿、合成繊維などである。
本発明の組成物に利用すべき好ましい充填材は表面処理
を施してあるヒュームドシリカまたは沈降シリカであ
る。表面処理のひとつの方法ではヒュームドシリカまた
は沈降シリカを加熱・加圧下で環状オルガノポリシロキ
サンにさらす。充填材を処理する別の方法ではアミン化
合物の存在下でシリカをシロキサンまたはシランにさら
す。
【0047】シリカ充填材を表面処理するのに特に好ま
しい方法はメチルシランまたはシラザンからなる表面処
理剤を使用するものである。メチルシランまたはシラザ
ンで表面処理したヒュームドシリカまたは沈降シリカか
らなる充填材は容易に流動する性質をもち、しかも未硬
化の液体前駆体シリコーン組成物の低い粘度を増大させ
ることがない。硬化後、シラザンで処理したシリカは、
硬化したエラストマーに改良された引裂き強さを付与す
る。シラザン処理を組成物(A)と組み合わせてその場
で処理すると物理的性質に最大の改良が得られるようで
ある。シラザンによる処理は米国特許第3,635,7
43号および第3,847,848号(引用により本明
細書に含まれているものとする)に開示されている。
【0048】充填材(B)は通常(A)の100重量部
に対して約5〜約70部、好ましくは15〜50部の濃
度で使用する。好ましい充填材はシラザンで処理したヒ
ュームドシリカまたはシラザンで処理したヒュームドシ
リカとシラザンで処理した沈降シリカの混合物である。
この後者の混合物は、ヒュームドシリカと沈降シリカを
約25/1〜約1/1、好ましくは約10/1〜約5/
1の重量比で含有するものが特に好ましい。
【0049】ヒドロキシを含有するオルガノポリシロキ
サン流体または樹脂(E)を添加して、この液体射出成
形用オルガノポリシロキサン組成物の離型性を改良する
と共に保存寿命を延ばすことができる。シラザンで処理
した沈降シリカ充填材が組成物中に存在している場合、
ヒドロキシを含有するオルガノポリシロキサン流体また
は樹脂を沈降シリカ充填材と組み合わせて添加すると延
長された保存寿命と離型性を得ることができる。適した
ヒドロキシ含有オルガノポリシロキサン流体は粘度が2
5℃で約5〜約100センチポイズ、好ましくは約20
〜50センチポイズである。これらの流体は次式(8)
で表わすことができる。 (8) Rj (OH)k SiO(4-j-k)/2 ここで、Rはすでに定義した通りであり、jは0から約
3まで、好ましくは0.5から約2.0までの範囲であ
り得、kは0.005から約2までの範囲であり、jと
kの合計は約0.8から約3.0までの範囲である。こ
のオルガノポリシキロサン流体または樹脂上のヒドロキ
シ置換基は主として末端にあるヒドロキシ置換基であ
る。
【0050】シラザンで処理したシリカと組成物(E)
の組み合わせを使用して離型性を得るためには、または
(E)を単独で添加して保存寿命を延ばすためには、組
成物(B)中のシラザンで処理したシリカが(A)の1
00重量部に対して少なくとも約2重量部存在するべき
であり、また組成物(E)としては(A)の100重量
部に対して約1〜約5重量部存在するべきである。
【0051】成分Iの組成物(C)中に存在する成分
は、硬化の時まで、成分IIの組成物(D)中に存在する
成分と別に包装しておくとよい。組成物(A)、
(B)、(E)および添加剤は両方の成分に分割しても
よいし、あるいは全体を一方の成分に添加してもよい。
このようにして、貯蔵および輸送中の早期(硬化)反応
を回避する。硬化したシリコーンゴム組成物を形成した
いときには、ふたつの成分を互いに混合して硬化させ
る。一般に、抑制剤(禁止剤)を配合して、週末のよう
な短期間の間液体射出成形装置内に樹脂を貯蔵してもそ
の間に組成物が硬化しないような硬化速度となるように
している。
【0052】従来の液体射出成形システムは2つの成分
からなる二液型であり、第一の成分が白金含有触媒を含
んでおり、第二の成分がヒドリド(水素化物)と抑制剤
を含有している。これら2つの成分は射出成形に使用す
る直前に静止ミキサーで混合する。射出成形用キャビテ
ィー温度は通常300°F以上である。液体射出成形用
