JPH09121257A

JPH09121257A - Ｏｃｒ認識装置およびこれを用いたファクシミリ装置

Info

Publication number: JPH09121257A
Application number: JP7278839A
Authority: JP
Inventors: Kiyohiko Honda; 清彦本田
Original assignee: Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Current assignee: Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Priority date: 1995-10-26
Filing date: 1995-10-26
Publication date: 1997-05-06

Abstract

(57)【要約】【課題】プッシュボタンを操作しすることで、ＤＴＭ
Ｆ信号を送出する構成、ホストにイメージデータを送
り、これをＯＣＲ認識するようにした構成について、そ
れぞれ、操作が面倒、認識データを確認できない等の問
題点があった。【解決手段】認識手段２でＯＣＲ認識したものを一旦
装置の表示手段３で表示し、ここで修正手段４で修正可
能にした後にコード変換手段６で指定周波数に変換し、
これを送信するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は文字認識機能を有す
るファクシミリ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、発呼者がホストに接続後、プッシ
ュボタン式電話機でプッシュボタンと文字の対応表を見
ながらプッシュボタンを押し、ＤＴＭＦ（ＤｕａｌＴ
ｏｎｅＭｕｌｔｉＦｒｅｑｕｅｎｃｙ）を送出してホ
ストへ情報を渡す通信サービスが利用されてきた。

【０００３】また、近年、この発呼者がプッシュボタン
と文字の対応表を見ながら押す入力方法を簡単な手順で
行う手段とし、ホストへ送る情報を用紙に記入してホス
トへファクシミリ装置を使って送信し、ホストで送られ
てきた用紙のファクシミリデータを文字認識装置で認識
して、情報を受け取る方式が考慮されてきている。

【０００４】以下、従来の技術を図面を用いて説明す
る。図８は、従来技術でのページャ呼出サービスを示す
システム構成図である。図８において、２１はプッシュ
ボタン式電話機である。プッシュボタン式電話機２１
は、ＤＴＭＦをプッシュボタンを押すことにより送出す
る機能を備え、発呼者が呼び出すページャ２６の呼出番
号でページャ呼出サービス網２５に発呼し、接続後、ペ
ージャ２６に送るメッセージをプッシュボタンと文字の
対応表を見ながらプッシュボタンを押し、ＤＴＭＦをペ
ージャ呼出サービス網２５へ送出する。２２はファクシ
ミリ装置である。ファクシミリ装置２２は、イメージデ
ータの送受信をする機能を備え、発呼者が用紙の所定位
置に呼び出すページャ２６の呼出番号と送るメッセージ
を記入し、ページャ呼出ホスト２３へ送信する。２３は
ページャ呼出ホストである。ページャ呼出ホスト２３
は、ファクシミリデータから文字認識をする文字認識装
置２４を備え、ファクシミリ装置２２から送られてきた
呼び出すページャ２６の呼出番号と送るメッセージが記
入された用紙のファクシミリデータを文字認識装置２４
で認識をする。ページャ呼出ホスト２３は、文字認識装
置２４で得た呼び出すページャ２６の呼出番号でページ
ャ呼出サービス網２５に発呼し、接続後、文字認識装置
２４で得たページャ２６に送るメッセージを所定コード
に変換し、そのコードをＤＴＭＦでページャ呼出サービ
ス網２５へ送出する。２４は文字認識装置である。文字
認識装置２４は、ファクシミリデータからＯＣＲ認識を
する機能を備え、ページャ呼出ホスト２３が受信した呼
び出すページャ２６の呼出番号と送るメッセージが記入
されたファクシミリデータから、呼出番号と送るメッセ
ージをＯＣＲ認識する。２５はページャ呼出サービス網
である。ページャ呼出サービス網２５は、プッシュボタ
ン式電話機２１、または、ページャ呼出ホスト２３から
呼び出すページャ２６の呼出番号で接続され、ページャ
２６へ送るメッセージをＤＴＭＦで受け取る。メッセー
ジを受け取ったならば、接続されたページャ２６の呼出
番号に対応するページャ２６を呼び出し、受け取ったメ
ッセージをページャ２６へ送信する。２６はページャで
ある。ページャ２６は、簡単なメッセージを表示する機
能を備え、ページャ呼出サービス網２５より呼び出さ
れ、メッセージを受け取り表示する。

