JPH09123753A - 車両用ドアの緩衝部材 - Google Patents

車両用ドアの緩衝部材

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Publication number
JPH09123753A
JPH09123753A JP7283786A JP28378695A JPH09123753A JP H09123753 A JPH09123753 A JP H09123753A JP 7283786 A JP7283786 A JP 7283786A JP 28378695 A JP28378695 A JP 28378695A JP H09123753 A JPH09123753 A JP H09123753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
partition plate
door
vehicle
ribs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7283786A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitomi Sawa
ひとみ 澤
Tomoyuki Kobayashi
友幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP7283786A priority Critical patent/JPH09123753A/ja
Publication of JPH09123753A publication Critical patent/JPH09123753A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用ドアに対する側面からの衝突の衝撃を
段階的に吸収する。 【解決手段】 車両用ドアのドアパネル11とドアトリ
ム12との間に介装される緩衝部材13であって、上下
方向の仕切り板13aとこの仕切り板の内側に一体的に
設けられたハニカム状リブ13bとから構成された箱型
構造体、及び仕切り板13aの外側に一体的に設けられ
たハニカム状リブ13cからなり、かつ前記箱型構造体
を構成するリブ13bの厚さが前記仕切り板の外側に設
けられたリブ13cの厚さよりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に対する側面
からの衝突等の場合に、車両のドアに与えられる衝撃を
緩和するために、車両用ドアの外側を構成するドアパネ
ルと内側を構成するドアトリムとの間に介装させて用い
られる緩衝部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両が側面から衝突された場合に、その
ドアに外側から与えられる衝撃を緩和するための緩衝部
材としては、例えば図5に符号1で示すように、ドアト
リム12の基材12bへの取付け板1aと、この取付け
板1aと一体的にドアの外側に向けて該車両の横方向に
延びるように格子状に形成されたリブ1bとからなるも
のがある。この格子状のリブ1bは、該横方向の中央部
付近を境にドアトリム12側は厚く(1b1)、ドアパ
ネル側は薄く(1b2)形成されている。このため、ド
アに対して側面から衝突された場合に、その衝撃を先ず
リブ1bの薄い部分1b2で吸収し、ついで厚い部分1
b1で吸収することによって、衝撃を段階的に緩和する
ような構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
従来の緩衝部材では、リブ1bは取付け板1aに対して
片持ち状態に形成されており、しかも厚い部分1b1と
薄い部分1b2とは連続している。したがって、実際に
横方向の衝撃を受けた場合に、必ずしも先ず外側の薄い
部分1b2が先に破損し、ついで厚い部分1b1が破損
し、これによって衝撃を段階的に順序よく吸収するとい
うようにはならない。本発明による車両用ドアの緩衝部
材はこのような課題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による車両用ドア
の緩衝部材は、車両用ドアの外側を構成するドアパネル
と内側を構成するドアトリムとの間に介装される緩衝部
材であって、上下方向の仕切り板とこの仕切り板の内側
に該車両の横方向に延びるように一体的に設けられハニ
カム状に形成されたリブとから構成された箱型構造体、
及び前記仕切り板の外側に該車両の横方向に延びるよう
に一体的に設けられハニカム状に形成されたリブからな
り、かつ前記箱型構造体を構成するリブの厚さが前記仕
切り板の外側に設けられたリブの厚さよりも大きい。
【0005】また、前記のような車両用ドアの緩衝部材
であって、前記仕切り板の外側に設けられたリブ相互の
衝合部位が欠落し、かつこのリブの厚さが前記箱型構造
体を構成するリブの厚さと等しいものとすることができ
る。
【0006】前記ハニカム状のリブを、格子状に形成す
ることも、亀甲状に形成することもできる。
【0007】
【発明の作用・効果】本発明による車両用ドアの緩衝部
材は、上下方向の仕切り板とこの仕切り板から車両の内
側に横方向に延びるように一体的に設けられたハニカム
状のリブとから強固な箱型構造体が構成されている。し
かしてこの箱型構造体の外側は比較的強度の低いハニカ
ム状のリブから構成されている。したがって、車両のド
アに側面から衝突された場合に、その衝撃は先ずドアパ
ネルの内側の比較的強度の低いリブによって吸収され
る。ついで、衝撃は強固な箱型構造体によって受け止め
られる。このため、衝撃は段階的に吸収、緩和される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1ないし図3に示す車両用ドア
において、符号11はこのドアの外側を構成するドアパ
ネルであり、符号12はドアの内側を構成するドアトリ
ムであって、本発明の対象とする緩衝部材13は、ドア
パネル11とドアトリム12との間でアームレスト部1
2aから下方に介装されている。緩衝部材13は、車両
の上下方向に広がる仕切り板13aとこの仕切り板13
aに対して車両の内側に車両の横方向に延びるように一
体的に設けられた複数のリブ13bとから構成された箱
