JPH09124289A - フォークリフトのマスト支持装置 - Google Patents

フォークリフトのマスト支持装置

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JPH09124289A
JPH09124289A JP28073595A JP28073595A JPH09124289A JP H09124289 A JPH09124289 A JP H09124289A JP 28073595 A JP28073595 A JP 28073595A JP 28073595 A JP28073595 A JP 28073595A JP H09124289 A JPH09124289 A JP H09124289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mast
support
pin
mounting portion
forklift
Prior art date
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Pending
Application number
JP28073595A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Saito
昌幸 斎藤
Tatsuya Hayashi
林  達也
Masahiro Ota
正博 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP28073595A priority Critical patent/JPH09124289A/ja
Publication of JPH09124289A publication Critical patent/JPH09124289A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォークリフトのマスト支持装置において、
マストを前後回動可能に支持するための支持ピンに軸方
向に外力が働いてもその支持ピンが抜け出ないようにす
る。 【解決手段】 車軸管部に形成されたマスト取付部2
に、マスト5の背面下部に設けられたコ字形のマストサ
ポート6を該マスト取付部2を挟むように配置するとと
もに車幅方向を軸方向とする支持ピン9を介して前後回
動可能に取着する。前記支持ピン9はマスト取付部2に
嵌合する大径部9aと、マストサポート6に嵌合する2
つの小径部9bとから段付き状に形成され、その段差面
9cがマストサポート6の側面に当接することで軸方向
の動きが規制される構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の前方に配置
されるマストを支持ピンを介して前後回動可能に支持す
るフォークリフトのマスト支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のフォークリフトにおいては、車体
前方に配置されるマストが車体に対して支持ピンにより
前後回動可能に支持され、ティルトシリンダにより前後
傾されるようになっている。図4及び図5には支持ピン
によるマスト支持装置が例示されている。図示のよう
に、車体フレームと結合されるフロントアクスルハウジ
ングの車軸管部21には、車幅方向を軸方向とするピン
孔22を備えたマスト取付部23が突出状に形成されて
いる。一方、マスト24の背面下部には、平面視略コ字
形のマストサポート25が設けられている。
【0003】マストサポート25は、マスト24に溶接
されるとともに後端側に半円弧状の嵌合面を有するサポ
ート本体25aと、半円弧状の嵌合面を有するサポート
キャップ25bとから二つ割りに形成されており、サポ
ート本体25aにサポートキャップ25bを突き合わせ
てボルト27により固定することでピン孔26が形成さ
れるようになっている。
【0004】そして、前記マスト取付部23に対してコ
字形のマストサポート25を両側から挟む如く配置した
状態で、マスト取付部23のピン孔22及びマストサポ
ート25のピン孔26に平行ピンからなる支持ピン28
を嵌合することによりマスト24を前後回動可能に支持
している。なお、支持ピン28はマスト取付部23のボ
ルト孔29から径方向にねじ込まれるロックボルト30
の先端が支持ピン28外周のロック用の係合凹部31を
押圧することで抜け止めされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マスト装置
の揚高が大きい仕様のフォークリフト或いは長尺物を扱
うフォークリフトの場合には、マスト装置に横揺れが生
じ、その横揺れにより支持ピン28に対して軸方向の外
力が作用する。従って、上述したような構造のマスト支
持装置では、強大な外力が作用したときは、ロックボル
ト30の押圧力にに打ち勝って支持ピン28が漸次移動
し、その繰り返しで、支持ピン28が嵌合部から抜け出
る虞がある。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、支持ピンに軸方
向の外力が作用しても該支持ピンが抜け出ることのない