抑制剤の主たる機能は、金型が充填されるまでは成形用
組成物の硬化を防ぎ、その後金型が充填されたら迅速に
硬化させて短いサイクル時間を確保することである。2
つの成分は直接射出成形してもよいし、あるいはフィル
ムやコーティングとして使用するためには溶媒に溶解し
てもよい。
【0053】射出成形の際混合バレルとショットチャン
バーは早期硬化を防ぐために冷たくしなければならな
い。金型の温度は一般に約150°Fから約500°F
まで変化する。顔料、チキソトロープ剤、熱安定剤など
は業界での教示に従って添加すればよい。触媒を含む材
料で適度な可使時間を得るためには抑制剤を添加するこ
とが特に望ましい。適切な抑制剤は米国特許第4,25
6,870号(引用により本明細書に含まれているもの
とする)に教示されている。現在この分野で存在する最
も重大な問題のひとつは、触媒作用の動力学と射出成形
プロセスの熱化学によって課せられる製品の大きさと重
量に関する制限である。これらの2つのパラメーターは
現状では相互に作用して製造される液体射出成形シリコ
ーンゴム製品の大きさを制限している。
【0054】米国特許第3,445,420号(その教
示内容はここで引用したことにより本明細書に含まれて
いるものとする)には、沸点が少なくとも25℃であり
その分子の構造中に少なくとも1個のアセチレン分子部
分を有するアセチレン系化合物とオルガノポリシロキサ
ンを含む硬化可能な組成物が開示されている。この特許
に開示されているアセチレン系化合物の使用は業界でよ
く知られているが、この特許や関連する特許に記載の発
明を実施しても大きい成形品を液体射出成形することは
できなかった。これは本発明とは対照的である。
【0055】したがって、本発明で利用するLIM組成
物は、 1)粘度が10,000〜100,000センチポイズ
の範囲であり、ビニル含量が約0.05〜0.15重量
%の範囲である、ビニルで停止したポリジメチルシロキ
サンA(1)が35〜75重量部、 2)粘度が50〜5,000センチポイズの範囲であ
り、ビニル含量が約1.5重量%である、末端と鎖上に
ビニルをもつ低分子量のポリオルガノシロキサンA
(3)が10重量部まで、 3)粘度が50〜100,000センチポイズの範囲で
ある、一端がビニルで停止したポリオルガノシロキサン
A(2)が10重量部まで、 4)表面積が150〜450m2 /gの範囲である、ヒ
ュームドシリカまたは熱分解法シリカからなる充填材
(B)が5〜30重量部、 5)Ptヒドロシリル化用触媒(C)が2〜50重量p
pm、 6)抑制剤化合物(F)が0.01〜0.50重量部、 7)シリルヒドリド(D)が100〜500重量pp
m、 8)低分子量でアルケニル含量が高いMQ樹脂、すなわ
ち前記定義のMy vi z a vi b c vi d Qまたは
y vi z a vi b c vi d が0.1〜10重量
部、さらに 9)必要に応じて追加量のシリルヒドリド(これによっ
てヒドリド基は存在するオレフィン性不飽和の合計量に
対して少なくともモル当量で存在する)、および 10)離型剤、典型的にはシラノール含量が約2〜約1
1重量%であり粘度が約5〜約100センチポイズであ
るヒドロキシで停止したポリジオルガノシロキサンから
なるシラノール流体またはシラノール含量が約1〜約5
重量%であり粘度が約1,000〜約12,000セン
チポイズであるシラノール含有樹脂が0.1〜6.0重
量部である。
【0056】LIM配合に本発明のアルケニル含量が高
い樹脂を添加するとジュロメーターのようなある種の物
理的性質が改良されるが、LIMベース配合の量を標準
的なものとして、アルケニル含量の高い樹脂またはその
混合物の添加量を次第に増大していくと前記特性が次第
に改良される。このようにLIM配合物にアルケニル含
量の高い樹脂を添加すると物理的性質の調節可能な改良
が達成されるが、シリルヒドリド種とアルケニル種の1
〜1.6という所望のモル比を維持するためには、この
樹脂の添加量の増大に伴なって、LIM配合物に添加す
るヒドリド含有材料の量も比例的に増大させるべきであ
る。
