JPH09132630A - 粘度安定性イソシアネート末端プレポリマーおよび貯蔵安定性の向上したポリオキシアルキレンポリエーテルポリオール - Google Patents
粘度安定性イソシアネート末端プレポリマーおよび貯蔵安定性の向上したポリオキシアルキレンポリエーテルポリオールInfo
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Abstract
れるポリオキシアルキレンポリオールの貯蔵安定性を向
上させる。 【解決手段】 ポリオキシアルキレンポリオール中に含
まれる二重金属シアン化物錯体触媒および/または二重
金属シアン化物錯体触媒残留物の量を該ポリオールの重
量に基づき10〜1000ppm(好ましくは25〜2
50ppm)とし、そして有利には該ポリオールに安定
化有効量の酸化防止剤を添加する。このようなポリオー
ルから製造されたイソシアネート末端プレポリマーは、
二重金属シアン化物錯体触媒またはその残留物を含まな
い同様のプレポリマーと比べて、優れた粘度安定性を示
す。
Description
アネート末端プレポリマー、ならびに該プレポリマー製
造用の、貯蔵安定性の向上したポリオキシアルキレンポ
リオールに関するものである。より詳細には、本発明
は、安定化量の二重金属シアン化物錯体またはその残留
物を含むポリオールよりなるポリオキシアルキレンポリ
エーテルポリオール成分から製造された粘度安定性イソ
シアネート末端プレポリマーに関するものである。
ポリエーテルポリオールは、一般に、プロピレンオキシ
ドから誘導されたオキシプロピレン部分を高い比率で含
有し、通常はプロピレングリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、スクロースなどの適当な官能価の
開始剤分子を塩基触媒でオキシアルキル化することによ
って製造される。このようなポリオールの製造に用いら
れるプロピレンオキシドは、Block And Gr
aft Polymerization,Ceresa
編,John Wiley and Sons,New
York,pp.17−21に詳述されるような反応
条件下でアリルアルコールへの競合転位反応に付され
る。この転位反応により生成された1官能性のアリルア
ルコール種が、プロピレンオキシドについて所望の開始
剤分子およびそのオキシアルキル化オリゴマーと競合
し、所望のジ−、トリ−またはより高い官能性の開始剤
誘導ポリオキシアルキレンポリオールに加えてポリオキ
シアルキレンモノオールを存在させる結果となる。反応
が進行するにつれてアリルアルコール種が生成され続け
るので、モノオールのモル百分率が上昇し続け、実際問
題として、約2000Da以上のポリオール当量を達成
することは困難になる。これらの当量でさえ、モノオー
ルのモル百分率は50モル%ほどに達し、そして理論的
官能価はポリオキシプロピレンジオールの場合の2の呼
称官能価から1.5に近い平均官能価へと低下する。1
官能性はポリオール生成物の不飽和含量の測定により、
またはGPC分析により決定しうる。各モノオールはあ
る程度のエチレン性不飽和を含むので、一般に不飽和の
滴定がモノオール含量を示すものとして認められてい
る。
かかわらず、水酸化ナトリウムまたはカリウム、あまり
多くはないが、対応する低級アルコキシドといった触媒
が商業的に用いられてきた。現在、塩基触媒を用いて製
造されたポリオールが市販されているウレタン用ポリエ
ーテルポリオールの大部分を占めている。上記した問題
に加えて、塩基性触媒残留物をポリオール生成物から取
り除く必要がある。これに関して、ケイ酸マグネシウム
のごとき固体吸着剤の使用だけでなく、酸による中和も
同様に用いられてきた。しかし、ポリウレタン反応の性
質は一般に触媒残留物に対して非常に敏感であり、吸着
剤を用いて精製したポリオールに代えて中和ポリオール
を使用してもその逆もポリマー系の破損を引き起こした
事例が数多く報告されている。
て、二重金属シアン化物錯体に基づく新しい種類のオキ
シアルキル化触媒、例えば亜鉛ヘキサシアノコバルテー
トの非化学量論的グリム(glyme)錯体、が開発さ
れた。これらの触媒は塩基触媒を用いて製造されたポリ
オールよりも不飽和度がかなり低い高分子量のポリオキ
シプロピレンポリオールの製造を可能とすることが見い
だされた。例えば、二重金属シアン化物錯体により触媒
されるオキシアルキル化の採用により0.015〜0.
