JPH09135258A - テスト情報検査方法及び伝送誤り検出装置 - Google Patents

テスト情報検査方法及び伝送誤り検出装置

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JPH09135258A
JPH09135258A JP8293169A JP29316996A JPH09135258A JP H09135258 A JPH09135258 A JP H09135258A JP 8293169 A JP8293169 A JP 8293169A JP 29316996 A JP29316996 A JP 29316996A JP H09135258 A JPH09135258 A JP H09135258A
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transmission
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JP8293169A
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Wuudiann Ke
ケ ウッディアン
Duy K Le
ケー.ル デュイ
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Nokia of America Corp
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LE-SENTO TECHNOL Inc
Lucent Technologies Inc
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    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
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    • G01R31/3181Functional testing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークで結ばれたシステムにおいて1
149.1バックプレインテストバス上の伝送誤りを検
査する。 【解決手段】 本発明のテスト情報検査方法及び伝送誤
り検出装置は、テストマスター14及び回路ボード12
の双方がこのボードによって送受信する各情報ブロック
に対する検査符号を計算することにより、回路ボード及
びテストマスターの間を1149.1バックプレインテ
ストバス20を渡って送信されるテスト情報の検査を行
う。境界走査のアクティブ状態ではない間隔の間に、テ
ストマスターは、回路ボード12において作られた検査
符号を獲得し、これらをテストマスターにより生成され
た対応する符号と比較する。テストマスター及び回路ボ
ードにより生成された符号の相違は、伝送誤りを意味す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テストマスターと
テストされる(被検査用)ボードの間のバックプレイン
テストバスを介して送信されるテスト情報の整合性を検
査する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの電子製品メーカは、IEEEの刊
行物「テストアクセスポート(TAP)と境界走査アー
キテクチャ:Test Access Port (TAP) and Boundary Sc
an Architecture」で記述してあるIEEE1149.1
標準で明らかにされている境界走査テスト技術を使って
日常回路ボードをテストしている。境界走査テストを行
うために、各回路ボードは、境界走査テストアーキテク
チャを有しなくてはならない。特に、各ボードは、各デ
バイスの動作に対応する値を格納するための、連続的な
連鎖で結合する1つあるいは複数の境界走査セルを有す
る、少なくとも1つ、好ましくは複数のデバイスを有し
なくてはならない。加えて、各境界走査デバイスは、上
述のIEEE刊行物で記述してあるアーキテクチャのテ
ストアクセスポート(TAP:Test Access Port)コン
トローラを有しなくてはならない。
【0003】各TAPコントローラは、外部テストシス
テムから供給されるテストモード選択(TMS:Test M
ode Select)信号とテストクロック(TCK:Test Clo
ck)信号に従って、対応するデバイスのテストプロセス
を管理する。テストのまず最初においては、各TAPコ
ントローラは、そのテストデータ入力(TDI:TestDa
ta Input)を経由してテストビット列を境界走査セルの
連鎖へとシフトし、そしてその列を用いる。回路ボード
が正確に動作していれば、 境界走査セルにおいてラッ
チされた論理値は所定の値を仮定する。もし回路ボード
に故障があるならば、1以上の境界走査セルにおいてラ
ッチされた論理値は、それらの対応する所定の値と相違
する。このような相違を検出するために、外部テストシ
