JPH09129864A - 半導体装置及びそれを用いた半導体回路、相関演算装置、信号処理システム - Google Patents
半導体装置及びそれを用いた半導体回路、相関演算装置、信号処理システムInfo
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- JPH09129864A JPH09129864A JP7281657A JP28165795A JPH09129864A JP H09129864 A JPH09129864 A JP H09129864A JP 7281657 A JP7281657 A JP 7281657A JP 28165795 A JP28165795 A JP 28165795A JP H09129864 A JPH09129864 A JP H09129864A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/68—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
- H01L29/76—Unipolar devices, e.g. field effect transistors
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-
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- G11C19/282—Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers using semiconductor elements with charge storage in a depletion layer, i.e. charge coupled devices [CCD]
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電荷転送チャネルを用いて、回路規模の縮
小、演算速度の向上および消費電力の低減を図ることが
できる半導体装置、及びこれを用いた半導体回路、相関
演算装置、信号処理システムを提供することを課題とす
る。 【解決手段】 半導体装置において、信号電荷供給手段
から供給される電荷が一端から入力し、中間部に複数に
分岐した領域を有する電荷転送チャネルと、上記電荷転
送チャネルの領域の上記複数に分岐した領域上に絶縁膜
を介して設けられた複数のゲート電極と、上記ゲート電
極に入力信号を供給する入力信号供給手段と、同じく上
記電荷転送チャネル内で一定方向に電荷を転送させるよ
うに制御するために上記電荷転送チャネル上にゲート絶
縁膜を介して設けられた転送電極と、転送された電荷を
電圧に変換する変換手段と、上記変換手段からの出力信
号が入力されるセンスアンプ手段を設けたことを特徴と
する。
小、演算速度の向上および消費電力の低減を図ることが
できる半導体装置、及びこれを用いた半導体回路、相関
演算装置、信号処理システムを提供することを課題とす
る。 【解決手段】 半導体装置において、信号電荷供給手段
から供給される電荷が一端から入力し、中間部に複数に
分岐した領域を有する電荷転送チャネルと、上記電荷転
送チャネルの領域の上記複数に分岐した領域上に絶縁膜
を介して設けられた複数のゲート電極と、上記ゲート電
極に入力信号を供給する入力信号供給手段と、同じく上
記電荷転送チャネル内で一定方向に電荷を転送させるよ
うに制御するために上記電荷転送チャネル上にゲート絶
縁膜を介して設けられた転送電極と、転送された電荷を
電圧に変換する変換手段と、上記変換手段からの出力信
号が入力されるセンスアンプ手段を設けたことを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列信号処理を行
う半導体装置に関し、特に電荷供給部からの電荷の流れ
を制御して多入力信号を演算処理する半導体装置及びこ
れを用いた半導体回路、相関演算装置及び信号処理シス
テムに関するものである。
う半導体装置に関し、特に電荷供給部からの電荷の流れ
を制御して多入力信号を演算処理する半導体装置及びこ
れを用いた半導体回路、相関演算装置及び信号処理シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、並列演算処理を行う半導体装置に
おいては、並列演算する信号数が増大するにつれて、回
路規模が級数的に増大し、製造コストが増加し、歩留ま
りが低下する。この回路規模の増大に伴って、配線等の
遅延増大や、回路内の演算数の増加により演算速度が低
下する。加えて、消費電力が著しく増加するといった問
題点があった。
おいては、並列演算する信号数が増大するにつれて、回
路規模が級数的に増大し、製造コストが増加し、歩留ま
りが低下する。この回路規模の増大に伴って、配線等の
遅延増大や、回路内の演算数の増加により演算速度が低
下する。加えて、消費電力が著しく増加するといった問
題点があった。
【0003】例えば、図21に示す固体撮像装置の場
合、縦横軸に沿って撮像素子41を配置して、エリアセ
ンサとしてのセンシング部60からの時系列アナログ信
号をA/D変換器40でデジタル信号に変換し、一旦フ
レームメモリ39に格納する。これらの信号を演算回路
38により処理し、演算出力回路50から出力する。具
体的には異なる時刻のデータ間の相関演算により物体の
動き量(ΔX、ΔY)などを出力することができる。
合、縦横軸に沿って撮像素子41を配置して、エリアセ
ンサとしてのセンシング部60からの時系列アナログ信
号をA/D変換器40でデジタル信号に変換し、一旦フ
レームメモリ39に格納する。これらの信号を演算回路
38により処理し、演算出力回路50から出力する。具
体的には異なる時刻のデータ間の相関演算により物体の
動き量(ΔX、ΔY)などを出力することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動画像
のリアルタイム処理を行おうとする場合は、上記演算処
理の処理数が極めて多く、よりリアルな画像を得るため
には回路規模が級数的に増大し、そのため処理スピード
が遅くなってしまうという問題点があった。例えば、動
画像の圧縮・伸長の方式として提案されているMPEG
2方式を現実に処理できる装置は未だ開発中である。し
たがって、上述した並列演算処理の問題として、回路規
模の増大にともなう演算速度の低下、消費電力の増加と
いう問題点があった。また、そのために製造コストの増
加や製造歩留まりの低下という問題点もあった。
のリアルタイム処理を行おうとする場合は、上記演算処
理の処理数が極めて多く、よりリアルな画像を得るため
には回路規模が級数的に増大し、そのため処理スピード
が遅くなってしまうという問題点があった。例えば、動
画像の圧縮・伸長の方式として提案されているMPEG
2方式を現実に処理できる装置は未だ開発中である。し
たがって、上述した並列演算処理の問題として、回路規
模の増大にともなう演算速度の低下、消費電力の増加と
いう問題点があった。また、そのために製造コストの増
加や製造歩留まりの低下という問題点もあった。
【0005】さらに、上記演算処理回路に有用な多数決
演算回路について、日経エレクトロニクス「経済的な多
数決論理ICがCMOSで実現した」1973.11.
5.132P〜144Pに記載されている。しかし、こ
れはデジタル信号処理の一つとして多数決論理回路が開
示され、しかもCMOSによって形成されたもので、こ
の場合もCMOSによる素子数が増大し、また演算処理
の段数が増加するのでやはり回路規模の増大と消費電力
の増加に加え、演算速度の低下という同様な問題点を有
していた。
演算回路について、日経エレクトロニクス「経済的な多
数決論理ICがCMOSで実現した」1973.11.
5.132P〜144Pに記載されている。しかし、こ
れはデジタル信号処理の一つとして多数決論理回路が開
示され、しかもCMOSによって形成されたもので、こ
の場合もCMOSによる素子数が増大し、また演算処理
の段数が増加するのでやはり回路規模の増大と消費電力
の増加に加え、演算速度の低下という同様な問題点を有
していた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、回路
規模の縮小、演算速度の向上および消費電力の低減を図
ることができる半導体装置、およびそれを用いた半導体
回路、相関演算装置、信号処理システムを提供すること
を目的とする。
規模の縮小、演算速度の向上および消費電力の低減を図
ることができる半導体装置、およびそれを用いた半導体
回路、相関演算装置、信号処理システムを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は電荷に対して並列演算処理を行うもので
あり、信号電荷供給手段から供給される電荷が一端から
入力し、中間部に複数に分岐した領域を有する電荷転送
チャネルと、前記電荷転送領域の前記複数の分岐領域上
に絶縁膜を介して設けられた複数のゲート電極と、前記
ゲート電極に入力信号を供給する入力信号供給手段と、
同じく上記電荷転送チャネル内で一定方向に電荷を転送
させるように制御するために上記電荷転送チャネル上に
ゲート絶縁膜を介して設けられた転送電極群と、転送さ
れた電荷を電圧に変換する変換手段と、前記変換手段か
らの出力信号がセンスアンプの入力端子に入力されるこ
とを特徴とする。
めに、本発明は電荷に対して並列演算処理を行うもので