020meq/g(ポリオール)の範囲の不飽和度が達
成されたことを記述している“Hexacyanome
talate Salt Complexes As
Catalysts For Epoxide Pol
ymerizations(エポキシド重合用の触媒と
してのヘキサシアノメタレート塩錯体)”,R.J.H
eroldら,Advances In Chemis
try Series,No.128,1973,Am
erican Chemical Society;お
よびHerold,米国特許第3,829,505号を
参照のこと。これらの文献はさらに、製造直後のポリエ
ーテルトリオール(240ppmの触媒残留物を含む)
からのポリウレタンフォームの製造を記述している。
大量の二重金属シアン化物触媒残留物がポリエーテルポ
リオール中に存在してもフォームの性質に影響を及ぼさ
ないが、時間の経過に伴って揮発性成分が生成されるた
め、こうした生成物の貯蔵安定性は疑問視されてきた。
ポリウレタン用のポリエーテルポリオールはしばしば長
期間にわたって貯蔵されることから、貯蔵安定性は重大
な商業上の問題を提起する。例えば、J.L.Schu
chardtら,“Preparationof Hi
gh Molecular Weight Polyo
ls Using Double Metal Cya
nide Catalysts(二重金属シアン化物触
媒を用いる高分子量ポリオールの製造)”,第32回ポ
リウレタンテクニカルマーケティング大会,1989年
10月1−4日;およびHeroldら,米国特許第
4,355,188号を参照のこと。さらに、二重金属
シアン化物触媒残留物の存在は、おそらくアロファネー
トの生成のために、貯蔵中のイソシアネートプレポリマ
ーの粘度を増加させると記述されている。例えば、Sc
huchardt,前掲文献およびHerold,前掲
'188特許を参照のこと。その結果、二重金属シアン
化物触媒から製造されたポリオキシアルキレンポリエー
テルポリオールから該触媒を取り除くための方法が数多
く工夫された。例えば、米国特許第3,427,256
号には、強塩基による不活性化とその後の再沈殿、また
は水もしくは水性アンモニアによる生成物の処理および
遠心分離が記載されている。しかし、遠心分離および濾
過工程は生成物のコストを相当に増加させるものであ
る。
833号は、粗製ポリオールをC1-6 脂肪族アルコール
およびエチレンジアミン四酢酸(EDTA)のようなキ
レート剤と一緒に合わせて不溶性錯体を形成させ、次い
でこの錯体を濾過により除去することからなる二重金属
シアン化物錯体触媒の除去方法を記述している。また、
粗製ポリオールをアルカリ金属またはアルカリ金属水酸
化物とともに加熱して二重金属シアン化物錯体残留物を
除去することが米国特許第4,355,188号および
同第4,721,818号に記述されている。このよう
な化学的処理法は一般に触媒錯体を破壊または「変性」
させるものである。米国特許第5,010,047号に
は、ヘキサンやトルエンのような無極性溶媒を大量に用
いて粗製ポリオールを希釈し、続いて濾過により触媒を
除去することが記載されている。米国特許第4,98
7,271号には、粗製ポリオールをpH緩衝剤溶液と
ともに加熱し、場合によりキレート剤を加え、吸着剤ま
たはイオン交換樹脂を添加し、その後濾過することが記
載されている。こうした方法はどれも時間がかかり、相
当量の、しばしば高価な、試薬、吸着剤またはイオン交
換樹脂を使用するものであり、一般的に労力を要するも
のである。
に、二重金属シアン化物錯体は、50〜250ppmま
たはそれ以上の量で存在するとき、ポリオキシアルキレ
ンポリエーテルポリオールを安定化させるのに役立ち、
通常の酸化防止剤とともに使用するときには10〜25
0ppmまたはそれ以上の範囲で同様にふるまうことが
見いだされた。これらの知見は統計的に有効であって再
現性があると考えられ、そして二重金属シアン化物錯体
触媒を用いて製造されるポリエーテルポリオールならび
にそれから製造されるポリウレタン製品の顕著なコスト
削減を実現させるものである。さらに驚いたことに、こ
のようなポリオールから製造されたイソシアネート末端
プレポリマーの粘度増加は、従来技術の教示とは反対
に、二重金属シアン化物錯体が存在しないときよりも遅
く起こることが見いだされた。従って、本発明の目的
は、粘度安定性イソシアネート末端プレポリマー、該プ
レポリマー製造用の、貯蔵安定性の向上したポリオキシ
アルキレンポリオール、および適当な官能価の開始剤を
二重金属シアン化物錯体触媒を用いてオキシアルキル化
することにより製造されたポリオキシアルキレンポリオ
ールの貯蔵安定性を高める方法を提供することである。
キレンポリエーテルポリオールは、触媒有効量の二重金
属シアン化物錯体触媒の存在下で適当な官能価の開始剤
