JPH09130685A - 半導体装置及びそれを用いた半導体回路、相関演算装置、信号処理システム - Google Patents

半導体装置及びそれを用いた半導体回路、相関演算装置、信号処理システム

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JPH09130685A
JPH09130685A JP7281656A JP28165695A JPH09130685A JP H09130685 A JPH09130685 A JP H09130685A JP 7281656 A JP7281656 A JP 7281656A JP 28165695 A JP28165695 A JP 28165695A JP H09130685 A JPH09130685 A JP H09130685A
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capacitance
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input
terminal
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Tetsunobu Kouchi
哲伸 光地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多入力端子を備えた半導体装置において、ス
イッチングノイズを削減し、演算精度を向上し、且つ回
路規模の縮小、演算速度の向上及び消費電力の低減を図
ることを課題とする。 【解決手段】 半導体装置において、多入力端子に容量
手段が接続され該各容量手段の1方の端子が共通接続さ
れ、該共通接続された1端がアナログ増幅手段を介して
センスアンプに入力されることを特徴とする。また、多
入力端子に容量手段が接続され該各容量手段の一方の端
子が共通接続され、該共通接続された一端がアナログ増
幅手段、および第2の容量手段を介してセンスアンプに
入力されることを特徴とする。さらに、上記共通接続さ
れた一端が複数のセンスアンプの入力に接続されている
ことを特徴とする。多入力端子に対応した容量手段のう
ち最小の容量値をCとしたとき共通接続される容量手段
の容量値の合計の容量値が前記最小の容量Cのほぼ奇数
倍になっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多入力端子と各入
力端子に接続されるキャパシタと該キャパシタの出力側
を共通接続してセンスアンプに入力する半導体装置及び
これを用いた半導体回路、演算処理回路、信号処理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、並列演算処理を行う半導体装置に
おいては、並列演算する信号数が増大するにつれて、回
路規模が級数的に増大し、製造コストが増加し、歩留ま
りが低下することとなる。また、回路規模の増大に伴っ
て、配線等の遅延増大や、回路内の演算数の増加によ
り、演算速度が低下してしまう。さらに、消費電力が著
しく増加するといった問題点があった。
【0003】例えば、図15に示す固体撮像装置の場
合、縦横軸に沿って撮像素子41を配置してエリアセン
サとしてのセンシング部60から、走査回路により画像
信号を読み出し、この時系列アナログ信号をA/D変換
器40でデジタル信号に変換し一旦フレームメモリ39
に格納する。このフレームメモリ39から読み出される
多入力端子の信号を演算回路38により演算処理し、演
算出力回路50から出力する。具体的には異なる時刻の
データ間の相関演算により物体の動き量(ΔX、ΔY)
などを出力することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動画像
のリアルタイム処理を行おうとする場合は、上記演算処
理の処理数が極めて多く、よりリアルな画像を得るため
には回路規模が級数的に増大し、そのため処理スピード
が遅くなってしまうという問題点があった。例えば、動
画像の圧縮・伸長の方式として提案されているMPEG
2方式を現実に処理できる装置は未だ開発中である。し
たがって、上述した並列演算処理の問題として、回路規
模の増大にともなう演算速度の低下、消費電力の増加と
いう問題点があった。また、そのために製造コストの増
加や製造歩留まりの低下という問題点もあった。
【0005】さらに、上記演算処理回路に有用な多数決
演算回路について、日経エレクトロニクス「経済的な多
数決論理ICがCMOSで実現した」1973.11.
5.132P〜144Pに記載されている。しかし、こ
れはデジタル信号処理の1つとして多数決論理回路が開
示され、しかもCMOSによって形成されたものでこの
場合もCMOSによる素子数が増大し、また演算処理の
段数が増加するのでやはり回路規模の増大と消費電力の
増加に加え、演算速度の低下という同様な問題点を有し
ていた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、回路
規模の縮小、演算速度の向上及び消費電力の低減を図る
ことができる半導体装置、及びそれを用いた半導体回
路、相関演算装置、信号処理システムを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、多入力端子に容量手段が接続され該各
