JPH0775989B2 - ナツクル・キングピン操向構造体 - Google Patents
ナツクル・キングピン操向構造体Info
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- JPH0775989B2 JPH0775989B2 JP61103706A JP10370686A JPH0775989B2 JP H0775989 B2 JPH0775989 B2 JP H0775989B2 JP 61103706 A JP61103706 A JP 61103706A JP 10370686 A JP10370686 A JP 10370686A JP H0775989 B2 JPH0775989 B2 JP H0775989B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/18—Steering knuckles; King pins
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はナックル・キングピン操向構造体、特に大型
自動車のためのナックル・キングピン操向構造体に関す
る。
自動車のためのナックル・キングピン操向構造体に関す
る。
トラック等の大型自動車に用いられているナックル・キ
ングピン操向構造体は一般に、前車軸両端部のほぼ鉛直
の穴に挿通固定された円筒形(丸棒状)のキングピン
と、車輪のスピンドルと一体の、且つ該キングピンに対
して相対的に回動するナックル、とで構成されている。
このナックルはこれに一体の上部ヨークと下部ヨークと
を備え、これらヨークは各前車軸端に跨った状態で取付
けられ、上記キングピンが前車軸とり上方及び下方へ突
出した端部に対し相対的に回動する構造である。そして
適宜のブッシュが上記したヨークの穴に固定されてお
り、相互に接当している荷重支承面、即ちこれらブッシ
ュの内周面とこれに対応したキングピン端部の外周面、
は相当強く且つ変動する荷重、振動および衝撃を受ける
ので異常な摩耗をきたし、従って一般的にセットで販売
されているブッシュとキングピンの双方又はいずれか一
方を取替えねばならないことがある。しかし、車輌自体
の耐用期間内に大型自動車のナックル・キングピン操向
構造体をたびたび取替えるのは異例のことであり、あま
り好ましいことでない。
ングピン操向構造体は一般に、前車軸両端部のほぼ鉛直
の穴に挿通固定された円筒形(丸棒状)のキングピン
と、車輪のスピンドルと一体の、且つ該キングピンに対
して相対的に回動するナックル、とで構成されている。
このナックルはこれに一体の上部ヨークと下部ヨークと
を備え、これらヨークは各前車軸端に跨った状態で取付
けられ、上記キングピンが前車軸とり上方及び下方へ突
出した端部に対し相対的に回動する構造である。そして
適宜のブッシュが上記したヨークの穴に固定されてお
り、相互に接当している荷重支承面、即ちこれらブッシ
ュの内周面とこれに対応したキングピン端部の外周面、
は相当強く且つ変動する荷重、振動および衝撃を受ける
ので異常な摩耗をきたし、従って一般的にセットで販売
されているブッシュとキングピンの双方又はいずれか一
方を取替えねばならないことがある。しかし、車輌自体
の耐用期間内に大型自動車のナックル・キングピン操向
構造体をたびたび取替えるのは異例のことであり、あま
り好ましいことでない。
ナックル付のスピンドルへ装着される接地車輪(以下車
輪と略称)は車輌重量の数分の1ずつを受支するから、
ナックルのヨークとブッシュとを介してほぼ鉛直面内で
トルクを受ける。キングピンの端部、つまり上端部の下
端部に対し反対方向に加えられる力は該上端部の外周面
のうち頂端に近い小範囲の個所を、これに対応した上部
ヨークのブッシュの内周面へ局部的に接当させると共
に、キングピン下端部の外周面のうち底端に近い小範囲
の個所を、これに対応した下部ヨークのブッシュの内周
面へ局部的に接当させることになる。このような接当表
面は当初設計した通りの「円筒面」による面接触とはな
っていず、寧ろ荷重下では点接触ないしは線接触となっ
ているので異常な押圧応力がその部分に加えられること
になる。互に接触している接当面は一般的に等長ではな
い。例えばキングピンの端部先端がヨークのブッシュを
越えてこれよりも突出し、あるいは逆にブッシュの先端
がキングピンから突出している構造もある。このような
場合には、互に接触している接当面、つまり荷重支承面
への異常な応力集中がさらに甚しくなるが、これは「エ
ッジ効果」によるものであって、これを詳しく説明する
とキングピン端部がブッシュから突出しているときには
該ブッシュの端の角(かど)つまりエッジからキングピ
ン端部の外周面へ荷重による応力が伝達され、逆にキン
グピン端部が突出していないときには該端部のエッジか
らブッシュ内周面へ応力が伝達されるので局部的な摩耗
がさらに加速されることになる。かくして、そのエッジ
接当部に鋸歯状のギザギザの傷がつき弾性的ないし塑性
的な変形も該部に生じると共に潤滑剤の油膜の欠損をき
たし、摩擦と金属接触による腐蝕現象のために接当表面
での摩耗が一層促進される。そしてハンドル操作に大き
な力を要することになる。
輪と略称)は車輌重量の数分の1ずつを受支するから、
ナックルのヨークとブッシュとを介してほぼ鉛直面内で
トルクを受ける。キングピンの端部、つまり上端部の下
端部に対し反対方向に加えられる力は該上端部の外周面
のうち頂端に近い小範囲の個所を、これに対応した上部
ヨークのブッシュの内周面へ局部的に接当させると共
に、キングピン下端部の外周面のうち底端に近い小範囲
の個所を、これに対応した下部ヨークのブッシュの内周
面へ局部的に接当させることになる。このような接当表
面は当初設計した通りの「円筒面」による面接触とはな
っていず、寧ろ荷重下では点接触ないしは線接触となっ
ているので異常な押圧応力がその部分に加えられること
になる。互に接触している接当面は一般的に等長ではな