をオキシアルキル化することにより有利に製造される。
適当な開始剤分子には、ポリオキシアルキレンポリエー
テルポリオールの製造に常用されるような、1価から8
価までのまたはそれ以上の官能価の開始剤が含まれる
が、これらに限らない。例を挙げると、脂肪族グリコー
ルおよびグリコールエーテル類、例えばエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
1,4−ブタンジオールおよび1,6−ヘキサンジオー
ル;脂環式ジオール類、例えばシクロペンタンジオール
およびシクロヘキサンジオール、特に1,4−シクロヘ
キサンジオール;脂肪族/脂環式ジオール類、例えばシ
クロヘキサンジメタノール;芳香族ジオール類、例えば
カテコール、ヒドロキノン、およびレゾルシノール;脂
肪族トリオール類、例えばグリセリンおよびトリメチロ
ールプロパン;脂肪族テトロール類、例えばペンタエリ
トリトール;そして、より高い官能価のヒドロキシル官
能性開始剤、例えばジペンタエリトリトール、トリペン
タエリトリトール、ポリグリセロール、ソルビトール、
マンニトール、マンノース、フルクトース、スクロー
ス、α−メチルグルコシド、α−ヒドロキシエチルグル
コシドなどがある。
る上記の低分子量開始剤の直接オキシアルキル化は一般
的に効率が悪く、さらに長い誘導期を必要とする。こう
した理由のために、開始剤を通常の塩基触媒で100〜
約700の当量へとオキシアルキル化することにより製
造された、開始剤のオリゴマーオキシアルキル化生成物
を用いることが一般に望ましい。通常の塩基性触媒残留
物は二重金属シアン化物錯体触媒を失活させることがあ
るので、オリゴマー開始剤中の残留触媒を除去または中
和することが好適である。
オキシドおよび/またはオキセタンを用いて行われ、プ
ロピレンオキシドまたはプロピレンオキシドとエチレン
オキシドの混合物を用いることが好ましい。他のアルキ
レンオキシドも単独でまたは混合物として同様に用いる
ことができる。その他のアルキレンオキシドとして1,
2−および2,3−ブチレンオキシド、スチレンオキシ
ド、およびアルキレン残基中に約6〜30個の炭素原子
を有するα−アルキレンオキシドが挙げられるが、これ
らに限定されない。
金属シアン化物錯体触媒、より好ましくは亜鉛ヘキサシ
アノコバルト錯体触媒である。適当な触媒は米国特許第
5,158,922号、同第5,248,833号、継
続中の米国特許出願第08/156,534号および第
08/302,296号に記載されるように製造するこ
とができ、これらの開示内容を参考としてここに組み入
れる。
第5,158,922号(参考としてここに組み入れ
る)に記載されるような、水混和性の、ヘテロ原子含有
有機配位子が含まれる。好ましい配位子はイソプロピル
アルコール、グリム、ジグリムおよびt−ブチルアルコ
ール(特に後者)ならびにオリゴマーポリオキシアルキ
レンポリオール(これはt−ブチルアルコールと共に使
用するときにも好適である)である。一般に、触媒を除
去する前の完成ポリオール生成物の重量に基づいて10
〜300ppmの触媒レベルとすることが好適である。
ンポリオールは、二重金属シアン化物錯体触媒または二
重金属シアン化物錯体触媒残留物を最高1000pp
m、好ましくは500ppm以下、より好ましくは50
〜250ppmの範囲の量で含むだろう。安定化有効量
の通常の酸化防止剤と共に用いるときは、二重金属シア
ン化物錯体触媒またはその残留物が、有利には10〜2
50ppm、より好ましくは25〜250ppmの範囲
でありうる。
ポリオール中の遷移金属の量を分析的に測定して、用い
た特定の触媒の化学量論に基づいて二重金属シアン化物
錯体触媒の量を逆算する。例えば、実施例3の亜鉛ヘキ
サシアノコバルテート錯体触媒は6.9重量%のコバル
トを含有する。このような触媒から製造される15pp
mのコバルトを含むポリオールでは、亜鉛ヘキサシアノ
コバルテート錯体の含量は逆算して217ppm(15
/0.069)となるだろう。
はその残留物は、不均一な状態あるいは溶解状態で存在
しうる。例えば、錯生成配位子としてグリムを用いて製
造される従来技術の触媒にあっては、初期には反応混合
物中に固体(不均一)として存在するが、オキシアルキ
ル化の進行中に、この固体触媒は可溶化されるようにな
り、それゆえ濾過によって簡単に取り除くことができな
い。従来技術の生成物においては、このような可溶性の
触媒残留物(触媒活性が低減されたとはいえ、まだ若干
の活性を示す)は変性させることにより、例えば濾過可
能な沈殿物を形成すべく化学反応させることにより、取
り除かれてきた。驚いたことに、今回明らかになったこ
とだが、こうした可溶化された触媒または触媒残留物
は、変性したり触媒除去を行ったりすることなく、ポリ
オール生成物中に保持させることが可能である。
化物錯体触媒、例えば本明細書中の実施例1および3に