【０００５】以上のように構成されたページャ呼出サー
ビスについて動作を説明する。まず、プッシュボタン式
電話機２１からページャ２６を呼び出しメッセージを送
るときの動作を説明する。プッシュボタン式電話機２１
で発呼者が呼び出すページャ２６の呼出番号で発呼し、
ページャ呼出サービス網２５へ接続する。ページャ呼出
サービス網２５へ接続したならば、発呼者はプッシュボ
タンと文字の対応表を見ながらページャ２６へ送るメッ
セージに対応する所定のコードをプッシュボタンを押し
て、ページャ呼出サービス網２５へＤＴＭＦを送出す
る。ページャ呼出サービス網２５は、プッシュボタン式
電話機２１から接続された呼出番号に対応するページャ
２６を呼び出し、ＤＴＭＦで受け取ったメッセージをペ
ージャ２６へ送る。ページャ２６は、ページャ呼出サー
ビス網２５より呼び出され、送られてきたメッセージを
表示する。

【０００６】次に、ファクシミリ装置２２からページャ
２６を呼び出しメッセージを送るときの動作を説明す
る。発呼者は用紙の特定位置に呼び出すページャ２６の
呼出番号と送るメッセージを記入し、ページャ呼出ホス
ト２３へファクシミリ送信をする。ページャ呼出ホスト
２３は、ファクシミリ装置２２から送られてきたファク
シミリデータを文字認識装置２４でＯＣＲ認識し、用紙
の特定位置に記入された呼び出すページャ２６の呼出番
号と送るメッセージを受け取り、ページャ２６の呼出番
号でページャ呼出サービス網２５へ接続する。ページャ
サービス網２５に接続したら、ページャ２６に送るメッ
セージを所定のコードに変換し、ページャサービス網２
５へＤＴＭＦで送出する。ページャ呼出サービス網２５
は、ページャ呼出ホスト２３から接続された呼出番号に
対応するページャ２６を呼出、ＤＴＭＦで受け取ったメ
ッセージをページャ２６へ送る。ページャ２６は、ペー
ジャ呼出サービス網２５より呼び出され、送られてきた
メッセージを表示する。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の発呼者がプッシュボタン式電話機を使って、
プッシュボタンと文字の対応表を見ながら入力する方法
は、発呼者が１文字ずつコード変換しなくてはならず、
手間が大変で利用しにくいという欠点があった。

【０００８】一方、後者のホストに文字認識装置を備
え、発呼者が送る情報を用紙に記入してホストへファク
シミリ装置を使って送信し、ホストで送られてきた用紙
のファクシミリデータを文字認識装置で認識して、情報
を処理する方式では、ホストに新たに文字認識を備えな
くてはならないのと、ホストの文字認識装置での誤認識
など、発呼者が正確に情報を送ることができたかその場
で確認ができないという欠点があった。

【０００９】本発明は前記課題に鑑みてなされたもの
で、第１に発呼者の入力作業が簡単な手段で行うことが
できるファクシミリ装置を提供する。

【００１０】また、第２にホストに新たに文字認識装置
などの機能を追加することなく、発呼者が簡単な入力手
段で正確に情報を送ることができるファクシミリ装置を
提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、用紙に記載の電話番号を示す数字、および
文字を読み取り、文字情報として認識する認識手段と、
この認識手段で認識された電話番号に対して発呼する発
呼手段と、この発呼手段により発呼されたあと、前記文
字情報を指定周波数の組合わせに変換して送出する送出
手段という構成を備えたものである。

【００１２】また本発明は用紙に記載の電話番号を示す
数字、および文字を読み取り、文字情報として認識する
認識手段と、この認識手段で認識された電話番号、およ
び文字を表示する表示手段と、この表示手段に表示され
た電話番号、および文字情報を修正する修正手段と、前
記表示手段での表示後、認識手段で認識された電話番号
に対して発呼する発呼手段と、この発呼手段により発呼
されたあと、前記文字情報を指定周波数の組合わせに変
換して送出する送出手段という構成を備えたものであ
る。

