JP2000033809A - 独立懸架装置 - Google Patents
独立懸架装置Info
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- JP2000033809A JP2000033809A JP10219831A JP21983198A JP2000033809A JP 2000033809 A JP2000033809 A JP 2000033809A JP 10219831 A JP10219831 A JP 10219831A JP 21983198 A JP21983198 A JP 21983198A JP 2000033809 A JP2000033809 A JP 2000033809A
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- arm
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- knuckle support
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2200/00—Indexing codes relating to suspension types
- B60G2200/10—Independent suspensions
- B60G2200/14—Independent suspensions with lateral arms
- B60G2200/144—Independent suspensions with lateral arms with two lateral arms forming a parallelogram
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/15—Fluid spring
- B60G2202/152—Pneumatic spring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/14—Mounting of suspension arms
- B60G2204/148—Mounting of suspension arms on the unsprung part of the vehicle, e.g. wheel knuckle or rigid axle
- B60G2204/1484—Mounting of suspension arms on the unsprung part of the vehicle, e.g. wheel knuckle or rigid axle on an intermediate upright strut upon which the stub axle is pivoted
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- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/416—Ball or spherical joints
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- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
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- B60G2206/121—Constructional features of arms the arm having an H or X-shape
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造により車両の操舵角を容易に増大
させる。 【解決手段】 車両の前輪１に対するナックル２をキン
グピン２´を介してナックルサポート３が支持し、ナッ
クルサポート３の上部とアッパーアーム５の一端とが、
車両前後方向に間隔をおいて配置された２個のボールジ
ョイント３１により連結されると共に、ナックルサポー
ト３の下部とロアアーム６の一端とが１個のボールジョ
イント３３により連結され、アッパーアーム５及びロア
アーム６の他端がそれぞれゴムブッシュ７、７´を介し
て車体側へ連結されている。
させる。 【解決手段】 車両の前輪１に対するナックル２をキン
グピン２´を介してナックルサポート３が支持し、ナッ
クルサポート３の上部とアッパーアーム５の一端とが、
車両前後方向に間隔をおいて配置された２個のボールジ
ョイント３１により連結されると共に、ナックルサポー
ト３の下部とロアアーム６の一端とが１個のボールジョ
イント３３により連結され、アッパーアーム５及びロア
