JPH06172534A - 有機官能シロキサンの調製のための縮合方法 - Google Patents
有機官能シロキサンの調製のための縮合方法Info
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- JPH06172534A JPH06172534A JP5190316A JP19031693A JPH06172534A JP H06172534 A JPH06172534 A JP H06172534A JP 5190316 A JP5190316 A JP 5190316A JP 19031693 A JP19031693 A JP 19031693A JP H06172534 A JPH06172534 A JP H06172534A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は有機官能−末端ポリジオルガノシロ
キサンポリマーおよび有機官能ポリジオルガノシロキサ
ンコポリマーの調製のための縮合方法に関する。 【構成】 本発明はヒドロキシル−末端ポリジオルガノ
シロキサンポリマーを、(1)有機官能−末端ポリジオ
ルガノシロキサンを形成するための有機官能クロロシラ
ン末端−ブロッカー、又は(2)有機官能ポリジオルガ
ノシロキサンコポリマーを形成するためのオルガノクロ
ロシラン末端−ブロッカーと有機官能ジクロロシランと
の混合物、と反応させることを含んでなる。本発明方法
は、特に5−ヘキセニル−末端ポリジメチルシロキサン
ポリマーの製造方法およびポリ−5−ヘキセニルメチル
シロキシおよびポリジメチルシロキシブロックから成る
シロキサンコポリマーの製造方法である。
キサンポリマーおよび有機官能ポリジオルガノシロキサ
ンコポリマーの調製のための縮合方法に関する。 【構成】 本発明はヒドロキシル−末端ポリジオルガノ
シロキサンポリマーを、(1)有機官能−末端ポリジオ
ルガノシロキサンを形成するための有機官能クロロシラ
ン末端−ブロッカー、又は(2)有機官能ポリジオルガ
ノシロキサンコポリマーを形成するためのオルガノクロ
ロシラン末端−ブロッカーと有機官能ジクロロシランと
の混合物、と反応させることを含んでなる。本発明方法
は、特に5−ヘキセニル−末端ポリジメチルシロキサン
ポリマーの製造方法およびポリ−5−ヘキセニルメチル
シロキシおよびポリジメチルシロキシブロックから成る
シロキサンコポリマーの製造方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機官能−末端ポリジオ
ルガノシロキサンポリマーおよび有機官能ポリジオルガ
ノシロキサンコポリマーの調製のための縮合方法に関す
る。
ルガノシロキサンポリマーおよび有機官能ポリジオルガ
ノシロキサンコポリマーの調製のための縮合方法に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明はヒドロキシル
−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーを、(1)有
機官能−末端ポリジオルガノシロキサンを形成するため
の有機官能クロロシラン末端−ブロッカー、又は(2)
有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマーを形成す
るためのオルガノクロロシラン末端−ブロッカーと有機
官能ジクロロシランとの混合物、と反応させることを含
んでなる。
−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーを、(1)有
機官能−末端ポリジオルガノシロキサンを形成するため
の有機官能クロロシラン末端−ブロッカー、又は(2)
有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマーを形成す
るためのオルガノクロロシラン末端−ブロッカーと有機
官能ジクロロシランとの混合物、と反応させることを含
んでなる。
【0003】この方法は塩化水素の水性溶液の存在下で
行うことによって促進され、ここで水は加水分解性ケイ
素縮合塩素に対して化学量論的過剰で存在する。本発明
方法は、特に5−ヘキセニル−末端ポリジメチルシロキ
サンの製造方法並びにポリ−5−ヘキセニルメチルシロ
キシおよびポリジメチルシロキシブロックから成るシロ
キサンコポリマーの製造方法である。
行うことによって促進され、ここで水は加水分解性ケイ
素縮合塩素に対して化学量論的過剰で存在する。本発明
方法は、特に5−ヘキセニル−末端ポリジメチルシロキ
サンの製造方法並びにポリ−5−ヘキセニルメチルシロ
キシおよびポリジメチルシロキシブロックから成るシロ
キサンコポリマーの製造方法である。
【0004】有機官能ポリジオルガノシロキサンポリマ
ーおよび有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマ
ー、特に有機官能基がアルケニルである場合、ペーパー
コーチングとして使用の増加が見出されている。しか
し、これらの物質の商業的使用は、今日のプロセスと関
連した製造コストによって制限される。例えば今日のつ
り合ったプロセスは、好ましくはない揮発性の環状種の
生産をもたらし、これは高温度と減圧を用いて製品から
ストリップしなければならない。今日の縮合方法は、極
めて低い残留揮発性環状物を生起し、従ってストリッピ
