JPH09111629A - 不織布およびその製造法 - Google Patents

不織布およびその製造法

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JPH09111629A
JPH09111629A JP27104495A JP27104495A JPH09111629A JP H09111629 A JPH09111629 A JP H09111629A JP 27104495 A JP27104495 A JP 27104495A JP 27104495 A JP27104495 A JP 27104495A JP H09111629 A JPH09111629 A JP H09111629A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法安定性および接着性にすぐれた不織布お
よびその製造法を提供する。 【解決手段】 結晶化速度の異なる2つの成分からなる
ポリマーの混合物からなり、結晶化速度の速い第1成分
と結晶化速度の遅い第2成分とを、混合質量比90〜4
0:10〜60で混合した混合ポリマーよりなる不織布
およびその製造法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温での寸法安定
性が良くかつ熱融着性がよい不織布、及びかかる不織布
を効率的に生産する製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、結晶化速度の遅いポリマーは、
紡糸,延伸処理により不織布を製造する際に配向結晶化
させるのが難しく、また、高温での寸法安定性を確保す
るために単孔吐出量を大きくすることが難しく、生産性
に問題があることが知られている。他方、結晶化速度の
速すぎるポリマーは、寸法安定性については問題が少な
いが、逆に結晶化が進みすぎるために熱融着性が損なわ
れやすく、融点近傍までポリマーを加熱する必要があ
り、融点が高いポリマーやポリマー樹脂自身の硬度が高
い場合にはカレンダー加工などの融着加工性が良くない
という問題があった。
【0003】ポリエチレンテレフタレート(以下「PE
T」という。)やポリブチレンテレフタレート(以下
「PBT」という。)などよりなるポリエステル系繊維
の不織布は、その優れた耐熱性や強度特性などにより様
々な分野に利用されている。しかしながら、PETの場
合には、結晶化速度が遅いために、紡糸時に単孔あたり
の吐出量を大きくすると配向結晶化が不十分となり乾熱
収縮率が高くなって寸法安定性に問題があった。特に、
極細繊維不織布を得るための手段であるメルトブロー法
では、繊維を細くするために高温でポリマーを低粘度の
状態にして紡糸する事が必要でありそのため配向結晶化
が進みにくく、110℃以上の高温での寸法安定性を得
ることが難しく、緊張下熱処理やアセトン浸漬による結
晶化後処理により寸法安定化処理することが必要であっ
た。他方、PBTの場合には、結晶化速度が速いため高
温での寸法安定性については問題がほとんどなく、メル
トブロー法などの紡糸方法にも適しているが、逆に結晶
化が進みすぎるためカレンダー加工などによる熱融着処
理を行っても、繊維が溶融しにくいために接着性があま
り良くないという問題があった。
【0004】特に、PET素材の不織布とPBT素材の
不織布ではその接着が難しく、十分接着させるにはかな
り高温まで不織布を加熱する必要があり、加工時におい
て収縮によりシワが発生するなどの問題があった。ま
た、充分な接着強度を得るには接着加工温度を高くせざ
るをえず、一部が溶融し透明フィルム化するという問題
があった。
【0005】これらの問題点を解決するための手段とし
て、特開昭59−223312や特開平6−11648
4などに開示されているように2種類以上のポリマーを
ブレンドすることが考えられる。しかしながら、特開昭
59−223312で開示されているバインダー繊維の
製造法においては、予備収縮処理が必要であるため工程
が複雑であり、通常の不織布製造工程には適用は好まし
