JPH04174719A - 複合繊維 - Google Patents

複合繊維

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JPH04174719A
JPH04174719A JP2293307A JP29330790A JPH04174719A JP H04174719 A JPH04174719 A JP H04174719A JP 2293307 A JP2293307 A JP 2293307A JP 29330790 A JP29330790 A JP 29330790A JP H04174719 A JPH04174719 A JP H04174719A
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JP
Japan
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melting point
fiber
polymer
paper
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP2293307A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yoshinaka
吉中 準一
Toshiaki Ikumine
寿昭 生峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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  • Artificial Filaments (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はフラッシャプル性に優れたポリビニルアルコー
ル系複合繊維(以下PVA系複合繊維と略記)に関する
し従来の技術] 低重合度、低ケン化度のポリビニルアルコールを溶融紡
糸し接着性を有する繊維とすることが特開昭51−95
440号公報に記載されている。
低重合度、低ケン化度の熱溶融ポリビニルアルコールと
疎水性熱可塑性樹脂を混合して溶融紡糸し、接着能を有
する熱可塑性繊維の製造方法が特開昭51−96533
号公報に記載されている。
これらの繊維は、熱溶融接着性と水易溶性を有している
にもかかわらず、使用しているポリマーの性質から繊維
強力が低いという問題があるため、紙用など不織布に使
用する場合、強力を必要とする用途には不適である。
[本発明が解決しようとする課題] 水洗トイレに用いている紙−1すなわちトイレットペー
パーはオールパルプ紙がほとんどで、使用後トイレに投
棄した場合、多量の水で紙が水解し下水管内で閉塞など
のトラブルをおこすことなく汎用的に使われている。
しかしオールパルプ紙は紙力不足のため、各種ワイパー
、生理用品、あるいは医療用手長など紙力を必要とする
使いすて製品には問題となり、紙力が高い、化合繊紙が
強く望まれている。
化合繊紙は、ビスコースレイヨンやエステル等が紙の基
材として使われる。これらの紙を構成する主体繊維には
それ自体に接着性がないため、紙にするには接着材とし
てPVA系バインダー繊維が広く使用されている。かか
る化合繊紙は一般的に使用後水洗トイレに投棄した場合
、水解せず下水管閉塞などのトラブルが発生し、直接水
洗トイレに投棄することは出来ない。
フラッシャプル性を有する化合繊紙を作るには、バイン
ダー繊維の添加率を通常より極めて少なくして、接着点
の少ない紙を作るかあるいは、10〜40℃の水温でも
溶解するか、著しく膨潤し湿強度の低下するバインダー
を使用する方法が考えられる。
前者の方法はバインダー繊維の添加率を1%以下としな
ければならず、フラッシャプル性が発現するものの非常
に紙力が低下することになり、実用的な方法とは言えな
い。
後者の方法の場合には、バインダー織縮の溶解温度を1
0〜40℃にすると、湿式抄紙工程においてスラリー中
の水にバインダー繊維が溶けてしまって紙にならないと
いう致命的な問題を有することになるし、乾式法によっ
てシート化してもバインダー繊維が接着性能を発現しな
いため、紙とはならない欠点を有する。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、トイレ等で使用
される低温の水によってバイングー繊維表層部が溶解す
ることによって容易に水解するという特徴をもつ反面、
乾式不織布工程において乾熱溶融接着性能を利用して容
易にシート化可能なPVA系複合繊維とその製造法を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、融点が90〜140℃のポリビニルアルコー
ル系重合体を鞘成分、該鞘成分重合体の融点よりも20
℃以上高い融点を有する繊維形成性重合体を芯成分とし
、芯の数が1−10本である芯鞘型複合繊維である。
本発明の複合繊維は熱溶融接着性を有し、かつポリビニ
ルアルコール系重合体が水易溶性であり、水中で該成分
が溶出するためフラッシャプル性を有する紙を作るバイ
ンダーとして最適である。また乾燥時の引張強度が2g
/ d以上の繊維となるため、フラッシャプル性を有す
る高強力の紙となる。
本発明に用いる融点90℃〜140℃のポリビニルアル
コール系重合体としては例えば、 ■平均重合度500〜1200、ケン化度50〜98モ
ル%のポリビニルアルコール ■ポリエチレングリコール含有ポリビニルアルコール、
カルボキシル基含有単量体、アミド基含有単量体、N−
ビニルピロリドン、スルホン基含有単量体等で変性した
ポリビニルアルコール、■酢酸アリル、酢酸イソプロペ
ニル等の酢酸エステル共重合ポリビニルアルコール が挙げられ、これらを単独であるいは2種以上イ■み合