い。例えばキングピンの端部先端がヨークのブッシュを
越えてこれよりも突出し、あるいは逆にブッシュの先端
がキングピンから突出している構造もある。このような
場合には、互に接触している接当面、つまり荷重支承面
への異常な応力集中がさらに甚しくなるが、これは「エ
ッジ効果」によるものであって、これを詳しく説明する
とキングピン端部がブッシュから突出しているときには
該ブッシュの端の角(かど)つまりエッジからキングピ
ン端部の外周面へ荷重による応力が伝達され、逆にキン
グピン端部が突出していないときには該端部のエッジか
らブッシュ内周面へ応力が伝達されるので局部的な摩耗
がさらに加速されることになる。かくして、そのエッジ
接当部に鋸歯状のギザギザの傷がつき弾性的ないし塑性
的な変形も該部に生じると共に潤滑剤の油膜の欠損をき
たし、摩擦と金属接触による腐蝕現象のために接当表面
での摩耗が一層促進される。そしてハンドル操作に大き
な力を要することになる。
従って本発明の主たる目的は、互に接当するキングピン
端部外周面とナックルの穴のブッシュ内周面とのあいだ
に形成される荷重伝達接当面が可及的に大きくされ、こ
の接当面での荷重応力の分布が均一で油膜に対する圧力
も可及的に軽減される構成の、自動車用ナックル・キン
グピン操向構造体を提供することである。
端部外周面とナックルの穴のブッシュ内周面とのあいだ
に形成される荷重伝達接当面が可及的に大きくされ、こ
の接当面での荷重応力の分布が均一で油膜に対する圧力
も可及的に軽減される構成の、自動車用ナックル・キン
グピン操向構造体を提供することである。
上記目的を達成するべく本発明によれば、 上端部および下端部を有したキングピンと、このキング
ピンを固定状態に支持する手段と、上記キングピンへ相
対枢動自在に装着され上記上端部および下端部を包囲す
る穴をそれぞれ有した一体の上部ヨーク及び下部ヨーク
を備えている車輪スピンドルに一体のナックルと、これ
ら上部ヨーク及び下部ヨークの上記穴の中にそれぞれ設
けられているブッシュ、 とからなり、キングピンの上端部および下端部が外周面
を備え、これらの軸受け面としての内周面を上記ブッシ
ュが備えたナックル・キングピン操向構造体 において、1つの観点からすれば、 上記キングピンの上端部と下端部のうちの少くとも一方
が第1形状の外周面を有し、これに係合する上記ブッシ
ュが上記第1形状と異なる第2形状の内周面を有してい
て、荷重がナックル・キングピン操向構造体によって支
持されるときに、これらの異なる形状の面は、両者の形
状が一致する場合より広い面積で接触することを特徴と
するナックル・キングピン操向構造体が提供される。
ピンを固定状態に支持する手段と、上記キングピンへ相
対枢動自在に装着され上記上端部および下端部を包囲す
る穴をそれぞれ有した一体の上部ヨーク及び下部ヨーク
を備えている車輪スピンドルに一体のナックルと、これ
ら上部ヨーク及び下部ヨークの上記穴の中にそれぞれ設
けられているブッシュ、 とからなり、キングピンの上端部および下端部が外周面
を備え、これらの軸受け面としての内周面を上記ブッシ
ュが備えたナックル・キングピン操向構造体 において、1つの観点からすれば、 上記キングピンの上端部と下端部のうちの少くとも一方
が第1形状の外周面を有し、これに係合する上記ブッシ
ュが上記第1形状と異なる第2形状の内周面を有してい
て、荷重がナックル・キングピン操向構造体によって支
持されるときに、これらの異なる形状の面は、両者の形
状が一致する場合より広い面積で接触することを特徴と
するナックル・キングピン操向構造体が提供される。
好ましくは、ブッシュの内周面が第2形状としての円筒
状であり、キングピンの上端部および下端部の外周面は
端面に近づくほど直径が漸減する第1形状としての円錐
台状である。これによって、荷重がナックル・キングピ
ン操向構造体によって支持されるときに、外周面(第1
形状)及び内周面(第2形状)は、両者の形状が同じ円
筒状である場合より広い面積で接触する。
状であり、キングピンの上端部および下端部の外周面は
端面に近づくほど直径が漸減する第1形状としての円錐
台状である。これによって、荷重がナックル・キングピ
ン操向構造体によって支持されるときに、外周面(第1
形状)及び内周面(第2形状)は、両者の形状が同じ円
筒状である場合より広い面積で接触する。
逆に、キングピンの上端部および下端部の外周面が円筒
状であり、ブッシュの内周面が端面に近づくほど直径が
漸増する円錐台状であってもよく、この場合も両者の形
状が同じ円筒状である場合より広い面積で接触する。
状であり、ブッシュの内周面が端面に近づくほど直径が
漸増する円錐台状であってもよく、この場合も両者の形
状が同じ円筒状である場合より広い面積で接触する。
さらに好ましくは、キングピンの上端部と下端部のうち
の少くとも一方が、外周面へ漸次移行して曲面を有する
端面を備えている。あるいは、ブッシュのうちの少くと
も一方の外端部分が、内周面へ漸次移行している曲面を
有している。
の少くとも一方が、外周面へ漸次移行して曲面を有する
端面を備えている。あるいは、ブッシュのうちの少くと
も一方の外端部分が、内周面へ漸次移行している曲面を
有している。
本発明によれば互に接当するキングピン上端部及び下端
部とナックルヨークのブッシュとにそれぞれ相異なる第
1形状と第2形状とを賦与し、荷重がかかったとき該キ
ングピン端部外周面と該ブッシュ内周面とが線接触ない
し面接触をなすように上記第1及び第2形状が選定され
ている。
部とナックルヨークのブッシュとにそれぞれ相異なる第
1形状と第2形状とを賦与し、荷重がかかったとき該キ
ングピン端部外周面と該ブッシュ内周面とが線接触ない
し面接触をなすように上記第1及び第2形状が選定され
ている。
従って前車軸ないしビームから当該ナックル・キングピ
ン操向構造体を経て車輪へ荷重が伝達されるとき、この
荷重は上記ピンとブッシュとの間の広い接触面で均等に
受支される。