【００１３】また本発明は用紙に記載の電話番号、およ
びページャ送信用のメッセージを示す文字を読み取り、
文字情報として認識する認識手段と、この認識手段で認
識した電話番号に対して発呼する発呼手段と、この発呼
手段により発呼されたあと、前記メッセージを指定周波
数の組合わせに変換して送信する送信手段という構成を
備えたものである。

【００１４】また本発明は用紙に記載の電話番号、およ
びページャ送信用のメッセージを示す文字を読み取り、
文字情報として認識する認識手段と、この認識手段で認
識した電話番号に対して発呼する発呼手段と、この発呼
手段により発呼されたあと、所定時間後に前記メッセー
ジを指定周波数の組合わせに変換して送信する送信手段
という構成を備えたものである。

【００１５】また本発明は回線からの音声応答の終了に
応じて前記メッセージを指定周波数の組合わせに変換し
て送信するという構成を備えたものである。

【００１６】また本発明は用紙に記載の電話番号、およ
びページャ送信用のメッセージを示す文字を読み取り、
文字情報として認識する認識手段と、この認識手段で認
識した電話番号に対して発呼する発呼手段と、この発呼
手段により発呼されたあと、接続したサービス形態に応
じて、所定時間後に送信するか、直ちに送信するかを決
定し、前記メッセージを指定周波数の組合わせに変換し
て送信する送信手段という構成を備えたものである。

【００１７】また本発明は前記メッセージの終了を示す
信号を自動的に付加するという構成を備えたものであ
る。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の発明は用
紙に記載の電話番号を示す数字、および文字を読み取
り、文字情報として認識する認識手段と、この認識手段
で認識された電話番号に対して発呼する発呼手段と、こ
の発呼手段により発呼されたあと、前記文字情報を指定
周波数の組合わせに変換して送出する送出手段とから構
成したものであり、装置内で用紙に記入されている文字
を認識し、この文字を指定周波数に変換して、送出する
という作用を有する。

【００１９】本発明の請求項２記載の発明は用紙に記載
の電話番号を示す数字、および文字を読み取り、文字情
報として認識する認識手段と、この認識手段で認識され
た電話番号、および文字を表示する表示手段と、この表
示手段に表示された電話番号、および文字情報を修正す
る修正手段と、前記表示手段での表示後、認識手段で認
識された電話番号に対して発呼する発呼手段と、この発
呼手段により発呼されたあと、前記文字情報を指定周波
数の組合わせに変換して送出する送出手段とから構成し
たものであり、用紙に記入された文字を認識した後、こ
れを表示手段に表示し、操作者が修正可能な状態にした
後、文字を指定周波数に変換して、送出するという作用
を有する。

【００２０】本発明の請求項３記載の発明は用紙に記載
の電話番号、およびページャ送信用のメッセージを示す
文字を読み取り、文字情報として認識する認識手段と、
この認識手段で認識した電話番号に対して発呼する発呼
手段と、この発呼手段により発呼されたあと、前記メッ
セージを指定周波数の組合わせに変換して送信する送信
手段とから構成したものであり、ページャ送信用のメッ
セージを読み取り、これを指定周波数に変換した後にペ
ージャにメッセージを送信するという作用を有する。

【００２１】本発明の請求項４記載の発明は用紙に記載
の電話番号、およびページャ送信用のメッセージを示す
文字を読み取り、文字情報として認識する認識手段と、
この認識手段で認識した電話番号に対して発呼する発呼
手段と、この発呼手段により発呼されたあと、所定時間
後に前記メッセージを指定周波数の組合わせに変換して
送信する送信手段とから構成したものであり、ページャ
に発呼し、接続した後、所定時間経過した後にメッセー
ジを指定周波数に変換し、送信するという作用を有す
る。

