JPH09119246A - 車両用防盗装置 - Google Patents

車両用防盗装置

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JPH09119246A
JPH09119246A JP27569295A JP27569295A JPH09119246A JP H09119246 A JPH09119246 A JP H09119246A JP 27569295 A JP27569295 A JP 27569295A JP 27569295 A JP27569295 A JP 27569295A JP H09119246 A JPH09119246 A JP H09119246A
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JP
Japan
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key
engine
unit
master key
collation
Prior art date
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JP27569295A
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English (en)
Inventor
Yoichi Iijima
洋一 飯島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 特定の条件下でのみローリングコードのイニ
シャライズを可能とする。 【解決手段】 キーのIDと予め登録されたIDとを照
合する照合手段3と、照合結果に基づいて推進機関の作
動許可または作動禁止を決定する制御手段5とを備え、
制御手段5は、停止操作が行なわれるたびに異なるコー
ドを設定して照合手段3に記憶させ、始動操作が行なわ
れて照合手段3でID一致の照合結果が出されると、停
止操作時に送信したコードと照合し、両者が一致する場
合のみ推進機関の作動許可を決定する車両用防盗装置
に、消去不能なIDを有するマスターキーと、イニシャ
ライズ処理を開始させる操作部材6と、照合手段3によ
りキーシリンダーに差込まれたマスターキーのID一致
の照合結果が出された場合にのみ、イニシャライズ処理
を実行する処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の盗難を防止す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のイグニッションキーのヘッド部に
埋め込まれたトランスポンダーに固有のIDを記憶し、
エンジンの始動のたびにキーのIDを読み込んで車両に
登録されているIDと照合し、未登録のキーによりエン
ジンが始動された場合には、エンジンの停止指令を出し
て車両の走行を阻止する車両用防盗装置が知られている
(例えば、特開昭64−56253号公報参照)。この
種の車両用防盗装置は、キーからIDを受信するアンテ
ナユニットと、アンテナユニットで受信したIDを登録
IDと照合するイモビライザーユニットと、ID照合結
果によりエンジンの作動または停止を制御するエンジン
コントロールユニットとを備えている。
【0003】イモビライザーユニットとエンジンコント
ロールユニットとの間では、ローリングコードと呼ばれ
る予め設定したコードの送受信を行ない、イモビライザ
ーユニットまたはエンジンコントロールユニットを交換
して不正な方法でエンジンを作動させる手口の盗難を防
止している。この方法は、エンジンの停止操作が行なわ
れるたびに、エンジンコントロールユニットからイモビ
ライザーユニットへローリングコードを送ってイモビラ
イザーユニットに記憶させる。エンジンコントロールユ
ニットは、エンジンの始動操作が行なわれてイモビライ
ザーユニットからID一致の照合結果を受信すると、イ
モビライザーユニットが記憶しているローリングコード
を転送させ、先に送信したローリングコードと照合す
る。そして、キーのIDが登録IDと一致し、且つ、イ
モビライザーユニットから送られたローリングコードが
送信コードと一致した場合のみ、エンジンの作動を許可
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、イモビライ
ザーユニットまたはエンジンコントロールユニットに故
障が発生してユニットを交換する場合には、両ユニット
のローリングコードが一致しないのでエンジンの作動が
許可されないことになり、両ユニットのローリングコー
ドを同一にするイニシャライズ処理が必要となる。この
イニシャライズ処理には、専用のイニシャライズ装置を