くなかった。また、該繊維は接着が目的であり単体の構
造体としての不織布そのものとは異なった特性を目標と
していた。さらに、該特許で適用されるPBTの質量分
率が20〜50%の間の範囲では接着性は改善されるも
のの、単孔吐出量を大きくすると高温での寸法安定性に
著しい問題を生じるという問題があった。また、PBT
質量分率が50〜60%の間の範囲では通常の紡糸条件
下において、糸切れが発生し易く操業性に問題を生じ
た。
【0006】また、特開平6−116484に開示され
ている方法では、ランダム共重合ポリエステルを用いる
ためか強度の低下の問題やオリゴマーのオリフィス部付
着や糸切れなどにより操業性が低下するという問題点を
生じた。従って、ランダム共重合ポリエステルを用いた
系では、安定して紡糸を実施するためには該特許の実施
例にあるように2成分系の複合紡糸をすることが必要で
あった。
【0007】また、特開平4−2850ではPBTを材
質とする繊維ウェブが開示されており、熱的な寸法安定
性のよいメルトブローンウェブも開示されているが、本
発明が課題とする生産性や熱融着性(例えばカレンダー
加工性,他の不織布との接着性など)に問題があった。
【0008】その他、最近ポリプロピレンテレフタレー
ト(以下「PPT」という。)についても、平均繊維径
が10〜40μmのスパンボンド不織布や平均繊維径が
0.5〜10μmのメルトブローン不織布が、PBTと
ほぼ同等の紡糸条件で得られるようになってきた。しか
るに、伸度特性は優れるが、強度特性が不十分であると
いう問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、寸法安定
性、接着性のよい不織布、特に好ましくは耐熱性や強伸
度特性に優れたポリエステル系繊維の不織布および該不
織布を生産性よく製造する方法を提供することを課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために次の手段をとる。すなわち第1番目の発明
は、下記の式で定義される過冷却度0.15の状態にお
ける結晶化速度が50(1/秒)以上のポリマーよりな
る第1成分と、該結晶化速度が2(1/秒)以下のポリ
マーよりなる第2成分とが、混合質量比90〜40:1
0〜60で混合されたポリマーからなる不織布であっ
て、該不織布を構成する繊維の平均繊維径が0.5〜2
0μmの範囲にあり、該不織布は充填率が0.05〜
0.3の範囲にあり、該第1成分ポリマーの融点とガラ
ス転移温度の平均値に相当する温度での乾熱収縮率が1
0%以下であることを特徴とする不織布である。 過冷却度=(平衡融点−結晶化温度)/平衡融点
【0011】また、第2番目の発明は、第1番目の発明
において、第1成分がポリブチレンテレフタレート、第
2成分がポリエチレンテレフタレートもしくはポリプロ
ピレンテレフタレートのいずれかまたはそれらの混合物
である不織布である。
【0012】さらにまた、第3番目の発明は、第1番目
又は第2番目の不織布と、結晶化速度が2(1/秒)以
下のポリマーを主成分とする繊維からなる不織布とが接
着されてなり、接着強度が250g/2cm以上である
積層不織布である。
【0013】また、第4番目の発明は、第3番目の発明
において、第1番目の発明の不織布の第1成分ポリマー
の融点とガラス転移温度の平均値に相当する温度での乾
熱収縮率が10%以下である積層不織布である。
【0014】さらに、第5番目の発明は、第1番目の発
明から第4番目までの発明において、カレンダー加工に
より充填率が0.2〜0.9の間にあるよう調整され不
織布である。
【0015】また、第6番目の発明は、極限粘度が0.
4〜1.2のポリブチレンテレフタレートよりなる第1
成分と、極限粘度が0.4〜0.7の間にあるポリエチ
レンテレフタレートもしくは極限粘度が0.4〜1.0
のポリプロピレンテレフタレートまたはこれらの混合物
のいずれかよりなる第2成分を、混合質量比90〜4
0:10〜60で混合して、押出機スクリューにより温
度を230〜285℃、回転速度5〜30RPMで0.