アーム６の他端がそれぞれゴムブッシュ７、７´を介し
て車体側へ連結されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両における独立
懸架装置、とくに、キングピンをそなえた前輪独立懸架
装置の構成に関する。
懸架装置、とくに、キングピンをそなえた前輪独立懸架
装置の構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両における従来の前輪独立懸架装置
は、図６及び図７に例示されているように、前輪１を回
動自在に装着したナックル２がキングピン２´を介して
ナックルサポート３に支持され、ナックルサポート３が
キングピン２´の車両中心寄りで上下に延び、ナックル
サポート３の上下部がそれぞれねじブッシュ４、４´に
よりいわゆるＡ型のアッパーアーム５及びロアアーム６
の一端へ連結されると共に、アッパーアーム５及びロア
アーム６の他端がそれぞれゴムブッシュ７、７´により
図示しない車体へ連結され、ナックルサポート３と車体
との間にエアスプリング８及びショックアブソーバ９が
設置されている。
は、図６及び図７に例示されているように、前輪１を回
動自在に装着したナックル２がキングピン２´を介して
ナックルサポート３に支持され、ナックルサポート３が
キングピン２´の車両中心寄りで上下に延び、ナックル
サポート３の上下部がそれぞれねじブッシュ４、４´に
よりいわゆるＡ型のアッパーアーム５及びロアアーム６
の一端へ連結されると共に、アッパーアーム５及びロア
アーム６の他端がそれぞれゴムブッシュ７、７´により
図示しない車体へ連結され、ナックルサポート３と車体
との間にエアスプリング８及びショックアブソーバ９が
設置されている。
【０００３】アッパーアーム５におけるねじブッシュ４
は、両端にそれぞれ雄ねじ１０が切られて、中央部分が
ナックルサポート３の上部を車両前後方向に貫通するナ
ックルシャフト１１と、中心軸孔に雌ねじが切られて、
その雌ねじにナックルシャフト１１の雄ねじ１０がそれ
ぞれねじ込まれた２個のメタルブッシュ１２とをそな
え、アッパーアーム５の一端に車両前後方向へ間隔をお
いて形成された２個の切欠き付き目玉部１３内にそれぞ
れメタルブッシュ１２が配置されて、目玉部１３に対す
るボルト１４のねじ込みにより、メタルブッシュ１２が
アッパーアーム５の目玉部１３内で車両前後方向へ摺動
可能に取り付けられている一方、ナックルサポート３の
上部へねじ込まれてナックルシャフト１１の中央部分を
車幅方向へ挿通するピン１５により、ナックルシャフト
１１がナックルサポート３の上部へ固定され、ナックル
シャフト１１の雄ねじ１０とメタルブッシュ１２の雌ね
じとの相対的な回動によって、ナックルサポート３の上
部及びアッパーアーム５の一端間の相対的な変位が許容
されるようになっている。
は、両端にそれぞれ雄ねじ１０が切られて、中央部分が
ナックルサポート３の上部を車両前後方向に貫通するナ
ックルシャフト１１と、中心軸孔に雌ねじが切られて、
その雌ねじにナックルシャフト１１の雄ねじ１０がそれ
ぞれねじ込まれた２個のメタルブッシュ１２とをそな
え、アッパーアーム５の一端に車両前後方向へ間隔をお
いて形成された２個の切欠き付き目玉部１３内にそれぞ
れメタルブッシュ１２が配置されて、目玉部１３に対す
るボルト１４のねじ込みにより、メタルブッシュ１２が
アッパーアーム５の目玉部１３内で車両前後方向へ摺動
可能に取り付けられている一方、ナックルサポート３の
上部へねじ込まれてナックルシャフト１１の中央部分を
車幅方向へ挿通するピン１５により、ナックルシャフト
１１がナックルサポート３の上部へ固定され、ナックル
シャフト１１の雄ねじ１０とメタルブッシュ１２の雌ね
じとの相対的な回動によって、ナックルサポート３の上
部及びアッパーアーム５の一端間の相対的な変位が許容
されるようになっている。
【０００４】また、アッパーアーム５におけるゴムブッ
シュ７は、アッパーアーム５の他端に車両前後方向へ間
隔をおいて形成された２個の切欠き付き目玉部１６内に
アームシャフト１７の両端がそれぞれ配置されて、目玉
部１６及びアームシャフト１７間にラバーブッシュ１８
が設けられ、目玉部１６に対するボルト１９のねじ込み
により、圧縮されたラバーブッシュ１８を介してアーム
シャフト１７がアッパーアーム５の他端へ取り付けられ
る一方、アームシャフト１７が車体へ固定され、ラバー
ブッシュ１８によりアッパーアーム５の他端及び車体間
の相対的な変位が許容されて、車体に対しアッパーアー
ム５が上下に揺動可能となっており、ロアアーム６にお
けるねじブッシュ４´及びゴムブッシュ７´も、アッパ
ーアーム５におけるねじブッシュ４及びゴムブッシュ７
との同等部分にそれぞれ同一符号を付したように、ねじ
ブッシュ４及びゴムブッシュ７と同等の構造及び作用を
有している。