両ユニットに接続して強制的に同一のローリングコード
を設定することが考えられるが、イニシャライズ装置の
みによりローリングコードのイニシャライズを行なうよ
うにすると、イニシャライズ装置を保有する者は誰でも
イニシャライズ可能となって好ましくない。
【0005】本発明の目的は、特定の条件下でのみロー
リングコードのイニシャライズを可能とし、防盗性能を
向上させた車両用防盗装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、車両の推進機関の始動に用いら
れたキーのIDと予め登録されたIDとを照合する照合
手段と、前記照合手段による照合結果に基づいて前記推
進機関の作動許可または作動禁止を決定する制御手段と
を備え、前記制御手段は、前記推進機関の停止操作が行
なわれるたびに異なるコードを設定して前記照合手段に
記憶させ、前記推進機関の始動操作が行なわれて前記照
合手段でID一致の照合結果が出されると、前記照合手
段に記憶されている前記コードを受信して前記推進機関
の停止操作時に送信したコードと照合し、両者が一致す
る場合のみ前記推進機関の作動許可を決定する車両用防
盗装置であって、消去不能なIDを有するマスターキー
と、前記制御手段に設定されているコードと前記照合手
段に記憶されているコードとを同一にするイニシャライ
ズ処理を開始させる操作部材と、前記照合手段によりキ
ーシリンダーに差込まれた前記マスターキーのID一致
の照合結果が出され、且つ、前記操作部材により前記イ
ニシャライズ処理の開始操作がなされた場合にのみ、前
記イニシャライズ処理を実行する処理手段とを備える。
キーシリンダーに差込まれたマスターキーに対してID
一致の照合結果が出され、且つ、操作部材によりイニシ
ャライズ処理の開始操作がなされた場合のみ、制御手段
に設定されているコードと照合手段に記憶されているコ
ードとを同一にするイニシャライズ処理を開始する。請
求項2の車両用防盗装置は、前記イニシャライズ処理
に、前記マスターキー以外の一般キーのIDを前記照合
手段に登録する処理を含むようにしたものである。請求
項3の車両用防盗装置は、前記照合手段によって、前記
イニシャライズ処理の終了後に改めて前記マスターキー
のID照合を行い、ID一致の照合結果が得られない場
合には前記一般キーの登録IDを消去するようにしたも
のである。請求項4の車両用防盗装置は、前記照合手段
によって、前記マスターキーのID照合を行うたびに前
記一般キーの登録IDを消去するようにしたものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は一実施形態の構成を示す機
能ブロック図、図2はキーの外観を示す図である。一実
施形態の車両用防盗装置は、トランスポンダー1、アン
テナユニット2、イモビライザーユニット3、エンジン
コントロールユニット5および自己診断テスタ6を備え
ている。なお、自己診断テスタ6はコネクタ61により
エンジンコントロールユニット5に着脱可能である。
【0008】トランスポンダー1は、キー4のヘッド部
4aに埋め込まれており、キーごとに固有のIDが予め
記憶されるEEPROMなどの不揮発性メモリ11と、
アンテナユニット2との通信を制御する制御回路12
と、アンテナ13を介してアンテナユニット2と通信を
行うインタフェース14とを備えている。インタフェー
ス14はコンデンサーを有しており、アンテナユニット
2から送信される所定の周波数のパルス信号電波を受信
して整流し、コンデンサーへ蓄電してID送信時の送信
電力として利用する。制御回路12は、アンテナユニッ
ト2から所定の周波数のパルス信号電波を受信した時
に、その送信電力を用いてメモリ11からIDを読み出
し、インタフェース14を介して車両のアンテナユニッ
ト2へ送信する。
【0009】アンテナユニット2は車両の不図示のイグ
ニッションキーシリンダー内に設置され、アンテナ21
と、トランスポンダー1へ送信するための所定の周波数
のパルス信号を発生する発振器22と、トランスポンダ
ー1から受信した信号を増幅する増幅器23と、受信信
号をIDに復調する復調器24と、送信時に発振器22
をアンテナ21へ接続し、受信時に増幅器23をアンテ
ナ21へ接続するスイッチ25と、イモビライザーユニ
ット3からの指令にしたがってトランスポンダー1との
通信を制御する制御回路26と、イモビライザーユニッ
ト3と通信を行うインタフェース27とを備えている。
制御回路26は、イモビライザーユニット3からインタ
フェース27を介して電力送信指令を受信すると、スイ
ッチ25をT側に切り換え、発振器22から発っせられ
た所定の周波数のパルス信号を所定時間、アンテナ21
を介してトランスポンダー1へ送信する。この送信時間
