JPH0657000A - 有機官能シロキサンの製造方法 - Google Patents

有機官能シロキサンの製造方法

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JPH0657000A
JPH0657000A JP5106420A JP10642093A JPH0657000A JP H0657000 A JPH0657000 A JP H0657000A JP 5106420 A JP5106420 A JP 5106420A JP 10642093 A JP10642093 A JP 10642093A JP H0657000 A JPH0657000 A JP H0657000A
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organofunctional
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polydiorganosiloxane
carbon atoms
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JP5106420A
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Steven K Freeburne
ケリー フリーバーンズ スティーブン
Jr Charles E Neal
エルビン ニール,ジュニア チャールズ
David E Puckett
エリック パケット デビッド
Larry H Wood
ハーバート ウッド ラリー
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Dow Corning Corp
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/22Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G77/24Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen halogen-containing groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は末端オルガノ官能ポリジオルガノシ
ロキサン重合体及びオルガノ官能ポリジオルガノシロキ
サン共重合体の製造方法についてである。 【構成】 本願方法は末端塩素ポリジオルガノシロキサ
ン重合体を、(1)オルガノ官能クロロシラン末端ブロ
ック体と反応させて末端オルガノ官能ポリジオルガノシ
ロキサン重合体を形成するか、又は(2)オルガノクロ
ロシラン末端ブロッ体とオルガノ官能ジクロロシランの
混合物とを反応させてオルガノ官能ポリジオルガノシロ
キサン共重合体を形成することを包含する。本願方法は
塩化水素の水性溶液の存在下において行われるが、この
場合加水分解性の珪素に結合した塩素に対して理論上過
剰の水が用いられる。また、本願方法はランダムに分布
したポリ−5−ヘキシニルメチルシロキシブロック及び
ポリジメチルシロキシブロックを含むシロキサン共重合
体を製造するために特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は末端オルガノ官能ポリジ
オルガノシロキサン重合体及びオルガノ官能ポリジオル
ガノシロキサン共重合体の製造方法についてである。本
願方法は末端塩素ポリジオルガノシロキサン重合体を、
(1)オルガノ官能クロロシラン末端ブロック体と反応
させて末端オルガノ官能ポリジオルガノシロキサン重合
体を形成するか、又は(2)オルガノクロロシラン末端
ブロック体とオルガノ官能ジクロロシランの混合物とを
反応させてオルガノ官能ポリジオルガノシロキサン共重
合体を形成することを包含する。本願方法は塩化水素の
水性溶液の存在下において行われるが、この場合加水分
解性の珪素に結合した塩素に対して理論上過剰の水が用
いられる。
【0002】特にオルガノ官能基がアルケニル基である
場合の末端オルガノ官能ポリジオルガノシロキサン重合