記載の触媒、をオキシアルキル化のために用いる場合、
触媒の大半は実質的に不均一(固体)な状態で残存す
る。かかる触媒は濾過によって取り除くことができ、こ
のように分離された固体触媒は実質的な触媒活性を保持
している。しかし、触媒を相対的に完全に除去するに
は、比較的微孔質のフィルターを通す必要があり、ポリ
オールの粘度を考慮すると、こうした濾過には時間がか
かる。本発明によれば、このような残留触媒はポリオー
ル生成物中に残しておくことができ、さもなくば、粗孔
フィルターを用いて触媒の実質的部分を除去することに
より、ポリオール中に50ppmから1000ppmま
で、またはポリオールが酸化防止安定剤パッケージによ
り安定化されるのであれば10ppmから好ましくは2
50ppmまで、の触媒または触媒残留物を残すように
することができる。粗孔フィルターの使用は濾過の速度
を増し、その結果、ポリオール生成物の安定性を損なう
ことなく、むしろポリオールの貯蔵安定性を高めつつ、
全処理時間の短縮、ひいてはコストの削減をもたらす。
後述するような標準的方法、好ましくは分析が簡単かつ
迅速に行えることからヘッドスペースガスクロマトグラ
フィー、を用いることができる。貯蔵安定性は、総揮発
分および/または酸価またはカルボニル含量で示される
とき、二重金属シアン化物錯体触媒を用いるオキシアル
キル化により製造されるが0〜5ppmの残留触媒また
は触媒残留物を含むように上記の1以上の処理により触
媒および触媒残留物が除去された同様のポリオールより
も優れているべきである。
ルキレンポリエーテルポリオールはさらに安定化有効量
の1種以上の酸化防止剤を含むことが特に有利である。
このような酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール
系酸化防止剤、例えばブチル化ヒドロキシトルエン(B
HT)および米国特許第4,156,759号(参考と
してここに組み入れる)に記載されるヒンダードフェノ
ール類;2,6−ジアルキル−6−sec−アルキルフ
ェノール類、例えば米国特許第5,356,976号
(参考としてここに組み入れる)に記載されるもの;第
2級アミン系酸化防止剤、例えばオクチルジフェニルア
ミンおよび上記の米国特許第4,156,759号に記
載されるもの;有機ホスフィット類、例えばトリス−
(ノニルフェニル)−ホスフィット、ヒンダードフェノ
ールホスフィット類、チオプロピオン酸のエステル類、
例えばジラウリルチオジプロピオネート、チオカーボネ
ート類、フェノチアジンなどがある。さらに各種のケイ
皮酸エステル類も有用である。その他の酸化防止剤には
米国特許第5,132,387号に記載されるものが含
まれる。酸化防止剤の量は各酸化防止剤ごとに変化し、
ポリオールの重量に対して約10〜10,000pp
m、好ましくは50〜800ppm、特に約500pp
mとする。非アミノ基含有酸化防止剤が好ましいもので
ある。
レポリマーは、化学量論的過剰量のジ−またはポリイソ
シアネートを、二重金属シアン化物錯体安定剤を10〜
1000ppmまたはそれ以上、好ましくは25〜25
0ppm、より好ましくは25ppm、そして有利には
50〜100ppm含むポリオキシアルキレンポリオー
ルと反応させることにより製造される。プレポリマーは
諸成分を溶媒なしでまたは非反応性溶媒中でウレタン促
進触媒(例えば、ジブチルスズジアセテート、ジブチル
スズジラウレートなどの各種スズ塩を含むが、これらに
限らない)の存在下または不在下に反応させることによ
り常法により製造しうる。イソシアネート末端プレポリ
マーは、有利には1〜約25重量%のNCO基を含み、
好ましくは4〜22重量%、より好ましくは約5〜15
重量%のNCO基を含む。プレポリマーの製造法は、P
olyurethane Handbook,Gunt
er Oertel編,Hanser Publish
ers,Munich,1985、およびPolyur
ethanes:Chemistry And Tec
hnology,J.H.Saunders and
K.C.Frisch,Interscience P
ublishers,New York,1963に記
載されている。最も驚いたことは、従来技術の忠告にも
かかわらず、二重金属シアン化物錯体を含むイソシアネ
ート末端プレポリマーは、二重金属シアン化物錯体触媒
残留物を除去したポリオールを用いて製造したものより
も高い粘度増加を示さないことである。その上、プレポ
リマーを製造するために用いたポリエーテルポリオール
中の二重金属シアン化物錯体の濃度が250ppmまた
はそれ以上に増加するときは、粘度の変化によって示さ
れる貯蔵安定性も増加するようである。「粘度安定性」
という用語は、50℃で1ヵ月間貯蔵した後にプレポリ
マーの粘度が15%程度しか増加しないこと、好ましく
は10%またはそれ以下の増加を示すことを意味する。