あり、信号電荷供給手段から供給される電荷が一端から
入力し、中間部に複数に分岐した領域を有する電荷転送
チャネルと、前記電荷転送領域の前記複数の分岐領域上
に絶縁膜を介して設けられた複数のゲート電極と、前記
ゲート電極に入力信号を供給する入力信号供給手段と、
同じく上記電荷転送チャネル内で一定方向に電荷を転送
させるように制御するために上記電荷転送チャネル上に
ゲート絶縁膜を介して設けられた転送電極群と、転送さ
れた電荷を電圧に変換する変換手段と、前記変換手段か
らの出力信号がセンスアンプの入力端子に入力されるこ
とを特徴とする。
【0008】上記構成により、回路規模の縮小、演算速
度の向上、演算精度の向上、消費電力の低減といった効
果が得られるものである。
度の向上、演算精度の向上、消費電力の低減といった効
果が得られるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、各実施例とともに図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
て、各実施例とともに図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
【0010】[第1の実施例]図1は本発明の第1の実
施例を表す模式説明図である。本実施例では一例とし
て、3入力の並列演算回路を例に説明する。
施例を表す模式説明図である。本実施例では一例とし
て、3入力の並列演算回路を例に説明する。
【0011】同図において、1は負の電荷源そのものの
電荷供給部、2は電荷供給部1から供給された電荷を転
送する電荷転送チャネルである。このチャネル2は、図
2(A)に示すように、チャネルの一端の電荷供給部2
01とこの電荷供給部201に入力した電荷を分岐する
分岐領域202と、一旦分岐した電荷をまとめて転送す
る転送領域203と上記電荷を排出する電荷排出部20
4とを有する。この分岐領域202において、例えば点
線枠で囲まれた部分に選択酸化膜(LOCOS)を形成
して領域分離を行なうことができ、図2(B)の断面B
−B’、断面C−C’に示すように領域分離できるが、
これに限られるものではない。上記分岐領域202上に
は、図1に示すように、絶縁膜を介してゲート電極3が
形成されている。ゲート電極3は、入力に対応してそれ
ぞれほぼ同じゲート容量をもつ三つの入力電極IN1,IN2,
IN3と、リセットパルス(RESET)が入力される上記入力
に対応したゲート電極3のゲート容量のおよそ半分のゲ
ート容量をもつ1つの電極とからなる。ゲート電極3と
電荷供給部1の間には同じく絶縁膜を介して入力ゲート
4が形成されている。5は同じく絶縁膜を介して電荷転
送チャネル上に形成された信号転送電極群、6は出力ゲ
ートである。7はフローティングディフュージョン部
(FD部:浮遊拡散部)、8は前記電荷排出部204に
隣接して設けられたドレイン領域、9は前記FD部7と
ドレイン領域8の間に設けられたリセットゲートであ
る。
電荷供給部、2は電荷供給部1から供給された電荷を転
送する電荷転送チャネルである。このチャネル2は、図
2(A)に示すように、チャネルの一端の電荷供給部2
01とこの電荷供給部201に入力した電荷を分岐する
分岐領域202と、一旦分岐した電荷をまとめて転送す
る転送領域203と上記電荷を排出する電荷排出部20
4とを有する。この分岐領域202において、例えば点
線枠で囲まれた部分に選択酸化膜(LOCOS)を形成
して領域分離を行なうことができ、図2(B)の断面B
−B’、断面C−C’に示すように領域分離できるが、
これに限られるものではない。上記分岐領域202上に
は、図1に示すように、絶縁膜を介してゲート電極3が
形成されている。ゲート電極3は、入力に対応してそれ
ぞれほぼ同じゲート容量をもつ三つの入力電極IN1,IN2,
IN3と、リセットパルス(RESET)が入力される上記入力
に対応したゲート電極3のゲート容量のおよそ半分のゲ
ート容量をもつ1つの電極とからなる。ゲート電極3と
電荷供給部1の間には同じく絶縁膜を介して入力ゲート
4が形成されている。5は同じく絶縁膜を介して電荷転
送チャネル上に形成された信号転送電極群、6は出力ゲ
ートである。7はフローティングディフュージョン部
(FD部:浮遊拡散部)、8は前記電荷排出部204に
隣接して設けられたドレイン領域、9は前記FD部7と
ドレイン領域8の間に設けられたリセットゲートであ
る。
【0012】更に、図1に示すように、10はセンスア
ンプ、11はセンスアンプ10内のインバータ、12は
センスアンプ10内の第二のインバータ、13はインバ
ータ11の入力端をリセットするための第二のリセット
スイッチ、14はリセット電源、15はセンスアンプ1
0の出力端子、16はFD部7とセンスアンプ10の入
力端の間に直列に挿入されたキャパシタである。
ンプ、11はセンスアンプ10内のインバータ、12は
センスアンプ10内の第二のインバータ、13はインバ
ータ11の入力端をリセットするための第二のリセット
スイッチ、14はリセット電源、15はセンスアンプ1
0の出力端子、16はFD部7とセンスアンプ10の入
力端の間に直列に挿入されたキャパシタである。
【0013】図3は、ゲート電極3のそれぞれの入力電
極IN1,IN2,IN3に入力される入力信号の処理回路の一例
である。図において、301はNORゲート、302は
インバータであり、MOS形成と同一工程で形成するこ
ともできるし、又は別工程でも形成できる。同処理回路
により、入力信号in1〜in3は、リセットパルスがLOWLEV
ELの時、そのまま図1の回路のゲート電極3への入力信
号IN1〜IN3として印加される。リセットパルスがHIGH L
EVELの時IN1〜IN2にはLOW LEVELが、IN3にはHIGH LEVEL
がゲート電極3へ印加される。
極IN1,IN2,IN3に入力される入力信号の処理回路の一例
である。図において、301はNORゲート、302は
インバータであり、MOS形成と同一工程で形成するこ
ともできるし、又は別工程でも形成できる。同処理回路
により、入力信号in1〜in3は、リセットパルスがLOWLEV
ELの時、そのまま図1の回路のゲート電極3への入力信
号IN1〜IN3として印加される。リセットパルスがHIGH L
EVELの時IN1〜IN2にはLOW LEVELが、IN3にはHIGH LEVEL
がゲート電極3へ印加される。
【0014】図4は本実施例の回路の動作タイミング説
明図である。また、図5(A)は図1のA-A’断面図
である。即ち、簡単にこの作用を説明すれば、負の電荷
源である電荷供給部1から不図示の電荷転送チャネル2
に電荷が供給され、入力ゲート4にパルスIGが供給さ
れて電荷が転送され、図3に示す処理回路からの入力信
号がゲート電極3のINに供給されてその入力レベルに
応じた電荷が転送電極5のパルスφ1〜3に従って順次
転送され、出力ゲート6のOGレベルに従ってFD部7
に転送され、センスアンプ10へ出力される。そのと
き、リセットゲート9のレベルに応じてFD部7の蓄積
電荷をリセットする。また、図5(B)は図5(A)に
対応する基板内電位の変化および電荷転送の様子を示し
ている。
明図である。また、図5(A)は図1のA-A’断面図
である。即ち、簡単にこの作用を説明すれば、負の電荷
源である電荷供給部1から不図示の電荷転送チャネル2
に電荷が供給され、入力ゲート4にパルスIGが供給さ
れて電荷が転送され、図3に示す処理回路からの入力信
号がゲート電極3のINに供給されてその入力レベルに
応じた電荷が転送電極5のパルスφ1〜3に従って順次
転送され、出力ゲート6のOGレベルに従ってFD部7
に転送され、センスアンプ10へ出力される。そのと
き、リセットゲート9のレベルに応じてFD部7の蓄積
電荷をリセットする。また、図5(B)は図5(A)に
対応する基板内電位の変化および電荷転送の様子を示し
ている。
【0015】これらの図1乃至図5を用いて本実施例の
動作を説明する。以下、Nチャネルデバイス(信号電荷
が電子)の場合を想定するが、Pチャネルデバイス(信
号電荷が正孔)の場合も同様である。
動作を説明する。以下、Nチャネルデバイス(信号電荷
が電子)の場合を想定するが、Pチャネルデバイス(信
号電荷が正孔)の場合も同様である。
【0016】図1において、まずドレイン領域8に正の
電源VDDが供給され、電荷源1から電荷が電荷転送チャ
ネル2に供給されている。その状態で、入力ゲート4を
パルスIGのHIGH LEVELによりONすると、信号電荷が
ゲート電極3下に供給される(タイミングtA)。
電源VDDが供給され、電荷源1から電荷が電荷転送チャ
ネル2に供給されている。その状態で、入力ゲート4を
パルスIGのHIGH LEVELによりONすると、信号電荷が
ゲート電極3下に供給される(タイミングtA)。
【0017】この時、パルスRESETがHIGH LEVELである
とき、先に説明したように入力信号IN3、およびパルスR
ESETが印加されたゲート電極3下のみに空乏層が形成さ
れ、電荷が蓄積される。ここでパルスRESETが印加され
たゲート電極3のゲート容量を仮にCとすると、Cは入
力に対応したゲート電極3のゲート容量のおよそ半分の
ゲート容量なので、入力信号IN3およびパルスRESETが印
加されたゲート電極3下に蓄積された電荷はあわせてお
よそ3CV(Vは空乏層に印加された電圧)となる。つ
ぎにパルスRESETがLOW LEVELであるとき、入力信号IN1