【0057】化学量論的に考えればアルケニル基とヒド
リド基をモル基準で1:1にすると架橋に必要な1:1
の当量を形成するであろうが、拡散律速のため、また架
橋反応が起こるとさらに拡散が低下するため、アルケニ
ルに対してヒドリドをモル過剰にした方が、2つの反応
体が厳密にモル当量で存在する配合物と比べて所与の配
合物の物理的性質がより改良される傾向がある。このモ
ル過剰はLIM組成物中でアルケニルに対してヒドリド
が約20〜40%、好ましくは25〜35%、最も好ま
しくは30%モル過剰である。
【0058】本明細書中で引用した米国特許はすべて引
用したことによって本明細書に含まれているものとす
る。
【0059】
【実施例の記載】実 験 式My vi z a vi b c vi d Qを有する低分子量
で高アルケニル含量のMQ樹脂の調製 以下の調製手順はMvi x Qでx=3の特定の場合である
が、R1 (R2 2 SiXとオルトケイ酸エステルのモ
ル割合を変えることによってx=2やx=4の場合に拡
張できる。
【0060】オーバーヘッドスターラー、温度計および
添加漏斗を備えた5リットルの多頚丸底フラスコに入れ
た水898gとキシレン612gの水/キシレン溶媒混
合物(使用できる他の芳香族溶媒としてトルエン、ベン
ゼン、メシチレン、クロロベンゼン、ニトロベンゼンな
どがあるがこれらに限られることはない)に、激しく掻
き混ぜながら、ビニルジメチルクロロシラン[R1 (R
2 2 SiXでX=Cl、R1 =CH2 =CH−、R2
=CH3 ]1,333gとオルトケイ酸テトラエチル
(R3 =C2 5 )767gを加えた。発熱のため反応
混合物の温度が80℃に上昇し、還流が起こった。2時
間還流を続けた後反応混合物を25℃に冷却した。有機
層(重量1,815g)を140℃でストリッピングし
た。水酸化カリウムを1.71g加え、4時間に渡って
140℃で共沸蒸留により水を除去した。次に精製した
有機層を室温まで冷却した。165℃、10mmHgの
減圧蒸留によって高沸点反応副生物を除去した。冷却後
生成物をジョンズ‐マンビル社(Johns-Manville Corp.)
製のセライト(Celite)454(登録商標)でろ過した。
本発明の3種の樹脂の調製をまとめて表1に示す。 表1:式(R1 (R2 2 Si)x (SiO4/2 )のMQ樹脂に対する試薬量1 (R2 2 SiXの量 エステルの量 R1 =CH2 =CH−、 Si(OR3 4 モル比 R2 =−CH3 、X=Cl R3 =C2 5 M/Q 1,127g 973g 2 1,333g 767g 3 1.495g 645g 40.01vi 2.99Qの調製 この樹脂を調製するには、前記調製手順でビニルジメチ
ルクロロシラン1,333gの代わりに、ビニルジメチ
ルクロロシラン1,319.7gとトリメチルクロロシ
ラン13.3gの混合物を使用した。
【0061】y vi z a vi b c vi d Q化合物
の調製y vi z a vi b c vi d QおよびMy vi z
a vi b c vi d より成る樹脂の群の中から選択され
る本発明の樹脂はすべて、以下の実施例に記載するよう
に最初の試薬と各種官能性構造成分のモル割合とを変更
・選択することによって容易に調製できる。
【0062】0.01vi 2.980.01Qの調製 この樹脂を調製するには、すでに記載した調製手順で、
ビニルジメチルクロロシラン1,304.6g、トリメ
チルクロロシラン13.3gおよびメチルトリクロロシ
ラン13.3gの混合物を使用すればよい。0.01vi 2.970.01vi 0.01Qの調製 この樹脂を調製するには、すでに記載した調製手順で、
ビニルジメチルクロロシラン1,293.1g、トリメ
チルクロロシラン13.3g、ビニルトリクロロシラン
13.3gおよびメチルトリクロロシラン13.3gの
混合物を使用すればよい。
【0063】0.01vi 2.970.01vi 0.01Qの調製 この樹脂を調製するには、すでに記載した調製手順で、
ビニルジメチルクロロシラン1,293.1g、トリメ
チルクロロシラン13.3g、ジメチルクロロシラン1