容量手段の1方の端子が共通接続され、該共通接続され
た1端がアナログ増幅手段を介してセンスアンプに入力
されることを特徴とする半導体装置を提供するものであ
る。
【0008】上記構成の半導体装置により、回路規模の
縮小、演算速度の向上、演算精度の向上といった効果が
得られるものである。
【0009】また、本発明による半導体装置は、多入力
端子に容量手段が接続され該各容量手段の1方の端子が
共通接続され、該共通接続された1端がアナログ増幅手
段、および第2の容量手段を介してセンスアンプに入力
されることを特徴とする。
【0010】この構成により、多入力信号の演算結果を
簡易な構成により得ることができ、こうして回路構成規
模の縮小と演算速度の高速化という効果を奏し得る。
【0011】さらに、半導体装置において、前記共通接
続された1端が複数のセンスアンプの入力に接続されて
いることを特徴とする。また、半導体装置において、前
記多入力端子に対応した容量手段のうち最小の容量値を
Cとしたとき共通接続される容量手段の容量値の合計の
容量値が前記最小の容量Cのほぼ奇数倍になっているこ
とを特徴とする。さらに、上述の半導体装置を複数個有
し、該複数個のうち第1の前記半導体装置の出力および
/又は該第1の半導体装置の出力の反転出力を第2の前
記半導体装置に入力することを特徴とする。また、相関
演算装置において、半導体装置を使用して相関演算する
ことを特徴とする。さらに、信号処理システムにおい
て、上記相関演算装置を含むことを特徴とする。また、
この信号処理システムにおいて、画像信号を入力する画
像入力装置を含むことを特徴とする。さらに、信号処理
システムにおいて、情報を記憶する記憶装置を含むこと
を特徴とする。
【0012】加えて、半導体回路において、第1半導体
装置は、M個の多入力端子に容量手段が接続され該各容
量手段の一方の端子が共通接続され、該共通接続された
一端からアナログ増幅手段を介して第2の半導体装置の
第1入力端子に接続され、該共通接続された一端がセン
スアンプを介して第2の半導体装置の第2入力端子に接
続され、前記第2入力端子の容量手段は前記第1半導体
装置の容量手段の(M/2)の切り上げ整数倍の容量を
有し、前記第1入力端子は前記第1半導体装置の容量手
段のM倍の容量を有することを特徴とする。この初段は
多入力端子と容量手段とセンスアンプとを有するが、加
えてアナログアンプを介在させることで、その後段を簡
易な構成とすることができ、多数決判定等の演算回路を
得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、各実施例とともに図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
【0014】(第1の実施例)第1の実施例について、
図1から図3を参照しつつ説明する。図1は本発明の第
1の実施例をよく表わす模式説明図である。同図におい
て、1はリセットスイッチ、2は第1のキャパシタ、3
は信号転送スイッチ、4は第2のインバータ、5はセン
スアンプ、6はセンスアンプ5内の第1のインバータ、
8はリセット電源、11はセンスアンプ5の出力端子、
9はキャパシタ2が共通接続された1端につく寄生容量
Coを模式的に表したものであるが、これに限るもので
はない。また、12はアナログ増幅手段、14はアナロ
グ増幅手段の入力端をリセットするための第2のリセッ
トスイッチ、15は第2のリセット電源である。
【0015】図2は、アナログ増幅手段12の構成例を
示したものである。201、202はN型MOSトラン
ジスタ、203はキャパシタ2が共通接続された一端に
接続される入力端子、204は出力端子、205は電源
端子、206はN型MOSトランジスタ202のゲート
に一定バイアスを加えるバイアス電源である。
【0016】アナログ増幅手段12の本回路は、入力2
03に加えた入力信号が、しきい値よりも高い場合に出
力端子204にはHigh Level が得られ、低い場合にはL
ow Level が出力される。従って、N型MOSトランジ
スタ201のしきい値電圧分だけ下方にシフトしただけ
で、ゲインはほぼ1の出力が得られるソースフォロワ型
で電流増幅アンプである。
【0017】第3図は本実施例の回路の動作タイミング
説明図である。同図を用いて本実施例の動作を説明す
る。まずリセットパルスφRESによりキャパシタ2の
一端をリセット電源8のリセット電圧にリセットする。
【0018】リセット電圧はたとえば電源電圧が5V系
であった場合その半分のほぼ2.5Vを用いる。リセッ
ト電圧はこれに限るものではなく他の電圧でもよい。ま
た複数の電圧を使用してもよい。またリセットスイッチ
1がオンするとき、ほぼ同時にアナログ入力手段12の
入力端をリセットスイッチ14を導通させることにより
第2のリセット電源15のリセット電圧にリセットす
る。このとき、リセット電圧は、インバータ6の出力が
反転する論理反転しきい値近傍の値になるよう選ぶのが
望ましい。たとえば、アナログ増幅手段12が図2で示
したソースフォロワアンプである場合、インバータ6の
論理反転電圧+しきい値電圧、にリセットするのが望ま
しい。
【0019】リセットパルスφRESをOFFすると、
キャパシタ2の両端はそれぞれのリセット電位に保持さ
れる。次に転送パルスφTにより転送スイッチ3が導通
すると信号がキャパシタ2の共通接続の一端に転送され
る。たとえばキャパシタ2の一端の電位がたとえば2.