【００２２】本発明の請求項５記載の発明は回線からの
音声応答の終了に応じて前記メッセージを指定周波数の
組合わせに変換して送信するという作用を有する。

【００２３】本発明の請求項６記載の発明は用紙に記載
の電話番号、およびページャ送信用のメッセージを示す
文字を読み取り、文字情報として認識する認識手段と、
この認識手段で認識した電話番号に対して発呼する発呼
手段と、この発呼手段により発呼されたあと、接続した
サービス形態に応じて、所定時間後に送信するか、直ち
に送信するかを決定し、前記メッセージを指定周波数の
組合わせに変換して送信する送信手段と接続したサービ
ス形態に応じて、所定時間後に送信するか、直ちに送信
するかを決定するという作用を有する。

【００２４】本発明の請求項７記載の発明は前記メッセ
ージの終了を示す信号を自動的に付加するという作用を
有する。

【００２５】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説
明する。図１は本実施例におけるファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。１は所定位置に記入された
呼出番号と記載された文字情報の用紙を読取る読取手
段、２は読取手段１において読取った用紙の特定位置に
記入されている呼出番号と記載された文字情報をＯＣＲ
認識する認識手段、３は認識手段２において認識した呼
出番号と記載された文字情報を表示する表示手段であ
り、図２に示すような構成で表示される。

【００２６】４は表示手段３において表示した呼出番号
と文字情報を発呼者が修正する修正手段、５は修正手段
４において修正された呼出番号を自動的に発呼する自動
発呼手段、６は修正手段４において修正された文字情報
を所定のコードに変換するコード変換手段であり、図３
に示すようなコードに記載された文字情報が変換され
る。

【００２７】７はコード変換手段６において所定コード
に変換されたコードをＤＴＭＦに変換して送出する送出
手段である。

【００２８】以上のように構成された本実施例のファク
シミリ装置についてその動作を説明する。

【００２９】読取手段１より出力される特定位置に呼出
番号と文字情報を記入した用紙の画像データから、認識
手段２によってＯＣＲ認識がされる。認識手段２にて認
識した呼出番号と文字情報は、発呼者に確認をさせるた
め表示手段３において表示される。表示手段３において
表示した呼出番号と文字情報の認識結果に間違いなどが
あるようならば、発呼者は修正手段４において修正をす
る。修正手段４において修正された呼出番号は自動発呼
手段５において発呼をし、回線が接続される。

【００３０】修正手段４において修正された文字情報は
コード変換手段６において所定のコードに変換した後、
送出手段７においてＤＴＭＦに変換され、自動発呼手段
５において接続された回線上に送出される。

【００３１】図２は前記実施例に係るファクシミリ装置
で表示手段３で表示される発呼者に認識手段２でＯＣＲ
認識した呼出番号と文字情報を表す図、図３は前記実施
例に係るファクシミリ装置でコード変換手段６が修正手
段４で発呼者より修正された文字情報を所定のコードに
変換するコードを表す図、図４及び図５は本実施例に係
るファクシミリ装置を簡単なメッセージを表示できるペ
ージャ呼出などの通信サービスに応用したときの動作を
説明するフロー図とシステム構成を説明する図である。

【００３２】以下図４のフロー図に基づいて本実施例に
係るファクシミリ装置の動作、図５のシステム構成に基
づいてを本実施例に係るファクシミリ装置を応用したペ
ージャ呼出などの通信サービスに応用したときの動作を
説明する。

【００３３】図４のフロー図で、まず、このファクシミ
リ装置が動作を開始すると、処理ステップ（以下単にス
テップという。）ＳＴ１において読取手段１は、発呼者
が用紙の特定位置に呼び出すページャの呼出番号と送る
メッセージを記入した用紙（メッセージ送信用紙（図６
参照））を読み取り、その画像データを認識手段２へ渡
す。ステップＳＴ２において認識手段２は、前記ステッ
プＳＴ１において読取手段１より渡された画像データよ
り、用紙の特定位置に記入された呼び出すページャの呼
出番号と送るメッセージをＯＣＲ認識し、その認識結果
であるキャラクタデータを表示手段３へ渡す。ステップ
ＳＴ３において表示手段３は、前記ステップＳＴ２にお
いて認識手段２より渡された呼び出すページャの呼出番
号と送るメッセージのＯＣＲ認識をした結果であるキャ
ラクタデータを表示する。