期には開始剤分子および反応開始直後のオリゴマー生成
物に不溶性である。しかし、オキシアルキル化が進行す
るにつれて、殆どでないにしても多くの場合に、触媒は
可溶化されるようになり、おそらくそれは開始剤および
/または低分子量オリゴマーと比べたときの高分子量ポ
リエーテルポリオールの溶解パラメーターが異なるため
であり、あるいは触媒の化学的組成および/または形態
が変化したためであろう。実施例1に記載したような触
媒の場合は、触媒残留物を回収することができ、しかも
それはまだ触媒活性を示す。ところが、他の触媒はそれ
らが生成物中で可溶化されるために回収が困難になる。
「二重金属シアン化物錯体触媒残留物」という用語およ
び類似の用語は、粗製の、濾過した、または化学的処理
を行った生成物中に存在しうる触媒それ自体、またはそ
の分解および/または反応生成物を指す。残留物の存在
は残留金属の濃度を測定することによって確かめること
ができる。本明細書中で100万部あたりの部(pp
m)として表される触媒または触媒残留物の濃度はポリ
オールの総重量に対するもので、上記のようにppmで
表される。
定の実施例を参考とすることにより一層理解が深まるだ
ろう。このような実施例は例示のためにここに提示され
るのであって、特にことわらないかぎり本発明を制限す
るものではない。実施例1〜4は、好ましい二重金属シ
アン化物錯体触媒の製造を示すものである。
サシアノコバルテート(8.0g)を加え、この混合物
を固体が溶解するまでホモジナイザーを使ってブレンド
した。第2のビーカー中で、脱イオン水(30mL)に
塩化亜鉛(20g)を溶解させた。塩化亜鉛の水溶液を
コバルト塩の溶液と一緒に合わせ、ホモジナイザーを使
ってこれら2溶液を均質に混合した。2溶液の混合直後
に、t−ブチルアルコール(100mL)と脱イオン水
(100mL)の混合物を亜鉛ヘキサシアノコバルテー
トの懸濁液に徐々に添加し、この混合物を10分間ホモ
ジナイズした。固体を遠心により分離し、続いてt−ブ
チルアルコールと脱イオン水の70:30(v/v)混
合物250mLと共に10分間ホモジナイズした。固体
を再度遠心分離し、最後にt−ブチルアルコール250
mLと共に10分間ホモジナイズした。触媒を遠心分離
し、一定の重量となるまで50℃、30インチ(Hg)
で真空オーブン内で乾燥した。
従った。ビーカー中の脱イオン水(75mL)にカリウ
ムヘキサシアノコバルテート(4.0g)を加え、この
混合物を固体が溶解するまで攪拌した。第2のビーカー
中で、塩化亜鉛(10g)を脱イオン水(15mL)に
溶解させた。塩化亜鉛の水溶液をコバルト塩の溶液と一
緒に合わせ、電磁攪拌棒を使って2溶液を混合した。2
溶液の混合直後に、t−ブチルアルコール(50mL)
と脱イオン水(50mL)の混合物を亜鉛ヘキサシアノ
コバルテートの懸濁液に徐々に添加し、この混合物を常
法により10分間攪拌した。固体を遠心により分離し、
続いてt−ブチルアルコールと脱イオン水の70:30
(v/v)混合物100mLと共に10分間攪拌した。
固体を再度遠心分離し、最後にt−ブチルアルコール1
00mLと共に10分間攪拌した。触媒を遠心分離し、
一定の重量となるまで50℃、30インチ(Hg)で真
空オーブン内で乾燥した。
mL)に溶解したカリウムヘキサシアノコバルテート
(40g)の溶液(溶液1)を入れた。脱イオン水(2
00mL)を入れたビーカー中で塩化亜鉛(125g)
を溶解させた(溶液2)。脱イオン水(500mL)を
入れたビーカー中でt−ブチルアルコール(500m
L)を溶解させた(溶液3)。脱イオン水(1000m
L)とt−ブチルアルコール(10mL)中に分子量4
000のポリ(オキシプロピレン)ジオール(60g)
を懸濁させて第4の混合物(溶液4)を調製した。
がら混合し、続いてすぐに、得られた亜鉛ヘキサシアノ
コバルテート混合物に溶液3を徐々に添加した。攪拌速
度を900rpmに上げ、この混合物を室温で2時間攪
拌した。次いで攪拌速度を300rpmに下げて溶液4
を加えた。この生成物を5分間混合し、加圧下で濾過し
て固体の触媒を分離した。
00mL)と脱イオン水(300mL)中に再スラリー
化し、900rpmで2時間攪拌した。攪拌速度を30
0rpmに下げ、分子量4000のポリ(オキシプロピ
レン)ジオール(60g)を加えた。この混合物を5分
間攪拌して濾過した。
000mL)中に再スラリー化し、900rpmで2時
間攪拌した。攪拌速度を300rpmに下げ、分子量4
000のポリ(オキシプロピレン)ジオール(30g)
を加えた。この混合物を5分間攪拌して濾過した。得ら
れた固体触媒を一定の重量となるまで50℃、30イン
チ(Hg)で真空乾燥させた。この触媒は微細な乾燥粉
末へと容易に粉砕できた。
量スペクトル分析から、ポリオール=45.8重量%、
t−ブチルアルコール=7.4重量%、コバルト=6.