ステムは、故障がないボードに対しての幾つかの予め計
算された値と比較するために境界走査セルからビットを
シフトアウトする。シフトアウトされたビットと予め計
算された値との間のいかなる相違は、回路ボードにおけ
る欠陥の可能性を表す。
【0004】以前は、境界走査テストは、対応するボー
ドのテストを管理するための個別のテストコントローラ
を必要とした。しかし、現在は、幾つかの製造業者によ
り、IEEE1149.1標準に従うTDI、TMS、
TDO及びTCKの別々の線路を有する境界走査テスト
バスによって、単一のシステムテストコントローラ(即
ち、テストマスター)に個々の回路ボードを接続するた
めのスレーブモジュールが開発されている。この理由の
ために、境界走査テストバスを「1149.1バックプ
レインテストバス」として以下において呼ぶ。この方法
で境界走査テストを行うために、テストマスターは11
49.1バックプレインテストバス上の位置にボードの
アドレスを対応することによってテストされる個々のボ
ードを最初に選択する。対応するアドレスを有するボー
ドはテストマスターに応答し、これに対しテストマスタ
ーはIEEE1149.1プロトコルを使って、その対
応するボードへとテスト情報を供給し、その対応するボ
ードからテスト応答を受け取る。
【0005】上述のネットワークを用いる境界走査テス
トの方法は、伝送誤りを検出するメカニズムをなんら有
していないことによって損傷を受けている。実際に、テ
ストマスターから個々ボードまでの信号を運ぶバックプ
レインテストバスにおいて伝送情報の誤りを起こす電気
雑音が生じ、悩まされている。このような伝送誤りはテ
スト結果へ悪い影響を与えるだけではなく、ネットワー
ク内のデバイスに損傷を与えてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、ネットワークで結ばれたシステムにおいて114
9.1バックプレインテストバス上の伝送誤りを検査す
る技術を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に従うと、テスト
マスター及び少なくとも1つのアクティブ間隔の間にテ
ストされる少なくとも1つの回路ボードの間の114
9.1バックプレインテストバスを介して送信されるテ
スト情報の整合性を検査する方法が提供される。バス上
のテスト情報を検査するために、テストマスターと回路
ボードはそれぞれ、相手側による受け取りのために11
49.1バックプレインテストバスを介して情報を送信
した後に送信側検査符号を生成する。さらに、テストマ
スターと回路ボード両方はまた、1149.1バックプ
レインテストバスからそれぞれが相手側によって受け取
った情報に対応する受信側検査符号を生成する。この送
信側及び受信側検査符号は、それぞれが1149.1バ
ックプレインテストバス上で渡される対応する情報に従
って生成され、またエラー検査に用いられるので、パリ
ティコードに類似する。テストマスターと回路ボードの
間でテスト情報が渡されるアクティブ間隔ではない間隔
の間に、そのテストマスターは回路ボードによって生成
された送信側及び受信側検査符号を獲得する。その後、
テストマスターは被検査回路基板から獲得した送信側及
び受信側検査符号を、テストマスターによって生成され
た受信側及び送信側符号と比較する。
【0008】もし誤りがなければ、送信された特定の情
報ブロックに対してのテストマスターによって生成され
た送信側検査符号は、テストマスターからの情報の受け
取りの際に、回路ボードによって生成された受信側検査
符号と一致する。同じく、テストマスターによって生成
された受信側検査符号は、回路ボードによる情報ブロッ
クの受け取りの際に、被検査回路ボードから獲得した送
信側検査符号と一致する。送信側符号及び受信側符号が
対応する受信側及び送信側符号とそれぞれ一致しない度
合いは、送信され、受信された情報が一致しない程度を
示す。
【0009】上述の検査技術は、伝送誤りが検出された
ときにテスト情報送信を中断するように、テストマスタ
ーと各回路ボードの間をテスト情報を送信するように実
装することが好ましい。さらなるデータ伝送の前に11
49.1バックプレインテストバスのテストバスの整合
性を検査することによって、システムに損害を与える伝
送誤りが避けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、従来技術の境界走査テス
トネットワーク10を示し、これは、前記IEEE刊行
物「テストアクセスポート(TAP)と境界走査アーキ
テクチャ」で記述されている境界走査技術を使ってテス
トマスター14によって逐次テストされる少なくとも1
つ、好ましくは複数の回路ボード121〜12n(nは整
数)からなる。テストマスター14は、各ボードへテス
ト情報を送信するため、及びこれらからテスト応答を集
めるために、典型的にはマイクロプロセッサー及びこれ
に対応するメモリであるシステムテストコントローラ1
6を有する。テストマスター14はまた、IEEE11
49.1標準で特定される境界走査プロトコルに従っ
て、システムテストコントローラ16によって生成され