体及びオルガノ官能ポリジオルガノシロキサン共重合体
は、紙の塗布剤として増々その使用が認められている。
しかしながら、これらの物質の使用は、最近の製造方法
ではその生産費用の点から限界がある。本願方法は容易
に入手できる物質を用いた簡単な一工程によるものであ
るから、これらオルガノ官能シロキサン重合体及びシロ
キサン共重合体の製造に係る費用を減額することができ
る。
【0003】
【従来の技術】末端塩素ポリジオルガノシロキサン重合
体の製造は公知である。例えば、オルガノジクロロシラ
ンの加水分解及び縮合は塩化水素を同時に形成しなが
ら、環状ジオルガノシロキサン及び短鎖の末端塩素ポリ
ジオルガノシロキサンの混合物となることは知られてい
る。
【0004】典型的には、この末端塩素ポリジオルガノ
シロキサン重合体は更に過剰の水で加水分解され、末端
水酸基ポリジオルガノシロキサン重合体を形成する。こ
の末端水酸基シロキサンは次いで縮合し、そしてトリメ
チルシロキシ基で末端ブロックされて安定なポリジオル
ガノシロキサン重合体となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願方法の第1の態様
として、末端塩素ポリジオルガノシロキサン重合体を、
少なくとも1個のオルガノ官能置換基を含むオルガノク
ロロシラン末端ブロック体と反応させる。得られた生成
物は末端オルガノ官能ポリジオルガノシロキサン重合体
である。
【0006】本願方法の第2の態様として、末端塩素ポ
リジオルガノシロキサン重合体をオルガノクロロシラン
末端ブロック体及びオルガノ官能ジクロロシランを含む
混合物と反応させる。この得られた生成物は、ジオルガ
ノシロキシブロック及びオルガノ官能シロキシブロック
を含むランダムに分布したブロック共重合体である。
【0007】本願方法において開示されているように、
末端塩素ポリジオルガノシロキサン重合体は反応により
末端オルガノ官能ポリジオルガノシロキサン及びオルガ
ノ官能ポリジオルガノシロキサン共重合体を形成するこ
とは、従来全たく認識されていなかった。
【0008】本願方法は、特に末端5−ヘキセニルポリ
ジメチルシロキサン重合体の製造、及びランダムに分布
したポリ−5−ヘキセニルメチルシロキシブロック及び
ポリジメチルシロキシブロックを含むシロキサン共重合
体の製造に有用である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の式(1)
の末端オルガノ官能ポリジオルガノシロキサン重合体、
【化8】 並びに次の式(2)のオルガノ官能ポリジオルガノシロ
キサン共重合体、
【化9】 ここでRは1から20個の炭素原子のアルキル基、4か
ら20個の炭素原子のシクロアルキル基及びアリール基
から成る群から独立して選ばれた基であり、R1は2か
ら20個の炭素原子のアルケニル基及び1から20個の
炭素原子のハロアルキル基から成る群から選ばれたオル
ガノ官能基であり、Rは前に述べた通りであり、aは
1,2又は3、bは0,1又は2そしてa+bは3であ
り、cは1又は2、dは0又は1、c+dは2、eは
0,1,2又は3、fは0,1,2又は3、e+fは
3、xはn+1から1,000の整数、nは1から1,
000の整数、qは1から1,000の整数であり、y
は共重合体中に含まれているランダムに分布したジオル
ガノシロキシブロックの数であって1から1,000の
整数であり、そしてzは共重合体中に含まれているラン
ダムに分布したオルガノ官能シロキシブロックの数であ
って、1から1,000の整数である、についての製造
方法である。
【0010】式(1)によって表わされた末端オルガノ
官能ポリジオルガノシロキサン重合体を製造するため
に、本願方法の第1の態様は、(A)次の式(3)の末
端塩素ポリジオルガノシロキサン重合体、
【化10】 及び次の式(4)のオルガノ官能クロロシラン末端ブロ
ック体、
【化11】 を含む混合物を形成し、(B)この混合物を5から36
重量%の塩化水素を含む理論量過剰の水と接触させ、そ
して(C)式(1)の末端オルガノ官能ポリジオルガノ
シロキサン重合体を分離することを包含する。ここで
R,R1 ,a,b及びnは前に述べた通りである。