5〜10分混合してから押し出した混合物を、230〜
275℃の温度域で単孔あたり0.1g/分〜3g/分
で押し出し、ついで細化させる事を特徴とする不織布の
製造法である。
【0016】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
不織布はスパンボンド法またはメルトブロー法により製
造される長繊維不織布である事が望ましいが、短繊維よ
り構成された不織布でもよい。本発明の不織布を構成す
るポリマーは、過冷却度が0.15の状態における結晶
化速度dQHv/dtが50(1/秒)以上のポリマーよ
りなる第1成分と、結晶化速度が2(1/秒)以下のポ
リマーよりなる第2成分とが混合された混合ポリマーか
らなる。これは、結晶化速度の高いポリマーの持つ優れ
た熱的な寸法安定性と、結晶化速度の低いポリマーの持
つ優れたヒートシール性や相互接着性との両立を目的と
している。結晶化速度が2を超え50未満のポリマーの
みを用いることは、寸法安定性と接着性のバランスの良
い不織布を安定して効率的に生産する点から好ましくな
い。
【0017】ここで、結晶化速度はポリマー分子種や分
子量などに依存するため、規格化して相対比較できるよ
うに(平衡融点−結晶化温度)/平衡融点で定義される
過冷却度が1.5の状態で測定する。前記平衡融点は、
ホフマン−ウイークスプロットにより得られる外挿値で
あり、各等温結晶化温度(Tc)で結晶化させたサンプ
ルの融点(Tm)をDSC(示差走査熱量計)で測定
し、TcとTmの関係をグラフにプロットしてそれらの
点の回帰直線と、Tm=Tcの直線との交点を平衡融点
とした。なお、結晶化温度は、等温結晶化を行なうホッ
トプレート温度を意味する。
【0018】また、結晶化速度dQHV/dtは、ポリマ
ーをホットプレート上で等温結晶化する際に、図1の様
な小角散乱測定装置によりヘリウム−ネオンレーザー
(波長6328オングストローム)をサンプルに照射し
た際の散乱光の強度IHV(q)と散乱角θの時間依存性
を測定し、散乱光の強度IHV(q)を用い、下式により
積分したQHVの時間に対する依存性を調べてそのグラフ
の傾きよりdQHV/dtを求めた。 なお、λは波長(オングストローム)であって、qは変
換パラメーターである。図1において、1はHe−Ne
レーザー、2はピンホール、3はサンプル、4はアナラ
イザー、5はフォトダイオード受光ユニット、6は変換
・調整器、7は処理装置、8は画面である。
【0019】本発明に適用されるポリマーは、耐熱性や
強伸度特性などの優れた特性からポリエステルである事
が好ましい。特に好ましいポリマー成分としては、PB
Tよりなる第1成分とPETもしくはPPTまたはそれ
らの混合物のいずれかよりなる第2成分との混合ポリマ
ーにより構成されるポリマーである。ここでPBTと
は、テレフタル酸を主たる酸成分とし、テトラメチレン
グリコールを主たるグリコール成分とするポリエステル
であってテトラメチレンテレフタレート単位を主たる繰
り返し単位とするものである。また、PPTとは、テレ
フタル酸を主たる酸成分とし、トリメチレングリコール
を主たるグリコール成分とするポリエステルであってト
リメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位と
するものである。また、PETとは、テレフタル酸を主
たる酸成分とし、ジメチレングリコールを主たるグリコ
ール成分とするポリエステルであってジメチレンテレフ
タレート単位を主たる繰り返し単位とするものである。
発明者らの測定によると、過冷却度が0.15の状態に
おける結晶化速度dQHv/dtは、PET、PPT,P
BTでそれぞれ0.4,1.6,75であった。
【0020】これらの混合されるポリマーの粘度は同一
温度,同一剪断速度下での溶融粘度差が、高い方の粘度
の値の50%以下であることが好ましい。本発明者の検
討の範囲では、好ましくはPETの粘度よりもPBTの
粘度の方がやや高い方が不織布の寸法安定性がよい傾向
があったがその理由は明らかではない。
【0021】第1成分と第2成分の混合質量比は90〜
40:10〜60の間にある事が必要である。好ましく
は第1成分と第2成分の混合比は80〜60:20〜4
0の間にあればのぞましく、さらに好ましくは該混合比
が80〜65:20〜35の間にあることである。第1
成分の混合率が90%より大きくなるとバルクの特性が
PBT単独の状態に近くなり、接着性の改善の程度が好
ましくない。他方、混合率が40%より小さくなるとブ
