JPH04351638A - ヘキセニル基含有シリコーンレジンおよびその製造方法 - Google Patents

ヘキセニル基含有シリコーンレジンおよびその製造方法

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JPH04351638A
JPH04351638A JP3153900A JP15390091A JPH04351638A JP H04351638 A JPH04351638 A JP H04351638A JP 3153900 A JP3153900 A JP 3153900A JP 15390091 A JP15390091 A JP 15390091A JP H04351638 A JPH04351638 A JP H04351638A
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JP
Japan
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silicone resin
containing silicone
formula
hexenyl group
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JP3153900A
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English (en)
Inventor
Ko Saikai
航 西海
Hideki Kobayashi
秀樹 小林
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69221670T priority patent/DE69221670T2/de
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なヘキセニル基含有
シリコ−ンレジンおよびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ビニル基とトリフルオロプロピル
基とSiO4/2単位を有し、常温で液状であるシリコ
ーンレジンは知られている(特公昭60−27691号
公報参照)。しかし、該公報にはヘキセニル基含有シリ
コーンレジンおよびその製造方法については記載されて
いない。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、CH2=CHC4H8
Me2SiO1/2単位とSiO4/2単位から構成さ
れるヘキセニル基含有シリコーンレジンおよびその製造
方法を提供するにある。
【0004】
【発明の構成とその作用】本発明は、平均単位式(a)
  (CH2=CHC4H8Me2SiO1/2)n(
SiO4/2)m(式中、Meはメチル基を表す。nと
mはそれぞれ0を越える数であり、n/mは0.2〜3
である。)で表される、ヘキセニル基含有シリコ−ンレ
ジンおよびその製造方法に関する。
【0005】これを説明すると、本発明のヘキセニル基
含有シリコーンレジンは、上式中、CH2=CHC4H
8Me2SiO1/2単位のモル数nとSiO4/2単
位のモル数mは、それぞれ0を越える数であり、n/m
は0.2〜3である。 このヘキセニル基含有シリコーンレジンの性状は、通常
はn/mが1.2を越えると常温で液状であり、n/m
が1.2以下になると液体から固体状になる。そしてn
/mが0.2未満では無機成分であるSiO4/2成分
が多過ぎて、一般に有機溶剤に溶解しなくなる。そこで
、n/mの好ましい比率はn/mが0.2〜3.0の範
囲内にある。本発明のヘキセニル基含有シリコーンレジ
ンを溶解するに適した有機溶剤としてはベンゼン,トル
エン等の芳香族系溶媒;ヘキサン,ヘプタン等のアルカ
ン類が例示される。
【0006】本発明のヘキセニル基含有シリコ−ンレジ
ンは次のような方法によって製造される。即ち、一般式
 (b)  CH2=CHC4H8Me2SiX(式中
、Xは塩素,臭素で例示されるハロゲン原子またはメト
キシ基,エトキシ基,プロポキシ基,ブトキシ基等で例
示されるアルコキシ基である。)で表される有機ケイ素
化合物と一般式(c)SiX4(式中、Xは前記と同じ
である。)で表わされる有機ケイ素化合物とを有機溶剤