【0011】式(2)によって表わされたオルガノ官能
ポリジオルガノシロキサン共重合体を製造するために、
本願方法の第2の態様は、(A)式(3)の末端塩素ポ
リジオルガノシロキサン重合体、次の式(5)のオルガ
ノ官能ジクロロシラン、
【化12】 及び、次の式(6)のオルガノクロロシラン末端ブロッ
ク体、
【化13】 を含む混合物を形成し、(B)この混合物を5から36
重量%の塩化水素を含む理論量過剰の水と接触させ、そ
して(C)式(2)のオルガノ官能ポリジオルガノシロ
キサン共重合体を形成するよにランダムに分布した式
(R2 SiO)x のジオルガノシロキシブロック及び式
(R1 c Rd SiO)q のオルガノ官能シロキシブロッ
クを含むオルガノ官能ポリジオルガノシロキサン共重合
体を分離することを包含する方法であって、ここでR,
1 ,c,d,e,f,x,qそしてnは前に述べたと
おりである。
【0012】本願方法は、クロロシラン及び末端塩素ポ
リジオルガノシロキサン重合体を加水分解するのに適し
た標準的な反応器で実施することができる。本願方法
は、連続的に、半連続的にそして回分法によって行うこ
とができる。本願方法は、式(3)によって示された末
端塩素ポリジオルガノシロキサン重合体を基本構造単位
として使用する。末端塩素ポリジオルガノシロキサン重
合体は、置換基Rとして1から20個の炭素原子のアル
キル基、1から20個の炭素原子のシクロアルキル基及
びアリール基から成る群から選ばれた独立した基を含ん
でいる。Rは、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、トリル及び
キシリル基である。より好ましくはRがメチル基であっ
て、nが1から50の整数である場合である。
【0013】生成物が式(1)によって表わされる末端
オルガノ官能ポリジオルガノシロキサン重合体である場
合の本願方法の態様において、末端塩素ポリジオルガノ
シロキサン重合体は式(4)のオルガノ官能クロロシラ
ン末端ブロック体と共に混合物が生成する。このオルガ
ノ官能クロロシラン生成物ブロック体は、1個、2個又
は3個のオルガノ官能置換基R1 を有している。R1
2から20個の炭素原子のアルケニル基及び1から20
個のハロアルキル基から成る群から選ばれる。R1 は、
例えばビニル、アリル、1−メチルビニル、4−ペンテ
ニル、2−ペンテニル、5−ヘキセニル、ブロモメチ
ル、クロロメチル、沃化メチル、フルオロメチル、3,
3,3−トリフルオロプロピル及びペルフルオロプロピ
ル基である。
【0014】R1 は2から10個の炭素原子のアルケニ
ル基から成る群から選ばれるのが好ましい。より好まし
くは、R1 がビニル基又は5−ヘキセニル基である。オ
ルガノ官能クロロシラン末端ブロック体は、前に述べた
置換基Rを0,1又は2個有することができる。好まし
いオルガノクロロシラン末端ブロック体は、Rがメチル
基そしてR1 が2から10個の炭素原子のアルケニル基
である2個の置換基を含むものである。最も好ましいオ
ルガノ官能クロロシラン末端ブロック体は、5−ヘキセ
ニルジメチルクロロシラン及びジメチルビニルクロロシ
ランである。
【0015】生成物が式(2)によって表わされるオル
ガノ官能ポリジオルガノシロキサン共重合体である場合
の本願方法の第2の態様において、式(6)によって表
わされるオルガノクロロシラン末端ブロック体と末端塩
素ポリジオルガノシロキサン重合体の混合物が形成され
る。オルガノクロロシラン末端ブロック体は、前に述べ
た置換基R1 を0,1,2又は3個有することができ
る。オルガノクロロシラン末端ブロック体は、前に述べ
た置換基Rを0,1,2又は3個有することができる。
オルガノクロロシラン末端ブロック体の珪素原子に結合
した置換基R及びR1 の全体数は3でなくてはならな
い。好ましくは、オルガノクロロシラン末端ブロック体
はトリメチルクロロシラン、5−ヘキセニルジメチルク
ロロシラン及びジメチルビニルクロロシランから成る群
から選ばれる。
【0016】式(4)のオルガノ官能クロロシラン末端
ブロック体及び式(6)のオルガノクロロシラン末端ブ
ロック体の有用な濃度は、末端ブロック体に対する式
(3)の末端塩素ポリジオルガノシロキサン重合体のモ