レンドを実施しない状態に近くなり、結晶化速度が小さ
くなり過ぎるためか熱的な寸法安定性が低下して好まし
くない。第1成分の混合率が50%より小さくなったあ
たりから紡糸中の糸切れが増え始める傾向があったが、
押出機での混合・混練り条件を厳密に規定する事により
ある程度紡糸が可能となった。しかしながら第1成分の
混合率が40%未満になると糸切れのために紡糸が困難
となり、操業性に問題を生じた。
【0022】平均繊維径は0.5〜20μmの間にある
事が好ましい。繊維径が0.5μmより小さくなると不
織布としての強度が低下して好ましくない。平均繊維径
が20μmより大きくなると、風合いがかたくなったり
操業性が低下するなどの問題が生じてあまり好ましくな
い。特に、フィルターとして用いる際には15μm以下
が好ましく、更に好ましくは6μm以下である。また、
繊維径の変動係数CV%は50%以下であることがシー
トの均一性の観点から好ましく、さらに好ましくは30
%以下である。
【0023】本発明の不織布の充填率は、後加工を施さ
ない状態で使用する際には、0.05から0.3の間に
あることが好ましい。充填率が0.05未満になると、
繊維の交絡点数が少なくなるためか、シートの強度が大
幅に低下するという問題が生じる。充填率が0.3を超
えた不織布を後加工なしで得る様な条件で紡糸を実施す
ると平均繊維径が0.5〜20μmの間に設定する際に
は、紡糸時に不安定現象が出て糸切れが生じやすくな
り、特にメルトブロー法においてはショットとよばれる
繊維切断端がシートに孔をあけてピンホールを発生した
り、透明状フィルム化するなどの問題を生じるので好ま
しくない。
【0024】本発明の不織布は、構成する第1成分ポリ
マーの融点とガラス転移温度の平均温度での乾熱収縮率
が10%以下であることが必要である。ポリエステルの
場合は、160℃前後での乾熱収縮率が10%以下であ
る事が必要である。乾熱収縮率が10%より大きくなる
と積層や充填率調整を目的として、不織布を加熱フラッ
ト(プレーン)カレンダーまたは加熱エンボスカレンダ
ーなどで処理する際にシートが収縮して均一な処理が困
難となったりシワが入ったりする。好ましくは乾熱収縮
率が6%以下、更に好ましくは3%以下である。発明者
はPETの含有率が高くなるにつれ乾熱収縮率が高くな
る傾向があることを見いだした。さらに、後加工により
熱セット処理を実施してこの収縮率を更に低下させるの
も好ましい形態の一つである。
【0025】本発明の不織布(不織布Aと称する)と、
該不織布の第2成分を50〜100%含有する不織布B
を70〜220℃の温度域の間の温度で融着部面積が不
織布全体の面積の8%になるように彫刻されたエンボス
ロールにより加熱接着処理した際に、接着強度が250
g/2cm以上であることが好ましく、さらに好ましく
は500g/2cm以上、特に好ましくは750g/2
cm以上である。接着強度は、エンボスの彫刻形態にも
依存するが、押さえられた個々の融着部の面積が、押さ
えられた彫刻面(ドットサイズ)の面積と同一面積の円
の直径にして0.1〜0.5mmの範囲にあることが好
ましい。エンボスの接着面積率もいろいろ変更可能であ
るが、8%以下の接着面積で少なくとも250g/2c
mの接着強度が出せれば使用上問題ない。接着条件は、
不織布Aを構成するポリマーの第1成分と第2成分の構
成比により適正値が変化する。従って、通常は70〜2
20℃の範囲で10℃刻み前後でスクリーニングすれば
適正な接着条件を決定できる。なお、融着面積率は積層
を目的とする際には3〜40%が好ましく、5〜25%
が更に好ましい。
【0026】充填率調整を目的として、不織布をカレン
ダー処理する場合には、充填率を0.2〜0.9の間に
する事が好ましい。カレンダー処理に関しては、処理シ
ートの形態安定性(セット性)の観点から、加工前の不
織布充填率を基準として、少なくとも50%以上充填率
が高くなる事が好ましく、更に好ましくは、100%以
上高くする事が好ましい。ポリエステル系の不織布の場
合には、カレンダーの加工温度は50℃以上かつ220
℃以下が好ましく、更に好ましくは、80℃以上200
℃以下である。
【0027】本発明の不織布を得るための方法として
は、第1成分としては極限粘度が0.4〜1.2のPB
T、第2成分としては極限粘度が0.4〜0.7のPE
Tまたは極限粘度が0.4〜1.0以下のPPTを使用
することが好ましい。
【0028】本発明で、第1成分と第2成分の混合方法