は、トランスポンダー1のインタフェース14に送信電
力が蓄電される十分な時間とする。送信終了後、直ちに
スイッチ25をR側に切り換えてトランスポンダー1か
ら送信される信号電波を受信し、増幅器23により増幅
して復調器24によりIDに復調する。
【0010】イモビライザーユニット3は、マイクロコ
ンピューター34とメモリ31やインタフェース32、
33などの周辺部品から構成される。イモビライザーユ
ニット3は、エンジンコントロールユニット5からのI
D照合要求に応答して、インタフェース33を介してア
ンテナユニット2と通信を行ない、アンテナユニット2
を介してキー4のIDを読み込み、不揮発性メモリ31
に予め登録されているIDと照合する。イモビライザー
ユニット3はまた、インタフェース32を介してエンジ
ンコントロールユニット5と通信を行ない、エンジンコ
ントロールユニット5へIDの照合結果を送信する。
【0011】エンジンコントロールユニット5は、マイ
クロコンピューター52と、インタフェース51やメモ
リ53などの周辺部品を備えており、点火装置7と燃料
供給装置8を制御してエンジンの始動、停止、速度調節
などを行うとともに、イモビライザーユニット3とイン
タフェース51を介して通信を行い、IDの照合を要求
し、その照合結果を受信する。イモビライザーユニット
3からID不一致信号を受信した時は、点火装置7と燃
料供給装置8の作動を停止してエンジンを停止する。エ
ンジンコントロールユニット5にはまた、キー4がエン
ジンの始動位置STに設定されると閉路するスイッチ9
1と、キー4がエンジンの作動位置ONまたは始動位置
STに設定されると閉路するスイッチ92とが接続され
る。自己診断テスタ6は、コネクタ61によりエンジン
コントロールユニット5に着脱可能であり、イモビライ
ザーユニット3またはエンジンコントロールユニット5
の交換時にイニシャライズ操作を行なうために用いられ
る。
【0012】キー4には、車両ごとに1個のマスターキ
ー4mと数個の一般キー4aとがある。マスターキー4
mは通常の車両の運行には使用されず、上述したイニシ
ャライズ処理を行なう場合に使用する。このマスターキ
ー4mには、消去不能なマスターIDと使用者が任意に
設定できるユーザーIDとの複合IDがメモリ11に記
憶されている。一般キー4aは通常の車両の運行に使用
されるキーであり、車両固有のIDがメモリ11に記憶
されている。
【0013】イモビライザーユニット3とエンジンコン
トロールユニット5との間のID照合に関する通信は、
次の手順で行なわれる。 (1) ID照合要求 エンジンコントロールユニット5は、スイッチ91によ
ってキー4によるエンジンの始動操作がなされたことを
検出すると、点火装置7、燃料供給装置8、および不図
示のスターターモータを起動してエンジンを始動すると
ともに、イモビライザーユニット3へID照合要求信号
を送信する。 (2) ID照合 イモビライザーユニット3は、エンジンコントロールユ
ニット5からID照合要求信号を受信したら、アンテナ
ユニット2によってキー4のトランスポンダー1からI
Dを読み出し、登録IDと照合する。そして、照合結果
のID一致信号またはID不一致信号をエンジンコント
ロールユニット5へ送信する。
【0014】(3) ID照合結果による処理 イモビライザーユニット3からID不一致信号を受信し
たエンジンコントロールユニット5は、直ちに点火装置
7および燃料供給装置8を停止してエンジンを停止させ
る。一方、ID一致信号を受信した時は、直ちにエンジ
ンの作動許可処理を行なわず、次の手順でイモビライザ
ーユニット3自体が正規のものであるかどうかを確認す
る。 (4) ローリングコード送信要求 イモビライザーユニット3からID一致信号を受信した
エンジンコントロールユニット5は、イモビライザーユ
ニット3へローリングコードの送信を要求する。このロ
ーリングコードは、前回のエンジン停止時にエンジンコ
ントロールユニット5で設定され、イモビライザーユニ
ット3へ送られてメモリ31に記憶されたものである。
ローリングコードにはエンジン停止ごとに異なるコード
が設定される。
【0015】(5) ローリングコード送信 エンジンコントロールユニット5からローリングコード
の送信要求を受信したイモビライザーユニット3は、前
回のエンジン停止時にエンジンコントロールユニット5
から受信してメモリ31に記憶しているローリングコー
ドをエンジンコントロールユニット5へ送信する。 (6) ローリングコード受信 イモビライザーユニット3からローリングコードを受信
したエンジンコントロールユニット5は、このローリン
グコードを前回のエンジン停止時にイモビライザーユニ
ット3へ送ったローリングコードと照合し、両者が一致