型構造体、及び仕切り板13aに対して車両の外側に車
両の横方向に延びるように一体的に設けられた複数のリ
ブ13cからなり、かつ各リブ13b及び13cはそれ
ぞれ縦方向のリブ及びこれと交差する横方向のリブとか
らなり、いわゆるハニカム状、特にこの場合には格子状
に形成されている。この格子状のリブの形態は13cに
ついては図3に明瞭に示されているが、13bについて
も同様の形態に構成されている。緩衝部材13は取付け
部13dによって、ドアトリム12の基材12bに取り
付けられている。
【0009】この形態の緩衝部材13においては、仕切
り板13aの内側に設けられ箱型構造体を構成するリブ
13bの厚さが、仕切り板13aの外側に設けられたリ
ブ13cの厚さよりも大きい。このため、仕切り板13
aを頂面とする箱型構造体は、縦横のリブ13bによっ
て強く補強されている。
【0010】ドアに側面から衝突された場合に、その衝
撃は先ずドアパネル11の内側の薄い方のリブ13cの
変形等によって吸収される。ついで衝撃は仕切り板13
aと厚いリブ13bによって形成された強固な箱型構造
体によって受け止められる。このため、衝撃は始めにリ
ブ13cにより、ついで箱型構造体によって吸収され、
段階的に緩和される。ハニカム状のリブを格子状の代わ
りに六角形の亀甲状に形成することもできる。
【0011】本発明による緩衝部材の他の形態を図4に
符号13Aで示す。この場合には、仕切り板13aの外
側に設けられた格子状のリブ13c’において、縦横の
各リブ相互の衝合部位又は交差部位13eが欠落した構
成となっている。このような構成のため、リブ13C’
は互いに連結されていないので曲がりやすい。したがっ
て、仕切り板13aの外側に設けられたリブ13c’の
厚さを、仕切り板の内側に設けられたリブ13bの厚さ
と等しくすることができ、前記の形態と同様に衝突の衝
撃を段階的に吸収することができる。ハニカム状のリブ
が亀甲状の場合も同様である。
【0012】以上に記載の形態においては、本発明の緩
衝部材を車両用ドアのドアパネルとドアトリムとの間
で、特にアームレスト部から下方に介装した例について
説明したが、介装位置についてはアームレスト部から下
方に限定されず実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による緩衝部材を取り付けた車両用ド
アのドアトリムの正面図である。
【図2】 図1の線II−IIに沿った縦断面図であ
る。
【図3】 図1の緩衝部材の一部切り欠き斜視図であ
る。
【図4】 本発明の他の形態の緩衝部材の一部切り欠き
拡大斜視図である。
【図5】 従来の緩衝部材の一例の縦断面図である。
【符号の説明】
11…ドアパネル、12…ドアトリム、1,13,13
A…緩衝部材、13a…仕切り板、13b…内側リブ、
13c,13c’…外側リブ、13e…衝合部位。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ドアの外側を構成するドアパネル
    と内側を構成するドアトリムとの間に介装される緩衝部
    材であって、上下方向の仕切り板とこの仕切り板の内側
    に該車両の横方向に延びるように一体的に設けられハニ
    カム状に形成されたリブとから構成された箱型構造体、
    及び前記仕切り板の外側に該車両の横方向に延びるよう
    に一体的に設けられハニカム状に形成されたリブからな
    り、かつ前記箱型構造体を構成するリブの厚さが前記仕
    切り板の外側に設けられたリブの厚さよりも大きいこと
    を特徴とする車両用ドアの緩衝部材。
  2. 【請求項2】 車両用ドアの外側を構成するドアパネル
    と内側を構成するドアトリムとの間に介装される緩衝部
    材であって、上下方向の仕切り板とこの仕切り板の内側
    に該車両の横方向に延びるように一体的に設けられハニ
    カム状に形成されたリブとから構成された箱型構造体、
    及び前記仕切り板の外側に該車両の横方向に延びるよう
    に一体的に設けられハニカム状に形成されたリブからな
    り、前記仕切り板の外側に設けられたリブ相互の衝合部
    位が欠落し、かつこのリブの厚さが前記箱型構造体を構
    成するリブの厚さと等しいことを特徴とする車両用ドア
    の緩衝部材。
  3. 【請求項3】 前記ハニカム状のリブが、いずれも格子
    状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の車両用ドアの緩衝部材。
  4. 【請求項4】 前記ハニカム状のリブが、いずれも亀甲
    状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の車両用ドアの緩衝部材。
JP7283786A 1995-10-31 1995-10-31 車両用ドアの緩衝部材 Pending JPH09123753A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001151055A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Kojima Press Co Ltd 曲面を有する車両部品の衝撃吸収構造
JP2009018703A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Daikyo Nishikawa Kk 衝撃吸収構造体及び自動車のドア
US7744146B2 (en) 2007-12-14 2010-06-29 Hyundai Motor Company Reinforcement structure for upper portion of vehicle door
JP2010143553A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Mitsubishi Motors Corp 自動車用ドア
JP2013216228A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Toyota Auto Body Co Ltd 車両の衝撃吸収構造

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