〜IN3のうちHIGHLEVELが印加されたゲート電極3下にの
みに空乏層が形成され電荷が蓄積される。3入力のうち
HIGH LEVELであるものの数をNとすると、ゲート電極3
下に蓄積された電荷はあわせておよそ2NCVとなる。
とき、先に説明したように入力信号IN3、およびパルスR
ESETが印加されたゲート電極3下のみに空乏層が形成さ
れ、電荷が蓄積される。ここでパルスRESETが印加され
たゲート電極3のゲート容量を仮にCとすると、Cは入
力に対応したゲート電極3のゲート容量のおよそ半分の
ゲート容量なので、入力信号IN3およびパルスRESETが印
加されたゲート電極3下に蓄積された電荷はあわせてお
よそ3CV(Vは空乏層に印加された電圧)となる。つ
ぎにパルスRESETがLOW LEVELであるとき、入力信号IN1
〜IN3のうちHIGHLEVELが印加されたゲート電極3下にの
みに空乏層が形成され電荷が蓄積される。3入力のうち
HIGH LEVELであるものの数をNとすると、ゲート電極3
下に蓄積された電荷はあわせておよそ2NCVとなる。
【0018】同じタイミングでパルスφ2で駆動される
転送電極5下に蓄積されていた電荷がパルスφ3で駆動
される転送電極5下に転送され、又FD部7に蓄積して
いた電荷はリセットゲート9を通してリセットされる
(タイミングtB)。
転送電極5下に蓄積されていた電荷がパルスφ3で駆動
される転送電極5下に転送され、又FD部7に蓄積して
いた電荷はリセットゲート9を通してリセットされる
(タイミングtB)。
【0019】次のタイミングで、ゲート電極3下にそれ
ぞれ蓄積された電荷はパルスφ1で駆動される転送電極
5下に転送され、ひとつの電荷パケットとなる。ほぼ同
じタイミングでパルスφ3で駆動される転送電極5下に
蓄積された電荷は出力ゲート6下に転送される(タイミ
ングtC)。
ぞれ蓄積された電荷はパルスφ1で駆動される転送電極
5下に転送され、ひとつの電荷パケットとなる。ほぼ同
じタイミングでパルスφ3で駆動される転送電極5下に
蓄積された電荷は出力ゲート6下に転送される(タイミ
ングtC)。
【0020】パルスφ1で駆動される転送電極5下に転
送された電荷は次のタイミングでパルスφ2で駆動され
る転送電極5下、パルスφ3で駆動される転送電極5下
へと転送されていく。出力ゲート6下の電荷はFD部7
に転送される(タイミングtD)。
送された電荷は次のタイミングでパルスφ2で駆動され
る転送電極5下、パルスφ3で駆動される転送電極5下
へと転送されていく。出力ゲート6下の電荷はFD部7
に転送される(タイミングtD)。
【0021】このように、入力信号に対応してゲート電
極3下に蓄積された電荷は転送電極部5でひとつの電荷
パケットにまとめられ、FD部7まで転送される。リセ
ット時に対応する3CVの電荷と信号入力時に対応する
2NCVの電荷は交互に供給される。
極3下に蓄積された電荷は転送電極部5でひとつの電荷
パケットにまとめられ、FD部7まで転送される。リセ
ット時に対応する3CVの電荷と信号入力時に対応する
2NCVの電荷は交互に供給される。
【0022】図4に示したように、FD部7にリセット
時に対応する電荷3CVが転送されるタイミングで、リ
セットパルスφRESによりリセットスイッチ13を導通
させてセンスアンプ10内のインバータ11の入力端を
リセットする。この時リセット電圧はインバータの出力
が反転する論理反転電圧近傍の値が選ばれる。リセット
パルスφRESをOFFするとインバータ11の入力端は
リセット電位に保持される。次にFD部7に信号入力時
に対応する電荷2NCVが転送されるとインバータ11
の入力端の電位が変化する。
時に対応する電荷3CVが転送されるタイミングで、リ
セットパルスφRESによりリセットスイッチ13を導通
させてセンスアンプ10内のインバータ11の入力端を
リセットする。この時リセット電圧はインバータの出力
が反転する論理反転電圧近傍の値が選ばれる。リセット
パルスφRESをOFFするとインバータ11の入力端は
リセット電位に保持される。次にFD部7に信号入力時
に対応する電荷2NCVが転送されるとインバータ11
の入力端の電位が変化する。
【0023】例えば、FD部7に寄生する容量をCFDと
するとインバータ11の入力端の電位変化は (2NCV−3CV)/CFD ……(1) となる。
するとインバータ11の入力端の電位変化は (2NCV−3CV)/CFD ……(1) となる。
【0024】インバータ11の入力端電圧が論理反転電
圧近傍から変化するとインバータ11の出力端電圧はそ
れに応じて反転する。結局、3入力中2つ以上がHIGH L
EVEL(N≧2)であれば、インバータ11の入力端は論
理反転電圧より高電位にシフトしてセンスアンプ10の
出力端15にHIGH LEVELが、負であれば低電位にシフト
してLOW LEVELが出力される。
圧近傍から変化するとインバータ11の出力端電圧はそ
れに応じて反転する。結局、3入力中2つ以上がHIGH L
EVEL(N≧2)であれば、インバータ11の入力端は論
理反転電圧より高電位にシフトしてセンスアンプ10の
出力端15にHIGH LEVELが、負であれば低電位にシフト
してLOW LEVELが出力される。
【0025】以上の動作により、本実施例の回路は並列
に入力された多入力信号のうちHIGHLEVELの数が過半数
の場合、HIGH LEVELを出力するよう構成したものであ
る。
に入力された多入力信号のうちHIGHLEVELの数が過半数
の場合、HIGH LEVELを出力するよう構成したものであ
る。
【0026】本実施例では3入力の回路を例にとって説
明したがこれに限るものではなく、さらに多入力に拡張
できることはいうまでもない。むしろ、並列入力数が多
い複雑な演算になるほど従来の並列演算回路に比べ優位
性が増すものである。
明したがこれに限るものではなく、さらに多入力に拡張
できることはいうまでもない。むしろ、並列入力数が多
い複雑な演算になるほど従来の並列演算回路に比べ優位
性が増すものである。
【0027】本実施例の回路は上記の多数決判定に限る
ものではまったく無く、入力される信号の振幅および信
号が入力されるゲート電極3のゲート容量の大きさによ
り個々の信号に行いたい処理に応じて所望の重み付けを
して一括でセンスアンプで並列演算処理することができ
る。
ものではまったく無く、入力される信号の振幅および信
号が入力されるゲート電極3のゲート容量の大きさによ
り個々の信号に行いたい処理に応じて所望の重み付けを
して一括でセンスアンプで並列演算処理することができ
る。
【0028】また、本実施例では3相クロックφ1〜φ
3をもちいた電荷転送を例にとって説明したが勿論これ
に限るものではなく、単相クロック、2相クロック、4
相クロック等の電荷転送方式を用いても同様の効果が得
られることはいうまでもない。
3をもちいた電荷転送を例にとって説明したが勿論これ
に限るものではなく、単相クロック、2相クロック、4
相クロック等の電荷転送方式を用いても同様の効果が得
られることはいうまでもない。
【0029】その結果として高速、高精度な並列演算を
低消費電力で行えるものである。また入力数の増大に対
して回路規模は高々それに比例して増加する程度であり
従来の並列演算回路に対し大幅な回路規模の縮小と併せ
て製造歩留まりの向上がはかれるものである。加えて回
路規模の縮小、演算速度の向上に伴いさらに消費電力を
低減することは言うまでもない。
低消費電力で行えるものである。また入力数の増大に対
して回路規模は高々それに比例して増加する程度であり
従来の並列演算回路に対し大幅な回路規模の縮小と併せ
て製造歩留まりの向上がはかれるものである。加えて回
路規模の縮小、演算速度の向上に伴いさらに消費電力を
低減することは言うまでもない。
【0030】[第2の実施例]図6は第2の実施例にお
ける、ゲート電極3のそれぞれに入力される入力信号の
処理回路の一例である。図において、601はEXOR
ゲートであり、本処理回路の形成においても図1の半導
体装置の形成と同一工程で形成する方法を用いてもよ
く、又は独立して形成してもよい。
ける、ゲート電極3のそれぞれに入力される入力信号の
処理回路の一例である。図において、601はEXOR
ゲートであり、本処理回路の形成においても図1の半導
体装置の形成と同一工程で形成する方法を用いてもよ
く、又は独立して形成してもよい。
【0031】同処理回路により、リセットパルスがLOW
LEVELの時、入力信号in1〜in3はそのまま図1の回路の
ゲート電極3への入力信号IN1〜IN3として印加される。
リセットパルスがHIGH LEVELのときin1〜in3を反転した
信号が印加される。
LEVELの時、入力信号in1〜in3はそのまま図1の回路の
ゲート電極3への入力信号IN1〜IN3として印加される。
リセットパルスがHIGH LEVELのときin1〜in3を反転した
信号が印加される。
【0032】本実施例は、第1の実施例に比べ、同じ入
力に対してセンスアンプ10のインバータ11の入力端
での電位変化量を大きくとることができ、より高精度な
演算が可能となる。
力に対してセンスアンプ10のインバータ11の入力端
での電位変化量を大きくとることができ、より高精度な
演算が可能となる。
【0033】図6に示した3入力in1〜in3の場合を例に
とって説明すると、第1の実施例の場合と同様に考える
とリセットに対応する電荷は2(3−N)CVであり、入
力信号に対応する電荷は2NCVとなる。おなじくFD