ングは典型的には必要とされない。
ーおよび有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマ
ー、特に有機官能基がアルケニルである場合、ペーパー
コーチングとして使用の増加が見出されている。しか
し、これらの物質の商業的使用は、今日のプロセスと関
連した製造コストによって制限される。例えば今日のつ
り合ったプロセスは、好ましくはない揮発性の環状種の
生産をもたらし、これは高温度と減圧を用いて製品から
ストリップしなければならない。今日の縮合方法は、極
めて低い残留揮発性環状物を生起し、従ってストリッピ
ングは典型的には必要とされない。
【0005】従って、本発明は、容易に入手できる原料
を用いる、簡単な一工程の非平衡プロセスであり、その
材料は有機官能シロキサンポリマーおよびシロキサンコ
ポリマーの製造コストを低下させる。塩素−末端ポリジ
オルガノシロキサンポリマーの幾つかの製造方法は公知
である。例えば以下の内容は公知である。すなわち、ジ
オルガノジクロロシランの加水分解および縮合は、環状
−ジオルガノシロキサンおよび短鎖塩素末端ポリジオル
ガノシロキサンの混合物をもたらし、同時に塩化水素が
発生する。
を用いる、簡単な一工程の非平衡プロセスであり、その
材料は有機官能シロキサンポリマーおよびシロキサンコ
ポリマーの製造コストを低下させる。塩素−末端ポリジ
オルガノシロキサンポリマーの幾つかの製造方法は公知
である。例えば以下の内容は公知である。すなわち、ジ
オルガノジクロロシランの加水分解および縮合は、環状
−ジオルガノシロキサンおよび短鎖塩素末端ポリジオル
ガノシロキサンの混合物をもたらし、同時に塩化水素が
発生する。
【0006】1947年、6月3日に発行された米国特
許 2,421,653(ザウェル)は、ポリジオルガ
ノシロキサンが、塩素末端ポリジオルガノシロキサン形
成のため水性塩化水素溶液の存在下、オルガノジハロシ
ランで平衡化され得ることを教示している。1957年
1月29日に発行された米国特許2,779,776
(ハイデ等)は、同様の方法を教示しており、ここにお
いて塩素−末端ポリジオルガノシロキサンの鎖長は水性
相の塩化水素濃度の関数である。
許 2,421,653(ザウェル)は、ポリジオルガ
ノシロキサンが、塩素末端ポリジオルガノシロキサン形
成のため水性塩化水素溶液の存在下、オルガノジハロシ
ランで平衡化され得ることを教示している。1957年
1月29日に発行された米国特許2,779,776
(ハイデ等)は、同様の方法を教示しており、ここにお
いて塩素−末端ポリジオルガノシロキサンの鎖長は水性
相の塩化水素濃度の関数である。
【0007】これらの塩素−末端ポリジオルガノシロキ
サンポリマーは、過剰水で更に加水分解され本発明方法
において使用に適したヒドロキシル−末端ポリジオルガ
ノシロキサンポリマーを形成する。
サンポリマーは、過剰水で更に加水分解され本発明方法
において使用に適したヒドロキシル−末端ポリジオルガ
ノシロキサンポリマーを形成する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様にお
いて、ヒドロキシル−末端ポリジオルガノシロキサンポ
リマーは、少なくとも1個の有機官能置換基を含有する
オルガノクロロシラン末端ブロッカーと反応する。得ら
れた生成物は、有機官能−末端ポリジオルガノシロキサ
ンポリマーである。
いて、ヒドロキシル−末端ポリジオルガノシロキサンポ
リマーは、少なくとも1個の有機官能置換基を含有する
オルガノクロロシラン末端ブロッカーと反応する。得ら
れた生成物は、有機官能−末端ポリジオルガノシロキサ
ンポリマーである。
【0009】本発明の第二の態様において、ヒドロキシ
ル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーは、オルガ
ノクロロシラン末端−ブロッカーと有機官能ジクロロシ
ランを含んでなる混合物と反応する。得られた生成物
は、ジオルガノシロキシブロックと有機官能シロキシブ
ロックを含んでなるブロックコポリマーである。引用し
た技術は以下の内容を認識していない。すなわち、ヒド
ロキシル末端ポリジオルガノシロキサンポリマーは、本
発明で説明した如く反応して、有機官能末端ポリジオル
ガノシロキサンと有機官能ポリジオルガノシロキサンコ
ポリマーを形成することができる。
ル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーは、オルガ
ノクロロシラン末端−ブロッカーと有機官能ジクロロシ
ランを含んでなる混合物と反応する。得られた生成物
は、ジオルガノシロキシブロックと有機官能シロキシブ
ロックを含んでなるブロックコポリマーである。引用し
た技術は以下の内容を認識していない。すなわち、ヒド
ロキシル末端ポリジオルガノシロキサンポリマーは、本
発明で説明した如く反応して、有機官能末端ポリジオル
ガノシロキサンと有機官能ポリジオルガノシロキサンコ
ポリマーを形成することができる。
【0010】本発明は、次式
【0011】
【化8】
【0012】によって表わされる有機官能−末端ポリジ
オルガノシロキサンポリマーおよび次式
オルガノシロキサンポリマーおよび次式
【0013】
【化9】
【0014】によって表わされる有機官能ポリジオルガ
ノシロキサンコポリマーの調製のための縮合方法であ