3.3gおよびビニルトリクロロシラン13.3gの混
合物を使用すればよい。
【0064】すなわち本発明の具体例の樹脂はすべて、
一般に以下のように定義される各種出発試薬の割合を変
化させることによって調製できる。 M=(トリオルガノ)Si、選択される一般的な出発試
薬は(トリオルガノ)シリルハライドである。 Mvi=(ジオルガノ)(アルケニル)Si、選択される
一般的な出発試薬は(ジオルガノ)(アルケニル)シリ
ルハライドである。 D=(ジオルガノ)SiO2/2 、選択される一般的な出
発試薬は(ジオルガノ)シリルジハライドである。 Dvi=(オルガノ)(アルケニル)SiO2/2 、選択さ
れる一般的な出発試薬は(オルガノ)(アルケニル)シ
リルジハライドである。 T=(オルガノ)SiO3/2 、選択される一般的な出発
試薬は(オルガノ)シリルトリハライドである。 Tvi=(アルケニル)SiO3/2 、選択される一般的な
出発試薬は(アルケニル)シリルトリハライドである。
また、Qはテトラオルガノオルトシリケート、ケイ酸ナ
トリウム、または当業界および合成・調製化学の分野で
通常の知識を有するものにより合成条件下で同様に反応
すると期待される他のシリケート化合物でよい。
【0065】アルケニルMQ樹脂を用いた液体射出成形
用組成物の調製 コントロールの調製:ビニルLIM 以下のようにして、標準的なビニル液体射出成形用組成
物の混合物を調製した。 1)粘度が40,000センチポイズでビニル含量が約
0.08重量%であるビニルで停止したポリジメチルシ
ロキサンすなわちA(1)成分4,921g。
【0066】2)粘度が500センチポイズでビニル含
量が約1.60重量%である、両端と鎖上にビニルを有
する低分子量のポリオルガノシロキサンすなわちA
(3)成分227g。 3)粘度が500センチポイズでビニル含量が約0.1
95重量%である、一端にビニルを有する低分子量のポ
リオルガノシロキサンすなわちA(2)成分227g。
【0067】4)粘度が100センチポイズでシラノー
ル含量が7%である線状のポリジメチルシロキサンシラ
ノール流体すなわちE成分75.7g。 5)粘度が約4,500センチポイズでシラノール基が
約1%である、MQシラノール樹脂(M基はトリメチル
シリル基)すなわちE成分75.7g。 6)表面積が325m2 /gであるヒュームドシリカす
なわちB成分1,893g。
【0068】7)続いて、組成物全体に対して約4〜約
15重量ppmの範囲の量でPtヒドロシリル化触媒す
なわちC成分を加えて発明を試験するためのブレンドを
作成した。 8)次いで、組成物の全重量に対して約0.05〜約
0.15重量%の範囲の量で硬化禁止剤としての1‐エ
チニル‐1‐シクロヘキサノールすなわちF成分を加え
て発明を試験するためのブレンドを作成した。
【0069】9)次に、ヒドリド含量が0.99重量%
のMH 2 Qとヒドリド含量が0.79重量%のMDH
Mとの重量比3:1の混合物より成るシリルヒドリドの
混合物(ただし、この混合物のヒドリド含量は0.94
重量%である)すなわちD成分を加えて発明のブレンド
を作成した。ここで、MH =H(CH3 2 Si、D H
=H(CH3 )SiO2/2 、D=(CH3 2 SiO
2/2 である。このヒドリド樹脂のヒドリド含量は変える
ことができるが、重要なことは、樹脂のヒドリド含量が
いくつであっても硬化の際に許容できる架橋密度が得ら
れるように充分な量で硬化性組成物に添加することであ
る。
【0070】1)〜6)の成分を一緒に混合し、ほぼ等
しい2つの部分「A」と「B」に分け、成分7)は
「A」部分に加え、成分8)と9)は「B」部分に加え
る。実施例1〜3 ベースの混合物(コントロールのビニルLIM)とさま
ざまな量のMvi 2 Qを1パイントのベーカー‐パーキン
ス(Baker-Perkins) ミキサー内で公称20mmHgの減
圧下30分間ブレンドした後6″×6″×0.70″の
圧縮成形用金型内で17分間350°Fで加圧加熱硬化
させた。組成を表2に示し、得られた熱硬化物の評価結