【００３４】ステップＳＴ４において発呼者は、前記ス
テップＳＴ３において表示手段３で表示した呼び出すペ
ージャの呼出番号と送るメッセージのＯＣＲ認識をした
結果であるキャラクタデータの表示をみて、修正が必要
か発呼者が判別する。ステップＳＴ５において修正手段
４は、前記ステップＳＴ４において発呼者が修正を必要
と判別したので、発呼者の操作にしたがって、前記ステ
ップＳＴ４において表示した呼び出すページャの呼出番
号と送るメッセージを修正する。ステップＳＴ６におい
て自動発呼手段５は、前記ステップＳＴ４におて発呼者
が修正の必要がないと判別したか、または、前記ステッ
プＳＴ５において修正が行われた状態なので、呼び出す
ページャの呼出番号で発呼をする。

【００３５】ステップＳＴ７において自動発呼手段５
は、前記ステップＳＴ６において呼び出すページャの呼
出番号で発呼した結果、回線が接続されたか判別する。
ステップＳＴ８においてコード変換手段６は、前記ステ
ップＳＴ７において自動発呼手段５が呼び出すページャ
の呼出番号で発呼した結果、回線が接続されたと判別さ
れたので、送るメッセージを所定コードに変換する前
に、ウェイトが必要か判別する。このウェイトは、メッ
セージを送出する前の待機であり、接続後、すぐにメッ
セージを送出できるものや、通信サービスのホストが流
すガイダンスの後、メッセージを送出できるものなど、
通信サービスの形態によって異なる。この通信サービス
によって異なるメッセージを送信する前の待機は、発呼
者にＯＣＲ、ＯＭＲなどで利用する通信サービスを用紙
に記入してもらうか、または、ファクシミリ装置に予め
利用する通信サービスを設定しておき、それにしたがっ
てメッセージを送出する前に待機するか判別する。ま
た、待機する時間は通信サービスごとに予めファクシミ
リ装置に設定しておく。また、ガイダンスの終了を検知
した後にメッセージを送出するようにしてもよい。

【００３６】ステップＳＴ９においてコード変換手段６
は、前記ステップＳＴ８においてメッセージを送信する
前にウェイトが必要と判別したので、予めファクシミリ
装置に設定されている通信サービスごとのメッセージを
送出する前の待機時間分、ウェイトをする。ステップＳ
Ｔ１０においてコード変換手段６は、前記ステップＳＴ
８〜９においてメッセージを送出できる状態になったの
で、メッセージを所定のコードに変換し、送出手段７へ
そのコードを渡す。尚、この変換する所定のコードに関
しても、利用する通信サービスによって異なるので、予
めファクシミリ装置に通信サービスごとに変換する所定
のコードを設定しておき、利用する通信サービスにあっ
た所定のコードに変換して送出手段７へ渡す。

【００３７】ステップＳＴ１１において送出手段７は、
前記ステップＳＴ１０においてコード変換手段６より渡
された所定のコードに変換したメッセージを、指定周波
数の組み合わせに変換し、前記ステップＳＴ６〜７にお
いて自動発呼手段５が接続した回線上へ送出する。ステ
ップＳＴ１２において送出手段７は、前記ステップＳＴ
１１においてメッセージをすべて指定周波数の組み合わ
せに変換して送出したので、前記ステップＳＴ６〜７に
おいて自動発呼手段５が接続した回線上へ、メッセージ
の終了を表すコードを指定周波数の組み合わせに変換し
て送出する。

【００３８】尚、メッセージの終了を表すコードに関し
ても、利用する通信サービスによって異なるので、予め
ファクシミリ装置に通信サービスごとにメッセージの終
了を表すコードを設定しておき、利用する通信サービス
にあったメッセージの終了を表すコードを指定周波数の
組み合わせに変換して送出する。また、メッセージ送信
用紙にあらかじめメッセージの終了の旨を表すマーク
（例えば＃）を記入しておき、これをＯＣＲ認識するこ
とで、メッセージの終了を表すコードを送出するように
してもよい。このマーク（＃）を記入しておく位置は、
メッセージを記入する最後のマスに記入し、読取時に最
後にあるマーク（＃）があることをＯＣＲ認識すること
で、メッセージの終了を装置が確認することができる。
マーク（＃）までの空欄はメッセージがないものとして
処理する。この構成により装置にメッセージの終了を出
力する構成を省くことができ、構成を簡易にすることが
できる。