ル比が約0.5から999の範囲内である。末端ブロッ
ク体の好ましい濃度は、末端ブロック体に対し末端塩素
ポリジオルガノシロキサン重合体のモル比が約0.5か
ら10.0の範囲である。末端塩素ポリジオルガノシロ
キサン重合体及び末端ブロック体がこの混合物の中で調
整されるモル比は、生成物である重合体及び共重合体の
所望の鎖の長さに関係する。一般に、末端ブロック体に
対する末端塩素ポリジオルガノシロキサン重合体の比が
より大きいと、重合体及び共重合体生成物の分子量がよ
り大きくなる。
【0017】生成物が式(2)によって表わされるオル
ガノ官能ポリジオルガノシロキサン共重合体である場合
の本願方法の第2の態様において、末端塩素ポリジオル
ガノシロキサン重合体及びオルガノクロロシラン末端ブ
ロック体の混合物は、また式(5)で表わされるオルガ
ノ官能ジクロロシランを含んでいる。オルガノ官能ジク
ロロシランは、前に述べたオルガノ官能基R1 を1又は
2個、そして前に述べた置換基Rを0又は1個含有する
ことができる。好ましいオルガノ官能ジクロロシランは
1 が2から10個の炭素原子であるアルケニル基そし
てRがメチル基である。より好ましくは、オルガノ官能
ジクロロシランは5−ヘキセニルメチルジクロロシラン
又はメチルビニルジクロロシランである。
【0018】式(5)で表わされるオルガノ官能ジクロ
ロシランの有用な濃度は、オルガノ官能ジクロロシラン
に対し式(1)によって表わされる末端塩素ポリジオル
ガノシロキサン重合体のモル比が約0.5から1000
の範囲内である。オルガノ官能ジクロロシランに対する
末端塩素ポリジオルガノシロキサン重合体のモル比は約
0.5から5.0の範囲内が好ましい。
【0019】(1)末端塩素ポリジオルガノシロキサン
重合体及びオルガノ官能クロロシラン末端ブロック体、
又は(2)末端塩素ポリジオルガノシロキサン重合体、
オルガノ官能ジクロロシラン及びオルガノクロロシラン
末端ブロック体のいづれかを含む混合物は、5から36
重量%の塩化水素を含む理論量過剰の水と接触させる。
【0020】この混合物は水性塩化水素と混合しない。
従って、この混合物層と水性層とを分散手段によって接
触させることが望ましい。分散手段は、例えば機械的攪
拌、超音波処理、反応器の攪拌、高圧注入又は衝突混合
である。
【0021】この混合物を理論量過剰の水と接触させ
る。理論量過剰とは、珪素に結合した塩素全体に対して
水のモル比が0.5より大きいということを意味する。
一般に、水の過剰がより大きいと反応はより早く進む
が、しかし過剰の水は環状シロキサンの形成の原因とな
る。それ故実際には、珪素に結合した塩素に対する水の
モル比は反応容器のサイズ、所望の反応率及び許容でき
る環状シロキサンの程度によって定まる。珪素に結合し
た塩素に対する有用な水のモル比は、約0.5より多く
200までの範囲内である。珪素に結合した塩素に対す
る好ましい水のモル比は、約1から100の範囲内であ
る。珪素に結合した塩素に対する水の最も好ましいモル
比は、約4から40の範囲内である。
【0022】水性溶液に存在する塩化水素は、本願方法
においては触媒として作用する。それ故に、本願方法に
おける塩化水素の水性溶液の濃度は、約5から36重量
%の範囲内に維持するのが望ましい。反応系に加える水
は約5から36重量%の塩化水素を含んでも良く、又は
反応系に水を加え珪素に結合した塩素の加水分解によっ
て5から36重量%の塩化水素が提供されるのも良い。
水の中の塩化水素の好ましい濃度範囲は、約10から3
2重量%である。最も好ましい水の中の塩化水素の濃度
範囲は、約25から32重量%である。
【0023】反応が行われる温度は、水性塩化水素溶液
の凍結点である下限から、珪素から有機置換基が顕著に
開裂する点である上限の範囲内の温度である。一般に、
約0℃から100℃の範囲内の温度が用いられる。この
反応を行うのに好ましい温度は、約20℃から約50℃
の範囲内である。
【0024】反応が行われる反応器内の圧力は、約0.
1から10気圧(Pa)の範囲内である。約1気圧(P
a)が好ましい圧力である。
【0025】混合物を水性塩化水素と接触させる時間
は、本願発明において臨界的ではない。一般に、約0.
