JPH09136941A - 硬質ポリウレタンフォーム - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム

Info

Publication number
JPH09136941A
JPH09136941A JP7298598A JP29859895A JPH09136941A JP H09136941 A JPH09136941 A JP H09136941A JP 7298598 A JP7298598 A JP 7298598A JP 29859895 A JP29859895 A JP 29859895A JP H09136941 A JPH09136941 A JP H09136941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane foam
rigid polyurethane
polyol
foaming agent
polyether polyol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7298598A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Kaneda
俊和 金田
Masahiro Sasaki
正弘 佐々木
Osami Hayashi
修巳 林
Hiroshi Fujino
浩 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP7298598A priority Critical patent/JPH09136941A/ja
Publication of JPH09136941A publication Critical patent/JPH09136941A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】有機ポリイソシアナート、ポリオール、発
泡剤、触媒、整泡剤及びその他の助剤から製造される硬
質ポリウレタンフォームにおいて、発泡剤がハイドロフ
ルオロカーボンであり、ポリオール成分の一部または全
部が2,5ビス(アミノメチル))−ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン及び/または2,6ビス(アミノメチ
ル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタンを開始剤として
アルキレンオキサイドを付加させてなる水酸基価300
〜600の脂肪族環状ポリエーテルポリオールであるこ
とを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム。 【効果】規制発泡剤トリクロロフルオロメタン(CFC
−11)を使用しない、いわゆる代替フロン処方によ
り、断熱性能が良好で寸法安定性、脱型性の優れた硬質
ポリウレタンフォームが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬質ポリウレタンフ
ォームに関する。詳しくは発泡剤としての特定フロン
(即ちクロロフルオロカーボン)、或はハイドロクロロ
カーボンを使用せずに良好な強度と寸法安定性を有し、
しかも断熱性能に優れた硬質ポリウレタンフォームに関
する。
【0002】
【従来の技術】硬質ポリウレタンフォームは、断熱性
能、寸法安定性及び施工性が優れているために、冷蔵
庫、冷凍倉庫、建築材料等の断熱材としてまたスプレー
用途として広範囲に使用されている。これは硬質ポリウ
レタンフォームを製造する際に、発泡剤として1,1,
1ートリクロロフルオロメタン(以下CFC−11と記
す)に代表されるクロロフルオロカーボン類、ハイドロ
クロロフルオロカーボン類等を使用していることが大き
な理由である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、地球のオゾン層
保護のため、クロロフルオロカーボン(CFC)類の規
制が実施されている。クロロフルオロカーボン類、ハイ
ドロクロロフルオロカーボン類は大気中で安定に存在す
るために上空のオゾン層に達し、そこで紫外線等の作用
により分解され、発生した塩素ラジカル等によりオゾン
層が破壊されると考えられるようになった。この規制対
象には、硬質ポリウレタンフォームの発泡剤として使用
されているCFC−11も含まれている。
【0004】一般的な断熱材には、CFC−11がフォ
ーム中に7〜14重量%含まれており、このCFC−1
1を代替する発泡剤による発泡技術の開発が急務となっ
ている。CFC−11に替わる発泡剤としてオゾン破壊
係数が0である1,1,1,2−テトラフルオロエタン
(以下HFC−134aと記す)、1,1,1,3,3
−ペンタフルオロプロパン(以下HFC−245faと
記す)、1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン
(以下HFC−245caと記す)、1,1,1,2,
3,3−ヘキサフルオロプロパン(以下HFC−236