部7に寄生する容量をCFDとするとインバータ11の入
力端の電位変化は (2NCV−2(3−N)CV)/CFD =2(2NCV−3CV)/CFD ……(2) と、第1の実施例の2倍になることがわかる。
とって説明すると、第1の実施例の場合と同様に考える
とリセットに対応する電荷は2(3−N)CVであり、入
力信号に対応する電荷は2NCVとなる。おなじくFD
部7に寄生する容量をCFDとするとインバータ11の入
力端の電位変化は (2NCV−2(3−N)CV)/CFD =2(2NCV−3CV)/CFD ……(2) と、第1の実施例の2倍になることがわかる。
【0034】本第2の実施例により、第1の実施例より
さらに高精度な演算が可能となるものである。
さらに高精度な演算が可能となるものである。
【0035】本実施例では3入力の例について説明した
が、勿論これに限るものではなく、さらに多入力の信号
処理に応用できることはいうまでもない。
が、勿論これに限るものではなく、さらに多入力の信号
処理に応用できることはいうまでもない。
【0036】[第3の実施例]第3の実施例について、
図7に示す模式図を参照にしつつ説明する。本実施例
は、FD部7の出力にソースフォロワアンプを接続した
ものである。同図において、701はMOSトランジス
タ、702は抵抗でソースフォロワアンプを構成してい
る。ソースフォロワアンプにより電流増幅を行った後に
センスアンプ10に入力することで、ソースフォロワア
ンプの前後を分離することができ、センスアンプ10で
発生するリセットスイッチ13のリセットノイズ等がF
D部7の電位に影響するのを防ぐことができ、より高精
度な演算が可能となる。
図7に示す模式図を参照にしつつ説明する。本実施例
は、FD部7の出力にソースフォロワアンプを接続した
ものである。同図において、701はMOSトランジス
タ、702は抵抗でソースフォロワアンプを構成してい
る。ソースフォロワアンプにより電流増幅を行った後に
センスアンプ10に入力することで、ソースフォロワア
ンプの前後を分離することができ、センスアンプ10で
発生するリセットスイッチ13のリセットノイズ等がF
D部7の電位に影響するのを防ぐことができ、より高精
度な演算が可能となる。
【0037】[第4の実施例]第4の実施例について、
図8に示す模式図を参照にしつつ説明する。本実施例は
電荷検出回路にフローティングゲートアンプ(FGA)
を用いたものである。同図において、801は制御電
極、802はフローティング電極である。フローティン
グ電極802の電位は制御電極801に印加される制御
電圧によって制御される。転送電極5から供給された信
号電荷がフローティングゲート802下に蓄積される
と、この電荷により半導体基板の表面電位が変化し、さ
らにフローティングゲート802の電位が変化する。こ
のフローティングゲート802の電位変化をソースフォ
ロワアンプで受け、センスアンプ10に入力することに
よって出力を得るものである。FGA回路は前記第1の
実施例で説明したFDアンプ回路に比べ、信号電荷を非
破壊で出力を取り出せるという特徴がある。そのため、
例えば図9に示すように、複数のFGA回路を設けるこ
とで、複数の出力を取り出したりすることができ、これ
によって複雑な信号処理を高速で行えるものである。図
9によれば、制御電極801に印加される制御電圧によ
って、フローティングゲート802FG1,FG2下に
蓄積された信号電荷をそれぞれソースフォロワアンプで
受け、センスアンプ10a,10bに入力し、センスア
ンプ10bでは制御端子901を設けて、センスアンプ
10aとは別個の論理演算を行うことができる。
図8に示す模式図を参照にしつつ説明する。本実施例は
電荷検出回路にフローティングゲートアンプ(FGA)
を用いたものである。同図において、801は制御電
極、802はフローティング電極である。フローティン
グ電極802の電位は制御電極801に印加される制御
電圧によって制御される。転送電極5から供給された信
号電荷がフローティングゲート802下に蓄積される
と、この電荷により半導体基板の表面電位が変化し、さ
らにフローティングゲート802の電位が変化する。こ
のフローティングゲート802の電位変化をソースフォ
ロワアンプで受け、センスアンプ10に入力することに
よって出力を得るものである。FGA回路は前記第1の
実施例で説明したFDアンプ回路に比べ、信号電荷を非
破壊で出力を取り出せるという特徴がある。そのため、
例えば図9に示すように、複数のFGA回路を設けるこ
とで、複数の出力を取り出したりすることができ、これ
によって複雑な信号処理を高速で行えるものである。図
9によれば、制御電極801に印加される制御電圧によ
って、フローティングゲート802FG1,FG2下に
蓄積された信号電荷をそれぞれソースフォロワアンプで
受け、センスアンプ10a,10bに入力し、センスア
ンプ10bでは制御端子901を設けて、センスアンプ
10aとは別個の論理演算を行うことができる。
【0038】また、電荷検出回路は上記FDアンプ回
路、FGA回路に限るものではなく、例えば、「A High
Sensitivity Output Amplifier For CCD Image Senso
r」IEDM 87で提案されているような方式を用い
てもよい。
路、FGA回路に限るものではなく、例えば、「A High
Sensitivity Output Amplifier For CCD Image Senso
r」IEDM 87で提案されているような方式を用い
てもよい。
【0039】[第5の実施例]第5の実施例について、
図10に示す模式図を参照しつつ説明する。本実施例は
センスアンプとして差動型センスアンプを用いた例であ
る。図において、901は差動型センスアンプ、15は
出力端子である。1003A、及び1003Bはセンス
アンプの入力端子である。図11に差動型センスアンプ
901の一例を示す。同図において、1003A,Bは
先に説明したセンスアンプの入力端子、1001はスイ
ッチ、1002はリセットスイッチである。図12は本
実施例でのゲート電極3のそれぞれに入力される入力信
号の処理回路の一例である。
図10に示す模式図を参照しつつ説明する。本実施例は
センスアンプとして差動型センスアンプを用いた例であ
る。図において、901は差動型センスアンプ、15は
出力端子である。1003A、及び1003Bはセンス
アンプの入力端子である。図11に差動型センスアンプ
901の一例を示す。同図において、1003A,Bは
先に説明したセンスアンプの入力端子、1001はスイ
ッチ、1002はリセットスイッチである。図12は本
実施例でのゲート電極3のそれぞれに入力される入力信
号の処理回路の一例である。
【0040】本実施例の回路では、差動型センスアンプ
901の入力1003AにIN1〜IN3に対応する信号が、
入力1003BにIN1〜IN3の反転信号に対応する信号が
入力される。よって、三つの入力in1〜in3のうちHIGH L
EVELの数が過半数のとき、差動型センスアンプ901の
入力1003Aは入力1003Bより高い電位にもちあ
げられ、それによりラッチが動作してHIGH LEVELが出力
される。
901の入力1003AにIN1〜IN3に対応する信号が、
入力1003BにIN1〜IN3の反転信号に対応する信号が
入力される。よって、三つの入力in1〜in3のうちHIGH L
EVELの数が過半数のとき、差動型センスアンプ901の
入力1003Aは入力1003Bより高い電位にもちあ
げられ、それによりラッチが動作してHIGH LEVELが出力
される。
【0041】本実施例の差動センスアンプ回路はラッチ
構成をとっているため出力の電圧が必ず電源電圧まで上
昇(又は下降)するので、微小な入力の変化に対しても
正確な演算が可能となるとともに、十分な論理振幅の出
力信号が得られるものである。
構成をとっているため出力の電圧が必ず電源電圧まで上
昇(又は下降)するので、微小な入力の変化に対しても
正確な演算が可能となるとともに、十分な論理振幅の出
力信号が得られるものである。
【0042】[第6の実施例]第6の実施例について、
図13に示す模式図を参照にしつつ説明する。本発明よ
りなる並列演算回路を複数接続することにより、より高
度な並列演算を実現したものである。
図13に示す模式図を参照にしつつ説明する。本発明よ
りなる並列演算回路を複数接続することにより、より高
度な並列演算を実現したものである。
【0043】同図において、1201A〜Cは図1に一
例を示したように、それぞれ多入力端子を有し、電荷転
送チャネル2、ゲート電極3、センスアンプ10等から
構成された第1乃至第4の実施例にて説明した並列演算
ブロックである。1202は入力端子、1203はセン
スアンプ10からの出力端子であり、図1の出力端子1
5に相当する。並列演算回路ブロック1201A、12
01Cの出力端子1203は並列演算回路ブロック12
01Bに接続しており、出力端子1203から出力され
た出力信号は、並列演算回路ブロック1201Bのそれ
ぞれ一つの入力信号となり、他の入力端子にも同様な並
列演算回路ブロックの出力が接続されている。このよう
に、上述の各実施例によりなる並列演算回路ブロックを
複数個直列にもしくは並列に、もしくは両方組み合わせ
て接続することにより高度な並列演算処理を実現するこ
とができる。例えば、図13において、各並列演算回路
ブロックが多数決判定の機能を有するものとすれば、出
力OUT1には並列演算回路ブロック1201Cの複数入力