9重量%であることが示された。
コバルテート(13.00g,0.0391モル)の攪
拌溶液に、水(26.65g)に溶解した塩化亜鉛(2
6.65g,0.1956モル)の溶液を速やかに加え
た。塩化亜鉛溶液の添加の間中、カリウムヘキサシアノ
コバルテート溶液を40℃に維持した。添加後すぐに亜
鉛ヘキサシアノコバルテート粒子の無色の沈殿物が形成
された。40℃で15分間攪拌した後、触媒の水性スラ
リーにジメトキシエタン(84.00g,0.9321
モル)を加えた。この混合物をさらに30分攪拌し、水
平バスケット遠心濾過器とナイロン軽布濾過材を使って
濾過することにより亜鉛ヘキサシアノコバルテート・塩
化亜鉛・ジメトキシエタン・水錯体触媒を回収した。ジ
メトキシエタン300mLで洗浄し、周囲温度および圧
力で自然乾燥させた後に得られた濾過ケーキはかなり軟
質であって、微細粉末へと容易に粉砕できた。
用いたポリオールの製造を示すものである。
プロピレンジオール開始剤および完成ポリオール中の濃
度が250ppmに相当する量の実施例1の亜鉛ヘキサ
シアノコバルテート触媒を入れた。この混合物を攪拌
し、105℃に加熱し、そして減圧下でストリッピング
して開始剤から出る痕跡量の水を除去した。最初は30
インチ(Hg)の減圧下で、反応容器に少量のプロピレ
ンオキシドを供給し、注意深く反応容器の圧力を監視し
た。加速された圧力降下が反応容器内で生じるまでは追
加のプロピレンオキシドを加えなかった。圧力降下は触
媒が活性化されたことの証拠である。触媒の活性化が確
認されたら、4000Daのポリオキシプロピレンジオ
ール生成物を得るのに十分な量のプロピレンオキシド
を、反応容器の圧力を40psi以下に維持しながら約
2時間かけて徐々に添加した。プロピレンオキシドの添
加が完了した後、一定の圧力が観察されるまでこの混合
物を105℃に保った。次いで、未反応の残留モノマー
をポリオール生成物から減圧下でストリッピングした。
反応容器の底に取り付けたフィルターカートリッジ
(0.45〜1.2ミクロン)を通過させて高温のポリ
オール生成物を100℃で濾過し、触媒を分離した。生
成物ポリオールはヒドロキシル価が約27で、不飽和が
約0.005meq/g(ポリオールのグラムあたりの
不飽和)であると測定された。
オールは、酸素が吸収されかつ反応してヒドロペルオキ
シドを形成する遊離基作用機構により自動酸化されると
考えられる。高温では、ヒドロペルオキシドが容易に分
解されて種々のカルボニル化学種と水を生成する。同定
しうるカルボニル化学種の中にはアルデヒド、ケトン、
有機酸、それにエステルがある。例えば、“The A
utoxidationof Poly(propyl
ene oxide)s(ポリプロピレンオキシドの自
動酸化)”,P.J.F.Griffithsら,Eu
r.Polym.J.,Vol.29,No.213,
pp.437−442(1993)を参照のこと。
て、いろいろな公知方法を用いることができる。これら
には、貯蔵ポリオールの上に蓄積する種々の揮発性化学
種の面積計算が総揮発分を示すヘッドスペースガスクロ
マトグラフィー、および酸価とカルボニル含量を測定す
るための通常の湿式化学的方法がある。湿式化学的方法
は揮発性化学種だけでなく非揮発性の物質をも検出でき
るという利点を有する。
フィーで測定した総揮発分により示されるような、約1
0ppmから250ppm以上にわたる二重金属シアン
化物錯体濃度において生じるポリオール安定性の向上を
示す。触媒残留物は実施例1の触媒を用いて実施された
約4000Daの分子量へのオキシアルキル化反応に由
来するものであった。データ点は精製ポリオール(0p
pmに等しいか0ppmに近似);濾過ポリオール(2
5ppm);粗製ポリオール(250ppm);および
粗製ポリオールと濾過ポリオールの50:50(w/
w)ブレンド(137.5ppm)を表す。ポリオール
は500ppmのBHT安定剤を含有する。100℃で
7日間貯蔵した後に採取したサンプルを、DB−wax
カラム(Hewlitt−Packard Innow
ax)とDB−1カラム(Restek RTX−1)
の両方を用いるPerkin−Elmer Sigma
2000ガスクロマトグラフィー装置で分析した。ヘッ
ドスペースのサンプリング前にサンプルを100℃に2
0分間保った。注入器および検出器の温度はどちらも2
50℃とし、初期オーブン温度は10分の保持時間で5
0℃とし、続いて10℃/分で15分の保持時間でもっ
て220℃とした。図から明らかなように、両方のカラ
ムともほぼ同様の結果を与えた。ポリオールの安定性の
向上はめざましく、従来技術から予測される方向とは明
らかに反対である。
ポリオールおよびポリオールブレンドの貯蔵後の酸価の
変化およびカルボニル含量をそれぞれ示す。これらによ
り測定された安定性の向上は総揮発分により示されるも
のに匹敵し、この場合もかなり顕著であった。酸価はま