るテスト情報、及びこのテストコントローラに供給され
るテスト応答をフォーマットを変えるテストバスコント
ローラ18を有する。実際は、テストバスコントローラ
18は、AT&Tマイクロエレクトロニクス社(AT&T M
icroelectronics:米国ニュージャージー州バークレー
ハイツ)から得られる境界走査マスターコントローラ集
積回路からなることが好ましいが、他の半導体製造業者
によって生産された他のタイプの境界走査コントローラ
でもよい。
【0011】4つの別々のTMS、TCK、TDI及び
TDO(及び随意にテストリセット(TRSTバー)線
路も)信号線路からなる1149.1テストバス20
は、テストマスター14内のテストバスコントローラ1
8を各回路ボード内のスレーブインタフェース22に結
合して、各ボード及びテストマスターの間をテスト情報
が通信することを可能にする。スレーブインタフェース
22は典型的には、テキサス・インスツルメンツ社(Te
xas Instruments)のアドレス可能走査ポート25(A
SP)又はナショナル・セミコンダクター社(National
Semiconductor)のSCANブリッジからなり、それぞ
れは対応する回路ボード上の境界走査テスト構造24の
1149.1バックプレインテストバス20へのインタ
フェースとして機能することができる。
【0012】ネットワーク10の一部をなす各回路ボー
ドは、以下の方法で境界走査テストを行う。テストのま
ず最初には、システムテストコントローラ16は、選択
するボードに固有なアドレスを生成することによってテ
ストをするために、回路ボード121〜12nの所望する
1つを選択する。テストバスコントローラ18は、通信
プロトコルへとアドレスのフォーマットを変え、次にそ
のフォーマットを変えられたアドレスを1149.1バ
ックプレインテストバス20上の位置に対応させる。各
回路ボード121〜12nに対応するスレーブインタフェ
ース22は、そのアドレスを受け取る。ここでは、正し
いアドレスを含むスレーブインタフェース22のみが応
答する。回路ボード121〜12nの選択された1つが応
答すると、テストマスター14は選択されたボードの境
界走査テストを開始する。そのために、テストマスター
14は、1149.1バックプレインテストバス20の
TDI線路経由で、選択回路ボードにテストデータ及び
命令(テスト情報)を供給する。また、テストマスター
14は、1149.1バックプレインテストバス20の
TDO線路経由で選択回路ボードから応答を受け取る。
【0013】テスト情報がテストマスター14と選択回
路ボード121〜12nの1つの間を渡される際に、幾ら
かの情報は様々な理由のために誤りが発生してしまう。
このような誤りが発生した情報は、テストの正確さに悪
い影響を与えるだけではなく、ネットワーク10内の1
以上の要素に損害を与えてしまう。
【0014】図2は、本発明に従って1149.1バッ
クプレインテストバス20を通るテスト情報を検査する
ためにネットワーク10を変更した図を示す。本発明に
従ってテスト情報検査を達成するために、各回路ボード
121〜12nは、伝送誤り検出ロジック(TEDL:Tr
ansmission Error Detection Logic)26を有する。こ
れは、前記IEEE刊行物で記述してある方法で構成す
るTAPコントローラ28によって制御される。TED
L26は、後に図6とともに詳細に論じるが、対応する
回路ボード121〜12nの1つによって受け取られる各
テスト情報ブロックに対して検査符号を生成する。さら
に、各ボード上のTEDL26はまた、1149.1バ
ックプレインテストバス20を介して回路ボードからテ
ストマスター14へと送信された情報(即ち、テスト応
答)の各ブロックに対する検査符号を生成する。テスト
マスターから送信し、テストマスターによって受け取る
各情報ブロックの検査符号を生成するために、TEDL
26に類似するメカニズム(図示せず)がテストマスタ
ー14内にもある。
【0015】各検査符号は誤り検査に使われ、これは、
対応する情報ブロックに対応するパリティを計算するこ
とによって得られるが、対応する情報ブロックそれぞれ
に対応するパリティを計算することによって各検査符号
を確立するよりもむしろ、対応する情報ブロックに対し
て巡回冗長検査(CRC)又はチェックサムの方法で計
算することによって検査符号を確立する方法の方がよい
ことが多い。各検査符号を確立するために他のタイプの
エラー検査スキームを用いることもできる。簡明さのた
めに、1149.1バックプレインテストバス20を介
しての各デバイスによる他のデバイスへの情報ブロック
の送信に続いてテストマスター14及びTEDL26に
よって生成された検査符号は、「送信側検査符号(send
er checkcode)」と呼ぶ。逆に、他方が送信することに
よるテスト情報のブロックの受け取りの際によってテス
トマスター14及び各ボードのTEDL26によって生
成された検査符号は、「受信側テスト符号(receiver t
est code)」と呼ぶ。
【0016】図3には、検査符号を生成する前述のプロ