5Vのリセット電圧からVXに変化する。ここで一例と
して、寄生容量9の容量値をCoとし、キャパシタ2が
N個、アナログアンプ12の入力に接続されている場
合、キャパシタ2の共通接続された一端の電圧は、1個
のキャパシタ2への入力に対して容量分割により |C×(2.5ーVX)/(N・C+Co)| ……(1) だけ変化する。
【0020】インバータ6の入力電圧が論理反転電圧近
傍から変化するとインバータ6の出力端電圧はそれに応
じて反転する。N個の入力にそれぞれ信号が入力される
と、インバータ6の入力端には容量分割出力のN個の和
が入力される。結局、このN個の入力の和が正であれ
ば、インバータ6の入力端は論理反転電圧より高電位に
シフトして、センスアンプ5の出力端11にはHIGH LEV
ELが、負であれば低電位にシフトしてLOW LEVELが出力
される。本実施例の回路は入力される信号の振幅および
信号が入力されるキャパシタ2の大きさにより、個々の
信号に行いたい処理に応じて所望の重み付けがなされ、
それらが1括でセンスアンプ5で並列演算されるもので
ある。
【0021】本実施例は第1のキャパシタ2が共通接続
された一端子をアナログ増幅手段12を介してセンスア
ンプ5に接続するよう構成したものである。そのため、
たとえば、インバータ6はその出力端子の電圧が反転す
るとき、自分自身のゲート容量を介して入力端子にノイ
ズを発生させるが、そのノイズが、第1のキャパシタ2
の端子電圧に悪影響を与えることなく、高精度な論理演
算が行えるものである。
【0022】また、上記ではアンプゲイン1の場合を例
に説明したが、これに限るものではない。
【0023】上記(1)式より、本回路は並列に接続す
るキャパシタ2の数が増す程、インバータ6の入力端で
の電位変化量は小さくなるものであるが、たとえばアナ
ログアンプ12のアンプゲインを大きくとることで、イ
ンバータ6の入力端での電位変化量を(1)式で決まる
量よりも大きくすることができる。その結果、並列接続
数が増しても、より高精度な演算を行うことができるも
のである。
【0024】また、アナログ増幅手段の回路構成は、図
2のソースフォロワアンプに限るものではもちろんな
く、P型ソースフォロワアンプ、演算増幅回路など、さ
まざまなアンプ形式を用いてもよいことは言うまでもな
い。
【0025】(第2の実施例)図4に、本発明の第2の
実施例の模式説明図を示す。なお、図1と同一符号のも
のは、同様な動作・機能を有するものとする。同図にお
いて、13は第2のキャパシタ、7はインバータ6の入
力端をリセットするための第三のリセットスイッチ、1
0は第三のリセット電源である。
【0026】第三のリセットスイッチ7は他のリセット
スイッチ1、14とほぼ同じタイミングで動作する。ア
ナログ増幅手段12の回路は上記図2で示したものと同
様である。本実施例では、アナログ増幅手段12とイン
バータ6とがキャパシタ13によりDC的には切り離さ
れているため、それぞれが独立に最適な条件に電圧を設
定することができる。このとき、インバータ6の入力端
は、第三のリセット電源10のリセット電圧により、論
理反転電圧近傍にリセットされるのが望ましい。また、
アナログ増幅手段12の入力端は、ダイナミックレンジ
の中央付近の電圧にリセットされるのが望ましい。
【0027】このとき、キャパシタ13とインバータ6
の入力端の寄生容量との容量分割比をGc、アナログ増
幅手段のゲインをGAとすると、1個のキャパシタ2の
入力にたいしてインバータ6の入力端での電位は、 |Gc・GA{C×(2.5ーVX)/(N・C+Co)}| ……(2) だけ変化する。
【0028】本実施例においても、アナログアンプ12
の出力段のスイッチノイズがキャパシタ2に影響を与え
ず、また第1の実施例と同様のスイッチノイズの軽減効
果が得られることは言うまでもない。加えて、アナログ
増幅手段12の回路設計の自由度が増加し、センスアン
プ5の入力変化に対する判定も、インバータ6の入力バ
イアスをアナログ増幅手段12とは別個に設定できるの
で、確実な判断を可能とする。
【0029】(第3の実施例)図5に本発明の第3の実
施例の模式説明図を示す。なお、図1、図4と同一符号
のものは、同様の動作・機能を有するものとする。同図
において、16は第三のキャパシタ、17は制御入力端
子、18は第2の出力端子である。
【0030】本実施例は、アナログ増幅手段12の出力
をキャパシタを介して複数のセンスアンプ5に接続する
ことで、1組の入力に対し同時に多数の論理演算結果が
得られるようにしたものである。制御入力端子17に独
立に制御信号を与えることで、出力端子11と18とで
異なる演算結果を得ることができる。
【0031】例えば、インバータ6の入力容量をCi,
キャパシタ13の容量をCjとすると、センスアンプ5
の入力段の上記(2)式の容量分割比をGcは、 Gc=Cj/(Ci+Cj) となり、キャパシタ16をCkとすると、センスアンプ
5aの入力段の上記(2)式の容量分割比をGc’は、 Gc’=Cj/(Ci+Cj+Ck) となる。こうして、制御端子17での信号変化を△Vと
すると、インバータ6の入力端での電位は、センスアン
プ5の入力端で、 |{Cj/(Ci+Cj)}・GA ・Σ{C×(2.5ーVX)/(N・C+Co)}| ……(3) センスアンプ5aの入力端で、 |{Cj/(Ci+Cj+Ck)}・GA ・Σ[{C×(2.5ーVX)/(N・C+Co)}+△V]| …(4) となる。従って、センスアンプ5aの出力端子18で
は、△Vが加わることで、さらに、制御入力端子17か
らの制御信号によって、センスアンプ5の出力端子11
とは異なるしきい値で、反転することとなり、例えば、
一組の入力に対し、異なる2つの演算結果を同時に得る
ことができる。
【0032】またこのとき、入力端子に加えられた電位
変化量を、本発明よりなるアナログ増幅手段で電圧・電
流増幅しているため、1組の入力で、複数のさまざまな