フォークリフトのマスト支持装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を講じている。即ち、請求項1
の発明は、車体側に形成されたマスト取付部に、マスト
の背面下部に設けられたマストサポートが車幅方向を軸
方向とする支持ピンを介して前後回動可能に取着される
フォークリフトのマスト支持装置において、前記マスト
取付部と前記マストサポートとのうちのいずれか一方の
部材が他方の部材に対してこれを両側から挟むように配
置され、それら両部材に挿通される前記支持ピンが、挟
まれる側の内側部材に嵌合する大径部と、挟む側の外側
部材に嵌合する小径部とから段付き状に形成されたこと
を特徴とする。
【0008】このように構成された請求項1の発明によ
ると、マスト装置の横揺れにより支持ピンに軸方向の外
力が作用しても、その外力は支持ピンの段差面が小径部
に嵌合する外側部材の側面に当接することにより受け止
められ、支持ピンの軸方向の移動が規制される。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のフォー
クリフトのマスト支持装置において、前記マスト取付部
と支持ピンとの嵌合面にはブッシュを介在し、前記マス
トサポートと支持ピンとの嵌合面にはベヤリングメタル
を介在したことを特徴とする。従って、この請求項2の
発明によるときは、支持ピンがマスト取付部とマストサ
ポートとのいずれに対しても回動することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
フォークリフトのマスト支持装置を図1〜図3に基づい
て具体的に説明する。図1は組付け状態のマスト支持装
置を示す側面図であり、図2は組付け前の分解斜視図で
あり、図3は平断面図である。この実施の形態において
は、車体側に設定されるマスト取付部2は、フロントア
クスルハウジングにおける車軸管部1の外周面から径方
向に突設された突起部により形成されている。マスト取
付部2はその突出端部が車幅方向を軸方向とするピン孔
3を備えた略円筒形に形成されており、そのピン孔3内
には円筒部と軸方向長さが等しいブッシュ4が圧入され
ている。
【0011】車体前方に配置される左右一対のマスト5
の背面下端部には、平面視略コ字形のマストサポート6
が溶接により結合されている。マストサポート6は、そ
の組付性を考慮して後端側に半円弧状の嵌合面を有する
サポート本体6aと、半円弧状の嵌合面を有するサポー
トキャップ6bとから二つ割りに形成されており、マス
ト5に結合されるサポート本体6aにサポートキャップ
6bを突き合わせてボルト7により固定することで前記
マスト取付部2のピン孔3よりも小径のピン孔8が形成
されるようになっている。
【0012】そして、マストサポート6はそのコ字部の
内法寸法が前記マスト取付部2の円筒部長さよりも若干
大きく設定されており、図3に示すように、その組付け
時においてマスト取付部2を軸方向の両側から挟む如く
配置される。
【0013】一方、前記両ピン孔3,8に挿通される支
持ピン9は、マスト取付部2のピン孔3に対応する大径
部9aと、マストサポート6のピン孔8に対応する2つ
の小径部9bとから形成されている。即ち、支持ピン9
はその中央部を大径部9aとし、両端部を小径部9bと
する段付きピンであって、先ず、その大径部9aがマス
ト取付部2のブッシュ4に回動可能に挿通される。
【0014】その後、マスト取付部2に先付けされた支
持ピン9の小径部9bに対してマストサポート6のサポ
ート本体6aとサポートキャップ6bがその径方向から
嵌合されるとともにボルト7により相互に締着される。
かくして、マストサポート6がマスト取付部2に対して
これを両側から挟む如く取着され、マスト5が前後回動
可能に支持される。なお、マスト本体6aの嵌合面側に
は半割状のベヤリングメタル10が介在され、このベヤ
リングメタル10はサポート本体6a側に固定されてい
る。
【0015】この実施の形態に係るフォークリフトのマ
スト支持装置は、上述のように構成したものであり、従
って、マストサポート6はコ字部の内面がマスト支持部
2の軸方向の側面に当接することでその横移動が規制さ
れる。また、支持ピン9はその大径部9aと小径部9b
との段差面9cがマストサポート6のコ字部内面に当接
することで軸方向の移動が規制される。従って、マスト
5の横揺れ等に起因して支持ピン9に軸方向に移動させ
るような外力が働いたとしても、支持ピン9が破壊しな
いかぎりその軸方向に抜け出ることはない。
【0016】ところで、図4及び図5に示した従来のロ
ックボルト30を利用した支持ピン28の抜け止め方式
の場合には、支持ピン28をマスト取付部23のピン孔
22に挿入するに際して、マスト取付部23のボルト孔
29と支持ピン28の係合凹部31との位置合わせが必
要であるという組付け上の面倒さを伴うが、この実施の
形態にあっては、支持ピン9を段付きピンとすることで
抜け止めする構成であるため、従来に比べてその組付け
が容易化される。
【0017】しかも、支持ピン9をマスト取付部2に固
定する必要がないことから、むしろマスト取付部2のピ
ン孔3との嵌合面にブッシュ4を介在して支持ピン10