果を表3〜7に示す。 表2:高アルケニルMQLIM組成物 A+Bの重量 Mvi 2 Qの重量 ヒドリド混合物の重量 組成物1 198g 2g 3.68g 組成物2 196g 4g 4.76g 組成物3 200g 0g 2.60g (コントロール) 表3a:硬化した高アルケニルLIM組成物の評価 引張り 伸 び 引裂き B100% 組成物 ジュロメーター psi ppi モジュラス 1 60 1150 400 250 380psi 2 69 1175 400 250 440psi 3 51 1200 525 240 220psi 表3b:硬化した高アルケニルLIM組成物の評価 T90 圧縮永久歪み 容量% ベイショアー 秒 22時間 膨潤 (Bayshore) 組成物 350°F 350°F C燃料 レジリエンス 1 21 34 267 65 2 22 38 249 65 3 17 30 291 65 表4:M0.01vi 2.99QのLIM組成物への添加の結果 M=トリメチルシリル、Mvi=ビニルジメチルシリル 実施例 LIM(A+B)配合の重量g 200 200 200 200 (コントロールビニルLIM) M0.01vi 2.99Qの添加重量g 2 5.3 5.0 5.3 ヒドリドの総重量g 4.4 7.22 7.20 7.48 ショアーA(ジュロメーター) 64.5 71 68 69 引張り(psi) 1002 1038 1165 1145 伸び 348 370 395 397 引裂きB(ppi) 236 235 212 2117 100%モジュラス 362 430 434 4431 ベイショアー(Bayshore) − − 64 65 圧縮永久歪み 31.90 43.00 27.80 16.20 (350°F22時間) 上記のデータが示しているように、アルケニル含量の高
い添加樹脂My vi za vi b c vi d QまたはM
y vi z a vi b c vi d の割合を、必要な添加ヒ
ドリドの量と共に増大させることによって、物理的性質
が次第に改良される。性質の程度に応じて添加する樹脂
の量を増やしたり減らしたりすることができる。表5:追加するヒドリドの量を変化させながらMvi 3 Q(〜2%)をLIM組成 物に添加したときの結果vi=ビニルジメチルシリル 実施例 10 11 LIM(A+B)配合の重量g 200 200 200 200 (コントロールビニルLIM) Mvi 3 Qの添加重量g 5 5 5 5 ヒドリドの総重量g 6.62 7.48 9.2 10.65 SiH/SiVi比 1.15 1.3 1.6 1.85 ショアーA(ジュロメーター) 69 71 74 73 引張り(psi) 1041 1274 1135 1123 伸び(%) 340 352 301 300 引裂きB(ppi) 237 230 126 83 100%モジュラス 454 531 530 510 ベイショアー(Bayshore) 65 66 64 65 圧縮永久歪み 48.70 21.90 56.50 67.4 (350°F22時間)表6:追加するヒドリドの量を変化させながらMvi 3 Q(〜1%)をLIM組成 物に添加したときの結果vi=ビニルジメチルシリル 実施例 12 13 14 15 16 17 LIM(A+B)配合の重量g 200 200 200 200 200 200 Mvi 3 Qの添加重量g 2 2 2 2 2 2 ヒドリドの総重量g 3.5 3.9 4.07 4.6 5.66 6.37 SiH/SiVi比 1 1.1 1.15 1.3 1.6 1.8 ショアーA 52 52 58 58 60 60 (ジュロメーター) 引張り(psi) 1356 1415 1481 1374 1381 1411 伸び(%) 520 543 478 432 392 385 引裂きB(ppi) 236 252 240 230 194 143 100%モジュラス 346 341 381 388 400 407 ベイショアー 61 63 63 64 67 64 (Bayshore) 圧縮永久歪み − − 56.90 42.40 62.30 82.10 (350°F22時間) 表5と6は最適なヒドリドとアルケニルの比が約1.