ン操向構造体を経て車輪へ荷重が伝達されるとき、この
荷重は上記ピンとブッシュとの間の広い接触面で均等に
受支される。
故に従来のものに見られたエッジ効果、つまりキングピ
ン端部の該端部分のエッジ又はブッシュの外端部分のエ
ッジが相手側へ点接触することによる該相手側表面の異
常に早期の摩耗、は本発明の構造により未然に防止され
る。
ン端部の該端部分のエッジ又はブッシュの外端部分のエ
ッジが相手側へ点接触することによる該相手側表面の異
常に早期の摩耗、は本発明の構造により未然に防止され
る。
そしてこれら外端部分が丸味づけされていればエッジ効
果の防止は一層完全なものとなる。このようにして操向
構造体は「あそび」を生じることなく長期間にわたり良
好に作動し、ハンドル操作も軽く、キングピンとブッシ
ュの更新の必要は殆どなくなる。
果の防止は一層完全なものとなる。このようにして操向
構造体は「あそび」を生じることなく長期間にわたり良
好に作動し、ハンドル操作も軽く、キングピンとブッシ
ュの更新の必要は殆どなくなる。
実施例の具体的説明に入る前に先ず第1〜3図と第3
(a)〜3(b)図により従来のナックル・キングピン
操向構造体について一般的な構成及び欠点を説明する。
(a)〜3(b)図により従来のナックル・キングピン
操向構造体について一般的な構成及び欠点を説明する。
技術分野の具体的説明 第1図のように構造体(10)は重トラック等の自動車
(図外)の剛性の前車軸ないしビーム(16)の両端に設
けられた穴(14)へキングピン(12)が装着された構成
である。キングピン(12)を前車軸ないしビーム(16)
の穴(14)へ鉛直線とのあいだに小さい角度をなして固
定するべく、該ビームに貫設されたテーパー付き溝穴
(20)へテーパー付きロックピン(18)が固定手段とし
て圧入されるが、キングピン(12)の方にも該ロックピ
ンを受け入れるべき直線上の切欠(22)が上記溝穴(2
0)に対応して形成されている。このようにして、キン
グピン(12)は回動不能かつ自己の軸線方向への変位も
不可能な状態に穴(14)の中に保持されている。
(図外)の剛性の前車軸ないしビーム(16)の両端に設
けられた穴(14)へキングピン(12)が装着された構成
である。キングピン(12)を前車軸ないしビーム(16)
の穴(14)へ鉛直線とのあいだに小さい角度をなして固
定するべく、該ビームに貫設されたテーパー付き溝穴
(20)へテーパー付きロックピン(18)が固定手段とし
て圧入されるが、キングピン(12)の方にも該ロックピ
ンを受け入れるべき直線上の切欠(22)が上記溝穴(2
0)に対応して形成されている。このようにして、キン
グピン(12)は回動不能かつ自己の軸線方向への変位も
不可能な状態に穴(14)の中に保持されている。
車輪のスピンドルと一体のナックル(24)は、これと一
体の上部ヨーク(26)と下部ヨーク(28)とによりキン
グピン(12)に枢支されており、上部ヨーク(26)の穴
(30)にはキングピン(12)の上端部(32)が、又下部
ヨーク(28)の穴(34)には同じく下端部(36)がそれ
ぞれ収納されている。
体の上部ヨーク(26)と下部ヨーク(28)とによりキン
グピン(12)に枢支されており、上部ヨーク(26)の穴
(30)にはキングピン(12)の上端部(32)が、又下部
ヨーク(28)の穴(34)には同じく下端部(36)がそれ
ぞれ収納されている。
キングピン(12)の上端部(32)、下端部(36)及び中
央部(38)は円筒形であり通常互に同径である。上部ヨ
ークの穴(30)内のブッシュ(44)は該ヨーク(26)を
キングピンの上端部(32)に枢支するべく、又同様に下
部ヨークの穴(34)内のブッシュ(44)はキングピンの
下端部(36)を枢支するべくそれぞれこれら穴の内周面
とキングピン端部外周面とのあいだに配設されている。
そしてブッシュ(44)の外周面は穴(30),(36)に適
合するべく円筒状であり、内周面もキングピン上端部
(32)と下端部(36)に対応して円筒状である。
央部(38)は円筒形であり通常互に同径である。上部ヨ
ークの穴(30)内のブッシュ(44)は該ヨーク(26)を
キングピンの上端部(32)に枢支するべく、又同様に下
部ヨークの穴(34)内のブッシュ(44)はキングピンの
下端部(36)を枢支するべくそれぞれこれら穴の内周面
とキングピン端部外周面とのあいだに配設されている。
そしてブッシュ(44)の外周面は穴(30),(36)に適
合するべく円筒状であり、内周面もキングピン上端部
(32)と下端部(36)に対応して円筒状である。
前車軸ないしビーム(16)の各端に1つずつ配設された
合計2つのナックル(24)は同時的に枢動するべく適宜
のタイロッド(図外)で連結されており、このタイロッ
ドには各端にボール継手が設けられ、例えばそのボール
から延出の短い支軸が一方のヨークの開口(50)へ挿通
固定され、一方車輌の操向機構(図外)により変位操作
される他のタイロッドはその端部の短い支軸が他方のヨ
ークの開口(50)へ挿通固定されている。
合計2つのナックル(24)は同時的に枢動するべく適宜
のタイロッド(図外)で連結されており、このタイロッ
ドには各端にボール継手が設けられ、例えばそのボール
から延出の短い支軸が一方のヨークの開口(50)へ挿通
固定され、一方車輌の操向機構(図外)により変位操作
される他のタイロッドはその端部の短い支軸が他方のヨ
ークの開口(50)へ挿通固定されている。
上部ヨーク(26)と下部ヨーク(28)とは一体的に鍛造
されてほぼU字形の部材を形成しており、これが被操向
車輪(図外)のスピンドル(52)を支持している。環状
スペーサとしての複数のシム(54)はビーム(16)から
上方へ突出したキングピンの部位へ嵌合されて上部ヨー
ク(26)とビーム(16)とのあいだに適宜の間隙(クリ
アランス)を確保している一方、感情のスラストベアリ
ング(56)はビーム(16)から下方へ突出したキングピ
ン(12)の部位で嵌合されてビーム(16)から下部ヨー