セスの例が示してある。テストの間には、テストマスタ
ー14は、1149.1バックプレインテストバス20
を介しての対応するスレーブ22による受け取りのため
にそのTDOにインストリームテストデータ、即ちテス
ト命令を生成する。その後に、テストマスター14は、
送ったばかりのテスト情報(データ/命令)に対応する
送信側検査符号を生成する。このテスト情報の受け取り
の際に、このときに信号を受信したスレーブ22に対応
するTEDL(図示せず)は、送信側検査符号の生成と
同じ方法で受信側検査符号を生成する。スレーブ22で
受け取ったテスト情報が元の送信テスト情報に対応すれ
ば、受信側検査符号は送信側検査符号と一致することに
なる。送信及び受信テストデータの間のいかなる相違
は、送信側及び受信側検査符号の間の相違を生じさせ
る。
【0017】テストマスター14からのテスト情報の受
け取りに続いて、スレーブ22は、テストマスター14
による受け取りのためにテスト情報を走査する。走査さ
れたテスト情報の送信の際に、スレーブ22は、テスト
マスターが送信側検査符号を計算した方法と全く同じ方
法で送信データに対する送信側検査符号を計算する。テ
ストマスター14が走査されたテスト情報を受け取った
後に、テストマスターはスレーブ22と全く同じ方法で
受信情報に対する受信側検査符号を計算する。スレーブ
22によって生成された送信側検査符号、及びテストマ
スター14によって生成された受信側検査符号の間のい
かなる相違でも、データ伝送における誤りを意味してし
まう。
【0018】図3から理解できるように、テストマスタ
ー14は通常、テスト情報の送信の前にスレーブ22に
TMS信号を送信する。テストマスター14から送信さ
れたTMS信号の整合性がそれと対応する送信側及び受
信側検査符号を計算することによって検査できるが、テ
ストデータや命令を検査するために上述の検査スキーム
と比較して扱わなくてはならない若干の複合した要素が
ある。
【0019】伝送誤りを検出するために、テストマスタ
ー14は、送信側及び受信側検査符号を比較してそれら
の間のいかなる相違をも検出する。従って、テストマス
ター14は、各回路ボード121〜12nのTEDL26
によって生成された受信側及び送信側検査符号を獲得し
なくてはならない。各回路ボードからテストマスター1
4へと送信側及び受信側検査符号を送信するための図1
及び2の1149.1バックプレインテストバス20の
中の別の線路の必要性をなくすために、1149.1バ
ックプレインテストバス20のTDO線路をこの用途の
ために使う。従来の境界走査テストへの影響を最小限に
抑えるために、境界走査テストプロセスの安定状態の間
に各ボードからテストマスター14へと検査符号を効果
的に通信できる。IEEE1149.1標準で実現さ
れ、前記IEEE刊行物で記述されている境界走査テス
ト技術は、テストシステムコントローラ18の制御の下
でテスト命令又はデータが回路ボード121〜12n及び
テストマスター14(両方とも図1)の間を通過しない
4つの状態を有する。この4つの安定状態は、ポーズ-
DR、ポーズ-IR、ランテスト/アイドル及びテスト
ロジックリセット状態である。図1及び2のテストマス
ター14が各回路ボードから検査符号を獲得するのは、
これらの4つの安定状態のうち1つの間である。
【0020】検査符号を通信する方法をより良く理解す
るために、境界走査テストに対応する状態シーケンスを
示す部分タイミング図を示す図4を用いて説明する。シ
フト-DR及びシフト-IR状態へ入る際には、各回路ボ
ードはそれぞれ、テスト情報を受け取り、テスト情報を
送信する。これらの間隔の間に回路に非テスト情報を送
信すること又はテスト情報をシフトアウトするいかなる
試みも回路ボードのテストを妨害する。
【0021】シフト-DR状態(又はシフト-IR状態)
が終わると、ポーズ-IR(又はポーズ-DR)状態が始
まる。送信側検査符号が標準的な境界走査テストプロセ
スといかなる干渉をも避けるためにバスを移動する時間
は、ポーズ-IR又はポーズ-DR状態のうちいずれかの
間(又はランテスト/アイドル又はテスト-ロジックリ
セット状態のいずれかの間)である。幾つかの場合で
は、全ての送信側検査符号を、データの各ブロックに対
する対応する受信側検査符号と比較することは望まし
い。このために、図2のテストマスター14及びTED
L26の両方は、検査符号が図4で示した特定の間隔で
1149.1バックプレインテストバス20を移動する
ために、図6に関連して下に論じる方法で構成すること
ができる。各受信検査符号が、テストマスター14によ
って生成された対応する送信側検査符号と一致してから
のみ、テストマスターはテスト情報の次のブロックを送
信する。
【0022】テスト情報検査に関連する諸経費を減らす
ために、テストマスター14による要求の際のみに検査
符号を各回路ボードから送ることが望ましい場合も多
い。図5を参照すると、このようなスキームにおいて
は、図1のテストマスター14は、4つの安定した境界
走査状態のうちの1つの始めの以下において「検査符号
アドレスフレーム」と呼ぶ間隔の間に図1の1149.