3:1、すなわち30モル%過剰であることを示してい
る。さらに表5と表6の結果を比較してみると、表4か
ら導き出された結論も支持される。すなわち、アルケニ
ル樹脂My vi za vi b c vi d Qの量を増大さ
せると物理的性質が向上する。 表7:Mvi 2 QとMvi 4 Qで得られた結果 実施例 18 19 20 LIM(A+B)配合の重量g 200 200 200 Mvi 2 Qの添加重量g 2 4 0 Mvi 4 Qの添加重量g 0 0 4 ヒドリドの総重量g 4.5 6.4 6.3 SiH/SiVi比 1.3 1.3 1.3 ショアーA(ジュロメーター) 59 63.5 62 引張り(psi) 1153 1100 1190 伸び(%) 381 352 386 引裂きB(ppi) 220 206 213 100%モジュラス 387 442 467 ベイショアー(Bayshore) 62 69 65 圧縮永久歪み 31.50 25.00 33.00 (350°F22時間) 本発明の樹脂と液体射出成形用組成物を用いた硬化組成
物を評価するのに使用した試験法は、ショアーAがAS
TMのD2240−86、引張り/伸び/100%モジ
ュラスがASTMのD412−87、引裂きBがAST
Mの2240−86である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド・スコット・ジョンソン アメリカ合衆国、ニューヨーク州、スコテ ィア、セイント・スティーブンズ・レー ン・ウェスト、91番 (72)発明者 ブライアン・ジョン・ウォード アメリカ合衆国、ニューヨーク州、バリ ー・フォールズ、コロネル・バーチ・ロー ド、ボックス・236、アールディー・ナン バー1(番地なし) (72)発明者 エドワード・マシュー・ジェラム アメリカ合衆国、ニューヨーク州、バーン ト・ヒルズ、コウニファー・ドライブ、11 番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 My vi z a vi b c vi d QまたはMy vi z
    a vi b c vi d [式中、 Q=SiO4/2 、 M=(R2 3 SiO1/2 、 Mvi=R1 (R2 2 SiO1/2 、 D=R2 2 SiO2/2 、 Dvi=R1 2 SiO2/2 、 T=R2 SiO3/2 、 Tvi=R1 SiO3/2 であり、R1 は各々が独立して選択されそして炭素原子
    2〜12個のアルケニル基であり、R2 は各々が独立し
    て選択されそして炭素原子1〜8個のアルキル基、アリ
    ール基またはアルキルアリール基であり、Qが存在する
    場合添字a、b、c、dおよびyはゼロまたは正の数で
    あり得、Qが存在しない場合cまたはdはゼロでない正
    の数でなければならず、添字yおよびzは次の関係 1≦(y+z)≦4 を満たす。ただしzおよびyは次の2つの関係 (z/y)>1またはz>y のいずれか1つを満たす]を有するシリコーン樹脂の群
    から選択されるシリコーン樹脂。
  2. 【請求項2】 添字がすべてゼロより大きい、請求項1
    記載の樹脂。
  3. 【請求項3】 添字dがゼロである、請求項1記載の樹
    脂。
  4. 【請求項4】 添字cがゼロである、請求項1記載の樹
    脂。
  5. 【請求項5】 添字dおよびcがゼロである、請求項1
    記載の樹脂。
  6. 【請求項6】 添字aがゼロである、請求項1記載の樹
    脂。
  7. 【請求項7】 添字bがゼロである、請求項1記載の樹
    脂。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の樹脂を含むシリコーン液
    体射出成形用組成物であり、ヒドリドとアルケニルのモ
    ル比が、組成物中に存在するアルケニルの量に対して存
    在するヒドリドの量が約30%モル過剰と規定されるシ
    リコーン液体射出成形用組成物。
  9. 【請求項9】請求項1記載の樹脂を含む硬化可能なシリ
    コーン液体射出成形用組成物の硬化特性を調節する方法
    であって、前記組成物中に存在する前記樹脂の量を変
    え、前記組成物を硬化させることからなる方法。
  10. 【請求項10】 式 My vi z a vi b c vi d QまたはMy vi z
    a vi b c vi d [式中、 Q=SiO4/2 、 M=(R2 3 SiO1/2 、 Mvi=R1 (R2 2 SiO1/2 、 D=R2 2 SiO2/2 、 Dvi=R1 2 SiO2/2 、 T=R2 SiO3/2 、 Tvi=R1 SiO3/2 であり、R1 は各々が独立して選択されそして炭素原子
    2〜12個のアルケニル基であり、R2 は各々が独立し
    て選択されそして炭素原子1〜8個のアルキル基、アリ
    ール基またはアルキルアリール基であり、Qが存在する
    場合添字a、b、c、dおよびyはゼロまたは正の数で
    あり得、Qが存在しない場合cまたはdはゼロでない正
    の数でなければならず、添字yおよびzは次の関係 1≦(y+z)≦4 を満たす。ただしzおよびyは次の2つの関係 (z/y)>1またはz>y のいずれか1つを満たす]を有するシリコーン樹脂の群
    から選択されるシリコーン樹脂[ただし、この樹脂の分
    子量は約2,000g/モル以下、アルケニル含量は約
    30重量%まで、粘度は25℃で約15,000センチ
    ポイズまでである]。
JP8134048A 1995-06-05 1996-05-29 ビニル含量の高い低分子量液体射出成形用樹脂 Pending JPH09136961A (ja)

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