ク(28)へ荷重を伝達する作用なしている。上部ヨーク
の穴(30)の上端はキャップ(58)で閉鎖され、該キャ
ップはボルト(62)等で該ヨーク(26)へ取付けられて
いると共に、その中央には一方向弁(逆止弁)(60)が
設けられている。下部ヨークの穴(34)も同様に一方向
弁(60)付きのキャップ(58)で閉鎖されている。一方
向弁(60)はグリース注入部(図外)から圧入される潤
滑剤がそこ(該弁)から流出するのを視認するためのも
ので、この潤滑剤はキングピンの上端部(32)及び下端
部(36)とブッシュ(44)の荷重受支面とを潤滑するも
のである。潤滑剤が一方向弁(60)から流出すれば、こ
のナックル・キングピン操向構造体が十分に潤滑された
ことを意味する。しかし一方向弁を設けず、その個所に
グリース注入部を設けここから潤滑剤を供給する構造が
とられることもある。
されてほぼU字形の部材を形成しており、これが被操向
車輪(図外)のスピンドル(52)を支持している。環状
スペーサとしての複数のシム(54)はビーム(16)から
上方へ突出したキングピンの部位へ嵌合されて上部ヨー
ク(26)とビーム(16)とのあいだに適宜の間隙(クリ
アランス)を確保している一方、感情のスラストベアリ
ング(56)はビーム(16)から下方へ突出したキングピ
ン(12)の部位で嵌合されてビーム(16)から下部ヨー
ク(28)へ荷重を伝達する作用なしている。上部ヨーク
の穴(30)の上端はキャップ(58)で閉鎖され、該キャ
ップはボルト(62)等で該ヨーク(26)へ取付けられて
いると共に、その中央には一方向弁(逆止弁)(60)が
設けられている。下部ヨークの穴(34)も同様に一方向
弁(60)付きのキャップ(58)で閉鎖されている。一方
向弁(60)はグリース注入部(図外)から圧入される潤
滑剤がそこ(該弁)から流出するのを視認するためのも
ので、この潤滑剤はキングピンの上端部(32)及び下端
部(36)とブッシュ(44)の荷重受支面とを潤滑するも
のである。潤滑剤が一方向弁(60)から流出すれば、こ
のナックル・キングピン操向構造体が十分に潤滑された
ことを意味する。しかし一方向弁を設けず、その個所に
グリース注入部を設けここから潤滑剤を供給する構造が
とられることもある。
第1図を誇張して且つキャップ(58)を省き拡大した第
2図のように、環状のクリアランス(64)がキングピン
上端部(32)の外周面(66)と、上部ヨークのブッシュ
(44)の内周面(48)とのあいだに形成され、同様に環
状のクリアランス(68)がキングピン下端部(36)の外
周面(70)と下部ヨークのブッシュ(44)の内周面(4
8)とのあいだにも形成されている。図では誇張されて
いるが実際の半径方向寸法が0.001〜0.003インチ(0.02
5〜0.0762mm)である上記クリアランス(64),(68)
は、ナックル(24)がキングピン(12)へ焼付きを起す
ことなく該ピンに対し枢動することを可能とし、且つグ
リース等の油膜が荷重受支面のあいだに形成されている
ようにしている。第2図はナックル(24)からキングピ
ン上端部(32)と下端部(36)へ何ら荷重が印加されて
いない状態を示し、この場合にはこれらキングピン端部
とブッシュが同心状をなし、上記クリアランスの寸法は
キングピン長さ方向の全長にわたり一定となっている。
2図のように、環状のクリアランス(64)がキングピン
上端部(32)の外周面(66)と、上部ヨークのブッシュ
(44)の内周面(48)とのあいだに形成され、同様に環
状のクリアランス(68)がキングピン下端部(36)の外
周面(70)と下部ヨークのブッシュ(44)の内周面(4
8)とのあいだにも形成されている。図では誇張されて
いるが実際の半径方向寸法が0.001〜0.003インチ(0.02
5〜0.0762mm)である上記クリアランス(64),(68)
は、ナックル(24)がキングピン(12)へ焼付きを起す
ことなく該ピンに対し枢動することを可能とし、且つグ
リース等の油膜が荷重受支面のあいだに形成されている
ようにしている。第2図はナックル(24)からキングピ
ン上端部(32)と下端部(36)へ何ら荷重が印加されて
いない状態を示し、この場合にはこれらキングピン端部
とブッシュが同心状をなし、上記クリアランスの寸法は
キングピン長さ方向の全長にわたり一定となっている。
第3図のように車輌重量の一部分がスピンドル(52)へ
取付けた車輪(図外)を介して地面へかかるとき、矢印
の方向にスピンドル(52)からナックル(24)へ捩り力
が作用する。この捩り力は、キングピン上端部(32)の
外周面(66)の頂部エッジ(78)のところの狭い部分
と、上部ヨークのブッシュ(44)の内周面(48)の頂部
又はその近傍の狭い部分との間に面接触(A)を生じさ
せる。このような面接触(A)は、しかしながら操向操
作に際しては実際上円弧状の線接触となってしまうか
ら、その部位のグリース油膜を排除し金属−金属間の直
接的接触をもたらす結果となる。そして第2図示の正常
な環状クリアランス(64)から変形して歪だクリアラン
ス(64′)が現出することになる。同様に下方のクリア
ランス(68)も番号(68′)で示す如くに歪み、キング
ピン下端部(36)外周面の底部のエッジ(80)と下部ヨ
ークのブッシュ(44)内周面の対応したエッジとのあい
だにもやはり点接触(B)を生じさせる。この点接触の
部位は全静荷重を受け、車輌操向の際にナックル(24)
がキングピン(12)のまわりに枢動するときに円弧状の
線接触部位が現われ、これら部位は互に相手側に摩耗作
用を及ぼし合うのであり、車輌走行時の動的な荷重変動
のものとでは摩耗の進行がさらに加速されることにな
る。そのほか、金属接触に起因した腐蝕も起こる。
取付けた車輪(図外)を介して地面へかかるとき、矢印
の方向にスピンドル(52)からナックル(24)へ捩り力
が作用する。この捩り力は、キングピン上端部(32)の