していればイモビライザーユニット3自体が正規のもの
であると判断し、ここで初めてエンジンの作動許可処理
を行なう。しかし、ローリングコードが一致しない時
は、イモビライザーユニット3またはエンジンコントロ
ールユニット5が盗難手口により交換されたものと判断
して、直ちに点火装置7および燃料供給装置8を停止し
てエンジンを停止するとともに、不図示のスターターに
よるエンジンの始動禁止処理を行なう。
【0016】なお、エンジンの作動許可処理とは、作動
中のエンジンに対してそのまま継続して作動することを
許可する処理であり、停止中のエンジンに対してその始
動を許可する処理ではない。また、ID不一致信号は、
作動中のエンジンを停止させるための信号であるが、エ
ンジンが停止中の場合はその始動を禁止するものではな
い。さらに、エンジンの始動許可とは停止中のエンジン
の始動を許可することであり、エンジンの始動禁止とは
停止中のエンジンの始動を禁止することである。これら
の始動許可および始動禁止は、すでに作動中のエンジン
に対しては無効である。
【0017】次に、一実施形態のイニシャライズ処理を
説明する。この実施形態のイニシャライズ処理には、イ
モビライザーユニット3とエンジンコントロールユニッ
ト5との間のローリングコードを同一コードにする処理
と、イモビライザーユニット3のメモリ31に登録され
ている一般キー4aのIDの消去と再登録の処理が含ま
れる。イニシャライズ処理に先だって、マスターキー4
mがキーシリンダーに差し込まれ、自己診断テスタ6が
エンジンコントロールユニット5に接続されているもの
とする。イニシャライズ処理は、イモビライザーユニッ
ト3が新品の場合と、そうでない場合とで手順が異な
る。
【0018】−イモビライザーユニット3が新品でない
場合− (1) マスターキー4mがキーシリンダーに差し込ま
れてON位置に設定されると、イモビライザーユニット
3によりマスターキー4mのIDと登録IDとを照合
し、両者が一致したらメモリ31に記憶されている一般
キー4aの登録IDを消去する。なお、一般キー4aの
登録IDを消去してもマスターキー4mのIDは消去さ
れない。 (2) 自己診断テスタ6によりイニシャライズ処理の
開始操作が行なわれると、イニシャライズコマンドが自
己診断テスタ6からエンジンコントロールユニット5を
介してイモビライザーユニット3へ送られる。 (3) イモビライザーユニット3は、キーシリンダー
に差し込まれたマスターキー4mのIDが登録IDと一
致し、且つ、自己診断テスタ6からのイニシャライズコ
マンドを受信した場合のみ、イニシャライズ処理を開始
する。すなわち、イモビライザーユニット3とエンジン
コントロールユニット5との間のローリングコードを同
一にするとともに、一般キー4aのIDをイモビライザ
ーユニット3のメモリ31に再登録する。一般キー4a
のIDの再登録は、一般キー4aをキーシリンダーに差
し込んだ状態でIDを読み込み、メモリ31に記憶す
る。 (4) イモビライザーユニット3は、イニシャライズ
処理を実行した後、マスターキー4mの照合待機モード
に入る。一般キー4aのID再登録処理を行なった時
に、マスターキー4mがキーシリンダーから外されてい
るので、「マスターキーをキーシリンダーに差し込んで
ください」という作業指示を自己診断テスタ6に表示す
る。 (5) イモビライザーユニット3は、マスターキー4
mがキーシリンダーに差し込まれたら登録IDと照合
し、一致の照合結果が得られたらエンジンコントロール
ユニット5を介して自己診断テスタ6にイニシャライズ
終了コマンドを送信する。なお、ID不一致の場合は再
登録した一般キー4aのIDを消去してイニシャライズ
処理を終了する。
【0019】−イモビライザーユニット3が新品の場合
− (1) マスターキー4mがキーシリンダーに差し込ま
れてON位置に設定されると、イモビライザーユニット
3によりマスターキー4mのID照合を開始する。新品
のイモビライザーユニット3のソフトウエアには”NE
W”フラグがセットされており、このフラグのセット状
態を検出したらイモビライザーユニット3は待機状態と
なる。このNEWフラグは、いったんイニシャライズ処
理が実行されるとリセットされ、以後再セットが不能に
なる。 (2) 自己診断テスタ6によりイニシャライズ処理の
開始操作が行なわれると、イニシャライズコマンドが自
己診断テスタ6からエンジンコントロールユニット5を
介してイモビライザーユニット3へ送られる。 (3) 待機状態にあるイモビライザーユニット3は、
自己診断テスタ6からイニシャライズコマンドを受信す
るとユーザーIDの入力を要求する。すなわち、「マス
ターキーのユーザーIDを入力してください」という作