わせて用いられる。
融点が90℃未満ではドライヤー貼例きが多いなど工程
通過性が悪く融点が140℃より大きくなると接着性、
エネルギーロスなど生産性の点でよくない。
ポリビニルアルコール系重合体の融点より20℃以上高
い融点を有する繊維形成性重合体としては、ナイロン6
、ナイロン66等のポリアミド、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンチレフタレタート、全芳香族ポリ
エステル等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ハロゲン化
ポリエチレンなどがありこれらを1種または2種以上混
合して用いられる。好ましくはポリオレフィンである。
融点よりも分解点が低い温度にある重合体を用いる場合
は、分解点が208C以上高ければ良い。融点差が20
℃未満ではポリビニルアルコール系重合体が溶融する温
度で繊維強度が低下するため好ましくない。
本発明の芯鞘型複合繊維の芯の本数は1〜10本である
。芯本数があまり多くなると得られる紙、不織布の強度
が不足する。また、多芯となると繊維の中心部分に、繊
維に囲まれた形でPVAが存在し、このPVAは溶解し
にくく、フラッシャプル性が低下する。単芯の場合がも
つとも好ましい。
本発明の芯鞘型複合繊維は繊維断面に占める芯成分/鞘
成分(面積比)は50/ 50〜90/ 10が好まし
い。鞘成分の比率を多くするとフラッシャプル性は良好
となるが繊維強度の点て問題となる場合がある。本発明
の芯鞘型複合繊維はフラツンヤブル性を損なわない範囲
であれば、芯が表面に露出していても良い。
本発明に用いる重合体には、必要に応じて、酸化ヂタン
などの艶消し剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、安定剤、あ
るいは紫外線吸収剤なとを含んでいても良い。
本発明の芯鞘型複合繊維は、鞘成分として融点90℃〜
140℃のポリビニルアルコール系重合体、芯成分とし
て鞘成分重合体の融点よりも20℃以上高い融点を有す
る繊維形成性重合体をそれぞれ通常の押出機によって溶
融し、芯鞘型複合紡糸装置を用いて、芯鞘型複合繊維を
得る。
この構成とすることにより乾燥時の引張強度が2g/ 
d以上好ましくは4.5g/d以上の複合繊維とな゛ 
 しうる本発明の複合繊維の繊度は用途によって適宜決
定されるが1〜15デニールが好ましい。あまり太くな
るとフラッシャプル性が低下する。
第1〜6図に本発明の複合繊維の断面の例を示す。
以上の方法で得られた複合繊維は乾式不織布のバインダ
ー繊維として用いた場合、ビニロン、パルプ等との接着
性が高く、ヒートシール性が良好で、フラッシャプル性
にすぐれた不織布紙が得られる。紙とする場合には、繊
維長3〜10mmが好ましく、不織布とする場合繊維長
35〜70mmが好ましい。
乾燥時の引張強伸度はJ I S  r、Ltot5化
学繊維ステープル試験法により測定した値である。
なお紙の乾裂断長は20℃×65%RH室内で24時間
調湿した後、幅15mm5長さ170mmの試料を把持
長さ100mm、引張速度50mm/分で測定した強力
DS (KG)を試料の坪量W(g/m2)で下記式に
より求めた値である。
また融点は、試料を20℃×65%RHの室内に24時
間調湿したものを供し、微量融点測定器(柳本製作所)
により1℃/分の昇温速度における融点を求める。
フラッシャプル性とは、次のように測定したものをいう
300ccの三角フラスコに20℃の水100ccを入
れ、7cmX 7cmのサンプルを投入し、回転子30
mmのマグネティック・スターラー((株)井内盛栄堂
製)で回転子を50Or、p、mとし、投入したサンプ
ルがほぼIcm角程度になるまで時間を測定する。その
時間によって20秒以下(◎)、60秒以下(0)、3
分以下(△)、5分以上(×)として評価する。
本発明を実施例によって更に具体的に説明する。
尚本発明は以下に述べる実施例に限定されるものではな
い。
実施例 平均重合度590、ケン化度62モル%の融点110℃
のポリビニルアルコールを押出機を用いて溶融する一方
、融点137℃のポリエチレンをもう1台の押出機に上
って溶融し、前者を鞘成分、後者を芯成分とする孔径0
.1mmφ×50孔の複合口金に供給して、芯鞘比率2
0/ 80.50/ 50.80/ 20.3種の単芯
の芯鞘複合@維を得た。
比較例として実施例1〜3で使用した芯成分、鞘成分の
ポリマーを、それぞれ20/ 80.50/ 50.8
0/ 20の比率で混合した原料を1台の押出機で十分
に混合溶融し、孔径0.1mmφ×50孔の口金により
通常の混合紡糸を行なった。
実施例1〜3、比較例1〜3の繊維を5mmにカットし
乾式抄造した坪量80g/m2の紙の乾裂断長とフラッ
シャプル性を調べた結果は次の通りである。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明の複合繊維の断面の例であり、(イ
)が融点が90°〜140℃ポリビニルアルコール系重
合体、(ロ)が該重合体の融点よりも20℃以上高い融
点を有する繊維形成性重合体である。 特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  融点が90〜140℃のポリビニルアルコール系重合
    体を鞘成分、該鞘成分重合体の融点よりも20℃以上高
    い融点を有する繊維形成性重合体を芯成分とし、芯の数
    が1〜10本である芯鞘型複合繊維。
JP2293307A 1990-10-29 1990-10-29 複合繊維 Pending JPH04174719A (ja)

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