中過半数がHigh Levelの場合にHigh Levelが出力され、
出力OUT2には並列演算回路ブロック1201Aの複数入
力中過半数がHigh Levelの場合にHigh Levelが出力さ
れ、出力OUT3には、並列演算回路ブロック1201Bに
おいて、出力OUT1と出力OUT2とを含む多数の入力端子中
過半数がHigh Levelの場合にHigh Levelが出力される。
例を示したように、それぞれ多入力端子を有し、電荷転
送チャネル2、ゲート電極3、センスアンプ10等から
構成された第1乃至第4の実施例にて説明した並列演算
ブロックである。1202は入力端子、1203はセン
スアンプ10からの出力端子であり、図1の出力端子1
5に相当する。並列演算回路ブロック1201A、12
01Cの出力端子1203は並列演算回路ブロック12
01Bに接続しており、出力端子1203から出力され
た出力信号は、並列演算回路ブロック1201Bのそれ
ぞれ一つの入力信号となり、他の入力端子にも同様な並
列演算回路ブロックの出力が接続されている。このよう
に、上述の各実施例によりなる並列演算回路ブロックを
複数個直列にもしくは並列に、もしくは両方組み合わせ
て接続することにより高度な並列演算処理を実現するこ
とができる。例えば、図13において、各並列演算回路
ブロックが多数決判定の機能を有するものとすれば、出
力OUT1には並列演算回路ブロック1201Cの複数入力
中過半数がHigh Levelの場合にHigh Levelが出力され、
出力OUT2には並列演算回路ブロック1201Aの複数入
力中過半数がHigh Levelの場合にHigh Levelが出力さ
れ、出力OUT3には、並列演算回路ブロック1201Bに
おいて、出力OUT1と出力OUT2とを含む多数の入力端子中
過半数がHigh Levelの場合にHigh Levelが出力される。
【0044】本実施例では三つの並列演算回路ブロック
の接続を例にとって説明したが、もちろんこれに限るも
のではなく、所望の演算処理を実現するために自由に組
み合わせられるものである。また、本発明よりなる並列
演算回路ブロックと従来の半導体論理回路ブロックを組
み合わせてもよいことはいうまでもない。
の接続を例にとって説明したが、もちろんこれに限るも
のではなく、所望の演算処理を実現するために自由に組
み合わせられるものである。また、本発明よりなる並列
演算回路ブロックと従来の半導体論理回路ブロックを組
み合わせてもよいことはいうまでもない。
【0045】また、本実施例では信号を順次伝搬してい
く場合の接続を例にとって説明したが、もちろんこれに
限るものではなく、後段の出力を前段の入力信号として
もよい。
く場合の接続を例にとって説明したが、もちろんこれに
限るものではなく、後段の出力を前段の入力信号として
もよい。
【0046】[第7の実施例]図14に上述の第1乃至
第4の実施例による並列演算回路ブロックを相関演算回
路に応用した実施例の模式説明図を示す。同図におい
て、1301は先に説明した各実施例による並列演算回
路ブロック、1302は各入力信号と相関係数とが一致
するか否かを正負で出力する比較器、1303はインバ
ータである。
第4の実施例による並列演算回路ブロックを相関演算回
路に応用した実施例の模式説明図を示す。同図におい
て、1301は先に説明した各実施例による並列演算回
路ブロック、1302は各入力信号と相関係数とが一致
するか否かを正負で出力する比較器、1303はインバ
ータである。
【0047】並列演算ブロック1301Aは入力ゲート
電極3の最小容量をCとしたとき、7つの入力がそれぞ
れCの容量を持つ入力ゲート電極3に接続する多数決演
算回路であり、7つの入力のうち、HIGH LEVEL の数が
過半数の4つ以上のときにHIGH LEVELを出力するもので
ある。
電極3の最小容量をCとしたとき、7つの入力がそれぞ
れCの容量を持つ入力ゲート電極3に接続する多数決演
算回路であり、7つの入力のうち、HIGH LEVEL の数が
過半数の4つ以上のときにHIGH LEVELを出力するもので
ある。
【0048】おなじく、並列演算ブロック1301Bは
8つの入力端子を持ち、そのうち7つの入力はそれぞれ
Cの容量を持つ入力ゲート電極3に接続し、のこり一つ
の入力端子は4Cの容量を持つ入力ゲート電極3に接続
する多数決演算回路である。本ブロックは最大で11C
のゲート電極容量下に電荷が蓄積されうるもので、その
うち6C以上の容量に信号電荷が蓄積され、電荷検出部
に転送された場合、第1り実施例で説明した動作により
HIGH LEVELが出力されるものである。
8つの入力端子を持ち、そのうち7つの入力はそれぞれ
Cの容量を持つ入力ゲート電極3に接続し、のこり一つ
の入力端子は4Cの容量を持つ入力ゲート電極3に接続
する多数決演算回路である。本ブロックは最大で11C
のゲート電極容量下に電荷が蓄積されうるもので、その
うち6C以上の容量に信号電荷が蓄積され、電荷検出部
に転送された場合、第1り実施例で説明した動作により
HIGH LEVELが出力されるものである。
【0049】同じく並列演算ブロック1301Cは9つ
の入力端子を持ち、そのうち7つの入力はそれぞれCの
容量を持つ入力ゲート電極3に接続し、1つの入力は4
Cの容量を持つ入力ゲート電極3に接続し、残る1つの
入力は2Cの容量を持つ入力ゲート電極3に接続する多
数決演算回路である。本ブロックは最大で13Cのゲー
ト電極容量下に電荷が蓄積されうるもので、そのうち7
C以上の容量下に信号電荷が蓄積された場合、HIGH LEV
ELが出力されるものである。
の入力端子を持ち、そのうち7つの入力はそれぞれCの
容量を持つ入力ゲート電極3に接続し、1つの入力は4
Cの容量を持つ入力ゲート電極3に接続し、残る1つの
入力は2Cの容量を持つ入力ゲート電極3に接続する多
数決演算回路である。本ブロックは最大で13Cのゲー
ト電極容量下に電荷が蓄積されうるもので、そのうち7
C以上の容量下に信号電荷が蓄積された場合、HIGH LEV
ELが出力されるものである。
【0050】同図において、信号はそれぞれまず比較器
1302に相関係数とともに入力される。比較器130
2はそれぞれの信号と相関係数が一致すればHIGH LEVEL
を、不一致であればLOW LEVELを出力する。比較器13
02の出力は多数決演算回路ブロック1301A〜Cに
入力される。たとえば7入力の多数決演算回路ブロック
1301Aに比較器3の出力が入力されるとHIGH LEVEL
の数が過半数の場合、つまり7入力中4入力以上がHIGH
LEVELであった場合、多数決演算回路ブロック1301
AからHIGH LEVELが出力される。その出力値を入力のHI
GH LEVELの数ごとに示すと図15のS3のようになる。
1302に相関係数とともに入力される。比較器130
2はそれぞれの信号と相関係数が一致すればHIGH LEVEL
を、不一致であればLOW LEVELを出力する。比較器13
02の出力は多数決演算回路ブロック1301A〜Cに
入力される。たとえば7入力の多数決演算回路ブロック
1301Aに比較器3の出力が入力されるとHIGH LEVEL
の数が過半数の場合、つまり7入力中4入力以上がHIGH
LEVELであった場合、多数決演算回路ブロック1301
AからHIGH LEVELが出力される。その出力値を入力のHI
GH LEVELの数ごとに示すと図15のS3のようになる。
【0051】次にこの出力S3を、インバータ1303
で極性反転して多数決演算回路ブロック1301Bの重
みづけ入力端子4Cに印加する。先に述べたように、本
回路ブロック1301Bは11Cのゲート電極容量下に
電荷を蓄積しうるものでありそのうち過半数の容量に電
荷が蓄積されているか否かを判定する電荷多数決演算回
路である。例えば7入力中4入力以上がHIGH LEVELであ
った場合、先に述べたように重み付け入力端子にはLOW
LEVELが印加され、その端子が接続している4Cのゲー
ト容量下には電荷が蓄積されない。さらに重み付け入力
端子以外の入力端子に加えられる信号のうち7入力中6
入力以上がHIGH LEVELであった場合、トータルとして過
半数の容量に電荷が蓄積されているとの判定を下しHIGH
LEVELを出力する。7入力中4入力以上5入力以下の場
合は過半数に至らずLOW LEVELを出力する。一方、7入
力中3入力以下がHIGH LEVELであった場合には重み付け
入力端子にはHIGH LEVELが印加され、その端子が接続し
ている4Cのゲート容量下には電荷が蓄積される。7入
力中2入力以上3入力以下がHIGH LEVELであった場合は
4+2または4+3は6以上で過半数と判定されHIGH L
EVELが出力、1入力以下がHIGH LEVELであった場合、4
+0または4+1は6以下でLOW LEVELが出力される。
多数決演算回路ブロック1301Bの出力値を入力のHI
GH LEVELの数ごとに示すと図15のS2のようになる。
で極性反転して多数決演算回路ブロック1301Bの重
みづけ入力端子4Cに印加する。先に述べたように、本
回路ブロック1301Bは11Cのゲート電極容量下に
電荷を蓄積しうるものでありそのうち過半数の容量に電
荷が蓄積されているか否かを判定する電荷多数決演算回
路である。例えば7入力中4入力以上がHIGH LEVELであ
った場合、先に述べたように重み付け入力端子にはLOW
LEVELが印加され、その端子が接続している4Cのゲー
ト容量下には電荷が蓄積されない。さらに重み付け入力
端子以外の入力端子に加えられる信号のうち7入力中6