シュ７は、アッパーアーム５の他端に車両前後方向へ間
隔をおいて形成された２個の切欠き付き目玉部１６内に
アームシャフト１７の両端がそれぞれ配置されて、目玉
部１６及びアームシャフト１７間にラバーブッシュ１８
が設けられ、目玉部１６に対するボルト１９のねじ込み
により、圧縮されたラバーブッシュ１８を介してアーム
シャフト１７がアッパーアーム５の他端へ取り付けられ
る一方、アームシャフト１７が車体へ固定され、ラバー
ブッシュ１８によりアッパーアーム５の他端及び車体間
の相対的な変位が許容されて、車体に対しアッパーアー
ム５が上下に揺動可能となっており、ロアアーム６にお
けるねじブッシュ４´及びゴムブッシュ７´も、アッパ
ーアーム５におけるねじブッシュ４及びゴムブッシュ７
との同等部分にそれぞれ同一符号を付したように、ねじ
ブッシュ４及びゴムブッシュ７と同等の構造及び作用を
有している。
【０００５】すなわち、ナックルサポート３の上下部に
おいて、ブッシュ４、４´がそれぞれ車両前後方向へ延
びるように配置されているが、キングピン傾斜角θが存
在しているため、前輪１の操舵時、前輪１の上部はナッ
クルサポート３の上部に連結されているねじブッシュ４
及びアッパーアーム５の一端から遠ざかるので問題はな
いが、前輪１の下部はナックルサポート３の下部に連結
されているねじブッシュ４´及びロアアーム６の一端に
近づくこととなるので、前輪１の下部とねじブッシュ４
´及びロアアーム６との干渉を回避するためには、前輪
１の操舵角を増大させることが困難であるという問題が
あり、さらには、ねじブッシュ４、４´のがたやフリク
ションによる懸架装置としての性能の低下、及び、前輪
１の上下動に応じてねじブッシュ４、４´のねじ部分に
生じる片当りによるブッシュ４、４´の偏摩耗等の不具
合が生じることが考えられる。
おいて、ブッシュ４、４´がそれぞれ車両前後方向へ延
びるように配置されているが、キングピン傾斜角θが存
在しているため、前輪１の操舵時、前輪１の上部はナッ
クルサポート３の上部に連結されているねじブッシュ４
及びアッパーアーム５の一端から遠ざかるので問題はな
いが、前輪１の下部はナックルサポート３の下部に連結
されているねじブッシュ４´及びロアアーム６の一端に
近づくこととなるので、前輪１の下部とねじブッシュ４
´及びロアアーム６との干渉を回避するためには、前輪
１の操舵角を増大させることが困難であるという問題が
あり、さらには、ねじブッシュ４、４´のがたやフリク
ションによる懸架装置としての性能の低下、及び、前輪
１の上下動に応じてねじブッシュ４、４´のねじ部分に
生じる片当りによるブッシュ４、４´の偏摩耗等の不具
合が生じることが考えられる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
な構造により車両における操舵角を容易に増大させよう
とすることにある。
な構造により車両における操舵角を容易に増大させよう
とすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る独立懸架装置は、車両の前輪が装着されるナックルを
キングピンを介して支持するナックルサポート、端部が
車体に連結されて上記車体に対し上下に揺動可能なアッ
パーアーム、端部が車体に連結されて上記車体に対し上
下に揺動可能なロアアーム、車両前後方向に間隔をおい
て配置され上記アッパーアームの他端と上記ナックルサ
ポートの上部とを連結する２個のボールジョイント、及
び、上記ロアアームの他端と上記ナックルサポートの下
部とを連結する１個のボールジョイントを有している。
る独立懸架装置は、車両の前輪が装着されるナックルを
キングピンを介して支持するナックルサポート、端部が
車体に連結されて上記車体に対し上下に揺動可能なアッ
パーアーム、端部が車体に連結されて上記車体に対し上
下に揺動可能なロアアーム、車両前後方向に間隔をおい
て配置され上記アッパーアームの他端と上記ナックルサ
ポートの上部とを連結する２個のボールジョイント、及
び、上記ロアアームの他端と上記ナックルサポートの下
部とを連結する１個のボールジョイントを有している。
【０００８】すなわち、ロアアームの他端とナックルサ
ポートの下部とが１個のボールジョイントにより連結さ
れて、ロアアームの他端における車両前後方向の長さが
比較的小さくできるので、キングピン傾斜角の存在によ
り前輪の操舵時に前輪の下部がロアアームの他端に近づ
いても、前輪の下部がロアアームの他端に接触すること
を容易に回避できるため、前輪の操舵角を増大させるこ
とが可能となり、また、アッパーアームの他端とナック
ルサポートの上部とが車両前後方向に間隔をおいて配置
された２個のボールジョイントにより連結されているの
で、ロアアームの他端とナックルサポートの下部とが１
個のボールジョイントにより連結されていても、アッパ