1から18時間の範囲内の接触時間が有益と考えられ
る。好ましい接触時間は、約0.5から4時間の範囲内
である。
【0026】末端オルガノ官能ポリジオルガノシロキサ
ン重合体の分離及びオルガノ官能ポリジオルガノシロキ
サン共重合体の分離は、通常の手段によって行うことが
できる。シロキサン重合体及びシロキサン共重合体は、
例えばストリップ、重力沈降、遠心分離、凝集及び膜分
離によって分離することができる。
【0027】典型的には、回収された生成物であるシロ
キサン重合体及びシロキサン共重合体は、珪素に結合し
た塩素を含む物質で汚染されている。回収した生成物を
安定化させるため、回収生成物を1回又はそれより多く
水で洗浄して加水分解し、そして残った塩素を取り除く
のが望ましい。
【0028】
【実施例】次に実施例を示して本願発明を説明する。例1 末端5−ヘキセニルポリジメチルシロキサン重合体を生
成した。製造装置は底部において排水できる1リットル
の三口フラスコである。フラスコには温度計及び外部か
ら駆動できる攪拌翼を有している。500gのCl(M
2 SiO)nSiMe2 Cl(ここでnは平均37.
7の値である)、24gの5−ヘキセニルジメチルクロ
ロシラン及び72gの8.4重量%の水性塩化水素をフ
ラスコに加えた。フラスコの内容物を25℃において1
時間攪拌した。
【0029】1時間後、攪拌を止めそしてフラスコの内
容物を分離した。底部の水性酸液の層を排水して除い
た。更に、170gの水をフラスコ内に残っているシロ
キサン重合体に加え、残っている珪素に結合した塩素を
加水分解しそして塩素を取り除いた。得られた分散液を
約120℃に加熱して水を除いた。シリコン重合体を3
0gの水で二回洗浄した。得られたシロキサン重合体を
約20mmHg(2.66kPa )で155℃に加熱して揮発
性成分を取り除いた。生成物は酸/塩基滴定によって残
った塩素、ビニル成分についてはフリィヤートランスフ
ォーム赤外分析(Fourier Transform
Infrared,FTIR)によりビニル成分を分
析し、また粘度についても測定した。生成物は3.5pp
m の塩素、0.68重量%のビニルを含み、そして約290
cs(μm2 /sec )の粘度を有していた。
【0030】例2 末端5−ヘキセニルポリジメチルシロキサン重合体を生
成した。生成手順は例1に記載したと同様にして行っ
た。300gのCl(Me2 SiO)nSiMe 2 Cl
(ここでnは平均37.7の値である)、7.1gの5
−ヘキセニルジメチルクロロシラン及び43gの11.
1重量%の水性塩化水素をフラスコに加えた。フラスコ
の内容物を25℃で1時間活発に攪拌した。得られた生
成物を例1に記載されたと同様にして分離し、洗浄しそ
して分析した。生成物は17.6ppm の塩素、0.33
重量%のビニルを含み、そして682cs(μm2 /sec
)の粘度を有していた。
【0031】例3 5−ヘキシニル官能ポリジメチルシロキサン共重合体を
生成した。装置は例1に記載したものと同じである。5
00gのCl(Me2 SiO)nSiMe2 Cl(ここ
でnは平均37.7の値である)、27gの5−ヘキセ
ニルメチルジクロロシラン、16.1gの5−ヘキセニ
ルジメチルクロロシラン及び85gの3.6重量%の水
性塩化水素をフラスコに加えた。フラスコの内容物を2
5℃で1時間活発に攪拌した。得られた生成物であるシ
ロキサン共重合体を105gの水で洗浄し、次いで50
gの水で5回更に洗浄を行った。洗浄した生成物をスト
リップして揮発性成分を除き、そして例1に記載したよ
うにして分析した。得られた生成物は27.9ppm の塩
素、1.03重量%のビニルを含み、そして238cs
(μm2 /sec )の粘度を有していた。
【0032】例4 5−ヘキシニル官能ポリジメチルシロキサン共重合体を
生成した。装置は例1に記載したものと同じである。1
386gのCl(Me2 SiO)nSiMe2Cl(こ
こでnは平均37.7の値である)、71.6gの5−
ヘキセニルメチルジクロロシラン、そして42.9gの
5−ヘキセニルジメチルクロロシランをフラスコに加
え、そして10分間混合した。次いで、300gの25
重量%の水性塩化水素溶液をフラスコに加え、そして更
に5分間混合を続けた。5分後、300gの水をフラス
コに加え、そして25℃で約3時間攪拌を続けた。得ら
れた生成物を例1に記載したようにして分離し、洗浄
し、ストリップしそして分析した。生成物は3ppm の塩
素、0.84重量%のビニルを含み、そして369cs
(μm2 /sec )の粘度を有していた。SiOHの水素
を重水素で置換してFTIRにより分析を行い、そして
生成物は119ppm のSiOHを有していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド エリック パケット アメリカ合衆国,ケンタッキー,テイラー ミル,セージ ヒル ドライブ 721 (72)発明者 ラリー ハーバート ウッド アメリカ合衆国,ケンタッキー,キャンベ ルズバーグ,ボックス 1101,ルート 1

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 末端オルガノ官能ポリジオルガノシロキ
    サン重合体の製造方法であって、(A)次の式の末端塩
    素ポリジオルガノシロキサン重合体、 【化1】 ここでRは1から20個の炭素原子のアルキル基、4か
    ら20個の炭素原子のシクロアルキル基及びアリール基
    から成る群から独立して選ばれた基であり、そしてnは