り:前記式中、各Rは1〜20個の炭素原子のアルキ
ル、4〜20個の炭素原子を含んでなるシクロアルキル
およびアリールから選ばれる基であり;R1 は2〜20
個の炭素原子を含んでなるアルケニルおよび1〜20個
の炭素原子を含んでなるハロアルキルから選ばれる有機
官能基であり;aは1,2、又は3であり;bは0,1
又は2であり;a+bは3であり、cは1又は2であ
り;dは0又は1であり;c+dは2であり;eは0,
1,2、又は3であり、fは0,1,2又は3であり;
e+fは3であり;xはn+1から1,000までの整
数であり;nは1から999までの整数であり;qは1
から1,000までの整数であり;yはコポリマー中に
含まれるジオルガノシロキシブロックの数であり、yは
1から1,000までの整数であり;そしてzはコポリ
マー中に含まれる有機官能シロキシブロックの数であり
そしてzは1から1,000までの整数である。好まし
い有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマーはqが
1のものである。
ノシロキサンコポリマーの調製のための縮合方法であ
り:前記式中、各Rは1〜20個の炭素原子のアルキ
ル、4〜20個の炭素原子を含んでなるシクロアルキル
およびアリールから選ばれる基であり;R1 は2〜20
個の炭素原子を含んでなるアルケニルおよび1〜20個
の炭素原子を含んでなるハロアルキルから選ばれる有機
官能基であり;aは1,2、又は3であり;bは0,1
又は2であり;a+bは3であり、cは1又は2であ
り;dは0又は1であり;c+dは2であり;eは0,
1,2、又は3であり、fは0,1,2又は3であり;
e+fは3であり;xはn+1から1,000までの整
数であり;nは1から999までの整数であり;qは1
から1,000までの整数であり;yはコポリマー中に
含まれるジオルガノシロキシブロックの数であり、yは
1から1,000までの整数であり;そしてzはコポリ
マー中に含まれる有機官能シロキシブロックの数であり
そしてzは1から1,000までの整数である。好まし
い有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマーはqが
1のものである。
【0015】式(1)によって表わされる有機官能−末
端ポリジオルガノシロキサンポリマーを形成するため、
本発明の第一の態様は次の(A)および(B)を含んで
なる: (A)次式
端ポリジオルガノシロキサンポリマーを形成するため、
本発明の第一の態様は次の(A)および(B)を含んで
なる: (A)次式
【0016】
【化10】
【0017】によって表わされるヒドロキシル−末端ポ
リジオルガノシロキサンポリマーおよび次式
リジオルガノシロキサンポリマーおよび次式
【0018】
【化11】
【0019】によって表わされる有機官能クロロシラン
末端−ブロッカーとを含んでなる混合物を形成し; (B)式(1)によって表わされる有機官能−末端ポリ
ジオルガノシロキサンポリマーを単離する;前記式中、
R,R1 ,a,b、およびnは先に定義した意味であ
る。式(2)によって表わされる有機官能ポリジオルガ
ノシロキサンコポリマーを形成するため、本発明の第二
の態様は以下の(A)および(B)を含んでなる: (A)次式(3)
末端−ブロッカーとを含んでなる混合物を形成し; (B)式(1)によって表わされる有機官能−末端ポリ
ジオルガノシロキサンポリマーを単離する;前記式中、
R,R1 ,a,b、およびnは先に定義した意味であ
る。式(2)によって表わされる有機官能ポリジオルガ
ノシロキサンコポリマーを形成するため、本発明の第二
の態様は以下の(A)および(B)を含んでなる: (A)次式(3)
【0020】
【化12】
【0021】によって表わされるヒドロキシル−末端ポ
リジオルガノシロキサンポリマー、次式(5)
リジオルガノシロキサンポリマー、次式(5)
【0022】
【化13】
【0023】によって表わされる有機官能ジクロロシラ
ン、および次式(6)
ン、および次式(6)
【0024】
【化14】
【0025】によって表わされるオルガノクロロシラン
を含んでなる混合物を形成し; (B)式(2)によって記載する如く、式(R2 Si
O)x のジオルガノシロキシブロックおよび式(R1cR
dSiO)qの有機官能シロキシブロックを含んでな
る、有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマーを単
離する;前記式中、R,R1 ,c,d,e,f,x,q
およびnは先に定義した意味である。
を含んでなる混合物を形成し; (B)式(2)によって記載する如く、式(R2 Si
O)x のジオルガノシロキシブロックおよび式(R1cR
dSiO)qの有機官能シロキシブロックを含んでな
る、有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマーを単
離する;前記式中、R,R1 ,c,d,e,f,x,q
およびnは先に定義した意味である。
【0026】本発明方法は、クロロシランを反応させる
のに適した標準の反応器中で行うことができる。本発明
方法は、連続的、半連続的又はバッチプロセスとして行
うことができる。本発明方法は式(3)によって表わさ
れる如く、プロセスのための基本的構成単位としてヒド
ロキシル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーを用