ーアーム及びロアアームを介してナックルサポートを車
体に対し安定的に保持させることができる。
ポートの下部とが１個のボールジョイントにより連結さ
れて、ロアアームの他端における車両前後方向の長さが
比較的小さくできるので、キングピン傾斜角の存在によ
り前輪の操舵時に前輪の下部がロアアームの他端に近づ
いても、前輪の下部がロアアームの他端に接触すること
を容易に回避できるため、前輪の操舵角を増大させるこ
とが可能となり、また、アッパーアームの他端とナック
ルサポートの上部とが車両前後方向に間隔をおいて配置
された２個のボールジョイントにより連結されているの
で、ロアアームの他端とナックルサポートの下部とが１
個のボールジョイントにより連結されていても、アッパ
ーアーム及びロアアームを介してナックルサポートを車
体に対し安定的に保持させることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て、前記従来装置との同等部分にはそれぞれ同一符号を
付けて説明する。図１〜図５において、車両の前輪１に
対する独立懸架装置は、前輪１が回動自在に装着された
ナックル２をキングピン２´を介して支持するナックル
サポート３が車両中心寄りで上下に延び、ナックルサポ
ート３の上部に車両前後方向へ貫通する丸孔２０、及
び、丸孔２０と一部重なって車幅方向に延びる段付き孔
２１が形成されて、丸孔２０内にナックルシャフト２２
の中央部分２３が挿入される一方、段付き孔２１内に段
付きピン２４が挿入され、ナックルサポート３から突出
した段付きピン２４の先端ねじ部２５とナット２６との
ねじ係合により、ナックルシャフト中央部分２３の傾斜
切欠き面２７に段付きピン２４の傾斜切欠き面２８が圧
接して、ナックルサポート３に対するナックルシャフト
２２の位置決めと回り止めとが行われている。
て、前記従来装置との同等部分にはそれぞれ同一符号を
付けて説明する。図１〜図５において、車両の前輪１に
対する独立懸架装置は、前輪１が回動自在に装着された
ナックル２をキングピン２´を介して支持するナックル
サポート３が車両中心寄りで上下に延び、ナックルサポ
ート３の上部に車両前後方向へ貫通する丸孔２０、及
び、丸孔２０と一部重なって車幅方向に延びる段付き孔
２１が形成されて、丸孔２０内にナックルシャフト２２
の中央部分２３が挿入される一方、段付き孔２１内に段
付きピン２４が挿入され、ナックルサポート３から突出
した段付きピン２４の先端ねじ部２５とナット２６との
ねじ係合により、ナックルシャフト中央部分２３の傾斜
切欠き面２７に段付きピン２４の傾斜切欠き面２８が圧
接して、ナックルサポート３に対するナックルシャフト
２２の位置決めと回り止めとが行われている。
【００１０】また、ナックルシャフト２２には、その中
央部分２３を挟んで車両前後方向にそれぞれ段付き部２
９が形成され、ケース３０に取り付けられたボールジョ
イント３１が両段付き部２９にそれぞれ固着されている
と共に、各ケース３０はＡ型アッパアーム５の一端に車
両前後方向へ間隔をおいてボルト止めされ、両ボールジ
ョイント３１によってナックルサポート３の上部及びア
ッパアーム５の一端間の相対的な変位が許容されるよう
になっている。
央部分２３を挟んで車両前後方向にそれぞれ段付き部２
９が形成され、ケース３０に取り付けられたボールジョ
イント３１が両段付き部２９にそれぞれ固着されている
と共に、各ケース３０はＡ型アッパアーム５の一端に車
両前後方向へ間隔をおいてボルト止めされ、両ボールジ
ョイント３１によってナックルサポート３の上部及びア
ッパアーム５の一端間の相対的な変位が許容されるよう
になっている。
【００１１】さらに、アッパアーム５の端部は上記従来
装置の場合と同様に、車両前後方向へ間隔をおいて形成
された２個の切欠き付き目玉部１６とアームシャフト１
７との間にゴムブッシュ７が設けられ、アームシャフト
１７が車体へ固定されることにより、アッパアーム５の
端部及び車体間の相対的な変位が許容されて、車体に対
しアッパアーム５が上下に揺動可能となっている。
装置の場合と同様に、車両前後方向へ間隔をおいて形成
された２個の切欠き付き目玉部１６とアームシャフト１
７との間にゴムブッシュ７が設けられ、アームシャフト
１７が車体へ固定されることにより、アッパアーム５の
端部及び車体間の相対的な変位が許容されて、車体に対
しアッパアーム５が上下に揺動可能となっている。
【００１２】他方、ケース３２に取り付けられた１個の
ボールジョイント３３がナックルサポート３の下部に固
着されていると共に、ケース３２はＡ型ロアアーム６の
一端にボルト止めされ、ボールジョイント３３によって
ナックルサポート３の下部及びロアアーム６の一端間の
相対的な変位が許容されるようになっている。
ボールジョイント３３がナックルサポート３の下部に固
着されていると共に、ケース３２はＡ型ロアアーム６の