外周面(66)の頂部エッジ(78)のところの狭い部分
と、上部ヨークのブッシュ(44)の内周面(48)の頂部
又はその近傍の狭い部分との間に面接触(A)を生じさ
せる。このような面接触(A)は、しかしながら操向操
作に際しては実際上円弧状の線接触となってしまうか
ら、その部位のグリース油膜を排除し金属−金属間の直
接的接触をもたらす結果となる。そして第2図示の正常
な環状クリアランス(64)から変形して歪だクリアラン
ス(64′)が現出することになる。同様に下方のクリア
ランス(68)も番号(68′)で示す如くに歪み、キング
ピン下端部(36)外周面の底部のエッジ(80)と下部ヨ
ークのブッシュ(44)内周面の対応したエッジとのあい
だにもやはり点接触(B)を生じさせる。この点接触の
部位は全静荷重を受け、車輌操向の際にナックル(24)
がキングピン(12)のまわりに枢動するときに円弧状の
線接触部位が現われ、これら部位は互に相手側に摩耗作
用を及ぼし合うのであり、車輌走行時の動的な荷重変動
のものとでは摩耗の進行がさらに加速されることにな
る。そのほか、金属接触に起因した腐蝕も起こる。
このように狭い部位どうしの接当は油膜に異常に大きな
圧を加えてこれを破壊するから、裸の金属どうしがこす
り合い、その力はブッシュ材料の圧縮強度を越えること
もある。さらにキングピン(12)に加わる応力は、それ
らの端部のまた先端へ集中し、しかも上記点(A),
(B)が径方向で逆の側にあるから結果としてキングピ
ンのS字状変形をもたらす。
圧を加えてこれを破壊するから、裸の金属どうしがこす
り合い、その力はブッシュ材料の圧縮強度を越えること
もある。さらにキングピン(12)に加わる応力は、それ
らの端部のまた先端へ集中し、しかも上記点(A),
(B)が径方向で逆の側にあるから結果としてキングピ
ンのS字状変形をもたらす。
従ってブッシュ(44)とキングピン(12)とが早期に損
傷するので操向機構の「あそび」が急速に大きくなり、
これらブッシュ及びキングピンの取替を必要とすること
になる。第3(a)図では番号(72)で、又第3(b)
図では(73)で、キングピンとブッシュの摩耗パターン
を示すように、摩耗はこれら部材の表面の狭い領域に限
られているにもかかわらず、上記の取替を要するのであ
る。
傷するので操向機構の「あそび」が急速に大きくなり、
これらブッシュ及びキングピンの取替を必要とすること
になる。第3(a)図では番号(72)で、又第3(b)
図では(73)で、キングピンとブッシュの摩耗パターン
を示すように、摩耗はこれら部材の表面の狭い領域に限
られているにもかかわらず、上記の取替を要するのであ
る。
実施例の具体的説明 以下第4〜11図により実施例について述べる。
本発明によれば上記のエッジ効果を防止するべく、第4
図に誇張して無荷重状態を示すようにキングピン上端部
(32)と下端部(36)に対し第1形状としてのテーパー
形ないし円錐台形の断面形状を賦与してある。即ち、上
端部(32)と下端部(36)はテーパー付き表面ないし円
錐台表面(74),(76)を有し、これら表面は車軸(1
6)の穴(14)内に装着の円筒状のキングピン中央部(3
8)へ移行する部位で直径最大であり、上端部の先端エ
ッジ(78)へ向い、あるいは下端部の先端エッジ(80)
に向うにしたがい夫々徐々に直線的に直径が小さくなっ
ていく。
図に誇張して無荷重状態を示すようにキングピン上端部
(32)と下端部(36)に対し第1形状としてのテーパー
形ないし円錐台形の断面形状を賦与してある。即ち、上
端部(32)と下端部(36)はテーパー付き表面ないし円
錐台表面(74),(76)を有し、これら表面は車軸(1
6)の穴(14)内に装着の円筒状のキングピン中央部(3
8)へ移行する部位で直径最大であり、上端部の先端エ
ッジ(78)へ向い、あるいは下端部の先端エッジ(80)
に向うにしたがい夫々徐々に直線的に直径が小さくなっ
ていく。
この直径の差は極めて小さいものであり、実用上は殆ど
の場合0.001〜0.006インチ(0.025〜0.15mm)の範囲内
にある。上部ヨークと下部ヨークのブッシュ(44)はし
かし第4図の例では第2形状としての真円筒形の内周面
(48)を有し、静荷重では第5図のようにブッシュ及び
キングピン上端部の全長にわたりテーパー付き外周面
(74)がブッシュの内周面と線接触すると共に、ほぼ楔
形の油膜がこれら接当表面間に一様に形成される。
の場合0.001〜0.006インチ(0.025〜0.15mm)の範囲内
にある。上部ヨークと下部ヨークのブッシュ(44)はし
かし第4図の例では第2形状としての真円筒形の内周面
(48)を有し、静荷重では第5図のようにブッシュ及び
キングピン上端部の全長にわたりテーパー付き外周面
(74)がブッシュの内周面と線接触すると共に、ほぼ楔
形の油膜がこれら接当表面間に一様に形成される。
実質上殆ど均一に接当表面全長全域へ荷重が分散される
状態を上端部(32)については符号(C)で、下端部
(36)については符号(D)で示す如くであるから、グ
リースの油膜は、点接触ないし無限小面積接触の場合の
ようには破壊されず、相当大きな荷重まで支えることが
できる。従って第4〜5図のナックル・キングピン操向
構造体(10′)は第2〜3図の従来のものよりも耐久性
において著しく優れている。
状態を上端部(32)については符号(C)で、下端部
(36)については符号(D)で示す如くであるから、グ
リースの油膜は、点接触ないし無限小面積接触の場合の
ようには破壊されず、相当大きな荷重まで支えることが
できる。従って第4〜5図のナックル・キングピン操向
構造体(10′)は第2〜3図の従来のものよりも耐久性
において著しく優れている。
上例に代え、第6図のようにキングピン上端部と下端部
を第1形状としての真円筒状に保ち、ヨークの穴に収め
るブッシュ(44)の内周面(82)を第2形状としてのテ
ーパー付ないし円錐台表面状としてもよい。この場合、
上方のブッシュ内周面(82)の直径は上端における方が