た、二重金属シアン化物錯体の不在下で提示された数値
からの低下を示す。
アン化物・グリム触媒がBHT安定化ポリオールに及ぼ
す影響を示す。図4のポリオールは、二重金属シアン化
物・グリム錯体触媒を用いて製造された、精製4000
Daポリオール(0ppmに等しいか0ppmに近
似);濾過ポリオール(25ppm);精製ポリオール
と濾過ポリオールの50:50ブレンド(12.5pp
m);粗製の未精製ポリオール(250ppm);濾過
ポリオールと粗製ポリオールの75:25(w/w)ブ
レンド(81.25ppm);および粗製ポリオールと
濾過ポリオールの50:50(w/w)ブレンド(13
7.5ppm)であった。対照は従来の触媒(KOH)
を用いて製造された、分子量が約4000Daのポリオ
キシプロピレングリコールである。ポリオール安定性の
著しい向上は12.5ppmの残留触媒でさえも起こ
り、約50ppmの残留触媒ではカルボニル含量により
測定される安定性の約100%向上が得られた。
ondur(登録商標)M;Miles社から入手〕
を、実施例1、3および4で製造したような二重金属シ
アン化物錯体触媒を用いて製造された分子量4000D
aのポリオキシプロピレンジオールと反応させることに
より、一連の6%NCO末端プレポリマーを製造した。
種々の濃度の残留触媒を含有するプレポリマーを50℃
で窒素下に貯蔵した。貯蔵1ヵ月後に粘度を測定した。
初期粘度に対する粘度の変化パーセントで表される結果
を表1に示す。表から明らかなように、全部の残留触媒
を除去してしまったプレポリマーと比べて、残留触媒を
保持するプレポリマーの場合には粘度の変化が比較的少
なかった。
当業者には、ここに記載した本発明の精神または範囲を
逸脱することなく多くの変更および修飾が可能であるこ
とが明らかだろう。
むポリエーテルポリオールを100℃で7日間貯蔵した
後に測定された総揮発分を示す。
日間貯蔵した後でポリオールの酸価に及ぼす影響を示
す。
蔵した後でカルボニル含量に及ぼす影響を示す。
び二重金属シアン化物錯体触媒をさまざまな濃度で含む
ポリオールのカルボニル含量の変化を示す。
Claims (29)
- 【請求項1】 過剰の有機ジ−またはポリイソシアネー
トと、2以上の呼称官能価を有するポリオキシアルキレ
ンポリエーテルポリオールを1種以上含むポリオール成
分と、を反応させることにより製造された、粘度安定性
のイソシアネート末端プレポリマーであって、上記の1
種以上のポリオキシアルキレンポリエーテルポリオール
の少なくとも1種が二重金属シアン化物錯体触媒の存在
下で適当な官能価の開始剤分子をオキシアルキル化する
ことにより製造されたもので、二重金属シアン化物錯体
触媒または二重金属シアン化物錯体触媒残留物を含むも
のであり、 該プレポリマーが10〜1000ppmの二重金属シア
ン化物錯体触媒または二重金属シアン化物錯体触媒残留
物を含有することを特徴とする、上記のプレポリマー。 - 【請求項2】 二重金属シアン化物錯体触媒残留物を含
むポリオキシアルキレンポリオールが25〜250pp
mの二重金属シアン化物錯体残留物を含む、請求項1に
記載のプレポリマー。 - 【請求項3】 二重金属シアン化物錯体触媒残留物を含
むポリオキシアルキレンポリオールが50〜150pp
mの二重金属シアン化物錯体残留物を含む、請求項2に
記載のプレポリマー。 - 【請求項4】 プレポリマーの重量に基づき1〜25重
量%のイソシアネート基含量を有する、請求項1に記載
のプレポリマー。 - 【請求項5】 ポリオール成分がさらに該ポリオール成
分の重量に基づき10〜3000ppmの酸化防止剤を
1種以上含む、請求項1に記載のプレポリマー。 - 【請求項6】 1種以上の酸化防止剤の少なくとも1種
がヒンダードフェノール酸化防止剤からなる、請求項5
に記載のプレポリマー。 - 【請求項7】 ヒンダードフェノール酸化防止剤がブチ
ル化ヒドロキシトルエンからなる、請求項6に記載のプ
レポリマー。 - 【請求項8】 二重金属シアン化物錯体触媒が実質的に
無定形の亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒からな
る、請求項1に記載のプレポリマー。 - 【請求項9】 亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒
中の錯化剤としてt−ブチルアルコールを用いる、請求
項8に記載のプレポリマー。 - 【請求項10】 亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触
媒中の錯化剤としてt−ブチルアルコールとポリオキシ
プロピレンポリオールを用いる、請求項8に記載のプレ
ポリマー。 - 【請求項11】 亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触
媒中の錯化剤としてグリム(glyme)を用いる、請