一端にボルト止めされ、ボールジョイント３３によって
ナックルサポート３の下部及びロアアーム６の一端間の
相対的な変位が許容されるようになっている。
【００１３】また、ロアアーム６の端部も上記従来装置
の場合と同様に、車両前後方向へ間隔をおいて形成され
た２個の切欠き付き目玉部１６とアームシャフト１７と
の間にゴムブッシュ７´が設けられ、アームシャフト１
７が車体へ固定されることにより、ロアアーム６の端部
及び車体間の相対的な変位が許容されて、車体に対しロ
アアーム６が上下に揺動可能となっている。さらに、ナ
ックルサポート３と車体との間には、エアスプリング８
及びショックアブソーバ９が設置されている。
の場合と同様に、車両前後方向へ間隔をおいて形成され
た２個の切欠き付き目玉部１６とアームシャフト１７と
の間にゴムブッシュ７´が設けられ、アームシャフト１
７が車体へ固定されることにより、ロアアーム６の端部
及び車体間の相対的な変位が許容されて、車体に対しロ
アアーム６が上下に揺動可能となっている。さらに、ナ
ックルサポート３と車体との間には、エアスプリング８
及びショックアブソーバ９が設置されている。
【００１４】上記装置においては、ナックルサポート３
の下部とロアアーム６の一端とが１個のボールジョイン
ト３３により連結されていて、前輪１に近いロアアーム
６の上記一端は車両前後方向の長さが比較的小さいの
で、キングピン２´の傾斜により前輪１の操舵時に前輪
１の下部がロアアーム６の上記一端へ一層近づいても、
前輪１の下部がロアアーム６の一端に接触することを容
易に回避できるため、前輪１の操舵角を簡単に増大させ
ることが可能となり、従って、車両の回転半径を確実に
低減させることができて、とくに大型車両においてメリ
ットの大きい長所がある。
の下部とロアアーム６の一端とが１個のボールジョイン
ト３３により連結されていて、前輪１に近いロアアーム
６の上記一端は車両前後方向の長さが比較的小さいの
で、キングピン２´の傾斜により前輪１の操舵時に前輪
１の下部がロアアーム６の上記一端へ一層近づいても、
前輪１の下部がロアアーム６の一端に接触することを容
易に回避できるため、前輪１の操舵角を簡単に増大させ
ることが可能となり、従って、車両の回転半径を確実に
低減させることができて、とくに大型車両においてメリ
ットの大きい長所がある。
【００１５】また、ナックルサポート３の上部とアッパ
ーアーム５の一端とが車両前後方向に間隔をおいて配置
された２個のボールジョイント３１により連結されてい
るので、ナックルサポート３の下部とロアアーム６の一
端とが１個のボールジョイント３３により連結されてい
ても、アッパーアーム５及びロアアーム６を介してナッ
クルサポート３を車体に対し安定的に保持させることが
でき、従って、ナックルサポート３を定置させるための
回り止めリンク機構等の付設は全く不要となって、懸架
装置全体の構造を比較的簡単とすることができる。
ーアーム５の一端とが車両前後方向に間隔をおいて配置
された２個のボールジョイント３１により連結されてい
るので、ナックルサポート３の下部とロアアーム６の一
端とが１個のボールジョイント３３により連結されてい
ても、アッパーアーム５及びロアアーム６を介してナッ
クルサポート３を車体に対し安定的に保持させることが
でき、従って、ナックルサポート３を定置させるための
回り止めリンク機構等の付設は全く不要となって、懸架
装置全体の構造を比較的簡単とすることができる。
【００１６】さらに、各ボールジョイント３１、３３
は、ボールスタッドと樹脂製軸受とが球面接触をしてい
て、それらの間のがたやフリクションは非常に少ないの
で、すぐれた懸架性能を維持させることができるばかり
でなく、従来装置におけるねじブッシュのようにナック
ルサポート３とアッパーアーム５及びロアアーム６の一
端との連結部分に片当りが生じるようなことはないた
め、連結部分の偏摩耗を抑制して、その耐久性を容易に
向上させることができ、かつ、各ボールジョイント３
１、３３には組立て時以外にグリースを注入する必要性
がなくて、メンテナンスフリーとすることができるの
で、この面からも装置の構造を簡単化できると共に、取
扱いが便利となる特色がある。
は、ボールスタッドと樹脂製軸受とが球面接触をしてい
て、それらの間のがたやフリクションは非常に少ないの
で、すぐれた懸架性能を維持させることができるばかり
でなく、従来装置におけるねじブッシュのようにナック
ルサポート３とアッパーアーム５及びロアアーム６の一
端との連結部分に片当りが生じるようなことはないた
め、連結部分の偏摩耗を抑制して、その耐久性を容易に
向上させることができ、かつ、各ボールジョイント３
１、３３には組立て時以外にグリースを注入する必要性
がなくて、メンテナンスフリーとすることができるの
で、この面からも装置の構造を簡単化できると共に、取