と酸性水溶液の存在下で共加水分解し、次いで、得られ
たヘキセニル基含有シリコーンレジンの溶液を水洗,中
和,脱水し、次いで、アルカリ金属触媒存在下で加熱脱
水し、しかる後に、水洗,中和することによって製造さ
れる。ここで、一般式(b)で表される有機化合物と一
般式(c)で表される有機化合物とを共加水分解する方
法としては、例えば、これらの混合物を有機溶剤の溶液
とし、この溶液を酸性水溶液中に撹拌しながら滴下する
方法、または、その有機溶剤の溶液中に撹拌しながら酸
性水溶液を滴下する方法がある。 有機溶剤は、上記一般式(b)で表される化合物、上記
一般式(c)で表される化合物、さらに、生成するヘキ
セニル基含有シリコ−ンレジンを溶解するものが好まし
い。 かかる有機溶剤を例示すると、ベンゼン,トルエン,キ
シレン等の芳香族系溶剤;ヘキサン,ヘプタン等のアル
カン類;テトラヒドロフラン等のエ−テル類,メチルイ
ソブチルケトン等のケトン類などが例示される。これら
の中でも、水の溶解性が小さい、ヘキサン,ヘプタン,
トルエン,キシレンが好ましい。上記一般式(b)およ
び一般式(c)で表される化合物の有機溶剤中の濃度は
、作業性によって任意に決められるが、通常、得られる
ヘキセニル基含有シリコーンレジンの有機溶剤中の濃度
が、10〜80重量%になるように調製される。酸性水
溶液としては硫酸,硝酸,塩酸等の酸の水溶液が用いら
れるが、塩酸の水溶液が好ましい。塩酸の場合は、塩化
水素の濃度は5重量%以上の濃度が必要である。滴下時
および滴下後の温度は、0〜100℃が適当である。
【0007】一般式(b)で表される有機ケイ素化合物
と一般式(c)で示される有機ケイ素化合物との共加水
分解により得られたヘキセニル基含有シリコーンレジン
溶液は、必要に応じて、有機溶剤あるいは水を加えて、
静置し、水層は分離される。ヘキセニル基含有シリコ−
ンレジンを含む有機溶剤層は中性になるまで水洗される
。さらに脱水するのが望ましい。この脱水は、水の溶解
性の少ない有機溶剤であれば、水分分離管を用い有機溶
剤の共沸下でおこなえばよい。得られたヘキセニル基含
有シリコ−ンレジンは、若干の残存シラノ−ル基を含ん
でいるので、さらに、ヘキセニル基含有シリコ−ンレジ
ンの有機溶剤溶液に、アルカリ金属触媒を添加して加熱
することにより、残存シラノ−ル基同士を縮合させて、
脱水し、ならびに、ヘキセニル基含有シリコ−ンレジン
の分子量分布を、再平衡により調製して、軟化点等の諸
特性を調製することが可能である。アルカリ金属触媒の
例としては、水酸化カリウム,水酸化ナトリウム,水酸
化セリウム等のアルカリ金属水酸化物、あるいはそれら
のシラノレ−トが挙げられる。ヘキセニル基含有シリコ
−ンレジンの特性の安定性という点では、残存シラノ−
ル基を縮合するこの操作が好ましい。次いで、アルカリ
金属触媒を、中和し、水洗し、再び脱水し、最後に有機
溶剤をストリッピングすることにより本発明のヘキセニ
ル基含有シリコ−ンレジンが得られる。別の方法として
は、ヘキセニル基含有シリコ−ンレジンの有機溶剤溶液
を、一般式(d)  (R’3 Si)aQ(式中、R
’ は炭素数1〜8の置換または非置換の1価炭化水素
基であり、aは1もしくは2であり、aが1の場合はQ
は水素原子,ハロゲン原子,水酸基,アルコキシ基、−
NR”2、−ONR”2もしくは、−OCOR”であり
、aが2の場合Qは−O−もしくは−NR”−であり、
R”は水素原子もしくはアルキル基である。)で表され
る有機ケイ素化合物により、ヘキセニル基含有シリコー
ンレジン中の残存シラノ−ル基をキャッピング(封鎖)
してもよい。一般式(d)で示される有機ケイ素化合物
は、シラノ−ル基と反応しやすい化合物である。 式中、R’ は、炭素数1〜8の1価炭化水素基であり
、これには前記平均単位式(a)中のRで例示された1
価炭化水素基が挙げられる。1分子のR’は同種であっ
てよくまた異種であってもよい。aは1もしくは2であ
り、aが1の場合はQは水素原子,ハロゲン原子,水酸
基,アルコキシ基,−NR22、−ONR22または−
OCOR”である。ハロゲン原子およびアルコキシ基は
前記一般式(b)で示される有機ケイ素化合物で例示し
たものが挙げられる。aが2の場合は、Qは−O−もし
くは−NR”であり、R2は水素原子もしくはアルキル