eaと記す)、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエ
タン(以下HFC−125と記す)等のハイドロフルオ
ロカーボン類が提案されている。
【0005】しかしながら上記ハイドロフルオロカーボ
ンを発泡剤として使用した場合、ガス自体の熱伝導率が
悪化するためにフォームとしての断熱性能が低下する。
また寸法安定性、特に低温寸法安定性が悪化し、更に脱
型性も悪化する傾向を示し、良好な性能を有する硬質ポ
リウレタンフォームが得られなかった。代替フロン技術
において断熱性能が良好でかつ寸法安定性、脱型性に優
れた硬質ポリウレタンフォームを製造する方法を開発す
ることはクロロフルオロカーボン類の使用量を削減する
ために重要な課題であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するために鋭意検討した結果、ポリオールとして
2,5(または6)ビス(アミノメチル)−ビシクロ
[2.2.1]ヘプタンを開始剤としてアルキレンオキ
サイドを付加したポリエーテルポリオールを使用するな
らばハイドロフルオロカーボンを発泡剤として使用した
場合においても断熱性能が良好で特に寸法安定性、脱型
性に優れた硬質ポリウレタンフォームを製造することが
可能であるとの知見を得、本発明の完成に至った。
【0007】すなわち本発明は有機ポリイソシアナー
ト、ポリオール、発泡剤、触媒、整泡剤及びその他の助
剤から製造される硬質ポリウレタンフォームにおいて、
発泡剤がハイドロフルオロカーボンであり、ポリオール
成分の一部または全部が2,5ビス(アミノメチル)−
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン及び/または2,6ビ
ス(アミノメチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン
(以下NBDAと略)を開始剤としてアルキレンオキサ
イドを付加させてなる水酸基価300〜600の脂肪族
環状ポリエーテルポリオールであることを特徴とする硬
質ポリウレタンフォームに関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においてNBDAに対して
付加するアルキレンオキサイドはエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレン
オキサイド、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリ
シジルエーテル、アリルグリシジルエーテル等があるが
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレン
オキサイドが好ましく使用される。本発明に用いるNB
DA開始剤ポリエーテルポリオールは水酸基価300〜
600、好ましくは400〜500のものである。水酸
基価が600を超えると粘度が高くなり実用上問題が生
じる。また300を下回ると得られた硬質ポリウレタン
フォームの強度の低下が生ずる。
【0009】これまでもCFC−11を使用した処方に
おいてエチレンジアミン等の脂肪族アミンを開始剤とし
たポリエーテルポリオールを使用することは広く知られ
ている。これらの特徴は例えばペンタエリスリトール、
或いはショ糖の様な低分子量脂肪族ポリオールを開始剤
としたポリエーテルポリオールと比較して熱伝導率が優
れた硬質ポリウレタンフォームが得られるという点であ
る。脂肪族アミンを開始剤としたポリエーテルポリオー
ルは骨格中に3級アミンを有するためにポリエーテルポ
リオール自体の触媒活性が強く、その結果少量の触媒量
で、微細なセルを形成し良好な熱伝導率を有する硬質ポ
リウレタンフォームが得られていた。しかしその反面、
触媒の使用量が少ないために触媒にによる反応の泡化と
ゲル化のバランス制御が難しいという欠点があった。触
媒によるフォームの最終物性のコントロールができない
ために特に強度が弱く、上記脂肪族アミン開始剤ポリエ
ーテルポリオールを多用した場合、寸法安定性が悪化す
るという欠点を有していた。更に開始剤骨格が弱いため
に特に冷蔵庫の生産性に関与する脱型性が著しく低下し
ていた。
【0010】しかし本発明によるNBDAを開始剤にし
たポリエーテルポリオールは従来の脂肪族アミン開始剤
ポリエーテルポリオールと比較して反応性がマイルドで
あり、同等の反応性を維持するのに要する触媒量は増加
する。従って触媒選択の自由度は広がり触媒による最終
物性のコントロールが容易となる。しかも断熱性能は同
等以上であり、強度及び脱型性能が著しく改良される。
従ってNBDAを開始剤としたポリエーテルポリオール
を使用することにより代替フロン処方においても断熱性
能が良好で寸法安定性、脱型性能に優れた硬質ポリウレ
タンフォームが得られる。これらの優れた特徴はリジッ
ドでバルキイなビシクロヘプタン骨格に由来するもので
ある。
【0011】また従来の芳香族アミン開始剤ポリエーテ
ルポリオールを使用した硬質ポリウレタンフォームに見
られた酸化及び紫外線の作用による着色現象も本発明に
よるNBDA開始剤ポリエーテルポリオールを使用した