1バックプレインテストバス20上で所望の検査符号の
アドレスを送信する。検査符号アドレスフレームに続い
て、回路ボード121〜12nの選択された1つが次のフ
レームの間に、対応する検査符号に応答する。
【0023】図6には、図2に関連して手短かに論じた
TEDL26のブロック略図が示してある。図6のTE
DL26は、1149.1バックプレインテストバス2
0のTDI、TDO、TCK及びTMS線路に結合し、
そこから信号を受信するTAPコントローラ28を有す
る。このTAPコントローラ28は、TEDL26の有
限状態機械(FSM:Finite State Machine)30の動
作を制御する制御ビットを生成する。このFSMマシン
30は、1149.2バス20上の信号をモニターする
こと、及び制御のために相応に変化するコマンド信号の
セットを生成することによって、境界走査テストプロセ
スの様々な状態をモニター、即ち追跡する。
【0024】FSM30からのコマンド信号によって制
御される要素として、線形フィードバックシフトレジス
タ(LFSR:Linear Feedback Shift Register)32
及び34の対がある。このLFSR32及び34はそれ
ぞれ、図6のTEDL26を取り入れる図2のスレーブ
22から送信された情報、及びこれにより受信される情
報に対するチェックサムを計算する。パリティ計算回路
36は、各LFSRによって確立したチェックサムに対
してパリティ計算を行うために、LFSR32及び34
に結合する。
【0025】LFSR32及び34のそれぞれはパリテ
ィ発生器36とともに、フレームヘッダを記憶する第1
レジスタ42にバス40経由で結合する。レジスタ42
は符号化器44に結合し、これは、レジスタ44に記憶
されたフレームヘッダの他に、LFSR32及び34に
よって計算された検査符号、並びにパリティ発生器36
によって生成されたパリティビットを符号化する。この
符号化された情報は、図1のテストマスター14による
受け取りのために1149.1バックプレインテストバ
ス20のTDO線路上へと出力される前に、インバータ
ー46によって反転され、バッファ48によって緩衝さ
れる。テストマスター14に供給される情報は、テスト
マスターがこの情報の初めと終わりの部分を識別するこ
とができるように符号化される。
【0026】符号化器44は、線形フィードバックシフ
トレジスタから典型的にはなるカウンター50のカウン
トに応答する。このカウンター50は、LFSR32及
び34から供給されたチェックサムのビットの数、並び
にパリティ発生器36からのパリティビットを数える。
フレームヘッダの送信の後にカウンター50が適当な数
のビットを数えた後に、カウンターは第2レジスタ52
へ信号を送り、そのレジスタに記憶されたフレームトレ
ーラー(終端部)をバス54に沿って符号化するために
符号化器44に供給する。
【0027】動作において、FSM30は、ポーズ-I
R及びポーズ-DR状態のそれぞれにいつ到達したか決
定するために境界走査テストの状態をモニターする。境
界走査テストプロセス、即ちポーズ-IR及びポーズ-D
R状態のそれぞれに入る際には、FSM30はレジスタ
42、LFSR32と34、及びパリティビット発生器
36に適当な制御信号を供給する。このようにして、図
1のテストマスター14は、フレームヘッダー、送信側
及び受信側検査符号、並びに対応するパリティビットを
受け取る。チェックサム及びパリティビットが送信され
る間に、カウンター50はこれらのビットの数を数え
る。カウンター50が送信側及び受信側検査符号並びに
対応するパリティビットのビットの数に対応する所定の
カウントまでカウントすると、レジスタは送信側及び受
信側検査符号並びに対応するパリティビットの後の送信
に対するフレームトレーラーを供給するように信号を送
る。
【0028】前述のように、図6のTEDL26のFS
M30は、TEDLが検査符号及びポーズ-IRとポー
ズ-DR状態のそれぞれの間に送信側及び受信側検査符
号並びに対応するパリティビットを送信するように、境
界走査テストの状態をモニターする。図4に関連して前
に論じたように、要求があったときにだけ検査符号を送
信することは望ましい。このような状況の下では、FS
M30は、境界走査プロセスの安定状態にだけではな