業指示を自己診断テスタ6に表示する。 (4) 自己診断テスタ6によりユーザーIDが入力さ
れると、イモビライザーユニット3は、マスターIDと
ユーザーIDとの複合IDをマスターキー4mとメモリ
31に記憶するとともに、上述したイニシャライズ処理
を行なう。すなわち、イモビライザーユニット3とエン
ジンコントロールユニット5との間のローリングコード
を同一にするとともに、一般キー4aのIDをイモビラ
イザーユニット3のメモリ31に再登録する。 (5) イモビライザーユニット3は、イニシャライズ
処理を実行した後、マスターキー4mの照合待機モード
に入る。一般キー4aのID再登録処理を行なった時
に、マスターキー4mがキーシリンダーから外されてい
るので、「マスターキーをキーシリンダーに差し込んで
ください」という作業指示を自己診断テスタ6に表示す
る。 (6) イモビライザーユニット3は、マスターキー4
mがキーシリンダーに差し込まれたら登録IDと照合
し、一致の照合結果が得られたらエンジンコントロール
ユニット5を介して自己診断テスタ6にイニシャライズ
終了コマンドを送信する。なお、ID不一致の場合は再
登録した一般キー4aのIDを消去してイニシャライズ
処理を終了する。
【0020】図3、図4は一実施形態の動作を示すフロ
ーチャートである。これらのフローチャートにより、一
実施形態のID照合処理、エンジン停止処理およびイニ
シャライズ処理を説明する。キー4がキーシリンダーに
差し込まれてスイッチ91が閉路すると(S1)、”N
EW”フラグによりイモビライザーユニット3が新品か
どうかを確認する(S2)。新品の場合にはイニシャラ
イズコマンドを受信したかどうかを確認し(S3)、イ
ニシャライズコマンドを受信したら自己診断テスタ6に
より入力されたユーザーIDを読み込む(S4)。そし
て、マスターキー4mとイモビライザーユニット3のメ
モリ31にマスターIDとユーザーIDの複合IDを記
憶する(S5)とともに、イニシャライズ処理を開始す
る(S17)。イニシャライズ処理が終了したら(S1
8)、マスターキー4mのID照合を行ない(S1
9)、一致の照合結果が得られたら処理を終了する。一
方、一致の照合結果が得られなかった場合には一般キー
4aの登録IDを消去する(S20)。
【0021】イモビライザーユニット3が新品でない場
合には、キーシリンダーに差し込まれたキー4のID照
合を行なう(S11)。マスターキー4mが差し込まれ
ている場合にはID一致の照合結果が得られたかどうか
を確認し(S13)、ID一致の照合結果が得られたら
メモリ31に記憶されている一般キー4aのIDを消去
する(S14)。一方、ID不一致の照合結果が得られ
た場合には処理を終了する。次に、イニシャライズコマ
ンドを受信したかどうかを確認し(S15)、イニシャ
ライズコマンドを受信したらイニシャライズ処理を開始
する(S17)。そして、イニシャライズ処理が終了し
たら(S18)、マスターキー4mのID照合を行ない
(S19)、一致の照合結果が得られたら処理を終了
し、一致の照合結果が得られなかった場合には一般キー
4aの登録IDを消去する(S20)。なお、所定時間
待ってもイニシャライズコマンドを受信しなかった場合
には処理を終了する(S15→S16)。
【0022】一般キー4aがキーシリンダーに差し込ま
れ、ID一致の照合結果が得られた場合には(S12→
S31)、ローリングコードの照合を行なう(S3
2)。イモビライザーユニット3とエンジンコントロー
ラユニット5のローリングコードが一致したらエンジン
の作動を許可し(S34)、一致しなければエンジンを
停止する(S33)。なお、一般キー4aのID照合結
果が不一致の場合にもエンジンを停止する(S31→S
33)。
【0023】以上の一実施形態の構成において、イモビ
ライザーユニット3が照合手段を、エンジンコントロー
ルユニット5が制御手段を、自己診断テスタ6が操作部
材を、イモビライザーユニット3およびエンジンコント
ロールユニット5が処理手段をそれぞれ構成する。な
お、上述した実施形態ではエンジンを推進機関とする車
両を例に上げて説明したが、本発明は、エンジンを推進
機関とする車両に限定されず、例えばモータを推進機関
とする電気自動車など、あらゆる種類の推進機関を備え
た車両に応用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キ
ーシリンダーに差込まれたマスターキーに対してID一
致の照合結果が出され、且つ、操作部材によりイニシャ
ライズ処理の開始操作がなされた場合のみ、制御手段に
設定されているコードと照合手段に記憶されているコー
ドとを同一にするイニシャライズ処理を開始するように
したので、マスターキーと操作部材の両方を所有する者