入力以上がHIGH LEVELであった場合、トータルとして過
半数の容量に電荷が蓄積されているとの判定を下しHIGH
LEVELを出力する。7入力中4入力以上5入力以下の場
合は過半数に至らずLOW LEVELを出力する。一方、7入
力中3入力以下がHIGH LEVELであった場合には重み付け
入力端子にはHIGH LEVELが印加され、その端子が接続し
ている4Cのゲート容量下には電荷が蓄積される。7入
力中2入力以上3入力以下がHIGH LEVELであった場合は
4+2または4+3は6以上で過半数と判定されHIGH L
EVELが出力、1入力以下がHIGH LEVELであった場合、4
+0または4+1は6以下でLOW LEVELが出力される。
多数決演算回路ブロック1301Bの出力値を入力のHI
GH LEVELの数ごとに示すと図15のS2のようになる。
【0052】多数決演算回路ブロック1301Cについ
ても4倍の容量値、2倍の容量値を有する二つの重み付
け端子に多数決演算回路1301A、多数決演算回路1
301Bの出力の反転信号を印加して動作させることに
より、図15のS1に示したような出力が得られる。
ても4倍の容量値、2倍の容量値を有する二つの重み付
け端子に多数決演算回路1301A、多数決演算回路1
301Bの出力の反転信号を印加して動作させることに
より、図15のS1に示したような出力が得られる。
【0053】本回路構成により、図15に示したように
複数入力のうち信号と相関係数が一致している入力の数
を3桁の2進数に変換して出力することができる。
複数入力のうち信号と相関係数が一致している入力の数
を3桁の2進数に変換して出力することができる。
【0054】本発明よりなる回路構成を用いることによ
り、従来に比べ回路規模を縮小してかつ高速な演算が可
能で、消費電力も少ない相関演算回路を実現することが
できた。
り、従来に比べ回路規模を縮小してかつ高速な演算が可
能で、消費電力も少ない相関演算回路を実現することが
できた。
【0055】[第8の実施例]本発明の第8の実施例を
図16に示している。第8の実施例は、本発明の半導体
装置を従来回路技術と融合し、動き検出チップを実現し
たものである。同図において、3001、3002は各
々基準データ、参照データが格納されているメモリ部、
3003は相関演算部、3004はチップ全体を制御す
るコントロール部、3005は相関結果の加算演算部、
3006は加算演算部3005の加算結果の最小値を格
納しているレジスタ部、3007は比較器および最小値
のアドレス格納を行う部分、3008は出力バッファお
よび出力結果格納部である。端子3009には基準デー
タ列が入力され、一方、基準データ列と比較すべき参照
データ列が入力端子3010から入力される。
図16に示している。第8の実施例は、本発明の半導体
装置を従来回路技術と融合し、動き検出チップを実現し
たものである。同図において、3001、3002は各
々基準データ、参照データが格納されているメモリ部、
3003は相関演算部、3004はチップ全体を制御す
るコントロール部、3005は相関結果の加算演算部、
3006は加算演算部3005の加算結果の最小値を格
納しているレジスタ部、3007は比較器および最小値
のアドレス格納を行う部分、3008は出力バッファお
よび出力結果格納部である。端子3009には基準デー
タ列が入力され、一方、基準データ列と比較すべき参照
データ列が入力端子3010から入力される。
【0056】メモリ部3001、3002は、SRAM
からなり通常のCMOS回路で構成される。相関演算部
3003に送られたデータは、本発明の相関器により構
成されるため、並列処理演算され、極めて高速化が達成
されるばかりでなく、少ない素子数で構成でき、またチ
ップサイズが小さくなり、低コスト化を実現することが
できるものである。相関演算結果は加算演算部3005
で相関演算のスコア(評価)を行ない、上記相関演算以
前までの最大相関結果(加算値が最小となる)が格納さ
れているレジスタ部3006との比較を出力バッファお
よび出力結果格納部3008で行なう。仮に、今回の演
算結果が前回までの最小値よりもさらに小さい場合は、
その結果が新たにレジスタ部3006に格納され、前回
までの結果が小さい場合は、その結果が維持される。
からなり通常のCMOS回路で構成される。相関演算部
3003に送られたデータは、本発明の相関器により構
成されるため、並列処理演算され、極めて高速化が達成
されるばかりでなく、少ない素子数で構成でき、またチ
ップサイズが小さくなり、低コスト化を実現することが
できるものである。相関演算結果は加算演算部3005
で相関演算のスコア(評価)を行ない、上記相関演算以
前までの最大相関結果(加算値が最小となる)が格納さ
れているレジスタ部3006との比較を出力バッファお
よび出力結果格納部3008で行なう。仮に、今回の演
算結果が前回までの最小値よりもさらに小さい場合は、
その結果が新たにレジスタ部3006に格納され、前回
までの結果が小さい場合は、その結果が維持される。
【0057】このような動作を行なうことにより、最大
相関結果が常にレジスタ部3006に格納され、すべて
のデータ列の演算終了後、その結果が端子3011より
出力される。コントロール部3004、加算演算部30
05、レジスタ部3006、および3007、3008
は、今回通常CMOS回路により構成したが、特に加算
演算部3005などは上記第1乃至第5の実施例で説明
した回路構成を用いることにより、並列加算を実現で
き、高速処理を実現することができる。以上述べたよう
に、高速性、低コスト性のみならず、容量をベースに演
算を実行するため、消費電流が少なく、低パワー化が実
現でき、8mmVTRカメラ等の携帯機器等にも好適であ
る。
相関結果が常にレジスタ部3006に格納され、すべて
のデータ列の演算終了後、その結果が端子3011より
出力される。コントロール部3004、加算演算部30
05、レジスタ部3006、および3007、3008
は、今回通常CMOS回路により構成したが、特に加算
演算部3005などは上記第1乃至第5の実施例で説明
した回路構成を用いることにより、並列加算を実現で
き、高速処理を実現することができる。以上述べたよう
に、高速性、低コスト性のみならず、容量をベースに演
算を実行するため、消費電流が少なく、低パワー化が実
現でき、8mmVTRカメラ等の携帯機器等にも好適であ
る。
【0058】[第9の実施例]本発明の第9の実施例を
図17に示している。第9の実施例は本発明の半導体装
置を光センサ(固体撮像素子)と融合し、画像データを
読み出す前に高速画像処理を行なうチップ(高速画像処
理装置)を示したものである。図17(A)は全体構成
を示した図、図17(B)は画素部の構成を示した図、
図17(C)は演算内容を示した図である。
図17に示している。第9の実施例は本発明の半導体装
置を光センサ(固体撮像素子)と融合し、画像データを
読み出す前に高速画像処理を行なうチップ(高速画像処
理装置)を示したものである。図17(A)は全体構成
を示した図、図17(B)は画素部の構成を示した図、
図17(C)は演算内容を示した図である。
【0059】同図において、4001は受光部、400
3、4005、4007、4009はラインメモリ部、
4004、4008は相関演算部、4010は演算出力
部、4011、4012は光信号出力端子と4002、
4006に示す出力バスラインとを接続する容量手段、
4013はバイポーラトランジスタ、4014はバイポ
ーラトランジスタのベース領域に接続された容量手段、
4015はスイッチトランジスタである。画像データセ
ンシング部4020に入射した画像データは、4013
のバイポーラトランジスタのベース領域で光電変換され
る。
3、4005、4007、4009はラインメモリ部、
4004、4008は相関演算部、4010は演算出力
部、4011、4012は光信号出力端子と4002、
4006に示す出力バスラインとを接続する容量手段、
4013はバイポーラトランジスタ、4014はバイポ
ーラトランジスタのベース領域に接続された容量手段、
4015はスイッチトランジスタである。画像データセ
ンシング部4020に入射した画像データは、4013
のバイポーラトランジスタのベース領域で光電変換され
る。
【0060】光電変換された光キャリアに応じた出力が
4013のバイポーラトランジスタのエミッタに読み出
され、容量手段4011、4012を介して出力バスラ
イン電位に応じて押し上げる。以上の動作により、縦方
向の画素の加算結果は4007のメモリに読み出され、
一方、横方向の画素の加算結果は4003のメモリに読
み出される。これは画素部4001の容量4014を介
してバイポーラのベース電位を上昇させる領域のX方
向、Y方向の加算結果が出力可能となる。
4013のバイポーラトランジスタのエミッタに読み出
され、容量手段4011、4012を介して出力バスラ
イン電位に応じて押し上げる。以上の動作により、縦方
向の画素の加算結果は4007のメモリに読み出され、
一方、横方向の画素の加算結果は4003のメモリに読
み出される。これは画素部4001の容量4014を介
してバイポーラのベース電位を上昇させる領域のX方
向、Y方向の加算結果が出力可能となる。
【0061】たとえば、図17(C)に示す如く、t1
時刻に4016に示す如き画像が、t2時刻に4017
に示す如き画像が入力されたとすると、それぞれY方向
に加算された出力結果は、4018、4019の如くな