場合には見られない。従ってスプレー用硬質ポリウレタ
ンフォームのような屋外に暴露する用途にも使用するこ
とが可能である。
【0012】本発明でNBDA開始剤ポリエーテルポリ
オールと併用して使用できるポリオールとしては公知の
ものがすべて使用できるが、ショ糖/グリセリン混合物
にプロピレンオキシドを付加した水酸基価450mgK
OH/gのポリオールが好適である。それ以外に例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、トリプロピレングリコール、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、ショ糖等の多価アルコール、トリレンジアミン等の
芳香族アミン類やエチレンジアミン、トリエタノールア
ミン等の脂肪族アミン類の単独または混合系にアルキレ
ンオキシドを付加重合させて得たヒドロキシル価350
−800mgKOH/gのポリエーテルポリオール等が
ある。
【0013】またポリエステルポリオールとしては公知
のものがすべて使用できるが上記多価アルコールとアジ
ピン酸、フタル酸等の低分子量カルボン酸との縮合反応
により生成するポリエステルジオール、ポリエステルト
リオール等がある。これらのポリエーテルポリオール、
ポリエステルポリオールは併用してもよい。
【0014】本発明で使用される発泡剤としてはハイド
ロフルオロカーボン(HFC)類が使用できるが特にH
FC−134a、HFC−245fa、HFC−245
ca、HFC−236ea、HFC−125もしくはこ
れらの混合物が好ましい。発泡剤として使用されるハイ
ドロフルオロカーボンの量は、ポリオール100重量部
に対して5〜50重量部が適当であり、10〜40重量
部が更に適当である。また発泡剤として併用される水の
量は、ポリオール100重量部に対して0.001〜1
0重量部が適当であり0.5〜5重量部が更に適当であ
る。
【0015】触媒としては、例えばトリメチルアミノエ
チルピペラジン、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、N−メチルモルフォリン、N−エチルモルフォリ
ン、トリエチレンジアミン、テトラメチルヘキサメチレ
ンジアミン等のアミン系ウレタン化触媒等、公知の触媒
がすべて使用できる。その使用量は活性水素を持つ化合
物100重量部に対して、0.001〜10.0重量部
が適当である。
【0016】整泡剤としては、従来公知の有機珪素系の
界面活性剤が用いられる。例えば、日本ユニカ−社製の
L−5420、L−5421等、東レダウコーニングシ
リコーン社製のSH−193等、信越化学工業社製のF
−327、F−345、F−305、等が適当である。
これらの整泡剤の使用量は、活性水素を持つ化合物と有
機ポリイソシアナートの総和100部に対して0.1〜
10部である。その他難燃剤、可塑剤、安定剤、着色剤
等を必要に応じ添加することができる。
【0017】本発明に使用される有機ポリイソシアナー
ト原料としては公知のものがすべて使用できるが、最も
一般的なものはトルエンジイソシアナート(以下TDI
と略)及びまたはジフェニルメタンジイソシアナート
(以下MDIと略)である。TDIは異性体の混合物す
なわち2,4−体100%品、2,4−体/2,6−体
=80/20及びまたは65/35(それぞれ重量比)
等のものをはじめ、三井東圧化学(株)製TDI−TR
Cとして知られる多官能性のタールを含有する、いわゆ
る粗TDIも使用できる。 また、MDIとしては、
4,4’−体を主成分とする純品の他に、3核体以上の
多核体を含有する三井東圧化学(株)製コスモネートシ
リーズに代表されるポリメリックMDIが好適に使用さ
れる。
【0018】またこれら有機ポリイソシアナートと前述
のポリオールより得られるイソシアナート基を分子末端
に有するプレポリマーもイソシアナート組成物の一部ま
たは全部として使用できる。そのほか上記ポリイソシア
ナートを部分的に三量化、カルボジイミド化、アミド化
などの手段で変性した有機ポリイソシアナートも使用す
ることが可能である。有機ポリイソシアナートと前述の
レジン液中の活性水素の割合は、NCO/H(活性水
素)=0.7〜5.0(当量比)が特に好適である。
【0019】本発明を実施するには、ポリオール、発泡
剤、触媒及び整泡剤の所定量を混合してレジン液とす
る。レジン液と有機ポリイソシアナートとを一定の比率
で高速混合し、空隙または型に注入する。この際、有機
ポリイソシアナートとレジン液の活性水素との当量比
(NCO:H)が0.7:1から5:1となるように有
機ポリイソシアナートとレジン液との液比を調節する。
【0020】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を
具体的に説明するが本発明は、その要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。実施例及
び比較例の結果をまとめて表−1.〜4.に示す。表中
の数字は、特に断るもの以外、重量部を表わす。実施例
及び比較例において、使用した原料は以下の通りであ
る。 イソシアナート−A.:三井東圧化学(株)製コスモネ