いる。ヒドロキシル末端ポリジオルガノシロキサンポリ
マーは、置換基Rを含み、ここで各Rは、1〜20個の
炭素原子を含むアルキル、4〜20個の炭素原子を含む
シクロアルキルおよびアリールから独立して選ばれる基
である。Rは、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、イソブチル、第三ブチル、ペンチル、ヘキシル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、トリルおよ
びキシリルであってよい。Rがメチルであるのが好まし
い。より好ましくはRがメチルであり、nは1から50
までの整数である。
のに適した標準の反応器中で行うことができる。本発明
方法は、連続的、半連続的又はバッチプロセスとして行
うことができる。本発明方法は式(3)によって表わさ
れる如く、プロセスのための基本的構成単位としてヒド
ロキシル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーを用
いる。ヒドロキシル末端ポリジオルガノシロキサンポリ
マーは、置換基Rを含み、ここで各Rは、1〜20個の
炭素原子を含むアルキル、4〜20個の炭素原子を含む
シクロアルキルおよびアリールから独立して選ばれる基
である。Rは、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、イソブチル、第三ブチル、ペンチル、ヘキシル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、トリルおよ
びキシリルであってよい。Rがメチルであるのが好まし
い。より好ましくはRがメチルであり、nは1から50
までの整数である。
【0027】生成物が式(1)によって表わされる有機
官能−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーである本
発明の態様において、ヒドロキシル−末端ポリジオルガ
ノシロキサンポリマーの混合物は、式(4)によって表
わされた有機官能クロロシラン末端−ブロックによって
形成される。有機官能クロロシラン末端ブロッカーは
1,2、又は3個の有機官能基の置換基R1 を有するこ
とができる。R1 は2〜20個の炭素原子を含んでなる
アルケニル、および1〜20個の炭素原子を含んでなる
ハロアルケニルから選ばれる。R1 は、例えばビニル、
アリル、1−メチルビニル、4−ペンテニル、2−ペン
テニル、5−ヘキセニル、ブロモメチル、クロロメチ
ル、ヨードメチル、フルオロメチル、3,3,3−トリ
フルオロプロピルおよびペルフルオロプロピルであって
よい。好ましくはR1 は2〜10個の炭素原子を含んで
なるアルケニルから選ばれる。より好ましくはR1 はビ
ニル又は5−ヘキセニルである。有機官能クロロシラン
末端−ブロッカーは0,1又は2個の基Rを有すること
ができるが、Rはすでに定義した意味である。好ましい
有機官能クロロシラン末端−ブロッカーは、2個の置換
基Rを有するものであり、ここでRはメチルでありR1
は2〜10個の炭素原子を有するアルケニルである。最
も好ましい有機官能クロロシラン末端−ブロッカーは、
5−ヘキセニルジメチルクロロシランおよびジメチルビ
ニルクロロシランである。
官能−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーである本
発明の態様において、ヒドロキシル−末端ポリジオルガ
ノシロキサンポリマーの混合物は、式(4)によって表
わされた有機官能クロロシラン末端−ブロックによって
形成される。有機官能クロロシラン末端ブロッカーは
1,2、又は3個の有機官能基の置換基R1 を有するこ
とができる。R1 は2〜20個の炭素原子を含んでなる
アルケニル、および1〜20個の炭素原子を含んでなる
ハロアルケニルから選ばれる。R1 は、例えばビニル、
アリル、1−メチルビニル、4−ペンテニル、2−ペン
テニル、5−ヘキセニル、ブロモメチル、クロロメチ
ル、ヨードメチル、フルオロメチル、3,3,3−トリ
フルオロプロピルおよびペルフルオロプロピルであって
よい。好ましくはR1 は2〜10個の炭素原子を含んで
なるアルケニルから選ばれる。より好ましくはR1 はビ
ニル又は5−ヘキセニルである。有機官能クロロシラン
末端−ブロッカーは0,1又は2個の基Rを有すること
ができるが、Rはすでに定義した意味である。好ましい
有機官能クロロシラン末端−ブロッカーは、2個の置換
基Rを有するものであり、ここでRはメチルでありR1
は2〜10個の炭素原子を有するアルケニルである。最
も好ましい有機官能クロロシラン末端−ブロッカーは、
5−ヘキセニルジメチルクロロシランおよびジメチルビ
ニルクロロシランである。
【0028】式(2)によって記載する如く、生成物が
有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマーである、
本発明の第二の態様において、式(6)によって記載さ
れる如き有機クロロシラン末端ブロッカーと、ヒドロキ
シル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーの混合物
が形成される。オルガノクロロシラン末端ブッロカー
は、0,1,2、又は3個の置換基R1 を有することが