求項8に記載のプレポリマー。 - 【請求項12】 1種以上の二重金属シアン化物錯体触
媒の存在下で1種以上の多価開始剤を1種以上のアルキ
レンオキシドでオキシアルキル化することにより製造さ
れた、1.5〜8の呼称計算官能価を有する貯蔵安定性
のポリオキシアルキレンポリオール成分であって、上記
のポリオキシアルキレンポリオール成分が10〜100
0ppmの二重金属シアン化物錯体触媒および/または
二重金属シアン化物錯体触媒残留物、ならびに安定化有
効量の1種以上の酸化防止剤を含有し、 該ポリオール成分が二重金属シアン化物錯体触媒および
/または二重金属シアン化物錯体触媒残留物を実質的に
含まないその他の点では同様のポリオール成分と比べて
向上した貯蔵安定性を示すことを特徴とする、上記のポ
リオキシアルキレンポリオール成分。 - 【請求項13】 二重金属シアン化物錯体触媒および/
または二重金属シアン化物錯体触媒残留物がポリオール
成分の重量に基づき25〜500ppmの量で存在す
る、請求項12に記載のポリオキシアルキレンポリオー
ル成分。 - 【請求項14】 二重金属シアン化物錯体触媒および/
または二重金属シアン化物錯体触媒残留物がポリオール
成分の重量に基づき25〜250ppmの量で存在す
る、請求項12に記載のポリオキシアルキレンポリオー
ル成分。 - 【請求項15】 上記の酸化防止剤が非アミノ基含有酸
化防止剤である、請求項12に記載のポリオキシアルキ
レンポリオール成分。 - 【請求項16】 上記の酸化防止剤がヒンダードフェノ
ール酸化防止剤を含む、請求項12に記載のポリオキシ
アルキレンポリオール成分。 - 【請求項17】 上記の酸化防止剤がヒンダードフェノ
ール酸化防止剤を含む、請求項13に記載のポリオキシ
アルキレンポリオール成分。 - 【請求項18】 上記の酸化防止剤がブチル化ヒドロキ
シトルエンからなる、請求項12に記載のポリオキシア
ルキレンポリオール成分。 - 【請求項19】 二重金属シアン化物錯体触媒を用いて
製造されたポリオキシアルキレンポリオールの貯蔵安定
性を向上させる方法であって、 a)二重金属シアン化物錯体触媒および/または二重金
属シアン化物錯体触媒残留物の量を、該ポリオールの重
量に基づき10〜250ppmに調節し、 b)該ポリオールに安定化有効量の酸化防止剤を1種以
上添加する、ことを含んでなり、二重金属シアン化物錯
体触媒および/または二重金属シアン化物錯体触媒残留
物と酸化防止剤の両方を含む該ポリオールの貯蔵安定性
が、二重金属シアン化物錯体触媒および/または二重金
属シアン化物錯体触媒残留物を含まないその他の点では
同様のポリオールよりも優れていることを特徴とする上
記の方法。 - 【請求項20】 二重金属シアン化物錯体触媒またはそ
の残留物が実質的に無定形の亜鉛ヘキサシアノコバルテ
ート錯体触媒またはその残留物である、請求項19に記
載の方法。 - 【請求項21】 イソプロパノール、t−ブチルアルコ
ール、グリム、およびイソプロパノールとt−ブチルア
ルコールおよび/またはグリムとポリオキシプロピレン
ポリオールとの混合物より成る群から選ばれる有機錯化
剤が二重金属シアン化物錯体触媒および/または二重金
属シアン化物錯体触媒残留物の錯体部分を構成する、請
求項20に記載の方法。 - 【請求項22】 上記の酸化防止剤がヒンダードフェノ
ール酸化防止剤を含む、請求項19に記載の方法。 - 【請求項23】 ヒンダードフェノール酸化防止剤がブ
チル化ヒドロキシトルエンからなる、請求項22に記載
の方法。 - 【請求項24】 ポリオキシアルキレンポリオールの重
量に基づき25〜1000ppmの1種以上の二重金属
シアン化物錯体またはその残留物を含み、該二重金属シ
アン化物錯体またはその残留物を実質的に含まないその
他の点では同様のポリオールよりも優れた貯蔵安定性を
示すことを特徴とする、貯蔵安定性ポリオキシアルキレ
ンポリオール。 - 【請求項25】 上記のポリオール中に含まれる二重金
属シアン化物錯体またはその残留物の量が50〜250
ppmである、請求項24に記載のポリオール。 - 【請求項26】 イソシアネート指数70〜130のジ
−またはポリイソシアネートを請求項12のポリオール
成分と反応させることにより製造されるポリウレタンポ
リマー。 - 【請求項27】 イソシアネート反応性成分を指数90
〜110の請求項1のイソシアネート末端プレポリマー
と反応させることにより製造されるポリウレタンポリマ
ー。 - 【請求項28】 1〜3重量%の遊離NCO基を含む請
求項1のイソシアネート末端プレポリマーを大気湿分の
存在下で硬化させることにより製造される湿分硬化一成
分ポリウレタンエラストマー。 - 【請求項29】 指数70〜130のジ−またはポリイ
ソシアネートと請求項24のポリオールとの反応生成物
からなるポリウレタンポリマー。
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