り、このデータがそれぞれ図17(A)のメモリ400
7、4009に格納される。また、図17(C)の40
18、4019からわかるように両者のデータは、画像
の動きに対応してシフトしており、相関演算部4008
でそのシフト量を算出すれば、2次元平面での物体の動
きを非常に簡単な手法により検出できる。
時刻に4016に示す如き画像が、t2時刻に4017
に示す如き画像が入力されたとすると、それぞれY方向
に加算された出力結果は、4018、4019の如くな
り、このデータがそれぞれ図17(A)のメモリ400
7、4009に格納される。また、図17(C)の40
18、4019からわかるように両者のデータは、画像
の動きに対応してシフトしており、相関演算部4008
でそのシフト量を算出すれば、2次元平面での物体の動
きを非常に簡単な手法により検出できる。
【0062】本発明の相関演算回路は、図17の400
4、4008に設けることができ、素子数が従来回路よ
り少なく、特にセンサ画像ピッチに配置することができ
る。また、以上の構成は、センサのアナログ信号ベース
の演算であったが、メモリ部とバスラインとの間にAD
変換回路を設けることにより、デジタル相関にも対応で
きることはいうまでもない。また、本発明のセンサとし
て、バイポーラ型を用いたが、MOS型でも又増幅用ト
ランジスタを設けずフォトダイオードのみの構成でも有
効であることはいうまでもない。
4、4008に設けることができ、素子数が従来回路よ
り少なく、特にセンサ画像ピッチに配置することができ
る。また、以上の構成は、センサのアナログ信号ベース
の演算であったが、メモリ部とバスラインとの間にAD
変換回路を設けることにより、デジタル相関にも対応で
きることはいうまでもない。また、本発明のセンサとし
て、バイポーラ型を用いたが、MOS型でも又増幅用ト
ランジスタを設けずフォトダイオードのみの構成でも有
効であることはいうまでもない。
【0063】更に、本構成は、異なる時刻のデータ列間
の相関演算を行ったが、一方のメモリ部に認識したい複
数のパターンデータのX、Y方向の射影結果を格納して
おけば、パターン認識も実現できる。
の相関演算を行ったが、一方のメモリ部に認識したい複
数のパターンデータのX、Y方向の射影結果を格納して
おけば、パターン認識も実現できる。
【0064】以上説明したように、画素入力部と本発明
を融合することにより、 (1)従来のセンサからシリアルに読み出した後処理す
るのではなく、並列にかつ一括読み出したデータを並列
処理するため、高速に動き検出、パターン認識処理が実
現できる。 (2)センサ1チップで、周辺回路を増大させることな
く、画像処理が実現できるため、低コストで、以下の高
機能製品を実現できる。即ち、TV画面をユーザー方向
に向ける制御、エアコンの風向きをユーザー方向に向け
る制御、8mmVTRカメラの追尾制御、更には、工場で
のラベル認識、人物自動認識受け付けロボット、車の車
間距離制御装置などの高機能製品に応用することができ
る。
を融合することにより、 (1)従来のセンサからシリアルに読み出した後処理す
るのではなく、並列にかつ一括読み出したデータを並列
処理するため、高速に動き検出、パターン認識処理が実
現できる。 (2)センサ1チップで、周辺回路を増大させることな
く、画像処理が実現できるため、低コストで、以下の高
機能製品を実現できる。即ち、TV画面をユーザー方向
に向ける制御、エアコンの風向きをユーザー方向に向け
る制御、8mmVTRカメラの追尾制御、更には、工場で
のラベル認識、人物自動認識受け付けロボット、車の車
間距離制御装置などの高機能製品に応用することができ
る。
【0065】以上、画像入力部との融合について説明し
たが、画像データだけでなく、音声でも認識の処理に有
効であることはいうまでもない。
たが、画像データだけでなく、音声でも認識の処理に有
効であることはいうまでもない。
【0066】[第10の実施例]本発明の第10の実施
例を図18に示している。第10の実施例は本発明の相
関演算回路部をスプレッドスペクトラム通信(SS通
信)の受信回路に応用したものである。同図において、
1401は受信アンテナ、1406は信号復調部、14
02は信号増幅部、1403は相関演算回路部、140
4はA/D変換回路部、1405は判定器である。
例を図18に示している。第10の実施例は本発明の相
関演算回路部をスプレッドスペクトラム通信(SS通
信)の受信回路に応用したものである。同図において、
1401は受信アンテナ、1406は信号復調部、14
02は信号増幅部、1403は相関演算回路部、140
4はA/D変換回路部、1405は判定器である。
【0067】SS通信では信号をPN(Pseudorandom N
oise)コードと呼ばれる多ビットの符号に変換してその
PNコードを送信する。受信側ではあらかじめ有してい
る同様のPNコードと、受信した信号とを比較し、最も
相関の高い状態を検出して送られてきた信号を復調して
いる。
oise)コードと呼ばれる多ビットの符号に変換してその
PNコードを送信する。受信側ではあらかじめ有してい
る同様のPNコードと、受信した信号とを比較し、最も
相関の高い状態を検出して送られてきた信号を復調して
いる。
【0068】図18において、アンテナ部1401で受
信された信号は、いったん復調部1406で一次復調さ
れた後に、ひとつは相関演算回路ブロック1403A
に、もう一方は相関演算ブロック1403BにA/D変
換回路1404でデジタル信号に変換された後入力され
る。相関演算回路ブロック1403Aに入力された信号
は、受信側であらかじめ保持しているPNコードと比較
され、二つの信号の相関度から、相関演算回路ブロック
1403Aでは同期信号が形成される。相関演算ブロッ
ク1403Bでは、その同期信号で同期をとって、A/
D変換回路1404の出力とPNコードとの相関度を検
出し、相関スコアを演算する。相関演算ブロック140
3Bから出力された相関スコアを元に、判定器1405
で信号が復調される。
信された信号は、いったん復調部1406で一次復調さ
れた後に、ひとつは相関演算回路ブロック1403A
に、もう一方は相関演算ブロック1403BにA/D変
換回路1404でデジタル信号に変換された後入力され
る。相関演算回路ブロック1403Aに入力された信号
は、受信側であらかじめ保持しているPNコードと比較
され、二つの信号の相関度から、相関演算回路ブロック
1403Aでは同期信号が形成される。相関演算ブロッ
ク1403Bでは、その同期信号で同期をとって、A/
D変換回路1404の出力とPNコードとの相関度を検
出し、相関スコアを演算する。相関演算ブロック140
3Bから出力された相関スコアを元に、判定器1405
で信号が復調される。
【0069】SS通信は信号を多ビットのコードに変換
して送信することから、秘話性が高い、ノイズに対して
強い、といった優れた特徴を有しているが、送信する情
報量が増大するため信号処理の負荷が膨大になるといっ
た問題点があったが、本発明よりなる相関演算回路ブロ
ックを用いることにより、簡単な回路構成で同様な処理
を高速にこなすことができる。本発明により、SS通信
技術を携帯情報機器の無線通信に応用できるようになる
ものである。
して送信することから、秘話性が高い、ノイズに対して
強い、といった優れた特徴を有しているが、送信する情
報量が増大するため信号処理の負荷が膨大になるといっ
た問題点があったが、本発明よりなる相関演算回路ブロ
ックを用いることにより、簡単な回路構成で同様な処理
を高速にこなすことができる。本発明により、SS通信
技術を携帯情報機器の無線通信に応用できるようになる
ものである。
【0070】[第11の実施例]本発明の第11の実施
例を図19に示している。本実施例は個々のゲート電極
3下に蓄積された電荷を一度に合成するのではなく、段
階ごとに合成していくものである。構成的には、ゲート
電極3下の絶縁酸化膜の長さが入力IN1,IN2とIN3,IN4と
の間で他部の絶縁酸化膜の長さより長く形成されてい
る。
例を図19に示している。本実施例は個々のゲート電極
3下に蓄積された電荷を一度に合成するのではなく、段
階ごとに合成していくものである。構成的には、ゲート
電極3下の絶縁酸化膜の長さが入力IN1,IN2とIN3,IN4と
の間で他部の絶縁酸化膜の長さより長く形成されてい
る。
【0071】同図に示したように、入力信号IN1〜IN4で
駆動されるゲート電極3下に蓄積された信号電荷はパル
スφ1によりパルスφ1で駆動される転送ゲート電極下
に転送され、そこでIN1とIN2、およびIN3とIN4で駆動さ
れるゲート電極3下に蓄積された信号電荷がそれぞれ合
成される。次にその電荷はパルスφ2によりパルスφ2
で駆動される転送ゲート電極下に転送され、そこで一つ
の電荷に合成され検出部へと転送されていく。本実施例
の構成をとることにより、電荷の転送残りを少なくする
ことができ、さらに高精度な演算が可能となるものであ
る。
駆動されるゲート電極3下に蓄積された信号電荷はパル
スφ1によりパルスφ1で駆動される転送ゲート電極下
に転送され、そこでIN1とIN2、およびIN3とIN4で駆動さ
れるゲート電極3下に蓄積された信号電荷がそれぞれ合
成される。次にその電荷はパルスφ2によりパルスφ2
で駆動される転送ゲート電極下に転送され、そこで一つ
の電荷に合成され検出部へと転送されていく。本実施例
の構成をとることにより、電荷の転送残りを少なくする
ことができ、さらに高精度な演算が可能となるものであ