でき、ここでR1 はすでに定義した意味である。オルガ
ノクロロシラン末端−ブロッカーは0,1,2、又は3
個の置換基Rを有することができ、ここでRはすでに定
義した意味である。オルガノクロロシラン末端−ブロッ
カーのケイ素原子に結合した置換基Rと置換基R1 の合
計は3に等しくなければならない。好ましくは、オルガ
ノクロロシラン末端−ブロッカーはトリメチルクロロシ
ラン、5−ヘキセニルジメチルクロロシランおらびジメ
チルビニルクロロシランから選ばれる。
有機官能ポリジオルガノシロキサンコポリマーである、
本発明の第二の態様において、式(6)によって記載さ
れる如き有機クロロシラン末端ブロッカーと、ヒドロキ
シル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーの混合物
が形成される。オルガノクロロシラン末端ブッロカー
は、0,1,2、又は3個の置換基R1 を有することが
でき、ここでR1 はすでに定義した意味である。オルガ
ノクロロシラン末端−ブロッカーは0,1,2、又は3
個の置換基Rを有することができ、ここでRはすでに定
義した意味である。オルガノクロロシラン末端−ブロッ
カーのケイ素原子に結合した置換基Rと置換基R1 の合
計は3に等しくなければならない。好ましくは、オルガ
ノクロロシラン末端−ブロッカーはトリメチルクロロシ
ラン、5−ヘキセニルジメチルクロロシランおらびジメ
チルビニルクロロシランから選ばれる。
【0029】式(4)の有機官能クロロシラン末端−ブ
ロッカーおよび式(6)の有機クロロシラン末端−ブロ
ッカーの有用な濃度は、末端ブロッカーに対するヒドロ
キシル−末端ポリジオルガノシロキサンのモル比が、
0.5から999の範囲内に入るような場合である。末
端−ブロッカーに対する好ましい濃度は、末端−ブロッ
カーに対しヒドロキシル−末端ポリジオルガノシロキサ
ンポリマーのモル比が0.5から10の範囲内に入る場
合である。ヒドロキシル末端ポリジオルガノシロキサン
ポリマーおよび末端ブロッカーが混合物中で制御される
モル比は、生成物ポリマーおよびコポリマーに対する所
望の鎖長に依存するであろう。一般に、末端ブロッカー
に対するヒドロキシル−末端ポリジオルガノシロキサン
ポリマーの割合がより大きければ大きい程、生成物ポリ
マーとコポリマーの分子量は大きくなる。
ロッカーおよび式(6)の有機クロロシラン末端−ブロ
ッカーの有用な濃度は、末端ブロッカーに対するヒドロ
キシル−末端ポリジオルガノシロキサンのモル比が、
0.5から999の範囲内に入るような場合である。末
端−ブロッカーに対する好ましい濃度は、末端−ブロッ
カーに対しヒドロキシル−末端ポリジオルガノシロキサ
ンポリマーのモル比が0.5から10の範囲内に入る場
合である。ヒドロキシル末端ポリジオルガノシロキサン
ポリマーおよび末端ブロッカーが混合物中で制御される
モル比は、生成物ポリマーおよびコポリマーに対する所
望の鎖長に依存するであろう。一般に、末端ブロッカー
に対するヒドロキシル−末端ポリジオルガノシロキサン
ポリマーの割合がより大きければ大きい程、生成物ポリ
マーとコポリマーの分子量は大きくなる。
【0030】生成物が有機官能ポリジオルガノシランコ
ポリマーである、本発明の第二の態様において、ヒドロ
キシル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーおよび
オルガノクロロシラン末端−ブロッカーの混合物は、又
式(5)によって記載される如く有機官能ジクロロシラ
ンを含有する。有機官能ジクロロシランは、1又は2個
の置換基R1 (ここでR1 はすでに定義した如く有機官
能基である)および0又は1個の置換基R(ここでRは
先に定義した意味である)を含有することができる。好
ましい有機官能ジクロロシランは、R1 が2〜10個の
炭素原子を含んでなるアルケニルであり、Rがメチルの
場合である。より好ましくは、有機官能ジクロロシラン
が5−ヘキセニルメチルジクロロシラン又はメチルビニ
ルジクロロシランである。
ポリマーである、本発明の第二の態様において、ヒドロ
キシル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーおよび
オルガノクロロシラン末端−ブロッカーの混合物は、又
式(5)によって記載される如く有機官能ジクロロシラ
ンを含有する。有機官能ジクロロシランは、1又は2個
の置換基R1 (ここでR1 はすでに定義した如く有機官
能基である)および0又は1個の置換基R(ここでRは
先に定義した意味である)を含有することができる。好
ましい有機官能ジクロロシランは、R1 が2〜10個の
炭素原子を含んでなるアルケニルであり、Rがメチルの
場合である。より好ましくは、有機官能ジクロロシラン
が5−ヘキセニルメチルジクロロシラン又はメチルビニ
ルジクロロシランである。
【0031】式(5)によって記載される如く、有機官
能ジクロロシランの有用な濃度は、有機官能ジクロロシ
ランに対し、式(1)によって表わされる如くヒドロキ
シル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーのモル比
が0.5〜1000の範囲内に入る場合である。有機官
能ジクロロシランに対するヒドロキシル−末端ポリジオ
ルガノシロキサンポリマーのモル比が0.5〜5.0の
範囲内にあるのが好ましい。