基であり、アルキル基としてはメチル基,エチル基,プ
ロピル基,ブチル基,ペンチル基が例示される。この有
機ケイ素化合物の使用量は、シラノ−ル基の残存量によ
るが、前記平均単位式(a)で示されるヘキセニル基含
有シリコ−ンレジン100重量部に対し、10〜70重
量部で十分であり、過剰な分は除去される。一般式(d
)で表される有機ケイ素化合物はヘキセニル基含有シリ
コ−ンレジンの溶液に添加され、必要により加熱される
。その後、ヘキセニル基含有シリコ−ンレジンの溶液は
、中性になるまで水洗され、同様に脱水し、最後に有機
溶媒をストリッピングすることにより本発明のヘキセニ
ル基含有シリコ−ンレジンが得られる。尚、一般式(d
)で示される有機ケイ素化合物を使用した場合には、平
均単位式(a)で示される以外のシロキサン単位である
R’3SiO1/2単位が少量含まれることになるが、
本発明の範囲に含まれれる。また平均単位式(a)で示
されるヘキセニル基含有シリコ−ンレジンに、他のシロ
キサン単位少量が含まれた場合でも、本発明の目的を損
わない限り差し支えない。
【0008】本発明のヘキセニル基含有シリコ−ンレジ
ンは、色々な用途に利用されるが、これは、官能性の高
いヘキセニル基を有し、有機溶媒に可溶であるという特
徴をもつシリコーンレジンであるためである。特には、
付加反応(ヒドロシリル化)硬化性のシリコーン組成物
において、通常用いられるビニルシロキサンよりも、ヘ
キセニル基は高活性であるために、より高い硬化性を有
する充填剤として有用である。また、長いメチレン鎖が
レジン表面を覆っていることから通常のメチルシリコー
ンレジンやビニルシリコーンレジンよりも高い表面エネ
ルギーを有するレジンとして有用である。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例をあげる。実施例中、
Meはメチル基を表す。
【0010】
【実施例1】式 CH2=CHC4H8Me2SiCl
で示されるクロロシラン7.95g(0.045モル)
、テトラエトキシシラン20.83g(0.1モル)、
トルエン6.3gおよびテトラヒドロフラン4.2gを
フラスコに入れ攪拌しながら50℃に昇温した。次いで
この反応系に水5.0gと36%の塩酸3.4gの混合
物を30分間かけて滴下した。滴下終了後、さらに77
℃〜80℃で4時間撹拌を続けた。次いで、冷却後、静
置し、下層部のポリマー層を採取して、水層は、30m
lのトルエンで抽出した。 ポリマー層とトルエン層を合わせ、50mlの水で1回
洗浄し、次いで、3重量%の重曹水でpH7にした後水
洗を繰り返した。次いで、水分分離管のついたフラスコ
に移して、加熱し、還流温度で脱水した。冷却後、溶媒
を除去すると、淡黄色透明のオイル状物11.7gが得
られた。得られたオイル状物を四塩化炭素に溶解し、塩
化沃素の酢酸溶液と付加反応させ、ヨウ化カリウムを加
えてチオ硫酸ナトリウムで滴定し、ビニル基の定量を行
ったところ、ビニル基の量は9.0重量%であった。こ
のオイル状物の分析結果は以下の通りであった。     29SiNMR       δ(ppm):
              13(0.32Si,b
r,CH2=CHC4H8Me2SiO1/2)   
       −100(0.17Si,br,ROS
iO3/2)          −110(0.51
Si,br,SiO4/2)            
                    (RはCH
3CH2またはHである)13CNMR       
  δ(ppm):139(1.05C,s,=CH−
) 115(1.00C,s,CH2=) 34(1.05C,s,Si(CH2)3CH2−)3
3(0.95C,s,Si(CH2)2CH2−)28
(0.55C,s,−OCH2CH3)23(0.90
C,s,SiCH2CH2−)18(1.50C,s,
SiCH2−および/または−OCH2CH3) 0(2.05C,s,SiCH3) GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー)M
w(重量平均分子量)=5.9×103Mn(数平均分
子量)=5.1×103得られたヘキセニル基含有シリ
コーンレジンは、末端に残存水酸基,エトキシ基を有し
式:(CH2=CHC4H8Me2SiO1/2)0.