る。
【0072】[第12の実施例]本発明の第12の実施
例を図20に示している。本実施例は個々のゲート電極
3下に蓄積された電荷を合成するのに抵抗性の転送ゲー
トを用いるものである。図20において、1901は本
実施例の抵抗性の転送ゲートである。転送ゲート190
1はその一端RGから(図20では上部から)パルスが
印加され、転送ゲート1901自体が持つCR時定数に
よりパルスは徐々に反対側へ(図20では下部へ)と伝
搬していく。各ゲート電極3下に蓄積された電荷は、そ
れぞれが面している転送ゲート1901下の領域にパル
スが伝搬するのに同期して転送される。転送された電荷
はパルスの伝搬にともなって転送ゲート1901下を反
対側へ(図20では下部へ)と転送されていく。その後
第1の実施例と同様に、出力ゲートを介してFD部7に
蓄積された電荷をセンスアンプ10に出力する。その
際、ソースホロワアンプを介してもよい。このように抵
抗性の転送ゲート1901を用いることにより複雑なパ
ルス例えば第1の実施例によるパルスφ1〜φ3を用い
ることなく電荷を合成・転送することができる。
例を図20に示している。本実施例は個々のゲート電極
3下に蓄積された電荷を合成するのに抵抗性の転送ゲー
トを用いるものである。図20において、1901は本
実施例の抵抗性の転送ゲートである。転送ゲート190
1はその一端RGから(図20では上部から)パルスが
印加され、転送ゲート1901自体が持つCR時定数に
よりパルスは徐々に反対側へ(図20では下部へ)と伝
搬していく。各ゲート電極3下に蓄積された電荷は、そ
れぞれが面している転送ゲート1901下の領域にパル
スが伝搬するのに同期して転送される。転送された電荷
はパルスの伝搬にともなって転送ゲート1901下を反
対側へ(図20では下部へ)と転送されていく。その後
第1の実施例と同様に、出力ゲートを介してFD部7に
蓄積された電荷をセンスアンプ10に出力する。その
際、ソースホロワアンプを介してもよい。このように抵
抗性の転送ゲート1901を用いることにより複雑なパ
ルス例えば第1の実施例によるパルスφ1〜φ3を用い
ることなく電荷を合成・転送することができる。
【0073】以上、本発明による種々の実施例を示した
が、本発明はこれらに限られるものではなく、本発明に
よる技術的思想を含む限りにおいて、多種の態様に用い
ることができる。
が、本発明はこれらに限られるものではなく、本発明に
よる技術的思想を含む限りにおいて、多種の態様に用い
ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信号電荷供給手段から供給される電荷を一端から入力
し、中間部に複数に分岐した領域を有する電荷転送チャ
ネルと、前記電荷転送領域の前記複数の分岐領域上に絶
縁膜を介して設けられた複数のゲート電極と、前記ゲー
ト電極に入力信号を供給する入力信号供給手段と、同じ
く上記電荷転送チャネル内で一定方向に電荷を転送させ
るように制御するために上記電荷転送チャネル上にゲー
ト絶縁膜を介して設けられた転送電極と、転送された電
荷を電圧に変換する変換手段と、前記変換手段からの出
力信号が入力されるセンスアンプ手段を設けることによ
り並列演算処理を行う回路およびシステムを構成するこ
とにより、簡単な製造工程による構成で多数決判断等の
演算処理を可能とし、回路規模の縮小、演算速度の向
上、演算精度の向上、消費電力の低減といった効果が得
られるものである。
信号電荷供給手段から供給される電荷を一端から入力
し、中間部に複数に分岐した領域を有する電荷転送チャ
ネルと、前記電荷転送領域の前記複数の分岐領域上に絶
縁膜を介して設けられた複数のゲート電極と、前記ゲー
ト電極に入力信号を供給する入力信号供給手段と、同じ
く上記電荷転送チャネル内で一定方向に電荷を転送させ
るように制御するために上記電荷転送チャネル上にゲー
ト絶縁膜を介して設けられた転送電極と、転送された電
荷を電圧に変換する変換手段と、前記変換手段からの出
力信号が入力されるセンスアンプ手段を設けることによ
り並列演算処理を行う回路およびシステムを構成するこ
とにより、簡単な製造工程による構成で多数決判断等の
演算処理を可能とし、回路規模の縮小、演算速度の向
上、演算精度の向上、消費電力の低減といった効果が得
られるものである。
【図1】本発明による第1の実施例の模式説明図であ
る。
る。
【図2】本発明による第1図の電荷転送チャネルを取り
出して示す平面パターン図である。
出して示す平面パターン図である。
【図3】本発明による第1の実施例の信号入力部の模式
説明図である。
説明図である。
【図4】本発明による第1の実施例の動作タイミング図
である。
である。
【図5】本発明による第1の実施例の動作説明図であ
る。
る。
【図6】本発明による第2の実施例の信号入力部の模式
説明図である。
説明図である。
【図7】本発明による第3の実施例の模式説明図であ
る。
る。
【図8】本発明による第4の実施例の一例を示す模式説
明図である。
明図である。
【図9】本発明による第4の実施例の一例を示す模式説
明図である。
明図である。
【図10】本発明による第5の実施例の模式説明図であ
る。
る。
【図11】本発明による第5の実施例のセンスアンプの
模式説明図である。
模式説明図である。
【図12】本発明による第5の実施例の信号入力部の模
式説明図である。
式説明図である。
【図13】本発明による第6の実施例の模式説明図であ
る。
る。
【図14】本発明による第7の実施例の模式説明図であ
る。
る。
【図15】本発明による第7の実施例の演算結果であ
る。
る。
【図16】本発明による第8の実施例の模式説明図であ
る。
る。
【図17】本発明による第9の実施例の模式説明図であ
る。
る。
【図18】本発明による第10の実施例の模式説明図で
ある。
ある。
【図19】本発明による第11の実施例の模式説明図で
ある。
ある。
【図20】本発明による第12の実施例の模式説明図で
ある。
ある。
【図21】従来の画像撮像装置の概念的模式説明図であ
る。
る。
1 電荷供給部 2 電荷転送チャネル 3 ゲート電極 4 入力ゲート 5 信号転送電極群 6 出力ゲート 7 フローティングディフュージョン(FD部) 8 ドレイン領域 9 リセットゲート 10 センスアンプ 11 インバータ 12 第二のインバータ 13 インバータ 14 リセット電源 15 出力端子 16 キャパシタ 202 分岐領域 203 転送領域 301 NORゲート 601 EXORゲート 701 MOSトランジスタ 802 フローティング電極
Claims (9)
- 【請求項1】 電荷供給手段から供給される電荷が一端
から入力し、中間部に複数に分岐した領域を有する電荷
転送チャネルと、前記電荷転送チャネルの領域の前記複
数に分岐した領域上に絶縁膜を介して設けられた複数の
ゲート電極と、前記ゲート電極に入力信号を供給する入
力信号供給手段と、同じく前記電荷転送チャネル内で一
定方向に電荷を転送させるように制御するために前記電
荷転送チャネル上にゲート絶縁膜を介して設けられた転
送電極と、転送された電荷を電圧に変換する変換手段
と、前記変換手段からの出力信号が入力されるセンスア
ンプ手段を設けたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置を複数個有
し、該複数個のうち第一の前記半導体装置の出力および
/又は該半導体装置出力の反転出力を第二の前記半導体
装置に入力することを特徴とする半導体回路。 - 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置において、
前記入力信号供給手段に対応した前記ゲート電極のゲー
ト容量のうち、最小の容量をCとしたとき、前記ゲート
電極のゲート容量の合計の容量値が前記最小の容量Cの
ほぼ奇数倍となっていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の半導体回路を使用して
相関演算することを特徴とする相関演算装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の相関演算装置を含むこ
とを特徴とする信号処理システム。 - 【請求項6】 請求項5に記載の信号処理システムにお
いて、画像信号を入力する画像信号入力装置を含むこと
を特徴とする信号処理システム。 - 【請求項7】 電荷供給手段から電荷が供給され、複数
に分岐した領域を有する電荷転送チャネルと、前記複数
に分岐した領域上に絶縁膜を介して設けられた複数のゲ
ート電極と、前記ゲート電極に入力信号を供給する入力
信号供給手段と、前記電荷転送チャネル内で前記ゲート
電極に隣接して前記電荷を一定方向に転送させる転送電
極と、前記転送電極によって転送された電荷を電圧に変
換する変換手段とを備えたことを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の半導体装置において、
更に、前記変換手段の出力信号を入力されるセンスアン
プ手段を備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項9】 請求項7又は8に記載の半導体装置を複
数個有し、該複数個のうち第一の前記半導体装置の出力
および/又は該半導体装置出力の反転出力を第二の前記
半導体装置に入力することを特徴とする半導体回路。
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