能ジクロロシランの有用な濃度は、有機官能ジクロロシ
ランに対し、式(1)によって表わされる如くヒドロキ
シル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマーのモル比
が0.5〜1000の範囲内に入る場合である。有機官
能ジクロロシランに対するヒドロキシル−末端ポリジオ
ルガノシロキサンポリマーのモル比が0.5〜5.0の
範囲内にあるのが好ましい。
【0032】(1)ヒドロキシル末端ポリジオルガノシ
ロキサンポリマーおよび有機官能クロロシラン末端−ブ
ロッカー;又は(2)ヒドロキシル−末端ポリジオルガ
ノシロキサンポリマー、有機官能ジクロロシランおよび
オルガノクロロシラン末端−ブロッカーのいずれかかを
含んでなる混合物は、5〜36重量%の塩化水素を含有
する化学量論的過剰水と接触することができる。
ロキサンポリマーおよび有機官能クロロシラン末端−ブ
ロッカー;又は(2)ヒドロキシル−末端ポリジオルガ
ノシロキサンポリマー、有機官能ジクロロシランおよび
オルガノクロロシラン末端−ブロッカーのいずれかかを
含んでなる混合物は、5〜36重量%の塩化水素を含有
する化学量論的過剰水と接触することができる。
【0033】「化学量論的過剰」とは、合計のケイ素−
結合塩素に対する水のモル比が0.5超であることをい
う。一般に、水の過剰が大であればある程、反応はより
早い。しかし過剰水はシクロシロキサンの形成をもたら
す。従って、実際、ケイ素−結合塩化物に対する水のモ
ル比は反応容器の大きさ、所望の反応速度およびシクロ
シロキサンの許容できるレベルによって定まる。ケイ素
−結合塩素に対する水の有用なモル比は、0.5〜20
0の範囲内にある。ケイ素−結合塩素に対する水の好ま
しいモル比は、1〜100の範囲内にある。ケイ素−結
合塩化物に対する水の最も好ましいモル比は、4〜40
の範囲内にある。
結合塩素に対する水のモル比が0.5超であることをい
う。一般に、水の過剰が大であればある程、反応はより
早い。しかし過剰水はシクロシロキサンの形成をもたら
す。従って、実際、ケイ素−結合塩化物に対する水のモ
ル比は反応容器の大きさ、所望の反応速度およびシクロ
シロキサンの許容できるレベルによって定まる。ケイ素
−結合塩素に対する水の有用なモル比は、0.5〜20
0の範囲内にある。ケイ素−結合塩素に対する水の好ま
しいモル比は、1〜100の範囲内にある。ケイ素−結
合塩化物に対する水の最も好ましいモル比は、4〜40
の範囲内にある。
【0034】水性溶液中に存在する塩化水素は、本発明
方法に対し触媒として作用する。従って、本発明方法に
おいて、塩化水素の水性濃度を5〜36重量%の範囲内
に保持することは望ましい。プロセスに添加される水
は、添加されるとき5〜36重量%の塩化水素を含有す
るか、あるいは水がプロセスに添加されそして5〜36
重量%の塩化水素がケイ素−結合塩化物の加水分解によ
りその場で発生する。水中の塩化水素の濃度に対する好
ましい範囲は、約10〜32重量%である。水中の塩化
水素の濃度の最も好ましい範囲は25〜32重量%であ
る。
方法に対し触媒として作用する。従って、本発明方法に
おいて、塩化水素の水性濃度を5〜36重量%の範囲内
に保持することは望ましい。プロセスに添加される水
は、添加されるとき5〜36重量%の塩化水素を含有す
るか、あるいは水がプロセスに添加されそして5〜36
重量%の塩化水素がケイ素−結合塩化物の加水分解によ
りその場で発生する。水中の塩化水素の濃度に対する好
ましい範囲は、約10〜32重量%である。水中の塩化
水素の濃度の最も好ましい範囲は25〜32重量%であ
る。
【0035】記載した混合物は、水性塩化水素と不溶性
である。従って、混合物相と水相間の接触を分散手段に
よって促進することが望ましい。分散手段は、例えば機
械的撹拌、ソニフィケーション(sonification) 、反応
器の撹拌、高圧注入又はインピンジメント混合物であっ
てよい。プロセスを行う温度は、次の範囲内の任意の温
度である。すなわち、下限は水性塩化水素溶液の凝固点
によって定まりそして上限はケイ素から有機置換基の著
るしい分解が起こる点によって定まる。一般に、0℃〜
100℃の範囲内の温度が用いられる。プロセスを行う
好ましい温度は、20〜50℃の範囲内である。
である。従って、混合物相と水相間の接触を分散手段に
よって促進することが望ましい。分散手段は、例えば機
械的撹拌、ソニフィケーション(sonification) 、反応
器の撹拌、高圧注入又はインピンジメント混合物であっ
てよい。プロセスを行う温度は、次の範囲内の任意の温
度である。すなわち、下限は水性塩化水素溶液の凝固点
によって定まりそして上限はケイ素から有機置換基の著
るしい分解が起こる点によって定まる。一般に、0℃〜
100℃の範囲内の温度が用いられる。プロセスを行う
好ましい温度は、20〜50℃の範囲内である。
【0036】プロセスを行う反応器内の圧力は0.1〜
10気圧の範囲内である。約1気圧が好ましい圧力であ
る。混合物と水性塩化水素との接触時間は本発明方法に
とって重要でない。一般に、0.1〜18時間内の接触
時間は有用と考えられる。好ましい接触時間は0.5〜
4時間である。
10気圧の範囲内である。約1気圧が好ましい圧力であ
る。混合物と水性塩化水素との接触時間は本発明方法に
とって重要でない。一般に、0.1〜18時間内の接触
時間は有用と考えられる。好ましい接触時間は0.5〜