下端におけるよりも大であり、一方、下方のブッシュ内
周面の直径は下端における方が上端におけるよりも大で
あって、その直径の差は第4〜5図の例の場合と同じオ
ーダーである。この第6〜7図においても接当表面での
荷重分布はキングピン上端部と下端部の全長及びブッシ
ュの全長にわたり均一である。
を第1形状としての真円筒状に保ち、ヨークの穴に収め
るブッシュ(44)の内周面(82)を第2形状としてのテ
ーパー付ないし円錐台表面状としてもよい。この場合、
上方のブッシュ内周面(82)の直径は上端における方が
下端におけるよりも大であり、一方、下方のブッシュ内
周面の直径は下端における方が上端におけるよりも大で
あって、その直径の差は第4〜5図の例の場合と同じオ
ーダーである。この第6〜7図においても接当表面での
荷重分布はキングピン上端部と下端部の全長及びブッシ
ュの全長にわたり均一である。
キングピン端部とブッシュのうちのいずれか一方ではな
く双方を互に逆向きのテーパー面としてもよい。
く双方を互に逆向きのテーパー面としてもよい。
荷重を受ければ接当表面は一般に弾性変形する。その程
度は材料の弾性率によって決まる。本発明は、この弾性
変形を利用することでエッジ摩耗効果をより一層防止す
ると共に接当表面が荷重下に拡大するような構成をとっ
ている。
度は材料の弾性率によって決まる。本発明は、この弾性
変形を利用することでエッジ摩耗効果をより一層防止す
ると共に接当表面が荷重下に拡大するような構成をとっ
ている。
第3図を再び参照すると、このエッジ効果によりブッシ
ュの内周面が不均一に摩耗するか、又はキングピン端部
外周面の先端部分(66),(70)が不均一に摩耗するか
のいずれかであり、これはキングピン端部がブッシュか
ら外方へ突出しているか否かに左右される。即ち、例え
ば上端部(32)の先端がブッシュ先端の内側にあれば、
反復摩耗作用の結果ブッシュ内周面にはその先端近傍の
ところに環状の磨滅溝を生じる。逆に上端部(32)がブ
ッシュから外方へ突出していれば、該上端部先端近傍に
同様の磨滅溝を生じる。このことはキングピン下端部
(36)についても同様に、但し直径方向反対側で生じる
現象である。
ュの内周面が不均一に摩耗するか、又はキングピン端部
外周面の先端部分(66),(70)が不均一に摩耗するか
のいずれかであり、これはキングピン端部がブッシュか
ら外方へ突出しているか否かに左右される。即ち、例え
ば上端部(32)の先端がブッシュ先端の内側にあれば、
反復摩耗作用の結果ブッシュ内周面にはその先端近傍の
ところに環状の磨滅溝を生じる。逆に上端部(32)がブ
ッシュから外方へ突出していれば、該上端部先端近傍に
同様の磨滅溝を生じる。このことはキングピン下端部
(36)についても同様に、但し直径方向反対側で生じる
現象である。
このようなエッジ効果は第4〜5図の例において完全に
防止されている。
防止されている。
即ちキングピン端部がブッシュから突出していないと
き、これら端部の外端(79),(81)は丸味づけられ、
スムーズに内方の真円筒状部分へ移行している。キング
ピン端部がブッシュから突出している第6〜7図の場合
にはブッシュの外端(79′),(81′)を同様に丸味づ
けしスムーズに内方の部分へ移行させることで、ブッシ
ュの鋭いエッジがキングピンにくいこみこれを削らない
ようにしている。
き、これら端部の外端(79),(81)は丸味づけられ、
スムーズに内方の真円筒状部分へ移行している。キング
ピン端部がブッシュから突出している第6〜7図の場合
にはブッシュの外端(79′),(81′)を同様に丸味づ
けしスムーズに内方の部分へ移行させることで、ブッシ
ュの鋭いエッジがキングピンにくいこみこれを削らない
ようにしている。
キングピンの外端とブッシュの外端の双方を丸味づけし
てもよい。さらに図示の部分球面状の丸味づけに代え、
楕円体ないし放物体状に「段階」的にキングピン端部の
先端(79),(81)を縮径していき、これら「段階」間
にはっきりとした境界線が現れないようにしてもよい。
同様にブッシュについてもその先端(79′),(81′)
は逆楕円体ないし逆放物体状に段階的に拡径していって
もよい。
てもよい。さらに図示の部分球面状の丸味づけに代え、
楕円体ないし放物体状に「段階」的にキングピン端部の
先端(79),(81)を縮径していき、これら「段階」間
にはっきりとした境界線が現れないようにしてもよい。
同様にブッシュについてもその先端(79′),(81′)
は逆楕円体ないし逆放物体状に段階的に拡径していって
もよい。
エッジ効果の防止には第8図のようにキングピン端部全
体を第1形状としてのビヤ樽状乃至部分球体状とし、そ
の曲率半径を数メートルのオーダーにしてもよい。これ
により上端部(32)と下端部(36)の中央部分(84),
(86)は、第2形状つまり真円筒状のブッシュ内周面
(48)の中央部分(88)と線接触すると共に接当表面の
ところに適切な油膜が形成され、上記中央部分(84),
(86)の外側には楔形のクリアランス(90),(92)が
形成される。
体を第1形状としてのビヤ樽状乃至部分球体状とし、そ
の曲率半径を数メートルのオーダーにしてもよい。これ
により上端部(32)と下端部(36)の中央部分(84),
(86)は、第2形状つまり真円筒状のブッシュ内周面
(48)の中央部分(88)と線接触すると共に接当表面の
ところに適切な油膜が形成され、上記中央部分(84),
(86)の外側には楔形のクリアランス(90),(92)が
形成される。
荷重がかかると第9図のようにキングピンは鉛直面内で
微かに枢動するが、該ピン先端のブッシュからの突出・
非突出の如何によらず、上記楔形クリアランスはエッジ
効果の現出を防ぐ。
微かに枢動するが、該ピン先端のブッシュからの突出・
非突出の如何によらず、上記楔形クリアランスはエッジ
効果の現出を防ぐ。
さらに、荷重下の弾性変形は第9図に明らかな如く接当
面積を拡大する方向にキングピン端面表面とブッシュ表