だけにイニシャライズ処理が許可され、防盗性能を向上
させることができる。なお、イニシャライズ処理の終了
後に改めてマスターキーのID照合を行い、ID一致の
照合結果が得られない場合には一般キーの登録IDを消
去するようにすれば、さらに防盗性能を向上させること
ができる。また、マスターキーのID照合を行うたびに
マスターキー以外の一般キーの登録IDを消去するよう
にすれば、紛失した一般キーによる車両の盗難を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】キーの外観を示す図。
【図3】一実施形態の動作を示すフローチャート。
【図4】図3に続く、一実施形態の動作を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 トランスポンダー 2 アンテナユニット 3 イモビライザーユニット 4 キー 5 エンジンコントロールユニット 6 自己診断テスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09C 1/00 640 7259−5J G09C 1/00 640E 7259−5J 640A H04L 9/32 H04L 9/00 673A 9/38 691

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の推進機関の始動に用いられたキー
    のIDと予め登録されたIDとを照合する照合手段と、 前記照合手段による照合結果に基づいて前記推進機関の
    作動許可または作動禁止を決定する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記推進機関の停止操作が行なわれる
    たびに異なるコードを設定して前記照合手段に記憶さ
    せ、前記推進機関の始動操作が行なわれて前記照合手段
    でID一致の照合結果が出されると、前記照合手段に記
    憶されている前記コードを受信して前記推進機関の停止
    操作時に送信したコードと照合し、両者が一致する場合
    のみ前記推進機関の作動許可を決定する車両用防盗装置
    であって、 消去不能なIDを有するマスターキーと、 前記制御手段に設定されているコードと前記照合手段に
    記憶されているコードとを同一にするイニシャライズ処
    理を開始させる操作部材と、 前記照合手段によりキーシリンダーに差込まれた前記マ
    スターキーのID一致の照合結果が出され、且つ、前記
    操作部材により前記イニシャライズ処理の開始操作がな
    された場合にのみ、前記イニシャライズ処理を実行する
    処理手段とを備えることを特徴とする車両用防盗装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用防盗装置におい
    て、 前記イニシャライズ処理には、前記マスターキー以外の
    一般キーのIDを前記照合手段に登録する処理が含まれ
    ることを特徴とする車両用防盗装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両用防盗装置におい
    て、 前記照合手段は、前記イニシャライズ処理の終了後に改
    めて前記マスターキーのID照合を行い、ID一致の照
    合結果が得られない場合には前記一般キーの登録IDを
    消去することを特徴とする車両用防盗装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のいずれかの項に記載
    の車両用防盗装置において、 前記照合手段は、前記マスターキーのID照合を行うた
    びに前記一般キーの登録IDを消去することを特徴とす
    る車両用防盗装置。
JP27569295A 1995-10-24 1995-10-24 車両用防盗装置 Pending JPH09119246A (ja)

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JP27569295A JPH09119246A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 車両用防盗装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8207817B2 (en) 2005-06-14 2012-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electronic key system

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