    1から1,000の整数である、並びに次の式のオルガ
    ノ官能クロロシラン末端ブロック体、 【化2】 ここでR1 は2から20個の炭素原子のアルケニル基及
    び1から20個の炭素原子のハロアルキル基から成る群
    から選ばれたオルガノ官能基であり、Rは前に述べた通
    りであり、aは1,2又は3、bは0,1又は2そして
    a+bは3である、を含む混合物を形成し、(B)この
    混合物を5から36重量%の塩化水素を含む理論量過剰
    の水と接触させ、そして(C)次の式の末端オルガノ官
    能ポリジオルガノシロキサン重合体 【化3】 ここでR,R1 、a及びbは前に述べた通りであり、そ
    してxはn+1から1,000の整数である、を分離す
    ることを包含する方法。
  2. 【請求項2】 有機官能ポリジオルガノシロキサン共重
    合体の製造方法であって、(A)次の式の末端塩素ポリ
    ジオルガノシロキサン重合体、 【化4】 ここでRは1から20個の炭素原子のアルキル基、4か
    ら20個の炭素原子のシクロアルキル基及びアリール基
    から成る群から独立して選ばれた基であり、そしてnは
    1から1,000の整数であり、次の式の有機官能ジク
    ロロシラン、 【化5】 ここでR1 は2から20個の炭素原子のアルケニル基及
    び1から20個の炭素原子のハロアルキル基から成る群
    から選ばれたオルガノ官能基であり、Rは前に述べた通
    りであり、cは1又は2、dは0又は1そしてc+dは
    2であり、並びに次の式のオルガノクロロシラン末端ブ
    ロック体、 【化6】 ここでR及びR1 は前に述べたとおりであり、eは0,
    1,2又は3、fは0,1,2,又は3そしてe+fは
    3である、を含む混合物を形成し、(B)この混合物を
    5から36重量%の塩化水素を含む理論量過剰の水と接
    触させ、そして(C)次の式のオルガノ官能ポリジオル
    ガノシロキサン共重合体 【化7】 ここでR,R1 ,c,d,e及びfは前に述べたとおり
    であり、xはn+1から1,000の整数であり、qは
    1から1,000の整数であり、yは共重合体中に含ま
    れているランダムに分布したジオルガノシロキシブロッ
    クの数であって1から1,000の整数であり、そして
    zは共重合体中に含まれているランダムに分布したオル
    ガノ官能シロキシブロックの数であって、1から1,0
    00の整数である、を形成するようにランダムに分布し
    た式(R2 SiO)x のジオルガノシロキシブロック及
    び式(R1 c Rd SiO)q のオルガノ官能シロキシブ
    ロックを含むオルガノ官能ポリジオルガノシロキサン共
    重合体を分離することを包含する方法。
  3. 【請求項3】 Rはメチル基である請求項1又は2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 nは1から50の整数である請求項1又
    は2記載の方法。
  5. 【請求項5】 R1 は2から10個の炭素原子のアルケ
    ニル基から成る群から選ばれた請求項1又は2記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 R1 はビニル基及び5−ヘキセニル基か
    ら成る群から選ばれた請求項1又は2記載の方法。
  7. 【請求項7】 オルガノクロロシラン末端ブロック体は
    5−ヘキセニルジメチルクロロシラン、ジメチルビニル
    クロロシラン及びトリメチルクロロシランから成る群か
    ら選ばれた請求項1又は2記載の方法。
  8. 【請求項8】 オルガノ官能クロロシラン末端ブロック
    体に対する末端塩素ポリジオルガノシロキサンのモル比
    は約0.5から10.0の範囲である請求項1又は2記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 シリコンに結合した塩素に対して水のモ
    ル比は約0.5より多く200の範囲内である請求項1
    又は2記載の方法。
  10. 【請求項10】 シリコンに結合した塩素に対して水の
    モル比は約4から40の範囲内である請求項1又は2記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 水は約25から32重量%の塩化水素
    を含む請求項1又は2記載の方法。
  12. 【請求項12】 約20℃から50℃の範囲内の温度で
    プロセスを行う請求項1又は2記載の方法。
  13. 【請求項13】 混合物と5から36重量%の塩化水素
    を含む理論量過剰の水との接触は約0.1から18時間
    の範囲内の時間である請求項1又は2記載の方法。
  14. 【請求項14】 混合物と5から36重量%の塩化水素
    を含む理論量過剰の水との接触は約0.5から4時間の
    範囲内の時間である請求項1又は2記載の方法。
  15. 【請求項15】 分離されたオルガノ官能ポリジオルガ
    ノシロキサン共重合体を一回又はそれ以上の水で洗浄す
    る請求項1又は2記載の方法。
  16. 【請求項16】 オルガノ官能ジクロロシランに対して
    末端塩素ポリジオルガノシロキサンのモル比は約0.5
    から5.0の範囲内である請求項2記載の方法。
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