面とを番号(94)の如くよくなじませ、これらのあいだ
に適切な油膜が形成され、そしてこの油膜の破壊をまね
くことなく静荷重と動荷重を支えることができる。そし
て接当面で摩耗を生じても、それは接当面積を拡大する
から、「あそび」は少し大となるがそれ以上の摩耗を阻
止する方向にはたらく。
面積を拡大する方向にキングピン端面表面とブッシュ表
面とを番号(94)の如くよくなじませ、これらのあいだ
に適切な油膜が形成され、そしてこの油膜の破壊をまね
くことなく静荷重と動荷重を支えることができる。そし
て接当面で摩耗を生じても、それは接当面積を拡大する
から、「あそび」は少し大となるがそれ以上の摩耗を阻
止する方向にはたらく。
同様の効果は、キングピン端部を第1形状としての真円
筒状にしたままで、ブッシュの方を番号(96)で示す如
く第2形状としての逆ビヤ樽形にしても得られるのであ
り、この場合にはブッシュ内面が荷重下に弾性変形し第
11図に番号(98)で示す如く少し平坦化するから接当面
積の拡大と摩耗防止の効果を与える。
筒状にしたままで、ブッシュの方を番号(96)で示す如
く第2形状としての逆ビヤ樽形にしても得られるのであ
り、この場合にはブッシュ内面が荷重下に弾性変形し第
11図に番号(98)で示す如く少し平坦化するから接当面
積の拡大と摩耗防止の効果を与える。
図中第1〜3図、第3(a)〜3(b)図はナックル・
キングピン操向構造体の従来例を示し、そのうち第1図
は一部切欠全体正面図、第2図は無荷重時の要部拡大一
部切欠正面図、第3図は同じく荷重下の一部切欠正面
図、第3(a)図と第3(b)図は要部の摩耗状態を示
した正面図と断面図である。又、図中第4〜11図は本発
明の実施例を示し、そのうち第4、6、8、10図はそれ
ぞれ別異の実施例についての無荷重時の一部切欠正面
図、第5、7、9、11図は同じくこれら各実施例につい
て荷重下の一部切欠正面図である。 (12)……キングピン、(24)……ナックル、 (26)……上部ヨーク、(28)……下部ヨーク、 (30),(34)……穴、(32)……キングピンの上端
部、(36)……下端部、(44)……ブッシュ、 (48),(82)……ブッシュの内周面、 (74),(76)……キングピン上端部と下端部の外周
面。
キングピン操向構造体の従来例を示し、そのうち第1図
は一部切欠全体正面図、第2図は無荷重時の要部拡大一
部切欠正面図、第3図は同じく荷重下の一部切欠正面
図、第3(a)図と第3(b)図は要部の摩耗状態を示
した正面図と断面図である。又、図中第4〜11図は本発
明の実施例を示し、そのうち第4、6、8、10図はそれ
ぞれ別異の実施例についての無荷重時の一部切欠正面
図、第5、7、9、11図は同じくこれら各実施例につい
て荷重下の一部切欠正面図である。 (12)……キングピン、(24)……ナックル、 (26)……上部ヨーク、(28)……下部ヨーク、 (30),(34)……穴、(32)……キングピンの上端
部、(36)……下端部、(44)……ブッシュ、 (48),(82)……ブッシュの内周面、 (74),(76)……キングピン上端部と下端部の外周
面。
Claims (18)
- 【請求項1】上端部(32)および下端部(36)を有した
キングピン(12)と、このキングピンを固定状態に支持
する手段(18)と、上記キングピンへ相対枢動自在に装
着され上記上端部および下端部を包囲する穴(30,34)
をそれぞれ有した一体の上部ヨーク(26)及び下部ヨー
ク(28)を備えている車輪スピンドルに一体のナックル
(24)と、これら上部ヨーク及び下部ヨークの上記穴
(30,34)の中にそれぞれ設けられているブッシュ(44,
44)とからなり、キングピン(12)の上端部および下端
部が外周面(74,76)を備え、これらの軸受け面として
の内周面(48,82)を上記ブッシュが備えたナックル・
キングピン操向構造体において、 上記キングピンの上端部(32)と下端部(36)のうちの
少くとも一方が第1形状の外周面(74,76)を有し、こ
れに係合する上記ブッシュ(44)が上記第1形状と異な
る第2形状の内周面(48,82)を有していて、荷重がナ
ックル・キングピン操向構造体によって支持されるとき
に、これらの異なる形状の面は、両者の形状が一致する
場合より広い面積で接触することを特徴とするナックル
・キングピン操向構造体。 - 【請求項2】前記ブッシュ(44)の内周面(48)が第2
形状としての円筒状であり、前記キングピン(12)の上
端部および下端部の外周面(74)は端面に近づくほど直
径が漸減する第1形状としての円錐台状である特許請求
の範囲第1項に記載のナックル・キングピン操向構造
体。 - 【請求項3】前記キングピン(12)の上端部および下端
部の外周面(74)が第1形状としての円筒状であり、前
記ブッシュ(44)の内周面(82)は端面に近づくほど直
径が漸増する第2形状としての円錐台状である特許請求
の範囲第1項に記載のナックル・キングピン操向構造
体。 - 【請求項4】前記キングピン(12)の上端部および下端
部の外周面(74)が第1形状としての部分球面であり、
前記ブッシュ(44)の内周面(48)が第2形状としての
円筒状である特許請求の範囲第1項に記載のナックル・
キングピン操向構造体。 - 【請求項5】前記キングピン(12)の上端部および下端
部の外周面(74)が第1形状としての円筒状であり、前
記ブッシュ(44)の内周面(82)はその中央部分から両
端部に近づくほど直径が大きくなる第2形状としの逆球
面状である特許請求の範囲第1項に記載のナックル・キ
ングピン操向構造体。 - 【請求項6】上端部(32)および下端部(36)を有した
キングピン(12)と、このキングピンを固定状態に支持
する手段(18)と、上記キングピンへ相対枢動自在に装
着され上記上端部および下端部を包囲する穴(30,34)
をそれぞれ有した一体の上部ヨーク(26)及び下部ヨー
ク(28)を備えている車輪スピンドルに一体のナックル