47(SiO4/2)1.0で示される化学構造を有す
る化合物であることが判明した。
【0011】
【実施例2】実施例1において、トルエン6.3g,テ
トラヒドロフラン4.2gの替わりにトルエン7gを使
用した以外は、実施例1と同様な方法によりヘキセニル
基含有シリコーンレジン12.0gを製造した。このシ
リコーンレジンは無色のガム状物であった。このシリコ
ーンレジンの分析結果は次の通りであった。     29SiNMR       δ(ppm):
              13(0.30Si,b
r,CH2=CHC4H8Me2SiO1/2)   
       −100(0.20Si,br,ROS
iO3/2)          −110(0.50
Si,br,SiO4/2)            
                    (RはCH
3CH2またはHである)13CNMR       
  δ(ppm):139(0.95C,s,=CH−
) 115(1.00C,s,CH2=) 34(1.00C,s,Si(CH2)3CH2−)3
3(0.95C,s,Si(CH2)2CH2−)28
(0.70C,s,−OCH2CH3)23(1.10
C,s,SiCH2CH2−)18(1.65C,s,
SiCH2−および/または−OCH2CH3) 0(1.95C,s,SiCH3) GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー)M
w(重量平均分子量)=1.0×104Mn(数平均分
子量)=4.6×103ビニル基wt%    9.0
% 得られたヘキセニル基含有シリコーンレジンは、末端に
残存水酸基,エトキシ基を有し式:(CH2=CHC4
H8Me2SiO1/2)0.43(SiO4/2)1
.0で示される化学構造を有する化合物であることが判
明した。
【0012】
【実施例3】実施例2において、得られたヘキセニル基
含有シリコーンレジン10.0gにトルエン25.0g
,10%−KOH水溶液0.1gを加え6時間加熱還流
した。冷却後、式 Me3SiClで表されるクロロシ
ラン0.02gを加え室温で30分間攪拌,中和した。 これを水洗した後、水分分離管を用いて加熱還流,脱水
し、さらにトルエンを除去した。得られた反応生成物は
ガム状物でありその量は8.8gであった。このシリコ
ーンレジンの分析結果は次の通りであった。     29SiNMR       δ(ppm):
              13(0.30Si,b
r,CH2=CHC4H8Me2SiO1/2)   
       −100(0.14Si,br,ROS
iO3/2)          −110(0.56
Si,br,SiO4/2)            
                    (RはCH
3CH2またはHである)13CNMR       
  δ(ppm):139(1.00C,s,=CH−
) 115(1.00C,s,CH2=) 34(0.90C,s,Si(CH2)3CH2−)3
3(0.95C,s,Si(CH2)2CH2−)28
(0.45C,s,−OCH2CH3)23(1.10
C,s,SiCH2CH2−)18(1.40C,s,
SiCH2−および/または−OCH2CH3) 0(2.20C,s,SiCH3) GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー)M
w(重量平均分子量)=1.2×104Mn(数平均分
子量)=4.7×103ビニル基wt%    9.2
% 得られたヘキセニル基含有シリコーンレジンは、末端に
残存水酸基,エトキシ基を有し平均単位式:(CH2=
CHC4H8Me2SiO1/2)0.43(SiO4
/2)1.0 で示される化学構造を有する化合物であ
ることが判明した。
【0013】
【実施例4】実施例2で得られたヘキセニル基含有シリ
コーンレジンにトルエン6gを加え、次いで、(Me3
Si)2NH4.2g(0.026モル)を加え、6時
間加熱還流した。冷却後、50gの水で1回洗浄し、塩
酸水で中和し、その後水で洗浄を繰り返した。次いで、
水分分離管を用いて加熱還流,脱水し、さらに溶媒を留
去したところ12.3gのガム状物が得られた。このシ
リコーンレジンの分析結果は次の通りであった。 29SiNMR       δ(ppm):13(0
.35Si,br,R’Me2SiO1/2)−100