ート M−200 粗ジフェニルメタンジイソシアナート。NCO% 3
1.3
【0021】ポリオール−1:30L反応器にNBDA
6.2Kgを入れ水酸化カリウム0.5gを粉末状にし
て加えた後、攪拌しながら110℃に昇温しプロピレン
オキサイド13.8Kgを4hrかけて吹き込んだ。そ
の後減圧蒸留し未反応のプロピレンオキサイドを留去
し、85%リン酸123gを加え中和後、脱水及び濾過
によるリン酸塩の除去を行い20Kgのポリエーテルポ
リオールを得た。水酸基価 450mgKOH/g
【0022】ポリオール−2:ペンタエリスリトールに
プロピレンオキシドを付加したポリエーテルポリオー
ル。水酸基価 450mgKOH/g ポリオール−3:エチレンジアミンにプロピレンオキシ
ドを付加したポリエーテルポリオール。水酸基価 45
0mgKOH/g ポリオール−4:グリセリンにプロピレンオキシドを付
加したポリエーテルポリオール。水酸基価 450mg
KOH/g
【0023】 整泡剤:日本ユニカー(株)製 SZ−1627 触媒A:花王(株)製カオーライザーNo.1 発泡剤:HFC−134a(1,1,1,2−テトラフルオロエタン) HFC−245fa(1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン) HFC−245ca(1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン) HFC−236ea(1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパ ン)
【0024】実施例1〜8及び比較例1〜12 表−1.〜3.に示す配合のレジン液を所定量配合し温
度を0℃に保持した後、これに所定量のイソシアナート
組成物を加え、2秒間高速混合し、直ちにフリ−発泡用
ボックス(サイズ:250×250×250mm)に注ぎ発泡させ
た。また予め45℃に調整したアルミ性縦型パネル(サ
イズ:内寸400×400×30厚みmm)に、所定量の発泡液を
注入し、8分後に脱型した。発泡後、23℃、湿度65
%の恒温室で24時間放置したフォームの各種物性値を
測定した。なお硬質ポリウレタンフォームの物性測定条
件は以下の通りである。
【0025】フリー密度:250×250×250mmフリー発泡
により得られたフォームのコア部の密度である。 圧縮強度:JIS A9514に準拠して測定した。 高温寸法安定性:70℃雰囲気下で24hr静置後、寸
法変化率%を測定した。 低温寸法安定性:−30℃雰囲気下で24hr静置後、
寸法変化率%を測定した。 湿熱寸法安定性:70℃95%相対湿度雰囲気下で24
hr静置後、寸法変化率%を測定した。 OA密度:スキン部を含めたフォームのオーバーオール
密度である。 CORE密度:両面スキン部を落としたフォームのコア
部の密度である。 熱伝導率:200×200×25mmのサンプルでANACON
TCA−8にて測定した。
【0026】脱型性の評価は予め45℃に調整したアル
ミ製水平モールド(サイズ330.0×330.0×80.0厚みmm)
に所定量の発泡液を注入し5分後に脱型した。脱型直後
にダイヤルゲージにて厚みを測定しフォームの膨れの状
態を測定した。本来の厚み80.0mmに対して何ミリ膨れて
いるかにより評価した。
【0027】表−1.〜4.の結果からNBDAを開始
剤としたポリオール−1は、それぞれペンタエリスリト
−ル、エチレンジアミン、グリセリンを開始剤としたポ
リオール−2,3,4と比較して、各発泡剤において著
しく寸法安定性が改良されており熱伝導率の改良効果も
顕著である。また表−4.から、冷蔵庫の生産性に寄与
する脱型性の観点からも著しい改良効果が認められた。
従来の脂肪族アミン系開始剤(エチレンジアミン:ポリ
オール−3)と比較するとポリオール−1は触媒の使用
量が増加しており、触媒選択の自由度が広がっている。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【発明の効果】代替フロン処方より得られた硬質ポリウ
レタンフォームは、従来のCFC−11を多量に使用す
る処方より得られた硬質ポリウレタンフォームと比較し
て、断熱性能、寸法安定性及び脱型性が著しく劣ってい
た。しかしポリオール成分としてNBDAを開始剤とし
てアルキレンオキサイドを付加したポリエーテルポリオ
ールを使用することにより発泡剤としてハイドロクロロ
フルオロカーボンを使用した場合でも断熱性能が良好で
かつ寸法安定性及び脱型性能に優れた硬質ポリウレタン
フォームが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75:04 (72)発明者 藤野 浩 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機ポリイソシアナート、ポリオール、発
    泡剤、触媒、整泡剤及びその他の助剤から製造される硬
    質ポリウレタンフォームにおいて、発泡剤がハイドロフ
    ルオロカーボンであり、ポリオール成分の一部または全
    部が2,5ビス(アミノメチル)−ビシクロ[2.2.