【００３９】ステップＳＴ１３において送出手段７は、
前記ステップＳＴ１０〜１２においてメッセージを送っ
たので、前記ステップＳＴ６〜７において自動発呼手段
５が接続した回線を切断する。

【００４０】図５は本実施例に係るファクシミリ装置を
簡単なメッセージを表示できるページャ呼出などの通信
サービスに応用したときのシステム構成図である。

【００４１】図５において、ファクシミリ装置１１は本
実施例に係るファクシミリ装置で用紙に呼び出すページ
ャ１４の呼出番号とメッセージを記入してファクシミリ
装置１１にセットする。ファクシミリ装置１１は用紙に
記入されているページャ１４の呼出番号とメッセージを
ＯＣＲ認識し、表示する。発呼者は、表示されているペ
ージャ１４の呼出番号とメッセージを確認し、間違って
いるようならば修正をする。ファクシミリ装置１１は修
正されたページャ１４の呼出番号で発呼し、ページャ呼
出サービス網１３に接続後、修正されたメッセージをペ
ージャ呼出サービス網１３に対応する所定のコードに変
換し、変換したコードをＤＴＭＦで送出する。プッシュ
ボタン式電話機１２は、従来の発呼者がページャ１４の
呼出番号をプッシュボタンを押して発呼し、ページャ呼
出サービス網１３に接続後、メッセージをプッシュボタ
ンと文字の対応表を見ながらプッシュボタンを押し、Ｄ
ＴＭＦを送出する。ページャ呼出サービス網１３は、フ
ァクシミリ装置１１、または、プッシュボタン式電話機
１２から呼び出すページャ１４の呼出番号で接続され、
ページャ１４に表示するメッセージをＤＴＭＦで受け取
る。メッセージを受け取ったならば、接続されたページ
ャ１４の呼出番号に対応するページャ１４を呼出、ＤＴ
ＭＦで受け取ったメッセージを呼出たページャ１４にメ
ッセージとして送信する。

【００４２】前記のようなページャ呼出の通信サービス
以外にも、前記実施例に係るファクシミリ装置は、ＤＴ
ＭＦで受け付ける通信サービスならば、既存のホストに
変更／追加することなく、発呼者の入力手段を簡単に
し、かつ、ホストへ正確に情報を送ることができる。

【００４３】また、本実施例では用紙に電話番号とメッ
セージを記入するようになっているが、メッセージのみ
を記入するようにしてもよい。このときには、電話番号
を通常に電話をかけるときのようにプッシュボタンによ
り発呼し、ポケットベルを呼出している旨のメッセージ
を発呼者が受話器により確認すると、記入されているメ
ッセージ送信用紙（図７参照）を読み込ませるようにし
てもよい。このとき、あらかじめメッセージ送信用紙を
読み込ませ、表示手段５にメッセージを表示させ、確認
した後にプッシュボタン操作により発呼し、ポケットベ
ルを呼出している旨のメッセージを確認し、所定の操作
を行なうようにしてもよい。

【００４４】

【発明の効果】請求項１記載の発明は装置内で文字を認
識し、これを指定周波数に変換し、送信するようにした
ため、発呼者はプッシュボタンと文字の対応表を見なが
ら入力することなく、ホストへ情報を送ることができ、
またホストに新たに文字認識を備える必要がなくなると
いう効果を奏するものである。

【００４５】また、請求項２記載の発明によれば、本発
明は認識した文字を一旦表示手段に表示し、発呼者が修
正可能な状態にし、この後、指定周波数に変換し、送信
するようにしたため、発呼者が正確に情報を送ることが
できたかその場で確認でき、間違いのない情報送信を行
なうことができるという効果を奏するものである。

【００４６】また、請求項３記載の発明によれば、これ
をページャに用いたため、ページャ送信用のメッセージ
を簡単な操作で送信することができる。

【００４７】また、請求項４記載の発明によれば、発呼
した後所定時間後にメッセージをして周波数に変換し、
送信するようにしたため、自動的にメッセージの送出を
行なうことができる。