としては、該ポリマー混合物の温度を230℃以上28
5℃以下の温度で、押出機スクリューの回転速度が5〜
30RPMの間で0.5〜10分混合してのち押し出す
事が必要である。押出温度、回転数と滞留時間は剪断に
よる分子切断やエステル結合の交換反応などによりポリ
マー粘度が大きく変動することのない条件域であり、ポ
リマー粘度の安定化のためには温度が低いほど、スクリ
ューの回転速度が本発明域の中では高いほど、滞留時間
が短いほど特に好ましい。スクリュー回転速度について
は30RPMより高速で回転するとエステル交換反応あ
るいは剪断による分子鎖切断によると考えられる粘度の
低下が著しくなり、紡糸が不安定になる。回転数が5R
PMより小さくなると混合が不十分になり紡糸の安定化
の観点や熱的寸法安定化の斑を生じて好ましくない。該
ポリマーの溶融滞留時間は、0.5〜10分の間に設定
するのがよく、好ましくは0.5〜5分である。混合方
式の最も好ましい形態のひとつとしては、2軸押出機に
よりできるだけ短時間で均一に混合する事も好ましい。
また、あらかじめ2軸押出機などで混練りを実施した後
にペレット化しておいて、該ペレットを通常の一軸押出
機で押し出しても良い。場合によっては、予め該組成の
ポリマーを共重合したポリマーを用いてもよい。
【0029】本発明の不織布を製造する方法の望ましい
形態のひとつとしては、スパンボンド法またはメルトブ
ロー法押出機において、押出機により押し出した該混合
物の押出温度を230℃以上275℃以下の温度域に設
定し、単孔あたりで0.1g/分以上3.0g/分以下
で押し出してのち細化させる事が好ましい。吐出量を単
孔あたりで0.1g/分より小さくすると加熱配管内で
の滞留時間が長くなり熱劣化やエステル交換反応が進み
易いためか粘度が著しく低下し、また粘度斑が発生する
ためか操業性が悪くなる。他方、3.0g/分より大き
な吐出量でも紡糸が不安定になり糸切れが発生し易くな
ったり、不織布の高温での寸法安定性に問題を生じる。
特に、極細繊維の製造に有利なメルトブロー法において
は、単孔あたりで0.1g/分以上1.0g/分以下で
溶融押し出しの後エアー温度が230℃以上320℃以
下の温度のエアーにより該ポリマーを牽引伸長させる事
が好ましい。なお、ポリマー吐出温度が275℃をこえ
ると乾熱収縮率が高くなり、230℃未満になると糸切
れしやすくなり好ましくない。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の最も好ましい実施形態の
ひとつとしては、該不織布や被積層シート状物の素材
が、ポリエステル系のポリマーである場合がある。たと
えば、PETよりなるスパンボンド不織布やフィルムな
どシート状物と本発明の不織布を積層してのち70〜2
20℃の間の温度域でエンボスカレンダーロールにより
融着一体化して使う事が好ましい形態のひとつである。
特に、本発明の不織布がメルトブロー法により得られる
不織布である場合には、強度が小さくなりやすいため、
スパンボンド不織布やフィルムなどとの積層により補強
する事が特に好ましい。
【0031】
【実施例】以下に示す実施例は本発明をより明確にする
ものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例における各物性値は、次の方法により測定した。 イ.平衡融点 190℃から各ポリマー融点までの4〜5点の温度(T
c)で等温結晶化させたサンプルをDSCにより融点
(Tm)測定を行い、それらの回帰直線とTc=Tm直
線との交点を平衡融点とした。
【0032】ロ.結晶化速度 過冷却度1.5での結晶化速度を、図1に示した小角光
散乱法装置により求めた。つまり、サンプルにHe−N
e(ヘリウム−ネオン)レーザーを照射して、その散乱
光の散乱強度IHV(q)と散乱角θの時間依存性を測定
し、散乱光強度のqに対する積分値QHVを求めた。この
QHVは、結晶の体積分率と比例するとして、結晶化速度
dQHV/dtを求めた。測定装置により絶対値の変動が
ある際には、極限粘度0.58のPBTレジン(三菱レ
イヨン社製N−1500)の結晶化速度を基準として、
その値が75に成るように比例定数を決定して比例換算
すればよい。ここでqは変換パラメーターであり、以下
の式により計算される。 q=(4π/λ)sin (θ/2) また、tは時間を、λは波長を示す。
【0033】ハ.極限粘度 パラクロルフェノールとテトラクロルエタンを質量比で
3:1に混合した溶液25mlに、乾燥ポリマーを0.