4時間である。
【0037】有機官能−末端ポリジオルガノシロキサン
ポリマーの単離および有機官能ポリジオルガノシロキサ
ンコポリマーの単離は、標準の方法で達成できる。単離
は、引き続き使用するためシロキサンポリマーとシロキ
サンコポリマーを適当に保存することから単に成る。シ
ロキサンポリマーとシロキサンコポリマーは、水性塩化
水素から、例えばストリッピング、重力調整、遠心分
離、凝集又は膜分離によって分離することができる。
ポリマーの単離および有機官能ポリジオルガノシロキサ
ンコポリマーの単離は、標準の方法で達成できる。単離
は、引き続き使用するためシロキサンポリマーとシロキ
サンコポリマーを適当に保存することから単に成る。シ
ロキサンポリマーとシロキサンコポリマーは、水性塩化
水素から、例えばストリッピング、重力調整、遠心分
離、凝集又は膜分離によって分離することができる。
【0038】典型的には、回収した生成物のシロキサン
ポリマーおよび生成物シロキサンコポリマーは、塩素に
対して結合したケイ素を含有する物質で汚染される。回
収生成物の安定性を確保するため、回収生成物を加水分
解すべき1部以上の水で洗浄しそして残留塩素を除去す
ることが望ましい。
ポリマーおよび生成物シロキサンコポリマーは、塩素に
対して結合したケイ素を含有する物質で汚染される。回
収生成物の安定性を確保するため、回収生成物を加水分
解すべき1部以上の水で洗浄しそして残留塩素を除去す
ることが望ましい。
【0039】
【実施例】ペンダントおよび末端の5−ヘキセニル基を
有するポリジメチルシロキサンのコポリマーを調製し
た。製造装置は磁気撹拌棒を含む250mlのフラスコで
あった。99.97gのHO(Me2 SiO)nSiM
e2 OH(ここで、nは39の値を有する)、5.4g
の5−ヘキセニルメチルジクロロシランおよび3.2g
の5−ヘキセニルジメチルクロロシランの装入量をフラ
スコに投入した。フラスコの内容物を2時間撹拌した。
得られた液体を水で洗い、水から分離し、そして残留水
は窒素をパージしながら煮沸除去した。生成物を、残留
塩素に対し、酸/塩基滴定により、分子量に対し、ゲル
浸透クロマトグラフィーにより、そしてビニル含量に対
しフーリエ トランスフォーム インフラレッド(Four
ier Transform Infrared) 分析により分析した。生成物
の流動体は、75ppm の塩素、0.88重量%のビニル
および8398のMnを有していた。
有するポリジメチルシロキサンのコポリマーを調製し
た。製造装置は磁気撹拌棒を含む250mlのフラスコで
あった。99.97gのHO(Me2 SiO)nSiM
e2 OH(ここで、nは39の値を有する)、5.4g
の5−ヘキセニルメチルジクロロシランおよび3.2g
の5−ヘキセニルジメチルクロロシランの装入量をフラ
スコに投入した。フラスコの内容物を2時間撹拌した。
得られた液体を水で洗い、水から分離し、そして残留水
は窒素をパージしながら煮沸除去した。生成物を、残留
塩素に対し、酸/塩基滴定により、分子量に対し、ゲル
浸透クロマトグラフィーにより、そしてビニル含量に対
しフーリエ トランスフォーム インフラレッド(Four
ier Transform Infrared) 分析により分析した。生成物
の流動体は、75ppm の塩素、0.88重量%のビニル
および8398のMnを有していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラリー ハーバート ウッド アメリカ合衆国,ケンタッキー,キャンベ ルスバーグ,ボックス 1101,ルート 1
Claims (10)
- 【請求項1】 有機官能末端ポリジオルガノシロキサン
ポリマーの調製のための縮合方法であって、以下の
(A)および(B)を含んでなる方法: (A)次式 【化1】 (式中、各Rは1〜20個の炭素原子を含んでなるアル
キル、4〜20個の炭素原子を含んでなるシクロアルキ
ル、およびアリールから独立に選ばれる基であり、更に
nは1から999までの整数である)で表わされるヒド
ロキシル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマー;お
よび次式 【化2】 (式中、各R1 は2〜20個の炭素原子を含んでなるア
ルケニルおよび1〜20個の炭素原子を含んでなるハロ
アルキル基から独立に選ばれる有機官能基であり、Rは
先に定義した意味と同じであり、aは1,2又は3であ
り、bは0,1、又は2であり、更にa+bは3であ
る)で表わされる有機官能クロロシラン末端ブロッカー
を含んでなる混合物を形成し;次いで (B)次式 【化3】 (式中、R,R1 ,aおよびbは先に定義した意味と同
じであり、xはn+1から1,000までの整数であ
る)で表わされる有機官能−末端ポリジオルガノシロキ
サンポリマーを単離する。 - 【請求項2】 有機官能末端ポリジオルガノシロキサン
コポリマーの調製のための縮合方法であって、以下の
(A)および(B)を含んでなる方法: (A)次式 【化4】 (式中、各Rは1〜20個の炭素原子を含んでなるアル
キル、4〜20個の炭素原子を含んでなるシクロアルキ
ルおよびアリールから独立に選ばれる基であり、更にn
は1から999までの整数である)で表わされるヒドロ
キシル−末端ポリジオルガノシロキサンポリマー;次式 【化5】 (式中、各R1 は2〜20個の炭素原子を含んでなるア