演算結果を並列に得ることができ、高速な処理が可能と
なった。また、入力ブロックを複数設ける必要がなくな
ったため、ローコスト、低パワーの回路を実現すること
ができた。
【0033】(第4の実施例)図6に本発明の第4の実
施例の模式説明図を示す。なお、図5と同一符号のもの
は、同様の動作・機能を有するものとする。
【0034】本実施例のように、キャパシタ2の一端を
アナログ増幅手段12を介してセンスアンプ5bに接続
した回路部と、アナログ増幅手段12を介さずに直接セ
ンスアンプ5に接続する回路部を混在させてもよい。
【0035】本実施例は図5に示した第3の実施例と比
較して、キャパシタ13、リセットスイッチ14とリセ
ット電源15とをを1個省略して若干構成を縮小でき
る。また、アナログアンプを介したセンスアンプ5bと
直接接続したセンスアンプ5とを並用してもよいことを
示す。
【0036】(第5の実施例)第5の実施例について、
図7に示す模式図を参照しつつ説明する。上記実施例で
説明した半導体装置からなる並列演算回路を複数接続す
ることにより、より高度な並列演算を実現したものであ
る。
【0037】同図において、501A〜Cは図1に1例
を示したように、それぞれ多入力端子を有し、転送スイ
ッチ3、キャパシタ2、センスアンプ5、アナログ増幅
手段12等から構成された本発明よりなる並列演算ブロ
ックである。502は入力端子、503はセンスアンプ
5からの出力端子であり、図1の出力端子11に相当す
る。並列演算回路ブロック501A、501Cの出力端
子503は並列演算回路ブロック501Bに接続してお
り、出力端子503から出力された出力信号は、並列演
算回路ブロック501Bのそれぞれ1つの入力信号とな
り、他の入力端子にも同様な並列演算回路ブロックの出
力が接続されている。
【0038】このような構成の半導体回路で、並列演算
回路ブロック501A〜501Cがそれぞれ多数決判定
機能を有するとすれば、OUT1,OUT2には各並列
演算回路ブロック501A,501Cの入力信号に応じ
たハイ・ローの出力が得られ、並列演算回路ブロック5
01BのOUT3にはOUT1,OUT2の出力信号を
他の入力端子の信号に加味した出力信号が得られる。こ
のように、本発明によりなる並列演算回路ブロックを複
数個直列にもしくは並列に、もしくは両方組み合わせて
接続することにより高度な並列演算処理を実現すること
ができる。
【0039】本実施例では三つの並列演算処理ブロック
の接続を例にとって説明したが、もちろんこれに限るも
のではなく、所望の演算処理を実現するために自由に組
み合わせられるものである。また、本発明よりなる並列
演算処理回路ブロックと従来の半導体論理回路ブロック
を組み合わせてもよいことは言うまでもない。
【0040】また、本実施例では信号を順次伝搬してい
く場合の接続を例にとって説明したが、もちろんこれに
限るものではなく、後段の出力を前段の入力信号として
もよい。
【0041】(第6の実施例)第6の実施例について、
図8に示す模式図を参照しつつ説明する。なお、図5と
同一符号のものは同様の動作・機能を有するものとす
る。
【0042】第3の実施例における制御信号の変化量△
Vにより、出力18の出力が変わる。本実施例の場合、
変化量△Vの変化により、上記(4)式より、それぞれ
異なった反転しきい値でセンスアンプ5aが反転するこ
とになる。即ち、センスアンプ5の出力11の変化に対
する変化量△Vの関係は、電源電圧系が5V系とした場
合、High→Lowで△V=+5V、High→Highで△V=0
V、Low→Lowで△V=0V、Low→Highで△V=ー5
V、の3通りが得られる。
【0043】本実施例のように、1つのセンスアンプ5
の出力信号を、他のブロックである他のセンスアンプ5
aの入力の1つとすることで、より高度な並列演算処理
を実現することができる。
【0044】本実施例では、出力11を直接キャパシタ
16に接続する例を上げて説明したが、これに限るもの
ではなく、所望の演算処理を実現するため新各種の論理
ゲート、アンプ、スイッチ等を介して接続してもよいこ
とは言うまでもない。
【0045】(第7の実施例)図9に第7の実施例とし
て、上述の半導体装置を相関演算回路に応用した実施例
の模式説明図を示す。なお、図5と同一符号のものは同
様の動作・機能を有するものとする。
【0046】本回路は複数のデータと基準データとを各
々比較し、各々の相関度の和を相関スコアとして2進数
で出力するものである。
【0047】一例として7入力の相関演算回路を示して
いる。図9において、601A〜601Cは図1に示し
たように、各々多入力端子を有しリセットスイッチ1、
キャパシタ2、信号転送スイッチ3、センスアンプ5等
から構成された本発明よりなる多数決演算回路ブロック
である。また、602は比較器、603はインバータで
ある。また、多数決演算回路ブロック601Aと601
B,601Cとの違いは多数決演算回路ブロック601
Aが現実に7つの入力端子を有するのに対し、多数決演
算回路ブロック601B,601Cは一つの入力端子と
一つ又は二つの制御端子を有することである。
【0048】図9において、各入力信号はそれぞれまず
比較器602に相関係数とともに入力される。比較器6
02はそれぞれの入力信号と相関係数が一致すればHIGH
LEVELを、不一致であればLOW LEVELを出力する。比較
器602の出力は多数決演算回路ブロック601Aに入
力されると、本多数決演算回路ブロック601Aの構成
は結局7Cの容量が共通接続された構成になっているの
で、そのうちの4C以上の容量にHIGH LEVELが印加され
たときインバータ6の入力端は論理反転電圧より高電位
にシフトして、センスアンプの出力端11にはHIGH LEV
ELが出力される。多数決演算回路ブロック601Aの出
力値を入力のHIGH LEVELの数ごとに示すと図10のS3
のようになる。