く、検査符号を送信させる特定の要求に応答するよう
に、変更することができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のテスト情報
検査方法及び伝送誤り検出装置は、テストマスター及び
回路ボードの双方がこのボードによって送信又は受信す
る各情報ブロックに対する検査符号を計算することによ
り、回路ボード及びテストマスターの間を1149.1
バックプレインテストバスを介して送信されるテスト情
報の検査を行う。境界走査のアクティブ状態ではない間
隔の間に、テストマスターは、回路ボードにおいて作ら
れた検査符号を獲得し、これらをテストマスターにより
生成された対応する符号と比較する。テストマスター及
び回路ボードにより生成された符号の相違は、伝送誤り
を意味する。これにより、ネットワークで結ばれたシス
テムにおいて1149.1バックプレインテストバス上
の伝送誤りを有効に検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の1149.1バックプレインテスト
バスを有するテストシステムのブロック略図である。
【図2】図1のシステムを変更した本発明のテストシス
テムのブロック略図である。
【図3】図2のシステムを簡略して示したシステムの要
素の間をテスト情報及び検査符号が渡される方法を示す
ブロック略図である。
【図4】図2のシステムを動作させる第1の方法を示す
タイミング図である。
【図5】図2のシステムを動作させる別の方法を示すタ
イミング図である。
【図6】図2のシステムにおいて取り入れられた伝送誤
り検出ロジック(TEDL)の第1の好ましい実施例の
ブロック略図である。
【符号の説明】
10 境界走査テストネットワーク 121〜12n 回路ボード 14 テストマスター 16 システムテストコントローラ 18 テストバスコントローラ 20 1149.1バックプレインテストバス 22 スレーブインタフェース 24 境界走査テスト構造 25 アドレス可能走査ポート(ASP) 26 伝送誤り検出ロジック(TEDL) 28 TAPコントローラ 30 有限状態機械(FSM) 32、34 線形フィードバックシフトレジスタ(LF
SR) 36 パリティ発生器 40 バス 42 レジスタ 44 符号化器 46 インバーター 48 バッファ 50 カウンタ 52 レジスタ 54 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 デュイ ケー.ル アメリカ合衆国,19054 ペンシルヴァニ ア,レヴィットタウン,テュリータウン ロード 130

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブ間隔の間に、境界走査テスト
    バス(20)を介してマスターコントローラ(14)及
    び少なくとも1つの回路ボード(12)の間を通過する
    テスト情報を検査する方法において、 a)前記マスターコントローラ(14)と前記回路ボー
    ド(12)の双方において、そこで生成するテストデー
    タに対応する送信側検査符号、及びそこで受信するテス
    トデータに対応する受信側検査符号をそれぞれが生成す
    るステップと、 b)前記マスターコントローラ(14)によって、前記
    アクティブ間隔ではない間隔の間に、前記回路ボード
    (12)によって生成された前記送信側及び受信側検査
    符号を獲得するステップと、 c)誤りが存在するか検査するために、前記マスターコ
    ントローラ(14)において、前記回路ボード(12)
    へ送信するデータ、及びこの回路ボードから受け取るデ
    ータとして前記マスターコントローラ(14)によって
    それぞれ生成された前記送信側及び受信側検査符号を、
    前記マスターコントローラ(14)から受け取ったデー
    タ、及びこのマスターコントローラへと送信したデータ
    として前記回路ボード(12)からそれぞれ獲得した前
    記受信側及び送信側検査符号とそれぞれ比較するステッ
    プとからなることを特徴とするテスト情報検査方法。
  2. 【請求項2】 前記境界走査テストバスを介したテスト
    情報の送信は、情報の誤りを検出したときには、その情