をマスト取付部2に対して積極的に回動できる構成を採
用することが可能となる。そのため、マスト5の傾動時
には、基本的にはマストサポート6が支持ピン9回りに
ベアリングメタル10を介して回動するが、この部分で
の回動不良発生時には、支持ピン9がマスト取付部2に
対してブッシュ4を介して回動することで対応する。即
ち、支持ピン9がマストサポート6のみならずマスト取
付部2に対しても回動するため、マスト5の傾動動作の
円滑性を確保する上で有利であり、かつ摩耗の低減を図
る上でも効果がある。
【0018】なお、本発明は必ずしも図示の実施の形態
で説明された事項に限定されるものではなく、発明の要
旨を逸脱しない範囲内で必要に応じて適宜変更すること
が可能である。例えば、実施の形態では略コ字形に形成
したマストサポート6をマスト取付部2に対して両側か
ら挟む如く配置したが、この関係を逆にする、即ち、マ
スト取付部2をコ字形に形成し、マストサポート6を両
側から挟む如く配置する構成であってもよい。また、マ
スト取付部2の設定部位は車軸管部1に限らず、車体フ
レームでもよい。さらに、マストサポート6をサポート
本体6aとサポートキャップ6bとに二つ割りとし、支
持ピン9に対して径方向から被せて組付ける構成とした
が、これに変えて、マストサポート6を軸方向に分割
し、支持ピン9に嵌合後、マスト5に結合する構成に変
更することも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よると、支持ピンに強大な外力が軸方向に作用しても、
その外力は支持ピンの段差面が小径部と嵌合する外側部
材の側面に当接することで受け止められるため、支持ピ
ンが抜け出ることを確実に防止することができる。ま
た、組付けに際しては、マスト取付部又はマストサポー
トに対して支持ピンを特定の位置に位置決めしなければ
ならないといった制約がないため、組付け作業の容易化
が達成される。
【0020】また、請求項2の発明によると、支持ピン
がマストサポートとマスト取付部との両方に対して回動
できるため、マストの傾動動作の円滑性を確保する上で
有利であり、かつ摩耗の低減を図る上でも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフォークリフトのマ
スト支持装置を示す側面図である。
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】平断面図である。
【図4】従来のフォークリフトのマスト支持装置を示す
側面図である。
【図5】同じく分解斜視図である。
【符号の説明】
2…マスト取付部 5…マスト 6…マストサポート 7…マストキャップ 9…支持ピン 9a…大径部 9b…小径部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に形成されたマスト取付部に、マ
    ストの背面下部に設けられたマストサポートが車幅方向
    を軸方向とする支持ピンを介して前後回動可能に取着さ
    れるフォークリフトのマスト支持装置において、 前記マスト取付部と前記マストサポートとのうちのいず
    れか一方の部材が他方の部材に対してこれを両側から挟
    むように配置され、それら両部材に挿通される前記支持
    ピンが、挟まれる側の内側部材に嵌合する大径部と、挟
    む側の外側部材に嵌合する小径部とから段付き状に形成
    されたフォークリフトのマスト支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフォークリフトのマスト
    支持装置において、前記マスト取付部と支持ピンとの嵌
    合面にはブッシュを介在し、前記マストサポートと支持
    ピンとの嵌合面にはベヤリングメタルを介在したフォー
    クリフトのマスト支持装置。
JP28073595A 1995-10-27 1995-10-27 フォークリフトのマスト支持装置 Pending JPH09124289A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192044A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の可変動弁機構
JP2010195554A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd マスト支持装置及びフォークリフト車両
JP2013173579A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Sumitomonacco Materials Handling Co Ltd フォークリフト
CN104433816A (zh) * 2014-12-15 2015-03-25 重庆市亨尔宝电器有限公司 用于饮水机密封圈更换的装置
KR20170136186A (ko) * 2016-06-01 2017-12-11 주식회사 두산 지게차의 마스트 조립체 연결 구조

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