【0049】次に図9に示すように多数決演算回路ブロ
ック601Aの出力S3をインバータ603で極性反転
して多数決演算回路ブロック601Bの制御入力端子に
印加する。901はほかの入力端子経路に接続するキャ
パシタ2の最小値をCとすると、そのおよそ4倍の容量
値を持ったキャパシタである。13は同様におよそ7倍
の容量を持ったキャパシタである。同多数決演算回路ブ
ロック601Bは11Cの容量が共通接続されそのうち
4つのCに制御入力端子からの信号が印加され他の7C
にはアナログ増幅手段12からの出力信号が印加される
構成の多数決演算回路である。
【0050】アナログ増幅手段12のゲインが1の場合
を考えると、キャパシタ2に入力される信号をそれぞれ
V1〜V7としたとき、7Cのキャパシタ13のスイッチ
3と接続する側の電位変化は、 {C(2.5−V1)+C(2.5−V2)+……+C(2.5−V7)}/7C =(1/7)Σ(2.5−Vi) ……(5) (但し、Σはiが1〜7の和)となる。そのとき、キャ
パシタ13のもう一端の共通接続端子の電位変化は、 {7C・(1/7)Σ(2.5−Vi)+4C(2.5−A)}/11C ={(2.5−V1)+……+C(2.5−V7)+4(2.5−A)}/11 ……(6) (但し、Aはインバータ5の出力S3の反転信号) となる。結局、多数決演算ブロック601Bは、11C
の容量が共通接続され、そのうち4つのCに制御入力端
子からの信号が印加され、他の7Cには601Aに入力
されたものと同じ入力信号が印加されたのと同様に機能
する。
【0051】全容量のうち6C以上にHIGH LEVELが印加
された場合、トータルとして多数決演算回路601Bは
過半数であるとの判定を下しHIGH LEVELを出力する。
【0052】たとえば前段の多数決演算回路ブロック6
01Aの出力がHIGH LEVELであった場合(4C以上にHI
GH LEVELが印加)、先に述べたように重み付け入力端子
にはLOW LEVELが印加される。さらに重み付け入力端子
以外の入力端子に加えられる信号のうち6C以上の容量
にHIGH LEVELが印加された場合、トータルとして多数決
演算回路601Bは過半数であるとの判定を下しHIGH L
EVELを出力する。4C以上6C以下の場合は過半数に至
らずLOW LEVELを出力する。
【0053】一方、前段の多数決演算回路ブロック60
1Aの出力がLOW LEVELであった場合には重み付け入力
端子にはHIGH LEVELが印加される。入力により2C以上
3C以下がHIGH LEVELであった場合は4C+2C(4C
は重み付け分)は、6C以上で過半数と判定されHIGH L
EVELが出力される。また、1C以下がHIGH LEVELであっ
た場合、4C+0または4C+Cは6C以下でLOW LEVE
Lが出力される。多数決演算回路ブロック601Bの出
力値を入力のHIGH LEVELの数ごとに出すと図10のS2
のようになる。
【0054】また、多数決演算回路ブロック601Cに
ついても図9に示すように4倍の容量値901、2倍の
容量値902を有する2つの重み付け端子を備えてい
る。そうして図9に示すように4Cの重み付け端子の入
力には多数決演算回路ブロック601Aの、2Cの重み
付け端子の入力には多数決演算回路ブロック601Bの
出力S2の反転信号を印加して、他の入力端子には先に
説明したように実効的に601Aに入力されたものと同
じ信号が印加される。こうして、計13C(=7C+2
C+4C)のキャパシタを共通接続した多数決演算回路
ブロックとして動作させることにより、図10のS1に
示したような出力が得られる。
【0055】本回路構成により、図10に示したように
複数入力のうち入力信号と相関係数が一致している入力
の数を相関スコアとして3桁の2進数に変換して出力す
ることができる。
【0056】本発明よりなる回路構成を用いることによ
り、従来に比べ回路規模を縮小してかつ高速な演算か可
能で消費電力も少ない相関演算回路を高精度に実現する
ことができた。
【0057】以上説明したように、多入力端子の各々に
対応した容量手段の一方を共通接続し、センスアンプへ
入力する回路ブロックでは、上記多入力端子に接続した
各容量のうち、最小の容量をCとしたとき、上記容量手
段の容量合計はほぼCの奇数倍となっている。従って、
この場合は、特に演算回路の一種の多数決演算判定を容
易に行うことができる。
【0058】また、本実施例では7入力の相関演算回路
について説明したが、この入力端子が数十入力端子であ
っても、基本的に初段は数十入力端子としても、後段の
ブロックについては、1入力と一つ又は複数の制御端子
というシンプルな構成で、n桁の2進数変換を容易に得
ることができ、また他の相関演算回路や演算処理回路を
得ることができ、これらに限るものではないことは言う
までもない。
【0059】(第8の実施例)第7の実施例では図9に
示すように、アナログ増幅手段12のアンプゲインが1
の場合について示したが、アナログ増幅手段12のゲイ
ンをGA、キャパシタ13の容量値をCAとすると、先の
(6)式は、 {CA・GA・(1/7)Σ(2.5ーVi)+4C(2.5ーA)} /(CA+4C) ……(7) と書き換えられる。このとき、 CA・GA=7C ……(8) と近似できるようにゲインおよび容量値を設定すれば、
第7の実施例と同様の相関演算器の機能が得られる。本
実施例ではCA<7Cの範囲で(8)式を満たすようア
ンプゲインを設定することで、1個の入力の変化に対し
てインバータ6の入力端での電位変化を大きくできる。
キャパシタ13の容量値が小さくできることで、その充
電時間を短くできるため、さらに高精度な演算を高速に
行えるものである。
【0060】また、さらに、キャパシタ13の容量値C
Aに対して、制御入力端子のキャパシタ901の容量値
をCBとすると、 CA:CB=7:4 ……(9) を満たしていれば、前述の相関演算器の機能が得られる