ルケニルおよび1〜20個の炭素原子を含んでなるハロ
アルキルから独立に選ばれる有機官能基であり、Rは先
に定義した意味と同じであり、cは1又は2であり、d
は0又は1であり、更にc+dは2である)で表わされ
る有機官能ジクロロシラン;および次式 【化6】 (式中、RおよびR1 は先に定義した意味と同じであ
り、eは0,1,2、又は3であり、fは0,1,2、
又は3であり、更にe+fは3である)で表わされる有
機官能クロロシラン末端−ブロッカーを含んでなる混合
物を形成し;次いで (B)次式 【化7】 (式中R,R1 ,c,d,eおよびfは先に定義した意
味と同じであり、xはn+1から1,000までの整数
であり、qは1から1,000までの整数であり、yは
1から1,000までの整数であり、そしてzは1から
1,000までの整数である)で表わされる有機官能ポ
リジオルガノシロキサンコポリマーを単離する。 - 【請求項3】 前記混合物を、5〜36重量%の塩化水
素を含有する、化学量論的過剰水と接触させる、請求項
1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】 Rがメチルであり、nは1から50まで
の整数であり、R1が2から10個までの炭素原子を含
んでなるアルケニルから選ばれ、そして有機官能クロロ
シラン末端−ブロッカーが、5−ヘキセニルジメチルク
ロロシラン、ジメチルビニルクロロシランおよびトリメ
チルクロロシランから選ばれる、請求項1又は2に記載
の方法。 - 【請求項5】 R1 がビニルおよび5−ヘキセニルから
成る群から選ばれる、請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 有機官能クロロシラン末端−ブロッカー
に対するヒドロキシル−末端ポリジオルガノシロキサン
ポリマーのモル比が0.5から10.0の範囲内にあ
る、請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項7】 前記方法を20℃〜50℃の範囲内の温
度で行う、請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項8】 混合物を、20℃〜50℃の範囲内の温
度で、0.1〜18時間の間保持する、請求項7に記載
の方法。 - 【請求項9】 単離した有機官能−末端ポリジオルガノ
シロキサンポリマー又はコポリマーを、少なくとも1部
の水で洗う、請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項10】 有機官能ジクロロシランに対するヒド
ロキシル−末端ポリジオルガノシロキサンのモル比が
0.5から5.0の範囲内にある、請求項2に記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/922,886 US5317072A (en) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | Condensation process for preparation of organofunctional siloxanes |
US922886 | 1992-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172534A true JPH06172534A (ja) | 1994-06-21 |
JP3355227B2 JP3355227B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19031693A Expired - Fee Related JP3355227B2 (ja) | 1992-07-31 | 1993-07-30 | 有機官能シロキサンを製造するための縮合方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
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US7584860B2 (en) * | 2006-07-17 | 2009-09-08 | General Electric Company | Hydrophilic body and method of manufacture |
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JP2023547349A (ja) | 2020-10-13 | 2023-11-10 | ダウ シリコーンズ コーポレーション | アルデヒド官能基を有するオルガノケイ素化合物の調製 |
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WO2023060155A1 (en) | 2021-10-06 | 2023-04-13 | Dow Global Technologies Llc | Preparation of propylimine-functional organosilicon compounds and primary aminopropyl-functional organosilicon compounds |
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