(0.16Si,br,ROSiO3/2)−110(
0.49Si,br,SiO4/2)(RはCH3CH
2またはHである。R’はCH2=CH(CH2)4ま
たはMeである。) 13CNMR         δ(ppm):139
(0.90C,s,=CH−) 115(1.00C,s,CH2=) 34(1.05C,s,Si(CH2)3CH2−)3
3(1.00C,s,Si(CH2)2CH2−)28
(0.40C,s,−OCH2CH3)23(0.95
C,s,SiCH2CH2−)18(1.45C,s,
SiCH2−および/または−OCH2CH3) 0(2.70C,s,SiCH3) GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー)M
w(重量平均分子量)=1.0×104Mn(数平均分
子量)=4.5×103ビニル基wt%    8.4
% 得られたヘキセニル基含有シリコーンレジンは、末端に
残存水酸基,エトキシ基を有し平均単位式:(CH2=
CHC4H8Me2SiO1/2)0.41(Me3S
iO1/2)0.13(SiO4/2)1.0 で示さ
れる化学構造を有する化合物であることが判明した。
【0014】
【実施例5】実施例2において式 CH2=CHC4H
8Me2SiClで示されるクロロシラン、テトラエト
キシシラン、トルエンの量をそれぞれ 7.07g(0
.04モル)、20.83g(0.1モル)、8gとし
た他は、実施例2と同様な方法により白色固体状のシリ
コーンレジンを製造した。次いで、得られたシリコーン
レジンにトルエン6gを加え、さらに、(Me3Si)
2NH4.2g(0.026モル)を加え、6時間加熱
還流した。冷却後、50gの水で1回洗浄し、塩酸水で
中和し、その後水で洗浄を繰り返した。次いで、水分分
離管を用いて加熱還流,脱水しさらにトルエンを留去し
たところ9.3gの白色固体が得られた。この白色固体
は、ベンゼン,トルエン,ヘキサン,ヘプタン,メチル
イソブチルケトン,ジイソブチルケトン,テトラヒドロ
フランなどに可溶であった。このシリコーンレジンの分
析結果は次の通りであった。 29SiNMR       δ(ppm):13(0
.30Si,br,R’Me2SiO1/2)−100
(0.13Si,br,ROSi3/2)−110(0
.57Si,br,SiO4/2)(RはCH3CH2
またはHである。R’はCH2=CH(CH2)4また
はMeである。) 13CNMR         δ(ppm):139
(0.95C,s,=CH−) 115(1.00C,s,CH2=) 34(1.10C,s,Si(CH2)3CH2−)3
3(1.00C,s,Si(CH2)2CH2−)28
(0.25C,s,−OCH2CH3)23(0.95
C,s,SiCH2CH2−)18(1.30C,s,
SiCH2−および/または−OCH2CH3) 0(2.55C,s,SiCH3) GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー)M
w(重量平均分子量)=1.5×104Mn(数平均分
子量)=4.8×103ビニル基wt%    8.2
% 得られた白色固体は末端に残存水酸基,エトキシ基を有
し、平均単位式:(CH2=CHC4H8Me2SiO
1/2)0.36(Me3SiO1/2)0.06(S
iO4/2)1.0 で示される化学構造を有する化合
物であることが判明した。
【0015】
【実施例6】実施例5において式 CH2=CHC4H
8Me2SiClで示されるクロロシラン及びテトラエ
トキシシランのかわりに、CH2=CHC4H8Me2
SiOMe,SiCl4をそれぞれ6.88g(0.0
4モル)、17.0g(0.1モル)を用いた他は、同
様に行ったところ9.3gの白色固体が得られた。この
シリコーンレジンの分析結果は次の通りであった。 29SiNMR       δ(ppm):13(0
.31Si,br,R’Me2SiO1/2)−100
(0.13Si,br,ROSi3/2)−110(0
.50Si,br,SiO4/2)(RはCH3CH2
またはHである。R’はCH2=CH(CH2)4また
はMeである。)    13CNMR       
  δ(ppm):         139(0.95C,s,=CH−)
        115(1.00C,s,CH2=)