ものである。前期の比を保ちつつ、CA、CBともに小さ
くすることで、キャパシタの充電時間をさらに短くする
ことができ、より高速な演算を行うことができる。
【0061】(第9の実施例)図11に本実施例の模式
説明図を示す。なお、図9と同一符号のものは同様の動
作・機能を有するものとする。図11は本発明を相関演
算回路に応用した別の実施例である。
【0062】同図において1101はインバータ、11
02はトランスファーゲートスイッチである。転送スイ
ッチ3とトランスファーゲートスイッチ1102とは第
1の実施例で説明したリセットスイッチがHigh Levelの
時トランスファーゲートスイッチ1102が導通し、転
送スイッチがHigh Levelのとき転送スイッチ3が導通す
る。
【0063】本実施例では、入力信号の反転信号でリセ
ットを行うため、たとえば電源電圧が5V系であった場
合、入力信号とリセット信号の差電圧は、前記の従来例
のおよそ2倍の5Vまで得ることができる。そうすれ
ば、キャパシタ13のもう一端の共通接続端子の電位変
化は、上記(6)式から、 {7C・(1/7)Σ(5−Vi)+4C(2.5−A)}/11C ={(5−V1)+……+C(5−V7)+4(2.5−A)}/11 ……(10) (但し、Aはインバータ5の出力S3の反転信号、Σは
iが1〜7の和) となる。こうして、当該相関機能を満たすために必要な
キャパシタの値が半分でよいことになる。従って、その
分回路構成が小さくて良いことになる。このとき、アナ
ログ増幅手段12のゲインをGA、キャパシタ13の容
量値をCA、キャパシタ901の容量CBとすると、 CA・GA:CB=(7/2):4 ……(11) となるようゲインおよび容量値を設定することで、第7
の実施例と同様の相関演算器の機能が得られる。
【0064】本実施例は、第7、第8の実施例に比べ、
キャパシタ13の容量値が半分の大きさで済むため、電
荷蓄積時間を短縮でき、より高速に回路動作させること
ができる。
【0065】(第10の実施例)本発明の第10の実施
例を図12に示している。第10の実施例は、本発明の
半導体装置を従来回路技術と融合し、動き検出チップを
実現したものである。同図において、3001、300
2は各々基準データ、参照データが格納されているメモ
リ部、3003は相関演算部、3004はチップ全体を
制御するコントロール部、3005は相関結果の加算演
算部、3006は3005の加算結果の最小値を格納し
ているレジスタ部、3007は比較器および最小値のア
ドレス格納を行う部分、3008は出力バッファおよび
出力結果格納部である。端子3009には基準データ列
が入力され、一方、基準データ列と比較すべき参照デー
タ列が端子3010から入力される。
【0066】3001、3002のメモリ部は、SRA
Mからなり通常のCMOS回路で構成される。3003
の相関演算部に送られたデータは、本発明の相関器によ
り構成されるため、並列処理であり、極めて高速化が達
成されるばかりでなく、少ない素子数で構成でき、また
チップサイズが小さくなり、低コスト化を実現すること
ができるものである。相関演算結果は3005の加算演
算部で相関演算のスコア(評価)を行ない、上記相関演
算以前までの最大相関結果(加算値が最小となる)が格
納されているレジスタ部3006との比較を出力バッフ
ァおよび出力結果格納部3008で行なう。仮に、今回
の演算結果が前日までの最小値よりもさらに小さい場合
は、その結果が新たにレジスタ部3006に格納され、
前回までの結果が小さい場合は、その結果が維持され
る。
【0067】このような動作を行なうことにより、最大
相関結果が常にレジスタ部3006に格納され、すべて
のデータ列の演算終了後、その結果が端子3011より
出力される。コントロール部3004、加算演算部30
05、レジスタ部3006、および3007、3008
は、今回通常CMOS回路により構成したが、特に加算
演算部3005などは本発明の回路構成を用いることに
より、並列加算を実現でき、高速処理を実現することが
できる。以上述べたように、高速性、低コスト性のみな
らず、容量をベースに演算を実行するため、消費電流が
少なく、低パワー化が実現でき、8mmVTRカメラ等の
携帯機器等にも好適である。
【0068】(第11の実施例)本発明の第11の実施
例を図13に示している。第11の実施例は本発明の半
導体装置を光センサ(固体撮像素子)と融合し、画像デ
ータを読み出す前に高速画像処理を行なうチップ(高速
画像処理装置)を示したものである。図13(A)は全
体構成を示した図、図13(B)は画素部構成を示した
図、図13(C)は演算内容を示した図である。
【0069】同図において、4001は受光部、400
2、4005、4007、4008はメモリ部、400
4、4008は相関演算部、4010は演算出力部であ
る。また、図13(B)に示す画素部である受光部40
01の構成中、4011、4012は光信号出力端子と
4002、4006に示す出力バスラインとを接続する
容量手段、4013はバイポーラトランジスタ、401
4はバイポーラトランジスタのベース領域に接続された
容量手段、4015はスイッチトランジスタである。画
像データセンシング部4020に入射した画像データ
は、4013のバイポーラトランジスタのベース領域で
光電変換される。
【0070】光電変換された光キャリアに応じた出力が
バイポーラトランジスタ4013のエミッタに読み出さ
れ、容量手段4011、4012を介して出力バスライ
ン電位に応じて押し上げる。以上の動作により、縦方向
の画素の加算結果は4007のメモリに読み出され、1
方、横方向の画素の加算結果は4003のメモリに読み
出される。これは画素部の容量4014を介してバイポ
ーラトランジスタ4013のベース電位を上昇させる領
域のX方向、Y方向の加算結果が出力可能となる。
【0071】たとえば、図13(C)に示す如く、t1