(24)と、これら上部ヨーク及び下部ヨークの上記穴
(30,34)の中にそれぞれ設けられているブッシュ(44,
44)とからなり、キングピン(12)の上端部および下端
部が外周面(74,76)を備え、これらの軸受け面として
の内周面(48,82)を上記ブッシュが備えたナックル・
キングピン操向構造体において、 上記キングピンの上端部(32)と下端部(36)のうちの
少くとも一方が、前記外周面(74,76)へ漸次移行して
いる曲面を有する端面(79,81)を備えていることを特
徴とするナックル・キングピン操向構造体。 - 【請求項7】前記ブッシュ(44)の内周面(48)が円筒
状であり、前記キングピン(12)の上端部および下端部
の外周面(74)は端面に近づくほど直径が漸減する円錐
台状である特許請求の範囲第6項に記載のナックル・キ
ングピン操向構造体。 - 【請求項8】前記キングピン(12)の上端部および下端
部の外周面(74)が円筒状であり、前記ブッシュ(44)
の内周面(82)は端面に近づくほど直径が漸増する円錐
台状である特許請求の範囲第6項に記載のナックル・キ
ングピン操向構造体。 - 【請求項9】前記キングピン(12)の上端部および下端
部の外周面(74)が部分球面であり、前記ブッシュ(4
4)の内周面(48)が円筒状である特許請求の範囲第6
項に記載のナックル・キングピン操向構造体。 - 【請求項10】前記キングピン(12)の上端部および下
端部の外周面(74)が円筒状であり、前記ブッシュ(4
4)の内周面(82)はその中央部分から各先端部分へ近
づくほど直径が大きくなる逆球面状である特許請求の範
囲第6項に記載のナックル・キングピン操向構造体。 - 【請求項11】前記曲面が球面形である特許請求の範囲
第6項に記載のナックル・キングピン操向構造体。 - 【請求項12】前記曲面が截頭楕円体形である特許請求
の範囲第6項に記載のナックル・キングピン操向構造
体。 - 【請求項13】前記曲面が截頭放物体形である特許請求
の範囲第6項に記載のナックル・キングピン操向構造
体。 - 【請求項14】上端部(32)および下端部(36)を有し
たキングピン(12)と、このキングピンを固定状態に支
持する手段(18)と、上記キングピンへ相対枢動自在に
装着され上記上端部および下端部を包囲する穴(30,3
4)をそれぞれ有した一体の上部ヨーク(26)及び下部
ヨーク(28)を備えている車輪スピンドルに一体のナッ
クル(24)と、これら上部ヨーク及び下部ヨークの上記
穴(30,34)の中にそれぞれ設けられているブッシュ(4
4,44)とからなり、キングピン(12)の上端部および下
端部が外周面(74,76)を備え、これらの軸受け面とし
ての内周面(48,82)を上記ブッシュが備えたナックル
・キングピン操向構造体において、 上記ブッシュ(44,44)のうちの少くとも一方の外端部
分が、前記内周面(48,82)へ漸次移行している曲面(7
9′,81′)を有していることを特徴とするナックル・キ
ングピン操向構造体。 - 【請求項15】前記ブッシュ(44)の内周面(48)が円
筒状であり、前記キングピン(12)の上端部および下端
部の外周面(74)は端面に近づくほど直径が漸減する円
錐台状である特許請求の範囲第14項に記載のナックル・
キングピン操向構造体。 - 【請求項16】前記キングピン(12)の上端部および下
端部の外周面(74)が円筒状であり、前記ブッシュ(4
4)の内周面(82)は端面に近づくほど直径が漸増する
円錐台状である特許請求の範囲第14項に記載のナックル
・キングピン操向構造体。 - 【請求項17】前記キングピン(12)の上端部および下
端部の外周面(74)が部分球面であり、前記ブッシュ
(44)の内周面(48)が円筒状である特許請求の範囲第
14項に記載のナックル・キングピン操向構造体。 - 【請求項18】前記キングピン(12)の上端部および下
端部の外周面(74)が円筒状であり、前記ブッシュ(4
4)の内周面(82)はその中央部分から両端部に近づく
ほど直径が大きくなる逆球面状である特許請求の範囲第
14項に記載のナックル・キングピン操向構造体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/731,557 US4635952A (en) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | Steering knuckle and kingpin assembly |
US731557 | 1985-05-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61257369A JPS61257369A (ja) | 1986-11-14 |
JPH0775989B2 true JPH0775989B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=24940025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61103706A Expired - Lifetime JPH0775989B2 (ja) | 1985-05-07 | 1986-05-06 | ナツクル・キングピン操向構造体 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4635952A (ja) |
EP (1) | EP0201965B1 (ja) |
JP (1) | JPH0775989B2 (ja) |
BR (1) | BR8602029A (ja) |
CA (1) | CA1247671A (ja) |
DE (1) | DE3673557D1 (ja) |
Families Citing this family (21)
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