          34(1.05C,s,Si(C
H2)3CH2−)           33(1.05C,s,Si(C
H2)2CH2−)           28(0.30C,s,−OCH
2CH3)          23(1.00C,s
,SiCH2CH2−)          18(1
.35C,s,SiCH2−および/または−OCH2
CH3)             0(2.65C,s,SiC
H3)GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィ
ー)Mw(重量平均分子量)=1.4×104Mn(数
平均分子量)=4.5×103ビニル基wt%    
8.0% 得られた白色固体は末端に残存水酸基,エトキシ基を有
し、平均単位式:(CH2=CHC4H8Me2SiO
1/2)0.35(Me3SiO1/2)0.09(S
iO4/2)1.0 で示される化学構造を有する化合
物であることが判明した。
【0016】
【発明の効果】本発明のヘキセニル基含有シリコーンレ
ジンは新規な化合物であり、またその製造方法はかかる
ヘキセニル基含有シリコーンレジンを容易に製造できる
という特徴を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  平均単位式 (a)  (CH2=C
    HC4H8Me2SiO1/2)n(SiO4/2)m
    (式中、Meはメチル基を表す。nとmはそれぞれ0を
    越える数であり、n/mは 0.2〜3である。)で表
    される、ヘキセニル基含有シリコ−ンレジン。
  2. 【請求項2】  一般式 (b)  CH2=CHC4
    H8Me2SiX(式中、Xはハロゲン原子またはアル
    コキシ基であり、Meはメチル基である。)で表される
    有機ケイ素化合物と、一般式(c)  SiX4(式中
    、Xは前記と同じである。)で表わされる有機ケイ素化
    合物との共加水分解物縮合物である、請求項1記載のヘ
    キセニル基含有シリコ−ンレジン。
  3. 【請求項3】  一般式 (b)  CH2=CHC4
    H8Me2SiX(式中、Xはハロゲン原子またはアル
    コキシ基であり、Meはメチル基である。)で表される
    有機ケイ素化合物と、一般式(c)  SiX4(式中
    、Xは前記と同じである。)で表わされる有機ケイ素化
    合物を有機溶剤と酸性水溶液の存在下で共加水分解し、
    次いで、得られたヘキセニル基含有シリコ−ンレジン溶
    液を水洗,中和,脱水し、次いで、アルカリ金属触媒存
    在下で加熱脱水し、しかる後に、水洗,中和することを
    特徴とする請求項1記載のヘキセニル基含有シリコ−ン
    レジンの製造方法。
  4. 【請求項4】  一般式 (b)  CH2=CHC4
    H8Me2SiX(式中、Xはハロゲン原子またはアル
    コキシ基であり、Meはメチル基である。)で表される
    有機ケイ素化合物と一般式(c)  SiX4(式中、
    Xは前記と同じである。)で表わされる有機ケイ素化合
    物を有機溶剤と酸性水溶液の存在下で共加水分解し、次
    いで、得られたヘキセニル基含有シリコ−ンレジン溶液
    を水洗,中和,脱水し、しかる後、一般式(d)  (
    R’3Si)aX(式中、R’は炭素数1〜8の置換ま
    たは非置換の1価炭化水素基であり、aは1もしくは2
    であり、aが1の場合はXは水素原子、ハロゲン原子、
    水酸基、アルコキシ基、−NR”2,−ONR”2また
    は−OCOR”であり、aが2の場合はXは−O−もし
    くは−NR”−であり、R”は水素原子またはアルキル
    基である。)で表される有機ケイ素化合物により前記ヘ
    キセニル基含有シリコーンレジン中の残存シラノ−ル基
    をキャッピングすることを特徴とする平均単位式(a)
     (CH2=CHC4H8Me2SiO1/2)n(S
    iO4/2)m(式中、Meはメチル基を表す。nとm
    はそれぞれ0を越える数であり、n/mは 0.2〜3
    である。)で表されるヘキセニル基含有シリコ−ンレジ
    ンの製造方法。
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