時刻に4016に示す如き画像が、t2時刻に4017
に示す如き画像が入力されたとすると、それぞれY報告
に加算された出力結果は、画像信号4018、4019
の如くなり、このデータがそれぞれ図13(A)のメモ
リ4007、4009に格納される。また、図13
(C)の画像信号4018、4019からわかるように
両者のデータは、画像の動きに対応してシフトしてお
り、4008の相関演算部でそのシフト量を算出すれ
ば、2次元平面での物体の動きを非常に簡単な手法によ
り検出できる。
【0072】本発明の相関演算回路は、図13の相関演
算部4004、4008に設けることができ、素子数が
従来回路より少なく、特にセンサ画像ピッチに配置する
ことができる。また、以上の構成は、センサのアナログ
信号ベースの演算であったが、メモリ部とバスラインと
の間にAD変換回路を設けることにより、デジタル相関
にも対応できることはいうまでもない。また、本発明の
センサとして、バイポーラ型を用いたが、MOS型でも
又増幅用トランジスタを設けずフォトダイオードのみの
構成でも有効であることはいうまでもない。
【0073】更に、本構成は、異なる時刻のデータ列間
の相関演算を行ったが、一方のメモリ部に認識したい複
数のパターンデータのX、Y方向の射影結果を格納して
おけば、パターン認識も実現できる。
【0074】以上説明したように、画素入力部と本発明
を融合することにより、 (1)従来のセンサからシリアルに読み出した後処理す
るのではなく、並列にかつ一括に読み出したデータを並
列処理するため、高速に動き検出、パターン認識処理が
実現できる。 (2)センサ1チップで、周辺回路を増大させることな
く、画像処理が実現できるため、低コストで、以下の高
機能製品を実現できる。即ち、TV画面をユーザー方向
に向ける制御、エアコンの風向きをユーザー方向に向け
る制御、8mmVTRカメラの追尾制御、更には、工場で
のラベル認識、人物自動認識受け付けロボット、車の車
間距離制御装置などの高機能製品に応用することができ
る。
【0075】以上、画像入力部との融合について説明し
たが、画像データだけでなく、音声でも認識の処理に有
効であることはいうまでもない。
【0076】(第12の実施例)本発明の第12の実施
例を図14に示している。第12の実施例は本発明の相
関演算回路部をスプレッドスペクトラム通信(SS通
信)の受信回路に応用したものである。同図において、
1401は受信アンテナ、1406は信号復調部、14
02は信号増幅部、1403は相関演算回路部、140
4はAD変換回路部、1405は判定器である。
【0077】SS通信では信号をPN(Pseudorandom N
oise)コードと呼ばれる多ビットの符号に変換してその
PNコードを送信する。受信側ではあらかじめ有してい
る同様のPNコードと、受信した信号とを比較し、最も
相関の高い状態を検出して送られてきた信号を復調して
いる。
【0078】図14において、アンテナ部1401で受
信された信号は、いったん復調部1406で1次復調さ
れた後に、ひとつは相関演算回路ブロック1403A
に、もう1方は相関演算ブロック1403BにAD変換
回路1402でデジタル信号に変換された後入力され
る。増幅部1402から入力された信号は、受信側であ
らかじめ保持しているPNコードと比較され、2つの信
号の相関度から、相関演算回路ブロック1403Aでは
同期信号が形成され、その同期信号で同期をとって、相
関演算ブロック1403Bで相関スコアを演算する。相
関演算ブロック1403Bから出力された相関スコアを
元に、判定器1405で信号が復調される。
【0079】SS通信は信号を多ビットのコードに変換
して送信することから、秘話性が高い、ノイズに対して
強い、といった優れた特徴を有しているが、送信する情
報量が増大するため信号処理の負荷が膨大になるといっ
た問題点があったが、本発明よりなる多入力端子を有す
る相関演算回路ブロックを用いることにより、簡単な回
路構成で同様な処理を高速にこなすことができる。
【0080】本発明により、SS通信技術を用いた携帯
情報機器の無線通信に応用できるようになるものであ
る。
【0081】また、上記では相関演算器、およびそれを
使用したシステムを例にとって説明してきたが、本発明
はこれに限るものではなく、アナログ・デジタル変換
器、デジタル・アナログ変換回路、加算回路、減算回路
など様々な論理回路に応用しても同様の効果が得られる
ことはいうまでもない。
【0082】
【発明の効果】以上発明したように、本発明によれば多
入力端子に容量手段が接続され該各容量手段の1方の端
子が共通接続され、該共通接続された一端がアナログ増
幅手段を介してセンスアンプに入力されるよう半導体装
置を構成することにより、並列演算処理を行う回路及び
システムを構成する上で、リセットスイッチによるスイ
ッチングノイズを削減し、複数段の演算回路ブロックを
直列及び/又は並列に接続する場合の回路構成の簡単化
を可能とし、回路規模の縮小、演算速度の向上、演算精
度の向上、消費電力の低減といった効果が得られるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の模式説明図であ
る。
【図2】本発明による第1の実施例のアナログ増幅手段
の例である。
【図3】本発明による第1の実施例の動作タイミング図
である。
【図4】本発明による第2の実施例の模式説明図であ
る。
【図5】本発明による第3の実施例の模式説明図であ
る。
【図6】本発明による第4の実施例の模式説明図であ
る。
【図7】本発明による第5の実施例の模式説明図であ
る。
【図8】本発明による第6の実施例の模式説明図であ
る。
【図9】本発明による第7の実施例の模式説明図であ
る。
【図10】本発明による第8の実施例の演算結果であ
る。
【図11】本発明による第9の実施例の演算結果であ
る。
【図12】本発明による第10の実施例の模式説明図で