【００４８】また、請求項５記載の発明によれば、ペー
ジャに接続した時に送出される音声応答の終了後に指定
周波数に変換し、送信するようにしたため、自動的にメ
ッセージの送出を行なうことができ、無駄な接続を行な
う必要がなくなる。

【００４９】また、請求項６記載の発明によれば、サー
ビス形態に応じて指定周波数に変換するタイミングをか
えるようにしたため、汎用性のある装置を実現すること
ができる。

【００５０】また、請求項７記載の発明によれば、メッ
セージの終了を示す信号を自動的に付けるため、操作者
に煩わしい操作をさせることなく、操作性の向上を図る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明におけるファクシミリ装置の構成を示す
ブロック図

【図２】本発明における表示手段で表示される呼出番号
と文字情報を示す図

【図３】本発明におけるコード変換手段で変換される所
定コードを表す図

【図４】本発明におけるファクシミリ装置の動作を説明
するフローチャート

【図５】本発明におけるファクシミリ装置を使った通信
サービスの応用を示す図

【図６】本発明におけるメッセージ送信用紙の１例を示
す図

【図７】本発明におけるメッセージ送信用紙の他の１例
を示す図

【図８】従来の技術におけるページャ呼出サービスのシ
ステム構成を示す図

【符号の説明】

１読取手段２認識手段３表示手段４修正手段５自動発呼手段６コード変換手段７送出手段１１ファクシミリ装置１２ダイヤルボタン式電話機１３ページャ呼出サービス網１４ページャ２１ダイヤルボタン式電話機２２ファクシミリ装置２３ページャ呼出ホスト２４文字認識装置２５ページャ呼出サービス網２６ページャ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】用紙に記載の電話番号を示す数字、およ
び文字を読み取り、文字情報として認識する認識手段
と、この認識手段で認識された電話番号に対して発呼す
る発呼手段と、この発呼手段により発呼されたあと、前
記文字情報を指定周波数の組合わせに変換して送出する
送出手段とを具備するＯＣＲ認識装置。
【請求項２】用紙に記載の電話番号を示す数字、およ
び文字を読み取り、文字情報として認識する認識手段
と、この認識手段で認識された電話番号、および文字を
表示する表示手段と、この表示手段に表示された電話番
号、および文字情報を修正する修正手段と、前記表示手
段での表示後、認識手段で認識された電話番号に対して
発呼する発呼手段と、この発呼手段により発呼されたあ
と、前記文字情報を指定周波数の組合わせに変換して送
出する送出手段とを具備するＯＣＲ認識装置。
【請求項３】用紙に記載の電話番号、およびページャ
送信用のメッセージを示す文字を読み取り、文字情報と
して認識する認識手段と、この認識手段で認識した電話
番号に対して発呼する発呼手段と、この発呼手段により
発呼されたあと、前記メッセージを指定周波数の組合わ
せに変換して送信する送信手段とを具備するファクシミ
リ装置。
【請求項４】用紙に記載の電話番号、およびページャ
送信用のメッセージを示す文字を読み取り、文字情報と
して認識する認識手段と、この認識手段で認識した電話
番号に対して発呼する発呼手段と、この発呼手段により
発呼されたあと、所定時間後に前記メッセージを指定周
波数の組合わせに変換して送信する送信手段とを具備す
るファクシミリ装置。
【請求項５】回線からの音声応答の終了に応じて前記
メッセージを指定周波数の組合わせに変換して送信する
ことを特徴とする請求項４記載のファクシミリ装置。
【請求項６】用紙に記載の電話番号、およびページャ
送信用のメッセージを示す文字を読み取り、文字情報と
して認識する認識手段と、この認識手段で認識した電話
番号に対して発呼する発呼手段と、この発呼手段により
発呼されたあと、接続したサービス形態に応じて、所定
時間後に送信するか、直ちに送信するかを決定し、前記
メッセージを指定周波数の組合わせに変換して送信する
送信手段とを具備するファクシミリ装置。
【請求項７】前記メッセージの終了を示す信号を自動
的に付加することを特徴とする請求項４乃至６記載のフ
ァクシミリ装置。