扱いが便利となる特色がある。
【００１７】また、ボールジョイント３１、３３に何ら
かの不具合が発生した場合には、それぞれケース３０、
３２とともにボールジョイント３１、３３を簡単に取り
替えることができるので、実用上大層便利である。
かの不具合が発生した場合には、それぞれケース３０、
３２とともにボールジョイント３１、３３を簡単に取り
替えることができるので、実用上大層便利である。
【００１８】
【発明の効果】本発明にかかる独立懸架装置にあって
は、ロアアームの他端とナックルサポートの下部とが１
個のボールジョイントにより連結されて、ロアアームの
他端における車両前後方向の長さを比較的小さくするこ
とができるので、前輪の操舵角を増大させて車両の回転
半径を容易に低減させることができ、また、アッパーア
ームの他端とナックルサポートの上部とが車両前後方向
に間隔をおいて配置された２個のボールジョイントによ
り連結されているので、ロアアームの他端とナックルサ
ポートの下部とが１個のボールジョイントにより連結さ
れていても、ナックルサポートを車体に対し安定的に保
持させることができて、全体構造を容易に簡単化させる
ことが可能となる。
は、ロアアームの他端とナックルサポートの下部とが１
個のボールジョイントにより連結されて、ロアアームの
他端における車両前後方向の長さを比較的小さくするこ
とができるので、前輪の操舵角を増大させて車両の回転
半径を容易に低減させることができ、また、アッパーア
ームの他端とナックルサポートの上部とが車両前後方向
に間隔をおいて配置された２個のボールジョイントによ
り連結されているので、ロアアームの他端とナックルサ
ポートの下部とが１個のボールジョイントにより連結さ
れていても、ナックルサポートを車体に対し安定的に保
持させることができて、全体構造を容易に簡単化させる
ことが可能となる。
【図１】本発明の実施形態例における概略正面図。
【図２】図１のII矢視拡大図。
【図３】図２の III−III 縦断面拡大図。
【図４】図２のIV−IV縦断面拡大図。
【図５】図１のＶ矢視拡大図。
【図６】従来装置の概略正面図。
【図７】上記従来装置の要部分解斜視図。
１ 前輪 ２ キングピン ３ ナックルサポート ５ アッパアーム ６ ロアアーム ７、７´ ゴムブッシュ １７ アームシャフト ２２ ナックルシャフト ２４ ピン ３０ ケース ３１ ボールジョイント ３２ ケース ３３ ボールジョイント
Claims (1)
- 【請求項１】 車両の前輪が装着されるナックルをキン
グピンを介して支持するナックルサポート、端部が車体
に連結されて上記車体に対し上下に揺動可能なアッパー
アーム、端部が車体に連結されて上記車体に対し上下に
揺動可能なロアアーム、車両前後方向に間隔をおいて配
置され上記アッパーアームの他端と上記ナックルサポー
トの上部とを連結する２個のボールジョイント、及び、
上記ロアアームの他端と上記ナックルサポートの下部と
を連結する１個のボールジョイントを有する独立懸架装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10219831A JP2000033809A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 独立懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10219831A JP2000033809A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 独立懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000033809A true JP2000033809A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16741738
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP10219831A Pending JP2000033809A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 独立懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000033809A (ja) |
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|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A02 | Decision of refusal |
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