    報を用いる前に中断することを特徴とする請求項1記載
    のテスト情報検査方法。
  3. 【請求項3】 各送信側検査符号は、対応する前記情報
    に対するチェックサムを計算することによって生成する
    ことを特徴とする請求項1記載のテスト情報検査方法。
  4. 【請求項4】 各送信側検査符号は、対応する前記情報
    に対するチェックサムとパリティの双方を計算すること
    によって生成することを特徴とする請求項1記載のテス
    ト情報検査方法。
  5. 【請求項5】 各受信側検査符号は、対応する前記情報
    に対するチェックサムを計算することによって生成する
    ことを特徴とする請求項1記載のテスト情報検査方法。
  6. 【請求項6】 各受信側検査符号は、対応する前記情報
    に対するチェックサムとパリティの双方を計算すること
    によって生成することを特徴とする請求項1記載のテス
    ト情報検査方法。
  7. 【請求項7】 前記マスターコントローラは自動的に、
    前記送信側及び受信側検査符号を獲得することを特徴と
    する請求項1記載のテスト情報検査方法。
  8. 【請求項8】 前記マスターコントローラは、要求があ
    ったときだけ、前記送信側及び受信側検査符号を獲得す
    ることを特徴とする請求項1記載のテスト情報検査方
    法。
  9. 【請求項9】 各送信側検査符号及び各受信側検査符号
    は符号化されることを特徴とする請求項1記載のテスト
    情報検査方法。
  10. 【請求項10】 1149.1バックプレインテストバ
    ス(20)を有し、テストマスター(14)と、及び境
    界走査バスの方法によってこのテストマスターとお互い
    にテスト情報を渡す少なくとも1つのテストされる回路
    ボード(12)とを有するシステムにおいて使用するた
    めに、各回路ボード(12)により伝送誤り検出をする
    装置において、 a)前記回路ボード(12)から受け取った情報に従っ
    て受信側検査符号を計算する手段(32)と、 b)前記回路ボードへ送信された情報に従って送信側検
    査符号を生成する手段(34)と、 c)前記受信側検査符号及び送信側検査符号のそれぞれ
    に対応するパリティビットを生成するために、前記受信
    側検査符号及び前記送信側検査符号を計算する手段(3
    2、34)のそれぞれに結合する手段(36)と、 d)前記受信側及び送信側検査符号及びこれらに対応す
    るパリティビットのアップストリーム及びこれらと連結
    させるフレームヘッダを生成するために、 前記受信側検査符号及び前記送信側検査符号の前記計算
    手段(32、34)及び前記パリティ生成手段(36)
    のそれぞれに結合する手段(52)と、 e)前記受信側及び送信側検査符号及びこれらに対応す
    るパリティビットをカウントする手段(50)と、 f)このカウントする手段に応答して、前記受信側及び
    送信側検査符号及びこれらに対応するパリティビットの
    アップストリーム及びこれらと連結させるフレームトレ
    ーラーを生成する手段(42)と、 g)前記テストマスターへの送信のために、前記フレー
    ムヘッダー、前記受信側及び送信側検査符号及びこれら
    に対応するパリティビット、並びに前記フレームトレー
    ラーを符号化する手段(44)とからなる伝送誤り検出
    装置。
  11. 【請求項11】 前記受信側検査符号及び送信側検査符
    号を生成する前記各手段(32、34)は、線形フィー
    ドバックシフトレジスタからなることを特徴とする請求
    項10記載の伝送誤り検出装置。
  12. 【請求項12】 前記フレームヘッダ及びフレームトレ
    ーラーを生成する前記各手段(52、42)は、レジス
    タからなることを特徴とする請求項10記載の伝送誤り
    検出装置。
JP8293169A 1995-10-17 1996-10-16 テスト情報検査方法及び伝送誤り検出装置 Pending JPH09135258A (ja)

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