1g溶解して、ウベローゼ粘度管に入れ、30℃の温度
での落下速度を測定し、ハギンスの式を用いて決定し
た。簡単のため、PPTおよびPBTについても、相対
粘度から極限粘度の換算式はPETと同一の式を用いて
算出した。
【0034】ニ.平均繊維径 2000倍(走査型電子顕微鏡)の拡大写真より、50
0本の繊維径をノギスにより読み取り、その算術平均を
平均繊維径とした。 ホ.充填率 7g/cm2 の荷重下で不織布厚みを測定し、目付を厚
みとポリマー密度の積で割った値である体積充填率を採
用した。
【0035】ヘ.乾熱収縮率 一辺16cmの正方形のシートをきりだし、オーブンに
より第1成分ポリマーの融点とガラス転移温度の平均値
の温度で15分間熱処理したのち4辺の長さの和の変化
率より求めた。
【0036】ト.接着強度 積層シートをサンプル長10cm×幅2cmの矩形に切
り出し、接着面を5cmの長さ分だけ手で剥離させた状
態にして、剥離された部分を、把持長が5cmになるよ
うに上下何れかのチャックに挟んで引っ張り強度測定機
にセットし、5cm/分で引っ張り試験を行った際の張
力と歪みの関係を求めて、2つの不織布が完全に剥離し
てしまうまでの間の最大張力を接着強度とした。
【0037】チ.液体フィルター性能 40g/m2 のシートを直径φ47mmにくりぬき、5
枚積層してホルダーに設置し、0.6μmのアルミナ粒
子を100PPM分散させたイオン交換水を用いて、線
速度5cm/分、有効濾過面積13.8cm2 で濾過試
験を実施し、濾過開始後に出口濃度が最大になった時点
での入口濃度と出口濃度を用いて、[(入口濃度−出口
濃度)/入口濃度]×100より初期濾過精度を求め
た。濃度の測定は三菱化成製ポイック濃度計を用いた。
【0038】実施例1〜3 三菱レイヨン株式会社製PBT(品名:N−1500,
極限粘度0.58)と東洋紡績株式会社製PET(品
名:RE530,極限粘度0.62)を混合質量を変更
して、該ポリマー混合物の温度を275℃で、押出機ス
クリューの回転速度が25RPMの間で3分混合しての
ち押し出した混合物を、該ポリマー混合物の温度を26
0から270℃までの温度域で単孔あたりで0.5g/
分で押し出してメルトブロー法紡糸を実施した。紡糸条
件は平均繊維径が2〜3μmの間になるように調整し
た。得られた不織布は乾熱収縮率が小さく後加工で熱を
かけても寸法変化が小さく問題がなかった。また、不織
布の積層加工性をみるために東洋紡績株式会社製のPE
Tスパンボンド不織布(品名:6601A)と160℃
でエンボス加工を実施した。全ての接着強度は十分で剥
離は生じなかった。詳細を表1に示した。
【0039】比較例1〜3 三菱レイヨン株式会社製PBT(品名:N−1500,
極限粘度0.58)と東洋紡績株式会社製PET(品
名:RE530,極限粘度0.62)を混合質量比を別
表のように変更して、該ポリマー混合物の温度を280
℃で、押出機スクリューの回転速度が25RPMの間で
3分混合してのち押し出した混合物を、該ポリマー混合
物の温度を250℃から285℃の温度域で単孔あたり
で0.5g/分で押し出してメルトブロー法紡糸を実施
した。紡糸条件は平均繊維径が2〜3μmの間になるよ
うに調整した。比較例2、比較例3の不織布は乾熱収縮
率が高く、後加工で熱をかけた際に不均一な皺を生じ
て、後加工通過性に問題があった。一方、比較例1の不
織布はPETスパンボンド不織布と接着しようと試みた
が160℃では全く接着されなかった。そこで225℃
までカレンダーローラーを加熱したが、接着強度が低
く、接合面は容易に手で剥離させる事ができ接着が不十
分であった。この際、積層シートの一部が溶融透明化す
る部分を生じるという問題も生じた。詳細を表1に示し
た。
【0040】実施例4 極限粘度が0.58のPBTと極限粘度が0.75のP
PTを混合質量比60:40で混合して、該ポリマー混
合物の温度を275℃で、押出機スクリューの回転速度
が25RPMの間で3分混合してのち押し出した混合物
を、該ポリマー混合物の温度を260℃で単孔あたりで
0.5g/分で押し出してメルトブロー法紡糸を実施し
た。乾熱収縮率は3.2%であり、PETスパンボンド
との積層接着性も良好であった。詳細を表1に示した。
【0041】
【表1】