ある。
【図13】本発明による第11の実施例の模式説明図で
ある。
【図14】本発明による第12の実施例の模式説明図で
ある。
【図15】従来例の画像変換装置の模式説明図である。
【符号の説明】
1 リセットスイッチ 2 キャパシタ 3 信号転送スイッチ 4 第二インバータ 5 センスアンプ 6 インバータ 7 第2のリセットスイッチ 8 リセット電源 9 浮遊キャパシタ 10 第二リセット電源 11 出力端子 12 アナログ増幅手段 201,202 n型MOSトランジスタ 206 バイアス電圧 501A,B,C 論理演算回路ブロック 3001,3002 ラインメモリ部 3003,4004,4008 相関演算部 4001 受光部 4003,4005,4007,4009 ラインメモ
リ部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多入力端子に容量手段が接続され該各容
    量手段の一方の端子が共通接続され、該共通接続された
    一端がアナログ増幅手段を介してセンスアンプに入力さ
    れることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 多入力端子に容量手段が接続され該各容
    量手段の一方の端子が共通接続され、該共通接続された
    一端がアナログ増幅手段、および第2の容量手段を介し
    てセンスアンプに入力されることを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体装置にお
    いて、前記共通接続された一端が複数のセンスアンプの
    入力に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の半導体装置にお
    いて、前記多入力端子に対応した容量手段のうち最小の
    容量値をCとしたとき共通接続される容量手段の容量値
    の合計の容量値が前記最小の容量Cのほぼ奇数倍になっ
    ていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の半導体装置を複
    数個有し、該複数個のうち第1の前記半導体装置の出力
    および/又は該第1の半導体装置の出力の反転出力を第
    2の前記半導体装置に入力することを特徴とする半導体
    回路。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の半導体装置を使
    用して相関演算することを特徴とする相関演算装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の相関演算装置を含むこ
    とを特徴とする信号処理システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の信号処理システムにお
    いて、画像信号を入力する画像入力装置を含むことを特
    徴とする信号処理システム。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の信号処理システムにお
    いて、情報を記憶する記憶装置を含むことを特徴とする
    信号処理システム。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2に記載の半導体装置に
    おいて、前記アナログ増幅手段が電流増幅手段であるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、2に記載の半導体装置にお
    いて、前記アナログ増幅手段が電圧増幅手段であること
    を特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 第1半導体装置はM個の多入力端子に
    容量手段が接続され該各容量手段の一方の端子が共通接
    続され、該共通接続された一端からアナログ増幅手段を
    介して第2の半導体装置の第1入力端子に接続され、該
    共通接続された一端がセンスアンプを介して第2の半導
    体装置の第2入力端子に接続され、前記第2入力端子の
    容量手段は前記第1半導体装置の容量手段の(M/2)
    の切り上げ整数倍の容量を有し、前記第1入力端子は前
    記第1半導体装置の容量手段のM倍の容量を有すること
    を特徴とする半導体回路。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の半導体回路におい
    て、さらに前記アナログ増幅手段の出力を第3半導体装
    置の第3入力端子に接続し、前記第2入力端子の容量手
    段からセンスアンプを介して第3半導体装置の第4入力
    端子に接続し、前記第2入力端子と同一信号を前記第3
    半導体装置の第5入力端子に接続し、前記第3入力端子
    の容量手段は第1半導体装置の容量手段のM倍の容量を
    有し、前記第4入力端子の容量手段は前記第2入力端子
    の容量手段の(1/2)倍の容量であり、前記第5入力
    端子の容量手段は前記第2入力端子の容量手段と同じ容
    量であることを特徴とする半導体回路。
JP7281656A 1995-10-30 1995-10-30 半導体装置及びそれを用いた半導体回路、相関演算装置、信号処理システム Pending JPH09130685A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017157929A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社リコー 固体撮像装置及び画像読取装置

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