    1]ヘプタン及び/または2,6ビス(アミノメチル)
    −ビシクロ[2.2.1]ヘプタンを開始剤としてアル
    キレンオキサイドを付加させてなる水酸基価300〜6
    00の脂肪族環状ポリエーテルポリオールであることを
    特徴とする硬質ポリウレタンフォーム。
  2. 【請求項2】発泡剤が1,1,1,2−テトラフルオロ
    エタン、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパ
    ン、1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン、
    1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン、
    1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン又はこれら
    の2種以上の混合物であることを特徴とする請求項1記
    載の硬質ポリウレタンフォーム。
  3. 【請求項3】アルキレンオキサイドがプロピレンオキサ
    イド、エチレンオキサイド、ブチレンオキサイド又はこ
    れらの2種以上の混合物であることを特徴とする請求項
    1記載の硬質ポリウレタンフォーム。
  4. 【請求項4】脂肪族環状ポリエーテルポリオールの水酸
    基価が400〜500であることを特徴とする請求項1
    記載の硬質ポリウレタンフォーム。
JP7298598A 1995-11-16 1995-11-16 硬質ポリウレタンフォーム Pending JPH09136941A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7298598A JPH09136941A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 硬質ポリウレタンフォーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7298598A JPH09136941A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 硬質ポリウレタンフォーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09136941A true JPH09136941A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17861814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7298598A Pending JPH09136941A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 硬質ポリウレタンフォーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09136941A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09316222A (ja) * 1996-05-28 1997-12-09 Bridgestone Corp 硬質ポリウレタンフォーム及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09316222A (ja) * 1996-05-28 1997-12-09 Bridgestone Corp 硬質ポリウレタンフォーム及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2301811T3 (es) Espumas de poliuretano o de poliisocianurato sopladas con hidrocarburos fluorados y dioxido de carbono.
KR101232443B1 (ko) 우수한 절연성을 갖는 경질 발포체 및 상기 발포체의 제조방법
CN111518251A (zh) 一种聚氨酯硬质泡沫及其制备方法
JP3366137B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JPH09136941A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JP2000053743A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JP2000063475A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JP2004131651A (ja) 硬質ポリウレタンフォームおよびその製造方法
JP4084516B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2002293871A (ja) 硬質ポリウレタンフォームおよびその製造方法
JP3689903B2 (ja) 変性ポリイソシアネート組成物、並びにこれを用いた硬質ポリウレタンフォーム又はイソシアヌレート変性ポリウレタンフォームの製造方法
JPH09136936A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JP3654729B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JP2004131649A (ja) 硬質ポリウレタンフォームおよびその製造方法
JP3587563B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JP3184589B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JPH10182776A (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JPH06345842A (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2000063477A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JP2008545036A (ja) ポリウレタン成形品の製造方法
JP3145755B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JPH10182783A (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP3265064B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP3313196B2 (ja) ポリイソシアナート組成物及びそれを用いた硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2000063476A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20040615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041102