【0042】実施例5 実施例1の不織布をプレーン樹脂カレンダーによりロー
ル温度160℃、線圧25Kg/cm、20m/分で平
滑化処理を実施した。シートは毛羽立ちが少なく良好で
あった。
【0043】比較例4 比較例1の不織布をプレーン樹脂カレンダーにより、ロ
ール温度160℃、線圧25Kg/cm、20m/分で
平滑化処理を実施した。シートを指でこすると毛羽だち
を生じた。シートを折曲げるとその部分の厚みがもどっ
て厚くなりカレンダー加工性が不十分であった。
【0044】
【発明の効果】本発明の要件を満たす不織布は、寸法安
定性,接着性がよいためフィルター材などとしての利用
や積層加工される不織布として好適である。特に本発明
の不織布がポリエステルで構成される場合には、ポリプ
ロピレンと比べて特に優れた特性である親水性や耐熱
性、強伸度特性を持つ不織布やその積層体を比較的低コ
ストで生産性良く供給することが可能となり、フィルタ
ーや衣料用不織布、医療用不織布などに好適な不織布を
供給できる。また、該不織布のすぐれた寸法安定性や接
着性により後加工性が著しく好適となる。
【0045】本発明の製造法を適用することにより寸法
安定性がよくかつ熱融着性や熱接着性のよい不織布を効
率的に生産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】散乱光の強度測定装置図のプロックダイアグラ
ム図である。
【符号の説明】
1 He−Neレーザー 2 ピンホール 3 サンプル 4 アナライザー 5 フォトダイオード受光ユニット 6 変換・調整ユニット 7 処理装置 8 表示画面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の式で定義される過冷却度0.15
    の状態における結晶化速度が50(1/秒)以上のポリ
    マーよりなる第1成分と該結晶化速度が2(1/秒)以
    下のポリマーよりなる第2成分とが、混合質量比90〜
    40:10〜60で混合されたポリマーからなる不織布
    であって、該不織布を構成する繊維の平均繊維径が0.
    5〜20μmの範囲にあり、該不織布は充填率が0.0
    5〜0.3の範囲にあり、該第1成分ポリマーの融点と
    ガラス転移温度の平均値に相当する温度での乾熱収縮率
    が10%以下であることを特徴とする不織布。 過冷却度=(平衡融点−結晶化温度)/平衡融点
  2. 【請求項2】 第1成分がポリブチレンテレフタレート
    からなり、第2成分がポリエチレンテレフタレートもし
    くはポリプロピレンテレフタレートのいずれかまたはそ
    れらの混合物である請求項1記載の不織布。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の不織布と、請求
    項1の結晶化速度が2(1/秒)以下のポリマーを主成
    分とする繊維からなる不織布とが接着されてなり、接着
    強度が250g/2cm以上である積層不織布。
  4. 【請求項4】 請求項1の不織布の第1成分ポリマーの
    融点とガラス転移温度の平均値に相当する温度での乾熱
    収縮率が10%以下である請求項3に記載の積層不織
    布。
  5. 【請求項5】 カレンダー加工により充填率が0.2〜
    0.9の範囲に調整された請求項1〜4項のいずれか1
    項に記載の不織布。
  6. 【請求項6】 極限粘度が0.4〜1.2のポリブチレ
    ンテレフタレートよりなる第1成分と、極限粘度が0.
    4〜0.7の間にあるポリエチレンテレフタレートもし
    くは極限粘度が0.4〜1.0のポリプロピレンテレフ
    タレートまたはこれらの混合物のいずれかよりなる第2
    成分を、混合質量比90〜40:10〜60で混合し
    て、押出機スクリューにより温度を230〜285℃、
    回転速度5〜30RPMで0.5〜10分混合してから
    押し出した混合物を、230〜275℃の温度域で単孔
    あたり0.1g/分〜3g/分で押し出し、ついで細化
    させる事を特徴とする不織布の製造法。
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